JP4057090B2 - 車両用電球 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車等の車両に適用する耐振型車両用電球に関する。
【0002】
【従来の技術】
図18は所謂H4と呼ばれる従来の自動車用電球の側面図であり、自動車用電球100は、ガラス球101と、ガラス球101の開口を塞ぐ口金102と、共通導線103と、この共通導線103の上部に溶接止めしたカップ型シールド104と、このシールド104に沿って配置したすれ違いビームフィラメント105と、同用導線106と、シールド104の下位に配置した走行ビームフィラメント107と、同用導線108と、補強用ブリッジ109とからなり、ガラス球101内にハロゲンガスを封入したものである。すれ違いビームフィラメント105の一方の足105aはシールド104に固着し、他方の足105bは導線106に固着する。
【0003】
口金102側から3本の導線103,106,108が片持ち梁形式で張出しているため、振動を受けるとこれらの導線103,106,108は先端(上端)ほど大きく振れる。口金102からより離れたシールド104は振幅が大きく、共通導線103に対してシールド104が強固に溶接されていないと、シールド104は共通導線103に対して応答遅れが発生し、より振幅が大きくなり、そこに沿って配置したすれ違いビームフィラメント105の応力が増大し、寿命を縮める結果となる。そこで、実開昭64−2356号公報の「電球」が提案されている。提案された電球を次に示す。
【0004】
図19は従来の耐振型自動車用電球の側面図であり、自動車用電球110は、ガラス球111と、ガラス球111の開口を塞ぐ口金112と、先端がガラス球111のネック部111aに至る共通導線113と、この共通導線113の途中に溶接止めしたカップ型シールド114と、このシールド114に沿って配置したすれ違いビームフィラメント115と、同用導線116と、シールド114の下位に配置した走行ビームフィラメント117と、同用導線118と、補強用ブリッジ119とからなり、ガラス球111内にハロゲンガスを封入したものである。すれ違いビームフィラメント115の一方の足115aはシールド114に固着し、他方の足115bは導線116に固着する。
【0005】
共通導線113は、先端がネック部111aに固定されたところの両端支持梁であるから、撓みが片持ち梁に比べて格段に小さく、振幅も小さい。従って、すれ違いビームフィラメント115の寿命は大幅に延びる。
このことをもって、共通導線113のトップをガラス球111に係止した電球110を、耐振型自動車用電球と称している。
【0006】
図20は図19の20−20線断面図であり、カップ型シールド114は、共通導線113に突起溶接法(プロジェクト溶接法)で固着されている。詳しくは、金属製シールド114から、図右へ小さな突起を形成し、この突起を共通導線113に当接し、通電することで、突起に電流を集中させ、ジュール熱で融接する。
【0007】
図21は図19の21矢視図であり、すれ違いビームフィラメント115の一方の足115aをカップ型シールド114に、他方の足115bを導線116に固定した状態を示す。すれ違いビームフィラメント115は電熱線をつる巻きばね状に成形したものであり、巻端部115cから接線方向へ距離Lだけ引き出し、次に上に曲げた従来の足構造を示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図20において、振動によって、シールド114は溶接点121を中心に矢印丸1,丸1の如く振れる虞れがある。すると、一端を導線116、他端をシールド114に取付けたすれ違いビームフィラメント115も振動するという不都合がある。
また、図21において、足115aがガラス球111の中心から距離Lだけ離れているために、足115aがシールド114の揺動とともに振れるという不都合もある。
【0009】
そこで、本発明の目的は、すれ違いビームフィラメントの足の固定法を改良して、自動車等に適用する車両用電球の寿命を延ばすことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1は、すれ違いビームフィラメントの一方の足を共通導線に直接固定したことを特徴とする。
振れる可能性のあるシールドではなく、その心配のない共通導線にすれ違いビームフィラメントの一方の足を直接固定したので、すれ違いビームフィラメントの振動を抑えることができ、車両用電球の寿命を更に延ばすことができる。
