JP4060458B2 - 減衰力発生構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、自動車の懸架装置など車体の振動を抑制する油圧緩衝器の減衰力発生構造に関し、特に、ピストン速度が低速域にあるときの減衰力を発生する減衰力発生構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の油圧緩衝器としては、例えば図5に示すようなものが知られている。まず構造の概要を図面に基づいて説明する。車体と車輪との間に結合部材を介して取付けられる油圧緩衝器は、ピストンロッド1にピストン5とピストンバルブPVを組み付け、それを摺動自在に収容するとともに下端部にベースバルブBVを装着したシリンダ13を外筒17に収容し、外気を遮断するシール15とロッドガイド14とを収容したパッキンケース16を外筒17の上部から嵌挿した後、外筒17の上端部を全周溶接等により密封して形成されている。そして、シリンダ13と外筒17の間にはタンク室Dが形成される。
【0003】
作動油の充満したシリンダ13内をピストンロッド1が上昇する際には、密閉された上部室Aの作動油は、ピストンバルブPVを介して、下部室Bに流出し、この際の通路抵抗が伸長側減衰力となる。ピストンロッド1の上昇によって不足するピストンロッド退出体積分の作動油は、前記シリンダ13の下端部に配設されたベースバルブBVを介してタンク室Dに連なる底部室Cより吸入される。
【0004】
次に、この油圧緩衝器のピストンバルブPVについて説明する。
ピストンロッド1の下端部には上部よりも小径のインロー部1Aが設けられ、ここにバルブストッパ2、当該バルブストッパ2に巻挿され前記バルブストッパ2の円筒部2Aに内周側に形成された支持脚が案内されるノンリタンバルブ4、当該ノンリタンバルブ4を背面からピストン5の上面に付勢するつる巻き状のノンリタンスプリング3、シリンダ内に摺接するピストンリング6及びガイドメタル7を外面に装着したピストン5、当該ピストン5の下面に対向し外周側の一部を切り欠いた切欠きリーフバルブ8、当該切欠きリーフバルブ8の下面に重畳され、前記切欠きリーフバルブ8と共に内周側が固定される座金状の下側リーフバルブ9を順次嵌挿する。
【0005】
最後に、当該下側リーフバルブ9の外周側に当接するスプリングシート10及び当該スプリングシート10を背面から付勢するスプリング11を上下動自在に案内するピストンナット12を螺着し、締付け工具により締結することによりピストンバルブPVが構成される。
【0006】
シリンダ13内を上部室Aと下部室Bに区画するピストン5には、下部室Bに連通する外周ポート5A及び上部室Bに連通する内周ポート5Bが形成されている。当該内周ポート5Bの下端部には円環状の開口窓5Eが形成され、当該開口窓5Eには、図5(B)に示すような切欠き8Aが設けられた切欠きリーフバルブ8と図5(C)に示すような座金状の下側リーフバルブ9とが重畳され、ピストンナット12により内周側を固定されて対向している。ピストン速度が小さくピストン下部の開口窓5Eと下部室B間の圧力差が小さい所謂微低速〜低速域においては、スプリング11に付勢されている切欠きリーフバルブ8の外周は、シート面5Dに着座したまま前記開口窓5Eを覆窓している。
【0007】
上部室Bに連通する内周ポート5Bを介してピストン下部の開口窓5Eに導かれた圧油は、切欠きリーフバルブ8の切欠き8Aを介して下部室Bに開放され、この際の通路抵抗により微低速〜低速域の伸側減衰力を発生する。
【0008】
ピストン速度が増大するに伴い切欠き8Aを通過する流量も増え、切欠き8A前後の圧力差も増大する。ピストン速度が中速域に近づくにつれ、ピストン下部の開口窓5Eと下部室Bの圧力差が大きくなるので、スプリング11に付勢されている切欠きリーフバルブ8とその背面に重畳して配設されている下側リーフバルブ9の外周が、スプリング11の付勢力と切欠きリーフバルブ8及び下側リーフバルブ9の合成された撓み剛性に打ち勝って、ピストン下面のシート面から押し開かれ、作動油が下部室Bに流出し、この際の通路抵抗により中速域以降の伸側減衰力を発生する。
【0009】
