JP4053317B2 - 画像処理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、入力された画像データに基づく画像をプリント出力するプリンタ機能を備える複数台の画像形成装置を通信可能に接続して、最初に画像データが入力された画像形成装置(マスタ機)とは異なる画像形成装置(スレーブ機)で、当該画像データの一部をプリント出力する連結画像形成処理の実行を可能とする連結画像形成システムがある。
【0003】
このような連結画像形成システムには、例えば、特開2001−7958公報に開示されているように、スレーブ機をオペレータが設定する個別出力先選択モードでの連結画像形成処理と、スレーブ機を連結画像形成システム内で自動的に設定する自動出力先選択モードでの画像形成処理とのいずれか一方を選択的に実行可能とし、個別出力先選択モードの設定下におけるスレーブ機の選択操作の容易化を図るようにしたものがある。当該公報には、個別出力先選択モードの設定下で、読み取った原稿の画像を所望の機能を利用してプリント出力させたい場合に、所望する機能を指定することで当該機能を有するスレーブ機を操作画面上に表示させ、操作画面上に表示させたスレーブ機から目的とするスレーブ機を選択的に指定することで、選択操作の容易化を図るようにしており、この選択操作に際して操作画面上に表示された情報によって、スレーブ機をユーザに認識させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特開2001−7958公報に開示された技術では、スレーブ機の選択操作に際して操作部上に表示された情報によってスレーブ機をユーザに認識させることができるが、例えば、連結画像形成処理の実行中にスレーブ機にジャム等が発生して出力不可となった場合に、このスレーブ機にジャムが発生したことを案内することはできない。
【0005】
また、特開2001−7958公報に開示された技術では、ユーザがスレーブ機の設定を行ったマスタ機から離れた際に、スレーブ機にジャム等が発生して出力不可となった場合、スレーブ機にジャムが発生したことを案内することができない。
【0006】
このため、ユーザは誤ったスレーブ機情報を得ることになってしまい、出力不可という情報を得ることができないという不具合がある。
【0007】
本発明は、最初に画像データを入力したマスタ機から離れた場所でも、当該画像データの一部を出力したスレーブ機を案内することができる画像処理システムを得ることを目的とする。
【0008】
本発明は、ユーザの居場所に左右されることなく、最初に画像データを入力したマスタ機から離れた場所でも、当該画像データの一部を出力したスレーブ機を案内することができる画像処理システムを得ることを目的とする。
【0009】
本発明は、連結画像形成動作に際して、スレーブ機でジャム等が発生した場合にスムーズに対応することができる画像処理システムを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の画像処理システムは、入力された画像データに基づく画像を出力する複数台の画像形成装置を互いに接続した画像処理システムにおいて、前記画像形成装置との間で通信自在なユーザ端末を特定する端末特定情報および前記画像データを、マスタ機となる一の前記画像形成装置に対して入力する情報入力手段と、前記端末特定情報とともに入力された前記画像データについて、前記マスタ機以外の前記画像形成装置でも出力するか否かを、原稿枚数にプリント部数を掛けた合計プリント枚数に基づいて判断する連結可否判断手段と、前記マスタ機以外の前記画像形成装置でも出力すると判断した場合に、前記マスタ機を除く少なくとも1以上の前記画像形成装置を、スレーブ機として指定する手段と、前記マスタ機で出力する前記画像データを除く前記画像データを、前記スレーブ機で出力させる連結出力手段と、前記スレーブ機を特定する特定情報と、前記スレーブ機における前記画像データの出力に関する動作情報とを含む出力先情報を、前記スレーブ機毎に取得する情報取得手段と、前記出力先情報を、前記画像データとともに入力された前記端末特定情報によって特定される前記ユーザ端末に出力する出力先案内手段と、を具備する。
【0011】
