JP4057757B2 - 製品の組立中に当該製品に少なくとも1つのリングが存在することを自動的に確認するテスト装置及び方法 - Google Patents

製品の組立中に当該製品に少なくとも1つのリングが存在することを自動的に確認するテスト装置及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、車両用エンジンのピストン等、製品の組立中に使用されるテストシステムに関し、特に、製品の組立中に前記製品の溝内を流れる空気流を測定することにより前記製品の溝内において少なくとも1つ存在するリングの有無を確認するための自動化された装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用エンジンのピストンの溝内において少なくとも1つ存在するリングの有無をピストンの組立中に確認する本発明について以下に説明する。しかしながら、当業者であれば、以下の説明によって容易に諒解されるように、どのようなタイプの製品に対しても、製品の組立中にその溝内における少なくとも1つ存在するリングの有無を確認するために本発明を適用することが可能である。
【0003】
図1に示されているように、ピストン100は、車両用エンジンの共通の構成部品である。また、車両用システム設計技術分野の当業者にとって公知であるように、ピストン100は、通常、その外側に設けられた溝内にはめ込まれている数種のリングを有する。例えば、図1のピストン100は、該ピストン100上における第1の溝内にはめ込まれた第1の圧縮リング102、前記ピストン100上の第2の溝内にはめ込まれた第2の圧縮リング104、及び前記ピストン100上の第3の溝内にはめ込まれたオイルリングアセンブリ106とを有する。
【0004】
図2には、図1において破線で囲まれた第2の圧縮リング104及びオイルリングアセンブリ106の部分の拡大図が示されている。図2において、前記第2の圧縮リング104は、前記ピストン100上の前記第2の溝108内にはめ込まれた単一の固形リングである。前記オイルリングアセンブリ106は、前記ピストン100上の前記第3の溝110内にはめ込まれている別個の3つのリングを含む。前記オイルリングアセンブリ106は、第1のスクレーピングリング112、第2のスクレーピングリング114及び前記第1のスクレーピングリング112と前記第2のスクレーピングリング114との間に設けられた分離用リング116とを有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
これらのリング102、104、112、114及び116は、通常、前記ピストン100の溝110内に手動ではめ込まれているので、組立ラインでの作業者が前記ピストン100に対して誤ってリングを組み損ねる可能性がある。ピストン100の後続する組立工程及び車両用エンジンへピストン100を組み込む際において、前記第1の圧縮リング102または前記第2の圧縮リング104のいずれか1つが欠落している場合には、目視により比較的簡単に判断することができる。しかしながら、前記オイルリングアセンブリ106における第1のスクレーピングリング112、第2のスクレーピングリング114、及び分離用リング116のいずれかが欠落している場合には、目視によって判断することは比較的困難である。
【0006】
これらオイルリングのいずれかが欠落した場合には、車両用エンジンは適切に動作しなくなる。さらに、車両用エンジンが完全に組み立てられた場合には、車両用エンジンの不適切な動作から、その原因をこれらのオイルリングのいずれかが欠落しているためであると判断することは一層困難である。これらのオイルリングのいずれかが欠落していることがピストンの組立中に、またはピストンが車両エンジンに組み込まれる前に検出されれば、これらのオイルリングのいずれかが欠落している部分の修正作業をより簡単に行うことができる。
【0007】
よって、車両用エンジンが適切な動作を行うためには、ピストン上にすべてのリングが存在することが重要であるから、ピストンの組立時に、溝内において少なくとも1つ存在するリングすべてについてそれらの有無を自動的に確認する機構が要望されている。
【0008】
従って、本発明の目的は、例えば、車両用エンジンのピストン等の製品において、溝内に少なくとも1つ存在するリングすべてについての有無を、製品組立時に自動的に確認するテスト装置及び方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、本発明に係る製品の溝内において少なくとも1つ存在するリングすべての有無について前記製品の組立中に確認するテスト装置は、
開口部を有するテストヘッドと、
前記テストヘッドの前記開口部に接続されたテストヘッド用空気圧センサと、
前記テストヘッド用空気圧センサに動作可能に接続されたマイクロコントローラと
前記製品の前記溝上に前記テストヘッドの前記開口部が配置されていない場合に前記開口部に流れる空気流の量を第1の空気流の量として、前記マイクロコントローラと接続され、前記製品の前記溝上に前記テストヘッドが下降されていない状態で前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量がキャリブレートされていることを前記マイクロコントローラに通知するテストヘッド用キャリブレーション表示器とを備え、
前記製品の前記溝上に前記テストヘッドの前記開口部が配置された場合に前記開口部に流れる空気流の量を第2の空気流の量として、前記第2の空気流の量が、前記溝内において少なくとも1つ存在するリングの夫々の有無に依存し、
前記テストヘッド用空気圧センサが、前記開口部に流れる前記第2の空気流の量を測定し、
前記マイクロコントローラが、前記テストヘッド用空気圧センサによって測定される前記開口部に流れる前記第2の空気流の量に基づいて前記溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無を判定する。
【0010】
さらに、本発明に係る製品の製品の溝内において少なくとも1つ存在するリングすべての有無について前記製品の組立中に確認する方法は、
(A)テストヘッドの開口部が前記溝上に配置されていない場合に第1の空気流の量がキャリブレートされているかどうか判断し、前記第1の空気流の量が流れ、前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量が所定の範囲内であるか否かを判定するステップと、
(B)前記テストヘッドの前記開口部が前記溝上に配置されている場合に前記溝内において少なくとも1つ存在するリング夫々の有無に依存した第2の空気流の量が流れる、前記テストヘッドの開口部を前記製品の前記溝上に配置するステップと、
(C)前記テストヘッドの前記開口部が前記溝上に配置されている場合に前記開口部に流れる前記第2の空気流の量を測定するステップと、
(D)前記ステップ(C)において測定された前記開口部に流れる第2の空気流の量に基づいて前記溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無について判定するステップとを有する。
【0011】
さらに、本発明に係る製品の溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無について前記製品組立中に確認するテスト装置は、
前記製品における前記溝上に配置されていない場合に第1の空気流の量となり、前記製品における前記溝上に配置されている場合に前記溝内に少なくとも1つ存在するリング夫々の有無に依存した第2の空気流の量となる空気流が流れる開口部を有するテストヘッドと、
前記開口部に流れる前記第1の空気流の量を測定する手段と、
前記開口部に流れる前記第1の空気流の量に基づいて、前記製品の前記溝上に前記テストヘッドが配置されていない場合に前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量がキャリブレートされているか否かを判定する手段と、
前記開口部に流れる前記第2の空気流の量を測定する手段と、
前記開口部に流れる前記第2の空気流の量に基づいて前記溝内における少なくとも1つ存在するリングすべての有無を判定する手段とを有する。
【0012】
概略的には、本発明のテスト装置は、開口部を有するテストヘッドを備え、製品の溝上に前記開口部が配置されていない場合に前記開口部を介して第1の空気流の量を生成すると共に、前記製品の前記溝上に前記テストヘッドの前記開口部が配置されることによって、前記開口部を介して第2の空気流の量を生成する。この第2の空気流の量は、前記溝内において少なくとも1つ存在するリング夫々の有無に依存して変化する。さらに、本発明のテスト装置は、テストヘッド用空気圧センサを備える。このテストヘッド用空気圧センサは、前記テストヘッドと接続されて前記開口部に流れる前記第2の空気流の量を測定する。製品の前記溝内でいずれかのリングが欠落している場合には、前記欠落したリングによって前記溝内に余分なスペースが形成されるため、前記第2の空気流の量は増加する。前記テストヘッド用空気圧センサと接続されて動作するマイクロコントローラは、前記開口部に流れる第2の空気流の量を前記テストヘッド用空気圧センサによって測定することにより、前記溝内において少なくとも1つ存在するリングのいずれかが欠落しているか否かを判定する。
【0013】
このように、空気圧センサ及びマイクロコントローラを使用することにより、製品組立時に、製品の溝内に少なくとも1つ存在するリングのいずれかが欠落していることを自動的に判定することができる。製品の溝内において1つのリングが欠落していることを示す警報表示が設けられ、上述したような望ましくない状況を正すために製品の組立中に何らかの作業を行うことができるようになる。
【0014】
さらに、本発明は、キャリブレーション(calibration)・モニタ機構を備え、前記テストヘッドの開口部が適切な力により製品の溝上に保持され、前記テストヘッドが製品の溝上に配置されていない場合には、前記テストヘッドの開口部に流れる空気流の量が適切になるように該空気流の量を確保する。このようなキャリブレーション・モニタ機構は、製品の溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無について高信頼性をもって確認することを可能とする。
【0015】