以上の説明は作動油の充満したシリンダ13内をピストンロッド1が上昇する伸長側についてであるが、逆にピストンロッド1が下降する際には、密閉された下部室Bの作動油は、ピストン5の外周ポート5Aを通り、ノンリタンスプリング3によって付勢されたノンリタンバルブ4を押し開き、負圧となる上部室Aに補充される分を除いて、シリンダ13の下端部に装着されたベースバルブBVを介して下部室Bよりタンク室Dに連なる底部室Cに流出し、この際の通路抵抗が圧側減衰力となる。
【0010】
油圧緩衝器の液圧室の外殻をなすシリンダ13の下端部には、ベースバルブBVが装着されている。このベースバルブBVは、ガイド18の円筒部18Aに内周側に形成された支持脚が案内されるノンリタンバルブ25、当該ノンリタンバルブ25を背面からバルブケース20の上面に付勢するつる巻き状のノンリタンスプリング19を嵌挿した後、ガイド18の軸部に、シリンダ13の下端部に外面が圧入されるバルブケース20、当該バルブケース20の下面に対向し外周側の一部が切り欠かれた図1(B)と同様な切欠きリーフバルブ21、当該切欠きリーフバルブ21の下面に重畳され、前記切欠きリーフバルブ21と共に内周側が固定される図1(C)と同様な座金状の下側リーフバルブ22、当該下側リーフバルブ22の下面に重畳され、外径部がこれらリーフバルブの撓みの支持径となる環座23、これらリーフバルブの最大撓み量を規制するバルブストッパ24を順次嵌挿する。最後に、ガイド18の軸部下端を工具により加締めることによりベースバルブBVが構成される。
【0011】
ピストンロッド1の下降時には、ベースバルブケース20の内周ポート20Bを通った作動油が、ピストン速度の低速域においては、外周側の一部を切り欠いた切欠きリーフバルブ21の切欠き21Aを通り、またピストン速度の増大する中速域以上においては、当該切欠きリーフバルブ21に重畳され前記切欠きリーフバルブ21と共に内周側が固定された座金状の下側リーフバルブ22の外周側を押し開いて、ピストンロッド1の進入体積分の作動油を下部室Bからタンク室Dに連なる底部室Cに排出し、その際の通路抵抗により圧側減衰力を発生させる。
【0012】
逆にピストンロッド1の上昇時には、ベースバルブケース20の外周ポート20Aを通り、ノンリタンスプリング19に付勢されガイド18の円筒部18Aに上下動自在に案内されるノンリタンバルブ25を押し開いて、ピストンロッド1の退出体積分の作動油を底部室Cから下部室Bに吸入する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記の様にピストン速度の低速域において、ピストンバルブPVについては外周側の一部を切り欠いた切欠きリーフバルブ8の切欠き8A(ベースバルブBVについては切欠きリーフバルブ21の切欠き21A)を通るのであるが、この際の通路抵抗である減衰力Fは、切欠きの通路面積をa,ピストン速度をVとすると、比例常数をkとして、 F=k(V/a) となる。
すなわち減衰力Fは、切欠きの通路面積aの2乗に反比例し、ピストン速度Vの2乗に比例するため、ピストン速度のごく小さい微低速域においては、減衰力Fの立ち上がりが悪く、道路のうねり等を通過する際の上下振動の減衰が不十分である。
【0014】
他方、ピストン速度が微低速〜低速域にあるときの減衰力をピストン速度に比例してリニアに立ち上がらせるには、従来技術で説明した切欠きリーフバルブ21の切欠き8Aを、シート面5Dの巾を広くしたピストン下面の開口窓に対向させ、切欠き8Aによって制限される作動油の通過長(=シート面の巾)を長くすることにより、切欠き8Aを流体力学で言う所謂チョーク通路にすればよいことが知られている。
上述した切欠きリーフバルブの切欠き8Aによって制限される作動油の通過長(=シート面の巾)をL,切欠き8Aの巾をb,板厚をhとすると、長さLが d=2bh/(b+h) で表される水力直径dよりも十分(例えばL>5d)長ければ、通路抵抗である減衰力Fは、ピストン速度をVとし比例常数をkとして、 F=kV/(bh) となるので、微低速〜低速域の減衰力をピストン速度に比例してリニアに立ち上がらせることができる。
【0015】
