JP4056027B2 - セグメントの継手構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シールド工法によってトンネルを構築する際にトンネル壁面を被覆するセグメントの継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、シールド工法によってトンネルを構築する際に、掘削したトンネル壁面を、所定長の円弧状のセグメントからなる円筒を順次連結して被覆する。
【0003】
このセグメントの連結法としては、従来は多くの場合、ボルト・ナット方式によって行っていた。しかし、ボルト・ナット方式による場合は、人力によるボルト・ナットの締め付け作業を要し、高所作業や狭い場所での作業となるため、この締結手間を簡素化・省略化することがもとめられていた。
【0004】
そこで、例えば、特開平10ー205287号公報に見られるように、セグメントの一端面(一方の接続面)にピンを突出し、セグメントの他端面(他方の接続面)に該ピンよりも小径で、且つピンよりも軟質金属からなるリング金物を埋め込み、継ぎ足すセグメントのピンを既設のセグメントのリング金物に圧入して、セグメントを連結するセグメントの継手構造が提案されている。
【0005】
このセグメントの継手構造によれば、継ぎ足すセグメントを既設のセグメント側に押圧手段、例えば、シールド掘削機に装備した推進ジャッキで押圧して、ピンをリング金具に圧入することによりセグメントは接続される。
【0006】
従って、ワンタッチでセグメントの接続が可能で、ボルト・ナット方式による場合に比べて、セグメントの接続時間等を改良できるが、ピンをリング金具に圧入することによるリング金具の塑性変形によりセグメントを締結するものであるので、必ずしも十分な接続強度が得られず、特に大型のセグメントの継手構造等には、今一つ問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記の問題点を解決すべくなされたもので、いわゆるワンタッチでセグメントの接続ができ、そして十分な接続強度が得られるセグメントの継手構造の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、研究、実験の結果、複数個のスプリングワッャーと、表面に鋸歯或いはネジ山を加工したピンとの結合により、極めて強固な接続構造が得られるのを見いだし、本発明に至った。
【0009】
本発明によれば、シールド工法によってトンネルを構築する際にトンネル壁面を被覆するセグメントの継手構造において、一方のセグメントAの端面A−1には雄側インサート金物1が埋設固着され、そのインサート金物1に形成されたネジ孔1aにピン3の基部の雄ネジ3bが螺合しており、そのピン3の先端部には表面にネジ3aが加工されており、他方のセグメントAの端A−2には雌側インサート受金物2が埋設固着されており、そのインサート受金物2には孔2aが形成され、その孔2aの開口側には雌ネジ2bが形成され、その孔2a内には調整ワッシャー4とスプリングワッシャー5とが挿入されて、雄ネジ6aを有するキャップリング6が前記雌ネジ2bと螺合しており、そのキャップリング6の先端内周面には面取り6bが設けられ、前記スプリングワッシャー5には切断部5aを有する複数枚よりなり、この内周面5bは結合に際して入りやすく抜けにくい構造のテーパ状になっており、前記インサート金物1のネジ3aが前記インサート受金物2の複数枚のスプリングワッシャー5と結合されるようになっている。
【0010】
そして、本発明によれば、インサート金物1のネジ3aが鋸歯状となっている。
【0011】
また、本発明によれば、前記複数枚のスプリングワッシャー5が厚いスプリングワッシャー51と薄いスプリングワッシャー5Sとで構成されている。
【0012】
かつ、本発明によれば、前記スプリングワッシャー5の外周にスペーサ11を挿着し、スプリングワッシャー5とキャップリング6との間に支圧リング12を挿入してある。
【0013】
