JP7383924B2 - 制御装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、制御装置、制御方法及びプログラムに関する。
従来、複数モータを用い、ベルト部材を介して単一の被駆動軸の駆動を制御する制御装置が知られている。
また、モータ軸及びベルト部材に設けられた位置検出部の検出信号に基づき、ベルト部材等の回転体の駆動制御を高精度に行う技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の技術では、被駆動軸を適切に制御できない場合があった。
開示の技術は、被駆動軸を適切に制御することを課題とする。
開示の技術の一態様に係る制御装置は、ベルト部材を介して被駆動軸を駆動させる複数のモータのうち、前記ベルト部材の走行方向における前記被駆動軸の下流側の直近にあるモータに設けられた角度検出部による検出信号に基づき、前記複数のモータの各駆動を制御する駆動制御部を備える。
開示の技術によれば、被駆動軸を適切に制御できる。
第1実施形態に係る複数のモータと被駆動軸の構成例を示す図である。 第1実施形態に係る制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 第1実施形態に係る制御装置による処理例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る複数のモータと被駆動軸の構成例を示す図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一の構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
[第1実施形態]
まず、第1モータ1と第2モータ2の2つのモータを用い、コグドベルト3を介して1つの被駆動軸4を回転駆動させるための構成について、図1を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る第1モータ1、第2モータ2、コグドベルト(歯付ベルト)3及び被駆動軸4の構成の一例を示す図である。
被駆動軸4は回転体の回転軸に連結され、被駆動軸4の軸回りの回転により回転体を回転させる機械要素である。回転体には、画像形成装置で用いられる給紙ローラ、搬送ローラ、2次転写ローラ、定着ローラ等の各種ローラが挙げられる。
コグドベルト3は、第1モータ1のモータ軸11に取り付けられたプーリ12、第2モータ2のモータ軸21に取り付けられたプーリ22、及び被駆動軸4に取り付けられたプーリ41のそれぞれに巻き回されている。ベルト部材の一例としてのコグドベルト3は、第1モータ1及び第2モータ2の回転に伴って走行し、プーリ41を介して被駆動軸4にトルクを伝達する。
第1モータ1のモータ軸11に設けられた第1エンコーダ13は、第1モータ1の回転に応答したパルス信号である第1エンコード信号enc1を出力する。また、第2モータ2のモータ軸21に設けられた第2エンコーダ23は、第2モータ2の回転に応答したパルス信号である第2エンコード信号enc2を出力する。ここで、第1エンコーダ13及び第2エンコーダ23のそれぞれは、「角度検出部」の一例である。
後述する制御装置110は、第1エンコード信号enc1に基づいて第1モータ1を制御し、第2エンコード信号enc2に基づいて第2モータ2を制御することで、被駆動軸4の回転方向、回転位置及び回転速度等を制御できる。ここで、第1モータ1と第2モータ2は、CW(clockwise)方向又はCCW(counterclockwise)方向の何れか一方に回転し、第1モータ1と第2モータ2は同一方向に回転する。図1の例では、第1モータ1と第2モータ2は、CCW方向に回転し、コグドベルト3を介して被駆動軸4をCCW方向に回転駆動させている。
第1モータ1及び第2モータ2には、DC(Direct Current)ブラシレスモータやステッピングモータ等を用いることができる。
第1モータ1と第2モータ2の間に設けられた従動プーリ5は、コグドベルト3の弛みを抑制するためのものであり、コグドベルト3の走行に伴って回転しながら、コグドベルト3に張力を与える。
図1の例では、第1モータ1は一点鎖線の矢印10の方向に回転し、第2モータ2は二点鎖線の矢印20の方向に回転し、コグドベルト3は実線の矢印30の方向に走行している。コグドベルト3の走行に伴うトルクにより、被駆動軸4は、破線の矢印40の方向に回転している。矢印10、20、30及び40のそれぞれの方向は、CCW方向に該当する。
