JP4058068B2 - ブレーキ制御装置 - Google Patents

ブレーキ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4058068B2
JP4058068B2 JP2005315031A JP2005315031A JP4058068B2 JP 4058068 B2 JP4058068 B2 JP 4058068B2 JP 2005315031 A JP2005315031 A JP 2005315031A JP 2005315031 A JP2005315031 A JP 2005315031A JP 4058068 B2 JP4058068 B2 JP 4058068B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
abnormal
normal
electric
devices
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005315031A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006082809A (ja
Inventor
貴之 山本
誠一 小島
相澤  博昭
直樹 沢田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Denso Corp, Toyota Motor Corp, Aisin Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2005315031A priority Critical patent/JP4058068B2/ja
Publication of JP2006082809A publication Critical patent/JP2006082809A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4058068B2 publication Critical patent/JP4058068B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、複数の車輪の回転をそれぞれ抑制する複数のブレーキ装置のブレーキ力をそれぞれ制御するブレーキ制御装置に関するものである。
特許文献1には、車両の前後左右の各々の位置に設けられた4つの車輪の回転をそれぞれ抑制する4つのブレーキ装置のブレーキ力をそれぞれ制御するブレーキ制御装置であって、前記4つの車輪のうちの1つ以上の車輪のブレーキ装置が異常である場合において、その異常であるブレーキ装置に対応する車輪の位置(以下、ブレーキ装置の位置と称する)に応じて決まる位置の正常なブレーキ装置の作動を禁止するブレーキ作動禁止部を含むものが記載されている。
このブレーキ制御装置においては、例えば、右後輪のブレーキ装置が1つ異常である場合には正常な左後輪のブレーキ装置の作動が禁止され、左前輪のブレーキ装置と左後輪のブレーキ装置との2つが異常である場合には、正常な右後輪のブレーキ装置の作動が禁止される。その結果、1つ以上のブレーキ装置が異常となった場合における車両の左側と右側とのブレーキ力の差が小さくされるため、車両の操縦安定性の低下を抑制することができる。
特許第2835173号公報
しかし、車両の操縦安定性の低下を抑制しつつ正常なブレーキ装置を上記の場合より有効に利用し得る場合があることが判明した。左側と右側とのブレーキ力の差に起因して操縦安定性は低下するのであるが、問題になるほどではない場合があるのである。そこで、本発明の課題は、操縦安定性をほぼ良好な状態に保ちつつ、正常なブレーキ装置を有効に利用可能なブレーキ制御装置を得ることである。
具体的には、ブレーキ制御装置において、車両の幅方向のいずれか一方の側にある異常であると検出されたブレーキ装置の個数と、走行速度とに基づいて、操縦安定性をほぼ良好な状態に保ちつつ、正常なブレーキ装置を有効に利用可能とすることである。
請求項1に記載のブレーキ装置によれば、上記課題は、車両に設けられた複数の車輪の回転をそれぞれ抑制する複数のブレーキ装置のブレーキ力をそれぞれ制御するブレーキ制御装置に、前記複数のブレーキ装置のうち、前記車両の幅方向のいずれか一方の側にある1つ以上のブレーキ装置が異常であり、他方の側にあるブレーキ装置が正常である場合において、前記車両の走行速度が設定速度以上である場合にその設定速度より小さい場合より前記他方の側の正常なブレーキ装置のうちの少なくとも1つのブレーキ力を小さくするとともに、前記設定速度を、前記一方の側の前記異常が検出されたブレーキ装置の個数が2つの場合は1つの場合より小さい値とする異常時ブレーキ制御部を設けることによって解決される。
異常であるブレーキ装置が車両の幅方向のいずれか一方の側に2つある場合と1つの場合とでは、2つある場合の方が、正常なブレーキ装置を作動させた場合に生じる一方の側と他方の側とのブレーキ力の差が大きくなることが多い。そのため、これらのブレーキ力差を許容すると操縦安定性が著しく低下するおそれがある。そこで、請求項1に係るブレーキ制御装置においては、走行速度が設定速度以上である場合に正常なブレーキ装置のうちの前記異常が検出されたブレーキ装置とは前記車両の幅方向の反対側のブレーキ装置の少なくとも1つのブレーキ力を小さくする場合の、その設定速度が、個数が2つの場合は1つの場合より小さい値とされる。
