JP4055331B2 - 診断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は診断装置、特に空燃比や点火時期などのエンジン制御手段、変速比などの変速機制御手段またはABSなどの車両制御手段としてのECM(エレクトロニックコントロールモジュール)に異常が生じた場合のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの有するシステムやこのシステムを構成する部品の診断をECMにより行うものがある(特許第2775008号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、エンジンの機種や車種毎に備える制御システムが異なるためこれに応じて診断対象も異なってくる。このため、ECM内のROMに設けた診断実施可否フラグにより当該車種でどの診断を行いどの診断を行わないかを制御するようにしている。たとえば診断実施可否フラグは、図3上段に示したように1バイト(最低単位)で構成され、最下位のビット0からビット3までの各ビットに対応して4つの診断(最下位ビットより失火診断、触媒劣化診断、O2センサ診断、蒸発燃料処理装置のリーク診断)の実施が許可される。
【0004】
また、診断対象が正常であるのか異常であるのかの診断結果を入れるフラグ(NG判定フラグ)と、診断対象が異常であるとの診断結果のとき警告ランプ(MIL)を点灯するためのフラグ(MIL点灯フラグ)とが診断実施可否フラグに対応して図3の中段、下段のように同じ1バイトでECM内のRAMに構成され、たとえば失火診断の結果で失火が生じているときにはNG判定フラグ、MIL点灯フラグの最下位ビット0に1が格納され、運転室内に設けた警告ランプが点灯される。
【0005】
実際にはECMを備えるエンジンおよび車種の全てのECMに対してかつ全ての診断に対して、診断実施可否フラグ、NG判定フラグ、MIL点灯フラグを共通化しており、したがってビット構成が同一となっている。このため、診断実施可否フラグのビット4はたとえばEGR装置の診断を行うエンジン機種や車種の場合に1が格納されるが、EGR装置の診断を行わないエンジンでは図3の上段のように0が格納される。
【0006】
この場合に、ECMの異常により診断対象となっていない制御システム(あるいは制御システムを構成する部品)に異常があるとの診断結果に変更されてしまうことがある。たとえば、図4に示したようにECMの異常に起因して、NG判定フラグのビット4の値が0から1へと変更されたとすれば、MIL点灯フラグのビット4も1となるため警告ランプが点灯される。
【0007】
こうした警告ランプの点灯をみてドライバーがサービス工場に車を入庫させても、ECMの異常については現在のところ診断するようにしていないこと、またハンディタイプの診断ツールによりNG判定フラグの内容は知り得ても、診断実施可否フラグの内容までは知り得ないので、NG判定フラグより知り得たところによりEGR装置の診断をサービスマンが実施することになる。
【0008】
しかしながら、そもそもEGR装置に異常はないのであるから、異常が発見されることはない。したがって、NG判定フラグを信用するとすれば、EGR装置のどこかに不具合があることになって部品(EGRコントロールバルブなど)を交換しなければならず、それでは無用な部品の交換となる。また、サービスマンの行った診断結果(EGR装置は正常であるとの診断結果)を信用するとすれば、診断システムがおかしいことになり、診断システムに不信感をもたれることになるともかぎらない。
【0009】
なお、上記のECMの異常は今回新たに見つかったもので、急激なバッテリ電圧の低下や異常なノイズの影響を受けて異常が生じることがわかっている。ここで、バッテリの上がった車のバッテリと、バッテリの上がっていない他の車のバッテリとをジャンプコードで接続して、バッテリの上がった車を始動させることが行われるが、このとき電源供給を行う上記他の車で急激なバッテリ電圧の低下が生じる。
【0010】
ここまではエンジン制御に関わるシステムや部品を診断対象としてECMが制御する場合であるが、ECMの異常は変速機制御や車両制御に関わるシステムや部品を診断対象としてECMが制御する場合にも生じることが考えられる。
【0011】