本発明のこれらの特徴及びその他の特徴、及び利点については、以下の本発明の好ましい実施の形態の詳細な説明を添付図面と併せて鑑みることにより、より諒解されるであろう。なお、これらの図面は、本発明をわかりやすく説明するために用いられているものであり、必ずしも実際の寸法尺度に基づいたものではない。図1〜図9の各図面を通して、同様の構造または機能を有するものには、同一の参照符号を付すものとする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にはピストンの組立中に車両用エンジンのピストンの溝内に少なくとも一つのリングが存在することを確認するために説明される。
【0017】
しかしながら、当業者であれば、以下の説明によって容易に諒解されるように、どのようなタイプの製品に対しても、製品の組立中にその溝内における少なくとも1つ存在するリングの有無を確認するために本発明を適用することが可能である。
【0018】
図2における圧縮リング104及びオイルリング112、114、116は、車両用システム設計技術分野において、当業者にとって公知であるように、車両用エンジンの燃焼室内でのシールとして機能している。従って、リングと、該リングがはめ込まれた溝の壁との間に形成される隙間が所定の寸法公差となるように設計される。例えば、図2によれば、前記第2の圧縮リング104と第2の溝108の壁との間の隙間は、第1のスクレーピングリング112と第3の溝110の壁との間のスペースまたは前記第2のスクレーピングリング114と前記第3の溝110の壁との間のスペースと一致する。
【0019】
このように、リングと、該リングがはめ込まれた溝の壁との間に形成される隙間は決まっているので、リングの1つが溝内から欠落している場合には、前記溝の壁と、はめ込まれている他のリングとの間に形成される隙間は大きくなる。例えば、図3においては、第3の溝110から前記第1のスクレーピングリング112が欠落している。したがって、第3の溝110の壁と分離用リング116との間に形成される隙間は、第2の溝108の壁と第2の圧縮リング104との間に形成される隙間よりも相当大きくなる。いずれの溝内においても、前記リングのいずれかが欠落していれば、前記溝内に存在する隙間が比較的大きなスペースとなる。
【0020】
本発明は、少なくとも1つのリングがはめ込まれて設けられるように設計された溝内に対して空気流を適用したもので、前記溝内を流れる空気流を測定し、前記溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無について判定するものである。例えば、図4において、テストヘッド404の開口部402については、該開口部402がピストン100の第3の溝110上に配置されていない場合に前記開口部402に流れる第1の空気流の量が、空気供給源から前記開口部402に供給される。その後、前記開口部402がピストン100の第3の溝110上に配置されるように、前記テストヘッド404を下降させることで、前記開口部402に、第3の溝110に流れる空気流に基づいた第2の空気流の量が流れるようになる。
【0021】
前記開口部402に流れる前記第2の空気流の量は、前記第3の溝110内の各オイルリング間に形成される隙間に流れる空気流の量によって制限される。したがって、前記開口部402がピストン100の前記第3の溝110上に配置されている場合に、前記開口部402に流れる第2の空気流の量は、前記開口部402がピストン100の前記第3の溝110上に配置されていない場合に前記開口部402を介して大気中へ流れ出る前記第1の空気流の量よりも小さい。
【0022】
図5の前記第3の溝110内において、オイルリング112、114及び116のいずれかが欠落している場合には、前記第3の溝110内に前記オイルリングがはめ込まれている場合よりも大きなスペースの隙間が存在するため、前記第3の溝110に流れる空気流の量が大きくなる。したがって、前記開口部402がピストン100の前記第3の溝110上に配置されている場合、前記オイルリング112、114及び116がすべて前記第3の溝110にはめ込まれている場合よりも、前記オイルリング112、114及び116のいずれかが前記第3の溝110内から欠落している場合の方が前記開口部402に流れる前記第2の空気流の量は大きくなる。
【0023】
本発明のテスト装置は、前記開口部402が前記溝110上に配置されている場合に、前記開口部402に流れる空気流の量を測定することによって、例えば車両用エンジンのピストン100のような製品における溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無について確認を行うものである。前記溝内に少なくとも1つ存在するリングのすべてがはめ込まれていれば、前記開口部402が前記溝110上に配置されている場合には前記開口部402に流れる空気流の量は少なくなる。対照的に、前記溝110内において少なくとも1つ存在するリングのいずれかが欠落していれば、前記開口部402が前記溝110上に配置されている場合には、前記開口部402に流れる空気流の量が大きくなる。
【0024】
本発明のテスト装置は、マイクロコントローラを用いることで、製品の組立時において、製品の溝内に少なくとも1つ存在するリングすべてに対し、それらの有無を自動的に確認するものである。例えば、図6に示されているように、本発明のテスト装置600は、自動車エンジンのピストンの製造を行う組立ライン内に配置されている。このような組立ラインはコンベヤ602を有する。このコンベヤ602は、例えばピストンのコンロッドのようなピストンの構成部品の組立ラインにおいて複数のピストン604、606、及び608を搬送するものであって、この組立ラインにおいて前記夫々の構成部品を組み立てることで前記複数のピストン604、606及び608が組み立てられている。前記ピストン604、606及び608は組立ライン内を流れており、それぞれのピストン604、606及び608は、本発明のテスト装置600のテストヘッド404の下部の決められた位置においてそれぞれ停止する。
【0025】
本発明のテスト装置600は、ピストン604、606及び608の溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無を確認するために、テストヘッド404を上下動させる空気圧シリンダ610を備えている。本発明のテスト装置600の制御・表示回路612は、これらのピストン604、606及び608が前記コンベア602上に配置されて組立ライン内を流れているときに、前記各ピストン604、606及び608の溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無について自動的に確認するためのマイクロコントローラを有する。
【0026】
図7においては本発明のテスト装置600の構成部品を説明し、これらの構成部品の動作について図8のフローチャートを用いて説明する。ここで、図7に示すように、本発明のテスト装置600はマイクロコントローラ702を備えている。さらに、本発明のテスト装置600は図4及び図5に示されているような開口部402を有するテストヘッド404を備えていると共に、前記テストヘッド404を上下動させる空気圧シリンダ610を有する。そして、空気供給源704から、前記テストヘッド404の開口部402及び空気圧シリンダ610に夫々空気が供給される。
【0027】
第1の空気制御バルブ706が空気圧シリンダ610の最上部と接続され、前記空気圧シリンダ610が前記テストヘッド404を下降しているときに、前記空気圧シリンダ610の最上部に空気が流れるように、前記第1の空気制御バルブ706が開けられる。前記空気圧シリンダ610が前記テストヘッド404を上げているときには、前記空気圧シリンダ610の最上部に空気が流れないようにするために前記第1の空気制御バルブ706が閉じられる。
【0028】
第2の空気制御バルブ708は、前記空気圧シリンダ610の最下部と接続され、前記空気圧シリンダ610が前記テストヘッド404を上昇しているときに、前記空気圧シリンダ610の最下部に空気が流れるように前記第2の空気式制御バルブ708が開けられる。前記空気圧シリンダ610が前記テストヘッド404を下げているときには、前記空気圧シリンダ610の最下部に空気が流れないようにするために前記第2の空気制御バルブ708が閉じられる。
【0029】
前記空気圧シリンダ610は、前記マイクロコントローラ702から延在している空気圧シリンダ制御信号線710を介して前記テストヘッド404を上下動させるように前記マイクロコントローラ702によって制御される。この制御信号線710は、第1の光アイソレータ装置712を介して前記第1の空気制御バルブ706と接続され、第1の抵抗714は前記第1の光学アイソレータ装置712に流れる電流レベルを制限する。前記第1の光学アイソレータ装置712は、前記マイクロコントローラ702にダメージを与えることを避けるために前記第1の空気制御バルブ706におけるいかなる電位的に高い電圧をも前記マイクロコントローラ702から電気的に絶縁する一方、前記第1の空気制御バルブ706と前記マイクロコントローラ702とを光結合させる。
【0030】
前記マイクロコントローラ702から延在している前記空気圧シリンダ制御信号線710は、インバータ716及び第2の光学アイソレータ装置718を介して第2の空気制御バルブ708とも接続され、第2の抵抗720は、前記第2の光学アイソレータ装置718に流れる電流レベルを制限する。前記第2の光学アイソレータ装置718は、前記マイクロコントローラ702にダメージを与えることを避けるために、前記第2の空気制御バルブ708におけるいかなる電位的に高い電圧をも前記マイクロコントローラ702から電気的に絶縁する一方、前記第2の空気制御バルブ708と前記マイクロコントローラ702とを光結合させる。
【0031】
前記マイクロコントローラ702から低電圧が出力され、前記空気圧シリンダ制御信号線710を介して伝送されるときに、前記第1の光アイソレータ装置712がオンして前記第1の空気制御バルブ706が開けられると共に、前記第2の光アイソレータ装置718がオフして前記第2の空気制御バルブ708が閉じられる。このようにして、図4及び図5に示されるように、製品の溝上にテストヘッド404の開口部402が配置されるように前記テストヘッド404を下降させるべく、前記空気圧シリンダ610が前記マイクロコントローラ702によって制御される。
