JP4058976B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DCブラシレスモータにより回転駆動される駆動ローラと、ステッピングモータにより回転駆動される駆動ローラとによって、同じ記録紙を同じタイミングで搬送する搬送機構を備えた画像形成装置の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置の記録紙搬送において、DCブラシレスモータにより回転駆動される駆動ローラと、ステッピングモータにより回転駆動される駆動ローラとによって、同じ記録紙を同じタイミングで搬送することが行われている。
【0003】
ここで、ステッピングモータはタイミングを正確に制御でき、また正逆転の制御ができるなどの利点により画像形成装置の記録紙搬送に使用されている。一方、DCブラシレスモータは、パワーを有しており、負荷が一定であれば高速安定性を有するという利点により画像形成装置の記録紙搬送に使用されている。
【0004】
そして、このようにそれぞれの利点に鑑みて、DCブラシレスモータにより回転駆動される駆動ローラと、ステッピングモータにより回転駆動される駆動ローラとを組み合わせて、同じ記録紙を一時的であっても同じタイミングで搬送する搬送機構が設けられている。
【0005】
図5(a)は、DCブラシレスモータ21により回転駆動される駆動ローラと、ステッピングモータ22により回転駆動される駆動ローラとによって、同じ記録紙pを同じタイミングで搬送する搬送機構の説明図である。ここでは、DCブラシレスモータが上流側、ステッピングモータが下流側に設けられている。
【0006】
図5(b)は、DCブラシレスモータ21により回転駆動される駆動ローラと、ステッピングモータ22により回転駆動される駆動ローラとによって、同じ記録紙pを同じタイミングで搬送する搬送機構の説明図である。ここでは、DCブラシレスモータが下流側、ステッピングモータが上流側に設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、DCブラシレスモータは負荷に応じて速度変動が生じやすく、また速度を制御する際にオーバーシュートやアンダーシュートが生じやすいという問題を有している。
【0008】
図6はDCブラシレスモータの速度変動(図6実線)の様子と、ステッピングモータの一定速度の様子(図6破線)とを示している。また、図6のハッチングで示した部分は、DCブラシレスモータとステッピングモータとの速度差によって生じる力の様子を模式的に示している。
【0009】
なお、ステッピングモータは、脱調によって停止しやすく、停止するとドライバ側では容易に把握できず、また、一度停止すると復帰に時間がかかるという問題を有している。
【0010】
特にステッピングモータは引っ張りの力によって脱調しやすい性質を有しており、図5(a)ではDCブラシレスモータ21の速度低下によってステッピングモータ22に引っ張りの力が生じて、脱調しやすくなる。この状態は、図6の▲2▼▲4▼▲6▼に相当する。また、図5(b)ではDCブラシレスモータ21の速度上昇によってステッピングモータ22に引っ張りの力が生じて、脱調しやすくなる。この状態は、図6の▲1▼▲3▼▲5▼に相当する。
【0011】
以上のようなDCブラシレスモータの速度変動に対してステッピングモータが脱調を発生しないようにするため、従来は、ステッピングモータ側に常時電流を多めに流すことで、大きなトルクを発生させて安定させるようにしていた。
【0012】
なお、以上のようなDCブラシレスモータとステッピングモータとの速度差は、DCブラシレスモータの速度変動によるものだけでなく、ローラの摩耗、ギヤのばらつき、熱によるローラの膨張(収縮)などによって、一定の差が継続的に生じることもあった。
【0013】
なお、以上のような搬送の不安定さが給紙搬送系で生じた場合、給紙の狂いとなり、安定した画像形成動作を行えない問題がある。また、以上のような搬送の不安定さが転写部で生じた場合、定着前のトナー像をローラで擦ることになり、画像の乱れとなって表れてくる。
【0014】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、DCブラシレスモータにより回転駆動される駆動ローラと、ステッピングモータにより回転駆動される駆動ローラとによって同じ記録紙を同じタイミングで搬送する際に安定した搬送をすることができる画像形成装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決する本発明は、以下に記載するようなものである。
〈第1の課題を解決する発明〉
