JP2007061756A - 螺子型ノズル、およびそれを用いた流体散布器ならびに消雪装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 頂面21中央にドライバー噛合用の十字形状錐状穴22が凹設された頭部2と、該頭部2座面26中央から延伸され、タッピング用雄ネジ32を刻設したネジ部3とを有するネジ本体11からなり、該頭部2錐状穴22中央からネジ部3先端に掛けて流通孔33を縦貫、穿設する一方、頭部2の十字穴22部分を定着部4として嵌合させた流路形成チップ5が、該流通孔33直上方向を閉鎖状にすると共に、その底部周縁51と錐状穴22周壁との間には同流通孔33に通じる間隙23,23,……を確保し得るように規制して錐状穴22内に組み合わされてなる螺子型ノズル1である。
【選択図】 図6
Description
積雪地の市街地や国道等の多くに除雪、運搬、排雪作業等の一切を必要としない散水消雪設備が配備されており、このような施設は、主に交通の妨げとならないよう地上に突出しない埋設型のノズルを用いて地下水等を地上に噴出させ、所望の範囲を消雪可能とするものが殆どであり、例えば実用新案登録第3082388号公報の「消雪用散水ノズル付き配管ブロック装置」考案に開示されているように、合成樹脂製本管の適所に合成樹脂製の立上げ管を立設し、その上端に連結した散水ノズルを天面に露出させるようコンクリート中に埋設したものであって、当該本管の立上げ管立設箇所に雌ネジを穿設した上、該雌ネジに短管状ソケットの下端管状雄ネジを螺着し、該ソケット上端の管状内周面に環状溝を形成してOリングを嵌着し、該上端管状部内に立上げ管下端を挿し込み連結すると共に、散水ノズルの基端内周面にも同様の管状溝とそれに嵌着されたOリングとを設け、本管からノズルに向かう立上げ管上端を挿し込み連結した構造とすることにより、塩化ビニル製の配管が、舗装路面に埋設された際に加わる荷重や温度変化によって変形、破損してしまうのを防止可能としたもの等が既に開発済みとなっている。
そうした中、一般家庭において専門施工業者によらなくても簡便に組み立て設置することができるようにした消雪装置に関しての提案もあり、例えば実用新案登録第3103762号公報の「回転噴霧散水螺子ノズル」考案では、なべ頭螺子のネジ部の先端側適所から頭部座面直下に至る周壁面の一側が、ネジ部ネジ山を除く外周壁面の約30%を、ネジ部軸心に平行状に切除して液体衝突面に形成されるようにした上、通液管の周壁面適所にネジ受け加工を施した小孔を穿設し、該小孔に対してネジ部を螺合、装着したものとすることにより、通液管中に供給される液体を、通液管小孔の内周面となべ頭螺子の衝突面との隙間を通じて螺子軸心周りの何れか一方に向かう所定角度範囲に向けて噴射可能とし、螺子頭部にドライバーを噛合させて液体噴射方向を螺子軸心周りの360°に渡って調節、変更自在とした散水ノズルなどが開発済みとなっている。
上記において見てきたとおり、従前までに提案のある消雪ノズルやそれらに関連する技術は、その多くが舗装道路等の大荷重が加わる地中に埋設された場合にも十分に耐え得る強度を有していて高価につくのが当然のようにして従前から普通に製造、流通してきているのに対し、一般家庭で簡便且つ経済的に組み立てて自在に設置することができ、しかも庭先や玄関先等を効率的に消雪することができるようにした散水ノズルは、未だ開発途上の段階にあると云わざるを得ず、特にその散水角度範囲には制限があってノズル散水周囲の360°方向の中の極限られた角度範囲にしか噴射することができず、消雪に際してはノズルの噴射角度をその都度、ドライバー等の工具を用いた手作業によって調節、変更しなければならない外、消雪対象の舗装面における排水用に設けられた僅かな傾斜の上方に設置し、散水することによって流れ下る水や温水等の消雪液を利用して、より広い範囲を消雪できるようにする等の様々な工夫を要するものとなってしまっていることから、特別な設置上の工夫等を必要とせずに設置範囲全体を速やかに消雪することができるようにした消雪ノズルの実現化ができないものかとの疑問を抱いてきた。
