JP2000016549A - 空気浮上式ベルトコンベヤ - Google Patents
空気浮上式ベルトコンベヤInfo
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Abstract
ダクトを簡単に設けられるようにする。 【解決手段】 上面に無端ベルト1が浮上走行するトラ
フ2と、無端ベルト1を浮上させる圧縮空気を送るパイ
プ状のエアーダクト3と、軸線中心の通気孔5が穿設さ
れた中空螺子4とを備え、前記トラフ2の下面の長さ方
向に沿って前記エアーダクト3を前記中空螺子4で螺着
接合し、エアーダクト3内とトラフ1の上面とを中空螺
子4の通気孔5で連通させる構成とした。
Description
をトラフの上面に空気で浮上させて走行させる空気浮上
式ベルトコンベヤに関する。
するベルトは円筒状のローラで支持されているものが一
般的であるが、このベルトコンベヤは、ベルトとローラ
の摩擦により部品の摩耗が早いうえに、ローラの騒音も
激しいので、これに代わってベルトをコンベヤトラフの
上面に空気で浮上させて走行させる空気浮上式ベルトコ
ンベヤが種々提案されている(例えば、特開昭64−5
3908号公報、特開平6−110132公報等)。
ルトコンベヤの一例の断面を示すものであり、圧縮空気
が送られる上下平行する長大な空気室50、50aの上
面に断面円弧状のトラフ51、51aを形成し、このト
ラフ51、51aの底に空気通過孔52、52aを設
け、前記空気通過孔52、52aから噴出する圧縮空気
でトラフ51、51aの上面に沿って走行するベルト5
3、53aとの間に空気膜形成しベルト53、53を浮
上させるようになっている。この図示した従来例は、載
荷側ベルト53と戻り側ベルト53aが共にトラフ5
1、51aの上面に沿って空気浮上する構成となってい
る。
は、所定間隔をおいて底に空気通過孔52、52aを穿
設したトラフ51、51aの下面に、断面上向コの字形
の溝状の空気室部材54、54aを互いの長さ方向両縁
部で溶接して中空の空気室50、50aを直接形成した
ものである。この空気浮上式ベルトコンベヤのベルト5
3,53aを、トラフ51,51a上面に沿って円滑に
浮上走行させるには、トラフ51,51aの高い精度が
要求されるとともに、空気が無駄なく安定した圧力で空
気通過孔52,52aからトラフ51、51aの上面に
供給されるには、空気洩れのない空気室50,50aを
必要とする。
来の各トラフ51,51aと各空気室部材54,54a
との溶接による各空気室50,50aの形成手段は、そ
の接合部55,55aの溶接時にトラフ51,51aの
精度を損うことがあると共に、接合部55,55aに溶
接灼けと不完全な接合部分が残り易く、その部分から空
気洩れを生じることがある。そして、この溶接作業は高
度な注意力と熟練を必要とする労働負担の大きい面倒な
ものであり、溶接の不完全部分の補修には多くの費用と
時間を必要とした。
ので、トラフの精度を損なうことなく、トラフの下面に
空気洩れの心配のないエアーダクトを簡単に設けること
ができるようにすることにある。
ルトが浮上走行するトラフと、前記無端ベルトを浮上さ
せる圧縮空気を送るパイプ状のエアーダクトと、軸線中
心の通気孔が穿設された中空螺子とを備え、前記トラフ
の下面の長さ方向に沿って前記エアーダクトを前記中空
螺子で螺着接合し、前記エアーダクト内と前記トラフの
上面とを前記中空螺子の通気孔で連通させて構成し、エ
アーダクトの形成に溶接作業による部分を一掃した。
螺子の配列を中心に挟んで長さ方向に沿って接着材ブロ
ックを配設し、前記接着材ブロックを介して前記トラフ
と前記エアーダクトを接着してトラフとエアーダクトの
接合を強化することが好ましい。
を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
トコンベヤの実施の形態を示しており、上面に無端ベル
ト1が浮上走行するトラフ2と、前記無端ベルト1を浮
上させる圧縮空気を送るパイプ状のエアーダクト3と、
軸線中心の通気孔5が穿設された中空螺子4とを備えて
構成されている。本実施の形態では、無端ベルト1の載
荷側ベルト1aと、その下方で逆走行する戻り側ベルト
1bは、共に空気浮上式としているが、戻り側ベルト1
bを旧来のローラ式とする場合もある。
プーリーに掛け渡され駆動プーリー(プーリー等の駆動
機構は図示省略)によってエンドレス走行し、所定区間
載荷物を搬送する周知の弾性材によるベルトである。
状の載荷側トラフ2aは、その中央長さ方向に所定間隔
を置いて螺子孔8が設けられており、長さ方向両端縁部
6、6でフレーム7の上端に支持され、ビス止めされて
固定されている。そして、載荷側トラフ2aの下面中央
部には長さ方向に沿って角形パイプからなる上部エアー
ダクト3aが付設されている。
溶接による空気洩れの心配のないトラフ2とは別体に形
成されたパイプを使用している。このエアーダクト3に
使用するパイプは、断面形状が図示の角形に限らず、
円、楕円でもよい。また、市販の既製パイプを利用して
もよい。
aの螺子孔8に頭部を埋め込んでねじ込まれた軸線中心
の通気孔5が穿設された中空螺子4で載荷側トラフ2a
の下面に螺着接合されており、上部エアーダクト3a内
と載荷側トラフ2aの上面とは中空螺子4の通気孔5で
連通している。
を接合すると共に、無端ベルト1を空気浮上させるトラ
フ2の通気孔5を形成する縦穴付きの皿形螺子であり、
腐食によって通気孔5が目詰りしないように、その材質
はステンレスや真鍮を使用したり、メッキを施したもの
が使用される。また、その頭部9上面にはドライバ等の
工具が使用できるように十字溝10が設けられている。
生ずるトラフ2とエアーダクト3の間隙には、取り付け
た中空螺子4の配列を中心に挟んで長さ方向に沿って防
振性護謨等による接着材ブロック11が適宜間隔を置い
て配設してある。この接着材ブロック11には、その上
下面に接着剤が塗布されており、トラフ2とエアーダク
ト3を接着してトラフ2とエアーダクト3の接合を強化