したがって、末特定情報および画像データがマスタ機となる一の画像形成装置に対して入力された場合には、このマスタ機以外の画像形成装置でも当該画像データ出力するか否かが、原稿枚数にプリント部数を掛けた合計プリント枚数に基づいて判断され、マスタ機以外の画像形成装置でも出力すると判断された場合には、マスタ機を除く少なくとも1以上の画像形成装置がスレーブ機として指定され、マスタ機で出力する画像データを除く画像データがスレーブ機で出力され、スレーブ機を特定する特定情報とスレーブ機における画像データの出力に関する動作情報とを含む出力先情報がスレーブ機毎に取得され、当該出力先情報が画像データとともに入力された端末特定情報によって特定されるユーザ端末に出力される。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像処理システムにおいて、前記ユーザ端末は公衆回線を介して前記マスタ機に無線接続される移動通信端末であり、前記出力先案内手段は公衆回線を介して前記出力先情報を出力する。
【0013】
したがって、出力先情報は、公衆回線を介して、移動通信端末に無線出力される。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像処理システムにおいて、前記移動通信端末は携帯電話であり、前記端末情報入力手段により入力される前記端末特定情報は携帯電話番号である。
【0015】
したがって、出力先情報は、公衆回線を介して、入力された携帯電話番号によって回線が確立される携帯電話に無線出力される。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項2記載の画像処理システムにおいて、前記移動通信端末は自身を特定するメールアドレスとこのメールアドレスに送信された情報を表示する表示部とを有し、前記端末情報入力手段により入力される前記端末特定情報は前記メールアドレスである。
【0017】
したがって、出力先情報は、公衆回線を介して、入力されたメールアドレスによって特定される移動通信端末に無線出力されて、移動通信端末の表示部に表示される。
【0018】
請求項5記載の発明は、請求項2、3、または4記載の画像処理システムにおいて、前記端末特定情報と前記端末特定情報を識別する識別情報とを対応付けて記憶する端末特定情報記憶手段を具備し、前記特定情報入力手段は、前記端末特定情報記憶手段によって記憶される前記識別情報から選択された一の前記識別情報に対応する前記端末特定情報を入力する。
【0019】
したがって、特定情報入力手段によって、端末特定情報記憶手段によって記憶される識別情報から選択された一の識別情報に対応する端末特定情報が入力される。
【0020】
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか一に記載の画像処理システムにおいて、前記情報取得手段は、前記連結出力手段によって出力した前記画像データの出力順序を示す出力順序情報を含む前記出力先情報を取得する。
【0021】
したがって、報取得手段によって、連結出力手段によって出力された画像データの出力順序を示す出力順序情報を含む出力先情報が取得される。
【0022】
請求項7記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか一に記載の画像処理システムにおいて、前記情報取得手段は、前記連結出力手段によって前記画像データを出力した前記スレーブ機の位置を特定する位置特定情報を含む前記出力先情報を取得する。
【0023】
したがって、報取得手段によって、像データを出力したスレーブ機の位置を特定する位置特定情報を含む出力先情報が取得される。
【0024】
請求項8記載の発明は、請求項1ないしのいずれか一に記載の画像処理システムにおいて、前記連結可否判断手段は、前記原稿枚数と前記プリント部数とに加えて、各種画像形成条件の設定の要否に応じて前記合計プリント枚数を取得する
【0025】
したがって、連結可否判断手段によって、原稿枚数とプリント部数とに加えて、各種画像形成条件の設定の要否に応じた合計プリント枚数が取得される
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について図1ないし図7を参照して説明する。本実施の形態は、連結画像形成システムへの適用例を示す。
【0027】