【0032】
前記マイクロコントローラ702から高電圧が出力され、前記空気圧シリンダ制御信号線710を介して伝送されるときには、前記第1の光アイソレータ装置712がオフして前記第1の空気制御バルブ706が閉じられると共に、前記第2の光アイソレータ装置718がオンして前記第2の空気制御バルブ708が開けられる。このようにして、図4及び図5に示されるように、製品の前記溝上にテストヘッド404の開口部402が配置されないように前記テストヘッド404を上昇させるべく、前記空気圧シリンダ610が前記マイクロコントローラ702によって制御される。本発明は、1本の空気圧シリンダ制御信号線710を用いて前記インバータ716により、前記第1の光アイソレータ装置712を介して前記第1の空気制御バルブ706を制御すると共に、前記第2の光アイソレータ装置718を介して前記第2の空気制御バルブ708を制御することを可能にする。
【0033】
空気圧シリンダ用空気流調整器722は、前記第1の空気制御バルブ706、前記第2の空気制御バルブ708、及び前記空気供給源704と接続されている。前記空気供給源704から空気圧シリンダ610へ流れる空気流の量の調節は、前記空気圧シリンダ用空気流調整器722の調整により行われる。
【0034】
本発明のテスト装置は、前記空気圧シリンダ610に流れる空気流に基づいて気圧を測定するための空気圧シリンダ用空気圧センサ724をも備えている。前記空気圧シリンダ用空気圧センサ724は、空気圧トランスデューサであって、前記空気圧シリンダ610に流れる空気流の空気圧に比例したアナログ電圧を生成するものである。前記空気圧シリンダ用空気圧センサ724から送出された前記アナログ電圧は、アナログ−デジタル変換器(以下A/D変換器と記す)726に入力され、前記アナログ電圧に対応するデジタル値が前記マイクロコントローラ702に入力される。
【0035】
さらに、本発明のテスト装置は、前記テストヘッド404の開口部402と接続された第3の空気制御バルブ728を備えている。前記第3の空気制御バルブ728が開けられることによって、前記空気供給源704から前記開口部402へ空気流が流れるようにすると共に、前記第3の空気制御バルブ728が閉じられることによって、前記空気供給源704から前記開口部402へ空気流が流れないようにする。前記第3の空気制御バルブ728は、前記マイクロコントローラ702から延在するテストヘッド制御信号線730を介して、前記マイクロコントローラ702によって制御される。この制御信号線730は、第3の光学アイソレータ装置732を介して前記第3の空気制御バルブ728と接続され、第3の抵抗734は前記第3の光学アイソレータ装置732に流れる電流レベルを制限する。前記第3の光学アイソレータ装置732が、前記マイクロコントローラ702へのダメージを避けるために、前記第3の空気制御バルブ728におけるいかなる電位的に高い電圧をも前記マイクロコントローラ702から電気的に絶縁する一方、前記第3の光学アイソレータ装置732は、前記第3の空気制御バルブ728と前記マイクロコントローラ702とを光結合させる。
【0036】
前記マイクロコントローラ702が低電圧を出力し、前記テストヘッド制御信号線730を介して伝送することで、前記第3の光学アイソレータ装置732がオンして、前記第3の空気制御バルブ728を開き、前記テストヘッド404における開口部402に空気流が流れるようにする。一方、前記マイクロコントローラ702が高電圧を出力し、前記テストヘッド制御信号線730を介して伝送することで、前記第2の光学アイソレータ装置732がオフして、前記第3の空気制御バルブ720を閉じ、前記テストヘッド404の開口部402には空気流が流れないようにする。
【0037】
さらに、本発明のテスト装置600は、前記テストヘッド404の開口部402に流れる空気流の気圧を測定するためのテストヘッド用空気圧センサ736をも備えている。前記テストヘッド用空気圧センサ736は空気圧トランスデューサであって、前記テストヘッド404の開口部402に流れる空気流の空気圧に比例したアナログ電圧を生成するものである。前記テストヘッド用空気圧センサ736から送出されたアナログ電圧が、A/D変換器726に入力され、前記アナログ電圧に対応するデジタル値が前記マイクロコントローラ702に入力される。
【0038】
図4及び図5に示すように、溝内にすべてのリングがはめ込まれている場合(図4参照)にテストヘッド404の開口部402に流れる空気流の量が少なくなるほど、前記テストヘッド用空気圧センサ736によって測定される空気圧が大きくなる。また、対照的に、図5に示すように、前記溝内においていずれかのリングが欠落した場合に前記テストヘッド404の開口部402に流れる空気流の量が多くなるほど、前記テストヘッド用空気圧センサ736によって測定される空気圧が小さくなる。
【0039】
前記第3の空気制御バルブ728と前記空気供給源704との間にテストヘッド用空気流調整器737が接続されている。前記空気供給源704から前記テストヘッド404の開口部402へ流れる空気流の量の調節は前記テストヘッド用空気流調整器737の調整により行われる。
【0040】
前記マイクロコントローラ702は、表示部738を制御するものであって、前記溝内に少なくとも1つ存在するリングすべてがはめ込まれていると判断したときには第1の表示を行い、前記溝内に少なくとも1つ存在するリングのいずれかが欠落していると判断したときには第2の表示(すなわち、警報表示)を行う。さらに、前記表示部738は、前記空気供給源704から空気圧シリンダ610へ流れる空気流の量をキャリブレート(測定及び調整)している間、及び前記空気供給源704から前記テストヘッド404における開口部402に流れる空気流の量をキャリブレートしている間に用いられるキャリブレーション表示部740を有する。
【0041】
開始スイッチ742は、マイクロコントローラ702とグランド744との間に結合されている。前記開始スイッチ742が閉成されていないときに、前記マイクロコントローラ702は第4の抵抗748を介して供給電圧746と結合される。前記開始スイッチ742が閉成されているときは、前記マイクロコントローラ702が前記グランド744と結合されて、本発明のテスト装置600は製品の溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無について、自動的に確認を開始する。
【0042】
キャリブレーションスイッチ750は、前記マイクロコントローラ702と前記グランド744との間に結合されている。前記キャリブレーションスイッチ750が閉成されていないときには、前記マイクロコントローラ702は第5の抵抗752を介して前記供給電圧746と結合される。前記キャリブレーションスイッチ750が閉成されているときには、前記マイクロコントローラ702は前記グランド744と結合され、前記テスト装置600における前記マイクロコントローラ702がキャリブレーションモードで動作することができる。
【0043】
次に、本発明のテスト装置600の動作について、図8のフローチャートを用いて詳細に説明する。前記マイクロコントローラ702は前記テスト装置600の動作を制御するものであって、図8に前記テスト装置600を動作制御するマイクロコントローラ702によって実行されるソフトウエアのフローチャートが示されている。前記マイクロコントローラ702は、例えば、PLD(プログラマブル・ロジック・デバイス)等、当業者によって公知なプログラム可能なデータ処理装置であればどのようなものでもよい。さらに、前記マイクロコントローラ702を図8のフローチャートに従って動作するようにプログラムすることが可能である。
【0044】
図7及び図8においては、本発明のテスト装置600の動作開始時に前記マイクロコントローラ702によって使用されるいかなる変数も初期化され、前記テストヘッド404は上昇した位置にある(図8のステップ802)。さらに、前記マイクロコントローラ702は、第3の空気制御バルブ728を制御して、該第3の空気制御バルブ728を閉じ、前記空気供給源704から前記テストヘッド404の開口部402に空気流が流れないようにする(図8のステップ802)。
【0045】
次に、前記マイクロコントローラ702は、前記キャリブレーションスイッチ750が閉成されているか否かをモニタする(図8のステップ804)。前記キャリブレーションスイッチ750が閉成されることにより、前記テストヘッド404が製品の溝上に配置されていない場合に、前記テストヘッド404の開口部402に流れる空気流の量をキャリブレートする、あるいは、前記空気供給源704から空気圧シリンダ610へ流れる空気流の量をキャリブレートするキャリブレーションモードで前記テスト装置600が動作することが前記マイクロコントローラ702に通知される。
【0046】
前記キャリブレーションスイッチ750が閉成していない場合には、前記マイクロコントローラ702は、前記開始スイッチ742がオンしているか否かを判定するためにチェックする(図8のステップ805)。前記開始スイッチ742が閉成され、本発明のテスト装置600が、製品の溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無について確認する工程を開始することを、前記マイクロコントローラ706に指示する。前記キャリブレーションスイッチ750も前記開始スイッチ742も閉成されていない場合には、前記マイクロコントローラ702は、ステップ804に戻り、ステップ804とステップ805の閉ループを実行し、前記キャリブレーションスイッチ750または前記開始スイッチ742のいずれかが閉成する時点をモニタする。
【0047】
前記キャリブレーションスイッチ750が閉成している場合には、前記マイクロコントローラ702は前記開始スイッチ742もオンしているか否かを判定する(図8のステップ806)。前記開始スイッチ742が閉成していない場合には、前記マイクロコントローラに対し、製品の溝上に前記テストヘッド404の開口部402が配置されていない状態で、前記空気供給源704から前記テストヘッド404の開口部402へ流れる空気流の量がキャリブレートされていることが通知される。このような場合には、前記キャリブレーションスイッチ750が閉成し、前記開始スイッチ742がオフして、テストヘッド用キャリブレーション表示器として機能する。