そこで、この発明は、一般家庭においても特殊工具等を必要とせずに簡便に組み立てることができる上、容易に移動、設置することが可能であって、しかも散水ノズルの周囲に満遍無く散水して、より効率的な消雪を実現する消雪技術の実現化を指向して逸速くその開発、研究に着手、実行して長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の螺子型ノズル、およびそれを用いた新規な構造の流体散布器、ならびに新規な構造の消雪装置を実現化することに成功したものであり、以下においては、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述していくこととする。
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の螺子型ノズルは、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、頂面中央にドライバー噛合用の十字かそれに近い形状で、頂面に表れる形状が後記するネジ部径よりも大きい錐状穴が凹設された頭部と、該頭部座面中央から同心状であって下方に向けて延伸すると共に、その外周面には雄ネジが刻設されたネジ部とを有するネジ本体からなり、該ネジ本体頭部の錐状穴中央からネジ部先端に向け、外周雄ネジ部分を除くネジ部直径よりも小さく設定した流通孔を縦貫、穿設する一方、該流通孔の上端か、同流通孔よりも上方となる本体頭部の十字穴部分かの何れかまたは双方を定着部としてネジ本体頭部頂面側から嵌合させる流路形成チップが、当該流通孔直上方向を閉鎖状にすると共に、その底部周縁と錐状穴周壁との間には同流通孔に通じる間隙を確保し得るように規制して本体頭部錐状穴内に組み合わされてなるものとした構成を要旨とする螺子型ノズルである。
上記した螺子型ノズルに関連し、この発明には、それを用いた流体散布器も包含しており、その基本的構成は以下のとおりとなっている。
即ち、流体用配管パイプの適宜間隔を隔てた複数適所に、適宜直径の下孔を穿孔し、各下孔に対して、頂面中央にドライバー噛合用の十字かそれに近い形状で、頂面に表れる形状が後記するネジ部径よりも大きい錐状穴が凹設された頭部と、該頭部座面中央から同心状であって下方に向けて延伸すると共に、その外周面には雄ネジが刻設されたネジ部とを有するネジ本体からなり、該ネジ本体頭部の錐状穴中央からネジ部先端に向け、外周雄ネジ部分を除くネジ部直径よりも小さく設定した流通孔を縦貫、穿設する一方、該流通孔の上端か、同流通孔よりも上方となる本体頭部の十字穴部分かの何れかまたは双方を定着部としてネジ本体頭部頂面側から嵌合させる流路形成チップが、当該流通孔直上方向を閉鎖状にすると共に、その底部周縁と錐状穴周壁との間には同流通孔に通じる間隙を確保し得るように規制して本体頭部錐状穴内に組み合わされてなる螺子型ノズルの、ネジ部を夫々螺合、装着し、各ネジ部先端の流通孔を当該配管パイプ中に開口、連通させたものとしてなる、前記何れかに記載の螺子型ノズルを用いた流体散布器である。
更に、この発明の骨幹を成す螺子型ノズルと、上記した流体散布器とに関連し、この発明には、それらを用いた消雪装置が含まれており、その基本的構成は、以下のとおりのものである。