図1は、本発明の一実施の形態の連結画像形成システムを概略的に示す説明図である。連結画像形成システム100は、LAN1を介して互いに接続された複数台の複合機2(2A,2B,2C,2D,2E)を備えている。各複合機2に対しては、局交換機3、公衆回線網4および無線基地局装置5等を介して、携帯端末(ユーザ端末、移動通信端末)6が通信自在に接続されている。本実施の形態では、携帯端末6として、公知の技術である携帯電話が用いられている。以降、携帯電話を符号6をつけて説明する。また、複合機2がLAN接続されているネットワークには、複数台のパーソナルコンピュータ7が接続されている。
【0028】
次に、複合機2について図2ないし図5を参照して説明する。各複合機2は、図2に示すように、原稿の画像を読み取る画像読取ユニット10と、画像データに基づく画像を形成する画像形成ユニット11と、画像形成ユニット11から排紙された用紙のステープル処理をするフィニッシャユニット12とを備えている。
【0029】
まず、画像読取ユニット10について説明する。画像読取ユニット10は、スキャナ機構13とADF(Auto Document Feeder)14とを備えている。スキャナ機構13は、原稿が載置されるコンタクトガラス15と、コンタクトガラス15に載置された原稿を露光走査する読取光学系16とを備えている。読取光学系16は、露光ランプ17および第一ミラー18を搭載する第一キャリッジ19、第二,第三ミラー20,21を搭載する第二キャリッジ22、レンズ23、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ24を備えている。
【0030】
ADF14は、原稿台25にセットされたシート状の原稿が、コンタクトガラス15上を一定の速度で通過するように、一枚ずつ自動的に搬送する装置であり、原稿台にセットされた原稿の有無を判断する原稿セットセンサ26や、原稿台25にセットされた原稿を搬送する原稿搬送機構27等を備えている。
【0031】
コンタクトガラス15上に載置された原稿画像の読み取りに際しては、スキャナ駆動モータ(図3参照)によって第一,第二キャリッジ19,22を2対1の速度比で往復動させることにより原稿を露光走査し、原稿からの反射光をレンズ23を介してCCDイメージセンサ24に結像させることにより、原稿画像を光学的に読み取る。ADF14により原稿を自動的に搬送しながら読み取る場合には、上述した読取光学系16を定位置に固定した状態で、ADF14により原稿を搬送しながら露光走査し、原稿からの反射光をレンズ23を介してCCDイメージセンサ24に結像させることにより、原稿画像を光学的に読み取る。ADF14は、画像読み取り後の原稿を、排紙トレイに排紙する。詳細は、後述するが、CCDイメージセンサ24が光学的に読み取った原稿のアナログ画像データは、電気信号に変換されて、以降の画像処理に供される。
【0032】
次に、画像形成ユニット11について説明する。画像形成ユニット11は、第一,第二または第三トレイ30,31または32から、電子写真方式のプリンタエンジン33や排紙選択部34等を介して、フィニッシャユニット12に至る用紙搬送路35を備えている。用紙搬送路35には、記録材を搬送するための搬送機構36が設けられている。プリンタエンジン33において、感光体37の表面を露光走査する書き込みユニット38は、レーザ出力ユニット39、結像レンズ40、ミラー41を備えており、レーザ出力ユニット39の内部に設けられた図示しないレーザダイオードから画像メモリ(図4参照)上の画像データに基づいて出射した出射光を、モータによって高速かつ定速で回転される多角形ミラー(ポリゴンミラー)によって走査方向に反射させることで、感光体37の表面を露光走査する。プリンタエンジン33では、この露光走査によって感光体37表面に形成される静電潜像に、現像器42によってトナーを供給することによりトナー像を形成し、このトナー像をトナー像に対してタイミング調整されて搬送されてくる用紙に転写させた後、定着器43にて加圧および加熱することでトナー像を定着させる。
【0033】
排紙選択部34は、用紙の片面に画像を形成するか、両面に画像を形成するか、あるいは、片面に画像が形成された用紙を反転させるかによって、図示しない切替爪の位置を切り替える。例えば、用紙の片面に画像を形成する場合には、フィニッシャユニット12に排出させるように切替爪の位置を切り替える。また、用紙の両面に画像を形成する場合は、プリンタエンジン33を通過した用紙を、反転機構部44に導くように切替爪の位置を切り替える(矢印a参照)。特に図示しないが、反転機構部44は、導かれた用紙をスイッチバック反転させる反転ユニットや、用紙の両サイドを揃える用紙揃えジョガー等を備えている。用紙の両面に画像を形成する場合、反転機構部44は、プリンタエンジン33を経由した用紙の両サイドを揃え、用紙搬送路35のプリンタエンジン33より用紙搬送方向上流側に搬送する(矢印b参照)。片面に画像を形成した用紙を反転する場合、反転機構部44は、プリンタエンジン33を経由した用紙の両サイドを揃え、排紙選択部34を介して、フィニッシャユニット12に排紙する(矢印c参照)。
