JP3485407B2 - 空気浮上式ベルトコンベア装置 - Google Patents

空気浮上式ベルトコンベア装置

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JP3485407B2
JP3485407B2 JP33691195A JP33691195A JP3485407B2 JP 3485407 B2 JP3485407 B2 JP 3485407B2 JP 33691195 A JP33691195 A JP 33691195A JP 33691195 A JP33691195 A JP 33691195A JP 3485407 B2 JP3485407 B2 JP 3485407B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願に係る発明は、バラ
物(例、火力発電所における石炭,石こう及び湿灰、製
鉄所における鉄鉱石及び副原料等)を圧縮空気で浮上さ
せたベルトによって搬送する空気浮上式ベルトコンベア
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、バラ物(例、火力発電所における
石炭,石こう及び湿灰、製鉄所における鉄鉱石及び副原
料等、以下「被搬送物」という。)を搬送する手段とし
て空気浮上式ベルトコンベアが用いられる場合がある。
この空気浮上式ベルトコンベアは、低振動,低騒音であ
るため、使用場所によっては有用されている。
【0003】このような空気浮上式ベルトコンベアの従
来技術として、特開平4−317911号公報記載の発
明があり、この発明では、図5の全体概略図と図6の同
図の要部斜視図に示すように、コンベアを外管51(以
下「外トラフ」という。)とその内部に配置した内管5
2(以下「内トラフ」という。)の二重管構造とし、内
トラフ52を搬送側(以下「キャリヤ側」という。)と
して、外トラフ51を戻り側(以下「リターン側」とい
う。)として使用し、内トラフ52を通って被搬送物を
搬送したベルト53はヘッドプーリ54側で反転して外
トラフ51内を通って戻るように構成されている。
【0004】この空気浮上式ベルトコンベアにおけるベ
ルトの浮上は、外トラフ51及び内トラフ52とベルト
53との接触面に外部に設けた送風機55から所定圧の
圧縮空気を供給することによって行い、この圧縮空気に
よって内トラフ52側ではベルト53を所定量だけ浮上
させて被搬送物Mを搬送し、外トラフ51側ではベルト
53のみを所定量だけ浮上させて戻すように構成されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記空
気浮上式ベルトコンベアのような二重管構造のトラフで
は内トラフ52が十分な強度部材として作用しないた
め、これら両トラフ51,52を支持する部材として、
例えばトラスフレームやギャラリ等の強度部材を設けて
設置しなければならず、この場合には設置スペースが大
きくなるとともに、コンベア重量も増加して不経済とな
る。
【0006】また、このような形式で大容量の被搬送物
を搬送しようとした場合には、搬送ベルト53が大きく
なるので内トラフ52の径を大きくしなければならず、
これに伴って外トラフ51の径も必然的に大きくなるの
で、強度の問題からトラフの厚みも厚くなってトラフ自
体の重量が大幅に増加することとなる。
【0007】そのため、このような大型のトラフを支持
するためには強度部材を大型化したり支持部材のピッチ
間隔を狭くしたりしなければならず、この場合には更に
コンベア全体の重量が増加して不経済となる。
【0008】さらに、このような二重管構造の場合、被
搬送物を搬送するキャリヤ側の内トラフ52が外トラフ
51内の閉囲された空間にあるため、この内側のキャリ
ヤ側搬送ベルト等を点検することが非常に困難であり、
メンテナンスや補修,清掃等において非常に不便とな
る。また、このような点検のための開口部を形成するこ