ここで、図1の回転状態では、駆動システム100に掛かる負荷や被駆動軸4のイナーシャ等に起因して、コグドベルト3における第1モータ1と被駆動軸4との間に巻き回された部分は張力が減少し、コグドベルト3が弛んだ状態になる場合がある。一方、コグドベルト3における第2モータ2と被駆動軸4との間に巻き回された部分は張力が増加し、コグドベルト3が張った状態になる場合がある。
コグドベルト3の弛みにより、第1モータ1プーリ12とコグドベルト3との間に遊びが生じることで、第1エンコーダ13による検出信号に基づく回転角度と、被駆動軸4の実際の回転角度との間にずれが生じる場合がある。このようなずれにより、第1エンコーダ13による検出信号を用いた被駆動軸4のフィードバック制御における追従遅れや、コグドベルト3の走行における共振や半共振等の現象を発生させ、被駆動軸4を適切に制御できなくなる場合がある。
そのため、本実施形態では、コグドベルト3を介して被駆動軸4を駆動させる第1モータ1及び第2モータ2のうち、コグドベルト3の走行方向における被駆動軸4の下流側にあるモータに設けられたエンコーダによる検出信号に基づき、第1モータ1及び第2モータ2の各駆動を制御する。
図1の例では、コグドベルト3が走行するCCW方向における被駆動軸4の下流側にある第2モータ2に設けられた第2エンコーダ23による検出信号に基づき、第1モータ1及び第2モータ2の各駆動の制御が行われる。
このようにすることで、コグドベルト3が弛んだ側のモータに設けられたエンコーダによる検出信号を用いずに制御できるため、被駆動軸4のフィードバック制御における追従遅れや、コグドベルト3の走行における共振や半共振等の現象を防ぐことができる。
以下では、制御装置110を備える駆動システム100を例にして、本実施形態を説明する。
<制御装置110の機能構成>
まず、制御装置110の機能構成について説明する。図2は、制御装置110の機能構成の一例を説明するブロック図である。図2に示すように、制御装置110は、ベルト走行方向検知部111と、エンコーダ選択部112と、駆動制御部113と、PWM生成部114及び115とを備える。
これらの機能は何れも電子回路で実現される。但し、これに限定されるものではなく、上記に示した機能の一部又は全部は、CPU(Central Processing Unit)が所定のソフトウェアを実行することで実現されてもよい。また、複数の回路又は複数のソフトウェアの組合せによって実現されてもよい。
ベルト走行方向検知部111は、検知部の一例であり、駆動システム100の上位コントローラから入力した位置目標値xtgt及び速度目標値vtgtに基づき、コグドベルト3の走行方向を検知する。
例えば、位置目標値xtgt又は速度目標値vtgtの符号が正であれば、コグドベルト3の走行方向がCCW方向であることを検知し、上記の符号が負であれば、コグドベルト3の走行方向がCW方向であることを検知する。そして、検知結果をエンコーダ選択部112に出力する。
但し、上述した検知方法は一例であり、第1モータ1及び第2モータ2の配置に応じて、位置目標値xtgt又は速度目標値vtgtの符号が負であれば、コグドベルト3の走行方向がCW方向であることを検知し、上記の符号が正であれば、コグドベルト3の走行方向がCW方向であることを検知してもよい。
また、ベルト走行方向検知部111は、コグドベルト3の走行方向を示す情報を駆動システム100の上位コントローラから入力することで、コグドベルト3の走行方向を検知してもよい。さらに、ベルト走行方向検知部111は、第1エンコーダ13又は第2エンコーダ23の何れかによる検出信号に基づきコグドベルト3の走行方向を検知してもよい。また、第1エンコーダ13及び第2エンコーダ23以外に、走行方向におけるコグドベルト3の位置又は速度を検出するセンサを設け、ベルト走行方向検知部111は、当該センサによる検出信号に基づき、コグドベルト3の走行方向を検知してもよい。
エンコーダ選択部112は、選択部の一例であり、第1エンコーダ13から第1エンコード信号enc1を入力し、第2エンコーダ23から第2エンコード信号enc2を入力する。そして、ベルト走行方向検知部111によるコグドベルト3の走行方向の検知結果に応答して、コグドベルト3の走行方向における被駆動軸4の下流側にあるモータを選択し、選択したモータに設けられたエンコーダによるエンコード信号を駆動制御部113に出力する。
