JP4060414B2 - プログラムロード装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、所与のプログラムデータにしたがって所定の動作を行う機能回路に所望のプログラムデータをロードする装置に関する。
【0020】
【従来の技術】
このような機能回路を1つまたは複数個備えるシステムでは、各機能回路にロードされるプログラムまたは設定値(以下、プログラムデータと称する。)を変更することで、多種様々な動作モードまたはアプリケーションを実現することが可能である。
【0030】
従来のこの種システムでは、多数組または多種類のプログラムデータをメモリに予め蓄積(用意)しておき、要求されるアプリケーションに応じてマイクロプロセッサがそのメモリの中から1組のプログラムデータを読み出して、各機能回路に各分のプログラムデータをロードするように構成している。このため、マイクロプロセッサは、メモリ内の各組のプログラムデータの記憶番地を予め把握しておく必要がある。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、システムのバージョンアップ等により、メモリに用意しておくプログラムデータのデータ長に一部でも変更が生じると、メモリに格納される各組のプログラムデータの記憶位置または番地が変わってしまうことがある。この場合、マイクロプロセッサ側でも、そのようなプログラムデータ記憶番地の変更に応じてソフトウェアを手直ししなければならず、これが非常に面倒であった。
【0050】
また、上記のようにマイクロプロセッサがメモリからプログラムデータを読み出して各機能回路にロードする方式は、マイクロプロセッサ自体が制御プログラムを逐次的にメモリから読み出して解読しながら処理を進めるため、どうしても相当の時間を必要とし、短時間でのプログラムロードを実現することは難しい。したがって、電源投入後やモード切換後に直ちに動作しなくてはならないシステムには向かなかった。
【0060】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、プログラムメモリに蓄積しておくプログラムデータのデータ長または記憶番地に変更が生じてもソフトウェアの手直しを必要とすることなく、プログラムデータのロード処理を行えるようにしたプログラムロード装置を提供することを目的とする。
【0070】
また、本発明は、高速かつ効率的にプログラムデータのロード処理を行えるようにしたプログラムロード装置を提供することを目的とする。
【0080】
上記の目的を達成するために、本発明のプログラムロード装置は、所与のプログラムデータにしたがって所定の動作を行う機能回路に所望のプログラムデータをロードするプログラムロード装置であって、前記プログラムデータを予め設定した第1の記憶場所を先頭記憶場所とする第1の記憶領域に保持するとともに、前記第1の記憶場所を指定するアドレスポインタのデータを第2の記憶領域内に予め設定した第2の記憶場所に保持するプログラムメモリと、前記プログラムデータのロード処理を指示するために、前記プログラムデータを所定のプログラム指定情報で指定するプログラム指定部と、前記プログラム指定部より与えられる前記プログラム指定情報を基に前記プログラムメモリから前記プログラムデータを読み出して前記機能回路に転送するプログラムローダとを有し、前記プログラム指定部が、前記プログラム指定情報として前記第2の記憶場所に対応する前記プログラムデータに固有のプログラム番号を前記プログラムローダに与え、前記プログラムローダが、前記プログラム番号のデータを保持するための第1のレジスタを有し、前記プログラム指定部より受け取った前記プログラム番号のデータに対して前記第1のレジスタを用いて第1の演算を施して、前記第2の記憶場所を指定する開始アドレスを生成するアドレス生成部と、前記アドレス生成部より得られた前記開始アドレスで前記プログラムメモリにアクセスして、前記第2の記憶領域内の前記第2の記憶場所から前記アドレスポインタのデータを読み出すアドレスポインタ読出部と、前記アドレスポインタ読出部に読み出された前記アドレスポインタのデータにしたがって前記プログラムメモリをアクセスして、前記第1の記憶領域から前記プログラムデータを読み出すプログラムデータ読出部とを有する。
【0090】
上記の装置構成においては、所定の動作モードまたはアプリケーションに対応したプログラムデータをプログラムメモリ内の予め設定した第1の記憶場所を先頭記憶場所とする第1の記憶領域に格納するとともに、該第1の記憶場所を指定するアドレスポインタのデータを該プログラムメモリ内の第2の記憶領域に予め設定した第2の記憶場所に格納しておく。そして、機能回路に該プログラムデータをロードする必要が生じた場合は、プログラム指定部が該プログラムデータを指定するプログラム指定情報として該プログラムデータに固有のプログラム番号をプログラムローダに与える。ここで、このプログラム番号と上記第2の記憶場所との間にはデータ(数値)上の対応関係がある。
【0100】
プログラムローダでは、プログラム指定部よりプログラム番号のデータを受け取ると、アドレス生成部が、そのプログラム番号のデータを第1のレジスタにロードし、該レジスタを用いてプログラム番号のデータに第1の演算(たとえばシフト、インクメント、乗算、加算等)を施して、第2の記憶場所を指定する開始アドレスを生成する。すなわち、プログラムメモリや他のメモリまたはテーブルを介することなく、開始アドレスを得るようにしている。
【0110】
次に、アドレスポインタ読出部が、上記開始アドレスを基にプログラムメモリにアクセスして、第2の記憶場所からアドレスポインタを読み出す。
【0120】
