JP4057738B2 - ロッカー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プールや大型浴場などのレジャー施設等で利用者が使用するロッカー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のようなロッカー装置として、施設の営業開始時など、初期状態では錠装置の施解錠操作が不能になっており、利用料金を投入することにより、錠装置が施解錠可能になり、その後はフリータイム(自由利用状態)となり、錠装置に対する任意の施解錠操作が可能となるものがある。これにより、利用者はロッカーを自由に利用することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のロッカー装置では、利用者が自由にロッカーを使用できるようなサービスを提供することができる反面、利用者が途中でロッカーの使用をやめてしまった場合、そのロッカーを他の利用者が無料で利用できることになり、ロッカーの稼働効率が低くなるという問題があった。また、このため、ロッカー装置を逐一点検する必要もあるが、管理に手間を要するという問題がある。
【0004】
本発明は、錠装置の施解錠操作を不能にした初期状態から、所定の条件により該錠装置に対する任意の施解錠操作を可能にする自由利用状態となるようにしたロッカー装置において、ロッカーの稼働効率を高めるとともに、管理に手間がかからないロッカー装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1のロッカー装置は、ロッカーボックスの扉の開放を規制する錠装置を備えるとともに、該錠装置の施解錠操作を不能にした初期状態から、所定の条件により該錠装置に対する任意の施解錠操作を可能にして利用者が自由にロッカーを使用できる自由利用状態となるようにしたロッカー装置において、前記自由利用状態が予め設定された設定時間で終了するものであり、前記自由利用状態時に、前記錠装置が解錠された後、前記扉が閉状態で施錠操作が無い状態が所定時間持続したとき、前記錠装置を前記初期状態に戻すとともに、前記自由利用状態の前記設定時間の経過後は、前記錠装置の1回の解錠が可能で該解錠および扉の閉状態により、該錠装置を前記初期状態に戻すようにしたことを特徴とする。
【0006】
上記のように構成された請求項1のロッカー装置によれば、自由利用状態時に、例えば利用者がロッカーの使用を途中でやめて、扉が閉状態で施錠操作が無い状態が所定時間持続すると、錠装置が初期状態に戻るので、その後はそのロッカー装置を任意に解錠操作できなくなり、新たに正規に利用可能なロッカー装置となる。また、自由利用状態の後でも利用者がロッカーの使用を終了するとロッカー装置が初期状態に戻るので、管理の手間を省くことができる。
【0007】
本発明の請求項2のロッカー装置は、請求項1の構成を備えるとともに、前記自由利用状態とする前記所定の条件が、所定料金の投入によるものであることを特徴とする。
【0008】
上記のように構成された請求項2のロッカー装置によれば、請求項1と同様な作用効果が得られるとともに、使用料の徴収を同時に行うことができる。
【0011】
本発明の請求項のロッカー装置は、請求項の構成を備えるとともに、前記自由利用状態の設定時間の経過後、超過料金が発生していれば、該超過料金の投入により前記錠装置の解錠を可能にすることを特徴とする。
【0012】
上記のように構成された請求項のロッカー装置によれば、請求項と同様な作用効果が得られるとともに、超過料金の徴収を同時に行うことができる。
【0013】
本発明の請求項のロッカー装置は、請求項1または請求項2または請求項3の構成を備えるとともに、前記錠装置の施解錠と独立に前記扉の開放を規制するストッパを備え、前記初期状態は、該錠装置が解錠状態で前記ストッパにより前記扉の開放を規制する状態であり、前記錠装置の施錠状態で、前記ストッパにより、さらに扉の開放を規制するようにしたことを特徴とする。
【0014】
上記のように構成された請求項のロッカー装置によれば、請求項1または請求項2または請求項3と同様な作用効果が得られるとともに、ストッパにより扉の開放が二重に規制されるので防犯性が高まる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図6(A) は本発明の実施形態のロッカー装置の要部正面図、図6(B) は同ロッカー装置の要部側断面図である。図において、1は錠装置、2はロッカーボックスの扉、3はロッカーボックスの框部であり、錠装置1は、扉2の開閉時の自由端部に整合する框部3に配設されている。なお、図では1つのロッカー装置について図示しているが、実際の施設等では、同様のロッカー装置が複数台配置される。