例えば、図1の例では、コグドベルト3はCCW方向に走行するため、エンコーダ選択部112は、CCW方向における被駆動軸4の下流側にある第2エンコーダ23第2エンコード信号enc2を駆動制御部113に出力する。
一方、コグドベルト3がCW方向に走行する場合は、エンコーダ選択部112は、CW方向における被駆動軸4の下流側にある第1エンコーダ13第1エンコード信号enc1を駆動制御部113に出力する。
駆動制御部113は、駆動制御部の一例であり、駆動システム100の上位コントローラから位置目標値xtgt及び速度目標値vtgtを入力する。また、駆動制御部113は、第1エンコード信号enc1又は第2エンコード信号enc2の何れか一方を、エンコーダ選択部112から入力する。そして、入力したエンコード信号に基づき、被駆動軸4の位置現在値xdet及び速度現在値vdetを取得する。
その後、駆動制御部113は、位置目標値xtgt及び速度目標値vtgtと、位置現在値xdet及び速度現在値vdetに基づいて、PID(Proportional Integral Differential)制御を行う。そして、被駆動軸4の位置を位置目標値xtgtに一致させ、また被駆動軸4の速度を速度目標値vtgtに一致させるために生成した第1モータ1の第1駆動指令値をPWM生成部114に出力する。駆動制御部113は、同様に生成した第2モータ2の第2駆動指令値をPWM生成部115に出力する。
PWM生成部114は、駆動制御部113から入力した第1駆動指令値に応答したデューティ比のPWM信号を生成し、これをドライバ103に供給する。
PWM生成部115は、駆動制御部113から入力した第2駆動指令値に応答したデューティ比のPWM信号を生成し、これをドライバ104に供給する。
ドライバ103は、PWM生成部114から供給されたPWM信号に従って動作することで、第1モータ1におけるU,V,Wの各相へ駆動電圧を印加する。これにより、第1モータ1が回転する。ドライバ103は、第1モータ1の内部に設けられてもよく、第1モータ1の外部に設けられてもよい。
ドライバ104は、PWM生成部115から供給されたPWM信号に従って動作することで、第2モータ2におけるU,V,Wの各相へ駆動電圧を印加する。これにより、第2モータ2が回転する。ドライバ104は、第2モータ2の内部に設けられてもよく、第2モータ2の外部に設けられてもよい。
<制御装置110による制御動作>
次に、制御装置110による制御動作について、図3を参照して説明する。図3は、制御装置110による制御動作の一例を示すフローチャートである。なお、以下では、位置目標値xtgtと位置現在値xdetを用いて制御を行う場合を例に説明する。
まず、ステップS31において、ベルト走行方向検知部111は、駆動システム100の上位コントローラから入力した位置目標値xtgtに基づき、コグドベルト3の走行方向を検知し、検知結果をエンコーダ選択部112に出力する。
続いて、ステップS32において、エンコーダ選択部112は、第1エンコーダ13から第1エンコード信号enc1を入力し、また、第2エンコーダ23から第2エンコード信号enc2を入力する。そして、ベルト走行方向検知部111によるコグドベルト3の走行方向の検知結果に応答して、コグドベルト3の回転方向がCCW方向であるか否かを判定する。
ステップS32で、CCW方向であると判定された場合は(ステップS32、Yes)、ステップS33において、エンコーダ選択部112は、第2エンコード信号enc2を駆動制御部113に出力する。
一方、ステップS32で、CCW方向でないと判定された場合は(ステップS32、No)、ステップS34において、エンコーダ選択部112は、第1エンコード信号enc1を駆動制御部113に出力する。
続いて、ステップS35において、駆動制御部113は、エンコーダ選択部112から入力した第1エンコード信号enc1又は第2エンコード信号enc2の何れか一方に基づき、被駆動軸4の位置現在値xdetを取得する。
その後、駆動制御部113は、駆動システム100の上位コントローラから入力した位置目標値xtgtと、位置現在値xdetとに基づいてPID制御を行い、第1モータ1の第1駆動指令値を生成し、PWM生成部114に出力する。同様に、駆動制御部113は、第2モータ2の第2駆動指令値を生成し、PWM生成部115に出力する。
続いて、ステップS36において、PWM生成部114は、第1駆動指令値に応答したデューティ比のPWM信号を生成する。また、PWM生成部115は、第2駆動指令値に応答したデューティ比のPWM信号を生成する。