さらに、本発明によれば、シールド工法によってトンネルを構築する際にトンネル壁面を被覆するセグメントの継手構造において、一方のセグメントAの端面A−1には雄側インサート金物1が埋設固着され、そのインサート金物1はアンカー28と鋸歯3aを形成したピン3とで構成され、他方のセグメントAの端A−2には雌側インサート受金物2が埋設固着されており、そのインサート受金物2には孔2aが形成され、その孔2aの開口側には雌ネジ2bが形成され、その孔2a内には調整ワッシャー4とスプリングワッシャー5とが挿入されて、雄ネジ6aを有するキャップリング6が前記雌ネジ2bと螺合しており、そのキャップリング6の先端内周面には面取り6bが設けられ、前記スプリングワッシャー5には切断部5aを有する複数枚よりなり、この内周面5bは結合に際して入りやすく抜けにくい構造のテーパ状になっており、前記インサート金物1の鋸歯3aが前記インサート受金物2の複数枚のスプリングワッシャー5と結合されるようになっている。
【0015】
さらに、インサート金物またはインサート受金物の外周にせん断補強筋を配置しているのが好ましい。
【0016】
ここで、前記インサート金物及びインサート受金物は、例えば異形棒鋼で構成することが可能である。そして、異形棒鋼のみならず、丸鋼とアンカープレートとを組み合わせて構成しても良く、柱状の部材(ケース)と細径の異形鉄筋とを組み合わせて構成することも可能である。これに加えて、細径の異形鉄筋に鋸歯或いはネジ山を形成したピンアンカーにより、インサート金物を構成することができる。
【0017】
上述したような構成を具備する本発明によれば、雌側のインサート受金物の孔に雄側のインサート金物のピンを挿入することにより、雌側金物の孔に挿入されて配置されたスプリングワッシャーがピンの鋸歯或いはネジ山(第2のネジ山)に係合し、当該ピンが引き抜かれることを防止する。その際、スプリングワッシャーが鋸歯に係合する構造であるので、引き抜き力が増大するほど引き抜きに対する抵抗力が増大し、接続したセグメントが分離する等の不都合を確実に防止することができる。
【0018】
また、接続側セグメントを、被接続側セグメント側にシールド掘削機に装備した推進ジャッキ等で押圧して、雄側金物のピンが雌側金物の孔に挿入されるように構成すれば、ワンタッチでセグメントの連結或いは接続が行われる。
【0019】
本発明において、雌側のインサート受金物の前記孔に調整ワッシャーを挿入し、次いでスプリングワッシャーを挿入する様に構成すれば、スプリングワッシャーの数を適宜変えるに際して好適である。
【0020】
また、キャップリングの先端内周面に面取りを施せば、雄側金物のピンを雌側金物の孔に挿入して、該ピンに加工された鋸歯或いはネジ山を該孔に挿入・配置されたスプリングワッシャーと係合せしめることが、より一層容易になる。
【0021】
また、インサート金物の外周にせん断補強筋を配置すれば、継手部分の強度を補強することができるので、好適である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
【0023】
図2は、セグメントAの一方の接続端面A−1を示している。異形棒鋼で構成されたインサート金物(雄側)1が埋設固着されており、その金物1に、図4に示すように、ネジ孔1aが形成されており、そのネジ孔1aにピン3が螺合して固定されている。
【0024】
ピン3は、図5に示すように、基部に通常の雄ネジ3b(第1のネジ山)が加工されており、先端部には所定の長さに亘り表面に鋸歯ネジ加工3aが施されている。
【0025】
この鋸歯ネジ3aの枚数(長さ)は、後述のスプリングワッシャー5の枚数によって決められ、通常、高い引張強度が要求される場合は鋸歯ネジ3aの枚数を多くする。
【0026】
図3は、セグメントAの他方の接続端面A−2を示し、インサート受金物(雌側)2が埋設固着されており、その金物2には、図6に示すように、所定の深さの孔2aが形成されており、その孔2aの開口側には雌ネジ2bが形成されている。すなわち、孔2aの開口側には雌ネジが形成された領域が存在している。
