JP4229007B2 - プッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置 - Google Patents

プッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置 Download PDF

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Description

本発明は、溶接装置に用いるプッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置に関するものである。
従来のプッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置は、プッシュモータとプルモータの電圧、電流、回転数などの情報を用いて制御を行っている(特許文献1参照)。
上記従来のプッシュ・プル型ワイヤ送給装置について図2を用いて説明する。
図において、1はスプール、2は溶接ワイヤ、3は溶接ワイヤを送給するためのプッシュ側の送給ローラ、4は送給ローラ3を駆動させるためのプッシュモータ、5はプッシュモータを定速度に制御するための定速度制御装置であって、速度設定手段6と、速度設定手段6によって設定された所定の速度で送給ローラ3を駆動する速度測定手段7とを備えている。通常、速度測定手段7は、溶接電源のいわゆる溶接電流測定器として機能する。
8は送られてきた溶接ワイヤ2を引き出して被溶接物9へ送り出すためのプル側の送給ローラ、10は送給ローラ8を駆動させるためのプルモータ、11はプルモータ10を一定のトルクで駆動させるための定トルク制御装置であり、プルモータ10のモータ電流を検出する電流検出手段12とトルク設定手段13と、電流検出手段12の出力信号とトルク設定手段13の出力信号とを入力とし、両者を比較する比較手段14と、比較手段14の比較結果に基づいてプルモータ10を所定のトルクとなるよう制御するトルク制御手段15とから構成されている。なお、トルク設定手段13は、プッシュモータ5の情報を用いて決定されるものである。
そして、プッシュモータ4とプルモータ10の起動・停止のタイミングを制御するシーケンス制御手段16が設けられており、送給された溶接ワイヤ2が、図示しない溶接電源からの電力を溶接ワイヤ2に供給するための給電チップ17より電力を受け、被溶接物との間にアーク18を発生させて溶接を行う。
特開平2−2255273号公報
しかし、従来のプッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置は、プルモータ10を駆動させるためにプッシュモータ4から出力される情報が必要となり、それぞれのモータの情報を得るための手段とそれらを制御するための制御手段が必要で、プッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置の構成が複雑になるという課題を有していた。
本発明は、容易に構成が可能となるプッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明のプッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置は、溶接ワイヤ送給経路中に、溶接ワイヤ送給用のプッシュモータとプルモータを順次配置し、前記プッシュモータを制御する制御装置と、前記プルモータを駆動する駆動電源とを備え、前記制御装置と前記駆動電源との間では情報の授受を行わず、前記駆動電源は、ある一定値以上のモータ電流が流れない電流リミッタと前記溶接ワイヤの送給量に応じた前記プルモータに印加する電圧を調整する手段とを有して前記プルモータの制御を行うものである。
本構成によれば、種々の溶接電流に対して、プッシュモータの情報を必要とせずに簡素な構成で溶接ワイヤを安定して送給することができる。
以上のように、本発明はプルモータに流れるモータ電流に電流リミッタを設けることにより、プルモータに流れる電流に過大な負荷をかけることなく、また、モータ電圧調整手段を設けることによりプッシュモータとワイヤ送給速度がほぼ等しくなるように溶接ワイヤを送給することができる。
そのため、従来必要であったプッシュモータとプルモータを制御するための制御手段が不要となり、プッシュ・プル型送給装置が容易に構成できる。
さらに、プッシュモータの情報を必要としないことから、様々な溶接電源に接続可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図1を用いて説明する。
図1において、1はスプールで、このスプール1には溶接ワイヤ2を巻回している。3はスプール1から溶接ワイヤ2を引き出すプッシュ側の送給ローラで、この送給ローラ3はプッシュモータ4によって駆動するように構成している。5はプッシュモータ4の駆動を定速度に制御する定速度制御装置で、速度設定手段6と速度測定手段7を内部に有している。8はプル側の送給ローラで、プッシュ側の送給ローラ3で送給された溶接ワイヤ2を被溶接物9へ送給するように構成している。10はプル側の送給ローラ8を駆動するプルモータで、このプルモータ10は駆動電源21で駆動するようにしている。この駆動電源21は、プルモータ10へ所定電流以上のモータ電流を流さないようにする電流リミッタ19と、プルモータ10に供給する電圧を調整するモータ電圧調整手段20を内部に有している。そして、プル側の供給ローラ8によって送給される溶接ワイヤ2は給電チップ17で被溶接物9との間にアーク18を発生するための溶接電力を印加されるように構成している。
以上のように構成されたプッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置について、その動作を説明する。