とも二重管構造であるために非常に困難である。
【0009】 上記課題に鑑みて、この出願に係る発明
は、ベルトコンベアとしての剛性を有する部材によって
両ベルト受部材を支持することによって、重量増加を抑
えて被搬送物の搬送能力の大容量化に対応でき、また、
特別な空気供給手段を設けることなく圧縮空気をエアダ
クト内に供給することができる空気浮上式ベルトコンベ
ア装置を提供することを一つの目的とし、また密閉構造
の空気浮上式ベルトコンベア装置であっても搬送ベルト
の点検が容易にできる空気浮上式ベルトコンベア装置を
提供することを他の目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る空気浮上式ベルトコンベア装置は、
上下に設けたベルト受部材下部のエアダクトから圧縮空
気を噴出して搬送ベルトを浮上させて被搬送物を搬送す
る空気浮上式ベルトコンベアにおいて、前記ベルト受部
材のキャリヤ側を半円状又は略V字状に形成し、該キャ
リヤ側ベルト受部材を支持する上フレーム部材を該ベル
ト受部材の両側部長手方向に設け、リターン側ベルト受
部材を支持する下フレーム部材を該ベルト受部材の両側
部長手方向に設け、該下フレーム部材と前記上フレーム
部材とを連結する連結部材を設けてコンベア装置のフレ
ームを構成するとともに、上フレーム部材と下フレーム
部材とを中空部材で構成し、該上フレーム部材とキャリ
ヤ側ベルト受部材の上エアダクトとの内部を連通させる
上部空気供給部材を設けるとともに、前記下フレーム部
材とリターン側ベルト受部材の下エアダクトとの内部を
連通させる下部空気供給部材を設け、前記上フレーム部
材と下フレーム部材との内部に圧縮空気を供給する空気
供給配管を設けたことを特徴とするものである。
【0011】 上記上フレーム部材と下フレーム部材と
連結部材とによって構成したコンベア装置のフレーム
は、コンベア装置のフレームとしての剛性を有する構造
であり、具体的には、トラス構造となるように連結する
ことによって達成することができる。このような構成に
よれば上フレーム部材と下フレーム部材と連結部材とに
よってコンベア装置としての強度を確保できるので、大
容量化に伴って大スパンとなる支持部材間の剛性を容易
に確保し、しかも重量の増加を抑えることもできる。
た、このように構成することにより、空気供給配管から
上フレーム部材と下フレーム部材との内部に圧縮空気を
供給すると、これらのフレーム部材内部から上部空気供
給部材及び下部空気供給部材を介して両エアダクト内に
圧縮空気が供給されるので、特別な空気供給手段を設け
ることなく圧縮空気をエアダクト内に供給することがで
きる。
【0012】請求項2に係る空気浮上式ベルトコンベア
装置は、上記請求項1において、リターン側ベルト受部
材を逆半円状又は略逆V字状に形成したことを特徴とす
るものであり、このように構成することにより、搬送時
に搬送ベルトに付着した被搬送物のダストをリターン側
でベルト面から落とすことができる。
【0013】
【0014】 請求項に係る空気浮上式ベルトコンベ
ア装置は、上記請求項1又は請求項2において、キャリ
ヤ側ベルト受部材の上エアダクトにダスト排出口を設け
たことを特徴とするものであり、このように構成するこ
とにより、キャリヤ側ベルト受部材と搬送ベルトとの間
からエアダクトに逆流したダストを容易に排出すること
ができる。
【0015】 請求項に係る空気浮上式ベルトコンベ
ア装置は、上記請求項1〜のいずれかにおいて、キャ
リヤ側ベルト受部材の上部に上部密閉カバーを設け、キ
ャリヤ側ベルト受部材とリターン側ベルト受部材との間
の両側部に側部密閉カバーを設けて密閉構造としたこと
を特徴とするものであり、このように構成することによ
り、搬送時に生じる被搬送物の粉塵が外部に漏れること
のない密閉式空気浮上式ベルトコンベア装置を容易に構
成することができる。
【0016】 請求項に係る空気浮上式ベルトコンベ
ア装置は、上記請求項において、上部密閉カバー及び