請求項2に記載のブレーキ制御装置においては、前記異常時ブレーキ制御部が、前記少なくとも1つの正常なブレーキ装置のブレーキ力を、前記車両の走行速度が大きい場合は小さい場合より小さくなるように制御する制御部を含むものとされる。
請求項3に記載のブレーキ制御装置においては、前記異常時ブレーキ制御部が、前記少なくとも1つの正常なブレーキ装置のブレーキ力を、ブレーキ操作量で決まる大きさより小さいが、0よりは大きい値となるように制御する制御部を含むものとされる。
請求項4に記載のブレーキ制御装置においては、前記異常時ブレーキ制御部が、前記一方の側の後輪のブレーキ装置が異常である場合において、前記車両の走行速度が前記設定速度以上である場合には、前記正常なブレーキ装置すべてを作動させ、前記一方の側の前輪のブレーキ装置が異常である場合において、前記車両の走行速度が前記設定速度以上である場合には、前記正常なブレーキ装置のうちの少なくとも1つを作動させない手段を含むものとされる。
車両の走行速度が設定速度より小さい場合は正常なブレーキ装置をすべて作動させても、操縦安定性をほぼ良好な状態に保ち得るのであり、正常なブレーキ装置の有効利用を図ることができる。それに対して、設定速度以上である場合には、例えば、異常であるブレーキ装置に対応する車輪の位置に応じて決まる位置のブレーキ装置、すなわち、異常であるブレーキ装置と車両の幅方向の反対側のブレーキ装置の少なくとも1つの作動を禁止することが望ましい。車両の幅方向の一方の側と他方の側とのブレーキ力の差を小さくすることができ、操縦安定性の低下を抑制することができる。
請求項5に記載のブレーキ制御装置においては、前記異常時ブレーキ制御部が、前記少なくとも1つの正常なブレーキ装置のブレーキ力の増加勾配と減少勾配との少なくとも一方を、異常なブレーキ装置が検出されない場合に比較して抑制する変化勾配抑制部を含むものとされる。
ブレーキ力の変化勾配を抑制すれば、幅方向の一方の側と他方の側とのブレーキ力差の変化勾配が緩やかになる。ブレーキ力差が急激に変化することが回避されるため、ブレーキ力差に起因するヨーモーメントの変化を抑制することができ、ヨーモーメントの変化に伴って車両の挙動が変わっても、運転者の操舵によって容易に修正することができる。
増加勾配と減少勾配との少なくとも一方が抑制されるブレーキ装置は、正常なブレーキ装置すべてであっても、異常なブレーキ装置と幅方向の反対側に位置する正常なブレーキ装置の少なくとも1つであってもよい。
なお、抑制された増加勾配と減少勾配との少なくとも一方は、常に一定の大きさとしても、車両の走行状態等に基づいた大きさとしてもよい。
請求項6に記載のブレーキ制御装置においては、前記変化勾配抑制部が、前記正常なブレーキ装置のうち前記異常時ブレーキ制御部により作動させられるブレーキ装置すべてのブレーキ力の増加勾配と減少勾配との少なくとも一方を抑制するものとされる。
以下、本発明の一実施例であるブレーキ制御装置を備えたブレーキシステムについて図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本ブレーキシステムは、4つのブレーキ装置を含むものである。ブレーキ装置10〜16は、左前輪20,右前輪22,左後輪24,右後輪26にそれぞれ設けられた電動ブレーキ装置であり、電動アクチュエータ(電気制御アクチュエータ)としての電動モータ28〜31と、電動モータ28〜31への供給電流を制御するモータコントローラ34〜37と、電動モータ28〜31の作動状態を検出する図示しない1つ以上のセンサとを含むものである。電動モータ28〜31の駆動により車体側部材に回転不能に保持された摩擦係合部材が車輪20〜26とともに回転するブレーキ回転体に押し付けられることによってブレーキ力が発生させられる。この摩擦係合部材のブレーキ回転体への押付力が電動モータ28〜31への供給電流の制御により制御され、ブレーキ力が制御される。
モータコントローラ34〜37は、コンピュータを主体とするコンピュータ部,駆動回路等を含むものであり、主制御装置40から供給される情報に応じて電動モータ28〜31を制御する。また、モータコントローラ34〜37は、1つ以上のセンサの出力信号に基づいて電動モータ28〜31の作動状態を検出する。電動モータ28〜31の作動状態に基づいて電動モータ28〜31等が異常であるか否かを判定し、その結果を、主制御装置40に出力する。例えば、電動モータ28〜31への供給電流と作動状態との関係に基づいて異常であるか否かを検出することができる。本実施形態においては、電動モータ28〜31等が異常であるか否かの検出は、イグニッションスイッチがOFF状態からON状態に切り換えられた後のイニシャルチェック時に行われる。また、センサ,モータコントローラ34〜37等によって異常検出部が構成される。
なお、ブレーキの作動状態を検出するセンサを設けることもできる。電動モータの作動状態とブレーキの作動状態とに基づけば、電動モータやブレーキが異常であるか否かを検出することができる。