即ち、流体用配管パイプの適宜間隔を隔てた複数適所に、適宜直径の下孔を穿孔し、各下孔に対して、頂面中央にドライバー噛合用の十字かそれに近い形状で、頂面に表れる形状が後記するネジ部径よりも大きい錐状穴が凹設された頭部と、該頭部座面中央から同心状であって下方に向けて延伸すると共に、その外周面には雄ネジが刻設されたネジ部とを有するネジ本体からなり、該ネジ本体頭部の錐状穴中央からネジ部先端に向け、外周雄ネジ部分を除くネジ部直径よりも小さく設定した流通孔を縦貫、穿設する一方、該流通孔の上端か、同流通孔よりも上方となる本体頭部の十字穴部分かの何れかまたは双方を定着部としてネジ本体頭部頂面側から嵌合させる流路形成チップが、当該流通孔直上方向を閉鎖状にすると共に、その底部周縁と錐状穴周壁との間には同流通孔に通じる間隙を確保し得るように規制して本体頭部錐状穴内に組み合わされてなる螺子型ノズルの、ネジ部を夫々螺合、装着し、各ネジ部先端の流通孔を配管パイプ中に開口、連通させ、流体用配管パイプに水または温水を供給可能な給水もしくは給湯装置を接続したものとしてなる、前記流体散布器を利用した消雪装置である。
ネジ本体は、流体供給物の壁面に外側から貫通状に螺着可能であって、しかも頭部頂面の工具噛合用の穴およびその周辺に比較的簡単な加工を施すことにより、流体供給物内部に通じる流体噴出用の広角的ノズルを合理的に形成、可能とする機能を果たし、頭部頂面の中央にドライバー噛合用の十字かそれに近い形状で、しかも頂面に表れる形状がネジ部径よりも大きい錐状穴を有するものとしなければならず、JIS(Japanese
Industrial Standard)やその外の工業規格に基づくか、あるいは市場に大量に安定供給されているトラス頭螺子、なべ頭螺子、皿頭螺子等とすべきであり、特にそれら何れかのタッピング螺子とするのが望ましく、ステンレス鋼等の防錆に優れた素材からなるものを選択することができる。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
Organization for Standardization)国際標準化機構に基づく、図1中に示すようなステンレス鋼製トラス頭タッピング螺子である例えば、ネジの呼びM4×12のネジ本体11に対し、以下のような加工を施すことによって製造されたものであって、図2中に示すように、ネジ部3の鋭角状に形成されている先端から長さ約3mmの部分をグラインダーもしくは適宜工作機械等を用いて切除し、ネジ部3軸心に略垂直状の平端面31を形成し、ネジ部3の全長を約9mmに短縮してから、ボール盤または旋盤、フライス盤等の工作機械に専用治具を用いてネジ本体11頭部2の頂面21が、図示しないドリル工具先端に対峙し、且つネジ部3の軸心とドリル工具軸心とが略一致する姿勢とするよう位置決め固定した上、図3に図1中のA−A線部分を断面化したものとして示すように、頭部2頂面21のドライバー噛合用十字形の錐状穴22中央底部から、ネジ部3先端側の平端面31の中央に掛けて直径2mmの同心円柱状の流通孔33を穿設、縦貫させたものとする。該流通孔33は、ネジ部3先端の平端面31中央から、頭部2頂面21の十字形錐状穴22中央底部に向けて穿孔、縦貫させたものとすることも可能である。
以上のとおりの構成からなる実施例1の螺子型ノズル1は、その製造過程において図2中に示したように、ネジ部3の鋭角状先端部分を平端面31に加工してから、図3中に示したように、流通孔33を穿孔、縦貫させたことにより、ネジ部3先端の破損やバリの発生を未然に防ぐことが可能であり、さらに、流通孔33を穿孔する前段階において該平端面31の中央に、流通孔33の直径2mmよりも僅かに大きな直径の比較的浅い擂鉢状の下穴を穿孔しておくことにより、より効果的にバリの発生を阻止可能となる。