【0016】
錠装置1の扉2側には、図6(A) の矢印のように出没するタング11およびストッパ12が配置されており、施錠時にタング11が錠装置1から突出すると扉2に係合して扉2が閉められた状態で開放が規制(ロック)され、解錠時にタング11が錠装置1内に没入すると扉2が開放(アンロック)される。また、ストッパ12が錠装置1から突出すると扉2に係合して扉2が閉められた状態で開放が規制され、ストッパ12が錠装置1内に没入すると扉2が開放される。
【0017】
錠装置1の前面カバー13の上部には、ロッカーの利用料金や超過料金に相当する硬貨(例えば100円硬貨)を投入する硬貨投入口14が形成され、下方には料金表示等を行う表示窓15が形成されている。また、前面カバー13の略中央部には、キー4を挿入して施解錠行うシリンダ錠16が配設さている。さらに、シリンダ錠16の上方には、扉2の把手部21に当接し、図6(B) の矢印のように出没する扉ピン17が配設されている。
【0018】
シリンダ錠16は、施錠状態の時だけキー4を挿入したり抜いたりできるような構造になっている。これにより、利用者は施錠したときだけキー4を持ち歩くことができる。また、キー4によりシリンダ錠16を解錠方向に回すと図示しない機構によりタング11が錠装置1内に没入してタング解錠状態となり、施錠方向に回すと図示しない機構によりタング11が錠装置1から突出してタング施錠状態となる。
【0019】
錠装置1の内部において、硬貨投入口14から投入される硬貨が通過する通路14′の近傍にはフォトインタラプタaが配設されており、このフォトインタラプタaにより、硬貨の投入枚数が検出される。また、扉ピン17の端部位置には扉検出スイッチbが配設されており、扉2が閉められた状態では、把手部21が扉ピン17を錠装置1内に没入させ、扉ピン17が扉検出スイッチbをオンにする。また、扉2が開けられた状態では、把手部21が扉ピン17から離れ、この扉ピン17は図示しない復帰手段により錠装置1から突出し、扉検出スイッチbがオフになる。すなわち、扉検出スイッチbのオン/オフで扉の開閉状態が検出される。
【0020】
また、シリンダ錠16の先端には図6(B) の矢印のように移動するシリンダピン16′が配設されており、このシリンダピン16′の端部近傍にはキー4の有無を検出するキースイッチcが配設されている。キー4がシリンダ錠16に挿入されると、シリンダピン16′によりキースイッチcがオンになり、キー4がシリンダ錠16から引き抜かれると、シリンダピン16′は図示しない復帰手段によりシリンダ錠16側に移動し、キースイッチcがオフになる。すなわち、キースイッチcのオン/オフでキー4の有無が検出される。また、シリンダ錠16の近傍には、このシリンダ錠16の回動操作および回動方向を検出する操作検出スイッチdが配設されている。そして、この操作検出スイッチdにより、所定の方向に回動される解錠操作が検出され、また、反対の方向に回動される施錠操作が検出される。さらに、図示しない機構によりシリンダ錠16を回動不能状態と回動可能状態に切換えるためのシリンダ用ソレノイドeが配設されている。なお、シリンダ用ソレノイドeがシリンダ錠16を回動不能状態としているときは、このシリンダ用ソレノイドeにより図示しないアームによって硬貨投入口14への硬貨の投入が規制される。
【0021】
また、錠装置1内には、ストッパ12の出没動作を行わせるストッパ用ソレノイドg、表示窓15に料金表示等を行うためのLEDパネルhが配設されている。さらに、制御基板iおよび制御回路jが配設されており、この制御回路jに、フォトインタラプタa、扉検出スイッチb、キースイッチc、操作検出スイッチd、シリンダ用ソレノイドe、ストッパ用ソレノイドgおよびLEDパネルhが接続されている。
【0022】
図1は実施形態の錠装置1のブロック図である。制御回路jは、CPU10、ROM20、タイマ30、I/O回路40、ソレノイド駆動回路50およびLED駆動回路60を備えており、CPU10、ROM20、タイマ30およびI/O回路40はマイクロコンピュータを構成している。フォトインタラプタa、扉検出スイッチb、キースイッチc、操作検出スイッチdはI/O回路40に接続されている。また、シリンダ用ソレノイドeおよびストッパ用ソレノイドgはソレノイド駆動回路50に接続され、このソレノイド駆動回路50はI/O回路40に接続されている。また、LEDパネルhはLED駆動回路60に接続され、LED駆動回路60はI/O回路40に接続されている。