次いで、プログラムデータ読出部が、アドレスポインタ読出部に読み出された上記アドレスポインタにしたがってプログラムメモリをアクセスして、メモリ内の上記記憶領域からプログラムデータを読み出す。読み出されたプログラムデータは、そのまま機能回路に転送され、機能回路内の所定のメモリまたはレジスタにロードされる。本発明の好適な一態様によれば、アドレス生成部が、アドレスポインタのデータをロードする第2のレジスタを更に有し、第2のレジスタより第1の記憶場所をアドレス指定するための先頭アドレスを発生し、アドレスポインタのデータに対して第2のレジスタを用いて第2の演算を施して、第1の記憶領域内で第1の記憶場所の後に続く複数の記憶場所を順次指定するための後続アドレスを生成する。この場合、好適な一態様として、メモリアクセスを1回行う度毎に第2のレジスタの内容(アドレスのデータ)をインクリメントして、次回のメモリアクセスに用いるアドレスのデータを生成してよい。
【0130】
本発明においては、上記のように、プログラマブルに動作する所定の機能回路に対して所望のプログラムデータをロードするに際して、従来のようにCPUが制御プログラムを逐次的に読み出して解読しながらステップ数の多い煩雑な処理を進めるのとは異なり、ハードウェア回路だけで構成可能なプログラムローダが一義的な高速・最小ステップ数の処理を行う。
【0140】
本発明の好適な一態様によれば、プログラムメモリにアドレスバスを介して第1のレジスタの出力端子もしくは第2のレジスタの出力端子のいずれか一方を選択的に接続するアドレス切換スイッチが設けられる。
【0150】
また、好適な一態様によれば、プログラムメモリ内の所定の記憶位置にはこのプログラムメモリについて設定されたアクセス時間を表すメモリアクセス時間設定値が格納され、プログラムローダは予め設定された低速のアクセス時間でプログラムメモリからのプログラムデータの読み出しを開始し、アクセス時間データを読み出した後はメモリアクセス時間設定値の指示するアクセス時間でプログラムメモリからのプログラムデータの読み出しを行う。このようにプログラムメモリに対する読み出しのアクセス時間の可変制御を行うときは、好適な一態様として基準動作クロックの速度を変える方式が採られる。
【0160】
【発明の実施の形態】
以下、添付図を参照して本発明の実施例を説明する。
【0170】
図1に、本発明の一実施例によるプログラムロード方法および装置を適用したシステムの基本構成を示す。
【0180】
このシステムには、各々が所与のプログラムデータ(プログラムまたは設定値)にしたがって動作する(n+1)個の機能回路FC0 ,FC1 ,…FCn が含まれている。そして、これらの機能回路にプログラムデータを書き換え可能にロードするために、プログラム蓄積用メモリたとえばROM(Read-Only Memory) 10、プログラムローダ12およびプログラム指定装置たとえばマイクロプロセッサ(MPU)14が設けられている。このうち、マイクロプロセッサ14は、本来的にはシステム外部の装置として機能するものでもあってもよい。
【0190】
なお、後述するように、プログラムローダ12をこのシステムにおける機能回路FCの1つに加えることも可能である。
【0200】
このシステムでは、複数の動作モードまたはアプリケーションが用意され、各動作モード毎に全ての機能回路FC0 ,FC1 ,…FCn 向けの1組のプログラムデータが作成または設定される。ROM10には、そのような複数の動作モードにそれぞれ対応する複数の組のプログラムデータがまとめて格納される。
【0210】
プログラムローダ12は、ROM10とはアドレスバス16、データバス18および所要の制御線(図示せず)を介して接続されている。また、マイクロプロセッサ14とは適当なバスまたは通信インタフェース15を介して接続されている。
【0220】
また、プログラムローダ12は、各機能回路FC0 ,FC1 ,…FCn に対しては、アドレス/データ共用型の内部バス20および所要の制御線たとえばこのバス20上の信号がアドレス信号なのかデータなのかを識別するためのバス信号識別線22、内部バス20上のデータをいずれか1つの機能回路FCi だけに選択的に書き込むための書き込み制御線24等を介して接続されている。
【0230】
図2に、ROM10のメモリ領域に格納されるデータの配置(メモリマップ)の一例を示す。
【0240】
このROM10は、たとえばデータが8ビット、アドレスが16ビットで、8×216ビットの記憶容量を有している。図2の例では、アドレス0〜V2m+1の記憶領域にm+1個分(mは整数)のアドレスポインタV0 〜Vm がこの順序で格納されている。
【0250】
ここで、各アドレスポインタVK (K=0 〜m )は16ビットのデータ長であるため、上位バイト(8ビット)VKHと下位バイト(8バイト)VKLとに分けて2つのアドレスに書き込まれている。たとえば、mを255とした場合、このROM10には256個までのアドレスポインタが設定可能であり、256組までのプログラムデータが格納可能であることを意味する。
【0260】
上記のようなアドレスポインタの設定と関連し、このROM10では、第1のアドレスポインタV0 に対応するアドレスV0 を先頭記憶番地とする所定の記憶領域に第1組のプログラムデータが格納され、第2のアドレスポインタV1 に対応するアドレスV1 を先頭記憶番地とする所定の記憶領域に第2組のプログラムデータが格納されるというように、各アドレスポインタによって指示される記憶場所に各対応する組のプログラムデータが格納される。
【0270】
このようなメモリ管理方式によれば、各組のプログラムデータを指定するためのプログラム指定情報たとえばプログラム番号PNは、各対応するアドレスポインタを指定すればよい。そうすると、指定されたアドレスポインタから、目的のプログラムデータの記憶場所を直ちに割り出すことができるようになっている。