しかし、ピストン下面のシート面5Dの巾を広くすると、従来のピストン5を共通使用できないばかりでなく、切欠きリーフバルブ8のシート面5Dへの接触面積が大きくなることに起因するシート面5Dへの吸着力が増大する。この結果、ピストン速度が速くなるに従い、切欠きリーフバルブ8前後の差圧が増加して切欠きリーフバルブ8がシート面5Dから離脱する際、差圧に比例する押圧力が吸着力を越えた瞬間に急激に押し開かれるため、切欠きリーフバルブ21前後の差圧が衝撃的に変動し、当該衝撃圧力が車体に伝達されて所謂ことこと音が発生してしまう不具合がある。
【0016】
本発明は以上のような実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、減衰力をピストン速度に依存して発生させる減衰力発生弁を有する油圧緩衝器において、ピストン速度が中速〜高速域にあるときの減衰力を相対的に大きくすることなしに、ピストン速度が微低速〜低速域にあるときの減衰力をピストン速度にほぼ比例してリニアに立ち上がらせることができ、併せて従来のピストンを共通使用することによってことこと音の発生を未然に防止できることにより、車両におけるサスペンションへの利用に最適となる油圧緩衝器の減衰力発生構造を提供することである。
【0017】
【問題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の一つ手段は、シリンダ内にピストンを介して上下二つの油室を区画し、二つの油室はピストンに設けたポートを介して連通し、当該ポートの出口側開口窓に伸側減衰力発生弁を開閉自在に設け、当該伸側減衰力発生弁はピストンを保持するピストンナットの外周に直列に設けたスプリングシートとスプリングとで常時閉じ方向に付勢されている油圧緩衝器において、上記伸側減衰力発生弁は、スプリングシート上に支持された下側リーフバルブと、下側リーフバルブ上に支持され且つ下部室に直接一部開放された一つ又は複数のチョーク通路を備えたリーフ状スペーサと、当該スペーサ上に支持されるとともに上記チョーク通路に連通する一つ又は複数のオリフィスを備えた窓側リーフバルブとで構成され、ポートから流出した圧油を上記オリフィスとチョーク通路を介して下部室に流出させ、当該オリフィスとチョーク通路の流体抵抗でピストン速度に比例する減衰力を発生させるとする
【0018】
同じく他の手段は、シリンダ下端にバルブケースを介して上下二つの油室を区画し、二つの油室はバルブケースに設けたポートを介して連通し、当該ポートの出口側開口窓に圧側減衰力発生弁を開閉自在に設け、当該圧側減衰力発生弁の内周側が間座を介して固定されている油圧緩衝器において、上記圧側減衰力発生弁は、内周側を間座に支持された下側リーフバルブと、下側リーフバルブ上に支持され且つ底部室に直接一部開放された一つ又は複数のチョーク通路を備えたリーフ状スペーサと、当該スペーサ上に支持されるとともに上記チョーク通路に連通する一つ又は複数のオリフィスを備えた窓側リーフバルブとで構成され、ポートから流出した圧油を上記オリフィスとチョーク通路を介して底部室に流出させ、当該オリフィスとチョーク通路の流体抵抗でピストン速度に比例する減衰力を発生させるとする
【0019】
上記各手段において、下側リーフバルブとスペーサと窓側リーフバルブの内外径は同一に成形し、スペーサにはオリフィスに連通する円弧状の開口部と、この開口部に連通し外端まで切欠かれたチョーク通路とが形成されていることが好ましい。あるいはスペーサの外径を下側リーフバルブと窓側リーフバルブの各外径より大きく成形し、スペーサにはオリフィスに連通する円弧状の開口部と、この開口部に連通し且つ下側リーフバルブと窓側リーフバルブの周端からはみ出し位置まで切欠かれたチョーク通路とが形成されていてもよい。
【0020】
上記スペーサの円弧状の開口部に連通するチョーク通路は、通路長が短くてよい場合は半径方向に沿って直線状に形成するのが好ましく、また通路長を長くしたい場合は半径方向に対して任意の角度に傾斜させて形成するかあるいは外環の外周に沿って円弧状に形成されていることが好ましい。
【0021】