【0048】
一方、前記キャリブレーションスイッチ750も前記開始スイッチ742も閉成している場合には、前記空気供給源704から空気圧シリンダ610に流れる空気流の量がキャリブレートされていることが前記マイクロコントローラに通知される。このような場合には、前記キャリブレーションスイッチ750、前記開始スイッチ742がいずれも閉成しているので、空気圧シリンダ用キャリブレーション表示器として機能する。前記空気圧シリンダ610に流れる空気流の量により、前記テストヘッド404が製品の溝に対して下降されたときに、前記空気圧シリンダ610が前記テストヘッド404を保持する力を決定する。
【0049】
前記キャリブレーションスイッチ750が閉成され前記開始スイッチ742が閉成されていない場合には、前記マイクロコントローラ702が、第3の空気制御バルブ728を制御して該第3の空気制御バルブ728が開けられることによって、前記テストヘッド404が上昇した位置に配置されている間、前記空気供給源704から前記テストヘッド404の開口部402に空気流が流れるようにする(図8のステップ808)。次に、前記マイクロコントローラ702は、前記テストヘッド用空気圧センサ736から送出されたアナログ電圧に基づいてA/D変換器726から出力されたデジタル値を読み取る(図8のステップ810)。このデジタル値は、前記テストヘッド404が上がった状態で配置されている場合に、前記テストヘッド404の開口部402に流れる前記第1の空気流の量に比例している。
【0050】
前記第1の空気流の量は適切な範囲内であることが好ましく、前記マイクロコントローラ702は、前記テストヘッド用空気圧センサ736により測定された第1の空気流の量が適切な範囲内であるか否かを判定する。テストヘッド用空気圧センサ736により測定された第1の空気流の量が適切な範囲を上回る場合(図8のステップ812)、前記マイクロコントローラ702は、キャリブレーション表示部740における第1のLED(HI_LED)754を制御し発光させる(図8のステップ814)。第6の抵抗756は、前記第1のLED754に流れる電流レベルを制限する。前記テストヘッド用空気圧センサ736により測定された第1の空気流の量が適切な範囲を下回る場合(図8のステップ816)、前記マイクロコントローラ702は、前記キャリブレーション表示部740における第2のLED(LO_LED)758を制御し発光させる(図8のステップ818)。第7の抵抗760は、前記第2のLED758に流れる電流レベルを制限する。前記テストヘッド用空気圧センサ736により測定された第1の空気流の量が適切な範囲内である場合、前記マイクロコントローラ702は、前記キャリブレーション表示部740における第3のLED(OK_LED)762を制御し発光させる(図8のステップ820)。第8の抵抗764は、前記第3のLED762に流れる電流レベルを制限する。前記マイクロコントローラ702は、前記第1のLED754、前記第2のLED758及び前記第3のLED762のうちから適切なLEDの1つをオンさせるように、表示データプロセッサ766へ適切な制御信号を伝送する。
【0051】
前記テストヘッド404が上昇した位置における前記テストヘッド404の開口部402に流れる第1の空気流の量をキャリブレートしている間に前記第1のLED754が発光した場合、前記空気供給源704から前記テストヘッド404の開口部に流れる第1の空気流の量が減少するように前記テストヘッド用空気流調整器737が調整される。したがって、前記テストヘッド404の開口部402に流れる第1の空気流の量が適切な範囲内であることを示すために前記第1のLED754がオフすると共に前記第3のLED762がオンするまで前記テストヘッド用空気流調整器737が調整される。前記テストヘッド用空気流調整器737は、作業者が手動で調整するか、もしくは電気的な制御により自動的に調整することができる。
【0052】
同様にして、前記テストヘッド404が上昇した状態における前記テストヘッド404の前記開口部402に流れる前記第1の空気流の量をキャリブレートしている間に前記第2のLED758が発光した場合、前記空気供給源704から前記テストヘッド404の開口部に流れる第1の量の空気流が増加するように前記テストヘッド用空気流調整器737が調整される。したがって、前記テストヘッド404の開口部402に流れる第1の空気流の量が適切な範囲内であることを示すために前記第2のLED758がオフすると共に前記第3のLED762がオンするまで前記テストヘッド用空気流調整器737が調整される。前記テストヘッド用空気流調整器737は、作業者が手動で調整するか、もしくは電気的な制御により自動的に調整することができる。
【0053】
前記テストヘッド404が上昇した位置において前記テストヘッド404の開口部402に流れる前記第1の空気流の量が適切な範囲内であって前記第3のLED762が発光している場合は、前記テストヘッド404の開口部402に流れる前記第2の空気流の量は適切にキャリブレートされる。その後、前記マイクロコントローラ702はステップ804に戻り、ステップ804とステップ805の閉ループを実行し、前記キャリブレーションスイッチ750または前記開始スイッチ742のいずれかが閉成される時点をモニタする。
【0054】
キャリブレーションスイッチ750及び前記開始スイッチ742がいずれも閉成されている場合には、前記マイクロコントローラ702に対して、前記空気供給源704から空気圧シリンダ610へ流れる前記空気流の量がキャリブレートされていることが通知される。このような場合、前記空気圧シリンダ用空気圧センサ724により測定されたアナログ電圧がA/D変換器726に入力され前記アナログ電圧に対応するデジタル値を前記マイクロコントローラ702が読み取る(図8のステップ822)。前記デジタル値は、前記空気圧シリンダ610に流れる空気流の量に比例している。
【0055】
前記空気圧シリンダ610に流れる空気流の量は、前記空気圧シリンダ610が前記テストヘッド404を下降させているときに、前記空気圧シリンダ610が適切な力をもって製品の溝上で前記テストヘッド404を保持できるように適切な範囲内にすることが好ましい。前記マイクロコントローラ702は、前記空気圧シリンダ用空気圧センサ724により測定された前記空気圧シリンダ610に流れる空気流の量が適切な範囲内であるか否かを判定する。前記空気圧シリンダ用空気圧センサ724により測定された前記空気流の量が適切な範囲を上回る場合(図8のステップ812)、前記マイクロコントローラ702は前記キャリブレーション表示部740における第1のLED754を制御し発光させる(図8のステップ814)。前記空気圧シリンダ用空気圧センサ724により測定された空気流の量が適切な範囲を下回る場合(図8のステップ816)、前記マイクロコントローラ702は前記キャリブレーション表示部740における第2のLED758を制御し発光させる(図8のステップ818)。前記空気圧シリンダ用空気圧センサ724により測定された空気流の量が適切な範囲内である場合、前記マイクロコントローラ702は、前記キャリブレーション表示部740における第3のLED762を制御し発光させる(図8のステップ820)。
【0056】
前記空気圧シリンダ610に流れる空気流の量をキャリブレートしている間、前記第1のLED754が発光した場合、前記空気供給源704から前記空気圧シリンダ610に流れる空気流の量が減少するように前記空気圧シリンダ用空気流調整器722が調整される。前記空気圧シリンダ610に流れる空気流の量が適切な範囲内であることを示すために前記第1のLED754がオフすると共に前記第3のLED762がオンするまで前記空気圧シリンダ用空気流調整器722は調整される。前記空気圧シリンダ用空気流調整器722は、作業者が手動で調整するか、もしくは電気的な制御により自動的に調整することができる。
【0057】
同様にして、前記空気圧シリンダに流れる空気流の量をキャリブレートしている間に前記第2のLED758が発光した場合、前記空気供給源から前記空気圧シリンダ610に流れる空気流の量が増加するように前記空気圧シリンダ用空気流調整器722が調整される。したがって、前記空気圧シリンダ610に流れる空気流の量が適切な範囲内であることを示すために前記第2のLED758がオフすると共に前記第3のLED762がオンするまで前記空気圧シリンダ用空気流調整器722が調整される。前記空気圧シリンダ用空気流調整器722は、作業者が手動で調整するか、もしくは電気的な制御により自動的に調整することができる。
【0058】
前記空気圧シリンダ610に流れる空気流の量が適切な範囲内であって、前記第3のLED762が発光している場合は、前記空気圧シリンダ610に流れる空気流の量は適切にキャリブレートされている。その後、前記マイクロコントローラ702はステップ804に戻り、ステップ804とステップ805の閉ループを実行し、前記キャリブレーションスイッチ750もしくは前記開始スイッチ742のいずれかがオンする時点のモニタを行う。ここで、本発明のキャリブレーションモードの間に実行される前記ステップが、図8における点線内に示されている。
【0059】
図8において前記キャリブレーションスイッチ750が閉成されておらず、前記開始スイッチ742が閉成されている場合に、前記マイクロコントローラ702は、製品の溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無についての確認を開始する。前記開口部402が前記製品の溝上に配置されない前記テストヘッド404が上昇した位置において、前記マイクロコントローラ702によって前記第3の空気制御バルブ728が開けられることで、前記空気供給源704から前記テストヘッド404の開口部402へ空気流を流すようにする(図8のステップ824)。
【0060】
その後、前記テストヘッド404が上昇している状態において、前記マイクロコントローラ702は、前記テストヘッド404の前記開口部402に流れる空気流の量が適切な範囲内となるように適切にキャリブレートされていることを確実にするためにチェックを行う。前記マイクロコントローラ702は、前記テストヘッド用空気圧センサ736から送出されてA/D変換器726に入力されるアナログ電圧と対応したデジタル値を読み取る(図8のステップ826)。このデジタル値は、前記テストヘッド404が上昇した状態において、前記テストヘッド404の開口部402に流れる第1の空気流の量に比例している。前記第1の空気流の量が適切にキャリブレートされている場合には、前記第1の空気流の量は適切な範囲内である。前記マイクロコントローラは、前記テストヘッド用圧力センサ736により測定された前記第1の空気流の量が適切な範囲内であるか否かを判定する(図8のステップ828)。
