JP4056935B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開閉移動する開閉体を備えた開閉装置に係り、例えば、防災用シャッター装置を含むシャッター装置や防火戸装置を含む開き戸装置等に利用できるものである。
【0002】
【背景技術】
防災用シャッター装置は、防火性と遮煙性とのうち少なくとも1つを備えたシャッターカーテンが火災等の災害発生時に全開位置から全閉位置まで閉じ移動することにより、建物や地下街等の構築物の内部に防災区画を形成する。この防災用シャッター装置において、下記の特許文献1に示されているように、開閉移動する開閉体となっているシャッターカーテンの閉じ側である下端部には座板が設けられ、シャッターカーテンの閉じ側先端部材となっているこの座板が相手部材である床に接触することにより、シャッターカーテンは全閉となる。座板は、シャッターカーテンの厚さ方向に複数並設されたフラットバー等による構成部材によって構成され、これらはボルトとナットによる連結手段で連結されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−173333(段落番号0072、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
防災用シャッター装置を、左右方向の寸法が大きな空間にシャッターカーテンで防災区画を形成するための大開口用シャッター装置とする場合には、シャッターカーテンの左右寸法、言い換えるとカーテン幅寸法が大きくなるため、座板の長さも大きくなる。しかし、座板の部品である前記構成部材は工場で製造され、そして防災用シャッター装置の設置現場に運ばれるため、それぞれの構成部材が長大な長さを有していると、設置現場への運搬や設置現場でのシャッターカーテンへの取付作業等が困難になり、その取り扱いが難しくなる。
【0005】
このような不具合は、防災用シャッター装置だけではなく、左右方向の寸法が大きな出入口等の開口部をシャッターカーテンで開閉するための開口部用シャッター装置でも生じる。
【0006】
本発明の目的は、シャッターカーテン等の開閉体の閉じ側先端部を構成する構成部材について、運搬や取付作業等における取り扱いを容易に行えるようになる開閉装置を提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る開閉装置は、開閉移動する開閉体を有し、この開閉体の閉じ側先端部が相手部材に接触することにより全閉となるとともに、前記閉じ側先端部が前記開閉体の厚さ方向に並設された複数の構成部材によって構成され、これらの構成部材が連結手段で連結されている開閉装置において、全部の前記構成部材が前記閉じ側先端部の長さ方向に分割された複数の分割片によって形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
本発明によると、開閉体の閉じ側先端部を構成する全部の構成部材が閉じ側先端部の長さ方向に分割された複数の分割片によって形成されているため、これらの構成部材は長大な部材とならない。このため、これらの構成部材を工場から開閉装置の設置現場等へ運搬するときや設置現場で開閉体に取り付ける作業等を行うとき、これらの運搬作業時や取付作業時における取り扱いが容易となる。
【0009】
本発明において、開閉体の閉じ側先端部を構成し、前記連結手段で互いに連結構成部材の個数は2個でもよく、3個以上でもよい。
【0010】
また、本発明において、全部の構成部材のうちの少なくとも2つの構成部材について、分割片同士の分割位置を、閉じ側先端部の長さ方向に関して一致させないことが好ましい。
【0011】
これによると、構成部材の個数が2個である場合と、3個以上である場合との両方において、少なくとも2つの構成部材における分割片同士の分割位置が閉じ側先端部の長さ方向に関して一致しないことから、これらの構成部材で構成される閉じ側先端部についての必要な強度を確保することができる。
【0012】