【0011】
また、請求項は、ガラス球の先端に遮光膜を付し、この遮光膜で遮光される部分だけシールドをカットし、このカットした部分を通じて、すれ違いビームフィラメントの一方の足を前記共通導線に導いたことを特徴とする。
遮光膜を巧みに利用してシールドを小型化したものであり、シールドの材料費の節約と、車両用電球の寿命延長の両方が達成できる。
【0013】
請求項は、すれ違いビームフィラメントを、線状導体をつる巻きばね状に形成したコイル部と、このコイル部のコイル円接線上にコイル部の一端から直線的に延出した一方の足と、この一方の足に直角に且つコイル円の接線上にコイル部の他端から直線的に延出した他方の足とで構成し、一方の足を共通導線に固定し、且つ他方の足をすれ違いビームフィラメント用導線に固定したことを特徴とする。
共通導線が振れて一方の足が振動しても、この振動をコイル部に吸収させることができ、車両用電球の寿命を更に延ばすことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係る自動車用電球(第1実施例)の側面図であり、車両用電球としての自動車用電球1は、ガラス球2と、ガラス球2の開口を塞ぐ口金3と、先端がガラス球2のネック部2aに至る共通導線4と、この共通導線4の途中に溶接止めしたカップ型シールド5と、このシールド5に沿って配置したすれ違いビームフィラメント6と、同用導線7と、シールド5の下位に配置した走行ビームフィラメント8と、同用導線9と、補強用ブリッジ11とからなり、ガラス球2内にハロゲンガスを封入したものである。すれ違いビームフィラメント6の一方の足6aを導線7に、他方の足6bをシールド7に固着する。
【0015】
なお、走行ビームフィラメント8を選択した場合には、導線9→走行ビームフィラメント8→共通導線4(又は逆順)の回路にて、走行ビームフィラメント8が点灯する。
また、すれ違いビームフィラメント6を選択した場合には、導線7→すれ違いビームフィラメント6→共通導線4(又は逆順)の回路にて、すれ違いビームフィラメント6が点灯する。
【0016】
図2は図1の2−2線断面図であり、すれ違いビームフィラメント6の取付け状態を示す図である。
すなわち、カップ型シールド5に孔5aを開け、一方の足6aを通じて、この足6aを共通導線4に直接固定し、また、他方の足6bを導線7に直接固定することで、すれ違いビームフィラメント6を取付けたことを特徴とする。
【0017】
仮に、シールド5が矢印丸2,丸2の如く振れたとしても、この振れはすれ違いビームフィラメント6に伝わらない。従って、すれ違いビームフィラメント6の寿命をより延ばすことが可能となる。
現在流通しているシールド5に孔5aを開けるだけであるから、加工費の高騰を招く心配はない。
【0018】
図3は本発明に係る自動車用電球(第2実施例)の側面図であり、自動車用電球1Bは、実施例1と同様に、ガラス球2、口金3、共通導線4、すれ違いビームフィラメント6、同用導線7、走行ビームフィラメント8、同用導線9、補強ブリッジ11及び本例特有のシールド15と遮光膜16とからなる。
遮光膜16は従来の自動車用電球にも採用されているが、シールド15は形状に特徴がある。
【0019】
図4は本発明に係る自動車用電球(第2実施例)の要部斜視図であり、シールド15は、上部をカットしたところのハーフカップであること、このカットした部分を通ってすれ違いビームフィラメント6の一方の足6aが共通導線4に至ることを特徴とする。
【0020】
すれ違いビームフィラメント6は、一方の足6aがシールド15の上を越えたのち共通導線4に直接固定され、また、他方の足6bが導線7に直接固定されているので、仮に、シールド15が振れても、その影響はすれ違いビームフィラメント6に及ばない。従って、すれ違いビームフィラメント6の寿命をより延ばすことが可能となる。
【0021】
図5は本発明に係る自動車用電球(第2実施例)の作用説明図であり、上部(図では右部)をカットしたシールド15の作用を確認するための原理図である。すれ違いビームフィラメント6の発した直接光は、シールド15で遮光されるため、図下方へは殆ど進まず、図右及び上方へ進む。
図右への直接光(角度θ)は、遮光膜16で遮光されるためこれ以上は進まない。一方、上方への直接光は、放物線ミラー17で反射された後、矢印丸3,丸4の如く進む。
従って、シールド15は上部をカットしたハーフカップであるにも拘らず、フルカップのシールド(例えば、図18の符号104)と遜色のない作用をなすことができる。