【0034】
次に、フィニッシャユニット12について説明する。フィニッシャユニット12は、画像形成ユニット11から排紙された用紙を、一旦スタックするスタックトレイ45、スタックトレイ45に溜められた用紙束をステープル綴じするステープラ46、ステープル綴じされた用紙束が排紙される排紙トレイ47等を備えている。
【0035】
加えて、複合機2は、図3に示すように、液晶ディスプレイ50と、液晶ディスプレイ50に積層されたタッチパネルやハードキー等によって構成されるキー操作部51とを有するコントロールパネル52を備えている。液晶ディスプレイ50の表示内容としては、例えば、図3に示すように、通常の待機状態で表示される待機画面がある。待機画面は、図3に示すように、画像形成ユニット11やフィニッシャユニット12での動作モードを設定するため各種モードキー51aや、給紙元となる給紙トレイを指定するトレイ指定キー51b等の各種操作キーの位置を示すキーのイラストが表示されている。後述する連結コピー処理に際しては、キー操作部51の操作により、コピー部数や、拡大/縮小等の変倍設定、集約設定、片面/両面設定等の各種画像形成条件を設定することができる。また、後述する連結コピー処理に際しては、キー操作部51の操作により、携帯電話番号やメールアドレス等を入力することができる。ここに、端末情報入力手段としての機能が実現される。
【0036】
次に、図4に基づいて、複合機2の制御系の電気的な接続について作用的に説明する。図4は、複合機2の制御系の電気的な接続を示すブロック図である。複合機2は、各部を集中的に制御するメインコントローラ60を備えている。特に図示しないが、メインコントローラ60は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を接続することによって構成されるマイクロコンピュータを備え、このマイクロコンピュータの動作によって複合機2が備える各部を駆動制御する。メインコントローラ60には、キー操作部51の操作によって入力された各種画像形成条件や、携帯電話番号、メールアドレス等を記憶する画像形成条件設定ファイルが設けられている。
【0037】
メインコントローラ60には、感光体37や搬送機構36等を駆動するメインモータ61、各トレイ30,31,32からの給紙動作や排紙選択部34の切替爪の切り替え等を制御する各種クラッチ62が接続されている。
【0038】
また、メインコントローラ60には、操作制御部63、ADF制御部64、IPU(Image Processing Unit)65等が接続されている。操作制御部63は、コントロールパネル52における液晶ディスプレイ50やキー操作部51を駆動制御する。ADF制御部64は、原稿搬送機構27を駆動制御する搬送モータ66や、原稿台25における原稿のセットの有無に応じて出力が変化する原稿セットセンサ26等が接続されている。ADF制御部64は、原稿セットセンサ26からの出力値に基づいて原稿台25における原稿のセットの有無を判断する。IPU65は、スキャナ機構13で読み取った画像データに対するデータ処理等を行う。
【0039】
ここで、IPU65について図5を参照して説明する。IPU65は、図5に示すように、IPU65の各部を集中的に駆動制御するCPU70、制御プログラム等の固定的なデータを格納するROM71、CPU70のワークエリアとして機能するRAM72、低電圧駆動不揮発性半導体メモリであるNV−RAM73等を備えている。CPU70、ROM71、RAM72、NV−RAM73は、アドレスバス、データバス等のバスライン74を介して接続されている。
【0040】
バスライン74には、後述する連結画像形成処理に際して、携帯電話6との間で情報の授受を行う電話回線通信制御ユニット75が接続されている。電話回線通信制御ユニット75は、複合機2が受信したアナログデータをデジタルデータにA/D変換したり、画像メモリ76等の複合機2が備える各種のメモリ手段に記憶されているデジタルデータをアナログデータに変換したりして、変換後のデータを公衆回線網4を介して、携帯電話6に送信する。これによって、一般の電話回線を介して、複合機2と携帯電話6とのデータ通信が可能となる。