主制御装置40は、CPU42,ROM44,RAM46,入力インターフェイス48,出力インターフェイス50等を含むコンピュータを主体とするとするものであり、入力インターフェイス48には、ブレーキ操作部材52の操作量を検出するブレーキ操作量検出装置54、ヨーレイトセンサ56、車速センサ58等が接続されている。
ブレーキ操作量検出装置54は、ブレーキ操作部材52に加えられる操作ストロークや操作力を検出するものであり、ヨーレイトセンサ56は、車両の鉛直軸回りの回転速度を検出するものである。ヨーレイト,車速,車両の構造を表すデータ等に基づいて舵角が検出される。車速センサ58は、車両の走行速度を検出するものであるが、車輪速に基づいて検出するものであっても、車両の駆動装置の出力軸の回転数等に基づいて検出するものであってもよい。
本ブレーキシステムにおいては、電動ブレーキ装置10〜16の各々において、電動モータ28〜31に電流が供給されることによってブレーキ力が発生させられるのであって、ブレーキ操作部材52の操作に伴って機械的に発生させられるわけではない。そのため、電動モータ28〜31等に異常が生じた場合には、電気エネルギが供給されてもブレーキ力が発生させられないことになる。ブレーキ力は、ブレーキ操作部材52の操作状態に応じた大きさに制御しても、ブレーキ操作部材52の操作状態に対応しない大きさに制御してもよいが、本実施形態においては、ブレーキ操作部材52の操作量に応じた大きさに制御される。
すべての電動ブレーキ装置10〜16が正常である場合には、要求ブレーキ力がブレーキ操作量に応じて演算により求められ、要求ブレーキ力を表す情報がモータコントローラ34〜37にそれぞれ出力される。その要求ブレーキ力に応じて、電動モータ28〜31がそれぞれモータコントローラ34〜37により制御される。
また、電動ブレーキ装置10〜16の少なくとも1つに異常が検出された場合には、それに応じて正常な電動ブレーキ装置が制御される。
以下、異常時の制御について図2,3に基づいて説明する。
まず、4つの電動ブレーキ装置10〜16のうちの1つに異常が生じた場合について説明する。
後輪側の電動ブレーキ装置14,16のいずれか一方に異常が検出された場合には、正常な電動ブレーキ装置すべての作動が許可される。2つの前輪20,22と1つの後輪を含む3輪でブレーキが作動させられても、車両の操縦安定性をほぼ良好な状態に保つことができるのである。
前輪側の電動ブレーキ装置10,12のいずれか一方に異常が検出された場合には、その異常である電動ブレーキ装置と幅方向の反対側の正常な後輪の電動ブレーキ装置の作動を許可するか禁止するかが、車両の走行速度と操舵状態とに基づいて決定される。例えば、左前輪20の電動ブレーキ装置10に異常が検出された場合には、正常な右後輪26の電動ブレーキ装置16の作動が、車両の走行状態が設定状態より安定側にあるか否かが判定され、安定側にある場合には許可され、それ以外の場合には禁止されるのである。
右前輪22の電動ブレーキ装置12に異常が検出された場合には、正常な左後輪24の電動ブレーキ装置14の作動を禁止するか許可するかが、車速と操舵状態とに基づいて決定されるのである。
次に、4つの電動ブレーキ装置10〜16のうちの2つに異常が検出された場合について説明する。
車両の左側と右側とのそれぞれ1つずつの電動ブレーキ装置に異常が検出された場合には、正常な2輪の電動ブレーキ装置が作動させられる。この場合には、左側と右側とで大きなブレーキ力差が生じることはない。
例えば、左右後輪24,26の電動ブレーキ装置14,16に異常が検出された場合、左右前輪20,22の電動ブレーキ装置10,12に異常が検出された場合、左前輪20,右後輪26の電動ブレーキ装置10,16に異常が検出された場合、右前輪22,左後輪24の電動ブレーキ装置12,14に異常が検出された場合が該当する。
また、左側と右側とのいずれか一方の側の、前後2つの車輪の電動ブレーキ装置に異常が検出された場合には、正常な他方の後輪の電動ブレーキ装置の作動を禁止するか許可するかが車速と操舵状態とに基づいて決定される。
例えば、左側の前後輪20,24の電動ブレーキ装置10,14に異常が検出された場合には、右後輪26の電動ブレーキ装置16の作動を禁止するか許可するかが決定され、右前後輪22,26の電動ブレーキ装置12,16に異常が検出された場合には、左後輪24の電動ブレーキ装置14の作動を禁止するか許可するかが決定されるのである。
異常な電動ブレーキ装置が1つの場合,2つの場合において、正常な電動ブレーキ装置の作動を禁止するか許可するかは、図3のマップで表されるテーブルに従って決定される。車速と舵角とが、図3のマップにおいて斜線を付した領域に属する場合には禁止されるのである。
すなわち、車両の走行状態が、左右のブレーキ力の差が大きくなると操縦安定性を良好な状態に保つことができない状態にある場合には禁止されるのであるが、大きなブレーキ力差が生じることが許容されても、操縦安定性をほぼ良好な状態に保ち得る状態にある場合には許可される。具体的には、車速Vが舵角δ等に基づいて決まるしきい値より大きい場合は禁止され、しきい値以下である場合は許可される。しきい値が大きい場合は小さい場合より禁止され難くなるのであり、走行状態が安定側にある場合はしきい値が大きくされるのである。
しきい値は、異常である電動ブレーキ装置に対応する車輪の位置,旋回方向,舵角,異常であるブレーキ装置の個数等に基づいて決まる。