同じく更に他の手段は、シリンダ内にピストンを介して上下二つの油室を区画し、二つの油室はピストンに設けたポートを介して連通し、当該ポートの出口側開口窓に伸側減衰力発生弁を開閉自在に設け、当該伸側減衰力発生弁はピストンを保持するピストンナットの外周に直列に設けたスプリングシートとスプリングとで常時閉じ方向に付勢されている油圧緩衝器において、上記伸側減衰力発生弁は、円周方向に沿って一つ又は複数のオリフィスを形成した窓側リーフバルブで構成し、更に上記スプリングシートの内周に上記オリフィスを下部室に連通させる直線状又は螺旋状のチョーク通路を一つ又は複数形成し、ポートから流出した圧油を上記オリフィスとチョーク通路を介して下部室に流出させることを特徴とするものである。
【0022】
同じく更に別の手段は、シリンダ内にピストンを介して上下二つの油室を区画し、二つの油室はピストンに設けたポートを介して連通し、当該ポートの出口側開口窓に伸側減衰力発生弁を開閉自在に設け、当該伸側減衰力発生弁はピストンを保持するピストンナットの外周に直列に設けたスプリングシートとスプリングとで常時閉じ方向に付勢されている油圧緩衝器において、上記伸側減衰力発生弁は、円周方向に沿って一つ又は複数のオリフィスを形成した窓側リーフバルブで構成し、更に上記ピストンナットの上部外周に上記オリフィスを下部室に連通させる直線状又は螺旋状のチョーク通路を一つ又は複数形成し、ポートから流出した圧油を上記オリフィスとチョーク通路を介して下部室に流出させることを特徴とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明に係わる油圧緩衝器は、図7の従来技術と同じ基本構造を備え、シリンダ13内にピストン5を介してピストンロッド1が移動自在に挿入され、またシリンダ13の下端部にはベースバルブBVが設けられ、ピストン5はシリンダ13内に上下に二つの油室A,Bを区画し、ベースバルブBVを構成するバルブケース20は、同じく二つの油室B,Dを区画している。
以下、本発明を図1(A)〜(F)に示すピストンバルブPV側の第1実施形態に基づき、従来技術と異なる部分にのみ異なる部品番号を付して説明する。
【0024】
まず、図1(A)及び図1(B)〜(D)に示す実施形態により説明すると、従来技術で説明したピストンバルブPVとの相違点は、スプリングシート10側の下側リーフバルブ9の上面に、当該下側リーフバルブ9と同一の内径を有する内環102D及び同一の外径を有する外環102Eとの間に少なくとも1個の連結部102Cを有する円弧状の開口部102Aを形成し、当該開口部102Aを包囲する外環102Eの一部を切断したチョーク通路102Bを設けたリーフ状スペーサ(以下、単にスペーサと言う)102と、当該スペーサ102の開口部102Aに連通する一つ又は複数のオリフィス101Aを穿設した座金状の窓側リーフバルブ101を重畳して、ピストン下面の開口窓5Eに開閉自在に対向させたことである。
【0025】
スペーサ102に形成した円弧状の開口部102Aは、オリフィス101Aと組み付け時の位置合わせをし易いようにするためのものであり、この開口部102Aを設けずにオリフィス101Aを直接チョーク通路102Bに連通してもよい。オリフィス101Aは、スペーサの開口部102Aに対応させて、円周方向に一つ又は複数等分して設ければよい。
【0026】
上部室Aに連通する内周ポート5Bを介してピストン下部の開口窓5Eに導かれ、開口窓5Eに対向する窓側リーフバルブ101のオリフィス101Aを介してスペーサの開口部102Aに導かれた圧油は、スペーサのチョーク通路102Bを通じて下流側に流出させることにより、微低速〜低速域の伸側減衰力をピストン速度に対してほぼ比例してリニアに立ち上がらせることができる。
【0027】
上述した第1実施形態におけるスペーサの一つ又は複数のチョーク通路102Bは、半径方向に沿って直線状に形成してある。この直線状のチョーク通路102Bは通路長が短くてもよい場合に有効である。他方図1(E)に示すスペーサ103は、この通路長を長くしたい場合に有効である。これは上記スペーサ102に対して、チョーク通路103Bのみを半径方向に対して任意の角度に傾斜させたものである。スペーサの寸法を変えることなしに、傾斜角によって通路長を調整することができる。
【0028】
同様に図1(F)に示すスペーサ104は、チョーク通路104Bを外環102Eの外周に沿って円弧状に形成することにより、通路長を更に長く設定できるようにしたものである。窓側リーフバルブ101のオリフィス101Aをスペーサの開口部104Fの右端部に開口させれば、開口部104Fもチョーク通路として利用することができるので、通路長を実用上自由に設定することができる。
