JP4059744B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ店等の遊技上に設置して使用されるパチンコ機等の遊技機に関し、更に詳しくは、遊技に用いられる液晶ディスプレイ等の可変表示手段を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技場に設置される遊技機としてパチンコ機が挙げられる。パチンコ機には本体枠内に遊技領域が区画された遊技盤が配設されており、その遊技領域の前面には開閉自在な前面枠が設けられている。このようなパチンコ機は、遊技場に設置されている状態で、且つ前面枠が閉じられているときには、何人もパチンコ機の内部の遊技盤や電子機器等には触れることができないロック構造になっている。なお、遊技場の作業者がパチンコ機の内部に触れる必要があるときには、前面枠を開いて作業を行うことになる。
【0003】
現在、パチンコ機は構成部品の多くを共通化することで、コストダウンや遊技場における機種交換の便宜を図っており、遊技盤を遊技機本体枠から容易に着脱自在となるように交換できるようにしているものが多い。
【0004】
また、近年のパチンコ機の多くは、遊技盤上の所定位置に開口を設け、この開口を通して観察できる図柄や数字等を変動表示させる可変表示装置を備えている。この可変表示装置を用いて、ストーリー性や演出効果を持たせた態様を表示することによって遊技の興趣を高めることができる。最近では、この可変表示装置で表示される態様に対して、高度な表現力が求められるようになってきており、可変表示装置として、遊技盤の略中央に液晶ディスプレイを採用しているパチンコ機が一般的である。なお、液晶ディスプレイの他に、7セグ表示器、ドットマトリクス表示器、ELディスプレイ、LED表示器、プラズマディスプレイ、蛍光灯表示器、ドラム式表示器等も可変表示装置として用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような液晶ディスプレイ(可変表示装置)を備えたパチンコ機では、液晶ディスプレイは遊技盤に設けられた開口に合うように固定されており、遊技盤を交換する際には液晶ディスプレイも一緒に交換しなければならず、また、機種によっては遊技盤に設けられる開口の位置が異なるため、異機種間で液晶ディスプレイの取り付け部品の共通化を図って製造時のコストダウンをすることが困難であった。さらに、交換された遊技盤の処分時に液晶ディスプレイを取り外す手間が掛かっていた。
【0006】
本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、遊技機本体枠内に設けられた支持体に可変表示手段を三次元方向に移動自在となるように取り付けることにより、前記遊技機本体枠に対して着脱自在とさせた遊技盤と可変表示手段を分離可能とするとともに、遊技盤上の異なる開口の位置に可変表示手段を配置(位置調整)できるようにすることで、可変表示手段を遊技盤に設けられた開口に合うように事前に固定せずとも良く、また、部品を共通化して製造時のコストダウン及びリサイクル化を図れる遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、本体枠内に遊技盤を備え、遊技盤面に設けられた開口を通して図柄を変動表示及び停止表示させることのできる可変表示手段を前面側から観察可能なものであって、前記可変表示手段は、前記本体枠内に設けられる支持体と、3次元方向に移動自在となるようにした少なくとも1つの連結梁を介して、前記開口に対して位置調整可能なように、支持体に取り付けられていることを特徴とするものである。
【0008】
また、前記連結梁は、複数の棒状部材の互いの一端を回動自在に連結した構成となっており、前記連結部を自在に屈折させることによって、前記開口に対する前記可変表示手段の位置を変位させることが好適である。
【0009】
また、前記連結梁は、嵌合によって連結された複数の部材から構成されており、嵌合部が摺動することによって、前記開口に対する前記可変表示手段の位置を変位させることが好適である。
【0010】