【0022】
図6は本発明に係る自動車用電球(第3実施例)の要部側面図であり、本図は従来の自動車用電球の側面図とほぼ同一であり、ガラス球2、共通導線4、シールド25、すれ違いビームフィラメント26及び同用導線7の相対位置を示す。シールド25は、カップ部27と、上辺から膨出した舌部28と、舌部28の途中に形成した凸条29とからなるが、舌部28がほぼガラス球2の中心に位置することを示す。
【0023】
図7は図6の7矢視図であり、舌部28に形成した凸条29は、すれ違いビームフィラメント26の一方の足26aを接合する部分である。
ここで重要なことは、すれ違いビームフィラメント26の一方の足26aを舌部28の幅中央に、すなわち、ガラス球2のほぼ中心位置に、固着したことである。加えて、つる巻ばね状のすれ違いビームフィラメント26の上部巻端部を平面視で「の」字状に形成し、巻きの中心から上方へ足26aを引出したことである。この結果、足26aを舌部28の幅中央へ固定することができる。
【0024】
シールド25が振れた場合の揺動中心に、すれ違いビームフィラメント26の一方の足26aを固定したので、すれ違いビームフィラメント26の振幅を抑えることができ、自動車用電球の寿命を更に延ばすことができる。
【0025】
図8は本発明に係る自動車用電球(第4実施例)の側面図であり、自動車用電球1Cは、実施例1と同様に、ガラス球2、口金3、すれ違いビームフィラメント用導線7、走行ビームフィラメント8、同用導線9、補強ブリッジ11、共通導線35及び本例特有のシールド36、すれ違いビームフィラメント37とからなる。
共通導線35は、図18の汎用電球に使用した共通導線103と同様に、先端をガラス球2のネック部2aから離して片持ち梁としたものである。なお、シールド36及びすれ違いビームフィラメント37は図9で説明する。
【0026】
図9は本発明に係る自動車用電球(第4実施例)の要部斜視図であり、すれ違いビームフィラメント37は、線状導体38をつる巻きばね状に形成したコイル部40と、このコイル部40の一方の巻端部40aから直線的に延出した一方の足41と、この一方の足41に直角にコイル部40の他方の巻端部40bから直線的に延出した他方の足42とからなり、一方の足41の先端41aをシールド36の舌部36aに固定し、且つ他方の足42の先端42aをすれ違いビームフィラメント用導線7に固定したことを特徴とする。
舌部36aを設けたので、すれ違いビームフィラメント37の一方の足41をシールド36に容易に固定することができる。
【0027】
図10は図9の10矢視図であり、コイル部40を示した平面図である。
コイル部40は平面視で環状を呈するので、線状導体38の中心線が描く円をコイル円43と呼ぶことにする。
一方の足41はコイル円43の接線上にコイル部40の一方の巻端部40aから直線的に延出した部材で、他方の足42はコイル円43の接線上に一方の足41に対して直角にコイル部40の他方の巻端部40bから直線的に延出した部材である。一方の足41と他方の足42とは互に直角をなす。一方の足41や他方の足42に振動が発生したときに、コイル部40に捩れを発生させて振動を吸収するためである。
【0028】
図11(a)〜(e)は本発明に係る自動車用電球(第4実施例)の作用説明図であり、すれ違いビームフィラメント37の作用を確認する原理図である。
(a)は、シールド36の振れ方向X1,X2,Y1,Y2を示す。自動車用電球1Cが振動すると、シールド36とともにすれ違いビームフィラメント用導線7も振れるが、導線7の振幅はシールド36に比較すると小さいので、シールド36の振れのみについて説明する。
【0029】
(b)は、シールド36がX1方向に振れて一方の足41が矢印X1方向に振幅△Xで振動した状態を示す。この結果、コイル部40の一方の巻端部40a側が矢印N1方向に捩れて振動を吸収する。
(c)は、シールド36がX2方向に振れて一方の足41が矢印X2方向に振幅△Xで振動した状態を示す。この結果、コイル部40の一方の巻端部40a側が矢印N2方向に捩れて振動を吸収する。
(d)は、シールド36がY1方向に振れて一方の足41が矢印Y1方向に振幅△Yで振動した状態を示す。この結果、コイル部40の一方の巻端部40a側が矢印N1方向に捩れて振動を吸収する。
(e)は、シールド36がY2方向に振れて一方の足41が矢印Y2方向に振幅△Yで振動した状態を示す。この結果、コイル部40の一方の巻端部40a側が矢印N2方向に捩れて振動を吸収する。