そこで本発明では、ECMの異常に対処するロジックを追加して設けることにより、無用な部品の交換や診断システムへの不信感を回避することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、図8に示すように、市販しているエンジン機種および車種の全てのECMに対してかつ全ての診断に対して、診断対象毎に診断実施を許可するかどうかの情報を、最低単位を1バイトとする所定のバイト数で構成し、この所定のバイト数で構成された情報を格納する場所を有する第1記憶手段であって、個別のエンジン機種または個別の車種に対し診断実施を許可しない診断対象のビットにゼロを、診断実施を許可する診断対象のビットに1を予め格納している第1記憶手段71と、前記所定のバイト数と同じバイト数で構成し、この同じバイト数で構成された情報を格納する場所を有する第2記憶手段であって、前記診断実施を許可しない診断対象のビットにゼロを格納し、前記診断実施を許可する診断対象のビットに診断対象毎に正常であるのか異常であるのかの診断結果を格納する第2記憶手段72と、前記許可されている診断対象に対してだけ正常であるのか異常であるのかの診断を行い、この診断結果を前記第2記憶手段72のうち対応するビットにゼロまたは1で格納する手段73と、前記2つの記憶手段71、72の情報および診断結果に基づいて前記診断実施を許可されていない診断対象について異常であるとの診断結果が格納されているかどうかを判定する手段74と、この判定結果より診断実施を許可されていない診断対象について異常であるとの診断結果が格納されているとき、その異常であるとの診断結果を取り消す手段75とを設けた。
【0015】
第2の発明は、図9に示すように、市販しているエンジン機種および車種の全てのECMに対してかつ全ての診断に対して、診断対象毎に診断実施を許可するかどうかの情報を、最低単位を1バイトとする所定のバイト数で構成し、この所定のバイト数で構成された情報を格納する場所を有する第1記憶手段であって、個別のエンジン機種または個別の車種に対し診断実施を許可しない診断対象のビットにゼロを、診断実施を許可する診断対象のビットに1を予め格納している第1記憶手段71と、前記所定のバイト数と同じバイト数で構成し、この同じバイト数で構成された情報を格納する場所を有する第2記憶手段であって、前記診断実施を許可しない診断対象のビットにゼロを格納し、前記診断実施を許可する診断対象のビットに診断対象毎に正常であるのか異常であるのかの診断結果を格納する第2記憶手段72と、前記許可されている診断対象に対してだけ正常であるのか異常であるのかの診断を行い、この診断結果を前記第2記憶手段72のうち対応するビットにゼロまたは1で格納する手段73と、前記2つの記憶手段71、72の情報および診断結果に基づいて前記診断実施を許可されていない診断対象について異常であるとの診断結果が格納されているかどうかを判定する手段74と、この判定結果より診断実施を許可されていない診断対象について異常であるとの診断結果が格納されているとき、すべての診断結果を取り消す手段81とを設けた。
【0017】
第3の発明は、図10に示すように、市販しているエンジン機種および車種の全てのECMに対してかつ全ての診断に対して、診断対象毎に診断実施を許可するかどうかの情報を、最低単位を1バイトとする所定のバイト数で構成し、この所定のバイト数で構成された情報を格納する場所を有する第1記憶手段であって、個別のエンジン機種または個別の車種に対し診断実施を許可しない診断対象のビットにゼロを、診断実施を許可する診断対象のビットに1を予め格納している第1記憶手段71と、前記所定のバイト数と同じバイト数で構成し、この同じバイト数で構成された情報を格納する場所を有する第2記憶手段であって、前記診断実施を許可しない診断対象のビットにゼロを格納し、前記診断実施を許可する診断対象のビットに診断対象毎に正常であるのか異常であるのかの診断結果を格納する第2記憶手段72とをECM内に有するとともに、前記許可されている診断対象に対してだけ正常であるのか異常であるのかの診断を行い、この診断結果を前記第2記憶手段72のうち対応するビットにゼロまたは1で格納する機能91を前記ECMが有し、前記2つの記憶手段71、72の情報および診断結果に基づいて前記診断実施を許可されていない診断対象について異常であるとの診断結果が格納されているかどうかを判定し、この判定結果より診断実施を許可されていない診断対象について異常であるとの診断結果が格納されているとき、前記ECMの異常と判定する機能92を前記ECMに追加する。