また、前記連結梁は、前記支持体に突設されたピンを嵌合させる長穴が設けられ、該ピンに沿って長穴の領域内にて摺動させることによって、前記開口に対する前記可変表示手段の位置を変位させることが好適である。
【0011】
また、前記連結梁は、前記支持体に対する前記可変表示手段の位置を離反させるよう弾性部材によって付勢されていることが好適である。これにより、遊技機と可変表示手段との前後の位置関係の調整が容易となる。
【0012】
また、前記連結梁は、前記支持体または前記可変表示手段の少なくとも一方と、変位自在に回動可能とさせる軸部を備えた自在継ぎ手によって連結していることが好適である。
【0013】
また、前記連結梁は、前記支持体または前記可変表示手段の少なくとも一方と、球面によって全方向移動自在に摺動可能とさせる球面継ぎ手によって連結していることが好適である。
【0014】
また、前記可変表示手段は、複数の前記連結梁を繋ぐ棒状の連結桁に沿って摺動自在となるよう挿通部材を介して連結していることが好適である。
【0015】
また、前記可変表示手段を、弾性部材の弾性力によって鉛直方向の中立位置に位置調節されるよう付勢させる支持部材が設けられていることが好適である。これにより、可変表示手段の重量を支持し、可変表示手段の上下方向への中立位置戻り移動をさせることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1に本発明を用いたパチンコ機の外観を示す。パチンコ機2の本体枠3の内部には遊技盤4(図2に図示)が配設されており、遊技盤4の前面には前面枠5が開閉自在に設けられている。前面枠5の下方には、打球供給用の供給皿6及び遊技球発射手段にて遊技球を打ち出す強さを調節する操作ハンドル7が設けられている。遊技者は、供給皿6に遊技球を投入し、操作ハンドル7を操作して、遊技盤4上に遊技球を打ち出す。前面枠5が閉じている状態であるときには、遊技者や遊技場の作業者は、前面枠5に板状のガラスが装着されて形成されるガラス窓8を通して遊技盤4の遊技領域4a(図2に図示) 及び遊技領域4a上を流下していく打ち出された遊技球を見ることはできるが、遊技盤4にはもちろんのこと内部の電子機器(図示せず)にも触れることはできない。
【0017】
図2は、前面枠5を開放した状態の外観を示している。遊技盤4上にはガイドレール10に囲まれた遊技領域4aが形成され、液晶ディスプレイ11や、始動入賞口12、通常入賞口13、アタッカ14等の入賞部、及びアウト口15、役物16が配設されている。また、遊技領域4aには、図示を省略した、釘、風車なども設けられている。遊技球はガイドレール10に沿って打ち出され、遊技領域4a 内を流下し、始動入賞口12または通常入賞口13またはアタッカ14等の入賞部のいずれかに入賞するか、あるいはアウト口15からハズレ球として回収される。始動入賞口12または通常入賞口13またはアタッカ14等の入賞部のいずれかに遊技球が入賞したときには所定個数の賞球が供給皿6に払い出される。なお、パチンコ機における釘、風車などの構造物は公知であるので説明は省略する。
【0018】
液晶ディスプレイ11は、遊技の様々な場面において演出効果を兼ねた様々な態様となるように図柄を変動表示できる可変表示装置である。遊技盤4の略中央には開口部が設けられており、この開口部の周囲を覆うように役物16が配設されている。パチンコ機2の前面より、遊技盤4の略中央に設けられた開口部を通して液晶ディスプレイ11を観察できるようになっている。
【0019】
液晶ディスプレイ11と、本体枠3内の例えば回収球誘導部材や制御回路取り付け用基板等の適宜の部材の所定位置に設けられた支持体20との、連結の態様を示す正面図を図3に、側面図を図4に示す。液晶ディスプレイ11の左右側面にはガイドスリット21及び自在継ぎ手22が2個ずつ突設されており、自在継ぎ手22のそれぞれには連結梁23が継ぎ手軸22a、22bを中心に回動自在に連結されている。
【0020】
連結梁23は、軸24を回動軸として前または後の方向へと回動自在に連結されている第1棒状部材25と、第2棒状部材26とで構成されている。連結梁23は、支持体20に突設された自在継ぎ手27に、継ぎ手軸27aを介して左側または右側方向へと回動自在に連結されるとともに、継ぎ手軸27bを介して上側または下側方向へと回動自在に連結されており、したがって、液晶ディスプレイ11は、連結梁23によって、上下方向及び左右方向及び前後方向の3次元方向に変動自在となるように支持体20に取り付けられている。また、第1棒状部材25と第2棒状部材26に設けられている連結部に対してトーションバネ28が取り付けてあり、トーションバネ28の弾性力によって、第1棒状部材25と第2棒状部材26とが成す角度が前方に向かって大きくなるよう付勢されている。即ち、連結梁23は、トーションバネ28によって液晶ディスプレイ11を支持体20から離反させるよう、付勢されている。なお、連結梁23の個数や配置は、上記のものに限られず適宜決めて良い。また、連結梁23を構成する棒状部材の個数は複数個であれば、第1棒状部材25及び第2棒状部材26の2個に限られず適宜決めて良い。
【0021】
液晶ディスプレイ11の背面の略中央には窪み29が設けられ、ウェイトアシストクランク30の先端が窪み29に当接するように宛がわれている。ウェイトアシストクランク30は、連結部33の軸部において上下方向に回動自在に連結された前記先端側の上アーム31と支持体20側に一端が連結されている下アーム32とで構成されており、この連結部33にて上アーム31と下アーム32とが成す角度が上方に向かって大きくなるようトーションバネ34によって付勢されている。下アーム32の下端は軸35を回動軸として前後方向に回動自在に支持体20に連結されている。即ち、ウェイトアシストクランク30は、液晶ディスプレイ11をトーションバネ34の弾性力によって鉛直上方向に付勢するとともに前後方向に移動させることのできる支持部材として機能している。なお、ウェイトアシストクランク30が液晶ディスプレイ11を支持する位置は背面の略中央に限られず適宜決めて良い。
【0022】
図5及び図6及び図7を用いて、上記のように構成されたパチンコ機の作用について説明する。図5は遊技盤4と液晶ディスプレイ11とを接続する方法を示す概略平面図であり、図6は開口部16aを備えた役物16が設けられている遊技盤4と液晶ディスプレイ11とを接続する方法を示す概略側面図である。図7はパチンコ機として完成した際の、遊技盤4と液晶ディスプレイ11と本体枠3との関係を示す外観側面図である。図7に示すように、支持体20は本体枠3内に配設されている。
【0023】
遊技盤4は、液晶ディスプレイ11の前面と役物16の開口部16aを合致するように押し付けることにより接続される。このとき、連結梁23は、自在継ぎ手22、27における上下左右自在な回動と、軸24における前後自在な回動による屈伸によって液晶ディスプレイ11の位置を上下方向及び左右方向及び前後方向に移動させて、遊技盤4に設けられた開口となる役物16の開口部16aの位置と液晶ディスプレイ11の位置とを整合させる。遊技盤4の裏側には楔形状のガイドリブ40が突設されており、液晶ディスプレイ11の左右側面にはガイドリブ40を案内するように係合挿入させるガイドスリット21が突設されている。また、連結梁23の第1棒状部25と第2棒状部材26との連結部に設けたトーションバネ28の弾性力によって、液晶ディスプレイ11は前方へ付勢されている。さらに、ガイドスリット21は後方から前方に行くにしたがって広く開口した、傾斜面形状となっており、ガイドリブ40の先端がガイドスリット21の開口部21a内に挿入されれば、遊技盤4を液晶ディスプレイ11の方向に押し込むだけで、ガイドリブ40とガイドスリット21との接触面の摺動によって、液晶ディスプレイ11の位置と遊技盤4に設けられた開口となる役物16の開口部16aの位置とを互いに誘導し合うように整合させることができる。
【0024】
なお、液晶ディスプレイ11と遊技盤4とを接続する方法としては、上記実施形態のように本体枠3内に配設された支持体20及び液晶ディスプレイ11に遊技盤4を接続する方法に限られず、まず遊技盤に液晶ディスプレイと支持体を遊技盤に取り付けた後に、遊技盤及び液晶ディスプレイ及び支持体を本体枠内の設置場所に対して取り付ける方法であっても良い。
【0025】