続いて、ステップS37において、PWM生成部114は、生成したPWM信号をドライバ103に供給する。また、PWM生成部115は、生成したPWM信号をドライバ104に供給する。
続いて、ステップS38において、駆動制御部113は、制御を終了するか否かを判定する。
ステップS38で、制御を終了すると判定された場合は(ステップS38、Yes)、制御動作は終了する。一方、制御を終了しないと判定された場合は(ステップS38、No)、ステップS31に戻り、ステップS31~S38の制御動作が再度繰り返される。
このようにして、制御装置110は、第1モータ1及び第2モータ2を用い、コグドベルト3を介して被駆動軸4の回転駆動を制御できる。
<制御装置110の作用効果>
従来、複数モータを用い、ベルト部材を介して単一の被駆動軸の駆動を制御する制御装置が知られている。また、モータ軸及びベルト部材に設けられた位置検出部の検出信号に基づき、ベルト部材等の回転体の駆動制御を高精度に行う技術が開示されている。
しかしながら、複数のモータのうちの所定のモータと被駆動軸との間に巻き回されたベルト部材の部分で、張力が減少し、ベルト部材が弛んだ状態になる場合がある。ベルト部材の弛みにより、上記の所定のモータのプーリとベルト部材との間に遊びが生じることで、上記の所定のモータに設けられたエンコーダによる検出信号に基づく回転角度と、被駆動軸の実際の回転角度との間にずれが生じる場合がある。
そして、このようなずれにより、エンコーダによる検出信号を用いた被駆動軸のフィードバック制御における追従遅れや、ベルト部材の走行における共振や半共振等が発生し、従来の技術では、被駆動軸を適切に制御できなくなる場合があった。
本実施形態では、コグドベルト3を介して被駆動軸4を駆動させる第1モータ1及び第2モータ2のうち、コグドベルト3の走行方向における被駆動軸4の下流側にあるモータに設けられたエンコーダによる検出信号に基づき、第1モータ1及び第2モータ2の各駆動を制御する。
より具体的には、図1の例では、コグドベルト3がCCW方向に走行する場合には、第2エンコード信号enc2を用いて、第1モータ1及び第2モータ2の各駆動を制御する。一方、コグドベルト3がCW方向に走行する場合には、第1エンコード信号enc1を用いて、第1モータ1及び第2モータ2の各駆動を制御する。
このようにすることで、コグドベルト3が弛んだ側のモータに設けられたエンコーダによる検出信号を用いずに被駆動軸4を制御できるため、被駆動軸4のフィードバック制御における追従遅れや、コグドベルト3の走行における共振や半共振等の現象を防ぎ、被駆動軸4を適切に制御できる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
本実施形態では、第1モータ1、第2モータ2、及び第3モータ6の3つのモータを用い、コグドベルト3を介して被駆動軸4を回転駆動する駆動システム100aを、制御装置110aが制御する例を説明する。
図4は、本実施形態に係る複数のモータと被駆動軸の構成の一例を説明する図である。図4に示すように、駆動システム100aは第3モータ6を備える。第3モータ6は、コグドベルト3が巻き回された第1モータ1と第2モータ2の間に設けられている。駆動システム100aでは、第1モータ1、第2モータ2、及び第3モータ6を用い、コグドベルト3を介して被駆動軸4が回転駆動される。
駆動システム100aでは、コグドベルト3がCCW方向に走行する場合には、制御装置110aは、コグドベルト3の走行方向における被駆動軸4の下流側で、被駆動軸4に最も近い位置にある第2モータ2に設けられた第2エンコーダ23による検出信号に基づき、第1モータ1、第2モータ2及び第3モータ6の各駆動を制御する。一方、コグドベルト3がCW方向に走行する場合には、制御装置110aは、コグドベルト3の走行方向における被駆動軸4の下流側で、被駆動軸4に最も近い位置にある第1モータ1に設けられた第1エンコーダ13による検出信号に基づき、第1モータ1、第2モータ2及び第3モータ6の各駆動を制御する。
このようにすることで、コグドベルト3が弛んだ側のモータに設けられたエンコーダによる検出信号を用いずに被駆動軸4を制御できるため、被駆動軸4のフィードバック制御における追従遅れや、コグドベルト3の走行における共振や半共振等の現象を防ぎ、被駆動軸4を適切に制御できる。
なお、上述した実施形態では、第3モータ6にはエンコーダが設けられても設けられなくてもよい。第3モータ6にエンコーダを設けない場合は、駆動システム100aのコストを低減できる。