なお、構成部材の個数が3個以上である場合には、開閉体の厚さ方向に隣り合う構成部材の分割片同士の分割位置を一致させないことにより、これらの構成部材で構成される閉じ側先端部についての強度をより向上させることができる。
【0013】
また、構成部材の個数が3個以上である場合には、これら全部の構成部材について、分割片同士の分割位置を閉じ側先端部の長さ方向に関して一致させないことが好ましい。
【0014】
これによると、閉じ側先端部の強度を一層大きくできることになる。
【0015】
また、以上の本発明は、開閉体がシャッターカーテンであって閉じ側先端部が座板となっているシャッター装置や、開閉体が開き戸となっている開き戸装置等の任意な開閉装置に適用できる。
【0016】
上記シャッター装置には、シャッターカーテンが出入口等の開口部を開閉する開口部用シャッター装置や、火災発生時にシャッターカーテンが全閉となり、このシャッターカーテンが防火性と遮煙性とのうち少なくとも1つを備えている防災用シャッター装置が含まれ、また、開き戸装置には、開き戸が出入口等の開口部を開閉する開口部用開き戸装置や、防火性を備えている防火戸が火災の発生時に閉じる防火戸装置が含まれる。
【0017】
さらに、本発明に係る開閉装置がシャッター装置である場合、シャッターカーテンの閉じ側は、下側でもよく、上側でもよく、横側でもよく、シャッターカーテンの開閉移動方向は任意である。
【0018】
また、本発明に係る開閉装置がシャッター装置である場合、開閉体であるシャッターカーテンは、並設された複数のスラットで形成されたものでもよく、並設された複数のパネルで形成されたものでもよく、シートで形成されたものでもよく、リンクで連結された複数のパイプで形成されたものでもよく、ネットで形成されたものでもよく、これらのうちの少なくとも2つの複合で形成されたもの等でもよい。
【0019】
本発明に係る開閉装置が、火災の発生時にシャッターカーテンが全閉となる防災用シャッター装置である場合には、座板を構成する全部の構成部材の分割片同士の間に、座板の長さ方向の隙間を設けることが好ましい。
【0020】
これによると、座板が火災の発生で高温になっても、それぞれの分割片の熱膨張は分割片同士の間の隙間によって吸収又は緩和され、これにより、構成部材の実質長さが許容される長さ以上となるのを抑制できる。それぞれの構成部材の分割片同士の間に設ける隙間の大きさは、想定される最高温度まで分割片が熱膨張しても隣り合う分割片同士が接触しない大きさでもよく、また、シャッターカーテンの開閉移動を案内するためにシャッターカーテンの幅方向両側に設けられたガイドレールと、座板の構成部材との間に隙間があり、この隙間によっても分割片の熱膨張量を吸収できる場合には、分割片同士の間の隙間は上記大きさ程に大きくしなくてもよい。
【0021】
また、防災用シャッター装置のシャッターカーテンの座板に設けられる前記連結手段が、座板を構成する全部の構成部材を開閉体の厚さ方向に貫通する連結具を有しており、この連結具が全部の構成部材における分割片について座板の長さ方向に複数ある場合には、全部の構成部材のうちのシャッターカーテンの厚さ方向外側に配置された外側構成部材と、シャッターカーテンの厚さ方向内側に配置された内側構成部材とのうち、一方の構成部材における連結具が貫通した孔と、他方の構成部材における前記連結具が貫通した孔との両方を、連結具と対応した孔、言い換えると、連結具の太さよりも少し大きな孔としてもよいが、一方の構成部材における連結具が貫通した孔を、座板の長さ方向の大きさがこの連結具と対応する大きさとなっているものとし、他方の構成部材における連結具が貫通した孔を座板の長さ方向に長い長孔とすることが好ましい。
【0022】
これによると、座板の長さ方向に離れた複数の連結具がそれぞれの構成部材の分割片に貫通していても、シャッターカーテンの厚さ方向の両方の外側のうち、一方の外側に配置された分割片が火災による熱で高温となり、他方の外側に配置された分割片がそれ程高温に昇温していないときに、シャッターカーテンの厚さ方向の両方の外側に配置されている分割片と、これらの分割片の間に配置された他の構成部材の分割片とがシャッターカーテンの厚さ方向に湾曲変形するのを連結具は阻止せず、連結具に過大な荷重が作用するのを防止できる。