【0029】
ピストン速度が増大するに伴いオリフィス101Aを通過する流量も増え、オリフィス101A前後の圧力差も増大する。ピストン速度が中速域に近づくにつれ、ピストン下部の開口窓5Eと下部室Bの圧力差が大きくなるので、スプリング11に付勢されている窓側リーフバルブ101とその背面に重畳して配設されているスペーサ102及び下側リーフバルブ9の外周が、スプリング11の付勢力と窓側リーフバルブ101,スペーサ102(又は103,104),下側リーフバルブ9の合成された撓み剛性に打ち勝って、ピストン下面のシート面から押し開かれ、作動油が下部室Bに流出し、この際の通路抵抗により中速域以降の伸側減衰力を発生する。ピストン下面のシート面は従来と同様に狭いので、窓側リーフバルブ101のシート面からの離脱はスムースに行われるために、ことこと音は発生しない。
【0030】
上記第1実施形態のピストンバルブPVにおけるスペーサ102(又は103,104)は、この形状をベースバルブBV側に適用することもできる。寸法がピストンバルブPV側と異なるだけで、作用及び効果は同様であるので説明を省略する。
上述したスペーサ102(又は103,104)は、外径が窓側リーフバルブ101と同一であるため、狭い空間にコンパクトに収容できる反面、外環の一部が切断されてチョーク通路102B(又は103B,104B)が形成されているために、単体部品の段階で部品相互の絡まりを生じやすく、組み付けの自動化が難しい。
【0031】
そこで、図2(A)〜(F)に示す第2実施形態は、上述した不具合を改良したものである。基本構造は図1の実施形態と同一であるが、異なるところはスペーサの外径を窓側リーフバルブと下側リーフバルブの外径よりも大きくしたことである。まずベースバルブBVに適用した場合を図1(A)及び図1(B)〜(D)に基づいて説明すると、従来技術で説明したベースバルブBVとの相違点は、環座23側の下側リーフバルブ22の上面に、当該下側リーフバルブ22と同一の内径を有する内環112Dと外環112Eとの間に少なくとも1個の連結部112Cを有する円弧状の開口部112Aを形成し、当該開口部を包囲する外環112Eの一部を切り欠いたチョーク通路112Bを設けたスペーサ112と、当該スペーサの開口部112Aに連通する少なくとも1個のオリフィス111Aを穿設した座金状の窓側リーフバルブ111を重畳して、バルブケース20下面の開口窓20Eに対向させたことである。
【0032】
スペーサ112のチョーク通路112Bの外端に至る半径は、図2(C)に示すように下側リーフバルブ22又は窓側リーフバルブ111の少なくともいずれか一方の外端に至る半径より大きく形成され、チョーク通路112Bを下流室へ開放している。下部室Bに連通する内周ポート20Bを介してバルブケース下部の開口窓20Eに導かれ、開口窓20Eに対向する窓側リーフバルブ111のオリフィス111Aを介してスペーサ112の開口部112Aに導かれた圧油は、下側リーフバルブ22又は窓側リーフバルブ111の少なくともいずれか一方の外端よりも外側に開口しているチョーク通路112Bの開口端Zを通じて下流側に流出させることにより、微低速〜低速域の圧側減衰力をピストン速度に対してほぼ比例してリニアに立ち上がらせることができる。
【0033】
上述した第2実施形態におけるスペーサのチョーク通路112Bは、上記図1(C)のスペーサ102で述べたように、通路長が短くてもよい場合に適用され、これは半径方向に沿って直線状に設けられている。他方図2(E)に示すスペーサ113は、上記スペーサ112に対して、チョーク通路113Bのみを半径方向に対して任意の角度に傾斜させ通路長を長くしたものである。スペーサの寸法を変えることなしに傾斜角によって通路長を調整することができる。
【0034】
同様に図2(F)に示すスペーサ114は、チョーク通路114Bを外環の外周に沿って円弧状に形成することにより、通路長を更に長く設定できるようにしたものである。窓側リーフバルブ101のオリフィス101Aをスペーサの開口部114Fの右端部に開口させれば、開口部114Fもチョーク通路として利用することができるので、通路長を実用上自由に設定することができる。