【0280】
図3に、ROM10に格納されている各組(第K組)のプログラムデータのデータ内容および格納配置の一例を示す。
【0290】
先ず、先頭アドレスVK-1 には第1の転送先となるべき機能ブロックFC(たとえばFC0 )を識別するための1バイトのデータDFC0 が格納される。次の2つのアドレスVK-1 +1,VK-1 +2には、第1の転送先へ転送すべきプログラムデータのデータ長(バイト数)の値に2を加えたデータLK0 が2バイト(LK0H,LK0L)で格納される。
【0300】
次の第4および第5番目のアドレスVK-1 +3,VK-1 +4には、第1の転送先(機能回路)においてプログラムデータが書き込まれるべきメモリまたはレジスタの先頭記憶番地を示す2バイトのデータAD0 (AD0H,AD0L)が転送先番地として格納される。
【0310】
次の第6番目のアドレスVK-1 +5から(プログラムデータ長LK0 −2)に応じたアドレスにわたって、第1の転送先(機能回路)にロードされるべきプログラムデータが1バイト単位Da(1),Da(2),…で各アドレスに格納される。
【0320】
上記のようにして、第K組のプログラムデータの先頭部分には、第1の転送先となる機能回路に対応する第1グループのプログラムデータが連続した記憶番地(VK-1 ,VK-1 +1,VK-1 +2,……)に格納される。
【0330】
上記第1グループのプログラムデータの終端アドレスは、VK-1 +LK0 +3−1となる。この式の中で、第3項の定数“3”はDFC0 ,LK0H,LK0Lに充てられる3つのアドレスに相当する。
【0340】
この終端アドレス(VK-1 +LK0 +3−1)の次のアドレス(VK-1 +LK0 +3)からは、第2の転送先となる機能回路に対応する第2グループのプログラムが上記第1グループと同様のフォーマットで格納される。転送されるべきプログラムデータDb(1),Db(2), …の量つまりプログラムデータ長は、第2の転送先におけるプログラムデータ格納手段(メモリまたはレジスタ等)の記憶容量または要求仕様に依存する。
【0350】
第3の転送先以降についても、各対応するグループのプログラムデータが上記と同様のフォーマットでROM10のメモリ領域に順次格納される。そして、最後の転送先に対応するグループのプログラムデータが格納される記憶場所の次のアドレスには、この組(第K組)のプログラムデータがここで終了したことを示す終了指示データDFend が格納される。
【0360】
図4に、プログラムローダ12の回路構成例を示す。このプログラムローダ12は、各種の情報またはデータを一時的に入力して保持する複数個のレジスタ30〜36と、アドレス切換スイッチ38と、ローダ内の各部および外部の機能回路等を制御する制御部40とから構成される。この例において、プログラムローダ12は、I2 Cバス(Inter IC-Bus)インタフェース回路42を介してマイクロプロセッサ14に接続されている。
【0370】
図5に、このプログラムローダ12における制御部40の制御または処理動作をフローチャートで示す。
【0380】
以下に、プログラムローダ12がROM10より第K組のプログラムデータを読み出してシステム内の各機能回路にロードする場合の動作を説明する。なお、図6には、第1の転送先たとえば機能回路FC0 に対して第K組のプログラムデータの中の第1グループのプログラムデータをロードする場合のより詳細なステップと各経路上で伝送される関連アドレス信号またはデータの分布を示す。
【0390】
先ず、システムの電源投入直後あるいは動作モードの切換直後に、マイクロプロセッサ14より所望の組(この例では第K組)のプログラムデータを指定するプログラム番号PNK-1 がプログラムローダ12に送られてくる。
【0400】
I2 Cバス・インタフェース回路42は、このプログラム番号PNK-1 を受信すると、このことを知らせる受信通知信号HSを制御部40に伝えるとともに、レジスタ30に対してこの受信したプログラム番号PNK-1 をロードする。ここで、信号HSはレジスタ30のライトイネーブル信号WEとしても働く。
【0410】
制御部40は、上記受信通知信号HSを受け取ると、プログラムローダ12内の各部を初期化する。特に、アドレス切換スイッチ38については、出力端子(ROMアドレス出力端子)をレジスタ30側の入力端子に切り換えておいてよい(ステップS1 ,S2 )。
【0420】
レジスタ30においては、プログラム番号PNK-1 をロードすると、このデータの桁を1つ上位に移動させて最下位桁に“0”を挿入する。この結果、レジスタ30内のデータは、プログラム番号PNK-1 を2倍にした値(2×PNK-1 )となる。
【0430】
こうして、このレジスタ30内のデータ(2×PNK-1 )が第1回目のROMアドレスとしてスイッチ38を介してアドレスバス16上に出力され、ROM10からはこのROMアドレス(2×PNK-1 )で指定される記憶位置のデータつまりアドレスポインタVK-1 の上位バイトV(K-1)Hがデータバス18上に読み出される(ステップS2 )。
【0440】
ROM10より読み出されたアドレスポインタVK-1 の上位バイトV(K-1)Hはプログラムローダ12内のレジスタ32にロードされる。
【0450】
次に、制御部40は、レジスタ30の内容を1つインクリメントし、2×PNK-1 +1とする。こうして、このレジスタ30内のデータ(2×PNK-1 +1)が第2回目のROMアドレスとしてスイッチ38を介してアドレスバス16上に出力され、ROM10からはこのROMアドレス(2×PNK-1 +1)で指定される記憶位置のデータつまりアドレスポインタVK-1 の下位バイトV(K-1)Lがデータバス18上に読み出される(ステップS4 )。