【0023】
以上の構成により、制御回路jは、CPU10が、後述説明する制御プログラムを実行することにより、フォトインタラプタaによる硬貨検出の有無、扉検出スイッチbによる扉2の開閉状態、キースイッチcによるキー4の有無、操作検出スイッチdによるシリンダ錠16の操作状態に応じて、シリンダ用ソレノイドe、ストッパ用ソレノイドgの駆動制御を行うとともに、LEDパネルhの表示の制御を行う。なお、タイマ30は、図示しないディップスイッチ等によって設定された時間を計時するものであり、この実施形態では、後述説明する基本タイマ、第1タイマおよび第2タイマの3種類のタイマの機能を果たす。
【0024】
次に、実施形態のロッカー装置の機能と動作の概略を説明する。初期状態では、タング11は錠装置1内に没入された解錠状態となっているが、ストッパ12が突出して扉2は開閉できない状態になっている。また、キー4はシリンダ錠16に挿入されて解錠位置にあり、シリンダ錠16は回動不能状態とされている。利用者は使用料に相当する硬貨を投入すると、シリンダ錠16が回動可能とされ、ストッパ12が錠装置1内に没入されて扉2の開閉が可能となる。また、このとき、基本タイマがスタートされてこのロッカー装置の使用時の経過時間の計時が開始される。次に、荷物をロッカーに入れて、キー4を施錠方向に回すとタング11が突出するとともにストッパ12が突出し、扉の開放が規制されて施錠状態となり、キー4を引き抜くことができる。
【0025】
上記ロッカー装置の使用開始(基本タイマスタート時)から所定時間は、キー4による施解錠操作が任意にできる自由利用状態になる。なお、この自由利用状態の期間を「フリータイム」という。また、フリータイムを過ぎると、一回のみの解錠操作が可能となる。さらに、基本時間を過ぎると超過料金分の硬貨を投入することにより一回のみの解錠操作が可能となる。
【0026】
そして、フリータイムのとき、例えば利用者がロッカーの使用をやめて解錠したまま放置しておくと、第1タイマーで計時される時間の経過によりロッカー装置が自動的に初期状態に復帰する。なお、この実施形態では、フリータイム後の解錠時には一定の時間内であれば扉の開閉は自由にできる。これによって、荷物を取り忘れて扉を閉めてもすぐに取り出すことができる。
【0027】
図3〜図5は制御回路jのCPU10によって実行される制御プログラムの要部を示すフローチャートであり、同図に基づいて実施形態の動作を説明する。電源オンにより、ステップS1で、ロッカー装置を初期状態にセットする。なお、ステップS1の段階では、シリンダ錠16は解錠位置にあり、タング11は錠装置1内に没入された状態(タング解錠状態)になっている。そして、この初期状態にセットするとは、ストッパ用ソレノイドgを駆動してストッパ12を突出させた状態(ストッパ施錠状態)にし、シリンダ用ソレノイドeを駆動してシリンダ錠16を回動不能状態にし、表示窓15に利用料金を表示することである。
【0028】
上記初期状態へのセットが終わると、ステップS2でフォトインタラプタaにより利用料金が投入されるかを監視し、利用料金が投入されると、ステップS3で、シリンダ用ソレノイドeを駆動してシリンダ錠16を回動可能し、ストッパ用ソレノイドgを駆動してストッパ12を没入(ストッパ解錠)させる。そして、ステップS4で基本タイマをスタートさせる。なお、利用料金が投入されたときは料金表示は0円となる。
【0029】
この状態で、利用者は扉2を開けることができ、荷物をロッカーボックスに収納して扉2を閉める。そこで、ステップS5で、操作検出スイッチdにより施錠操作が行なわれるのを監視し、施錠操作が行なわれるとタング11が突出(タング施錠)され、ステップS6でストッパ用ソレノイドgを駆動してストッパ12を突出(ストッパ施錠)させる。そして、ステップS7でキースイッチcによりシリンダ錠16でキー4が検出されなくなるか、すなわちキー4が抜かれるかを監視し、キー4が抜かれると、ステップS8に進む。
【0030】
ステップS8では、キースイッチcによりシリンダ錠16でキー4が検出されるかを監視しており、ロッカー使用中の待機状態である。そして、キー4が検出されたら、ステップS9で基本タイマに基づいて現在がフリータイムであるか否かを判定し、フリータイムであれば図4のステップS10に進み、フリータイムでなければ図5のステップS17に進む。
【0031】
図4のステップS10では、操作検出スイッチdにより解錠操作が行なわれるのを監視し、解錠操作が行なわれればタング11が没入(タング解錠)され、ステップS11でストッパ用ソレノイドgを駆動してストッパ12を没入(ストッパ解錠)させる。次に、ステップS12で扉検出スイッチbから扉閉の入力が有るかを監視し、扉閉の入力があれば、ステップS13で第1タイマをスタートさせてステップS14に進む。