するとともに、コンベヤの駆動に伴う振動を吸収して螺
子弛みを防止している。
側の空気浮上機構の下方に、戻り側ベルト1bを浮上さ
せる積載側トラフ2aよりもフラットな戻り側トラフ2
bとその下面に取りつけられた下部エアーダクト3bに
よる戻り側の空気浮上機構がフレーム7に取りつけられ
て設けられている。この戻り側空気浮上機構は基本的に
積載側の空気浮上機構と同様であるのでその説明は省略
する。
態におけるエアーダクト3はトラフ3とは別体に形成さ
れたパイプであり、これをトラフ2へ取り付けるには、
トラフ2とエアーダクト3の間隙に接着材11を介在さ
せて中空螺子4をドライバ等の工具を使って締め込めば
よく、螺子止めによりトラフ2とエアーダクト3は接着
材ブロック11を挟んでがたつくことなく強固に固定さ
れる。
りやすい注意力や熟練を要する溶接作業がなく、トラフ
2とエアーダクト3の接合作業でトラフ2の精度を損な
うようなことがない。
部9をトラフ2の螺子孔8に埋め込むように取り付けて
あるので、中空螺子4の頭部9で走行する無端ベルト1
の裏面を傷つけることもない。
置(図示省略)で発生させた圧縮空気はエアーダクト3
を固定した中空螺子4の通気孔5からトラフ2の上面に
無駄なく供給され、無端ベルト1はトラフ2上面に確実
に浮上走行する。
発明の空気浮上式ベルトコンベヤは、以下に記載される
ような効果を奏する。
に形成された別部材からなるエアーダクトを中空螺子で
接合し、エアーダクト内とトラフの上面とを中空螺子の
通気孔で連通させた構成としたので、トラフの下面に溶
接によってエアーダクトを一体に設ける従来の空気浮上
式ベルトコンベヤに比較して、組立作業が簡単なうえ
に、エアーダクトからの空気洩れの心配がなく、補修も
用意である。
が可能であり、その経費や時間を節約し、労働負担を軽
減することができる。
着材ブロックを介在させることにより、トラフとエアー
ダクトとの微震を吸収して強固に固定することができる
と共に、断面形状を問わない多様なエアーダクトとする
ことができる。
図。
平面図。
中空螺子,5 通気孔11 接着剤ブロック,
Claims (2)
- 【請求項1】 上面に無端ベルトが浮上走行するトラフ
と、前記無端ベルトを浮上させる圧縮空気を送るパイプ
状のエアーダクトと、軸線中心の通気孔が穿設された中
空螺子とを備え、前記トラフの下面の長さ方向に沿って
前記エアーダクトを前記中空螺子で螺着接合し、前記エ
アーダクト内と前記トラフの上面とを前記中空螺子の通
気孔で連通させたことを特徴とする空気浮上式ベルトコ
ンベヤ。 - 【請求項2】 トラフとエアーダクトの間隙に中空螺子
の配列を中心に挟んで長さ方向に沿って接着材ブロック
を配設し、前記接着材ブロックを介して前記トラフと前
記エアーダクトを接着したことを特徴とする請求項1記
載の空気浮上式ベルトコンベヤ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP19502998A JP4060951B2 (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | 空気浮上式ベルトコンベヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19502998A JP4060951B2 (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | 空気浮上式ベルトコンベヤ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP4060951B2 JP4060951B2 (ja) | 2008-03-12 |
Family
ID=16334358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19502998A Expired - Fee Related JP4060951B2 (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | 空気浮上式ベルトコンベヤ |
Country Status (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001328716A (ja) * | 2000-05-22 | 2001-11-27 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 空気浮上式ベルトコンベヤ |
JP2007061756A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Asean:Kk | 螺子型ノズル、およびそれを用いた流体散布器ならびに消雪装置 |
KR20070090752A (ko) * | 2006-03-02 | 2007-09-06 | 신꼬오덴끼가부시끼가이샤 | 에어 부상 유닛 및 에어 부상 유닛의 제조방법 |
NL1036555C2 (nl) * | 2009-02-11 | 2009-12-03 | Jan Boonman | Een windvlakconstructie ten behoeve van omzetting van windenergie in mechanische energie. |
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1998
- 1998-06-25 JP JP19502998A patent/JP4060951B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4547319B2 (ja) * | 2005-08-31 | 2010-09-22 | 工藤 裕次 | 螺子型ノズル、およびそれを用いた流体散布器ならびに消雪装置 |
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