【0460】
ROM10より読み出されたアドレスポインタVK-1 の下位バイトV(K-1)Lはプログラムローダ12内のレジスタ32にロードされる。
【0470】
この際、先にロードされている上位バイトV(K-1)Hを8桁だけ上位側に移動して、つまり定数256を乗算してから、その下位桁に下位バイトV(K-1)Lをセット(加算)することで、2バイトのアドレスポインタVK-1 が得られる(ステップS5 )。このアドレスポインタVK-1 は、第K組のプログラムデータが格納されている記憶場所の先頭記憶番地を示すアドレスである。
【0480】
一方、制御部40はアドレス切換スイッチ38をレジスタ32側に切り換えておく。こうして、レジスタ32よりアドレスポインタVK-1 が第3回目のROMアドレスとしてスイッチ38を介してアドレスバス16上に出力され、ROM10からは第K組のプログラムデータの先頭データつまり第1の転送先を指示する転送先識別データDFC0 が読み出される(ステップS6 )。
【0490】
ROM10より読み出された転送先識別データDFC0 は、プログラムローダ12内のレジスタ34にロードされ、このレジスタ34の内容から制御部40は第1の転送先となるべき機能回路FCを認識し、その機能回路に対する書き込み制御信号WEをアクティブにする。
【0500】
制御部40は、今回のROM読み出しの直後にレジスタ32の内容を1つインクリメントする(ステップS6 )。したがって、次に、レジスタ32より先頭記憶番地VK-1 の1つ後のアドレス(VK-1 +1)がROMアドレスとしてスイッチ38を介してアドレスバス16上に出力され、ROM10からは第1の転送先に対するプログラムデータ長LK0 の上位バイトLK0Hがデータバス18上に読み出される(ステップS8 )。この直後に、制御部40は、レジスタ32の値を1つインクリメントとする。
【0510】
なお、ROM10より読み出された上記プログラムデータ長LK0 の上位バイトLK0Hは、プログラムローダ12内のレジスタ36にロードされる。
【0520】
次は、レジスタ32よりアドレス(VK-1 +2)がスイッチ38を介してアドレスバス16上に出力され、ROM10からは第1の転送先に対するプログラムデータ長LK0 の下位バイトLK0Lが読み出される(ステップS9 )。この直後に、制御部40は、レジスタ32の値を1つインクリメントする。
【0530】
今回読み出されたプログラムデータ長LK0 の下位バイトLK0Lもレジスタ36にロードされる。この際、レジスタ36内で、先にロードされている上位バイトLK0Hを8桁だけ上位側に移動して、つまり定数256を乗算してから、その下位桁に下位バイトLK0Lをセット(加算)することで、2バイトのプログラムデータ長LK0 が得られる(ステップS10)。制御部40は、レジスタ36の内容を読み取ることができる。
【0540】
次に、レジスタ32よりアドレス(VK-1 +3)がスイッチ38を介してアドレスバス16上に出力される。このアドレスを受けてROM10からは、第1の転送先となる機能回路においてプログラムデータの最初の格納先を示す「転送先番地」AD0 の上位バイトAD0Hがデータバス18上に読み出される(ステップS12)。
【0550】
ROM10よりデータバス18上に読み出された転送先番地AD0 の上位バイトAD0Hは、直接内部バス20上に転送され、このバス20を通って第1の転送先であるライトイネーブル状態の機能回路FCにロードされる。この際、制御部40は、信号識別線22上の信号識別情報ADTをアドレス送信モードを示す論理値たとえばHレベルとする。また、制御部40は、レジスタ32の内容を1つインクリメントしてROM読み出しアドレスを1つ先に更新するとともに、レジスタ36の内容を1つディクリメントして残りのプログラムデータ長LKを1つ減少させる(ステップS12)。
【0560】
次の読み出しサイクルでは、レジスタ32よりアドレス(VK-1 +4)がスイッチ38を介してアドレスバス16上に出力され、ROM10からは転送先番地AD0 の下位バイトAD0Lが読み出される(ステップS11,S12)。そして、この読み出された転送先番地AD0 の下位バイトAD0Lも、前回のサイクルと同様に、内部バス20を介して第1の転送先である機能回路FCにロードされる。
【0570】
次の読み出しサイクルでは、レジスタ32よりアドレス(VK-1 +5)がスイッチ38を介してアドレスバス16上に出力され、このアドレスを受けてROM10からは第1の転送先に対応する第1グループのプログラムデータの最初の1バイトDa(1)が読み出される。
【0580】
この1バイトのプログラムデータDa(1)も、内部バス20を介して第1の転送先である機能回路FCにロードされる。この際、制御部40は、信号識別情報ADTをデータ送信モードであることを示す論理値たとえばLレベルとする。これによって、この1バイトのプログラムデータDa(1)は、当該機能回路内で先にロードされている転送先番地AD0 で指示される格納番地にロードされることになる。
【0590】
それ以後も、上記と同様な読み出しサイクルが繰り返され、各サイクル毎にROM10より第1の転送先に対応する第1グループのプログラムデータが1バイトずつ読み出されては、内部バス20を介して第1の転送先の機能回路FCに転送され、その機能回路内の各対応する記憶場所にロードされる。
【0600】
制御部40は、上記の読み出しサイクルが行われる度にレジスタ32内のアドレス値を1つインクリメントするとともに、レジスタ36内の残りのプログラムデータ長LKを1つディクリメントする。
【0610】