【0035】
上記第2実施形態のベースバルブBVにおける減衰力発生弁をピストンバルブPVに適用する場合には、上述した通路関係が成立するように形成したベースバルブBV側の112(又は113,114)に相当する形状のスペーサを、図1(B)に示すピストンバルブPV側の窓側リーフバルブ101と図1(D)に示す下側リーフバルブ9との間に挟持させ、下側リーフバルブ9又は窓側リーフバルブ101の少なくともいずれか一方の外端よりも外側に開口するチョーク通路の開口端(図2(C)のZ部に相当)を確保することにより、微低速〜低速域の伸側減衰力をピストン速度に対してほぼ比例してリニアに立ち上がらせることができるピストンバルブPVとすることもできる。
いずれの実施形態においてもスペーサの外環が切断されていないため、単体部品の段階で部品相互の絡まりを生じにくく、組み付けの自動化が容易になる。
【0036】
以上詳述した半径方向に沿って直線状に設けられたチョーク通路102B及び112B、あるいは半径方向に対して任意の角度に傾斜させたチョーク通路103B及び113B、又は外環の外周に沿って円弧状に形成したチョーク通路103B及び114Bは、それぞれの中心線を振幅の中心とした連続する正弦波或いは三角波又は矩形波状に形成することにより、通路長を更に延長することもできる。
【0037】
前記第1,第2実施形態のピストンバルブPVにおいては、チョーク通路をスペーサに設けているが、この替わりにスペーサを廃止して、窓側リーフバルブ101の下流側のスプリングシート10とピストンナット12の嵌合面のいずれか一方に、軸線に平行な直線状の溝又は螺旋状の溝をチョーク通路として設けても、同様な効果を得ることができる。
【0038】
図3は本発明の第3実施形態を示すもので、図3(A)はこの実施形態を適用するピストンバルブPV近傍の断面図である。ベースバルブBVは第1実施形態が適用されている。
図3(C)に示すように、スプリングシート201の内周側嵌合面に軸線に平行な直線状の溝201Aを設け、これを従来技術で説明した図3(D)に示すピストンナット12の外面に嵌合させることにより、嵌合部に軸線に平行な直線状のチョーク通路を形成する。
【0039】
スプリングシートの内周側に形成するチョーク通路は、図3(E)に示すように、スプリングシート202の内周に螺旋状に形成した202Aであってもよい。図3(A)〜(E)に示す第3実施形態において、上部室Aに連通する内周ポート5Bを介してピストン下部の開口窓5Eに導かれた圧油は、図3(B)に示す窓側リーフバルブ101のオリフィス101Aを介して前記スプリングシート201又は202の上面凹部に導かれ、当該スプリングシートとピストンナット12の嵌合部に形成された軸線に平行な直線状のチョーク溝201A又は螺旋状のチョーク溝202Aを介して下部室Bに開放され、この際の通路抵抗により前述したピストン速度に比例する微低速〜低速域の伸側減衰力を発生する。
【0040】
上記第3実施形態においては、軸線に平行な直線状のチョーク溝又は螺旋状のチョーク溝を、スプリングシートの内周側嵌合面に設けているが、図4に示す第4実施形態のように、従来のスプリングシート10を上下動自在に案内するピストンナットの外面に、図4(D)に示すような軸線に平行な直線状のチョーク溝301A、又は図4(E)に示すような螺旋状のチョーク溝302Aを設けることもできる。
溝を形成する部品が異なるだけで、作用及び効果は第3実施形態と同一であるので、説明は省略する。
【0041】
上述したいずれの実施形態においても、ピストン速度のごく小さい微低速域の減衰力の立ち上がりがよく、車両が道路のうねり等を通過する際の上下振動が速やかに減衰されるので、車両の乗り心地を改善することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上詳述した通り各請求項の発明によれば、窓側リーフバルブのオリフィスを、下側のスペーサ,スプリングシート又はピストンナットに設けたチョーク通路に連通し、オリフィスとチョーク通路の流体抵抗でピストン速度が微低速〜低速域の減衰力を発生させるようにしたから、微低速〜低速域の減衰力をピストン速度にほぼ比例してリニアに立ち上がらせることができる。このため、ピストン速度のごく小さい微低速域の減衰力の立ち上がりがよく、車両が道路のうねり等を通過する際の上下振動が速やかに減衰されるので、乗り心地を改善することができる。