【0018】
第4の発明では、第1、第2、第3のいずれか一つの発明において前記情報の記憶手段がROMであり、前記診断結果の記憶手段がRAMである。
第5の発明では、第3の発明において前記ECMの異常は急激なバッテリ電圧の低下によって生じる。
【0019】
【発明の効果】
第1、第4の発明によれば、誤った異常検出や誤った診断結果を訂正するようにしたので、誤った検出結果や誤った診断結果を保持した状態でサービス工場に車が持ち込まれて不要な部品交換が実行されることもないし、診断システムへの不信感をもたれることもなくなる。
【0020】
第2の発明によれば、診断実施を許可されている診断対象についても、誤った診断結果を保持した状態でサービス工場に車が持ち込まれて不要な部品交換がなされたり、診断システムへの不信感をもたれたりすることがなくなる。
【0021】
第3の発明によれば、ECMの異常であると特定できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1、図2において、1はV型6気筒エンジンの本体で、その吸気通路2にはスロットルバルブ7下流の吸気マニフォールド4a、4bに位置して燃料インジェクタ5a、5bが設けられ、ECM21からの噴射信号により運転条件に応じて所定の空燃比となるように吸気中に燃料を噴射供給する。6a、6bは点火プラグである。
【0023】
ECM21には磁気式クランク角センサからの回転速度信号、エアフローメータ25からの吸入空気流量信号、排気通路11a、11bに設置したO2センサ26a、26bからの酸素濃度信号、さらには水温センサ27からの水温信号、トランスミッションのギヤ位置センサ28(図2参照)からのギヤ位置信号等が入力し、これらに基づいて運転条件を判断しながら条件に応じてリーン空燃比と理論空燃比との制御を行う。
【0024】
空燃比は空気量と燃料量の比であるから、吸入空気流量Qaとエンジン回転速度Neから1回転当たりかつ理論空燃比が得られる燃料噴射パルス幅を基本噴射パルス幅Tp(=K×Qa/Ne、ただしKは定数)として計算し、このTpを基本として、燃料インジェクタ5a、5bに与えるシーケンシャル噴射時(エンジン2回転に1回、各気筒の点火順序に合わせて噴射)の燃料噴射パルス幅Tiを、
【0025】
【数1】
Ti=Tp×Tfbya×(α+αm−1)×2+Ts、
ただし、Tp:基本噴射パルス幅、
Tfbya:目標当量比、
α:空燃比フィードバック補正係数、
αm:空燃比学習値、
Ts:無効パルス幅、
の式により演算する。目標当量比Tfbyaに1.0より小さい値を与えてTpを減量することでリーン空燃比での運転を可能とし(このときα=1.0にクランプ)、またO2センサ26a、26bの出力に基づいて空燃比フィードバック補正係数αを計算し、その補正係数αでTpを補正することで空燃比のフィードバック制御を行わせる(左右のバンクで空燃比フィードバック補正係数を独立に計算し、左バンクでは左バンクのO2センサ26aの出力に基づいて得られる空燃比フィードバック補正係数αLを用いてTpを補正し、右バンクでは右バンクのO2センサ26bの出力に基づいて得られる空燃比フィードバック補正係数αRを用いてTpを補正する)。
【0026】
なお、上記の磁気式クランク角センサは、REF(リファレンス)センサ22、POS(ポジション)センサ23およびPHASE(フェーズ)センサ24の3つのセンサからなっている。このうちREFセンサ22およびPOSセンサ23はそれぞれクランクシャフト1aの前(クランクプーリ)、クランクシャフト1aの後(フライホイールまたはドライブプレート)に設けられたシグナルプレート(図示しない)に対向して設けられ、クランクシャフト1aのポジションを検出する。また、PHASEセンサ24はカムスプロケット(左バンク)部に設けられ、カムシャフトのポジションを検出する。
【0027】