(1)請求項1記載の発明は、DCブラシレスモータにより回転駆動される駆動ローラと、ステッピングモータにより回転駆動される駆動ローラとによって、同じ記録紙を同じタイミングで搬送する搬送機構と、前記DCブラシレスモータを駆動すると共に、前記DCブラシレスモータの回転速度信号を出力するDCブラシレスモータ駆動手段と、前記ステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動手段と、前記DCブラシレスモータ駆動手段と前記ステッピングモータ駆動手段とに対して回転速度の制御を行う制御手段と、を備えた画像形成装置であって、前記ステッピングモータが搬送方向の上流側であって、前記DCブラシレスモータが下流側である場合、前記制御手段は、前記DCブラシレスモータの回転速度信号を参照して、該DCブラシレスモータの回転速度の変動における最高回転速度に応じて前記ステッピングモータの回転速度を調整するよう制御する、ことを特徴とする画像形成装置である。
【0016】
この発明では、下流側のDCブラシレスモータの回転速度信号(FG信号)を参照して、該DCブラシレスモータの回転速度の変動における最高回転速度に応じて上流側のステッピングモータの回転速度を調整するよう制御している。
【0017】
この結果、DCブラシレスモータにより回転駆動される駆動ローラと、ステッピングモータにより回転駆動される駆動ローラとによって同じ記録紙を同じタイミングで搬送する際に、DCブラシレスモータとステッピングモータとがほぼ一致した回転速度となるため、安定した搬送をすることができるようになる。
【0018】
(2)請求項2記載の発明は、DCブラシレスモータにより回転駆動される駆動ローラと、ステッピングモータにより回転駆動される駆動ローラとによって、同じ記録紙を同じタイミングで搬送する搬送機構と、前記DCブラシレスモータを駆動すると共に、前記DCブラシレスモータの回転速度信号を出力するDCブラシレスモータ駆動手段と、前記ステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動手段と、前記DCブラシレスモータ駆動手段と前記ステッピングモータ駆動手段とに対して回転速度の制御を行う制御手段と、を備えた画像形成装置であって、前記DCブラシレスモータが搬送方向の上流側であって、前記ステッピングモータが下流側である場合、前記制御手段は、前記DCブラシレスモータの回転速度信号を参照して、該DCブラシレスモータの回転速度の変動における最低回転速度応じて前記ステッピングモータの回転速度を調整するよう制御する、ことを特徴とする画像形成装置である。
【0019】
この発明では、上流側のDCブラシレスモータの回転速度信号(FG信号)を参照して、該DCブラシレスモータの最低回転速度応じてステッピングモータの回転速度を調整するよう制御している。ここで、DCブラシレスモータの最低回転速度については、突発的な値を除くため、何度か同じ最低回転速度をとったときに、最低回転速度の更新を行うことが望ましい。
【0020】
この結果、DCブラシレスモータにより回転駆動される駆動ローラと、ステッピングモータにより回転駆動される駆動ローラとによって同じ記録紙を同じタイミングで搬送する際に、DCブラシレスモータの最低回転速度とステッピングモータの速度とがほぼ一致した回転速度となるため、ステッピングモータが下流の場合にステッピングモータに対して引っ張りの力が加わることがなくなり、安定した搬送をすることができるようになる。
【0021】
(3)請求項3記載の発明は、前記搬送機構が給紙搬送系に配置されている、ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の画像形成装置である。
【0022】
この発明では、給紙搬送系に上記(1)〜(2)の発明を適用することで、ステッピングモータの脱調を防止でき、安定した記録紙の給紙・搬送によって良好な結果を得ることができる。
【0023】
(4)請求項4記載の発明は、前記搬送機構が転写部に配置されている、ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の画像形成装置である。この発明では、転写部の搬送機構に上記(1)〜(2)の発明を適用することで、ステッピングモータの脱調を防止でき、安定した記録紙の搬送によって、安定した画質の画像を得ることができ、良好な結果を得ることができる。
【0024】
〈第2の課題を解決する発明〉
(5)請求項5記載の発明は、記録紙が上流側の駆動ローラのみによって駆動されている状態において、前記制御手段は、前記記録紙の搬送速度の設定値との差を参照して、上流側に位置するモータの回転速度を調整するようフィードバック制御する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置である。
【0025】