側部密閉カバーを透明樹脂板で形成したことを特徴とす
るものであり、このように構成することにより、密閉さ
れた状態の搬送ベルトや被搬送物を容易に点検すること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この出願に係る発明の実施
の形態の一例を図面に基づいて説明する。
【0018】図1はこの出願に係る空気浮上式ベルトコ
ンベア装置における縦断面図で図2に示すA−A断面図
であり、図2はそのコンベア装置の側面図で、図3は図
1のキャリヤ側ベルト受部材の中央拡大図である。
【0019】図示するように、上部に設けられた略V字
状に形成したキャリヤ側ベルト受部材1の両側部長手方
向には上フレーム部材2が設けられ、下部に設けられた
略逆V字状に形成したリターン側ベルト受部材3の両側
部長手方向には下フレーム部材4が設けられ、これらの
フレーム部材2,4が連結部材5によって連結されてコ
ンベア装置のフレームFが構成されている。この例で
は、連結部材5を図2に示すようなトラス構造にするこ
とによってフレームFが十分な剛性を有するように構成
されている。
【0020】このように上フレーム部材2と下フレーム
部材4と連結部材5とによってコンベア装置としての剛
性を確保したことにより、キャリヤ側ベルト受部材1及
びリターン側ベルト受部材3を共に薄板(例えば1.6
mm程度)で構成することが可能となりコンベア装置とし
ての重量増加を抑えることができる。
【0021】上記キャリヤ側ベルト受部材1は、湾曲し
た中央部から連続するような直線によって略V字状が形
成されており、キャリヤ側搬送ベルトB1 の中央部のみ
を曲げることによって搬送ベルトB1 が蛇行し難いよう
にしている。中央部の長手方向には空気供給孔6が所定
ピッチで設けられている。
【0022】 上記リターン側ベルト受部材3は、湾曲
した中央部から連続するような直線によって略逆V字状
が形成されており、このように略逆V字状とすることに
よって、キャリヤ側での被搬送物Mの搬送面(下面)に
付着したダストを中央部の空気供給孔7からリターン側
搬送ベルトB2 面へ噴出させた圧縮空気によってベルト
受部材3の両側部へと押し出すようにしており、両側部
へ押し出されたダストはダスト溜め8に溜まるように構
成されている。このようにしてダスト溜め8に溜まった
ダストは、点検時等に後述する側部密閉カバー19を取
り外してダスト溜め8を外側へ倒せば容易に排出するこ
とができる。
【0023】また、上記上フレーム部材2及び下フレー
ム部材4は中空部材であるパイプによって形成されてお
り、長手方向に所定間隔で分割された分割面をフランジ
2a,4aによって連結することにより内部が空気供給
手段の一部として構成されている。なお、上フレーム部
材2と下フレーム部材4とを上下方向に連結する連結部
材5もパイプによって形成されており、この連結部材5
のほぼ中央位置には幅方向を連結する補強部材5aが設
けられている。
【0024】この上フレーム部材2と下フレーム部材4
との間には空気供給配管9が設けられており、この空気
供給配管9に図示しない外部の送風機に連結された供給
管10が接続されている。この例では、上記空気供給配
管9の中間部分に流量調整弁11を設けており、この流
量調整弁11によって供給管10から供給された圧縮空
気の下フレーム部材4側への供給量を調整できるように
構成し、被搬送物を搬送しないリターン側搬送ベルトB
2 への圧縮空気量を少なくしている。なお、9aは空気
供給配管9の取付けのための管継手である。
【0025】上記キャリヤ側ベルト受部材1の中央下部
には上エアダクト12が設けられており、この上エアダ
クト12と上フレーム部材2との間に半円状断面の上部
空気供給部材13が設けられ、この上部空気供給部材1
3によって上フレーム部材2の内部と上エアダクト12
の内部とが連通している。
【0026】また、上記リターン側ベルト受部材3の中
央下部には下エアダクト14が設けられており、この下