各バンクからの排気通路11a、11bにはウォームアップ用の三元触媒13a、13bが、また下流の集合排気通路12にも三元触媒14が設けられ、理論空燃比の運転時に最大の転換効率をもって排気中のNOxの還元とHC、COの酸化を行う。これら三元触媒はリーン空燃比のときはHC、COは酸化するが、NOxの還元効率は低い。しかし、空燃比がリーン側に移行すればするほどNOxの発生量は少なくなり、所定の空燃比以上では三元触媒で浄化するのと同じ程度にまで下げることができ、同時にリーン空燃比になるほど燃費が改善される。したがって、負荷のそれほど大きくない所定の運転領域においてはリーン空燃比による運転を行い、良好な燃費特性を維持し、それよりも負荷の高い領域になると、空燃比を理論空燃比に切換え、この空燃比を目標値として空燃比のフィードバック制御を行うことにより、三元触媒を有効に機能させてNOxの低減を図る。なお、運転性の向上や触媒の耐久性を維持するため始動時、低水温時、エンジン高負荷時、減速時(アクセルOFF)などの条件では空燃比フィードバック制御を停止させる。
【0028】
エンジンにはまた、排気の一部を吸気通路に環流するEGR装置、主にリーン空燃比の運転時の燃焼安定化を図るためのスワールコントロール装置、燃料タンクから外気への蒸発燃料の放出を防止する蒸発燃料処理装置を備え、これらに対応してECM21では次の各制御を行っている。
【0029】
〔1〕EGR制御、
〔2〕スワールコントロール、
〔3〕パージ量の制御、
これらについて簡単に説明すると、まず、EGR装置は、排気通路11aと吸気通路のコレクタ部3を連通する通路(EGR通路)31にEGRコントロールバルブ32を設けたもので、ECM21からの信号が入力されると、EGRコントロールバルブ32内のステップモータが信号に応じたステップ数分だけ回転してバルブを軸方向に上下動させ、EGR通路31を開閉する。
【0030】
スワールコントロール装置は、スワールコントロールソレノイド35をON、OFF駆動することによりバルブアクチュエータ36への制御圧力を大気圧と吸入圧力(スロットルバルブ7下流の吸気管圧力)とに切換え、この制御圧力に応動するバルブアクチュエータ36を介して、吸気ポートの手前に設けたスワールコントロールバルブ37を全閉、全開させるもので、ECM21ではリーン空燃比の運転時にスワールコントロールバルブ37を閉じて吸気流速を早め燃焼室内に旋回流(タンブル流)を発生させる。また、大きな吸入空気量を必要とする高回転かつ高負荷時等にはスワールコントロールバルブ37を開けて吸気抵抗を低減し、出力性能を確保する。
【0031】
蒸発燃料処理装置は、主に燃料タンク41の内部に発生する燃料蒸気を導いて吸着する活性炭入りのキャニスタ42と、このキャニスタ42とコレクタ部3を連通するパージ通路43に設けたパージコントロールバルブ44とからなる。ECM21の出力信号により約10Hzの周波数でパージコントロールバルブ44がON、OFF駆動(デューティ制御)され、ON時間の割合が多いほどパージ流量が増加する。ECM21では運転条件に応じてこのON時間を変化させ、パージ流量を最適に制御する。
【0032】
このようにECM21では空燃比制御を初めとして上記の〔1〕〜〔3〕で挙げた制御、さらには説明しなかった他の制御(たとえばアイドル回転速度制御、O2センサヒータ制御、可変吸気バルブ制御)など、各種の制御を行うので、各装置やその装置を構成する部品などに異常(あるいは故障)が発生すると、装置が正常に働かなくなり、特に排気組成に影響するものはドライバに知らせて早期の修理を促す必要があるので、次のような各種の診断をECM21が行う。
【0033】
〈1〉失火診断、
〈2〉三元触媒の劣化診断、
〈3〉O2センサの劣化や断線の診断、
〈4〉蒸発燃料処理装置のリーク診断、
これら診断については各種のものが提案されている。ここではその一例を挙げて各診断を概説する。まず、〈1〉についてはたとえば失火によるクランクシャフト1aの変動を、リングギヤに対抗して設けた磁気式クランク角センサ(POSセンサ23)により周期変動として検出することで失火したかどうかの診断を行う(詳しくは特開平4−113244号公報参照)。これは、各燃焼行程に対応させて等間隔のクランク角区間を設けて(6気筒エンジンであれば3つ)、各区間に要する時間の計測値を最新のものから順にサンプリングし、失火気筒では時間計測値が長くなることを利用して最適な失火パラメータをサンプル値に基づいて作り、この失火パラメータと所定値の比較により失火したかどうかを判定するものである。
【0034】