そして、レジスタ36でLKが0に達したならば、そこで第1の転送先に対するプログラムデータの転送は終了したことを認識し、次のサイクルでROM10より読み出したデータを次の(第2の)転送先を識別するための転送先識別データDFC1 であると判断して、このデータDFC1 をレジスタ34にセットする(ステップS11,S6 )。
【0620】
以後、上記した第1の転送先に対する動作と同様の動作が繰り返される(ステップS6 →S7 →S8 →S9 →S10→S11→S12→……→S11→S6 )。そして最後の転送先に対しても必要な全てのプログラムデータが転送され、その直後のROMアクセスで終了指示データDFend を読み出すと、この時点でこの第K組のプログラムデータに関する一切の処理を終了する(ステップS7 ,S1 )。
【0630】
図7に、各機能回路FCにおいてプログラムローダ12からのプログラムデータをロードするための回路構成例を示す。
【0640】
各機能回路FCは、内部バス20上からアドレス信号およびデータをそれぞれ受信するアドレス受信部50およびデータ受信部52を備えている。
【0650】
アドレス受信部50は、アドレスレジスタ50aを有しており、当該機能回路FC内においてプログラムデータを保持する1個または複数個のメモリまたはレジスタReg0 ,Reg1 ,……RegM の記憶領域にバイト単位でアドレス指定するためのアドレスをこのアドレスレジスタ50aに格納して管理する。
【0660】
データ受信部52は、受信したデータを一時的に保持するデータバッファからなり、そのデータ出力端子は各メモリまたはレジスタReg0 ,Reg1 ,……RegM のデータ入力端子に接続されている。
【0670】
プログラムローダ12からのプログラムデータの分配に際しては、上記したように、先ず信号識別線22上の信号識別情報ADTがHレベルに変化することでアドレス送信モードであることが分かり、このモード下で伝送されてきた最初の2バイトのデータADH ,ADL を「転送先番地」ADとしてアドレス受信部50が受信する。アドレス受信部50は、受信した転送先番地ADをアドレスレジスタ50aに格納する。
【0680】
次に、信号識別情報ADTがLレベルに変わり、それ以後に内部バス20を介して伝送されたきたデータは、データ受信部52が受信する。そうすると、アドレス受信部50は、アドレスレジスタ50aに格納してあるアドレスでアドレス指示されるメモリ番地またはレジスタ番地をライトイネーブル状態にする。これにより、データ受信部52に受信されているデータがその選択された番地に書き込まれる。この直後に、アドレス制御部50は、アドレスレジスタ50aの内容を1つインクリメントして、書き込みアドレスの値を1つ更新する。
【0690】
このようにして、プログラムローダ12より転送されたきた1バイト単位のデータは、データ受信部52を介して各対応するメモリまたはレジスタの記憶番地にロードされる。
【0700】
なお、図7の構成例は一例であり、種々の変形が可能である。特に、各機能回路FC内で所望のメモリまたはレジスタ番地を選択またはアドレス指定する方法には従来周知の種々の回路構成を採用できる。
【0710】
上記したように、本実施例のシステムでは、複数の動作モードまたはアプリケーションにそれぞれ対応した複数組のプログラムデータをROM10内の所定の記憶領域に組別に格納して保持するとともに、各組のプログラムデータの記憶番地を指示するアドレスポインタをROM10内の予め設定した記憶番地に格納しておき、外部のマイクロプロセッサ14より所望の組のプログラムデータを指定するためにいずれか1つのアドレスポインタに対応するプログラム番号PNが与えられると、プログラムローダ12がそのプログラム番号PNを基にROM10から対応アドレスポインタを読み出し、このアドレスポインタから目的の組のプログラムデータの格納場所を割り出すようにしている。
【0720】
したがって、マイクロプロセッサ14は、各動作モードに応じたプログラム番号PNだけを管理すればよい。ROM10に格納される各組のプログラムデータの記憶場所が変更された場合、これに伴って変更すべきものはROM10内のアドレスポインタの値だけであり、ROM10の外部では何の変更や修正も一切不要である。特に、マイクロプロセッサ14のソフトウェアを変更する必要は一切ない。
【0730】
また、本実施例のシステムでは、ROM10に対してマイクロプロセッサ14ではなく、ハードウェア回路だけで構成可能なプログラムローダ12によってプログラムデータの読み出しと各機能回路への転送を行うので、最小限のステップ数で高速にプログラムデータのロード処理を実行することができる。
【0740】
ところで、上記したように、プログラムローダ12もこのシステムにおける機能回路FCの1つに加えることが可能である。このためには、たとえば図7に示すような回路を制御部40に備えればよい。制御部40は、その内蔵の設定値レジスタRegにロードされる各種設定値にしたがって上記プログラムロード動作の特性をプログラマブルに変更することができる。
【0750】
この方式の好適な例として、以下に説明するようにROM読み出しのアクセス時間(速度)をプログラマブルに制御する方法がある。
【0760】
市場で入手可能なROMは、アクセス時間の短い(速い)ものもあれば長い(遅い)ものもあり、そのばらつきの度合いはかなり大きい。この実施例のシステムにおいて、ROM10は着脱自在に交換できるものが好ましく、その場合には低速型のROMも高速型のROMも接続され得る。全てのROMに対して一定のアクセス時間で対応しようとすれば、規格上の最低速度に合わせる外ない。しかし、それでは、高速型のROMが接続された場合にも、規格よりも格段に遅い速度でメモリアクセスを行うことになり、プログラムデータのロード処理の効率は低下する。
【0770】