エアダクト14と下フレーム部材4との間にも半円状断
面の下部空気供給部材15が設けられ、この下部空気供
給部材15によって下フレーム部材4の内部と下エアダ
クト14の内部とが連通している。
【0027】さらに、上下のエアダクト12,14の下
部にはダスト排出口16が設けられており、搬送中の被
搬送物から生じたダストがベルト受部材1,3と搬送ベ
ルトB1,B2 との間よりエアダクト12,14に逆流し
た場合には、両エアダクト12,14の排出孔12a,
14aからこのダスト排出口16に溜められるので、蓋
部材16aを取り外せば容易にダストを排出することで
きるように構成されている。
【0028】なお、これら上下のエアダクト12,14
を半円状断面とすることにより、ダストを溜め易くする
とともに、少量の水洗水で容易に清掃できるように構成
されている。また、このような半円状断面とすることに
よって軽重量で高強度を発揮できるようにしている。
【0029】そして、図3にも示すように、上下のエア
ダクト12,14内の圧縮空気は、ベルト受部材1,3
の長手方向に設けられた、例えば150mmピッチの空気
供給孔6,7から搬送ベルトB1,B2 の下面に噴出さ
れ、搬送ベルトB1,B2 を所定量(例えば0.5mm程
度)だけ浮上させることによって被搬送物Mを搬送して
いる。
【0030】一方、この例では空気浮上式ベルトコンベ
ア装置を密閉構造としており、キャリヤ側ベルト受部材
1の上部は、上フレーム部材2の上部に設けられた止め
具17に上部密閉カバー18が取り外し可能に取り付け
られ、リターン側ベルト受部材3の両側部には、上フレ
ーム部材2と下フレーム部材4との間に側部密閉カバー
19が取り外し可能に設けられている。これらの密閉カ
バー18,19は、コンベア装置としての剛性を上フレ
ーム部材2と下フレーム部材4と連結部材5とによって
確保しているため薄い部材(例えば1.6mm程度)であ
ってもよく、コンベア装置全体の重量増加を抑えた密閉
構造が可能となる。また、これらの密閉カバー18,1
9を透明樹脂板で構成すれば、更に軽量化が可能になる
とともに搬送ベルトB1,B2 の状況を外部から容易に観
察することが可能となる。18aは把手である。
【0031】上記上部密閉カバー18はコンベア長手方
向に所定間隔で分割されており、図4の拡大図に示すよ
うに、端部を上フレーム部材2上に設けた止め具17に
挿入することによって固定するような構造としており、
挿入した端部18bは止め具17をゴム等のクッション
材によって形成することにより、特別な固定手段(ボル
ト等)を設けることなく所定位置で保持することができ
るようにしている。
【0032】また、上記側部密閉カバー19もコンベア
長手方向に所定間隔で分割されており、上下の端部を上
記上部密閉カバー18と同様の図示しない止め具によっ
て上フレーム部材2と下フレーム部材4との間に固定さ
れている。
【0033】なお、上部密閉カバー18及び側部密閉カ
バー19は、コンベア長手方向の所定範囲のみに設けて
もよく、この場合には他の範囲はカバーを上下のフレー
ム部材2,4に固着して強度部材として作用させてもよ
い。この場合でもコンベア装置としての剛性を上フレー
ム部材2と下フレーム部材4と連結部材5とによって確
保しているため、点検が必要な場所のカバーを取り外し
可能に構成することが任意に可能となる。
【0034】以上のように構成された空気浮上式ベルト
コンベア装置Cによれば、以下のように作用して被搬送
物Mを搬送することができる。
【0035】すなわち、供給管10から空気供給配管9
に供給されて上フレーム部材2の内部へと供給された圧
縮空気は、この上フレーム部材2内から上部空気供給部
材13を介して上エアダクト12内へと供給され、キャ
リヤ側ベルト受部材1の長手方向に設けられた空気供給
孔6から噴出してキャリヤ側の搬送ベルトB1 をベルト
受部材1から所定量浮上させる。
【0036】一方、空気供給配管9の流量調整弁11を
介して下フレーム部材4の内部へ供給された圧縮空気