異常である電動ブレーキ装置に対応する車輪が旋回内輪側である状態では旋回外輪側である状態よりしきい値が大きくされる。旋回内輪側である状態では、旋回に伴うヨーモーメントの方向と左右ブレーキ力差に起因するヨーモーメントの方向とが逆になるため、スピン傾向が強くなることが回避される。旋回外輪側である状態では、旋回に伴うヨーモーメントの方向と左右ブレーキ力差に起因するヨーモーメントの方向とが同じになるため、スピン傾向が強くなる可能性が高く、左右ブレーキ力差が大きくなると、操縦安定性が低下するおそれがあるからである。
また、異常である電動ブレーキ装置に対応する車輪が旋回外輪側である状態では、しきい値が舵角δが大きくなるほど段階的に小さくされる。舵角δが大きいほど操縦安定性が低下するため、しきい値を小さくして、ブレーキ力差が生じることを許容され難く(ブレーキ装置の作動が禁止され易く)するのである。
さらに、しきい値は、異常である電動ブレーキ装置が2つである場合は1つである場合より小さくされる。左側,右側のいずれか一方の側の前輪,後輪の2つの電動ブレーキ装置が異常である場合には、左側と右側とでブレーキ力差が大きくなるため、車速が小さくても操縦安定性が低下するおそれがあるからである。図3の実線で表すしきい値が異常である電動ブレーキ装置が1つの場合であり、一点鎖線で表すしきい値が2つの場合である。
また、電動ブレーキ装置10〜16の少なくとも1つに異常が検出された場合には、作動が許可された電動ブレーキ装置による摩擦係合部材のブレーキ回転体への押付力の変化勾配が抑制される。電動ブレーキ装置10〜16の制御により、各輪に加えられるブレーキ力の増加勾配,減少勾配が抑制されるのである。
すべての電動ブレーキ装置10〜16が正常である場合には、前述のように、ブレーキ操作量に基づいて決定された操作量対応要求ブレーキ力が要求ブレーキ力とされて各モータコントローラ34〜37に出力されるが、少なくとも1つが異常である場合には、ブレーキ操作量が増加傾向にある場合には、操作量対応要求ブレーキ力と前回の要求ブレーキ力に勾配抑制変化量を加えたブレーキ力との小さい方が要求ブレーキ力として出力され、減少傾向にある場合には、操作量対応要求ブレーキ力と前回の要求ブレーキ力から勾配抑制変化量を引いたブレーキ力との大きい方が出力される。いずれの場合においても、前回の要求ブレーキ力に勾配抑制変化量を加えたり、引いたりして得られた値を勾配抑制時要求ブレーキ力と称する。
電動ブレーキ装置は、図4,5のフローチャートで表される電動ブレーキ装置制御プログラムの実行に従って制御される。電動ブレーキ装置制御プログラムは、ブレーキ操作部材52が操作状態にある間繰り返し実行される。
ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップについても同様とする)において、4つの電動ブレーキ装置10〜16のいずれか1つに異常が検出されたか否かが判定される。本実施形態においては、イニシャルチェック時に行われた異常検出結果が読み込まれるのである。すべての電動ブレーキ装置10〜16が正常である場合には判定がNOとなり、S2,3において電動ブレーキ装置の通常制御が行われる。前述のように、各電動ブレーキ装置において、操作量対応要求ブレーキ力が出力されるように電動モータが制御されるのであり、各モータコントローラ34〜37に操作量対応要求ブレーキ力Breq を要求ブレーキ力Bout として出力する。
それに対して、少なくとも1つの電動ブレーキ装置が異常である場合には、判定がYESとなり、S4〜7において、異常である電動ブレーキ装置の位置が検出される。そして、異常である電動ブレーキ装置が1つであり、それが、前輪側に設けられた電動ブレーキ装置10,12のいずれか1つである場合、異常である電動ブレーキ装置が2つであり、それらが、左側の前後輪に設けられた電動ブレーキ装置10,14である場合、右側の前後輪に設けられた電動ブレーキ装置12,16である場合には、正常である電動ブレーキ装置の作動を禁止するか許可するかが決定される。
車両の走行状態が設定状態より安定側にあるか否かが判定されるのであり、設定状態より安定側にある場合には、左右ブレーキ力差が大きくなっても、操縦安定性が損なわれることがないと判定され、正常であるブレーキ装置の作動が許可される。それに対して、設定状態より安定側にない場合には、左右ブレーキ力差が大きくなると、操縦安定性が損なわれる可能性が高いと判定され、異常である電動ブレーキ装置と幅方向の反対側の正常である後輪の電動ブレーキ装置の作動が禁止される。左右ブレーキ力差が大きくならないようにするのである。
具体的には、異常である電動ブレーキ装置が、左前輪20の電動ブレーキ装置10の1つである場合、または、左側の前後輪20,24の電動ブレーキ装置10,14の2つである場合には、S8において、車速Vと舵角δとが読み込まれ、S9において、車速Vが、舵角δ(大きさおよび方向)に基づいて決定されたしきい値V2 より大きいか否かが判定される。車速Vと舵角δとが図3(a)のマップの破線が付された領域に属するか否かが判定されるのである。しきい値以下である場合には判定がNOとなり、右後輪26の電動ブレーキ装置16の作動が禁止されることなく、正常な3輪の電動ブレーキ装置12,14,16または2輪の電動ブレーキ装置12,16の作動が許可される。しきい値より大きい場合には、判定がYESとなり、S10において、右後輪26の電動ブレーキ装置16の作動が禁止される。