また、窓側リーフバルブに対向するピストンとバルブケースのシート面の巾を広げる必要がなく、これにより従来と同じピストンとバルブケースを共通に使用してチョーク通路を形成することができるため、従来の製造ラインの大幅な変更なしに、経済的に上記性能を満たす油圧緩衝器を生産することができる。
更にピストンとバルブケースのシート面の巾を従来と同じく狭くできるため、窓側リーフバルブがスムースに離脱でき、これによりことこと音の発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A) 本発明の第1実施形態(ピストンバルブ側)に係る油圧緩衝器のバルブ近傍の断面図である。
(B) 第1実施形態に係る窓側リーフバルブの平面図である。
(C) 第1実施形態に係るスペーサの平面図である。
(D) 第1実施形態に係る下側リーフバルブの平面図である。
(E) 第1実施形態に係るスペーサの平面図である。
(F) 第1実施形態に係るスペーサの平面図である。
【図2】(A) 本発明の第2実施形態(ベースバルブ側)に係る油圧緩衝器のバルブ近傍の断面図である。
(B) 第2実施形態に係る窓側リーフバルブの平面図である。
(C) 第2実施形態に係るスペーサの平面図である。
(D) 第2実施形態に係る下側リーフバルブの平面図である。
(E) 第2実施形態に係るスペーサの平面図である。
(F) 第2実施形態に係るスペーサの平面図である。
【図3】(A) 本発明の第3実施形態に係る油圧緩衝器のバルブ近傍の断面図である。
(B) 第3実施形態に係る窓側リーフバルブの平面図である。
(C) 第3実施形態に係るスプリングシートの断面図である。
(D) 第3実施形態に係るピストンナットの外面図である。
(E) 第3実施形態に係るスプリングシートの断面図である。
【図4】(A) 本発明の第4実施形態に係る油圧緩衝器のバルブ近傍の断面図である。
(B) 第4実施形態に係る窓側リーフバルブの平面図である。
(C) 第4実施形態に係るスプリングシートの断面図である。
(D) 第4実施形態に係るピストンナットの外面図である。
(E) 第4実施形態に係るピストンナットの外面図である。
【図5】(A) 従来技術に係る油圧緩衝器の縦断面図である。
(B) 従来技術に係る切欠きリーフバルブの平面図である。
(C) 従来技術に係る下側リーフバルブの平面図である。
【符号の説明】
B 下部室
C 底部室
5 ピストン
5E ピストン下面の開口窓
9,22 下側リーフバルブ
20 バルブケース
20E バルブケース下面の開口窓
10,201,202 スプリングシート
201A (スプリングシートの)直線状のチョーク溝
202A (スプリングシートの)螺旋状のチョーク溝
12,301,302 ピストンナット
301A (ピストンナットの)直線状のチョーク溝
302A (ピストンナットの)螺旋状のチョーク溝
101,111 窓側リーフバルブ
101A,111A オリフィス
102,112 スペーサ
102A,112A (スペーサの)開口部
102B,112B (スペーサの)放射状チョーク通路
103B,113B (スペーサの)傾斜したチョーク通路
104B,114B (スペーサの)円弧状チョーク通路
102C,112C (スペーサの)連結部
102D,112D (スペーサの)内環
102E,112E (スペーサの)外環

Claims (9)

  1. シリンダ内にピストンを介して上下二つの油室を区画し、二つの油室はピストンに設けたポートを介して連通し、当該ポートの出口側開口窓に伸側減衰力発生弁を開閉自在に設け、当該伸側減衰力発生弁はピストンを保持するピストンナットの外周に直列に設けたスプリングシートとスプリングとで常時閉じ方向に付勢されている油圧緩衝器において、上記伸側減衰力発生弁は、スプリングシート上に支持された下側リーフバルブと、下側リーフバルブ上に支持され且つ下部室に直接一部開放された一つ又は複数のチョーク通路を備えたリーフ状スペーサと、当該スペーサ上に支持されるとともに上記チョーク通路に連通する一つ又は複数のオリフィスを備えた窓側リーフバルブとで構成され、ポートから流出した圧油を上記オリフィスとチョーク通路を介して下部室に流出させ、当該オリフィスとチョーク通路の流体抵抗でピストン速度に比例する減衰力を発生させることを特徴とする油圧緩衝器の減衰力発生構造。