【0061】
この第1の空気流の量が適切な範囲内でなければ、前記マイクロコントローラ702は、警報表示を行うために前記表示部738における表示データプロセッサ766へ適切な制御信号を送出する(図8のステップ830)。例えば、前記表示部738における第4のLED768を制御して前記警報表示を点灯し、さらに、聞き取り可能な警報を発することができる。第9の抵抗770は、前記第4のLED768に流れる電流レベルを制限する。すなわち、前記テストヘッド404の開口部402に流れる第1の空気流の量が適切にキャリブレートされていないため、前記マイクロコントローラ702は、製品の溝内に少なくとも1つのリングが存在するか否かを確認するステップを中断する。このように、警報表示をした後に、前記マイクロコントローラ702はステップ802に戻り、ステップ804とステップ805の閉ループを実行し、前記キャリブレーションスイッチ750または前記開始スイッチ742のいずれかがオンする時点のモニタを行う。
【0062】
一方、前記テストヘッド404における開口部402に流れる第1の空気流の量が適切なキャリブレーションによって適切な範囲内になっていると判定された場合には、前記マイクロコントローラ702は製品の溝内に少なくとも1つのリングが存在するか否かを確認するステップを継続する。そして、前記マイクロコントローラ702は、前記テストヘッド404の開口部402に流れる第1の空気流の量を表す電圧のデジタル値を記憶する。さらに、その後、前記マイクロコントローラ702は、前記第1の空気制御バルブ706と前記第2の空気制御バルブ708とを介して空気圧シリンダ610を制御することによって、図4または図5に示されているように、前記テストヘッド404が製品の溝上に配置されるようにこのテストヘッド404を下降させる(図8のステップ832)。
【0063】
前記テストヘッド404が製品における溝上に配置されるように下降されているときに、前記マイクロコントローラ702は、前記空気圧シリンダ610が、適切な力により製品の溝に対して前記テストヘッド404を保持するように、前記空気圧シリンダ610に流れる空気流の量が適切にキャリブレートされており、前記空気流の量が適切な範囲内に確実にされていることをチェックする。その後、前記空気圧シリンダ用空気圧センサ724により測定されたアナログ電圧がA/D変換器726に入力された前記アナログ電圧に対応するデジタル値を前記マイクロコントローラ702が読み取る(図8のステップ834)。前記デジタル値は、前記空気圧シリンダ610に流れる空気流の量に比例している。前記空気流の量が、適切にキャリブレートされていれば前記空気流の量は前記適切な範囲内となる。前記マイクロコントローラ702は、前記空気圧シリンダ用空気圧センサ724により測定された空気流の量が適切な範囲内であるか否かを判定する(図8のステップ836)。
【0064】
前記空気圧シリンダ610に流れる空気流の量が適切な範囲内でない場合には、前記マイクロコントローラ702は、製品の溝上において前記空気圧シリンダ610が適切な力で前記テストヘッド404を保持していないと判定する。このような場合、前記マイクロコントローラ702は、前記表示部738における表示データプロセッサ766へ適切な制御信号を送出して警報表示を発する(図8のステップ838)。例えば、前記表示部738における第4のLED768を制御することによって警報表示を点灯し、さらに、聞き取り可能な警報を発生させることができる。またさらに、前記空気圧シリンダ610に流れる空気流の量が適切にキャリブレートされていないため、前記マイクロコントローラ702は、製品の溝内に少なくとも1つのリングが存在するか否かを確認するステップを中断する。したがって、警報表示を行った後、前記マイクロコントローラ702は、ステップ802に戻り、その後、ステップ804及びステップ805の閉ループを実行し、前記キャリブレーションスイッチ750もしくは前記開始スイッチ742のいずれかがオンする時点のモニタを行う。
【0065】
一方、前記空気圧シリンダ610に流れる空気流の量が適切にキャリブレートされることにより前記空気流の量が適切な範囲内であると判定された場合には、前記マイクロコントローラ702は、製品の溝内に少なくとも1つのリングが存在するか否かを確認するステップを継続する。したがって、前記マイクロコントローラ702は、前記テストヘッド用空気圧センサ736から送出されたA/D変換器726に入力されたアナログ電圧に対応したデジタル値を読み取る(図8のステップ840)。前記デジタル値は、図4及び図5に示されているように、開口部402を有するテストヘッド404が製品の溝上に下降されているときに前記テストヘッド404の開口部404に流れる第2の空気流の量に比例している。
【0066】
図4及び図5においては、前記開口部402に流れる第2の空気流の量は、製品の溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無に依存して変化する。図5において、前記第3の溝110内のオイルリング112、114及び116のいずれかが欠落している場合には、前記第3の溝110に存在するスペースの間隔が大きくなるので、このような溝110に流れる空気流の量が増加すると共に、前記テストヘッド404の開口部402に流れる第2の空気流の量が増加する。前記テストヘッド用空気圧センサ736により測定された電圧は、前記テストヘッド404の開口部402に流れる空気流の量に比例する。
【0067】
前記マイクロコントローラ702は、前記テストヘッド404が下降されて前記溝上に配置されている場合には、前記開口部402に流れる第2の空気流を表す電圧のデジタル値に基づいて、製品の溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無を判定する(図8のステップ842)。さらに、前記マイクロコントローラ702は、前記溝上へ前記テストヘッド404が下降されていないときには、前記溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無を判定する際に、前記テストヘッド404の開口部402に流れる第1の空気流の量を表す電圧のデジタル値を用いることもできる。
【0068】
前記マイクロコントローラ702が、製品の溝内に少なくとも1つ存在するいずれかのリングが欠落していると判定した場合には、前記マイクロコントローラ702は前記表示部738における表示データプロセッサ766へ適切な制御信号を送出して“No_Good”表示を行わせる(図8のステップ844)。例えば、前記表示部738における第4のLED768を制御して、“No_Good”等の表示を点灯する。
【0069】
前記マイクロコントローラ702は、この時点までにこの特定の製品の溝内における少なくとも1つ存在するリングすべての有無についての確認を完了し、ステップ802に戻り、前記空気圧シリンダ610を制御することによって前記テストヘッド404を上昇させると共に、前記第3の空気制御バルブ728を閉じて前記空気供給源704から前記テストヘッド404の開口部402へ空気流が流れないようにする。さらに、前記マイクロコントローラ702は、前記表示部738における前記表示データプロセッサ766へ適切な制御信号を送出することにより“Ready”表示を行い、本発明のテスト装置600によって、製品のその他の溝内もしくは他の製品の溝内における少なくとも1つのリングの存在の確認を開始する準備が整ったということを作業者に対して通知することができる。例えば、前記表示部738における第5のLED772を制御して“Ready”表示を行うように点灯させることができる。第10の抵抗774は、前記第5のLED772に流れる電流レベルを制限する。
【0070】
また、前記マイクロコントローラ702が、製品の溝内に少なくとも1つ存在するリングすべてが存在していると判定した場合には、前記マイクロコントローラ702は、前記表示部738における表示データプロセッサ766へ適切な制御信号を送出して“OK”表示を行わせる(図8のステップ846)。例えば、前記表示部738における第6のLED776を制御して、“OK”等の表示を点灯する。第11の抵抗778は、前記第6のLED776に流れる電流レベルを制限する。
【0071】
前記マイクロコントローラ702は、この時点までにこの特定の製品の溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無についての確認を完了し、ステップ802に戻り、前記空気圧シリンダ610を制御することによって前記テストヘッド404を上昇させると共に、前記第3の空気制御バルブ728を閉じて前記空気供給源704から前記テストヘッド404の開口部402へ空気流が流れないようにする。さらに、前記マイクロコントローラ702は、前記表示部738における前記表示データプロセッサ766へ適切な制御信号を送出することにより“Ready”表示を行い、本発明のテスト装置600によって、製品のその他の溝内もしくは他の製品の溝内における少なくとも1つのリングの存在の確認を開始する準備が整ったことを作業者に対して通知することができる。例えば、前記表示部738における第5のLED772を制御して、“Ready”表示を点灯することができる。
【0072】
このようにして、本発明のテスト装置600は、製品の組立中に、製品の溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無について自動的に確認する。本発明のテスト装置600はマイクロコントローラ702を有し、該マイクロコントローラ702によって前記テスト装置600の構成部品を制御し、製品の溝内に少なくとも1つ存在するリングのいずれかが欠落した場合に自動的な警報表示を行う。このような警報表示により、製品の組立中に欠落したリングを製品の溝内にはめ込む等の欠陥を取り除くための手段を実行することが可能となる。