シールド36が振れて一方の足41が振動しても、この振動をコイル部40に吸収させることができ、車両用電球1Cの寿命を更に延ばすことができる。
【0030】
図12は本発明に係る自動車用電球(第5実施例)の要部側面図であり、本図はガラス球2、共通導線35、シールド45、すれ違いビームフィラメント37、同用導線7及び遮光膜16の相対位置を示す。
すれ違いビームフィラメント37は、第4実施例と同様に、一方の足41の先端41aをシールド45の舌部45aに固定し、且つ他方の足42の先端42aをすれ違いビームフィラメント用導線7に固定したものである。
【0031】
シールド45は、第4実施例のシールド36の上部をカットしたところのハーフカップであり、カット部45bの先端をすれ違いビームフィラメント37と遮光膜16の端部16aとを結ぶ直線46まで延ばした部材である。すれ違いビームフィラメント37の発した直接光をシールド45で遮光するためである。
シールド45を軽量化できるので、シールド45の振幅を小さくできる。従って、すれ違いビームフィラメント37の寿命をより延ばすことが可能となる。
【0032】
図13は本発明に係る自動車用電球(第5実施例)の作用説明図であり、上部(図では右部)をカットしたシールド45の作用を確認するための原理図である。
すれ違いビームフィラメント37の発した直接光は、シールド45で遮光されて図下方へは進まず図上方へ進み、放物線ミラー17で反射された後、矢印方向に進む。従って、シールド45は、上部をカットしたハーフカップであるにも拘らず、例えば第4実施例で説明したフルカップのシールド36と遜色のない作用をなす。
【0033】
図14は本発明に係る自動車用電球(第6実施例)の要部斜視図である。第6実施例は、すれ違いビームフィラメント37の一方の足41の先端41aを共通導線35に固定し、且つ他方の足42の先端42aをすれ違いビームフィラメント用導線47に固定したことを特徴とする。
シールド15は第2実施例と同一部材であり、上部をカットしたハーフカップである。すれ違いビームフィラメント用導線47は先端部をシールド15の左側方に沿って曲げた部材である。
【0034】
図15は図14の15矢視図であり、一方の足41の先端41aを共通導線35に固定し、且つ他方の足42の先端42aをすれ違いビームフィラメント用導線47に固定した状態を示す。
本実施例の場合も、すれ違いビームフィラメント37の一方の足41と他方の足42とを直角に配置したので、第4実施例と同様にコイル部40で振動を吸収することができる。
【0035】
図16は本発明に係る自動車用電球(第7実施例)の要部斜視図であり、本実施例は図19の耐振型電球と同様に共通導線50の先端部をガラス球2のネック部2aに至るまで延出して共通導線50を両端支持梁としたことを特徴とする。共通導線50を両端支持梁としたことにより、シールド36は共通導線50を中心にして時計回り方向及び反時計回り方向に振れる。
【0036】
図17(a)〜(c)は本発明に係る自動車用電球(第7実施例)の作用説明図であり、すれ違いビームフィラメント37による振動吸収の作用を確認する原理図である。
(a)は、シールド36の振れ方向R1,R2を示す。
(b)は、シールド36がR1方向に振れて一方の足41が矢印R1方向に振動した状態を示す。この結果、コイル部40の一方の巻端部40a側が矢印N1方向に捩れて振動を吸収する。
(c)は、シールド36がR2方向に振れて一方の足41が矢印R2方向に振動した状態を示す。この結果、コイル部40の一方の巻端部40a側が矢印N2方向に捩れて振動を吸収する。
【0037】
尚、本発明(第1〜第3実施例)を、共通導線4の先端をガラス球2に係止した耐振型電球(図19参照)に適用することが効果的であるが、汎用電球(図18参照)に適用してもよい。
また、請求項1においては、すれ違いビームフィラメント6の足6aを直接共通導線に導ければよく、シールド5の形状、孔を開けるとすればその大きさ及び形状、上部をカットするとすればカット形状は任意である。
【0038】
前記第1〜第7実施例では自動車用電球について説明したが、この自動車用電球は自動車、自動二輪車、電車等の車両に適用できるものであることは当然である。
【0039】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、すれ違いビームフィラメントの一方の足を共通導線に直接固定したことを特徴とする。
振れる可能性のあるシールドではなく、その心配のない共通導線にすれ違いビームフィラメントの一方の足を直接固定したので、すれ違いビームフィラメントの振動を抑えることができ、車両用電球の寿命を更に延ばすことができる。