【0041】
バスライン74には、LAN1に接続される別の複合機2やパーソナルコンピュータ7との間でデータ通信を行うI/Oポート77が接続されている。I/Oポート77のプロトコルとしては、例えば、インターネットの標準プロトコルとして普及しているTCP/IPプロトコルを用いることが可能である。これにより、連結画像形成システム100内で、各複合機2の機械構成情報や動作状況に加えて、リモート出力コマンド等の各種制御コマンドや設定コマンドの送受信が可能になる。
【0042】
CPU70には、バスライン74を介して、各種画像データ等を記憶する画像メモリ76に対して、画像データの読み出しおよび書き込みを行うメモリコントローラ78が接続されている。メモリコントローラ78は、例えば、スキャナ機構13で読み取られて画像メモリ76に記憶する画像データを圧縮する圧縮機能と、画像メモリに記憶された圧縮画像データを伸長する伸長機能とを有している。メモリコントローラにより画像データの圧縮を行うことで、限られた容量の画像メモリを有効に利用することができ、多数枚の原稿の画像データを記憶することが可能になる。
【0043】
メモリコントローラ78と画像メモリ76とは、リード用およびライト用の二組のアドレスデータ線によって接続されている。画像メモリ76内は、複数の領域に分割されており、メモリコントローラ78によって画像メモリ76の各領域に対して画像データの入出力を行う場合には、この二組のアドレスデータ線によって、入力または出力を並行して行うことが可能である。また、画像メモリ76に記憶された画像データは、メモリコントローラ78を介して、CPU70からアクセスすることが可能である。これにより、画像メモリ76に記憶された画像データに対して、データの間引き処理、画像データの切り出し処理等、画像データに対して各種の加工を施すことが可能である。加工に際しては、メモリコントローラ78のレジスタに加工する画像データを書き込むことで実現することができる。メモリコントローラ78は、加工された画像データを再度画像メモリ76に記憶する。
【0044】
IPU65には、画像データの記憶容量をさらに大きくするために、メモリコントローラ78に接続されたハードディスク(HD)79が設けられている。HD79を設けることにより、外部からの電源供給を必要とすることなく、多量の画像データを永久的に保持することができる。HD79には、例えば、スキャナで読み取った複数の定型の原稿(フォーマット原稿)等が、記憶保存される。
【0045】
メモリコントローラ78は、CCDイメージセンサ24が読み取り電気信号に変換した画像データを、セレクタ80を介して取得する。ここで、CCDイメージセンサが読み取った画像データの処理について説明する。CCDイメージセンサ24が読み取ったアナログ信号の画像データを、A/Dコンバータ81でデジタル信号に光電変換し、デジタル信号に変換した画像データに対して、シェーディング補正部82でシェーディング補正を行い、MTF補正・γ補正部83でMTF補正およびγ補正等を行う。セレクタ80は、補正終了後の画像データを画像メモリ76またはHD79に記憶するか、印字合成部84で印字合成するかをセレクトする。
【0046】
印字合成部84は、入力された画像データに対して印字合成処理を行い、変倍処理部85に出力する。変倍処理部85は、入力された画像データに対して所定の変倍率に合せた拡大縮小を行い、書き込みユニット38へ出力する。書き込みユニット38は、上述したように、入力された画像データに基づいてレーザダイオードの発光制御を行う。なお、印字合成部84には、印字イメージデータ発生部86で発生された印字イメージデータも入力される。
【0047】
また、メモリコントローラ78は、例えば、ソート機能、複数枚分の画像データを単一の用紙面内を複数に分割した各分割領域にそれぞれ割り付ける集約機能を有している。この集約機能により、集約コピーを実現することができる。
【0048】