そこで、本発明の一実施例においては、システムにおける機能回路の1つにプログラムローダ12を加えるとともに、ROM10に格納される各組のプログラムデータにおいてこのプログラムローダ12に対応するグループのプログラムデータの中に当該ROM10で設定されている規格上のアクセス時間を表すデータも入れておく。そして、プログラムローダ12内の制御部40においては、ROMアクセス時間の初期値として実用上最も低速のアクセス時間を設定しておく。なお、プログラムローダ12を第1の転送先と設定しておくのが望ましい。
【0780】
かくして、プログラムローダ12は、マイクロプロセッサ14からのプログラム番号PNを受け取ると、上記最低速の設定アドレス時間でROM10からのプログラムデータの読み出しを開始する。
【0790】
上記した例では、アドレスポインタの読み出しから少なくとも転送先番地ADの読み出しまでこの最低速の設定アドレス時間でメモリアクセスが行われる。したがって、どのような仕様アクセス時間を有するROM10に対しても、プログラムローダ12からのアクセス速度が速すぎて読み出し不能となることはない。
【0800】
そして、プログラムローダ12は、ROM10よりこのROM用の標準アクセス時間のデータを読み出して自己の設定値レジスタにロードすると、それ以降はアクセス速度をこの標準アクセス時間に切り換えて、この組のプログラムデータに関するロード処理を継続する。
【0810】
したがって、このROM10が高速型のROMである場合は、この切換時点から高速のメモリアクセスでプログラムデータの読み出しが行われることとなり、ロード処理の全所要時間が格段に短くて済む。また、このROM10が中速型のROMである場合は、この切換時点から中速のメモリアクセスでプログラムデータの読み出しが行われることとなり、それ相当に全ロード処理時間の短縮化をはかることができる。
【0820】
このようにして、ROM10にどのような仕様アクセス時間を有するROMが用いられても、そのROMの仕様速度に見合ったアクセス時間で安全確実にメモリアクセスを実行することができる。
【0830】
プログラムローダ12において、上記のようなアクセス速度の切換を行うためには、たとえば図8に示すような設定値レジスタ60およびプログラマブルカウンタ62を制御部40に設けてよい。上記したようなROM10の標準アクセス時間データDt は、たとえば4ビットデータ(d3,d2,d1,d0 )として設定値レジスタ60の所定のフィールドFDにロードされ、ここからプログラマブルカウンタ62のプログラム入力端子に設定値Nとして与えられる。
【0840】
プログラマブルカウンタ62は、最高速度のアクセス時間に対応する基準動作クロックCKを入力し、プログラム入力端子に受け取る設定値Nに対して(16−N)進で基準動作クロックCK0 を分周するカウンタとして動作する。プログラムローダ12内の各部、特に制御部40は、プログラマブルカウンタ62より出力されるクロックSCKN の速度で動作する。
【0850】
ROM読み出しの開始時点では、設定値レジスタ60のフィールドFDに初期値「0」がセットされており、つまり(d3,d2,d1,d0 )が(0,0,0,0)であり、プログラマブルカウンタ62のプログラム入力端子には設定値「0」が与えられている。これにより、プログラマブルカウンタ62は、16進カウンタとして動作し、基準動作クロックCKの1/16の速度を有するクロックSCK0 を出力する。したがって、プログラムローダ12は、この最も低速のクロックSCK0 に応じたアクセス時間(たとえば500ナノ秒)でROM10にアクセスすることになる。
【0860】
上記のようにして、ROM10からの標準アクセス時間データDt が設定値レジスタ60のフィールドFDにロードされ、この値がたとえば「15」のとき、つまり4ビットデータ(d3,d2,d1,d0 )が(1,1,1,1)のときは、プログラマブルカウンタ62のプログラム入力端子に設定値「15」が与えられ、プログラマブルカウンタ62の出力端子より基準動作クロックCKと同速度のクロックSCK15が出力される。これにより、プログラムローダ12は、この最も高速のクロックSCK15(CK)に応じたアクセス時間(たとえば50ナノ秒)でROM10にアクセスすることになる。
【0870】
図10に、この実施例によるシステムの具体的な応用例の1つとして画像処理プロセッサの回路構成を示す。
【0880】
この画像処理プロセッサは、処理されるべき画像データとしてディジタルの映像信号VSを外部より取り込む入力部70と、画像データを走査線単位で入力、処理および出力するSVP(Scan-line Video Processor)72と、画像データを走査線単位で書き込みおよび読み出す画像メモリ74と、処理後の画像データを外部に出力する出力部76と、これら入力部70、SVP72、画像メモリ74および出力部76を相互に接続するデータ・パス78とを有している。
【0890】
また、この画像処理プロセッサには、SVP72をSIMD (Single-Instruction Multiple-Data)型のディジタル信号処理部として動作させるため、SVP72用のプログラムを保持するRAMからなる命令メモリ80と、この命令メモリ80より命令を1つずつ取り出してこの命令に対応したマイクロ命令等の制御信号をSVP72に与える命令発生回路(IG)82とが設けられている。
【0900】
さらに、この画像処理プロセッサには、入力部70、SVP72、画像メモリ74、出力部76およびIG82に所要のタイミング制御信号を供給するタイミング制御ユニット(TCU)84も設けられている。
【0910】
この画像処理プロセッサにおいて、これらの入力部70、ディジタル信号処理部(72,80,82)、画像メモリ74、出力部76およびTCU84は、それぞれ所与のプログラムデータにしたがって動作するようになっており、図1の機能回路FG0 ,FG1 ,…FGn に相当する。