以上のような構成からなる実施例1の螺子型ノズル1は、前記この発明の効果の項で記載の特徴に加え、その製造に際してネジ本体11のタッピング用ネジ部3における先鋭状先端部分を、図2中に示すように予め切除して平端面31とすることにより、図3中に示すように、流通孔33を穿孔、縦貫させる工程においてネジ部3先端側の破損やバリの発生を防止できるものとなり、さらに、該平端面31の中央に、流通孔33よりも直径の大きな概略擂鉢型の下穴を穿設した後に、流通孔33を穿孔するようにすると、ネジ部3先端側の破損やバリをさらに確実に防止できるものとなる。
叙述の如く、この発明の螺子型ノズルは、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従来型の路面埋設用散水ノズルに比較して格段の低価格化を実現可能であると共に、従前までに開発された螺子利用型のノズルに比べ、より広角的な液体散布を可能とする上、それを用いた流体散布器は、少人数であっても簡単に持ち運びでき、建築物壁面等にも容易に設置できる程度に十分に軽量なものとすることができ、一般的な給湯装置等を接続することによって従来型の大掛かりな地中埋設型の散水消雪装置に比較して、より簡便に且つ経済的に設置、利用できる消雪装置を提供することができることから、これまで除雪作業に要していた労力負担と経費とを大幅に削減し、より短時間の中に経済的に消雪できるようになるという秀れた効果を発揮するものとなり、その部品の入手し易さや容易な組み立て設置性等が熟練技術を持たない一般消費者にも大いに歓迎され、その高い実用性によって消雪設備や除雪機械の販売店やホームセンターおよびその施工業者等によって高く評価されて広範に利用、普及していくものになると予想される。
11 同 ネジ本体
2 頭部
21 同 頂面
22 同 錐状穴(十字形)
23 同 間隙
24 同 ノズル口
25 同 工具噛合面
26 同 座面
3 ネジ部
31 同 平端面
32 同 雄ネジ(タッピング用)
33 同 流通孔
4 定着部
41 同 円筒状内周壁
42 同 段座
5 流路形成チップ
51 同 底部周縁
6 消雪装置
61 同 流体散布器
7 配管枠体
71 同 流体回路
72 同 ホース用アダプター
73 同 クランプ金具
74 同 支持用パイプ脚
75 同 接続パイプ
8 流体用配管パイプ
81 同 下孔
9 建築物
91 同 基礎
92 同 犬走り
93 同 外壁
94 同 窓
L 配管枠体の縦寸法
W 配管枠体の横寸法
IN 流体用配管パイプの隣接間隔寸法
D ネジ型ノズルの隣接間隔寸法
θ ノズルの散布角度
T 消雪範囲寸法
S 積雪
Claims (10)
- 頂面中央にドライバー噛合用の十字かそれに近い形状で、頂面に表れる形状が後記するネジ部径よりも大きい錐状穴が凹設された頭部と、該頭部座面中央から同心状であって下方に向けて延伸すると共に、その外周面には雄ネジが刻設されたネジ部とを有するネジ本体からなり、該ネジ本体頭部の錐状穴中央からネジ部先端に向け、外周雄ネジ部分を除くネジ部直径よりも小さく設定した流通孔を縦貫、穿設する一方、該流通孔の上端か、同流通孔よりも上方となる本体頭部の十字穴部分かの何れかまたは双方を定着部としてネジ本体頭部頂面側から嵌合させる流路形成チップが、当該流通孔直上方向を閉鎖状にすると共に、その底部周縁と錐状穴周壁との間には同流通孔に通じる間隙を確保し得るように規制して本体頭部錐状穴内に組み合わされてなるものとしたことを特徴とする螺子型ノズル。
- 頂面中央にドライバー噛合用の十字かそれに近い形状で、頂面に表れる形状が後記するネジ部径よりも大きい錐状穴が凹設された頭部と、該頭部座面中央から同心状であって下方に向けて延伸すると共に、その外周面にはタッピング用雄ネジが刻設されたネジ部とを有するネジ本体からなり、該ネジ本体頭部の錐状穴中央からネジ部先端に向け、外周雄ネジ部分を除くネジ部直径よりも小さく設定した流通孔を縦貫、穿設する一方、該流通孔の上端か、同流通孔よりも上方となる本体頭部の十字穴部分かの何れかまたは双方を定着部としてネジ本体頭部頂面側から嵌合させる流路形成チップが、当該流通孔直上方向を閉鎖状にすると共に、その底部周縁と錐状穴周壁との間には同流通孔に通じる間隙を確保し得るように規制して本体頭部錐状穴内に組み合わされてなるものとしたことを特徴とする螺子型ノズル。