この発明では、記録紙の搬送速度を速度検出手段によって検出し、記録紙の搬送速度の設定値との差を参照して、記録紙を一方の駆動ローラでのみ駆動する際のモータの回転速度を調整するように制御している。
【0026】
この結果安定した搬送をすることができるようになる。
【0027】
(6)請求項6記載の発明は、記録紙が下流側の駆動ローラのみによって駆動されている状態において、前記制御手段は、前記記録紙の搬送速度の設定値との差を参照して、下流側に位置するモータの回転速度を調整するようフィードバック制御する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置である。
【0028】
この発明では、記録紙の搬送速度を速度検出手段によって検出し、記録紙の搬送速度の設定値との差を参照して、記録紙を一方の駆動ローラでのみ駆動する際のモータの回転速度を調整するように制御している。
【0029】
この結果安定した搬送をすることができるようになる。
【0030】
(7)また、以上の(5)と(6)とにおいて、上流側のモータに応じて下流側のモータを制御するだけでなく、上流側のモータの速度検出結果を用いて上流側のモータの回転速度を制御するようなフィードバックを行うことも、安定した搬送を実行するうえで、望ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例の画像形成装置について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、請求項には記載されていないが、本実施の形態例の画像形成装置の動作方法あるいは制御方法も本実施の形態例の一部である。
【0032】
〈第1の実施の形態例〉
図1は、本発明の画像形成装置の第1の実施の形態例を示す回路構成図である。なお、この図1では、この第1の実施の形態例の動作説明に必要な部分のみを記載してあり、その他の既知の部分については省略してある。
【0033】
この図1において、10はDCブラシレスモータ駆動手段とステッピングモータ駆動手段とに対して回転速度の制御を行う制御手段としてのCPUである。なお、CPU10は、モータ回転駆動についての専用の制御手段であってもよいし、画像形成装置の全体の制御を行う制御手段との兼用であってもよい。
【0034】
21はDCブラシレスモータ、22はステッピングモータである。31はDCブラシレスモータ21を駆動するためのドライバ、32はステッピングモータ22を駆動するためのドライバである。
【0035】
なお、ドライバ31は、CPU10の指示を受けてDCブラシレスモータ21を駆動するものであるが、DCブラシレスモータ21の回転数に応じたFG信号を出力してCPU10に供給する機能を備えて構成されている。
【0036】
41はDCブラシレスモータ21によって回転駆動されて記録紙pを搬送する駆動ローラ、42はステッピングモータ22によって回転駆動されて記録紙pを搬送する駆動ローラである。
【0037】
なお、この第1の実施の形態例において、DCブラシレスモータ21により回転駆動される駆動ローラ41と、ステッピングモータ22により回転駆動される駆動ローラ42とによって、同じ記録紙pを同じタイミングで搬送する搬送機構が構成されている。
【0038】
以上のような構成の画像形成装置において、従来は単純に、駆動ローラ41,42が所定の設定速度となるようにDCブラシレスモータ21とステッピングモータ22との回転速度を設定していた。
【0039】
この第1の実施の形態例では、従来の制御に加え、DCブラシレスモータ21のドライバ31からの回転速度信号(FG信号)を参照して、該DCブラシレスモータ21の回転速度をCPU10が検出する。
【0040】
このDCブラシレスモータ21は、負荷変動などの理由で回転速度に変動が生じていることが多い(図2(a)実線の波形参照)。そこで、このDCブラシレスモータ21の回転速度を参照して、リアルタイムでステッピングモータ22の回転速度を調整するよう制御する(図2(a)の短破線の波形参照)。
【0041】
この結果、DCブラシレスモータ21により回転駆動される駆動ローラ41と、ステッピングモータ22により回転駆動される駆動ローラ42とによって同じ記録紙を同じタイミングで搬送する際に、DCブラシレスモータ21とステッピングモータ22とがほぼ一致した回転速度となるため、両者の速度差(図2(a)のハッチング部分)が小さくなり、安定した搬送をすることができるようになる。
【0042】
この実施の形態例では、DCブラシレスモータ21の速度信号(FG信号)を参照して、該DCブラシレスモータ21の最高回転速度をCPU10が記憶し、該最高回転速度に応じてステッピングモータ22の回転速度を調整するよう制御も可能である(図2(b)参照)。ここで、DCブラシレスモータ21の最高回転速度については、突発的な値を除くため、何度か同じ最高回転速度をとったときに、最高回転速度の更新を行うことが望ましい。