異常である電動ブレーキ装置が1つである場合において、正常な右後輪26の電動ブレーキ装置26の作動が禁止される場合には、図2のかっこ内の数字のように、減速度が最大でも0.5Gしか得られないが、3つの正常な電動ブレーキ装置の作動を許可すれば、最大で0,65Gの減速度を得ることができる。同様に、2つの電動ブレーキ装置が異常である場合において、正常な右後輪26の電動ブレーキ装置26の作動が禁止される場合には、最大でも0.35Gの減速度しか得られないが、2つの正常な電動ブレーキ装置の作動が許可されれば、0.5Gの減速度を得ることができる。
異常である電動ブレーキ装置が、右前輪22の電動ブレーキ装置11の1つである場合、または、右側の前後輪22,26の電動ブレーキ装置12,16の2つである場合には、S11,12において、前述の場合と同様に、車速Vと舵角δとの関係が、図3(b)のマップの破線が付された領域に属するか否かが判定される。車速Vが舵角δに応じて決まるしきい値V1 より大きいか否かが判定されるのである。しきい値以下である場合には正常な3つまたは2つの電動ブレーキ装置の作動が許可され、しきい値より大きい場合には、S13において、左後輪24の電動ブレーキ装置14の作動が禁止される。
また、本実施形態においては、電動ブレーキ装置10〜16のいずれか1つに異常が検出された場合には、作動が許可された電動ブレーキ装置のブレーキ力の変化勾配が図6に示すように抑制される。
S14において、ブレーキ操作量の変化量ΔFが0以上であるか否かが判定され、0以上である場合には、S15において、前回の要求ブレーキ力Bout に増加勾配ΔBu を加えた値(抑制勾配時要求ブレーキ力)が求められ、S16において、ブレーキ操作量に基づいて求められた操作量対応要求ブレーキ力Breq と比較される。勾配抑制時要求ブレーキ力Bout が操作量対応要求ブレーキ力Breq 以上であるか否かが判定されるのであり、勾配抑制時要求ブレーキ力の方が小さい場合には、判定がNOとなり、S3において、勾配抑制時要求ブレーキ力が作動が許可された正常な電動ブレーキ装置のモータコントローラに出力される。操作量対応要求ブレーキ力の方が小さい場合には、S2,3において、操作量対応要求ブレーキ力Breq が要求ブレーキ力Bout とされて、上述の作動が許可された正常な電動ブレーキ装置のモータコントローラに出力される。
増加勾配が抑制されることによって、左側と右側との間に生じるブレーキ力の差を緩やかに増加させることができ、これらブレーキ力の差に起因して車両の挙動が影響が及ぼされても、運転者による操舵修正が可能となる。
4つの電動ブレーキ装置10〜16すべてが正常である場合には、図6の破線に従って制御されることになるが、少なくとも1輪の電動ブレーキ装置が異常であると検出された場合には、実線に従って制御されることになるのである。
ブレーキ操作量が減少中である場合(ΔF<0)にも同様に、減少勾配が抑制される。S17において、勾配抑制時要求ブレーキ力が求められ、S18において操作量対応要求ブレーキ力以下か否かが判定される。操作量対応要求ブレーキ力より大きい場合には、S3において、勾配抑制時要求ブレーキ力がモータコントローラに出力され、操作量対応要求ブレーキ力の方が大きい場合には、操作量対応要求ブレーキ力が出力される。
ブレーキ力の減少勾配が抑制されれば、ブレーキ操作解除時においても同様に操縦安定性の低下を抑制することができる。
これらS2,3,14以降の実行は、各電動ブレーキ装置毎に行われる。すなわち、前回の要求ブレーキ力Bout の値がモータコントローラ毎に異なる場合があるのである。例えば、S9,12の判定結果が、制動途中にYESからNOとなり、今まで、禁止されていた電動ブレーキ装置16または14の作動が許可される場合がある。この場合には、S14以降の実行に従って要求ブレーキ力がモータコントローラ37または36に出力されることになるが、S15,17における前回の要求ブレーキ力は、新たに作動が許可される電動ブレーキ装置においては0である。また、電動ブレーキ装置16または14の作動の禁止が解除されるのは、ブレーキ操作部材52の操作力の増加中であり、減少中であることは殆どないと考えられる。操縦状態が一定である場合には、走行速度の増加に伴ってブレーキ装置の作動の禁止が解除されることはないからである。そのため、S14における判定がYESとなり、S15以降が実行されることになる。この場合には、勾配抑制時要求ブレーキ力Bout (0+ΔBu )は、操作量対応要求ブレーキ力Breq より小さいため、S16における判定がNOとなり、S3において、勾配抑制時要求ブレーキ力が要求ブレーキ力とされて、新たに作動が許可された電動ブレーキ装置のモータコントローラに出力される。したがって、制動途中に2輪制動状態から3輪制動状態(1輪制動状態から2輪制動状態)に移行させられた場合に、その新たに作動が許可された電動ブレーキ装置において、大きなブレーキ力が急激に発生させられることが回避され、操縦安定性が低下することが回避される。