次に、携帯電話6について説明する。公知の技術であるため詳細な説明を省略するが、携帯電話6は、ケーシングの一面側に設けられた各種入力キーや表示部6a、および、アンテナ等を備えている。携帯電話6は、各部を集中的に駆動制御するCPUに、アドレスバス、データバス等のバスラインを介して、各種制御プログラム等の固定的データを予め格納するROMと、可変的なデータを書き換え自在に記憶するRAMとが接続されて構成されて、携帯電話6内の各部を駆動制御するマイコンを内蔵している。さらに、携帯電話6は、表示データ等を高速展開するVRAM(Video Random Access Memory)や、複合機から転送された転送データを記憶する不揮発性のフラッシュメモリ等を備えている。加えて、携帯電話6は、携帯電話としての機能を果たすための通信制御部を備えており、この通信制御部によってアンテナを介した無線通信を行うことが可能になっている。
【0049】
本実施の形態の携帯電話6は、携帯電話番号とメールアドレスとを有しており、携帯電話番号またはメールアドレスのいずれか一方が特定されることによって外部装置との通信を行うことができる。
【0050】
携帯電話6は、複合機2から自身に向けて転送された転送データを受信した場合に、この転送データを表示部に自動的に表示させることが可能な構成となっている。
【0051】
次に、連結画像形成システム100で実行される連結画像形成処理について図6および図7を参照して説明する。連結画像形成システム100で実行される連結画像形成処理は、オペレータが直接操作を行った複合機(マスタ機)2Aで実行されるマスタプリント処理(図6参照)と、マスタ機2A以外の複合機(スレーブ機)2B,2C,2Dまたは2Eで実行されるスレーブプリント処理(図7参照)とによって実現される。
【0052】
まず、図6を参照してマスタ機2Aで実行されるマスタプリント処理について説明する。マスタプリント処理は、ユーザによって操作部が操作されることによりコピー動作の実行が宣言されたことを条件として実行される。コピー動作の実行は、キー操作部51のプリントキーの操作によって宣言されるが、この宣言に先駆けて、ユーザはキー操作部51の操作により自分の携帯電話6に割り当てられたメールアドレスを入力する。
【0053】
メールアドレスの入力に際しては、キー操作部51の操作によって、直接入力するようにしてもよいし、例えば、使用頻度が高いユーザのメールアドレスを「1」,「2」,・・・等の通し番号(識別情報)に対応付けて予め登録しておき(端末特定情報記憶手段)、登録されたメールアドレスに対応する通し番号をテンキーの操作等によって指定することでメールアドレスを入力できるようにしておいてもよい。これによって、メールアドレスの入力に際しては、予め登録されたメールアドレスを指定する操作だけでメールアドレスを入力することが可能になるので、例えば、長いメールアドレスを入力する場合と比較して、メールアドレスの桁数の多さ(長さ)に拘わらずメールアドレスの入力操作の容易化を図ることができる。なお、マスタプリント処理の実行に際してはメールアドレスの入力に限るものではなく、携帯電話番号であってもよい。
【0054】
マスタプリント処理では、ユーザによってプリントキーが操作されることによりコピー動作の実行が宣言されたと判断するまで待機し(ステップS1のN)、ユーザによって操作部が操作されることによりコピー動作の実行が宣言されたと判断した場合には(S1のY)、上述の画像読取動作を実行することによりコンタクトガラス15に載置された原稿またはADF14にセットされた原稿を読み取る(S2)。
【0055】
そして、画像形成条件設定ファイルを参照して、当該コピー動作に関するコピー条件を取得し(S3)、読み取った原稿の枚数と、画像形成条件設定ファイルを参照して取得した各種コピー条件とに基づいて、連結コピーの要否を判断する(S4)。ここに、連結可否判断手段としての機能が実行される。
【0056】
ここで、ステップS4では、例えば、読み取った原稿の枚数と入力されたプリント部数とに基づいて合計プリント枚数を取得し、この合計プリント枚数がマスタ機で処理しきれる量であるか否かを判断することで、連結コピーの要否を判断する。
【0057】
また、ステップS4では、読み取った原稿の枚数と入力されたプリント部数とに加えて、集約設定や、片面/両面設定等の各種画像形成条件の設定の要否に応じて、合計プリント枚数を取得し、連結コピーの要否を判断することも可能である。
【0058】
読み取った原稿の枚数と、画像形成条件設定ファイルを参照して取得される各種コピー条件とに基づいて、連結コピーが必要であると判断した場合には(S4のY)、LAN1に接続されているスレーブ機2B,2C,2Dまたは2Eのアイドル状態を調査する(S5)。
【0059】