【0032】
ステップS14では、操作検出スイッチdにより施錠操作が有るか否か判定し、施錠操作が有れば図3のステップS6に進み、前記同様に施錠の制御を行う。ステップS14で施錠操作がなければ、ステップS15で扉検出スイッチbから扉開の入力が有るかを判定し、扉開の入力があればステップS12に戻り、扉開の入力がなければステップS16で第1タイマがタイムアウトしたか否かを判定する。タイムアウトしていなければステップS14に戻り、タイムアウトしていれば、図3のステップS1(初期状態のセット)に戻る。すなわち、タング解錠状態で、ストッパ施錠状態、シリンダ錠16の回動不能状態、利用料金の表示状態となって、ステップS2で待機する。
【0033】
ここで、ステップS12では、利用者が解錠して扉2を開けた後、荷物の出し入れ等を行って扉2が閉められるのを監視しており、扉2が閉められると第1タイマがスタートする。そして、利用者が施錠操作すると施錠されて待機状態となり、再びキー4の検出で利用者が解錠するときステップS13で第1タイマは再度スタートし直す(リスタート)。また、ステップS12以降で、利用者が施錠操作をせずに、扉2の開閉を繰り返せば、扉2が閉じられる毎に第1タイマは再度スタートし直す。しかし、ステップS12以降で施錠操作をせずにそのまま放置すると、ステップS14→ステップS15→ステップS16→ステップS14の繰り返しの後、ステップS16で第1タイマがタイムアップになり、ステップS1でストッパ12により施錠されて初期状態に戻る。
【0034】
次に、図5の処理は、施錠状態でキー4が検出されてフリータイムでない場合、すなわち、フリータイム終了後に解錠操作を行おうとした場合の処理である。まず、ステップS17で基本タイマに基づいて超過料金が有るか否か(発生しているか否か)を判定し、超過料金が無ければステップS19に進み、超過料金が有ればステップS18で超過料金に相当する硬貨が投入されたか否かを判定する。そして、超過料金が投入されなければステップS17に戻り、超過料金が投入されれば、ステップS19で操作検出スイッチdにより解錠操作が有るか否かを判定する。解錠操作が無ければステップS17に戻り、解錠操作が有ればタング11が没入(タング解錠)され、ステップS20でストッパ用ソレノイドgを駆動してストッパ12を没入(ストッパ解錠)させる。
【0035】
次に、ステップS21で扉検出スイッチbから扉閉の入力が有るかを監視し、扉閉の入力があれば、ステップS22で第2タイマをスタートさせてステップS23に進む。ステップS23では、扉検出スイッチbから扉閉の入力が有るかを判定し、扉閉の入力が有ればステップS22に戻り、扉閉の入力が無ければステップS24で第2タイマがタイムアウトしたか否かを判定する。タイムアウトしていなければステップS23に戻り、タイムアウトしていれば、図3のステップS1(初期状態のセット)に戻る。
【0036】
なお、ステップS21で、扉2が閉められているとステップS22で第2タイマがスタートし、そのまま放置するとステップS23→ステップS24→ステップS23の繰り返しの後、ステップS24で第2タイマがタイムアップになり、初期状態に戻る。しかし、第2タイマがタイムアップする前に扉2を開けて閉めると、ステップS23からステップS22に戻って、第2タイマは再度スタートし直すので、ロッカーボックスに荷物を忘れて扉2を閉めてしまっても、しばらくは扉2を開けて荷物を取り出すことができる。このように、扉2を閉めても直ぐには初期状態に戻らないので、荷物の取り忘れやうっかり扉2を閉めてしまった場合でも、扉2がロックしてしまうなどの不都合がない。
【0037】
図2はロッカー装置の利用状況に応じた動作の一例を概念的に示す図である。フリータイムと基本時間は基本タイマに基づいて判定される。先ず、図2(A) のように、フリータイム内で、解錠・施錠の操作を任意に行って荷物の出し入れ等を行うことができ、フリータイム後に、解錠操作を行って扉を閉めると、初期状態に戻る。これは、基本時間後の超過料金発生の場合も同様である。
【0038】
一方、図2(B) のように、フリータイム内で、解錠して扉2を閉め、そのまま放置しておくと、第1タイマの計時期間の終了(タイムアップ)により、フリータイム(予め設定された時間)内であっても初期状態に戻る。このように、フリータイムのとき、利用者は施解錠を任意に行うことができるが、施錠しないで放置すると第1タイマがタイムアップして初期状態に戻り、このロッカー装置は、新たな利用者に対しても通常の形態で利用させることができる。