以上のように、本実施形態においては、電動ブレーキ装置10〜16のうちの少なくとも1つに異常が検出された場合において、走行状態が安定状態であり、左右のブレーキ力差が大きくても、操縦安定性をほぼ良好な状態に保ち得ると判定された場合には、すべての正常な電動ブレーキ装置の作動が許可されるため、正常な電動ブレーキ装置の有効利用を図ることができ、車両全体のブレーキ力の低下を抑制することができる。また、特定の正常な電動ブレーキ装置の作動を許可するか禁止するかが、走行状態に基づいて判定されるため、許可された場合であっても、操縦安定性をほぼ良好な状態に保つことができる。さらに、異常が検出された場合には、ブレーキ力の変化勾配が抑制されるため、左側と右側とのブレーキ力差の変化勾配を抑制することができ、操縦安定性の低下を抑制することができる。
本実施形態においては、モータコントローラ34〜37、主制御装置40のうち図2,3のマップで表されるテーブルを記憶する部分、電動ブレーキ装置制御プログラムを記憶する部分,実行する部分等により、異常時ブレーキ制御部が構成される。
異常時ブレーキ制御部のうちモータコントローラ34〜37、主制御装置40のうち図2,3のマップで表されるテーブルを記憶する部分、電動ブレーキ装置制御プログラムのS1,4〜13を記憶する部分,実行する部分等により走行速度対応異常時ブレーキ力抑制部が構成され、異常時ブレーキ制御部のうち、モータコントローラ34〜37、主制御装置40のうち図2,3のマップで表されるテーブルを記憶する部分、電動ブレーキ装置制御プログラムのS1,4〜13を記憶する部分,実行する部分等により、異常ブレーキ数対応ブレーキ力抑制部が構成される。また、異常時ブレーキ制御部のモータコントローラ34〜37、主制御装置40のうちの電動ブレーキ装置制御プログラムのS14〜18を記憶する部分,実行する部分等により変化勾配抑制部が構成される。
なお、上記実施形態においては、しきい値が、舵角に基づいて段階的に変化させられるようにされていたが、連続的に変化させられるようにすることもできる。また、しきい値は、車速と、ヨーレイト,操舵角等の操舵状態を表す他の物理量とに基づいて決定することもできる。さらに、正常な電動ブレーキ装置の作動を禁止するのではなく、その電動ブレーキ装置のブレーキ力が抑制されるようにすることもできる。例えば、ブレーキ操作量に応じた操作量対応要求ブレーキ力と、車速と操舵状態との少なくとも一方とに基づいた大きさに制御されるようにするのである。
また、上記実施形態においては、変化勾配抑制制御(S14〜18,2,3の実行に従った制御)が、電動ブレーキ装置10〜16の少なくとも1つに異常が検出された場合に行われるようにされていたが、左右ブレーキ力差が大きくなることが許容された場合にのみ行われるようにしてもよい。例えば、S9,12における判定がNOとなった場合にのみ行われるようにするのである。さらに、作動が許可されたすべての正常な電動ブレーキ装置のブレーキ力の変化勾配を抑制するのではなく、作動が禁止されるか許可されるかの判定の対象となった電動ブレーキ装置(本実施形態においては、後輪の電動ブレーキ装置14,16のいずれか一方)のブレーキ力の変化勾配のみが抑制されるようにすることもできる。また、増加勾配と減少勾配との両方を抑制するのではなく、いずれか一方のみが抑制されるようにすることもできる。さらに、増加勾配抑制変化量ΔBu ,減少勾配抑制変化量ΔBd の少なくとも一方は、常に一定ではなく、走行状態に基づいた大きさとすることもできる。例えば、変化量ΔBを、走行状態が安定側にあるほど大きくし、それ以外の場合に小さくするのである。安定側にある場合には通常制御に近づけることができ、それ以外の場合には、さらに、操縦安定性の低下を抑制することができる。
ブレーキ装置は、車輪と共に回転するブレーキ回転体に、液圧により摩擦パッドを押し付ける液圧ブレーキ装置において、液圧を供給電流に基づいて制御する電気制御アクチュエータを備えた装置とすることもできる。この場合には、電気制御アクチュエータが、ホイールシリンダとその液圧を制御する電磁液圧制御装置とを含むものとなり、電磁液圧制御装置の電気的な制御により、ブレーキ力が各輪毎に制御される。この場合には、ブレーキ操作量検出装置54は、ブレーキ操作部材52の操作量を直接検出するものであっても、間接的に検出するものであってもよい。ブレーキ操作部材の操作力に応じた液圧を発生させるマスタシリンダが設けられている場合には、マスタシリンダの液圧を検出するもの等が間接的に検出するものに該当する。
また、電気制御アクチュエータは、ホイールシリンダとそのホイールシリンダに接続されたポンプとそのポンプを駆動する電動のポンプモータとを含むものとすることができる。ポンプモータへの供給電流の制御により、ブレーキ力が制御される。
さらに、ブレーキ装置は、上述の摩擦ブレーキ装置に限らず電動モータの回生制動により車輪の回転を抑制する回生ブレーキ装置とすることもできる。この場合には、車輪毎に車両駆動用の電動モータ(ホイールインモータ)を設ける必要がある。
また、上記実施形態においては、電動ブレーキ装置制御プログラムが、制動中繰り返し実行されるようにされていたが、上記プログラムのうち、S1,4〜13(電動ブレーキ装置作動決定プログラム)は、制動開始時、すなわち、ブレーキ操作部材が非操作状態から操作状態に切り換えられた時点に一回だけ実行され、S2,3,14〜18(変化勾配抑制制御プログラム)が、制動中繰り返し実行されるようにすることもできる。この場合には、制動開始時の走行状態に基づいて正常なブレーキ装置の作動が許可されたり禁止されたりする。また、電動ブレーキ装置作動決定プログラムと変化勾配抑制制御プログラムとの両方が実行されるようにすることは不可欠ではなく、いずれか一方のみが実行されるようにすることができる。