以上、本発明の好ましい実施形態及び実施例について詳述したが、本発明はこれらの実施形態及び実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
例えば、上述した例では、制御装置110を画像形成装置や搬送装置に適用するものを説明したが、実施形態は、複数のモータを用い、ベルト部材を介して同一の駆動軸を駆動する構成を採用しているものであれば、如何なる装置にも適用することが可能である。
一例として、実施形態は、シート状のプリプレグや、紙幣等を搬送する搬送装置において、搬送ローラを駆動する構成に適用することができる。その他、実施形態は、例えば自動車やロボットやアミューズメント機器等において、複数のモータを用い、ベルト部材を介して駆動される駆動軸の回転運動により、動力を得ることを目的とする構成に適用できる。
また、上述した実施形態では、2個及び3個のモータを備える駆動システムの例を示したが、これに限定されるものではなく、4個以上のモータを用い、ベルト部材を介して被駆動軸4の回転駆動を制御する場合にも、実施形態を適用可能である。
また、上述した実施形態では、ベルト部材の一例としてコグドベルト3を示したが、これに限定されるものではなく、平ベルトや丸ベルト、Vベルト等の様々な種類のベルトを備える駆動システム100に対しても、本実施形態を適用できる。
また、実施形態は、制御方法も含む。例えば、制御方法は、ベルト部材を介して被駆動軸を駆動させる複数のモータのうち、前記ベルト部材の走行方向における前記被駆動軸の下流側にあるモータに設けられた角度検出部の検出信号に基づき、前記複数のモータの各駆動を制御する工程を含む。このような制御方法により、上述した制御装置と同様の効果を得ることができる。
また、実施形態は、プログラムも含む。例えば、プログラムは、ベルト部材を介して被駆動軸を駆動させる複数のモータのうち、前記ベルト部材の走行方向における前記被駆動軸の下流側にあるモータに設けられた角度検出部の検出信号に基づき、前記複数のモータの各駆動を制御する処理をコンピュータに実行させる。このようなプログラムにより、上述した制御装置と同様の効果を得ることができる。
また、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
1 第1モータ
11 モータ軸
12 プーリ
13 第1エンコーダ(角度検出部の一例)
2 第2モータ
21 モータ軸
22 プーリ
23 第2エンコーダ(角度検出部の一例)
3 コグドベルト(ベルト部材の一例)
4 被駆動軸
5 従動プーリ
6 第3モータ
100 駆動システム
103、104 ドライバ
110 制御装置
111 ベルト走行方向検知部(検知部の一例)
112 エンコーダ選択部(選択部の一例)
113 駆動制御部(駆動制御部の一例)
114、115 PWM生成部
enc1 第1エンコード信号(検出信号の一例)
enc2 第2エンコード信号(検出信号の一例)
特開2005-092763号公報

Claims (4)

  1. ベルト部材を介して被駆動軸を駆動させる複数のモータのうち、前記ベルト部材の走行方向における前記被駆動軸の下流側の直近にあるモータに設けられた角度検出部による検出信号に基づき、前記複数のモータの各駆動を制御する駆動制御部を備える
    制御装置。
  2. 前記走行方向を検知する検知部と、
    前記検知部による検知結果に基づき、前記ベルト部材を介して前記被駆動軸を駆動させる前記複数のモータのうち、前記ベルト部材の走行方向における前記被駆動軸の下流側の直近にあるモータを選択する選択部と、を備え、
    前記駆動制御部は、
    前記選択部が選択した該モータに設けられた角度検出部の検出信号に基づき、前記複数のモータの各駆動を制御する
    請求項1に記載の制御装置。
  3. ベルト部材を介して被駆動軸を駆動させる複数のモータのうち、前記ベルト部材の走行方向における前記被駆動軸の下流側の直近にあるモータに設けられた角度検出部の検出信号に基づき、前記複数のモータの各駆動を制御する工程を含む
    制御方法。
  4. ベルト部材を介して被駆動軸を駆動させる複数のモータのうち、前記ベルト部材の走行方向における前記被駆動軸の下流側の直近にあるモータに設けられた角度検出部の検出信号に基づき、前記複数のモータの各駆動を制御する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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