【0023】
なお、このような作用効果は、座板を構成する全部の構成部材が、座板の長さ方向に長いフラットバーやアングル材等によるバー状構成部材となっている場合や、全部の構成部材のうちの一つの構成部材が、シャッターカーテンの開き移動方向に開口したチャンネル形状であって、シャッターカーテンの厚さ方向両側に位置するフランジ部を有しているチャンネル状構成部材となっており、他の構成部材が、これらのフランジ部の間に挿入されてチャンネル状構成部材の内側に配置されたバー状構成部材となっている場合においても達成できる。
【0024】
また、前述したように、全部の構成部材のうちのシャッターカーテンの厚さ方向外側に配置された外側構成部材と、シャッターカーテンの厚さ方向内側に配置された内側構成部材とのうち、一方の構成部材における連結具が貫通した孔を、座板の長さ方向の大きさがこの連結具と対応する大きさとなっているものとする場合には、この孔は、シャッターカーテンの開閉移動方向の大きさも連結具と対応する大きさとなっているものとしてもよく、シャッターカーテンの開閉移動方向の大きさは連結具よりも大きくなった長孔等としてもよい。
【0025】
また、座板の全部の構成部材の分割片同士の間に座板の長さ方向の隙間が設けられ、これらの構成部材のうちの一つの構成部材が、シャッターカーテンの開き移動方向に開口したチャンネル形状であって、シャッターカーテンの厚さ方向両側に位置するフランジ部を有しているチャンネル状構成部材であり、他の構成部材が、これらのフランジ部の間に挿入されてチャンネル状構成部材の内側に配置されたバー状構成部材である場合には、このバー状構成部材についての隙間よりもチャンネル状構成部材についての隙間を小さくすることが好ましい。
【0026】
これによると、シャッターカーテンが全閉となって座板が床等の相手部材に接触したときに、この相手部材に接触するのはチャンネル状構成部材であるため、このチャンネル状構成部材の分割片同士の間の隙間がバー状構成部材の分割片同士の間の隙間よりも小さくなっていることにより、火災発生時における多量の煙が座板を通ってシャッターカーテンの反対側に達するのを抑制できるようになる。
【0027】
以上の本発明において、座板を構成する全部の構成部材の分割片同士の間に上述した隙間を設ける場合には、これらの隙間に耐火性と伸縮性とを有するゴム等による詰め部材を配置してもよい。
【0028】
また、座板を構成する構成部材の材料はスチール、ステンレス、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属や、フェノール樹脂やフェノール樹脂FRPを含む合成樹脂等の任意な材料でよいが、構成部材の一つを上記チャンネル状構成部材とする場合には、このチャンネル状構成部材をアルミニウム又はアルミニウム合金等の熱伝導性が良好な材料で形成することが好ましい。
【0029】
これによると、チャンネル状構成部材の一方のフランジ部が火災の熱で加熱されても、熱伝導性が良好な材料からなるチャンネル状構成部材の分割片の全体が短時間で均一又は略均一温度まで昇温するため、この分割片がシャッターカーテンの厚さ方向に大きく湾曲するのを防止できる。
【0030】
また、本発明において、シャッターカーテン等の開閉体の閉じ側先端部を構成する複数の構成部材を連結するための連結手段は、任意な1個又は複数個の部材からなるものでよく、例えば、ボルト及びナットでもよく、複数個の構成部材のうちの1つに形成されたねじ孔にねじ込まれ、他の構成部材には挿通されるねじでもよく、リベットでもよく、ピン等でもよい。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態に係る開閉装置は防火用シャッター装置であり、初めに、大開口用となっているこの防火用シャッター装置の全体構造を、この装置の全体正面図である図1によって説明する。
【0032】