上記〈2〉については次の通り。三元触媒13a、13bの劣化は触媒の酸素ストレージ能力がなくなることであり、新品時には触媒13a、13bの上流で空燃比が周期的に激しく変化していても触媒13a、13bの下流ではほぼ一定の空燃比に保たれるのに対して、触媒13a、13bの劣化により触媒の酸素ストレージ能力がなくなってくると、触媒13a、13bの下流でも上流と同じに空燃比が周期的に激しく変化することになる。したがって、触媒13a、13bの下流にもO2センサ51a、51b(図1参照)を設けて、上流側O2センサ26a、26b出力の所定期間の反転回数nfに対する下流側O2センサ51a、51b出力の同じ所定期間の反転回数nrの比(nr/nf)を計測すれば、この比は新品当初は0に近い値であったものが触媒13a、13bの劣化につれて次第に1に近づくので、この比に基づいて触媒13a、13bの劣化診断を行う(詳しくは特開昭63−205441号公報参照)。
【0035】
上記〈3〉のうち劣化診断については次の通り。空燃比フィードバック制御中のO2センサ26a、26b出力はリッチ側判定値RSLとリーン側判定値LSL(RSL>LSL)をスライスレベルとして(2つの判定値の間がヒステリシス)、正常時にはこれら2つの判定値をともに横切って振れるが、O2センサ26a、26bが劣化してくると、リッチ側判定値RSLを超えたままで戻らなくなったり、リーン側判定値LSLを下回ったまま戻らなくなるので、その戻らない状態が所定の時間続いたときO2センサ26a、26bの劣化と診断する。
【0036】
上記〈4〉については次の通り。燃料タンク41より吸気通路2までの流路途中にリーク孔があいたり、バルブの接合部のシールが不良になると、蒸発燃料が大気中に放出されてしまうので、前記流路を閉空間とし、かつその閉空間を大気圧に対して相対的に圧力差のある状態とした後の圧力変化をみればリークの有無がわかる。そこで前記流路を閉空間とするため、図1に示したようにキャニスタ42の大気解放口にこの解放口を開閉するドレンカットバルブ45、また、この閉空間に閉じこめられた気体の圧力変化をみるため前記流路に圧力センサ46を設け、スロットルバルブ7下流に発生する圧力(大気圧より低い圧力)を用いて前記流路流路を一定の低圧状態とすることによりリーク診断を行う(詳しくは特開平7−139439号公報参照)。
【0037】
ECM21ではこのようにして各種の診断を行うため、ECM21内のROMに診断実施可否フラグ(診断対象毎に診断実施を許可するかどうかの情報を格納する場所を有する記憶手段)を用意している。これを説明すると、図3上段は診断実施可否フラグを1バイト(最低単位)で構成したもので、たとえば最下位のビットより上記4つの診断〈1〉〜〈4〉をこの順に割り振り、該当するビットに1を入れたとき診断実施を許可することを、これに対して0を入れたとき診断実施を許可しないことを表すものとすると、本実施形態では4つの診断実施を許可するため、ビット0〜3に1が、それ以外のビット4〜7に0が入っている。
【0038】
一方、正常であるのか異常であるのかの診断結果を保存するためのフラグ(NG判定フラグ)と、この診断結果に基づいて、運転室内に設けた警告ランプ61(図2参照)を点灯するためのフラグ(MIL点灯フラグ)とを診断実施可否フラグに対応して同じビット構成で持っている。これら2つのフラグについても図3の中段と下段に示すと、NG判定フラグについては診断対象に異常(あるいは故障)があるとき該当するビットに1を入れ、これに対して診断対象に異常がないとき該当するビットに0を入れている。MIL点灯フラグについてはNG判定フラグのうち該当するビットに1を入れたとき、同時にMIL点灯フラグにも同じ位置のビットに1が入るようになっている。なお、MIL点灯フラグのいずれか一のビットに1が入っていれば、警告ランプ61が点灯され、これに対してすべてのビットが0であれば警告ランプ61は点灯しない。
【0039】
NG判定フラグ、MIL点灯フラグの2つのフラグは書き換え可能でなければならないのでECM21内のRAMに構成され、工場出荷時にすべてのビットに0が初期設定されるが、たとえばエンジン運転中に、上述した失火診断で失火が生じていることが判定されると、NG判定フラグのビット0が1に切換わり、NG判定フラグのビット0も1に切換わる(図3の中段と下段参照)。この結果、警告ランプ61が点灯し、運転者に異常を知らせることになる。
【0040】
実際にはエンジン機種や車種毎に診断対象が異なるので、診断実施可否フラグにより当該エンジンと車種に対しどの診断を行いどの診断を行わないかが制御されるようになっている。