ステップS5では、連結コピーが必要であると判断した時点でLAN1に接続されている全スレーブ機2B,2C,2D,2Eとの間でデータ通信を行うことにより各スレーブ機2B,2C,2D,2Eのアイドル状態を調査するようにしてもよいし、プリントジョブが発生/終了する毎にマスタ機2Aとスレーブ機2B,2C,2D,2Eとの間でデータ通信を行うことによりスレーブ機2B,2C,2D,2Eのアイドル状態を定期的に調査し、この調査結果に基づいてスレーブ機2B,2C,2D,2Eのアイドル状態を調査するようにしてもよい。本実施の形態では、スレーブ機2Bが、アイドル状態にあるものとする。
【0060】
スレーブ機2B,2C,2D,2Eのアイドル状態を調査することにより、アイドル状態であると判断されたスレーブ機2Bに対して、自身(マスタ機2A)を特定するマスタ機特定情報と、読み取った画像データの一部(連結画像データ)と、画像形成条件設定ファイルを参照して取得される各種コピー条件とを組み合わせた連結データを転送して(S6)、マスタ機2A用のプリント動作を開始する(S7)。
【0061】
なお、本実施の形態では、アイドル状態にある複合機2Bをスレーブ機としたが、これに限るものではなく、連結データは、アイドル状態である複数のスレーブ機機2B,2C,2Dおよび2Eに分散させて転送してもよいし、マスタ機2Aで実行しきれない分の画像データを一台のスレーブ機2B,2C,2Dまたは2Eにまとめて転送するようにしてもよい。
【0062】
ここで、図7は、連結データの転送先となるスレーブ機2Bで実行されるスレーブプリント処理を概略的に示すフローチャートである。本実施の形態では、スレーブプリント処理の実行によって、連結出力手段としての機能が実行される。スレーブプリント処理は、まず、マスタ機2Aから転送された連結データを受信したと判断するまで待機しており(S20のN)、マスタ機2Aから転送された連結データを受信したと判断した場合には(S20のY)、受信した連結データに基づいて、連結コピーの要否を判断する(S21)。ステップS21では、図6のステップS4と同様に、合計プリント枚数に基づいて、連結コピーの要否を判断する。
【0063】
受信した連結データに基づいて、連結コピーが不要であると判断した場合には(S21のN)、受信した連結プリントデータに基づくプリント処理を開始し(S22)、プリント処理が終了したと判断するまで待機する(S23)。
【0064】
そして、用紙不足や用紙ジャム等のエラーが発生することなく(S24のN)、プリント処理が完了したと判断した場合には(S23のY)、終了通知データを作成して(S25)、作成した終了通知データを、連結データに基づいて取得されるマスタ機特定情報によって特定されるマスタ機2Aに送信する(S26)。
【0065】
ステップS24で作成される終了通知データは、スレーブ機2Bを特定するスレーブ機データと、連結画像データに基づいて取得されるページ数等の内容情報と、連結画像データの実行に関する動作状態を示す動作情報とが組み合わされて構成されている。このときの動作情報は、マスタ機2Aから送信されてきた連結画像データのプリント出力が完了したことを案内する情報である。
【0066】
一方、プリント処理が完了したと判断するまでに(S23のN)、用紙不足や用紙ジャム等のエラーが発生した場合(S24のY)、スレーブ機2Bを特定するスレーブ機データと、動作情報と、内容情報とを組み合わせた終了通知データを作成し(S27)、ステップS26に進む。このときの動作情報は、用紙不足や用紙ジャム等の理由により、マスタ機2Aから送信されてきた連結画像データのプリント出力が中断したことを案内する情報である。
【0067】
一方、連結コピーが必要であると判断した場合には(S21のY)、残りの全スレーブ機2C,2D,2Eのアイドル状態を調査し(S28)、アイドル状態にあるスレーブ機2C,2Dまたは2Eへ連結データを転送する(S29)。
【0068】
加えて、スレーブ機2Bからスレーブ機2C,2Dまたは2Eへ連結データを転送したことを示す別スレーブ発生データを作成し(S30)、作成した別スレーブ発生データをこのプリントジョブの発生元であるマスタ機2Aへ送信する(S26)。
【0069】
再び、図6のステップS7に戻り、I/Oポートより電話回線通信制御ユニットへ送信されるデータに基づいて、連結データの転送先からの終了通知データを受信したと判断するまで待機し(S8のN)、スレーブ機2Bからの終了通知データを受信したと判断した場合には(S8のY)、受信した終了通知データに基づいて、プリント結果が出力されているスレーブ機2Bを特定するスレーブ機特定情報と動作情報と内容情報とを含むスレーブ機情報を出力先情報(図6中、出力先データ)として取得する(S9)。ここに、スレーブ機情報取得手段としての機能が実行される。