防災用シャッター装置の開閉体となっているシャッターカーテン7は巻取軸1による繰り出し、巻き取りで上下の開閉移動を行い、この巻取軸1は、天井部材2で室内空間3から仕切られた天井裏空間4に水平方向を軸方向として配置され、巻取軸1の軸方向両端部は保持部材である左右一対のブラケット5で回転自在に保持されている。これらのブラケット5は、天井裏空間4に存在する建物躯体6に結合されている。巻取軸1にはシャッターカーテン7の上端部が結合されており、このシャッターカーテン7は、カーテン本体7Aと、シャッターカーテン7の閉じ側先端部を形成している金属製の座板20とを有する。カーテン本体7Aの全部又は大部分は、ガラスクロス又はシリカクロスによる防火性と遮煙性を有するシート又はこのシートに耐火塗料等を塗布及び/又は含侵させて形成され、このようにシート式となっているシャッターカーテン7は、平常時には巻取軸1に巻き取られている。
【0033】
巻取軸1からのシャッターカーテン7の繰り出し、巻き取りは巻取軸1の正逆回転によってなされ、シャッターカーテン7の幅方向両端部は、室内空間3の左右両側に形成された柱、壁等の建物躯体8に取り付けられているガイドレール9に図示しない抜け止め部材で抜け止めされて摺動自在に挿入されているため、巻取軸1の正逆回転によって天井部材2に配設されているまぐさ10を通過して閉鎖、開放の上下動を行うシャッターカーテン7の移動は、これらのガイドレール9で案内されながら行われる。
【0034】
左右一対のブラケット5のうちの一方のブラケット5には、モータとブレーキの組み合わせからなる開閉機11が取り付けられ、この開閉機11は巻取軸1とチェーン、スプロケット等からなる伝動手段12を介して連結されている。火災発生によって図示しない手動レバーが操作されることにより、又は図示しないセンサが煙あるいは熱等を検出してこの検出信号が開閉機11の制御装置に送られることにより、開閉機11のブレーキが解除され、これによりシャッターカーテン7は座板20の重量を含む自重で巻取軸1を回転させながら下降する閉鎖動作を行い、座板20が相手部材である床13に接触することにより、シャッターカーテン7で室内空間3に防火区画が形成される。
【0035】
図1は、このように座板20が床13に接触したシャッターカーテン7の全閉時を示している。また、図示しないスイッチを操作すると、開閉機11のモータが駆動され、これにより、巻取軸1の回転でシャッターカーテン7が巻取軸1に巻き取られる。
【0036】
図2は、シャッターカーテン7の閉じ側先端部である座板20の構造を示す断面斜視図である。座板20は、シャッターカーテン7の厚さ方向に並設された1個のチャンネル状構成部材であるステンレス製のチャンネル部材21と、バー状構成部材である3個のスチール製のバー部材22〜24とにより構成され、座板20を構成する構成部材となっているこれらのチャンネル部材21とバー部材22〜24は、座板20の長さ方向、すなわちカーテン本体7Aの幅方向を長さ方向としている。座板20の化粧材となっているチャンネル部材21は、2個のフランジ部21A,21Bがシャッターカーテン7の厚さ方向外側に配置されて、これらのフランジ部21A,21Bを繋ぐウエブ部21Cが下側に配置された上向きの開口状、言い換えると、シャッターカーテン7の開き移動方向に開口した形状として用いられ、座板20の芯材となっている3個のバー部材22〜24は、シャッターカーテン7の厚さ方向に重ね合わせられて2個のフランジ部21Aと21Bとの間に挿入収納されている。
【0037】
したがって、シャッターカーテン7の厚さ方向外側に配置されたフランジ部21A,21Bを有するチャンネル部材21は、座板20の外側構成部材となっており、これに対してバー部材22〜24は、座板20の内側構成部材となっている。そして、これらのチャンネル部材21とバー部材22〜24は、シャッターカーテン7の厚さ方向にチャンネル部材21とバー部材22〜24を貫通した連結手段25で連結されている。
【0038】
3個のバー部材22〜24のうち、中央のバー部材23は、カーテン本体7Aの下端部にカーテン本体7Aの折り曲げと縫着とで形成された袋部7Bに収納され、この収納された状態で他のバー部材22,24と共にチャンネル部材21の内側に配置され、この中央のバー部材22は、袋部7Bを貫通した連結手段25でバー部材22,24及びチャンネル部材21に連結されている。