- 頂面中央にドライバー噛合用の十字かそれに近い形状で、頂面に表れる形状が後記するネジ部径よりも大きい錐状穴が凹設された頭部と、該頭部座面中央から同心状であって下方に向けて延伸すると共に、その外周面にはタッピング用雄ネジが刻設されたネジ部とを有するネジ本体からなり、該ネジ本体ネジ部先端の鋭角状部分をその軸心に略直交状に切削して平端面となし、該ネジ本体頭部の錐状穴中央からネジ部先端の平端面に向け、外周雄ネジ部分を除くネジ部直径よりも小さく設定した流通孔を縦貫、穿設する一方、該流通孔の上端か、同流通孔よりも上方となる本体頭部の十字穴部分かの何れかまたは双方を定着部としてネジ本体頭部頂面側から嵌合させる流路形成チップが、当該流通孔直上方向を閉鎖状にすると共に、その底部周縁と錐状穴周壁との間には同流通孔に通じる間隙を確保し得るように規制して本体頭部錐状穴内に組み合わされてなるものとしたことを特徴とする螺子型ノズル。
- 頂面中央にドライバー噛合用の十字かそれに近い形状で、頂面に表れる形状が後記するネジ部径よりも大きい錐状穴が凹設された頭部と、該頭部座面中央から同心状であって下方に向けて延伸すると共に、その外周面には雄ネジが刻設されたネジ部とを有するネジ本体からなり、該ネジ本体頭部の錐状穴中央からネジ部先端に向け、外周雄ネジ部分を除くネジ部直径よりも小さく設定した流通孔を縦貫、穿設する一方、該本体頭部の頂面十字穴中央寄りの四角夫々に、錐状穴周壁に達しない同心円筒状内周壁と、それらに続く段座とを有する定着部を形成した上、それら筒状内周壁によって包囲される短尺円柱空間に合致するか僅かに大きな寸法、形状の流路形成チップを、その底部周縁が各段状座に達する位置まで圧入、嵌合し、当該流通孔直上方向を閉鎖状にすると共に、その底部周縁と錐状穴周壁との間には同流通孔に通じる間隙を確保し得るように規制して本体頭部錐状穴内に組み合わされてなるものとしたことを特徴とする螺子型ノズル。
- ネジ本体頭部は、その外周縁にネジ本体軸心を挟み平行状に対峙してなる一対もしくはネジ本体軸心周りの所定角度置き毎に配された複数対の工具噛合面を切削、形成してなるものとした、前記請求項1ないし4何れか一項記載の螺子型ノズル。
- ネジ本体はステンレス鋼製のものとし、流路形成チップは銅製のものとして形成された、前記請求項1ないし5何れか一項記載の螺子型ノズル。
- 流体用配管パイプの適宜間隔を隔てた複数適所に、適宜直径の下孔を穿孔し、各下孔に対して、頂面中央にドライバー噛合用の十字かそれに近い形状で、頂面に表れる形状が後記するネジ部径よりも大きい錐状穴が凹設された頭部と、該頭部座面中央から同心状であって下方に向けて延伸すると共に、その外周面には雄ネジが刻設されたネジ部とを有するネジ本体からなり、該ネジ本体頭部の錐状穴中央からネジ部先端に向け、外周雄ネジ部分を除くネジ部直径よりも小さく設定した流通孔を縦貫、穿設する一方、該流通孔の上端か、同流通孔よりも上方となる本体頭部の十字穴部分かの何れかまたは双方を定着部としてネジ本体頭部頂面側から嵌合させる流路形成チップが、当該流通孔直上方向を閉鎖状にすると共に、その底部周縁と錐状穴周壁との間には同流通孔に通じる間隙を確保し得るように規制して本体頭部錐状穴内に組み合わされてなる螺子型ノズルの、ネジ部を夫々螺合、装着し、各ネジ部先端の流通孔を当該配管パイプ中に開口、連通させてなるものとした、前記請求項1ないし6何れか一項記載の螺子型ノズルを用いた流体散布器。