【0043】
この結果、DCブラシレスモータ21により回転駆動される駆動ローラ41と、ステッピングモータ22により回転駆動される駆動ローラ42とによって同じ記録紙を同じタイミングで搬送する際に、ステッピングモータが上流側の場合(図1と搬送方向が反対の場合)には記録紙pを後ろから押す形になり、ステッピングモータに対して引っ張りの力が加わることがなくなり、安定した搬送をすることができるようになる。
【0044】
また、この実施の形態例では、DCブラシレスモータ21の速度信号(FG信号)を参照して、該DCブラシレスモータ21の最低回転速度をCPU10が記憶し、該最低回転速度に応じてステッピングモータ22の回転速度を調整するよう制御も可能である(図2(c)参照)。ここで、DCブラシレスモータ21の最低回転速度については、突発的な値を除くため、何度か同じ最低回転速度をとったときに、最低回転速度の更新を行うことが望ましい。
【0045】
この結果、DCブラシレスモータ21により回転駆動される駆動ローラ41と、ステッピングモータ22により回転駆動される駆動ローラ42とによって同じ記録紙を同じタイミングで搬送する際に、ステッピングモータが下流側の場合(図1の搬送方向の場合)には、DCブラシレスモータ21が記録紙pを後ろから押す形になり、ステッピングモータに対して引っ張りの力が加わることがなくなり、安定した搬送をすることができるようになる。
【0046】
また、この実施の形態例では、給紙搬送系に上記実施の形態例を適用することで、ステッピングモータの脱調を防止でき、給紙のタイミングの狂いのない安定した記録紙の給紙・搬送によって良好な結果を得ることができる。
【0047】
また、この実施の形態例では、転写部の搬送機構に上記実施の形態例を適用することで、ステッピングモータの脱調を防止でき、安定した記録紙の搬送によって、安定した画質の画像を得ることができ、良好な結果を得ることができる。また、以上のような搬送の不安定さが転写部で生じなくなるため、定着前のトナー像をローラで擦ることがなくなり、画像の乱れも生じない。
【0048】
なお、DCブラシレスモータ21とステッピングモータ22と転写紙搬送方向の配置は、図1に示した構成に限定されるものではなく、逆の配置あるいは逆の搬送方向であっても、上記実施の形態例を適用することができる。
【0049】
また、この第1の実施の形態例によれば、安定した搬送を実行できる結果、ステッピングモータに対して大電流を流してトルクを安定させる必要がなくなるため、省エネルギーや回路コストの低減にも役立つ。
【0050】
〈第2の実施の形態例〉
図3は、本発明の画像形成装置の第2の実施の形態例を示す回路構成図である。なお、この図3では、この第2の実施の形態例の動作説明に必要な部分のみを記載してあり、その他の既知の部分については省略してある。
【0051】
この図3において、10はDCブラシレスモータ駆動手段とステッピングモータ駆動手段とに対して回転速度の制御を行う制御手段としてのCPUである。なお、CPU10は、モータ回転駆動についての専用の制御手段であってもよいし、画像形成装置の全体の制御を行う制御手段との兼用であってもよい。
【0052】
21はDCブラシレスモータ、22はステッピングモータである。31はDCブラシレスモータ21を駆動するためのドライバ、32はステッピングモータ22を駆動するためのドライバである。41はDCブラシレスモータ21によって回転駆動されて記録紙pを搬送する駆動ローラ、42はステッピングモータ22によって回転駆動されて記録紙pを搬送する駆動ローラである。
【0053】
なお、この第2の実施の形態例において、DCブラシレスモータ21により回転駆動される駆動ローラ41と、ステッピングモータ22により回転駆動される駆動ローラ42とによって、同じ記録紙pを同じタイミングで搬送する搬送機構が構成されている。
【0054】
また、通紙センサ50として、所定の距離をおいてセンサ51とセンサ52とが配置されている。このセンサ51と52との通過時間の差により、CPU10は記録紙pの搬送速度を知ることができる。
【0055】
なお、図4はこの第2の実施の形態例において搬送方向を逆とすることで、上流側と下流側のモータの配置が逆となっているものである。
以上のような構成の画像形成装置において、従来は単純に、駆動ローラ41,42が所定の設定速度となるようにDCブラシレスモータ21とステッピングモータ22との回転速度を設定していた。
【0056】