【0073】
さらに、マイクロコントローラ702を使用することにより、本発明のテスト装置600における構成部品のキャリブレーションを行い、そのような構成部品の適切なキャリブレーションをモニタすることが容易となる。マイクロコントローラ702を用いて上述したようなキャリブレーション及びモニタを行うことによって、製品の溝内における少なくとも1つ存在するリングすべての有無の確認を行う際に高信頼性を確保することができる。
【0074】
上述した説明は、例示のみを目的としたものであって、特に限定することを意図したものではない。例として、本発明は、ピストンの組立中に車両用エンジンのピストンについて、溝内における少なくとも1つ存在するリングの有無について確認する技術について説明してきた。しかしながら、本明細書の記載から、本発明はいずれのタイプの製品においても、その溝内にはめ込まれた少なくとも1つ存在するリングの有無を確認するために用いることができることが当業者であれば諒解されよう。さらに、本明細書の記載から、本発明は図4及び図5に例示された以外の製品の溝内におけるいずれの数のリングの有無についても確認するために用いることができることが当業者であれば諒解されよう。
【0075】
またさらに、本発明は製品の複数の溝内においてそれぞれ少なくとも1つ存在するリングの有無を判定するために用いることができる。例えば、図9に示されているように、他の実施の形態よりも大きなテストヘッド904の大きな開口部902は、前記第1の圧縮リング102を保持するように設計された第1の溝906と、前記第2の圧縮リング104を保持するように設計された第2の溝108と、前記第1のスクレーピングリング112、第2のスクレーピングリング114及び前記分離リング116を保持するように設計された第3の溝110とに渡って延在している。この場合、前記リング102、104、112、114及び116のいずれかが前記溝906、108及び110のいずれかの溝から欠落したときに、本発明のテスト装置600により“No_Good”表示が行われる。
【0076】
本発明は、特許請求の範囲及びそれと均等なものによってのみ限定される。
【0077】
【発明の効果】
本発明に係る製品の溝内において少なくとも1つ存在するリングすべての有無について前記製品の組立中に確認するテスト装置及び方法によれば、空気圧センサ及びマイクロコントローラを使用することにより、製品の組立時に、製品の溝内に少なくとも1つ存在するリングのいずれかが欠落していることを自動的に判定することができる。また、製品の溝内において1つのリングが欠落していることを示す警報表示が設けられ、上述したような望ましくない状況を正すために製品の組立中に何らかの作業を行うことができるようになる。
【0078】
さらに、本発明に係る製品の溝内において少なくとも1つ存在するリングすべての有無について前記製品の組立中に確認するテスト装置及び方法によれば、キャリブレーション・モニタ機構を備えているため、前記テストヘッドの開口部が適切な力により製品の溝上に保持され、前記テストヘッドが製品の溝上に配置されていない場合には、前記テストヘッドの開口部に流れる空気流の量が適切になるように該空気流の量を確保し、製品の溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無について高信頼性をもって確認することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピストン上の溝内にはめ込まれた複数のリングを備えた車両用エンジンにおける従来のピストンを示す図である。
【図2】ピストン上の1つの溝内にはめ込まれた圧縮リング及びピストン上のもう一方の溝内にはめ込まれた2つのスクレーピングリングと分離用リングとを有するオイルリングアセンブリの拡大図である。
【図3】スクレーピングリングの1つが欠落した所望しない状態の図2の圧縮リングおよびオイルリングアセンブリの拡大図である。
【図4】本発明の実施の形態による、すべてのオイルリングがはめ込まれている前記ピストンの溝上への前記テストヘッドの開口部の配置と共に、テストヘッドの開口部とピストンの溝内とを流れる空気流を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態による、スクレーピングリングの1つが欠落している所望しない状態のピストンの前記溝上への前記テストヘッドの開口部の配置と共に、テストヘッドの開口部とピストンの溝内とを流れる空気流を示す図である。
【図6】ピストン組立時におけるピストン運搬用のコンベアシステム及びピストン製造用の組立ライン内における本発明のテスト装置の配置について示す図である。
【図7】例えば、車両用エンジンのピストンのような製品の溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無について、製品組立時に確認する本発明のテスト装置の構成部品を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態による、図7のテスト装置を動作制御する図7のマイクロコントーラ内でプログラムされたソフトウェアのフローチャートである。
【図9】本発明の他の実施の形態による、ピストンの複数の溝内の夫々のリングの有無を検出するために、前記ピストンの前記複数の溝上に配置された大型のテストヘッドの大きな開口部の配置を示す図である。
【符号の説明】
100…ピストン
106…オイルリングアセンブリ
112…第1のスクレーピングリング
114…第2のスクレーピングリング
404…テストヘッド
600…テスト装置
604、606、608…ピストン
610…空気圧シリンダ
612…制御・表示回路
702…マイクロコントローラ
710…空気圧シリンダ制御信号線
712…第1の光学アイソレータ装置
716…インバータ
718…第2の光学アイソレータ装置
722…空気圧シリンダ用空気流調整器
724…空気圧シリンダ用空気圧センサ
726…A/D変換器
728…第3の空気制御バルブ
730…テストヘッド制御信号線
732…第3の光学アイソレータ装置
736…テストヘッド用空気圧センサ
737…テストヘッド用空気流調整器
738…表示部
740…キャリブレーション表示部
750…キャリブレーションスイッチ
766…表示データプロセッサ

Claims (29)

  1. 製品の溝内において少なくとも1つ存在するリングすべての有無について前記製品の組立中に確認するテスト装置であって、
    開口部を有するテストヘッドと、
    前記テストヘッドの前記開口部に接続されたテストヘッド用空気圧センサと、
    前記テストヘッド用空気圧センサに動作可能に接続されたマイクロコントローラと、
    前記製品の前記溝上に前記テストヘッドの前記開口部が配置されていない場合に前記開口部に流れる空気流の量を第1の空気流の量として、前記マイクロコントローラと接続され、前記製品の前記溝上に前記テストヘッドが下降されていない状態で前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量がキャリブレートされていることを前記マイクロコントローラに通知するテストヘッド用キャリブレーション表示器とを備え、
    前記製品の前記溝上に前記テストヘッドの前記開口部が配置された場合に前記開口部に流れる空気流の量を第2の空気流の量として、前記第2の空気流の量が、前記溝内において少なくとも1つ存在するリングの夫々の有無に依存し、
    前記テストヘッド用空気圧センサが、前記開口部に流れる前記第2の空気流の量を測定し、
    前記マイクロコントローラが、前記テストヘッド用空気圧センサによって測定される前記開口部に流れる前記第2の空気流の量に基づいて前記溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無を判定することを特徴とするテスト装置。
  2. 請求項1記載のテスト装置において、
    前記マイクロコントローラと動作可能に接続され、該マイクロコントローラによって、前記溝内に少なくとも1つのリングすべてが存在すると判定されたときに第1の表示を行い、前記溝内に少なくとも1つ存在するリングのいずれかが存在しないと判定されたときに第2の表示を行う表示部をさらに備えていることを特徴とするテスト装置。
  3. 請求項1記載のテスト装置において、
    前記テストヘッドに接続され、前記開口部が前記製品の前記溝上に配置されるように前記テストヘッドを下降させると共に、前記テストヘッド用空気圧センサによって前記開口部に流れる前記第2の空気流の量を測定した後に、前記テストヘッドを上昇させる空気圧シリンダと、
    前記空気圧シリンダの上部と接続され、前記テストヘッドが下降されているときに開けられると共に前記テストヘッドが上昇されているときに閉められる第1の空気制御バルブと、
    前記空気圧シリンダの下部と接続され、前記テストヘッドが下降されているときに閉められると共に前記テストヘッドが上昇されているときに開けられる第2の空気制御バルブとをさらに備え、
    前記マイクロコントローラによる前記空気圧シリンダの制御によって、前記第1の空気制御バルブが開けられると共に前記第2の空気制御バルブが閉められることにより前記テストヘッドが下降され、前記第1の空気制御バルブが閉められると共に前記第2の空気制御バルブが開けられることにより前記テストヘッドが上昇されることを特徴とするテスト装置。
  4. 請求項3記載のテスト装置において、
    前記第1の空気制御バルブ及び前記第2の空気制御バルブと空気供給源とに夫々接続され、前記空気供給源から前記空気圧シリンダへ流れる空気流の量を制御する空気圧シリンダ用空気流調整器と、
    前記第1の空気制御バルブ及び前記第2の空気制御バルブと夫々接続され、前記空気圧シリンダに流れる空気流の量を測定する空気圧シリンダ用空気圧センサと、をさらに備えていることを特徴とするテスト装置。
  5. 請求項4記載のテスト装置において、
    前記マイクロコントローラは、前記空気圧シリンダ用空気圧センサにより測定された前記空気圧シリンダに流れる前記空気流の量に基づいて、前記空気圧シリンダによって前記溝上で前記テストヘッドが所定の力により保持されているか否かを判定し、