【0041】
ただし、市販しているエンジンおよび車種の全てのECMに対してかつ全ての診断に対して、診断実施可否フラグ、NG判定フラグ、MIL点灯フラグを共通化し、各フラグのビット構成を同一としている。したがって、実際には各フラグの構成は1バイトで収まらず数バイトを要するのであるが、図3には最低の単位である1バイトで示している。このため、診断実施可否フラグのビット4はEGR装置の診断を行うエンジン機種や車種の場合に1が格納されるが、本実施形態のエンジンではEGR装置の診断を行わないので、0が格納されている(図3上段参照)。
【0042】
同様にして他の診断対象には、たとえばリングギヤの歯欠け、パージコントロールバルブ44の断線、ドレンカットバルブ45の断線、上流側O2センサ26a、26bの各ヒータの断線、下流側O2センサ51a、51bの各ヒータの断線のほか、ロックアップ解除ソレノイドの断線といった自動変速機に関するものなどがあり、これらの診断を行うエンジン機種や車種の場合に、診断実施可否フラグのビット5、6、7や診断実施可否フラグの他のバイト(図示しない)中の各ビットのうち対応するビットに1が格納される。
【0043】
なお、診断実施可否フラグはROMで構成しているため、車の工場出荷後に診断実施可否フラグが書き換えられることはない。
【0044】
さてこの場合に、ECM21の異常で(急激な電圧低下、異常なノイズなど)、診断対象となっていないシステム(あるいはシステムを構成する部品)に異常があると診断されることがある。これは、本実施形態についていえば、診断実施可否フラグのビット4〜7に0が格納されているためこれらに対応する診断が許可されていないのに、ECM21の異常でNG判定フラグのビット4〜7の一部や全部に異常ありを表す1が格納されてしまう場合である。たとえば図4に示したようにECM21の異常でNG判定フラグのビット4が1に変更されたとき、MIL点灯フラグのビット4も1となり警告ランプ61が点灯される。
【0045】
しかしながら、これはECM21の異常によるものであり、本来の診断結果によるものでないので、警告ランプ61の点灯は誤ったものである。
【0046】
そこで本実施形態ではこうしたECM21の異常に対処するロジックを追加して設ける。すなわち、NG判定フラグに異常であるとの診断結果が格納されているとき、その診断結果が格納されているビットの位置と同じ診断実施可否フラグのビットの情報を確かめ、ECM21の異常であると判断されるときにはECM21の異常による誤った診断結果を訂正する。
【0047】
ECM21で実行されるこのロジックの内容を図5のフローチャートにしたがって説明すると、同図のルーチンはたとえば所定の時間毎あるいは所定の周期毎に実行する。
【0048】
図5においてステップ1ではNG判定フラグの各ビットをみる。1が入っているビットがあれば、ステップ2に進み、1が入っているNG判定フラグのビットの位置と同じ診断実行可否フラグのビットをみる。たとえば、前述した図4の例でいうと、NG判定フラグのビット4が1となっているので、ステップ2では診断実施可否フラグのビット4をみる。このとき、診断実施可否フラグのビット4には0が入っており(図4上段参照)、ビット4に対応する診断(EGR装置の診断)は当該エンジン(図1に示したエンジン)に対して許可されていないので、これはECM21の異常によるものである。したがって、このときにはECM21に異常が生じたと判断し、ステップ4、5に進んでNG判定フラグのビット4を0に戻す(訂正する)とともに警告ランプ61を消灯する。
【0049】
一方、診断実施可否フラグのビット4に1が入っているとき(本実施形態のエンジンとは別のエンジンの場合である)は、本来の診断結果である可能性が高いので(もちろんECM21の異常による場合も可能性としてはあるが、この場合のほうがまれである)、ステップ3に進み警告ランプ61を点灯する。
【0050】
なお、図4にはECM21の異常でNG判定フラグのビット4だけに1が格納されてしまった場合を示したが、NG判定フラグの他のビット5〜7の一部あるいは全てにECM21の異常で1が格納されることが考えられる。この場合にはNG判定フラグのビット5〜7のうち1の入っているビットを0に戻す。
【0051】