【0039】
図2、及びカーテン本体7Aを除いた座板20の全体平面図である図3に示されているとおり、チャンネル部材21とバー部材22〜24は、座板20の長さ方向に分割されたそれぞれ複数の分割片からなる。図面で示された実施形態では、チャンネル部材21は分割片26で形成され、バー部材22は分割片27で、バー部材23の分割片は28で、バー部材24は分割片29で、それぞれ形成されている。
【0040】
図3で示すように、中央のバー部材23の分割片28のうち、座板20の長さ方向両端部の分割片28は、図1で示した左右のガイドレール9の内部にスライド自在に挿入されている。また、図3で示すように、チャンネル部材21の分割片26同士の分割位置と、バー部材22の分割片27同士の分割位置と、バー部材23の分割片28同士の分割位置と、バー部材24の分割片29同士の分割位置は、座板20の長さ方向に関して一致していない。
【0041】
さらに、図3の一部拡大図を示している図4のとおり、分割片26同士の間には座板20の長さ方向の隙間30が設けられ、これと同様に、分割片27同士の間には隙間31が、分割片28同士の間には隙間32が、分割片29同士の間には隙間33が、それぞれ設けられている。
【0042】
本実施形態では、隙間31〜33の大きさは同じであり、隙間30は隙間31〜33よりも小さくなっている。
【0043】
また、本実施形態における前記連結手段25は、ボルト34とナット35からなる。連結手段25のうちの連結具であるボルト34の軸部34Aは、チャンネル部材21の分割片26におけるフランジ部21A,21Bと、分割片27〜29とを貫通し、突出した軸部34Aの端部にナット35が螺締されている。それぞれ1個の分割片26〜29について、座板20の長さ方向に離れた複数のボルト34の軸部34Aがシャッターカーテン7の厚さ方向に貫通している。
【0044】
ボルト34の軸部34Aが貫通する分割片26のフランジ部21A,21Bの丸孔となっている孔36の大きさは、軸部34Aの直径と対応する大きさ、言い換えると軸部34Aよりも少し大きい大きさであり、このため、この孔36についての座板20の長さ方向の大きさは、軸部34Aの直径と対応する大きさとなっている。これに対してボルト34の軸部34Aが貫通する分割片27〜29の孔37〜39の大きさは、座板20の長さ方向に長い長孔であり、軸部34Aと分割片27〜29は、これら長孔37〜39の長さに対応する分だけ座板20の長さ方向に相対移動可能となっている。
【0045】
以上説明した本実施形態によると、座板20の構成部材となっているチャンネル部材21とバー部材22〜24は、座板20の長さ方向に分割されてこの長さ方向には短寸となった複数の分割片26〜29で形成されているため、本実施形態に係る防災用シャッター装置が、図1の室内空間3の左右方向の寸法が大きいためにシャッターカーテン7の幅寸法が大きくなっている大開口用シャッター装置となっていて、座板20が長大な寸法となっていても、座板20の構成部材21〜24を工場から防災用シャッター装置の設置現場へ運搬するときに、これらの構成部材21〜24を容易に取り扱うことができる。また、これらの構成部材21〜24と連結手段25を用いてシャッターカーテン7のカーテン本体7Aの下端部に座板20を設ける作業、すなわち、構成部材21〜24を連結手段25でカーテン本体7Aに取り付けて座板20を形成する作業を防災用シャッター装置の設置現場で行うときに、これらの構成部材21〜24を容易に取り扱うことができ、その作業性を向上させることができる。
【0046】
また、1個のチャンネル部材21と3個のバー部材22〜24のそれぞれの分割片を座板20の長さ方向に直列的に配置することにより座板20を形成しても、分割片同士の分割位置を、前述したように、これら全部の構成部材21〜24について、座板20の長さ方向に関して一致させていないため、連結手段25で構成部材21〜24の分割片26〜29を連結することにより、シャッターカーテン7の厚さ方向の強度が充分に大きくなった座板20を得ることができる。