    前記マイクロコントローラと動作可能に接続され、該マイクロコントローラが、前記空気圧シリンダによって前記溝上で前記テストヘッドが所定の力により保持されていないと判定したときに警報表示を行う表示部をさらに備えていることを特徴とするテスト装置。
  6. 請求項1記載のテスト装置において、
    前記テストヘッド用空気圧センサは、前記テストヘッドが前記溝上に配置されていない場合に前記テストヘッドにおける前記開口部に流れる前記第1の空気流の量を測定すると共に、前記マイクロコントローラは、前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量が適切にキャリブレートされているか否かを判定し、
    前記マイクロコントローラと動作可能に接続され、該マイクロコントローラが、前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量が適切にキャリブレートされていないと判定したときに警報表示を行う表示部をさらに備えていることを特徴とするテスト装置。
  7. 請求項1記載のテスト装置において、
    前記マイクロコントローラは、前記第1の空気流の量がキャリブレートされているかどうかを判断し、前記テストヘッド用空気圧センサにより測定された前記テストヘッドの開口部に流れる前記第1の空気流の量が所定の範囲内であるか否かを判定し、
    前記テストヘッド用キャリブレーション表示器は、
    前記テストヘッド用空気圧センサにより測定された前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量が所定の範囲を超えているときに前記マイクロコントローラにより制御されて点灯する第1のLEDと、
    前記テストヘッド用空気圧センサにより測定された前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量が所定の範囲に達しないときに前記マイクロコントローラにより制御されて点灯する第2のLEDと、
    前記テストヘッド用空気圧センサにより測定された前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量が所定の範囲内であるときに前記マイクロコントローラにより制御されて点灯する第3のLEDとを備え、
    前記テストヘッドの前記開口部及び前記空気供給源と夫々接続され、前記空気供給源から前記テストヘッドの前記開口部に流れる空気流を制御するテストヘッド用空気流調整器をさらに備え、
    前記テストヘッド用空気流調整器は、前記第2のLEDが点灯しているとき、前記第2のLEDが消灯し前記第3のLEDが点灯するまで前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量が増加するように調整されると共に、前記第1のLEDが点灯しているとき、前記第1のLEDが消灯し前記第3のLEDが点灯するまで前記テストヘッドの開口部に流れる前記第1の空気流の量が減少するように調整されることを特徴とするテスト装置。
  8. 請求項1記載のテスト装置において、前記少なくとも1つのリングは、車両用エンジンのピストンの溝内にはめ込まれていることを特徴とするテスト装置。
  9. 請求項1記載のテスト装置において、前記テスト装置は、前記製品の組立ライン内に配置されていることを特徴とするテスト装置。
  10. 請求項1記載のテスト装置において、複数の溝の夫々の内部に少なくとも1つ存在するリングすべての有無について確認するために、前記製品の複数の溝上に前記テストヘッドが配置されることを特徴とするテスト装置。
  11. 車両用エンジンのピストンの組立中に、前記ピストンの溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無について確認するテスト装置において、
    前記ピストンの前記溝上に配置されていない場合に第1の量の空気流が流れ、前記ピストンの前記溝上に配置されている場合に、前記溝内に少なくとも1つ存在するリングの夫々の有無に依存して第2の空気流の量が流れる開口部を有するテストヘッドと、
    前記テストヘッドの前記開口部と接続され、前記開口部に流れる前記第1の空気流の量と前記第2の空気流の量を測定するテストヘッド用空気圧センサと、
    前記テストヘッド用空気圧センサと動作可能に接続され、前記テストヘッド用空気圧センサにより測定された前記開口部に流れる前記第2の空気流の量に基づいて前記溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無を判定するマイクロコントローラと、
    前記マイクロコントローラと動作可能に接続され、前記マイクロコントローラによって前記溝内に少なくとも1つのリングすべてが存在すると判定されたときに第1の表示を行い、前記溝内に少なくとも1つ存在するリングのいずれかが存在しないと判定されたときに第2の表示を行う表示部と、
    前記テストヘッドに接続され、前記開口部が前記ピストンの前記溝上に配置されるように前記テストヘッドを下降させると共に、前記テストヘッド用空気圧センサによって前記開口部に流れる前記第2の空気流の量を測定した後に、前記テストヘッドを上昇させる空気圧シリンダと、
    前記空気圧シリンダの上部と接続され、前記テストヘッドが下降されているときに開けられると共に前記テストヘッドが上昇されているときに閉められる第1の空気制御バルブと、
    前記空気圧シリンダの下部と接続され、前記テストヘッドが下降されているときに閉められると共に前記テストヘッドが上昇されているときに開けられる第2の空気制御バルブとを備え、
    前記マイクロコントローラによる前記空気圧シリンダの制御によって、前記第1の空気制御バルブが開けられると共に前記第2の空気制御バルブが閉められることにより、前記テストヘッドが下降され、前記第1の空気制御バルブが閉められると共に前記第2の空気制御バルブが開けられることにより前記テストヘッドが上昇され、
    前記第1の空気制御バルブ及び前記第2の空気制御バルブと空気供給源とに夫々接続され、前記空気供給源から前記空気圧シリンダへ流れる空気流を制御する空気圧シリンダ用空気流調整器と、
    前記第1の空気制御バルブ及び前記第2の空気制御バルブと夫々接続され、前記空気圧シリンダに流れる空気流の量を測定する空気圧シリンダ用空気圧センサとをさらに備え、
    前記マイクロコントローラは、前記空気圧シリンダ用空気圧センサにより測定された前記空気圧シリンダに流れる前記空気流の量に基づいて、前記空気圧シリンダによって前記溝上で前記テストヘッドが所定の力により保持されているか否かを判定し、
    前記表示部は、前記マイクロコントローラが、前記空気圧シリンダによって前記溝上で前記テストヘッドが前記所定の力により保持されていないと判定したときに警報表示を行い、
    前記マイクロコントローラと接続され、前記空気圧シリンダに流れる前記空気流の量がキャリブレートされていることを前記マイクロコントローラに通知する空気圧シリンダ用キャリブレーション表示器をさらに備え、
    前記マイクロコントローラは、前記空気圧シリンダに流れる前記空気流の量がキャリブレーションされている間に、前記テストヘッドが下降されていない状態で前記空気圧シリンダ用空気圧センサにより測定された前記空気圧シリンダに流れる前記空気流の量が所定の範囲内であるか否かを判定し、
    前記空気圧シリンダ用キャリブレーション表示器は、
    前記空気圧シリンダに流れる空気流の量がキャリブレーションされている間に、前記空気圧シリンダ用空気圧センサにより測定された前記空気圧シリンダに流れる前記空気流の量が所定の範囲を超えているときに前記マイクロコントローラにより制御されて点灯する第1のLEDと、
    前記空気圧シリンダに流れる空気流の量がキャリブレーションされている間に、前記空気圧シリンダ用空気圧センサにより測定された前記空気圧シリンダに流れる前記空気流の量が所定の範囲に達しないときに前記マイクロコントローラにより制御されて点灯する第2のLEDと、
    前記空気圧シリンダに流れる空気流の量がキャリブレーションされている間に、前記空気圧シリンダ用空気圧センサにより測定された前記空気圧シリンダに流れる前記空気流の量が所定の範囲内であるときに前記マイクロコントローラにより制御されて点灯する第3のLEDとを備え、
    前記空気圧シリンダに流れる空気流の量がキャリブレーションされている間に、前記空気圧シリンダ用空気流調整器は、前記第2のLEDが点灯しているときに、前記第2のLEDが消灯し前記第3のLEDが点灯するまで、前記空気圧シリンダに流れる前記空気流の量が増加するように調整すると共に、前記第1のLEDが点灯しているときに、前記第1のLEDが消灯し前記第3のLEDが点灯するまで前記空気圧シリンダに流れる前記空気流の量が減少するように調整し、
    前記テストヘッド用空気圧センサは、前記テストヘッドが前記溝上に配置されていない場合に前記テストヘッドにおける前記開口部に流れる第1の空気流の量を測定し、前記マイクロコントローラは、前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量が適切にキャリブレートされているか否かを判定し、
    前記表示部は、前記マイクロコントローラが前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量が適切にキャリブレートされていないと判定したときに警報表示を行い、
    前記マイクロコントローラと接続され、前記ピストンの前記溝上に前記テストヘッドが下降されていない状態で前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量がキャリブレートされていることを前記マイクロコントローラに通知するテストヘッド用キャリブレーション表示器をさらに備え、
    前記テストヘッドの前記開口部に流れる第1の空気流の量がキャリブレートされている間に、前記マイクロコントローラが、前記テストヘッド用空気圧センサにより測定された前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量が所定の範囲内であるか否かを判定し、