【0039】
また、ロッカー装置が初期状態に戻るので、例えば施設の営業が終了後でもロッカー装置は24時間稼働させておくことができ、さらに荷物を預けたままの場合には超過料金も自動的に徴収できるので、管理の手間が省ける。
【0040】
また、施錠状態ではタング11とストッパ12により扉2の開放が二重に規制されるので、防犯性が高まる。
【0041】
なお、実施形態では、フリータイムが基本時間より短い時間に設定されているように説明したが、基本時間を設けずにフリータイム終了後は超過料金を徴収するようにしてもよい。すなわちフリータイムと基本時間は同じ時間でもよい。
【0042】
また、実施形態では、キーとシリンダ錠により施錠および解錠を行うようにしているが、カード式や暗証番号入力式のロッカー装置でもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1のロッカー装置によれば、自由利用状態時に解錠し、例えば利用者がロッカーの使用を途中でやめて、扉が閉状態で施錠操作が無い状態が所定時間持続すると、錠装置が初期状態に戻るので、その後はそのロッカー装置を任意に解錠操作できなくなり、ロッカーの稼働効率が高まるとともに、自由利用状態以外でロッカー装置が初期状態に戻るので、管理に手間がかからない。
【0044】
また、本発明の請求項2のロッカー装置によれば、請求項1と同様な効果が得られるとともに、使用料の徴収を同時に行うことができる。
【0046】
また、本発明の請求項ロッカー装置によれば、請求項と同様な効果が得られるとともに、超過料金の徴収を同時に行うことができる。
【0047】
また、本発明の請求項のロッカー装置によれば、請求項1または請求項2または請求項3と同様な効果が得られるとともに、ストッパにより扉の開放が二重に規制されるので防犯性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の錠装置のブロック図である。
【図2】 本発明の実施形態におけるロッカー装置の利用状況に応じた動作の一例を概念的に示す図である。
【図3】 本発明の実施形態における制御プログラムの主にロッカー使用開始時の処理に係るフローチャートである。
【図4】 本発明の実施形態における制御プログラムの主にフリータイムの処理に係るフローチャートである
【図5】 本発明の実施形態における制御プログラムの主にフリータイム後の処理に係るフローチャートである。
【図6】 本発明の実施形態におけるロッカー装置の要部正面図および要部側面図である。
【符号の説明】
1 錠装置
2 扉
3 框部
4 キー
10 CPU
11 タング
12 ストッパ
20 ROM
30 タイマ
a フォトインタラプタ
b 扉検出スイッチ
c キースイッチ
d 操作検出スイッチ
e シリンダ用ソレノイド
g ストッパ用ソレノイド

Claims (4)

  1. ロッカーボックスの扉の開放を規制する錠装置を備えるとともに、該錠装置の施解錠操作を不能にした初期状態から、所定の条件により該錠装置に対する任意の施解錠操作を可能にして利用者が自由にロッカーを使用できる自由利用状態となるようにしたロッカー装置において、
    前記自由利用状態が予め設定された設定時間で終了するものであり、
    前記自由利用状態時に、前記錠装置が解錠された後、前記扉が閉状態で施錠操作が無い状態が所定時間持続したとき、前記錠装置を前記初期状態に戻すとともに、
    前記自由利用状態の前記設定時間の経過後は、前記錠装置の1回の解錠が可能で該解錠および扉の閉状態により、該錠装置を前記初期状態に戻すようにしたことを特徴とするロッカー装置。
  2. 前記自由利用状態とする前記所定の条件が、所定料金の投入によるものであることを特徴とする請求項1記載のロッカー装置。
  3. 前記自由利用状態の設定時間の経過後は、超過料金が発生していれば、該超過料金の投入により前記錠装置の解錠を可能にすることを特徴とする請求項記載のロッカー装置。
  4. 前記錠装置の施解錠と独立に前記扉の開放を規制するストッパを備え、前記初期状態は、該錠装置が解錠状態で前記ストッパにより前記扉の開放を規制する状態であり、前記錠装置の施錠状態で、前記ストッパにより、さらに扉の開放を規制するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載のロッカー装置。
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