【0047】
なお、バー部材22〜24の分割片同士の分割位置を座板20の長さ方向に関して一致させてもよく、このときには、これらの分割位置とチャンネル部材21の分割片26同士の分割位置とを座板20の長さ方向にずらせる。また、バー22〜24のうちの少なくとも2個の構成部材の分割片同士の分割位置を座板20の長さ方向にずらせてもよく、このときには、チャンネル部材21の分割片26同士の分割位置を、3個のバー部材22〜24のうちの少なくとも2個の構成部材の分割片同士の分割位置と座板20の長さ方向に関して一致させてもよい。
【0048】
また、本実施形態によると、火災発生時にシャッターカーテン7が全閉位置まで閉じ移動し、図3で示した火災40の熱で座板20の温度が上昇しても、分割片同士の間には隙間30〜33が設けられているため、それぞれの分割片26〜33の熱膨張量をこれらの隙間30〜33で吸収できる。
【0049】
なお、隙間30〜33の大きさが分割片26〜33の熱膨張量よりも小さくても、図2で示されているように、それぞれの分割片26〜33のうち、座板20の長さ方向両端部の分割片26〜33とガイドレール9との間の隙間(中央のバー部材23の分割片27については、これらの分割片27が挿入されているガイドレール9の内部底面と分割片27との間の隙間)が存在するため、これらの隙間によっても分割片26〜33の熱膨張量を吸収できる。
【0050】
座板20とガイドレール9との間にこのような隙間がある場合には、隙間を遮蔽し、ガイドレール9に対して座板20の長さ方向にスライド自在となった遮蔽部材を座板20に取り付けてもよい。
【0051】
さらに、本実施形態によると、シャッターカーテン7が全閉となりかつ火災発生の初期の時点では、チャンネル部材21の2個のフランジ部21A,21Bのうち、図3で示した火災40と対面している一方のフランジ部21Bは高温となるのに対し、反対側のフランジ部21Bは常温又はこれよりも少し温度が上昇するだけのため、分割片26、及びこの分割片26の2個のフランジ部21A,21Bの間に挿入されているバー部材22〜24の分割片27〜29は、図3の一点鎖線Aで示されているとおり、シャッターカーテン7の厚さ方向に火災40側が凸側となって湾曲変形し、チャンネル部材21の分割片26とバー部材22〜24の分割片27〜29との間で座板20の長さ方向へのずれが生ずるが、連結手段25のボルト34の軸部34Aが貫通している分割片27〜29の孔37〜39は座板20の長さ方向に長い長孔であるため、このずれが許容され、この結果、ボルト34に過大な荷重が作用するのを防止できる。
【0052】
なお、チャンネル部材21を、バー部材22〜24の材料であるスチールやステンレスよりの熱伝導性が良好なアルミニウム又はアルミニウム合金で形成することにより、フランジ部21Bが昇温したときにフランジ部21Aも短時間で昇温し、分割片26の全体が短時間で均一又は略均一温度になるようにすることにより、分割片26がシャッターカーテン7の厚さ方向に大きく湾曲変形しないようにしてもよい。
【0053】
また、本実施形態によると、座板20を構成する全部の構成部材21〜24の分割片同士の間に座板20の長さ方向の隙間30〜33が設けられていても、これらの構成部材21〜24のうち、シャッターカーテン7の外側に配置された外側構成部材となっているとともに、内側構成部材となっているバー部材22〜24を内部に収納しているチャンネル部材21についての隙間30は、バー構成部材22〜24についての隙間31〜33よりも小さいため、図5で示すように、このチャンネル部材21の下端のウエブ部21Cが前記床13に接触してシャッターカーテン7が全閉となったときに、火災の発生で生じた煙が座板20を多量通過してシャッターカーテン7の反対側に達するのを抑えることができる。
【0054】
なお、この隙間30や隙間31〜33に、耐火性と伸縮性を有するゴム等による詰め部材を配置し、これにより、隙間30〜33を実質的になくす又は小さくしてもよい。
【0055】