【0920】
そして、この画像処理プロセッサ内の各部つまり入力部70、SIMD型ディジタル信号処理部(72,80,82)、画像メモリ74、出力部76およびIG82内のプログラムデータ保持部(メモリ、レジスタ等)に内部バス20を介してROM10内の所望のプログラムデータを分配するためのプログラムローダ12およびI2 Cバス・インタフェース回路42も含まれている。また、図示しないが、プロセッサ内の各部に所要のクロックを供給するためのたとえばPLL回路からなるクロック回路も含まれている。
【0930】
SVP72はデータ入力レジスタ(DIR)86、プロセッシング・エレメント部(処理部)88およびデータ出力レジスタ(DOR)90の3層構造からなっている。
【0940】
DIR86は、TCU84からのタイミング制御信号とクロック回路からのクロックとIG82からのアドレス(ADDRESS)とにしたがって動作し、たとえば最大3チャンネル分(たとえば48ビット)までの画像データD1 〜DN を走査線単位で繰り返し入力する。
【0950】
処理部88は、1水平走査線上の画素数Nに等しい数(たとえば864個)のプロセッシング・エレメントPE1 〜PEn を並列配置(接続)してなる。これらのプロセッシング・エレメントPE1 ,PE2 ,…PEn は、IG82からのアドレス(ADDRESS)およびマイクロ命令(MICROINSTRUCTION)とクロック回路からのクロックとにしたがって並列動作し、各々対応する画素データD1 ,D2 ,…DN について同一の画像処理演算を1水平走査期間内に実行する。
【0960】
DOR90は、TCU84からの制御信号とクロック回路からのクロックとIG82からのアドレス(ADDRESS)とにしたがって動作し、1水平走査期間毎にプロセッシング・エレメントPE1 〜PEN からの演算処理結果のデータを最大3チャンネル分までの水平走査線1本の画像データD1'〜DN'に揃えて出力する。
【0970】
DIR86、処理部88およびDOR90にそれぞれ供給されるクロックは互いに非同期であってよい。また、DIR86から処理部88へのデータ転送、および処理部88からDOR90へのデータ転送は、それぞれ水平ブランキング期間内に行われる。
【0980】
このように、DIR86、処理部88およびDOR90によりそれぞれ1水平走査線分のデータ入力、並列演算処理およびデータ出力がパイプライン方式で非同期かつ並列的に実行され、リアルタイムな画像処理が行われる。
【0990】
なお、このSIMD型ディジタル信号処理部の命令メモリ80には、プログラムローダ12より内部バス20を介して所望のプログラムデータ(命令)がロードされる。
【1000】
画像メモリ74は、画像データを一時的に記憶する高速メモリとしてSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)を有するとともに、データ書き込み動作とデータ読み出し動作とを並列的かつ独立的に行うための複数の入力バッファおよび出力バッファを含む単一のインタフェース部(SDRAMインタフェース部)を有している。
【1010】
このSDRAMインタフェース部の制御部は、設定値レジスタを有し、プログラムローダ12よりこのレジスタにロードされたプログラムデータとTCU84からのタイミング制御信号とにしたがって各入力バッファおよび出力バッファにおける書き込み/読み出しの制御、およびSDRAMに対するメモリアクセスを制御する。
【1020】
TCU84は、プログラムメモリやシーケンスメモリ等を有し、これらのメモリにプログラムローダ12からのプログラムデータを格納する。そして、この格納しているプログラムデータに基づき、入力画像信号より抽出された垂直同期信号、水平同期信号および画素クロックに同期してシステム内の各部に所要のタイミング制御信号を供給する。
【1030】
この画像処理プロセッサでは、SIMD型のディジタル信号処理部(特にSVP72)と書き込み動作および読み出し動作を並列的かつ独立的に実行できる画像メモリ74とをデータパス78を介して相互に接続し、プロセッサ内の各部(機能回路)をプログラムローダ12よりロードされるプログラムデータにしたがってプログラマブルに動作させるようにしたので、小規模な回路構成で高度かつ多種多様な画像処理を実現することができる。
【1040】
上記した実施例では、本発明のシステムにおいてプログラムデータを蓄積しておくためのプログラムメモリにROMを用いたが、RAM(Random Access memory)で代用できることはもちろんである。また、このようなプログラムメモリ内に格納される各種データ(アドレスポインタ、プログラムデータ等)の格納位置または記憶場所、単位データ長等は自由に選択可能である。プログラムメモリより読み出したプログラムデータを各機能回路に転送する方法には、従来周知の任意の方式を採用することができる。
【1050】
上記した実施例では、プログラム指定情報として、アドレスポインタの記憶番地を直接的に表示するプログラム番号を採用するため、簡単なデータ操作で対応するアドレスポインタを容易に検索できるようになっている。しかし、プログラムローダが所要のデコード機能を備えるものであれば、プログラム番号(アドレス値)ではなく適当なコードをプログラム指定情報とすることも可能である。また、上記実施例では、プログラムローダに対するプログラム指定情報をマイクロプロセッサ14より与えたが、任意の回路より与えることが可能である。
【1060】
また、上記した実施例では、各アドレスポインタが各対応する組のプログラムデータの記憶番地を直接表示するものであった。しかし、間接な仕方の対応関係も可能であり、たとえば各アドレスポインタに一定の演算を施すことで各対応する組のプログラムデータの記憶番地を割り出すことも可能である。