さらに、電動ブレーキ装置の異常の検出がイニシャルチェック時に行われ、その結果に応じて電動ブレーキ装置制御プログラムが実行されるようにされていたが、異常の検出はパーキングブレーキ作動中、制動中等に行われるようにすることもできる。この場合には、異常検出結果がその都度変わる場合もある。
その他、本発明は、以上に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を施した態様で実施することができる。
本発明の一実施例であるブレーキ制御装置の周辺を表す図である。 上記ブレーキ制御装置の主制御装置のROMに格納された異常時制御テーブルを表すマップ(異常が検出された電動ブレーキ装置の位置と作動が禁止される電動ブレーキ装置の位置との関係を示す)を示す図である。 上記主制御装置のROMに格納された車速と舵角との関係を示すテーブルを表すマップを示す図である。 上記主制御装置のROMに格納された電動ブレーキ装置制御プログラムを表すフローチャートである。 上記プログラムの一部を表すフローチャートである。 上記プログラムの実行に従ってモータコントローラに出力される要求ブレーキ力を表す図である。
符号の説明
10〜16 電動ブレーキ装置
34〜37 モータコントローラ
40 主制御装置
56 ヨーレイトセンサ
58 車速センサ

Claims (6)

  1. 車両に設けられた複数の車輪の回転をそれぞれ抑制する複数のブレーキ装置のブレーキ力をそれぞれ制御するブレーキ制御装置に、
    前記複数のブレーキ装置のうち、前記車両の幅方向のいずれか一方の側にある1つ以上のブレーキ装置が異常であり、他方の側にあるブレーキ装置が正常である場合において、前記車両の走行速度が設定速度以上である場合にその設定速度より小さい場合より前記他方の側の正常なブレーキ装置のうちの少なくとも1つのブレーキ力を小さくするとともに、前記設定速度を、前記一方の側の前記異常が検出されたブレーキ装置の個数が2つの場合は1つの場合より小さい値とする異常時ブレーキ制御部を設けたことを特徴とするブレーキ制御装置。
  2. 前記異常時ブレーキ制御部が、前記少なくとも1つの正常なブレーキ装置のブレーキ力を、前記車両の走行速度が大きい場合は小さい場合より小さくなるように制御する制御部を含む請求項1に記載のブレーキ制御装置。
  3. 前記異常時ブレーキ制御部が、前記少なくとも1つの正常なブレーキ装置のブレーキ力を、ブレーキ操作量で決まる大きさより小さいが、0より大きい値となるように制御する制御部を含む請求項1または2に記載のブレーキ制御装置。
  4. 前記異常時ブレーキ制御部が、前記一方の側の後輪のブレーキ装置が異常である場合において、前記車両の走行速度が前記設定速度以上である場合には、前記正常なブレーキ装置すべてを作動させ、前記一方の側の前輪のブレーキ装置が異常である場合において、前記車両の走行速度が前記設定速度以上である場合には、前記正常なブレーキ装置のうちの少なくとも1つを作動させない手段を含む請求項1ないし3のいずれか1つに記載のブレーキ制御装置。
  5. 前記異常時ブレーキ制御部が、前記少なくとも1つの正常なブレーキ装置のブレーキ力の増加勾配と減少勾配との少なくとも一方を、異常なブレーキ装置が検出されない場合に比較して抑制する変化勾配抑制部を含む請求項1ないし4のいずれか1つに記載のブレーキ制御装置。
  6. 前記変化勾配抑制部が、前記正常なブレーキ装置のうち前記異常時ブレーキ制御部により作動させられるブレーキ装置すべてのブレーキ力の増加勾配と減少勾配との少なくとも一方を抑制するものである請求項5に記載のブレーキ制御装置。
JP2005315031A 1999-09-21 2005-10-28 ブレーキ制御装置 Expired - Fee Related JP4058068B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005315031A JP4058068B2 (ja) 1999-09-21 2005-10-28 ブレーキ制御装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26661499 1999-09-21
JP2005315031A JP4058068B2 (ja) 1999-09-21 2005-10-28 ブレーキ制御装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33775099A Division JP3872242B2 (ja) 1999-09-21 1999-11-29 ブレーキ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006082809A JP2006082809A (ja) 2006-03-30
JP4058068B2 true JP4058068B2 (ja) 2008-03-05

Family