また、連結梁は、上記実施形態のような回動自在に連結された複数の棒状部材から構成されたものではなく、嵌合によって連結された複数の部材から構成されたものとしても良い。また、連結梁と液晶ディスプレイ及び連結梁と支持体との連結は、上記のような自在継ぎ手による連結ではなく、球面継ぎ手による連結としても良い。この場合の態様の例を図8及び図9に示す。図8は液晶ディスプレイ46と支持体47との連結の態様を示す側面図である。図9は液晶ディスプレイ46と支持体47との連結の態様を示す平面図である。
【0026】
連結梁45は、内側円筒部材48の外側に外側円筒部材49を伸縮自在に嵌合させることによって構成されている。内側円筒部材48の外側面と外側円筒部材49の内側面とが嵌合部において摺動することによって、連結梁45は前後方向移動自在となるように伸縮する。連結梁45と液晶ディスプレイ46とは、液晶ディスプレイ46の背面側の部分に突設された球面継ぎ手50によって前方向移動自在に連結されている。連結梁45と支持体47とは、支持体47内側の部分に突設された球面継ぎ手51の球体を摺動させることによって連結されている。したがって、液晶ディスプレイ46は、連結梁45によって、上下方向及び左右方向及び前後方向の3次元方向に変動自在となるように支持体47に取り付けられている。
【0027】
内側円筒部材48及び外側円筒部材49の内部にはコイルバネ52が収納されており、連結梁45はコイルバネ52の弾性力によって伸長するよう付勢されている。即ち、連結梁45は、コイルバネ52によって液晶ディスプレイ46を支持体47から離反させるよう、前方に向かって付勢されている。なお、連結梁45の個数や配置は、上記のような1個に限られず適宜決めて良い。また、連結梁を構成する部材の個数は複数個であれば、内側円筒部材48及び外側円筒部材49の2個に限られず適宜決めて良い。
【0028】
図8及び図9に示した態様で構成された場合の、液晶ディスプレイ46と遊技盤4との接続は、図5及び図6及び図7に示した接続方法と同様にすることができる。遊技盤4は、液晶ディスプレイ46の前面と役物16の開口部16aを合致するように押し付けることにより接続される。このとき、連結梁45は、球面継ぎ手50、51における前方向移動と、内側円筒部材48と外側円筒部材49との嵌合部における前後方向移動自在な伸縮によって液晶ディスプレイ46の位置を上下方向及び左右方向及び前後方向に移動させて、遊技盤4に設けられた開口となる役物16の開口部16aの位置と液晶ディスプレイ46の位置とを整合させる。液晶ディスプレイ46の左右側面にはガイドリブ40を案内するように係合挿入させるガイドスリット53が突設されている。また、連結梁45の内部に収納されたコイルバネ52の弾性力によって、液晶ディスプレイ46は前方へ付勢されている。さらに、ガイドスリット53は前面方向に行くにしたがって広く開口した、傾斜面形状となっており、ガイドリブ40の先端がガイドスリット53の開口部53a内に挿入されれば、遊技盤4を液晶ディスプレイ46の方向に押し込むだけで、ガイドリブ40とガイドスリット53との接触面の摺動によって、液晶ディスプレイ46の位置と遊技盤4に設けられた開口となる役物16の開口部16aの位置とを互いに誘導し合うように整合させることができる。
【0029】
なお、液晶ディスプレイ46と遊技盤4とを接続する方法としては、本体枠3内に配設された支持体47及び液晶ディスプレイ46に遊技盤4を接続する方法に限られず、まず遊技盤に液晶ディスプレイと支持体を遊技盤に取り付けた後に、遊技盤及び液晶ディスプレイ及び支持体を本体枠内の設置場所に対して取り付ける方法であっても良い。
【0030】
また、上記実施形態とは別の態様の連結梁を介した液晶ディスプレイと支持体との連結の態様の例を図10及び図11に示す。図10は液晶ディスプレイ56と支持体57との連結の態様を示す側面図である。図11は液晶ディスプレイ56と支持体57との連結の態様を示す分解斜視図である。
【0031】