図6は、座板20を構成する構成部材の分割片のうち、外側構成部材の分割片50を、シャッターカーテン7の厚さ方向に対面した2個のアングル部材51,52で形成した実施形態を示す。それぞれのアングル部材51,52の立上り部51A,52Aに、内側構成部材であるバー部材22〜24の分割片27〜29をボルト34の軸部34Aが貫通しており、アングル部材51,52の下側水平部51B、52Bの上にバー部材22〜24の分割片27〜29が配置されている。ボルト34の軸部34Aが貫通したアングル部材51,52の立上り部51A,52Aの孔53は、前記実施形態の孔36と同じく、軸部34Aの直径と対応する大きさの孔であり、バー部材22〜24の分割片27〜29の孔37〜39は、座板20の長さ方向に長い長孔である。
【0056】
この実施形態によると、火災に最も近い外側構成部材の分割片50は、シャッターカーテン7の厚さ方向に分割配置されたアングル部材51と52によって形成されるため、火災と対面する一方のアングル部材が高温となり、他方のアングル部材が常温又はこれよりも少し昇温しただけとなっても、ボルト34の軸部34Aが貫通した分割片27〜29の孔37〜39は座板20の長さ方向に長い長孔になっていることと併せ、分割片50がシャッターカーテン7の厚さ方向に大きく湾曲変形することはない。
【0057】
図7の実施形態でも、外側構成部材の分割片60はシャッターカーテン7の厚さ方向に対面した2個のアングル部材61,62で形成され、これらのアングル部材61,62の立上り部61A,62Aにボルト34の軸部34Aが貫通しているが、アングル部材61,62の下側水平部61B、62Bは上下に重なっている。
【0058】
この実施形態でも、図6の実施形態と同じ作用効果を得られる。また、シャッターカーテン7が全開となったとき、上を見上げても、図6の実施形態と異なり、座板20の長さ方向へ延びるアングル部材61と62の接続箇所又は対面箇所は見えず、外観性を良好にできる。
【0059】
なお、図6の実施形態では、アングル部材51,52の下側水平部51Bと52Bの間にシャッターカーテン7の厚さ方向の隙間が、また、図7の実施形態では、アングル部材61,62の下側水平部61Bと62Bの間にシャッターカーテン7の開閉移動方向の隙間が、それぞれ設けられているが、これらの隙間をなくしてもよい。
【0060】
以上説明した実施形態では、座板20を構成する構成部材としてチャンネル部材やアングル部材が用いられいたが、図8の実施形態では、座板20は2個のバー部材71,72だけによって構成されている。これらのバー部材71,72の間に、シャッターカーテン7の折り曲げられて縫着されたカーテン本体7Aの下端部が挿入され、これらがボルト34とナット35による連結手段25で連結されている。
【0061】
図9の実施形態では、図8のバー部材71の代わりとして2個の薄板状のバー部材81,82が用いられ、図8のバー部材72の代わりとして2個の薄板状のバー部材83,84が用いられている。
【0062】
これらの図8及び図9の実施形態でも、バー部材71,72,81〜84を座板20の長さ方向に分割された複数の分割片で形成することにより、座板20を構成する構成部材を工場から防災用シャッター装置の設置現場へ運搬する作業を行うときや、この設置現場で構成部材をシャッターカーテン7のカーテン本体7Aに連結手段25で連結する作業を行うときに、その取り扱いを容易に行える。また、それぞれの構成部材の分割片同士の間に座板20の長さ方向の隙間を設けることにより、火災の熱でそれぞれの分割片が膨張したときに、その膨張量を隙間で吸収又は緩和することができる。
【0063】
【発明の効果】
本発明によると、シャッターカーテン等の開閉体の閉じ側先端部を構成する構成部材について、運搬や取付作業等における取り扱いを容易に行えるという効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る開閉装置である防災用シャッター装置の全体をシャッターカーテンが全閉となっているときに示した正面図である。
【図2】図1で示されている座板の断面斜視図である。
【図3】カーテン本体を除いた座板の全体平面図である
【図4】図3の一部拡大図である。