【0027】
インサート受金物2の孔2a内には、図3に示すように、調整ワッシャー4が、次いで、スプリングワッシャー5が挿入されている。
【0028】
スプリングワッシャー5は、図8に示す切断部5aが形成されたスプリングワッシャー5Aの複数枚よりなるものであり、挿入する枚数は、接続するセグメントの大きさ等を勘案して適宜選定する。図示の例ではワッシャ5Aの内周面5bはテーパ状になっており、結合に際してはいりやすく抜けにくい構造になっている。
【0029】
なお、図示しない複数箇所に外周から半径方向内方に延びる補助溝を設け、拡径し易くしても良い。そして、図1に示すように、スプリングワッシャー5は拡径した場合の最大径aが、インサート受金物2の孔2aの内径bに対し余裕代(例えば3mm程度)を設けて、金物2またはセグメントAの製造誤差や設置・組付け誤差による芯ずれを吸収できるようにしている。
【0030】
図7に示す調整ワッシャー4は、使用するスプリングワッシャー5の枚数に応じて適宜の厚みのものを用いる。
【0031】
図3に示すように、インサート受金物2のネジ孔2bにキャップリング6を螺合してスプリングワッシャー5を固定する。
【0032】
キャップリング6は、図9に示すように、インサート受金物2のネジ孔2bに螺合する雄ネジ6aが形成されており、また先端内周面に面取り6bが施されている。このように面取りすることにより、ピン3のスプリングワッシャー5への挿入が容易になる。
【0033】
このようなセグメントの継手構造により、セグメントの締結を行うには、今、図3に示すセグメントAが既設のセグメントとし、図2に示すセグメントAが新たに継ぎ足すセグメント(接続或いは連結されるセグメント)とすると、新たに継ぎ足すセグメントを既設のセグメント側に、シールド掘削機に装備した推進ジャッキ(図示せず)等で押圧すると、新たに継ぎ足すセグメントが既設のセグメント側に移動して、(雄側金物1の)ピン3が、(雌側金物2の孔2aに挿入・配置された)スプリングワッシャー5内に挿入する。そして図1に示すように、スプリングワッシャー5がピン3の鋸歯3aに係合する。これにより、新たに継ぎ足すセグメントは、既設のセグメントに強固に、ワンタッチで締結される。
【0034】
このようにして、一旦セグメントが締結されると、引抜力が作用しても、スプリングワッシャー5がピン3の鋸歯3aに一層強く係合し、引抜力に対する抵抗力が増して、セグメントの分離を防止する。
【0035】
前記の場合は、セグメントのピン3側をセグメントのスプリングワッシャー5側に移動して、ピン3をスプリングワッシャー5に挿入してセグメントを接続するものであったが、場合によっては、スプリングワッシャー5側を移動して、ピン3に挿入するようにすることもできる。
【0036】
このような継手構造は、セグメントの大きさにもよるが、セグメントのリング体(円筒体)を構成する1ピース当たり3箇所設けるようにする。従って、例えば6ピースからなるセグメント円筒体の場合は分割形状にもよるが18箇所にこの継手構造を設けるものとする。
【0037】
継手を設けた部分のセグメントの強度低下を防ぐために、図10及び図11に示すように、インサート金物1及び受金物2の外周にせん断補強筋7を配置するとよい。
【0038】
図示の実施形態において、インサート金物1及びインサート受金物2は、いずれも異形棒鋼による異形棒鋼アンカーとして構成されているが、本発明はこれに限定されるものでは無い。
【0039】
例えば図12で示す様に、アンカープレート20と丸鋼22とを組み合わせてインサート金物1を構成し、そこにピン3を取り付けることもできる。
【0040】
或いは図13で示す様に、中空のケース24と細径の異形鉄筋26とを組み合わせた異形鉄筋アンカーにより、インサート金物1を構成し、そこにピン3を取り付けても良い。
【0041】
さらに図14で示す様に、アンカー28と、鋸歯3aを形成したピン3とを、ピンアンカーとして一体的に形成し、以って雄側のインサート金物1を構成することも可能である。