連結梁55は、連結梁55に設けられた丸穴55aに挿入された連結桁58、及び止め輪59によって上下方向に2ヶ所連結されている。液晶ディスプレイ56は、液晶ディスプレイ56の側面に突設された挿通部材となる軸受56aに挿通される連結桁58に基づいて摺動自在に連結されることで上下方向に移動自在となるよう連結梁に連結されている。連結梁55には縦方向に貫通させた長穴55bが設けられており、長穴55bを支持体57の上下方向に突設されているピン60に摺動自在に嵌合させることで、液晶ディスプレイ56は左右方向に回動自在及び前後方向に移動自在となっている。したがって、液晶ディスプレイ56は、連結梁55によって、上下方向及び左右方向及び前後方向の3次元方向に変動自在となるように支持体57に取り付けられている。
【0032】
連結梁55には、丸穴55aと反対側の端部に、つる巻きバネ61の一端を掛止するための掛止ピン55cが上方または下方に向かって突設されており、支持体57の背面にはつる巻きバネ61の一端を掛止するための掛止フック57aが突設されている。支持体57の背後で掛止ピン55cと掛止フック57aとの間につる巻きバネ61が掛け渡されており、連結梁55は、つる巻きバネ61の弾性力によって後方へ突出させた場合に前方へ戻るよう付勢されている。即ち、連結梁55は、つる巻きバネ61によって液晶ディスプレイ56を支持体57から離反させるよう、付勢されている。なお、連結梁の個数や配置は適宜決めて良い。
【0033】
支持体57の、液晶ディスプレイ57が収容される内側下部または上部には、コイルバネ62が起立した状態で固着されている。コイルバネ62の一端は液晶ディスプレイ56の下端または上端に接触し、液晶ディスプレイ56を鉛直方向に付勢させ中立位置に維持させる支持部材として機能している。なお、コイルバネ62の個数や配置は図10及び図11のものに限らず適宜決めて良い。
【0034】
図10及び図11に示した態様で構成された場合の、液晶ディスプレイ56と遊技盤4との接続は、図5及び図6及び図7に示した接続方法と同様にすることができる。遊技盤4は、液晶ディスプレイ56の前面と役物16の開口部16aを合致するように押し付けることにより接続される。このとき、連結梁55は、長穴55b部内におけるピン60の前後方向の摺動と、ピン60を軸とした左右方向の回動と、軸受56aと連結桁58との上下方向の摺動とによって、液晶ディスプレイ56の位置を上下方向及び左右方向及び前後方向に移動させて、遊技盤4に設けられた開口となる役物16の開口部16aの位置と液晶ディスプレイ56の位置とを整合させる。液晶ディスプレイ56の左右側面にはガイドリブ40を案内するように係合挿入させるガイドスリット63が突設されている。また、つる巻きバネ61の弾性力によって、液晶ディスプレイ56が押圧されても前方へ付勢するようにされている。さらに、ガイドスリット63は前面方向に行くにしたがって広く開口した、傾斜面形状となっており、ガイドリブ40の先端がガイドスリット63の開口部63a内に挿入されれば、遊技盤4を液晶ディスプレイ56の方向に押し込むだけで、ガイドリブ40とガイドスリット63との摺動によって、液晶ディスプレイ56の位置と遊技盤4に設けられた開口となる役物16の開口部16aの位置とを互いに誘導し合うように整合させることができる。
【0035】
なお、液晶ディスプレイ56と遊技盤4とを接続する方法としては、本体枠3内に配設された支持体57及び液晶ディスプレイ56に遊技盤4を接続する方法に限られず、まず遊技盤に液晶ディスプレイと支持体を遊技盤に取り付けた後に遊技盤及び液晶ディスプレイ及び支持体を本体枠内の設置場所に対して取り付ける方法であっても良い。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明の遊技機によれば、連結梁によって液晶ディスプレイを上下方向及び左右方向及び前後方向に変動自在となるように支持体に連結したので、遊技盤と液晶ディスプレイを分離可能とするとともに、遊技盤面に設けられた異なる開口の位置、または成形時の誤差で開口の位置が狂っても液晶ディスプレイを配置できるようになり、液晶ディスプレイを遊技機本体側に残したまま遊技盤を交換できるため、液晶ディスプレイを遊技盤に固定せずとも良く、また、部品を共通化して製造時のコストダウンを図れる遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示したパチンコ機の前面枠を開放した状態の外観を示す斜視図である。。