【図5】シャッターカーテンが全閉となって座板が床に接触したときを示す座板の一部拡大正面図である。
【図6】座板の外側構成部材の分割片が、シャッターカーテンの厚さ方向に対面配置された2個のアングル部材となっている実施形態を示す座板の縦側断面図である。
【図7】座板の外側構成部材の分割片が、シャッターカーテンの厚さ方向に対面配置された別の2個のアングル部材となっている実施形態を示す座板の縦側断面図である。
【図8】座板がバー部材だけで構成されている実施形態を示す座板の縦側断面図である。
【図9】座板がバー部材だけで構成されている別の実施形態を示す座板の縦側断面図である。
【符号の説明】
1 巻取軸
7 開閉体であるシャッターカーテン
7A カーテン本体
9 ガイドレール
20 座板
21 座板の構成部材であって外側構成部材であるチャンネル部材
22〜24 座板の構成部材であって内側構成部材であるバー部材
25 連結手段
30〜33 隙間
34 連結具であるボルト
35 ナット
36〜39,53,63 ボルトの軸部が貫通した孔
50,60 座板の構成部材である外側構成部材
71,72,81〜84 座板の構成部材であるバー部材

Claims (7)

  1. 開閉移動する開閉体を有し、この開閉体の閉じ側先端部が相手部材に接触することにより全閉となるとともに、前記閉じ側先端部が前記開閉体の厚さ方向に並設された複数の構成部材によって構成され、これらの構成部材が連結手段で連結されている開閉装置において、全部の前記構成部材が前記閉じ側先端部の長さ方向に分割された複数の分割片によって形成されているとともに、全部の前記構成部材のうちの少なくとも2つの構成部材について、前記分割片同士の分割位置が前記閉じ側先端部の長さ方向に関して一致していないことを特徴とする開閉装置。
  2. 請求項1に記載の開閉装置において、前記構成部材の個数は3個以上であり、これら全部の構成部材について、前記分割片同士の分割位置が前記閉じ側先端部の長さ方向に関して一致していないことを特徴とする開閉装置。
  3. 請求項1又は2に記載の開閉装置において、前記開閉体はシャッター装置のシャッターカーテンであり、前記閉じ側先端部は、このシャッターカーテンの閉じ側の端部に設けられた座板となっていることを特徴する開閉装置。
  4. 請求項3に記載の開閉装置において、前記シャッター装置は、火災発生時に、防火性と遮煙性のうち少なくとも1つを備えている前記シャッターカーテンが全閉位置まで閉じ移動する防災用シャッター装置であることを特徴とする開閉装置。
  5. 請求項4に記載の開閉装置において、全部の前記構成部材の前記分割片同士の間には前記座板の長さ方向の隙間が設けられていることを特徴とする開閉装置。
  6. 請求項5に記載の開閉装置において、前記連結手段は、全部の前記構成部材を前記シャッターカーテンの厚さ方向に貫通する連結具を有しており、この連結具は、全部の前記構成部材における前記分割片について前記座板の長さ方向に複数あり、全部の前記構成部材のうちの前記シャッターカーテンの厚さ方向外側に配置された外側構成部材と、前記シャッターカーテンの厚さ方向内側に配置された内側構成部材とのうち、一方の構成部材における前記連結具が貫通した孔は、前記座板の長さ方向の大きさがこの連結具と対応する大きさとなっており、他方の構成部材における前記連結具が貫通した孔は前記座板の長さ方向に長い長孔となっていることを特徴とする開閉装置。
  7. 請求項5又は6に記載の開閉装置において、全部の前記構成部材のうちの一つの構成部材は、前記シャッターカーテンの開き移動方向に開口したチャンネル形状であって、前記シャッターカーテンの厚さ方向両側に位置するフランジ部を有しているチャンネル状構成部材であり、他の構成部材は、これらのフランジ部の間に挿入されて前記チャンネル状構成部材の内側に配置されたバー状構成部材であり、このバー状構成部材についての前記隙間よりも前記チャンネル状構成部材についての前記隙間が小さいことを特徴する開閉装置。
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