このように第1実施形態では、診断対象となっていないシステムに異常があると診断されるとき、すなわちNG判定フラグのいずれかのビットに異常があることを表す1が入っており、かつ1の入っているNG判定フラグのビットと同じ診断実施可否フラグのビットに診断実施を許可しないことを表す0が入っているとき、この0の入っている診断実施可否フラグのビットの位置と同じNG判定フラグのビットを0に戻すことにより、ECM21の異常による誤った診断結果を訂正するようにしたので(図4中段、下段参照)、誤った診断結果を保持した状態でサービス工場に車が持ち込まれて不要な部品交換がなされることもないし、診断システムへの不信感をもたれることもなくなる。
【0052】
なお、診断実施可否フラグの持っている情報もハンディタイプの診断ツールにより知り得るようにしておくことが望ましい。図5の制御周期が長ければ、ECM21の異常で警告ランプ61が点灯したあと図5のフローが実行されるまでは警告ランプ61が消灯しない。したがって、こうした警告ランプ61の一時的点灯を不安に思ってドライバーがサービス工場に車を入庫させたとき、サービスマンはハンディタイプの診断ツールにより、警告ランプが一時的に点灯した理由がECM21の異常によるものであることを容易に知ることができ、サービス性が向上する。
【0053】
図6のフローチャートは第2実施形態で、第1実施形態の図5と置き換わるものである。なお、図5と同一部分には同一のステップ番号をつけている。
【0054】
さて、第1実施形態はECM21の異常による誤った診断結果だけを訂正するものであった。
【0055】
ここで、ECM21の異常でNG判定フラグのビットを誤って1に変更することだけを考えれば、診断実施の許可により診断を行った結果としてNG判定フラグの該当ビットに0が格納されているのに、ECM21の異常に起因して誤って1に変更されることがないともいえない。たとえば、図7に示したように触媒の劣化診断の結果、NG判定フラグのビット1に0が入っている状態のとき、ECM21の異常に起因してNG判定フラグのビット1も1に変更されてしまった事態を想定すると、このときも警告ランプ61が点灯する。
【0056】
しかしながら、この場合においても車をサービス工場に入庫させたところで原因は分からない。
【0057】
そこで第2実施形態では、図6のようにECM21の異常と判定されたとき、ステップ2よりステップ11、12に進み、NG判定フラグのすべてのビットを0にして初期化するとともに、ECM21に異常ありとの診断結果を格納するようにしたものである。なお、ECM21の診断結果はECM21内のRAMに新たに用意しておけばよい。また、ECM21が正常であるか異常であるかの診断結果をハンディタイプの診断ツールにより知り得るようにしておくことが望ましい。
【0058】
第2実施形態によれば、診断実施の許可により診断を行った結果としてNG判定フラグのうち該当するビットに0が格納されているのに、ECM21の異常に起因して誤って1に変更される場合にも対応できる。すなわち、診断実施を許可されている診断対象についても、誤った診断結果を保持した状態でサービス工場に車が持ち込まれて不要な部品交換がなされたり、診断システムへの不信感をもたれたりすることがなくなる。
【0059】
実施形態ではエンジン制御に関わるシステムまたは部品を診断対象とする場合で説明したが、変速機制御または車両制御に関わるシステムまたは部品を診断対象とする場合でもかまわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の制御システム図。
【図2】ECMを中心とする制御システム図。
【図3】診断実施可否フラグ、NG判定フラグ、MIL点灯フラグの構成を示す図。
【図4】第1実施形態の作用を説明するための特性図。
【図5】ECMが行う制御動作を示すフローチャート。
【図6】第2実施形態のECMが行う制御動作を示すフローチャート。
【図7】第2実施形態の作用を説明するための特性図。
【図8】第1の発明のクレーム対応図。
【図9】第2の発明のクレーム対応図。
【図10】第3の発明のクレーム対応図。
【符号の説明】
1 エンジン本体
21 ECM
Claims (5)