- 流体用配管パイプの複数本を、所定面積を包囲可能な概略柵状あるいは格子状等の面状枠型に組み合わせ、流体回路を形成した配管枠体を設け、当該配管枠体の一側面における適宜間隔を隔てた複数適所に、適宜直径の下孔を穿孔し、各下孔に対して、頂面中央にドライバー噛合用の十字かそれに近い形状で、頂面に表れる形状が後記するネジ部径よりも大きい錐状穴が凹設された頭部と、該頭部座面中央から同心状であって下方に向けて延伸すると共に、その外周面には雄ネジが刻設されたネジ部とを有するネジ本体からなり、該ネジ本体頭部の錐状穴中央からネジ部先端に向け、外周雄ネジ部分を除くネジ部直径よりも小さく設定した流通孔を縦貫、穿設する一方、該流通孔の上端か、同流通孔よりも上方となる本体頭部の十字穴部分かの何れかまたは双方を定着部としてネジ本体頭部頂面側から嵌合させる流路形成チップが、当該流通孔直上方向を閉鎖状にすると共に、その底部周縁と錐状穴周壁との間には同流通孔に通じる間隙を確保し得るように規制して本体頭部錐状穴内に組み合わされてなる螺子型ノズルの、ネジ部を夫々螺合、装着し、各ネジ部先端の流通孔を各配管パイプ中に開口、連通させてなるものとした、前記請求項1ないし6何れか一項記載の螺子型ノズルを用いた流体散布器。
- 流体用配管パイプの適宜間隔を隔てた複数適所に、適宜直径の下孔を穿孔し、各下孔に対して、頂面中央にドライバー噛合用の十字かそれに近い形状で、頂面に表れる形状が後記するネジ部径よりも大きい錐状穴が凹設された頭部と、該頭部座面中央から同心状であって下方に向けて延伸すると共に、その外周面には雄ネジが刻設されたネジ部とを有するネジ本体からなり、該ネジ本体頭部の錐状穴中央からネジ部先端に向け、外周雄ネジ部分を除くネジ部直径よりも小さく設定した流通孔を縦貫、穿設する一方、該流通孔の上端か、同流通孔よりも上方となる本体頭部の十字穴部分かの何れかまたは双方を定着部としてネジ本体頭部頂面側から嵌合させる流路形成チップが、当該流通孔直上方向を閉鎖状にすると共に、その底部周縁と錐状穴周壁との間には同流通孔に通じる間隙を確保し得るように規制して本体頭部錐状穴内に組み合わされてなる螺子型ノズルの、ネジ部を夫々螺合、装着し、各ネジ部先端の流通孔を配管パイプ中に開口、連通させ、流体用配管パイプに水または温水を供給可能な給水もしくは給湯装置を接続してなるものとした、前記請求項7に記載の流体散布器を利用した消雪装置。
- 流体用配管パイプの複数本を、所定面積を包囲可能な概略柵状あるいは格子状等の面状枠型に組み合わせ、流体回路を形成した配管枠体を設け、当該配管枠体の一側面における適宜間隔を隔てた複数適所に、適宜直径の下孔を穿孔し、各下孔に対して、頂面中央にドライバー噛合用の十字かそれに近い形状で、頂面に表れる形状が後記するネジ部径よりも大きい錐状穴が凹設された頭部と、該頭部座面中央から同心状であって下方に向けて延伸すると共に、その外周面には雄ネジが刻設されたネジ部とを有するネジ本体からなり、該ネジ本体頭部の錐状穴中央からネジ部先端に向け、外周雄ネジ部分を除くネジ部直径よりも小さく設定した流通孔を縦貫、穿設する一方、該流通孔の上端か、同流通孔よりも上方となる本体頭部の十字穴部分かの何れかまたは双方を定着部としてネジ本体頭部頂面側から嵌合させる流路形成チップが、当該流通孔直上方向を閉鎖状にすると共に、その底部周縁と錐状穴周壁との間には同流通孔に通じる間隙を確保し得るように規制して本体頭部錐状穴内に組み合わされてなる螺子型ノズルの、ネジ部を夫々螺合、装着し、各ネジ部先端の流通孔を配管パイプ中に開口、連通させ、配管枠体に水または温水を供給可能な給水もしくは給湯装置を接続してなるものとした、前記請求項8に記載の流体散布器を利用した消雪装置。
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