プッシュモータ4を定速度制御装置5により駆動させ、スプール1から溶接ワイヤ2を送給ローラ3で送給する。送給された溶接ワイヤ2をプルモータ10によって、送給ローラ8を用いて引っ張るが、まず、本発明でのモータ電圧調整手段20を用いずに一定の電圧でプルモータ10を駆動させた場合について説明する。
まず、プルモータ10の負荷が小さい場合は、プルモータ10はあまり負荷がかかることなく駆動するので、溶接ワイヤ2を安定して送給することができる。しかし、プルモータ10の負荷が大きくなると、一定の電圧でプルモータ10を駆動させているだけでは、プルモータ10に流れる電流値が大きくなる。そこで、本発明の電流リミッタ19を設けることによって、過大な電流をプルモータ10に流すことなく溶接ワイヤ2を送給することができる。
駆動電源21でプルモータ10を駆動している場合の溶接ワイヤ2の送給速度の遅速は、プルモータ10にかかる負荷の大小に相当する。溶接ワイヤ2の送給速度が速い場合は、プルモータ10の負荷は小さく、溶接ワイヤ2の送給速度が遅い場合は、プルモータ10の負荷が大きくなる。溶接ワイヤ2の送給速度が速い場合、溶接ワイヤ2の送給が定常状態にあるならば、プルモータ10は定トルクで駆動していることとなる。そして、溶接ワイヤ2の送給速度が遅くなると、あらかじめ設定された電流リミッタの値に近づく。電流値のリミットになると、プルモータ10には、電流リミッタ19によって一定の電流しか流れなくなる。モータ電流とモータトルクの関係から、この場合のプルモータ10も一定のトルクで駆動することとなる。
このように電圧調整手段20を備えてなくてもプッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置は構成できるが、送給速度が遅い場合は、モータの力を加えられた負荷に対して効率が悪くなる。そこで、モータ電圧調整手段20によりプルモータ10の回転数を溶接ワイヤ2の送給量に近くなるように調整することで効率の良いプルモータ10の駆動電源21が構成できる。
以上のように、本実施の形態によれば電流リミッタ19、モータ電圧調整手段20を備えたプルモータ10の駆動電源21を用いてプルモータ10を駆動することによりプッシュモータ4の情報を用いることなく、一定のトルクで溶接ワイヤ2を安定して送給するプッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置を容易に構成することができる。さらに、このプッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置はプッシュモータ4の情報を用いないため、様々な溶接電源との接続が容易にできるようになる。
なお、モータ電圧調整手段20の設定方法としては、溶接電流を高電流域、中電流域、低電流域などのように、何種類かの領域に分け、それぞれに対してモータ電圧を設定する方法やモータ電圧を設定するつまみを設けて溶接電流に応じてつまみを調整する方法、あるいは溶接電流値、すなわち溶接ワイヤ2の送給量と連動させてモータ電圧を変える方法、または、プルモータ10に対して直列に抵抗を備えることにより、モータ電流の変化に対してプルモータ10にかかる電圧を自動的に変化させる方法があり、何れを採用しても良い。
本発明のプッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置は、制御装置を用いることなくプルモータ10を定トルクで駆動することができ、溶接機分野等において産業上有用である。
本発明のプッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置の実施形態における概要図 従来のプッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置の概要図
符号の説明
1 スプール
2 溶接ワイヤ
3 送給ローラプッシュ側
4 プッシュモータ
5 定速制御装置
6 速度設定手段
7 速度制御手段
8 送給ローラプル側
9 被溶接物
10 プルモータ
11 定トルク制御装置
12 電流検出手段
13 トルク設定手段
14 比較手段
15 トルク制御手段
16 シーケンス制御手段
17 給電チップ
18 アーク
19 電流リミッタ
20 モータ電圧調整手段
21 プルモータ駆動電源

Claims (4)

  1. 溶接ワイヤ送給経路中に、溶接ワイヤ送給用のプッシュモータとプルモータを順次配置し、前記プッシュモータを制御する制御装置と、前記プルモータを駆動する駆動電源とを備え、前記制御装置と前記駆動電源との間では情報の授受を行わず、前記駆動電源は、ある一定値以上のモータ電流が流れない電流リミッタと前記溶接ワイヤの送給量に応じた前記プルモータに印加する電圧を調整する手段とを有して前記プルモータの制御を行うプッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置。
  2. 溶接電流を何種類かの領域に分け、溶接ワイヤの送給量に応じたプルモータに印加する電圧を調整する手段として、前記それぞれの溶接電流領域に対してプルモータの電圧を設定する手段を設けた請求項1記載のプッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置。
  3. 溶接ワイヤの送給量に応じたプルモータに印加する電圧を調整する手段として、溶接電流値と溶接ワイヤの送給量の少なくとも一方と連動させてモータ電圧を変える手段を設けた請求項1記載のプッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置。
  4. 溶接ワイヤの送給量に応じたプルモータに印加する電圧を調整する手段として、プルモータに対して直列に抵抗を設けた請求項1記載のプッシュ・プル型溶接ワイヤ送給装置。
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