【0042】
また、図示の実施形態において、雄側のインサート金物のピン3には、鋸歯3aが形成されているが、鋸歯に代えて、ネジ山(第2のネジ山)を形成し、該 (第2の)ネジ山がスプリングワッシャ5と係合されるように構成することができる。
【0043】
この様に、鋸歯3aに代えてピン3に第2のネジ山を形成した場合においても、当該第2のネジ山と、雌側のインサート受金物2の孔2aに挿入・配置されたスプリングワッシャー5とが係合するので、上述したのと同様な作用効果が得られる。
【0044】
また、図15〜図18には、インサート受金具の別の実施形態が示されている。図15には、インサート受金具の先端部分2Aに太径の異形鉄筋31を溶接した実施形態が、図16には、先端部分2Aに他端にアンカープレート34を溶接した丸棒33とで構成した実施形態が、図17には、先端部分2Aに複数の細径の異形鉄筋31を溶接した実施形態が示されており、また、図18には丸棒35の他端にアンカープレート36を溶接して形成された実施形態がそれぞれ示されている。
【0045】
そして、図19〜図21には、スプリングワッシャーの別の実施形態が示されている。図19に示す実施形態は、厚いスプリングワッシャー5lと薄いスプリングワッシャー5Sとを交互に挿着してワッシャーの面外方への変形を積極的に抑制するものである。また、図20に示す実施形態は、ワッシャー5の外周にスペーサ11を挿着し、ワッシャー5とキャップリング6との間に支圧リング12を挿入して調整ワッシャー4、スペーサー11、及び支圧リング12の外径と孔2aの内径との間に隙間δを設けてピン3挿入時に孔2aと芯ずれを生じても吸収できるようにしたものである。図21に示すように芯ずれがあっても半径方向に可動であり、スプリングワッシャー5の面外方向への変形を抑制する。
【0046】
なお、図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記載では無い旨を付記する。
【0047】
【発明の効果】
本発明は、スプリングワッシャーにピンを挿入すると、スプリングワッシャーがピンの鋸歯或いは(第2の)ネジ山に係合し、引き抜きを阻止するものであるので、一旦セグメントが連結されると極めて強固にその接続(連結)状態を維持する。
【0048】
また、継ぎ足すセグメントを既設のセグメント側に、シールド掘削機に装備した推進ジャッキ等で押圧することで、雄側金物のピンが雌側金物の孔に挿入され、ピンの鋸歯或いは(第2の)ネジ山とスプリングワッシャーとが係合するので、ワンタッチでセグメントは連結され、短時間で能率良くセグメントの組み立てを行うことができる。
【0049】
また、インサート受金物に形成した孔に、調整ワッシャーを挿入しておくことで、スプリングワッシャーの数を適宜変えることが可能である。
【0050】
さらに、スプリングワッシャーを固定するキャップリングの先端内周面を面取りすることで、ピンのスプリングワッシャーへの挿入が容易になる。
【0051】
これに加えて、インサート金物の外周面にせん断補強筋が配置することにより、継手部分の強度を補強することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るセグメントの継手構造の締結状態の一部を断面で示す側面図。
【図2】インサート金物(雄側)に埋設したセグメントの一部を断面で示す側面図。
【図3】インサート受金物(雌側)に埋設したセグメントの一部を断面で示す側面図。
【図4】インサート金物(雄側)の一部を断面で示す側面図。
【図5】ピンの側面図。
【図6】インサート受金物(雌側)の一部を断面で示す側面図。
【図7】調整ワッシャーの側断面図。
【図8】スプリングワッシャーの側断面図及び平面図。
【図9】キャップリングの側断面図。
【図10】インサート金物(雄側)を埋設したセグメントにせん断補強筋を配置した一部を断面で示す側面図。
【図11】インサート受金物(雌側)を埋設したセグメントにせん断補強筋を配置した一部を断面で示す側面図。