    前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量がキャリブレートされている間に、前記テストヘッド用キャリブレーション表示器における前記第1のLEDは、前記テストヘッド用空気圧センサにより測定された前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流が所定の範囲を超えているときに前記マイクロコントローラにより制御されて点灯し、
    前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量がキャリブレートされている間に、前記テストヘッド用キャリブレーション表示器における前記第2のLEDは、前記テストヘッド用空気圧センサにより測定された前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流が所定の範囲に達しないときに前記マイクロコントローラにより制御されて点灯し、
    前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量がキャリブレートされている間に、前記テストヘッド用キャリブレーション表示器における前記第3のLEDは、前記テストヘッド用空気圧センサにより測定された前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量が所定の範囲内であるときに前記マイクロコントローラにより制御されて点灯し、
    前記テストヘッドの前記開口部及び前記空気供給源と夫々接続され、前記空気供給源から前記テストヘッドの前記開口部に流れる空気流の量を制御するテストヘッド用空気流調整器をさらに備え、
    前記テストヘッド用空気流調整器は、前記テストヘッドの前記開口部に流れる第1の空気流の量がキャリブレートされている間に、前記第2のLEDが点灯しているとき、前記第2のLEDが消灯し前記第3のLEDが点灯するまで前記テストヘッドの開口部に流れる前記第1の空気流の量が増加するように調整されると共に、前記第1のLEDが点灯しているとき、前記第1のLEDが消灯し前記第3のLEDが点灯するまで前記テストヘッドの開口部に流れる前記第1の空気流の量が減少するように調整されることを特徴とするテスト装置。
  12. 製品の溝内において少なくとも1つ存在するリングすべての有無について前記製品の組立中に確認する方法において、
    (A)テストヘッドの開口部が前記溝上に配置されていない場合に第1の空気流の量がキャリブレートされているかどうか判断し、前記第1の空気流の量が流れ、前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量が所定の範囲内であるか否かを判定するステップと、
    (B)前記テストヘッドの前記開口部が前記溝上に配置されている場合に前記溝内において少なくとも1つ存在するリング夫々の有無に依存した第2の空気流の量が流れる、前記テストヘッドの開口部を前記製品の前記溝上に配置するステップと、
    (C)前記テストヘッドの前記開口部が前記溝上に配置されている場合に前記開口部に流れる前記第2の空気流の量を測定するステップと、
    (D)前記ステップ(C)において測定された前記開口部に流れる第2の空気流の量に基づいて前記溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無について判定するステップとを有することを特徴とする方法。
  13. 請求項12記載の方法において、
    少なくとも1つ存在するリングすべてが前記溝内に存在すると判定したときに第1のLEDを点灯するステップと、
    少なくとも1つ存在するリングのいずれかが前記溝内に存在しないと判定したときに第2のLEDを点灯するステップとをさらに有することを特徴とする方法。
  14. 請求項12記載の方法において、
    前記テストヘッドと接続された空気圧シリンダを制御し、前記テストヘッドの前記開口部が前記溝上に配置されるように前記テストヘッドを下降させるステップと、
    前記開口部に流れる前記第2の空気流の量が前記ステップ(C)において測定された後、前記空気圧シリンダを制御して前記テストヘッドを上昇させるステップとをさらに有することを特徴とする方法。
  15. 請求項14記載の方法において、
    前記空気圧シリンダによって、前記溝上において前記テストヘッドが所定の力により保持されているか否かを判定するステップと、
    前記空気圧シリンダによって、前記溝上において前記テストヘッドが所定の力により保持されていないときに警報表示を行うステップとをさらに有することを特徴とする方法。
  16. 請求項12記載の方法において、
    前記テストヘッドが前記溝上に下降されていないときに、前記テストヘッドの前記開口部に流れる第1の空気流の量が適切にキャリブレートされているか否かを判定するステップと、
    前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量が適切にキャリブレートされていない場合に、警報表示を行うステップとをさらに有することを特徴とするテスト方法。
  17. 請求項12記載の方法において、
    前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量が前記所定の範囲を超えているときに第1のLEDを点灯させるステップと、
    前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量が前記所定の範囲に達していないときに第2のLEDを点灯させるステップと、
    前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量が前記所定の範囲内であるときに第3のLEDを点灯させるステップと、
    前記第2のLEDが点灯しているとき、前記第2のLEDが消灯すると共に前記第3のLEDが点灯するまで、前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量を増加させるステップと、
    前記第1のLEDが点灯しているとき、前記第1のLEDが消灯すると共に前記第3のLEDが点灯するまで、前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量を減少させるステップとを有することを特徴とする方法。
  18. 請求項12記載の方法において、少なくとも1つのリングが車両用エンジンのピストンの溝内にはめ込まれていることを特徴とする方法。
  19. 請求項12記載の方法において、前記ステップ(B)は、複数の溝内夫々において少なくとも1つ存在するリングすべての有無について確認するために、前記製品における複数の溝上に前記テストヘッドを配置するステップを有することを特徴とする方法。
  20. 製品の溝内に少なくとも1つ存在するリングすべての有無について前記製品組立中に確認するテスト装置であって、
    前記製品における前記溝上に配置されていない場合に第1の空気流の量となり、前記製品における前記溝上に配置されている場合に前記溝内に少なくとも1つ存在するリング夫々の有無に依存した第2の空気流の量となる空気流が流れる開口部を有するテストヘッドと、
    前記開口部に流れる前記第1の空気流の量を測定する手段と、
    前記開口部に流れる前記第1の空気流の量に基づいて、前記製品の前記溝上に前記テストヘッドが配置されていない場合に前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量がキャリブレートされているか否かを判定する手段と、
    前記開口部に流れる前記第2の空気流の量を測定する手段と、
    前記開口部に流れる前記第2の空気流の量に基づいて前記溝内における少なくとも1つ存在するリングすべての有無を判定する手段とを有することを特徴とするテスト装置。
  21. 請求項20記載のテスト装置において、
    少なくとも1つ存在するリングすべてが前記溝内に存在する場合に第1の表示を行うと共に、少なくとも1つ存在するリングのいずれかが前記溝内に存在しない場合に第2の表示を行う表示手段をさらに有することを特徴とするテスト装置。
  22. 請求項20記載のテスト装置において、
    前記製品の前記溝上に前記開口部が配置されるように前記テストヘッドを下降させる手段と、前記開口部に流れる前記第2の空気流の量が測定された後、前記テストヘッドを上昇させる手段をさらに有することを特徴とするテスト装置。
  23. 請求項22記載のテスト装置において、
    前記溝上で前記テストヘッドが所定の力により保持されるように上下動させる手段をキャリブレーションする手段をさらに有することを特徴とするテスト装置。
  24. 請求項20記載のテスト装置において、
    前記溝上で前記テストヘッドが所定の力により保持されているか否かを判定する手段と、
    前記溝上で前記テストヘッドが所定の力により保持されていないときに警告表示を行う手段とをさらに有することを特徴とするテスト装置。
  25. 請求項20記載のテスト装置において、
    前記溝上に前記テストヘッドが下降されていないときに、前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量をキャリブレーションする手段をさらに有することを特徴とするテスト装置。
  26. 請求項20記載のテスト装置において、
    前記溝上に前記テストヘッドが下降されていないときに、前記テストヘッドの前記開口部に流れる前記第1の空気流の量が所定の範囲内であるか否かを判定する手段と、
    前記テストヘッドの開口部に流れる前記第1の空気流が所定の範囲内でないときに警報表示を行う手段とを有することを特徴とするテスト装置。
  27. 請求項20記載のテスト装置において、少なくとも1つのリングが車両用エンジンのピストンの溝内にはめ込まれていることを特徴とするテスト装置。
  28. 請求項20記載のテスト装置において、前記テスト装置は、前記製品の組立ライン内に配置されていることを特徴とするテスト装置。
  29. 請求項20記載のテスト装置において、複数の溝内の夫々において少なくとも1つ存在するリングすべての有無について確認するために、前記製品の複数の溝上に前記テストヘッドが配置されることを特徴とするテスト装置。
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