ID=36161644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005315031A Expired - Fee Related JP4058068B2 (ja) 1999-09-21 2005-10-28 ブレーキ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4058068B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4737058B2 (ja) * 2006-12-05 2011-07-27 トヨタ自動車株式会社 制駆動力制御装置
DE102008003379A1 (de) * 2008-01-07 2009-07-09 Wabco Gmbh Bremsanlage für ein Fahrzeug sowie Bremspedaleinrichtung für eine derartige Bremsanlage
JP4968099B2 (ja) * 2008-02-14 2012-07-04 株式会社アドヴィックス 駐車ブレーキ制御装置
JP5212723B2 (ja) * 2009-01-13 2013-06-19 株式会社アドヴィックス ブレーキ装置
DE102010063345A1 (de) * 2010-12-17 2012-06-21 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Einstellen der von einer Feststellbremse ausgeübten Klemmkraft
DE102010063404A1 (de) * 2010-12-17 2012-06-21 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Einstellen der von einer Feststellbremse ausgeübten Klemmkraft
DE102010063365B4 (de) * 2010-12-17 2023-01-19 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Einstellen der von einer Feststellbremse ausgeübten Klemmkraft
JP5609938B2 (ja) * 2012-09-06 2014-10-22 株式会社安川電機 シーム溶接ロボット
JP6289855B2 (ja) 2013-10-10 2018-03-07 Ntn株式会社 パーキング機能付き電動ブレーキ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006082809A (ja) 2006-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3872242B2 (ja) ブレーキ制御装置
JP4058068B2 (ja) ブレーキ制御装置
JP5720789B2 (ja) 車両の制動力制御装置
JP6647412B2 (ja) 車両の制動力制御装置
CN104125901A (zh) 车辆的驻车锁定装置
JP7207269B2 (ja) ペダル反力制御装置
CN108622064B (zh) 车辆的制动装置及具备制动装置的车辆
EP3348443B1 (en) Electric brake device
JP2006051950A (ja) ブレーキ制御装置
JP2014207839A (ja) 車両の挙動制御装置
JP4510976B2 (ja) アクティブ操舵システムを有する車両の操舵反力の低減方法及びそのためのアクティブ操舵システム
JP4058069B2 (ja) ブレーキ制御装置
US20210270333A1 (en) Vehicle control system
JP6268895B2 (ja) 車両制御装置
WO2022019002A1 (ja) 車両の制御装置
CN112389433B (zh) 工业车辆
JP2008239102A (ja) 車両用制御装置及び車両
JP2005219580A (ja) 車両の挙動制御装置
JP6890453B2 (ja) 車両用ブレーキシステム
JP4877593B2 (ja) 車両制御装置
JP4651879B2 (ja) ブレーキシステム
WO2007119298A1 (ja) 制御装置及び車両
JP7267372B2 (ja) 車両用制御装置
JP2022113315A (ja) 車両の制御システム
JP2024025485A (ja) 車両

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060831

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070403

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070530

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071214

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees