JP4057363B2 - 自動仕分装置における切替制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、コンベヤーにより搬送される物品を、その仕分コード番号の読取り信号によって、搬送方向の両側位置にそれぞれ仕分する自動仕分装置における切替制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンベヤーにより搬送される物品を、その仕分コード番号の読取り信号によって、搬送方向の両側位置にそれぞれ仕分する自動仕分装置における切替制御装置として、プッシャのガイド素子を案内するガイド面を有した第1案内路と、該第1案内路と交叉してプッシャのガイド素子を案内するガイド面を有した第2案内路とを備え、第1案内路および第2案内路の交叉部におけるガイド面に、前記ガイド素子の通過を許容する第1開口部および第2開口部をそれぞれ設けて、前記第1と第2案内路をX字状に配置した支持体に、前記ガイド素子が、一方の案内路に沿って移動するとき、そのガイド素子と作用して回動作用を受け、この回動作用により、開閉板が、他方の案内路における開口部を閉じてガイド面を形成している第1位置から、当該一方の案内路における開口部を閉じてガイド素子の移動を案内する第2位置とに相対的に切替わるように、開閉板を作動する切替作動ユニットと、前記開閉板の第1位置および第2位置に切替わった状態をそれぞれ保持する引張バネを有した保持手段とを備えた構成のものは、例えば特開平3−205211号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来の公知の装置によれば、以下に述べるような欠陥があった。
すなわち、開閉板が第1位置乃至第2位置に切替ったとき、その状態は、引張バネのバネ力により保持されるが、そのバネ力が弱いときは、開閉板が第1位置乃至第2位置に切替ったときの反動現象により、開閉板にふら付きが生じ、このふら付きによって、案内路のガイド面に沿って移動するガイド素子(通常はゴムローラから成る)が、開閉板の先端部に衡合して損傷を生じたり、或いはガイド素子の円滑な移動を損なうという欠陥があった。
【0004】
また、上記の欠陥を解消するために、引張バネのバネ力を強くすると、開閉板を第1位置から第2位置に作動する作動負荷が大きくなって動作が重くなると共に、ガイド素子と開閉板との衡合音が大きくなって騒音を発生するという欠陥があった。
【0005】
そこで、本願は、上記した従来のものの欠陥を解消するために、プッシャのガイド素子を案内するガイド面を有した第1案内路と、該第1案内路と交叉してプッシャのガイド素子を案内するガイド面を有した第2案内路とを備え、第1案内路および第2案内路の交叉部におけるガイド面に、前記ガイド素子の通過を許容する第1開口部および第2開口部をそれぞれ設けて、前記第1と第2案内路をX字状に配置した基板に、前記ガイド素子が、一方の案内路に沿って移動するとき、そのガイド素子と作用して回動し、この回動作用により、開閉板をそれが、他方の案内路における開口部を閉じてガイド面を形成している第1位置から、離反して当該一方の案内路における開口部を閉じてガイド素子の移動を案内する第2位置に相対的に切替わるように、前記開閉板を作動する切替作動ユニットと、前記開閉板の第1位置および第2位置に切替った状態をそれぞれ保持する引張バネを有した保持手段とを備えて成る自動仕分装置における切替制御装置であって、前記切替作動ユニットに、該切替作動ユニットの切替作動に伴って水平横動するリンク片に、ゴム等の弾性材から成る緩衝部材を介して軸杆の上端部を軸止し、その下端部に、重錘を取付けて成る慣性機構を備えたことを特徴とする。
【0006】
上記において、切替作動ユニットが、案内路に沿って移動するガイド素子と作用して第1案内路と第2案内路との間で揺動する揺動部材と、第1および第2案内路の交叉位置で回動自在であって開閉板を有した回動部材と、揺動部材の揺動作用を回動部材に伝達する伝達機構とから成り、この伝達機構の一部に、慣性機構を取付けて成り、好ましくは、伝達機構が、平行リンク機構から成り、その水平リンク片の一端に支片を介して慣性機構を取付けて成る。
【0007】
また、慣性機構が、具体的には、伝達機構に設けたリンク片の上下面に緩衝板を重合した状態で軸杆の上端部を軸止し、その下端部に、重錘を取付けて成るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面にもとづいて本発明の実施の形態について詳述する。
図1は、主として案内路の交叉部を示した自動仕分装置の部分平面図を示しており、この自動仕分装置は、支持体Aに対し物品を図中左から右方向に搬送する搬送通路1と、その両側に位置して搬送通路1により搬送される物品を仕分けにより受け取る受取部2、3とを備えている。
【0009】
搬送通路1は、物品を側方に押圧するプッシャ4を長手方向に沿って摺動可能に備えた長尺なスラット5を、搬送方向に沿って多数並列することにより構成され、具体的には、図2、3で示すように、スラット5は、下面中央部に、長手方向に伸びる摺動溝6を有し、かつ前面は先細状に傾斜して形成された断面扁平状の長尺な部材から成り、また、プッシャ4は、前面上部に軽量化のための凹部4aを有したブロック状の部材から成り、その下方に、前記スラット5の前面部を挟むように摺動可能に嵌合した嵌合部片7を介してガイド素子8が垂設されている。
【0010】
このガイド素子8は、上端に、前記摺動溝6に沿って摺動可能に係合した軸受部材9が、また下部には、ガイドローラ10が、それぞれ設けてあると共に、下端に案内ピン11を有している。
また、前記スラット5の両端部には、チェーンベルト12が取付けられ、このチェーンベルト12は無端状に走行し、これによってスラット5は搬送方向に移動される。
【0011】
搬送通路1には、チェーンベルト12の走行によってスラット5が搬送方向に移動する過程において、搬送中の物品を、プッシャ4により前記受取部2乃至3に仕分けるための切替制御機構Bを備えている。
この切替制御機構Bは、図1で示すように、搬送方向における上方側部1aに沿って移動するプッシャ4を、搬送通路1を横断して搬送方向における下方側部1bに導くための斜状の第1案内路15と、搬送方向における下方側部1bに沿って移動するプッシャ4を、搬送通路1を横断して搬送方向における上方側部1aに導くための斜状の第2案内路16とを有している。
【0012】
具体的には、前記第1案内路15は、その一端が、搬送方向における上方側部1aに沿って延びて、前記プッシャ4に備えたガイドローラ10を水平方向に案内する前段の第3案内路17に、その他端が、搬送方向における下方側部1bに沿って延びて、前記プッシャ4に備えたガイドローラ10を水平方向に案内する後段の第4案内路18にそれぞれ連結されており、また、前記第2案内路15は、その一端が、搬送方向における下方側部1bに沿って延びて、前記ガイドローラ10を水平方向に案内する前段の第4案内路18に、その他端が、搬送方向における上方側部1aに沿って延びて、前記ガイドローラ10を水平方向に案内する後段の第3案内路17にそれぞれ連結されている。
【0013】
さらに、切替制御機構Bの位置にも亦、プッシャ4を備えたガイドローラ10を、搬送方向における前後段の上方側部1aの第3案内路17同士および前後段の下方側部1bの第4案内路18同士に、両端がそれぞれ連結した水平方向に延びる第5、6案内路19、20が設けてある。
【0014】
第1案内路15と前段の第3案内路17との連結部には、プランジャ21により傾動するスイッチ部片22が設けてあり、このスイッチ部片22は、常態において、第3案内路17と第5案内路19とが連通するように、ガイドローラ10を案内する不作動位置にあり、また、プランジャ21を作動したとき、スイッチ部片22を傾動してガイドローラ10を第3案内路17から第1案内路15に導く作動位置にあり、この状態において、物品は受取部3に仕分けられる。また前記プランジャ21の作動、不作動は、搬送物品に付された仕分コード番号の読取り信号によって制御される。
【0015】
前記スイッチ部片22は、また第2案内路16と第4案内路18との連結部にも設けてあり、その作用は、前記と同様であって、スイッチ部片22の不作動位置においては、ガイドローラ10を水平方向に案内し、また、その作動位置においては、ガイドローラ10を第2案内路16に沿って斜状に導いて、物品を受取部2に仕分ける。
【0016】
前記第1案内路15と第2案内路16との交叉部には、切替作動ユニットCが配置されている。
すなわち、第1案内路15および第2案内路16は、ガイドローラ10と当接する第1ガイド面15aおよび第2ガイド面16aをそれぞれ有しており、このガイド面15aと16aはX字状に交叉しており、この交叉部において、第1ガイド面15aに、ガイドローラ10が第2ガイド面16aに沿って移動するとき、ガイドローラ10の通過を許容するための第1開口部15bを有しており、同様に、第2案内路16を形成する第2ガイド面16aにも、ガイドローラ10が第1ガイド面15に沿って移動するとき、ガイドローラ10の通過を許容するための第2開口部16bを有している。
【0017】
従って、前記交叉部には、ガイドローラ10が第1案内路15に沿って移動するときに、第1開口部15aを閉じてガイドローラ10の移動を案内し、同様に、ガイドローラ10が第2案内路16に沿って移動するときに、第2開口部16aを閉じてガイドローラ10の移動を案内するための切替作動ユニットCが配置されている。
【0018】
この切替作動ユニットCの具体的構成を図4〜図7について詳述する。すなわち、図4は、第1、第2案内路15、16の交叉部に切替作動ユニットCを配置した状態の平面図、図5は、その側面図、図6、7は切替状態を示す要部の平面図であって、交叉部の位置に、物品の搬送方向に長い基板20が配置してあり、この基板20の上面前部中央位置には、先端部が、上下側面対称の傾斜面21a、21aを有して平面V字状に閉じ、中間部が水平に延び、かつ、後端部の上下角部を斜状にカットしてほゞ平面大括弧状に形成された後端部21bを有したセンターガイド21が、また基板20の上面後部中央位置には、第1ガイド面15aと第2ガイド面16aの延長線上の交点0からその延長線上に沿って後方に延びて、前記交点0から第1開口部15aおよび第2開口部16bの後半部をそれぞれ閉じる傾斜辺22aおよび22bを対称に形成した全体としてほゞ平面三角形状のレール部材22がそれぞれ取付けてある。
【0019】
また、基板20の中央位置には、前記交点0を中心として回動可能であって、第1ガイド面15aとレール部材22の一方の傾斜辺22aとの間の第1開口部15aおよび第2ガイド面16aとレール部材22の他方の傾斜辺22bとの間の第2開口部16bとを相対的に閉じる開閉板23aを有した回動部材23が軸支してある。
【0020】
さらにまた、前記基板20には、第1ガイド面15a乃至第2ガイド面16aに沿って移動するガイドローラ10と衡合する転動輪から成るクロスハンド24aを先端に支承したレバー24bの後端を回動自在に軸支すると共に、前記ガイドローラ10とクロスハンド24aの衡合作用により第1ガイド面15aと第2ガイド面16aとの間でクロスハンド24aを揺動する揺動部材24が設けてある。
【0021】
さらにまた、前記揺動部材24と前記回動部材23との間には、前記開閉板23aが、第1ガイド面15aとレール部材22の一方の傾斜辺22aとの間の第1開口部15bを閉じる第1位置と、開閉板23aが、第2ガイド面16aとレール部材22の他方の傾斜辺22bとの間の第2開口部16bを閉じる第2位置との間で回動部材23が回動するように、揺動部材24の揺動作用を回動部材23に伝達する伝達機構25が設けてある。
【0022】
この伝達機構25は、一端が前記回動部材23と揺動部材24とにそれぞれ一体に軸止めされた前後一対の平行リンク片25a、25bと、この平行リンク片25aと25bの他端に両端がそれぞれ回動自在に軸支された水平リンク片25cとから成り、本例においては、基板20と前後一対の平行リンク片25a、25bと、水平リンク片25cとにより、平行リンク機構を構成している。
【0023】
また、基板20には、開閉板23aが、第1位置に至ったときに、開閉板23の背面を受止める第1ダンパー26と、開閉板23aが、第2位置に至ったとき、開閉板23aの背面を受止める第2ダンパー27が、それぞれ設けてあり、さらにまた、第1位置において開閉板23aを第1ダンパー26に対し、また第2位置において開閉板23aを第2ダンパー27に対しそれぞれ圧接保持するための引張バネ28が設けてあり、この引張バネ28の一端が、基板20下面に固着された固定支持片29に、また他端が、デッドポイントを超えるように、前記回動部材23に一体に設けた可動部片23bにそれぞれ取付けてある。
【0024】
図6は、開閉板23aが第1位置すなわち第1ガイド面15aの第1開口部15aを閉じた位置にあり、従って第1ガイド面15aと開閉板23aとレール部材22の傾斜辺22aとが面一に連って第1案内路15を形成されており、かつプッシャ4に設けたガイドローラ10が、前記第1案内路15に沿って上部左位置から下部右位置に導かられる状態を示している。
【0025】
しかして、この状態において、ガイドローラ10が、下部左位置から上部右位置に向って第2案内路16を移動するものとすると、該ガイドローラ10は、交叉部において、クロスハンド24aと衡合し、その衡合作用により、揺動部材24は、図中反時計方向に回動すると共に、伝達機構25を介して回動部材23も反時計方向に回動し、開閉板23aは、第2ダンパー27に当接して第2開口部16bを閉じ、これによって図7で示すように、第2案内路16は開通状態となり、ガイドローラ10は、支障なく第2案内路16に沿って移動すると共に、開閉板23aは、第2ダンパー27に、引張バネ28により圧接保持される。
【0026】
この作用は、第7図で示す状態から、ガイドローラ10が、第1案内路15に沿って移行する場合も同様であり、クロスハンド24aとガイドローラ10との衡合作用により、第6図に示す状態に切替作動されると共に、開閉板23aは、引張バネ28により第1ダンパー26に対し圧接保持される。
【0027】
ところで、上記した構成並びに作用は、さきに示した出願前公知である特開平5−205211号公報記載の自動仕分装置における切替制御装置と基本的に相違するところはないが、上記した構成においては、以下に述べるような欠陥を有する。
【0028】
すなわち、上記した構成において、開閉板に振動などによるふら付きが生じないように、引張バネにより開閉板をダンパーに圧接保持しているが、その引張バネの弾力が弱いときは、開閉板がダンパーに当接したときの反動現象により、開閉板にふら付きが生じ、このふら付きによって、案内路のガイド面に沿って移動するガイドローラが開閉板の先端部に衡合して損傷を生じたり、またガイドローラの円滑な移動を損なうという欠陥があった。
【0029】
また、上記の欠陥を解消するために、引張バネの弾力を強くすると、開閉板を第1位置から第2位置に作動する作動負荷が大きくなって動作が重くなると共に、ガイドローラとクロスハンドとの衡合音が大きくなって騒音を発生するという欠陥があった。
【0030】
さらにまた、開閉板のダンパーに対する衡合音を軽減するために、ダンパーを柔軟性材料から構成するときは、衝撃が吸収されて衡合音の発生は小さくなるが、案内路を形成するガイド面と開閉板とを面一に形成することがむづかしくなると共に、ガイドローラが開閉板の位置を移動するときに、凹状に変形してガイドローラの円滑な移動を妨げるという欠陥を有する。
【0031】
そこで本願は上記した自動仕分装置における切替制御装置において、切替作動ユニットに、該作動ユニットの作動に伴う動力を慣性作用によって吸収する慣性機構を設けたことを特徴とするものである。
【0032】
この慣性機構30は、本例では、図6、7で示すように、切替作動ユニットCを構成する伝達機構25の水平リンク片25cの一端に延長して設けた支片31に取り付けてあり、この支片31には、先端に貫孔31aが設けてある。
【0033】
具体的には、図8で示すように、支片31の先端にゴム乃至合成樹脂などの弾性材から成る2個の緩衡板32をサンドイッチ状に重合すると共に、その上下面に当板33をそれぞれ重合し、これらの中心部に有頭の軸扞34を挿通して、その上端に、前記緩衡板32、32と当板33、33とをナット35により一体に緊締し、さらに軸扞34の下端部に重錘36をナット35により緊締して成る。
【0034】
しかして、今開閉板23aが、第1案内路15を形成するガイド面15aの第1開口部15bを閉じている図6に示す第1位置にあるとき、図9(A)で示すように、軸扞34が垂直する静止状態におかれており、この状態からクロスハンド24aとガイドローラ10との衡合作用により、揺動部材24と回動部材23とが共動して反時計方向に回動して、開閉板23aが、第2案内路16を形成するガイド面16aの第2開口部16bを閉じる図7で示す第2位置に移行する。すると、図9(B)で示すようにN線の位置から支片31は水平リンク片25cと共に矢印a方向に作動し、その作動に伴い、緩衡板32が変形すると共に、慣性機構30は重錘36の慣性による反力pが発生し、この反力pは、開閉板23aがダンパー27に当接した時、瞬間的に消失する。また開閉板23aのタンバー27に対する反動現象(跳ね反り現象)は、緩衡板32の弾性変形により吸収される。
【0034】
従って、ガイドローラ10とクロスハンド24aとの衡合作用により開閉板23aが、第1位置から第2位置に作動したとき、切替作動ユニット30に、重錘36による慣性が働き、切替作動ユニット30の動きは、その慣性により規制されると共に、慣性の働きは、開閉板23aがタンパー27に当接したとき、瞬間的に消失し、その後の第2位置の保持は、専ら引張バネ28の弾力によってのみ可能となる。
また、切替作動ユニット30に対する上記規制は、開閉板23aがダンパー27に当接して停止する一瞬だけであるので、開閉板23aの切替動作に対し殆んど負荷として作用することはない。
【0035】
この作用は、開閉板23aが図7で示す第2位置から図6で示す第1位置に移行するときも同様であって、その動作態様を図9(C)で示している。
【0036】
【発明の効果】
以上詳記したように、本願によれば、開閉板の切替作動に伴う切替作動ユニットの作動力を、重錘の慣性作用を利用して吸収する慣性機構を備えて成るので、開閉板の切替動作位置の保持を、専ら引張りバネの弾力の強弱に依存している従来の構成に比し、ガイド素子とこれに作用する切替作動ユニットの作用部との衡合作用を軽減して騒音の発生を抑制することができると共に、開閉板の切替作動位置における反動現象も解消できて、ガイド素子の案内路に沿う円滑な移動を確保でき、また、ガイド素子とこれに作用する作用部との衡合作用に伴う損傷などの惧れも解消できるという利点を有する。
【0037】
特に、請求項4記載の発明によれば、緩衡材により慣性の吸収が良好に得られるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】主として案内路の交叉部を示した自動仕分装置の部分平面図
【図2】プッシャを備えたスラットの正面図
【図3】図2の縦断側面図
【図4】切替作動ユニットの平面図
【図5】切替作動ユニットの側面図
【図6】切替作動ユニットの切替状態を示す平面図
【図7】切替作動ユニットの他の切替状態を示す平面図
【図8】慣性機構の縦断面図
【図9】慣性機構の動作状態を示す図
【符号の説明】
A 支持体
B 切替制御機構
C 切替作動ユニット
4 プッシャ
5 スラット
8 ガイド素子
10 ガイドローラ
15 第1案内路
15a 第1ガイド面
15b 第1開口部
16 第2案内路
16a 第2ガイド面
16b 第2開口部
23 回動部材
23a 開閉板
24 揺動部材
24a クロスハンド
25 伝達機構
25a 平行リング片
25b 水平リング片
26 第1ダンパー
27 第2ダンパー
28 引張バネ
30 慣性機構
31 支片
32 緩衡板
34 軸扞
36 重錘
Claims (4)
- プッシャのガイド素子を案内するガイド面を有した第1案内路と、該第1案内路と交叉してプッシャのガイド素子を案内するガイド面を有した第2案内路とを備え、第1案内路および第2案内路の交叉部におけるガイド面に、前記ガイド素子の通過を許容する第1開口部および第2開口部をそれぞれ設けて、前記第1と第2案内路をX字状に配置した基板に、前記ガイド素子が、一方の案内路に沿って移動するとき、そのガイド素子と作用して回動し、この回動作用により、開閉板を、それが、他方の案内路における開口部を閉じてガイド面を一連に形成している第1位置から離反して、当該一方の案内路における開口部を閉じてガイド素子の移動を案内する第2位置とに相対的に切替わるように、前記開閉板を作動する切替作動ユニットと、前記開閉板の第1位置および第2位置に切替わった状態をそれぞれ保持する引張バネを有した保持手段とを備えて成る自動仕分装置における切替制御装置であって、前記切替作動ユニットに、該切替作動ユニットの切替作動に伴って水平横動するリンク片に、ゴム等の弾性材から成る緩衝部材を介して軸杆の上端部を軸止し、その下端部に、重錘を取付けて成る慣性機構を備えたことを特徴とする自動仕分装置における切替制御装置。
- 切替作動ユニットが、案内路に沿って移動するガイド素子と作用して第1案内路と第2案内路との間で揺動する揺動部材と、第1および第2案内路の交叉位置で回動自在であって開閉板を有した回動部材と、揺動部材の揺動作用を回動部材に伝達する伝達機構とから成り、この伝達機構の一部に、慣性機構を取付けて成る請求項1記載の自動仕分装置における切替制御装置。
- 伝達機構が、平行リンク機構から成り、その水平リンク片の一端に支片を介して慣性機構を取付けて成る請求項2記載の自動仕分装置における切替制御装置。
- 慣性機構が、伝達機構に設けたリンク片の上下面に緩衝板を重合した状態で軸杆の上端部を軸止し、その下端部に、重錘を取付けて成る請求項1、2または3記載の自動仕分装置における切替制御装置。
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