- 市販しているエンジン機種および車種の全てのECMに対してかつ全ての診断に対して、診断対象毎に診断実施を許可するかどうかの情報を、最低単位を1バイトとする所定のバイト数で構成し、この所定のバイト数で構成された情報を格納する場所を有する第1記憶手段であって、個別のエンジン機種または個別の車種に対し診断実施を許可しない診断対象のビットにゼロを、診断実施を許可する診断対象のビットに1を予め格納している第1記憶手段と、
前記所定のバイト数と同じバイト数で構成し、この同じバイト数で構成された情報を格納する場所を有する第2記憶手段であって、前記診断実施を許可しない診断対象のビットにゼロを格納し、前記診断実施を許可する診断対象のビットに診断対象毎に正常であるのか異常であるのかの診断結果を格納する第2記憶手段と、
前記許可されている診断対象に対してだけ正常であるのか異常であるのかの診断を行い、この診断結果を前記第2記憶手段のうち対応するビットにゼロまたは1で格納する手段と、
前記2つの記憶手段の情報および診断結果に基づいて前記診断実施を許可されていない診断対象について異常であるとの診断結果が格納されているかどうかを判定する手段と、
この判定結果より診断実施を許可されていない診断対象について異常であるとの診断結果が格納されているとき、その異常であるとの診断結果を取り消す手段と
を設けたことを特徴とする診断装置。 - 市販しているエンジン機種および車種の全てのECMに対してかつ全ての診断に対して、診断対象毎に診断実施を許可するかどうかの情報を、最低単位を1バイトとする所定のバイト数で構成し、この所定のバイト数で構成された情報を格納する場所を有する第1記憶手段であって、個別のエンジン機種または個別の車種に対し診断実施を許可しない診断対象のビットにゼロを、診断実施を許可する診断対象のビットに1を予め格納している第1記憶手段と、
前記所定のバイト数と同じバイト数で構成し、この同じバイト数で構成された情報を格納する場所を有する第2記憶手段であって、前記診断実施を許可しない診断対象のビットにゼロを格納し、前記診断実施を許可する診断対象のビットに診断対象毎に正常であるのか異常であるのかの診断結果を格納する第2記憶手段と、
前記許可されている診断対象に対してだけ正常であるのか異常であるのかの診断を行い、この診断結果を前記第2記憶手段のうち対応するビットにゼロまたは1で格納する手段と、
前記2つの記憶手段の情報および診断結果に基づいて前記診断実施を許可されていない診断対象について異常であるとの診断結果が格納されているかどうかを判定する手段と、
この判定結果より診断実施を許可されていない診断対象について異常であるとの診断結果が格納されているとき、すべての診断結果を取り消す手段と
を設けたことを特徴とする診断装置。 - 市販しているエンジン機種および車種の全てのECMに対してかつ全ての診断に対して、診断対象毎に診断実施を許可するかどうかの情報を、最低単位を1バイトとする所定のバイト数で構成し、この所定のバイト数で構成された情報を格納する場所を有する第1記憶手段であって、個別のエンジン機種または個別の車種に対し診断実施を許可しない診断対象のビットにゼロを、診断実施を許可する診断対象のビットに1を予め格納している第1記憶手段と、
前記所定のバイト数と同じバイト数で構成し、この同じバイト数で構成された情報を格納する場所を有する第2記憶手段であって、前記診断実施を許可しない診断対象のビットにゼロを格納し、前記診断実施を許可する診断対象のビットに診断対象毎に正常であるのか異常であるのかの診断結果を格納する第2記憶手段と
をECM内に有するとともに、
前記許可されている診断対象に対してだけ正常であるのか異常であるのかの診断を行い、この診断結果を前記第2記憶手段のうち対応するビットにゼロまたは1で格納する機能を前記ECMが有し、
前記2つの記憶手段の情報および診断結果に基づいて前記診断実施を許可されていない診断対象について異常であるとの診断結果が格納されているかどうかを判定し、この判定結果より診断実施を許可されていない診断対象について異常であるとの診断結果が格納されているとき、前記ECMの異常と判定する機能を前記ECMに追加することを特徴とする診断装置。 - 前記第1記憶手段はROMであり、前記第2記憶手段はRAMであることを特徴とする請求項1、2、3のいずれか一つに記載の診断装置。
- 前記ECMの異常は急激なバッテリ電圧の低下によって生じることを特徴とする請求項3に記載の診断装置。
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