【図3】液晶ディスプレイと支持体との連結の態様を示す正面図である。
【図4】液晶ディスプレイと支持体との連結の態様を示す側面図である。
【図5】遊技盤と液晶ディスプレイとを接続する方法を示す概略平面図である。
【図6】遊技盤と液晶ディスプレイとを接続する方法を示す概略側面図である。
【図7】遊技盤と液晶ディスプレイと本体枠との関係を示す外観側面図である。
【図8】液晶ディスプレイと支持体との連結の態様を示す側面図である。
【図9】液晶ディスプレイと支持体との連結の態様を示す平面図である。
【図10】液晶ディスプレイと支持体との連結の態様を示す側面図である。
【図11】液晶ディスプレイと支持体との連結の態様を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機
3 本体枠
4 遊技盤
11、46、56 液晶ディスプレイ
16 役物
16a 開口部
20、47、57 支持体
22、27 自在継ぎ手
23、45、55 連結梁
28 トーションバネ
30 ウェイトアシストクランク
50、51 球面継ぎ手
52、62 コイルバネ
55b 長穴
58 連結桁
60 ピン
61 つる巻きバネ

Claims (9)

  1. 本体枠内に遊技盤を備え、遊技盤面に設けられた開口を通して図柄を変動表示及び停止表示させることのできる可変表示手段を前面側から観察可能な遊技機において、前記可変表示手段は、前記本体枠内に設けられる支持体と、3次元方向に移動自在となるようにした少なくとも1つの連結梁を介して、前記開口に対して位置調整可能なように、支持体に取り付けられていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記連結梁は、複数の棒状部材の互いの一端を回動自在に連結した構成となっており、前記連結部を自在に屈折させることによって、前記開口に対する前記可変表示手段の位置を変位させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記連結梁は、嵌合によって連結された複数の部材から構成されており、嵌合部が摺動することによって、前記開口に対する前記可変表示手段の位置を変位させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記連結梁は、前記支持体に突設されたピンを嵌合させる長穴が設けられ、該ピンに沿って長穴の領域内にて摺動させることによって、前記開口に対する前記可変表示手段の位置を変位させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  5. 前記連結梁は、前記支持体に対する前記可変表示手段の位置を離反させるよう弾性部材によって付勢されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の遊技機。
  6. 前記連結梁は、前記支持体または前記可変表示手段の少なくとも一方と、変位自在に回動可能とさせる軸部を備えた自在継ぎ手によって連結していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の遊技機。
  7. 前記連結梁は、前記支持体または前記可変表示手段の少なくとも一方と、球面によって全方向移動自在に摺動可能とさせる球面継ぎ手によって連結していることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項5のいずれか1つに記載の遊技機。
  8. 前記可変表示手段は、複数の前記連結梁を繋ぐ棒状の連結桁に沿って摺動自在となるよう挿通部材を介して連結していることを特徴とする請求項1、請求項4、請求項5のいずれか1つに記載の遊技機。
  9. 前記可変表示手段を、弾性部材の弾性力によって鉛直方向の中立位置に位置調節されるよう付勢させる支持部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の遊技機。
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