【図12】インサート金物の他の構成を示す断面図。
【図13】インサート金物の更に他の構成を示す断面図。
【図14】インサート金物の別の構成を示す断面図。
【図15】インサート受金物の他の構成を示す断面図。
【図16】インサート受金物の更に他の構成を示す断面図。
【図17】インサート受金物の別の構成を示す断面図。
【図18】インサート受金物のさらに別の構成を示す断面図。
【図19】スプリングワッシャーの他の構成を示す断面図。
【図20】スプリングワッシャーの更に他の構成を示す断面図。
【図21】図20に対して芯ずれした場合を示す断面図。
【符号の説明】
1・・・インサート金物(雄側)
1a・・・ネジ孔(雌ネジ)
2・・・インサート受金物(雌側)
2a・・・孔
2b・・・雌ネジ
3・・・ピン
3a・・・鋸歯加工
3b・・・(第1の)雄ネジ
4・・・調整ワッシャー
5・・・スプリングワッシャー
5a・・・切断部
6・・・キャップリング
6a・・・雄ネジ
6b・・・面取り
7・・・せん断補強筋
Claims (5)
- シールド工法によってトンネルを構築する際にトンネル壁面を被覆するセグメントの継手構造において、一方のセグメント(A)の端面(A−1)には雄側インサート金物(1)が埋設固着され、そのインサート金物(1)に形成されたネジ孔(1a)にピン(3)の基部の雄ネジ(3b)が螺合しており、そのピン(3)の先端部には表面にネジ(3a)が加工されており、他方のセグメント(A)の端(A−2)には雌側インサート受金物(2)が埋設固着されており、そのインサート受金物(2)には孔(2a)が形成され、その孔(2a)の開口側には雌ネジ(2b)が形成され、その孔(2a)内には調整ワッシャー(4)とスプリングワッシャー(5)とが挿入されて、雄ネジ(6a)を有するキャップリング(6)が前記雌ネジ(2b)と螺合しており、そのキャップリング(6)の先端内周面には面取り(6b)が設けられ、前記スプリングワッシャー(5)には切断部(5a)を有する複数枚よりなり、この内周面(5b)は結合に際して入りやすく抜けにくい構造のテーパ状になっており、前記インサート金物(1)のネジ(3a)が前記インサート受金物(2)の複数枚のスプリングワッシャー(5)と結合されることを特徴とするセグメントの継手構造。
- インサート金物(1)のネジ(3a)が鋸歯状である請求項1記載のセグメントの継手構造。
- 前記複数枚のスプリングワッシャー(5)が厚いスプリングワッシャー(51)と薄いスプリングワッシャー(5S)とで構成された請求項1記載のセグメントの継手構造。
- 前記スプリングワッシャー(5)の外周にスペーサ(11)を挿着し、スプリングワッシャー(5)とキャップリング(6)との間に支圧リング(12)を挿入した請求項1記載のセグメントの継手構造。
- シールド工法によってトンネルを構築する際にトンネル壁面を被覆するセグメントの継手構造において、一方のセグメント(A)の端面(A−1)には雄側インサート金物(1)が埋設固着され、そのインサート金物(1)はアンカー(28)と鋸歯(3a)を形成したピン(3)とで構成され、他方のセグメント(A)の端(A−2)には雌側インサート受金物(2)が埋設固着されており、そのインサート受金物(2)には孔(2a)が形成され、その孔(2a)の開口側には雌ネジ(2b)が形成され、その孔(2a)内には調整ワッシャー(4)とスプリングワッシャー(5)とが挿入されて、雄ネジ(6a)を有するキャップリング(6)が前記雌ネジ(2b)と螺合しており、そのキャップリング(6)の先端内周面には面取り(6b)が設けられ、前記スプリングワッシャー(5)は切断部(5a)を有する複数枚よりなり、この内周面(5b)は結合に際して入りやすく抜けにくい構造のテーパ状になっており、前記インサート金物(1)の鋸歯(3a)が前記インサート受金物(2)の複数枚のスプリングワッシャー(5)と結合されることを特徴とするセグメントの継手構造。
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