は、この下フレーム部材4内から下部空気供給部材15
を介して下エアダクト14内へと供給され、リターン側
ベルト受部材3の長手方向に設けられた複数の空気供給
孔7から噴出してリターン側の搬送ベルトB2 をベルト
受部材3から所定量浮上させる。
【0037】この時、キャリヤ側の搬送ベルトB1 は被
搬送物Mを搬送しているので浮上させるために多くの圧
縮空気を必要とするのに対し、リターン側の搬送ベルト
2は搬送ベルトB2 のみを浮上させればよいので、手
動式の流量調整弁11を設けてリターン側へ供給する圧
縮空気量を絞っているが、この流量調整弁11を電磁式
に代えれば遠隔操作が可能となり、この場合には被搬送
物の搬送量に応じた圧縮空気量の流量調整を行うことも
容易に可能となる。これらは被搬送物Mの種類やコンベ
ア設置条件等に応じて適宜設定すればよい。
【0038】また、キャリヤ側搬送ベルトB1 で搬送す
る被搬送物Mは、キャリヤ側ベルト受部材1が中央部の
みが湾曲して両端が直線状の略V字状に形成されている
ため、曲線搬送であっても搬送ベルトB1 の中央部に被
搬送物Mを積み込めば搬送ベルトB1 は蛇行し難く、搬
送時の蛇行量を抑えた搬送が可能となる。
【0039】さらに、上フレーム部材2と下フレーム部
材4とに供給した圧縮空気は、これら両フレーム部材
2,4を長手方向にフランジ2a,4aで連結している
ため、コンベア長手方向の任意の範囲に圧縮空気を供給
することができるので、所定間隔で上部空気供給部材1
3及び下部空気供給部材15を設けることにより、特別
な圧縮空気供給手段を設けることなく上下のエアダクト
12,14へ均等な圧力の圧縮空気を供給することがで
きる。
【0040】なお、上述した例ではリターン側ベルト受
部材3を略逆V字状にしているが、このリターン側ベル
ト受部材3をキャリヤ側ベルト受部材1と同様に略V字
状に形成すればリターン側の搬送ベルトB2 でも被搬送
物Mを搬送することが可能であり、使用条件に応じてキ
ャリヤ側とリターン側とで往復輸送することも容易に実
現できる。
【0041】
【発明の効果】この出願に係る発明は、以上説明したよ
うに構成しているので、以下に記載するような効果を奏
する。
【0042】 請求項1〜に係る空気浮上式ベルトコ
ンベア装置によれば、上フレーム部材と下フレーム部材
と連結部材とによってコンベア装置のフレームとしての
剛性を有しているため、大容量化に伴って大スパンとな
る支持部材間の剛性を容易に確保し、しかも重量の増加
を抑えて、大容量の被搬送物を搬送することができる経
済的な空気浮上式ベルトコンベア装置を構成することが
容易に可能となる。しかも、空気供給配管から上下のフ
レーム部材内部と上部空気供給部材及び下部空気供給部
材を介して両エアダクト内に圧縮空気が供給されるの
で、特別な空気供給手段を設けることなく圧縮空気をエ
アダクト内に供給することができ、経済的な空気浮上式
ベルトコンベア装置を構成することが可能となる。
【0043】特に、請求項2に係る空気浮上式ベルトコ
ンベア装置によれば、搬送時に搬送ベルトに付着した被
搬送物のダストをリターン側でベルト面から落として容
易に回収することが可能となる。
【0044】
【0045】 特に、請求項に係る空気浮上式ベルト
コンベア装置によれば、キャリヤ側ベルト受部材と搬送
ベルトとの間からエアダクトに逆流したダストをダスト
排出口から容易に排出することが可能となる。
【0046】 特に、請求項に係る空気浮上式ベルト
コンベア装置によれば、搬送時に生じる被搬送物の粉塵
が外部に漏れることのない密閉式空気浮上式ベルトコン
ベア装置を容易に構成することが可能となる。
【0047】 特に、請求項に係る空気浮上式ベルト
コンベア装置によれば、密閉された状態の搬送ベルトや
被搬送物を容易に点検することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願に係る空気浮上式ベルトコンベア装置
における縦断面図で、図2に示すA−A断面図である。