この第2の実施の形態例では、従来の制御や第1の実施の形態例の制御に加え、記録紙の搬送速度を通紙センサ50によって検出し、記録紙pがいずれか一方の駆動ローラによって駆動されている場合に、記録紙pの搬送速度の設定値との差を参照して、以下の制御を行う。なお、この第2の実施の形態例では、ローラの摩耗、ギヤのばらつき、熱によるローラの膨張(収縮)などによって、一定の差が継続的に生じるものを想定している。
【0057】
▲1▼記録紙pが上流側の駆動ローラのみによって駆動されている場合(図3(a)、図4(a))、上流側のモータの回転速度を調整するようフィードバック制御を行う。
【0058】
▲2▼記録紙pが上流側の駆動ローラのみによって駆動されている場合(図3(a)、図4(a))、下流側のモータの回転速度を調整するようフィードフォワード制御を行う。
【0059】
▲3▼記録紙pが下流側の駆動ローラのみによって駆動されている場合(図3(b)、図4(b))、下流側のモータの回転速度を調整するようフィードバック制御を行う。
【0060】
この結果、DCブラシレスモータにより回転駆動される駆動ローラと、ステッピングモータにより回転駆動される駆動ローラとによって同じ記録紙を同じタイミングで搬送する際に、DCブラシレスモータが下流側にある場合、上流側のステッピングモータの回転速度にほぼ一致した回転速度となるため、安定した搬送をすることができるようになる。
【0061】
この結果、DCブラシレスモータにより回転駆動される駆動ローラと、ステッピングモータにより回転駆動される駆動ローラとによって同じ記録紙を同じタイミングで搬送する際に、ステッピングモータが下流側にある場合、上流側のDCブラシレスモータの回転速度にほぼ一致した回転速度となるため、安定した搬送をすることができるようになる。
【0062】
また、この第2の実施の形態例によれば、安定した搬送を実行できる結果、ステッピングモータに対して大電流を流してトルクを安定させる必要がなくなるため、省エネルギーや回路コストの低減にも役立つ。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、以下のような効果が得られる。
(1)請求項1に記載の発明では、下流側のDCブラシレスモータの速度信号(FG信号)を参照して、該DCブラシレスモータの回転速度の変動における最高回転速度に応じて上流側のステッピングモータの回転速度を調整するよう制御している。この結果、DCブラシレスモータにより回転駆動される駆動ローラと、ステッピングモータにより回転駆動される駆動ローラとによって同じ記録紙を同じタイミングで搬送する際に、DCブラシレスモータとステッピングモータとがほぼ一致した回転速度となるため、安定した搬送をすることができるようになる。
【0064】
(2)請求項2に記載の発明では、上流側のDCブラシレスモータの速度信号(FG信号)を参照して、該DCブラシレスモータの最低回転速度応じて下流側のステッピングモータの回転速度を調整するよう制御している。ここで、DCブラシレスモータの最低回転速度については、突発的な値を除くため、何度か同じ最低回転速度をとったときに、最低回転速度の更新を行うことが望ましい。この結果、DCブラシレスモータにより回転駆動される駆動ローラと、ステッピングモータにより回転駆動される駆動ローラとによって同じ記録紙を同じタイミングで搬送する際に、DCブラシレスモータの最低回転速度とステッピングモータの速度とがほぼ一致した回転速度となるため、ステッピングモータが下流の場合にステッピングモータに対して引っ張りの力が加わることがなくなり、安定した搬送をすることができるようになる。
【0065】
(3)請求項3に記載の発明では、給紙搬送系に上記(1)〜(2)の発明を適用することで、ステッピングモータの脱調を防止でき、安定した記録紙の搬送によって良好な結果を得ることができる。
【0066】
(4)請求項4に記載の発明では、転写部の搬送機構に上記(1)〜(2)の発明を適用することで、ステッピングモータの脱調を防止でき、安定した記録紙の搬送によって、安定した画質の画像を得ることができ、良好な結果を得ることができる。
【0067】
(5)請求項5に記載の発明では、記録紙の搬送速度を速度検出手段によって検出し、記録紙の搬送速度の設定値との差を参照して、記録紙を一方の駆動ローラでのみ駆動する際のモータの回転速度を調整するように制御している。この結果安定した搬送をすることができるようになる。
【0068】
(6)請求項6に記載の発明では、記録紙の搬送速度を速度検出手段によって検出し、記録紙の搬送速度の設定値との差を参照して、記録紙を一方の駆動ローラでのみ駆動する際のモータの回転速度を調整するように制御している。この結果安定した搬送をすることができるようになる。
【0069】