【0040】
また、請求項は、ガラス球の先端に遮光膜を付し、この遮光膜で遮光される部分だけシールドをカットし、このカットした部分を通じて、すれ違いビームフィラメントの一方の足を前記共通導線に導いたことを特徴とする。
遮光膜を巧みに利用してシールドを小型化したものであり、シールドの材料費の節約と、車両用電球の寿命延長の両方が達成できる。
【0042】
請求項は、すれ違いビームフィラメントを、線状導体をつる巻きばね状に形成したコイル部と、このコイル部のコイル円接線上にコイル部の一端から直線的に延出した一方の足と、この一方の足に直角に且つコイル円の接線上にコイル部の他端から直線的に延出した他方の足とで構成し、一方の足を共通導線に固定し、且つ他方の足をすれ違いビームフィラメント用導線に固定したことを特徴とする。
共通導線が振れて一方の足が振動しても、この振動をコイル部に吸収させることができ、車両用電球の寿命を更に延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動車用電球(第1実施例)の側面図
【図2】 図1の2−2線断面図
【図3】 本発明に係る自動車用電球(第2実施例)の側面図
【図4】 本発明に係る自動車用電球(第2実施例)の要部斜視図
【図5】 本発明に係る自動車用電球(第2実施例)の作用説明図
【図6】 本発明に係る自動車用電球(第3実施例)の要部側面図
【図7】 図6の7矢視図
【図8】 本発明に係る自動車用電球(第4実施例)の側面図
【図9】 本発明に係る自動車用電球(第4実施例)の要部斜視図
【図10】 図10は図9の10矢視図
【図11】 本発明に係る自動車用電球(第4実施例)の作用説明図
【図12】 本発明に係る自動車用電球(第5実施例)の要部側面図
【図13】 本発明に係る自動車用電球(第5実施例)の作用説明図
【図14】 本発明に係る自動車用電球(第6実施例)の要部斜視図
【図15】 図14の15矢視図
【図16】 本発明に係る自動車用電球(第7実施例)の要部斜視図
【図17】 本発明に係る自動車用電球(第7実施例)の作用説明図
【図18】 従来の自動車用電球の側面図
【図19】 従来の耐振型自動車用電球の側面図
【図20】 図19の20−20線断面図
【図21】 図19の21矢視図
【符号の説明】
1,1C,1B…車両用電球(自動車用電球)、2…ガラス球、3…口金、4,35,50…共通導線、5,15,25,36,45…シールド、5a…シールドに開けた孔、6,26,37…すれ違いビームフィラメント、6a,26a,41…一方の足、7,47…すれ違いビームフィラメント用導線、8…走行ビームフィラメント、9…走行ビームフィラメント用導線、16…遮光膜、27…カップ部、28,36a,45a…舌部、29…凸条、38…線状導体、40…コイル部、40a…一方の巻端部、40b…他方の巻端部、42…他方の足、43…コイル円。

Claims (2)

  1. ガラス球の内部に、共通導線、すれ違いビームフィラメント、同用導線、走行ビームフィラメント、同用導線を収納し、すれ違いビームフィラメントに沿わせたシールドを前記共通導線に固定し、前記すれ違いビームフィラメントの一方の足を共通導線に直接固定した車両用電球において、
    前記ガラス球の先端に遮光膜を付し、この遮光膜で遮光される部分だけシールドをカットし、このカットした部分を通じて、前記すれ違いビームフィラメントの一方の足を前記共通導線に導いたことを特徴とする車両用電球。
  2. ガラス球の内部に、共通導線、すれ違いビームフィラメント、同用導線、走行ビームフィラメント、同用導線を収納し、すれ違いビームフィラメントに沿わせたシールドを前記共通導線に固定した車両用電球において、
    前記すれ違いビームフィラメントを、線状導体をつる巻きばね状に形成したコイル部と、このコイル部のコイル円接線上にコイル部の一端から直線的に延出した一方の足と、この一方の足に直角に且つ前記コイル円の接線上にコイル部の他端から直線的に延出した他方の足とで構成し、一方の足を前記共通導線に固定し、且つ他方の足をすれ違いビームフィラメント用導線に固定したことを特徴とする車両用電球。
JP03238397A 1996-06-06 1997-02-17 車両用電球 Expired - Fee Related JP4057090B2 (ja)

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