【1070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のプログラムロード装置によれば、プログラムメモリに蓄積しておくプログラムデータのデータ長または記憶番地に変更が生じてもソフトウェアの手直しを必要とすることなく、しかも高速かつ効率的にプログラムデータのロード処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプログラムデータロード方法および装置を適用したシステムの基本構成を示すブロック図である。
【図2】実施例のシステムにおいてプログラムメモリ(ROM)のメモリ領域に格納される配置の一例を示す図である。
【図3】実施例のシステムにおいてプログラムメモリ(ROM)に格納される各組のプログラムデータの内容および格納配置の一例を示す図である。
【図4】実施例のシステムにおけるプログラムローダの回路構成例を示すブロック図である。
【図5】実施例のシステムにおけるプログラムローダの制御部の動作を説明するためのフローチヤート図である。
【図6】実施例のシステムにおけるプログラムローダの制御部の動作を説明するためのブロック図である。
【図7】実施例のシステムにおける各機能回路に備えられるプログラムデータロード部の構成例を示すブロック図である。
【図8】実施例のシステムにおいてプログラムローダに組み込み可能なメモリアクセス時間切換部の構成例を示すブロック図である。
【図9】図9のメモリアクセス時間切換部で得られる動作クロックの波形を示す波形図である。
【図10】実施例のシステムの具体的な応用例の1つである画像処理プロセッサの回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ROM(プログラムメモリ)
12 プログラムローダ
14 マイクロプロセッサ
16 アドレスバス
18 データバス
20 内部バス
22 バス信号識別線
24 書き込み制御線
FC0 ,FC1 ,…FCn 機能回路
30,32,34,36 レジスタ
36 アドレス切換スイッチ
40 制御部
Claims (7)
- 所与のプログラムデータにしたがって所定の動作を行う機能回路に所望のプログラムデータをロードするプログラムロード装置であって、
前記プログラムデータを予め設定した第1の記憶場所を先頭記憶場所とする第1の記憶領域に保持するとともに、前記第1の記憶場所を指定するアドレスポインタのデータを第2の記憶領域内に予め設定した第2の記憶場所に保持するプログラムメモリと、
前記プログラムデータのロード処理を指示するために、前記プログラムデータを所定のプログラム指定情報で指定するプログラム指定部と、
前記プログラム指定部より与えられる前記プログラム指定情報を基に前記プログラムメモリから前記プログラムデータを読み出して前記機能回路に転送するプログラムローダと
を有し、
前記プログラム指定部が、前記プログラム指定情報として前記第2の記憶場所に対応する前記プログラムデータに固有のプログラム番号を前記プログラムローダに与え、
前記プログラムローダが、
前記プログラム番号のデータを保持するための第1のレジスタを有し、前記プログラム指定部より受け取った前記プログラム番号のデータに対して前記第1のレジスタを用いて第1の演算を施して、前記第2の記憶場所を指定する開始アドレスを生成するアドレス生成部と、
前記アドレス生成部より得られた前記開始アドレスで前記プログラムメモリにアクセスして、前記第2の記憶領域内の前記第2の記憶場所から前記アドレスポインタのデータを読み出すアドレスポインタ読出部と、
前記アドレスポインタ読出部に読み出された前記アドレスポインタのデータにしたがって前記プログラムメモリをアクセスして、前記第1の記憶領域から前記プログラムデータを読み出すプログラムデータ読出部と
を有するプログラムロード装置。 - 前記第1の演算は、前記第1のレジスタにおけるデータのシフト、インクリメント、乗算、加算の少なくとも1つを含む請求項1に記載のプログラムロード装置。
- 前記アドレス生成部が、前記アドレスポインタのデータをロードする第2のレジスタを更に有し、前記第2のレジスタより前記第1の記憶場所をアドレス指定するための先頭アドレスを発生し、前記アドレスポインタのデータに対して前記第2のレジスタを用いて第2の演算を施して、前記第1の記憶領域内で前記第1の記憶場所の後に続く複数の記憶場所を順次指定するための後続アドレスを生成する請求項1または請求項2に記載のプログラムロード装置。
- 前記第2の演算は、前記第1のレジスタにおけるデータのインクリメントを含む請求項3に記載のプログラムロード装置。
- 前記プログラムメモリにアドレスバスを介して前記第1のレジスタの出力端子もしくは前記第2のレジスタの出力端子のいずれか一方を選択的に接続するアドレス切換スイッチを有する請求項3または請求項4に記載のプログラムロード装置。
- 前記プログラムメモリ内の所定の記憶場所には前記プログラムメモリについて設定されたアクセス時間を表すメモリアクセス時間設定値が格納され、
前記プログラムローダは予め設定された低速のアクセス時間で前記プログラムメモリからのプログラムデータの読み出しを開始し、前記アクセス時間データを読み出した後は前記メモリアクセス時間設定値の指示するアクセス時間で前記プログラムメモリからのプログラムデータの読み出しを行う請求項1〜53のいずれか一項に記載のプログラムロード装置。 - 前記アクセス時間に応じて基準動作クロックの速度を変える請求項6に記載のプログラムロード装置。
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