  2. シリンダ下端にバルブケースを介して上下二つの油室を区画し、二つの油室はバルブケースに設けたポートを介して連通し、当該ポートの出口側開口窓に圧側減衰力発生弁を開閉自在に設け、当該圧側減衰力発生弁の内周側が間座を介して固定されている油圧緩衝器において、上記圧側減衰力発生弁は、内周側を間座に支持された下側リーフバルブと、下側リーフバルブ上に支持され且つ底部室に直接一部開放された一つ又は複数のチョーク通路を備えたリーフ状スペーサと、当該スペーサ上に支持されるとともに上記チョーク通路に連通する一つ又は複数のオリフィスを備えた窓側リーフバルブとで構成され、ポートから流出した圧油を上記オリフィスとチョーク通路を介して底部室に流出させ、当該オリフィスとチョーク通路の流体抵抗でピストン速度に比例する減衰力を発生させることを特徴とする油圧緩衝器の減衰力発生構造。
  3. 下側リーフバルブとスペーサと窓側リーフバルブの内外径を同一に成形し、スペーサにはオリフィスに連通する円弧状の開口部と、この開口部に連通して外端まで切欠かれたチョーク通路とが形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の油圧緩衝器の減衰力発生構造。
  4. スペーサの外径を下側リーフバルブと窓側リーフバルブの各外径より大きく成形し、スペーサにはオリフィスに連通する円弧状の開口部と、この開口部に連通し且つ下側リーフバルブと窓側リーフバルブの周端からはみ出し位置まで切欠かれたチョーク通路とが形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の油圧緩衝器の減衰力発生構造。
  5. 上記スペーサのチョーク通路は、半径方向に沿って直線状に形成されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の油圧緩衝器の減衰力発生構造。
  6. 上記スペーサのチョーク通路は、半径方向に沿って任意の角度に傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の油圧緩衝器の減衰力発生構造。
  7. 上記スペーサのチョーク通路は、外環の外周に沿って円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の油圧緩衝器の減衰力発生構造。
  8. シリンダ内にピストンを介して上下二つの油室を区画し、二つの油室はピストンに設けたポートを介して連通し、当該ポートの出口側開口窓に伸側減衰力発生弁を開閉自在に設け、当該伸側減衰力発生弁はピストンを保持するピストンナットの外周に直列に設けたスプリングシートとスプリングとで常時閉じ方向に付勢されている油圧緩衝器において、上記伸側減衰力発生弁は、円周方向に沿って一つ又は複数のオリフィスを形成した窓側リーフバルブで構成し、更に上記スプリングシートの内周に上記オリフィスを下部室に連通させる直線状又は螺旋状のチョーク通路を一つ又は複数形成し、ポートから流出した圧油を上記オリフィスとチョーク通路を介して下部室に流出させることを特徴とする油圧緩衝器の減衰力発生構造。
  9. シリンダ内にピストンを介して上下二つの油室を区画し、二つの油室はピストンに設けたポートを介して連通し、当該ポートの出口側開口窓に伸側減衰力発生弁を開閉自在に設け、当該伸側減衰力発生弁はピストンを保持するピストンナットの外周に直列に設けたスプリングシートとスプリングとで常時閉じ方向に付勢されている油圧緩衝器において、上記伸側減衰力発生弁は、円周方向に沿って一つ又は複数のオリフィスを形成した窓側リーフバルブで構成し、更に上記ピストンナットの上部外周に上記オリフィスを下部室に連通させる直線状又は螺旋状のチョーク通路を一つ又は複数形成し、ポートから流出した圧油を上記オリフィスとチョーク通路を介して下部室に流出させることを特徴とする油圧緩衝器の減衰力発生構造。
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