【図2】この出願に係る空気浮上式ベルトコンベア装置
の側面図である。
【図3】図1の断面図におけるキャリヤ側ベルト受部材
の中央拡大図である。
【図4】従来の空気浮上式ベルトコンベアを示す全体概
略図である。
【図5】図4に示す空気浮上式ベルトコンベアの要部斜
視図である。
【図6】従来の上下分離型空気浮上式ベルトコンベアを
示す断面図である。
【符号の説明】
1…キャリヤ側ベルト受部材 2…上フレーム部材 3…リターン側ベルト受部材 4…下フレーム部材 5…連結部材 6,7…空気供給孔 8…ダスト溜め 9…空気供給配管 10…供給管 11…流量調整弁 12…上エアダクト 13…上部空気供給部材 14…下エアダクト 15…下部空気供給部材 16…ダスト排出口 17…止め具 18…上部密閉カバー 19…側部密閉カバー B1 …キャリヤ側搬送ベルト B2 …リターン側搬送ベルト F…フレーム M…被搬送物 C…空気浮上式ベルトコンベア装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−244933(JP,A) 特開 平8−268523(JP,A) 特開 昭49−8964(JP,A) 特開 平4−317911(JP,A) 実開 昭53−116983(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 15/00 - 15/64 B65G 21/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に設けたベルト受部材下部のエアダ
    クトから圧縮空気を噴出して搬送ベルトを浮上させて被
    搬送物を搬送する空気浮上式ベルトコンベアにおいて、 前記ベルト受部材のキャリヤ側を半円状又は略V字状に
    形成し、該キャリヤ側ベルト受部材を支持する上フレー
    ム部材を該ベルト受部材の両側部長手方向に設け、リタ
    ーン側ベルト受部材を支持する下フレーム部材を該ベル
    ト受部材の両側部長手方向に設け、該下フレーム部材と
    前記上フレーム部材とを連結する連結部材を設けてコン
    ベア装置のフレームを構成するとともに、上フレーム部
    材と下フレーム部材とを中空部材で構成し、該上フレー
    ム部材とキャリヤ側ベルト受部材の上エアダクトとの内
    部を連通させる上部空気供給部材を設けるとともに、前
    記下フレーム部材とリターン側ベルト受部材の下エアダ
    クトとの内部を連通させる下部空気供給部材を設け、前
    記上フレーム部材と下フレーム部材との内部に圧縮空気
    を供給する空気供給配管を設けたことを特徴とする空気
    浮上式ベルトコンベア装置。
  2. 【請求項2】 リターン側ベルト受部材を逆半円状又は
    略逆V字状に形成したことを特徴とする請求項1記載の
    空気浮上式ベルトコンベア装置。
  3. 【請求項3】 キャリヤ側ベルト受部材の上エアダクト
    にダスト排出口を設けたことを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の空気浮上式ベルトコンベア装置。
  4. 【請求項4】 キャリヤ側ベルト受部材の上部に上部密
    閉カバーを設け、キャリヤ側ベルト受部材とリターン側
    ベルト受部材との間の両側部に側部密閉カバーを設けて
    密閉構造としたことを特徴とする請求項1〜のいずれ
    か1項に記載の空気浮上式ベルトコンベア装置。
  5. 【請求項5】 上部密閉カバー及び側部密閉カバーを透
    明樹脂板で形成したことを特徴とする請求項記載の空
    気浮上式ベルトコンベア装置。
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Cited By (2)

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