(7)また、以上の(5)と(6)とにおいて、上流側のモータに応じて下流側のモータを制御するだけでなく、上流側のモータの速度検出結果を用いて上流側のモータの回転速度を制御するようなフィードバックを行うことによって、さらに安定した搬送を実行することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例の画像形成装置の一例を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態例の画像形成装置の動作を示す特性図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態例の画像形成装置の主要部の一例を示す構成図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態例の画像形成装置の主要部の一例を示す構成図である。
【図5】従来の画像形成装置の主要部の一例を示す構成図である。
【図6】従来の画像形成装置の特性一例を示す特性図である。
【符号の説明】
10 CPU
21 DCブラシレスモータ
22 ステッピングモータ
31 ドライバ
32 ドライバ
41 駆動ローラ
42 駆動ローラ
p 記録紙

Claims (6)

  1. DCブラシレスモータにより回転駆動される駆動ローラと、
    ステッピングモータにより回転駆動される駆動ローラとによって、同じ記録紙を同じタイミングで搬送する搬送機構と、
    前記DCブラシレスモータを駆動すると共に、前記DCブラシレスモータの回転速度信号を出力するDCブラシレスモータ駆動手段と、
    前記ステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動手段と、
    前記DCブラシレスモータ駆動手段と前記ステッピングモータ駆動手段とに対して回転速度の制御を行う制御手段と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記ステッピングモータが搬送方向の上流側であって、前記DCブラシレスモータが下流側である場合、
    前記制御手段は、前記DCブラシレスモータの回転速度信号を参照して、該DCブラシレスモータの回転速度の変動における最高回転速度に応じて前記ステッピングモータの回転速度を調整するよう制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. DCブラシレスモータにより回転駆動される駆動ローラと、
    ステッピングモータにより回転駆動される駆動ローラとによって、同じ記録紙を同じタイミングで搬送する搬送機構と、
    前記DCブラシレスモータを駆動すると共に、前記DCブラシレスモータの回転速度信号を出力するDCブラシレスモータ駆動手段と、
    前記ステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動手段と、
    前記DCブラシレスモータ駆動手段と前記ステッピングモータ駆動手段とに対して回転速度の制御を行う制御手段と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記DCブラシレスモータが搬送方向の上流側であって、前記ステッピングモータが下流側である場合、
    前記制御手段は、前記DCブラシレスモータの回転速度信号を参照して、該DCブラシレスモータの回転速度の変動における最低回転速度応じて前記ステッピングモータの回転速度を調整するよう制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記搬送機構が給紙搬送系に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送機構が転写部に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 記録紙が上流側の駆動ローラのみによって駆動されている状態において、
    前記制御手段は、前記記録紙の搬送速度の設定値との差を参照して、上流側に位置するモータの回転速度を調整するようフィードバック制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 記録紙が下流側の駆動ローラのみによって駆動されている状態において、
    前記制御手段は、前記記録紙の搬送速度の設定値との差を参照して、下流側に位置するモータの回転速度を調整するようフィードバック制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
JP2002078236A 2002-03-20 2002-03-20 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4058976B2 (ja)

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