【0070】
スレーブ機特定情報としては、例えば、スレーブ機2Bに割り当てられたFAX番号等がある。
【0071】
そして、受信した終了通知データに基づいて、プリント出力すべきデータに関する全ての終了通知データを受信したと判断するまで待機し(S10のY)、受信した終了通知データに基づいて、プリント出力すべきデータに関する全ての終了通知データを受信したと判断した場合には(S10のY)、マスタ機2Aで実行すべきプリント動作が終了したか否かを判断し(S11)、マスタ機2Aで実行すべきプリント動作が終了していると判断した場合に(S11のY)、画像形成条件設定ファイルを参照して、当該プリントジョブの実行を指示したユーザのメールアドレスを取得する(S12)。
【0072】
取得したメールアドレスと、マスタ機2Aが実行したプリントジョブと、スレーブ機2Bから受信した終了通知データとに基づいて、転送データを作成する(S13)。
【0073】
続いて、電話回線通信制御ユニットによって、作成した転送データに基づいて接続に成功したと判断するまで(S15のN)該当するメールアドレスへの接続を開始し(S14)、接続に成功したと判断した場合に(S15のY)、作成した転送データの転送を実行しマスタプリント処理を終了する(S16)。ここに、ステップS14、S15およびS16によって、出力先案内手段としての機能が実行される。
【0074】
なお、連結コピーの必要がないと判断した場合には(S4のN)、マスタ機で通常のプリント動作を行う。
【0075】
これによって、携帯電話6の表示部6aには、送信された転送データに基づいて、例えば、図8に示すように、複合機2Aで1ページから100ページまでが出力されたことを示す情報60aと、複合機2Bで101ページから200ページまでが出力されたことを示す情報60bとを含む一覧表60が表示される。これによって、携帯電話6の表示部6aに出力される出力先情報に基づいて、当該画像データの一部を出力したスレーブ機2Bを案内することができるので、複数箇所に出力されたプリント出力結果の回収作業の容易化を図ることができる。
【0076】
また、マスタ機2A、スレーブ機2Bで出力したページ数を表示することにより、当該画像データの一部を出力したスレーブ機2Bとともに出力順序を案内することができるので、複数箇所に出力されたプリント出力結果の回収作業の容易化をより効果的に図ることができる。このため、本実施の形態では、表示されるページ数が出力順序情報とされる。
【0077】
なお、本実施の形態では、スレーブ機2Bを特定する情報とともにページ数を表示させるようにしたが、これに限るものではなく、「1」,「2」・・・等のように単に出力番号を表示させるようにしてもよい。
【0078】
また、携帯電話6の表示部6aに表示させる情報として、一覧表60に加えて、図9に示すように、予めグルーピングされた複合機2A,2B,2C,2D,2Eの位置を示すマップ61が添付されていてもよい。図9には、ある室内における複合機2A,2B,2C,2D,2Eの配置状態を示すマップ61が表示されている。このため、本実施の形態では、図9中で「A」,「B」,「C」,「D」,「E」で表示される各複合機2A,2B,2C,2D,2Eが位置特定情報とされる。これによって、当該画像データの一部を出力したスレーブ機2Bとともにこのスレーブ機2Bの位置を案内することができるので、プリント出力結果の回収作業の容易化をより効果的に図ることができる。
【0079】
ここに、キー操作部51によって入力されたメールアドレスとともに画像データがマスタ機2Aに入力された場合に、このマスタ機2A単独で当該画像データのプリント出力が可能であるか否かが判断され、マスタ機2A単独での画像データのプリント出力が不可能である場合には、マスタ機2Aに入力された画像データの少なくとも一部がスレーブ機2Bでプリント出力され、このスレーブ機2Bを特定するスレーブ機特定情報を少なくとも含むスレーブ機情報を少なくとも含む出力先情報が、キー操作部51によって入力されたメールアドレスによって特定される携帯電話6に出力される。
【0080】
これによって、最初に画像データが入力されたマスタ機2Aから離れた場所でも、携帯電話6に出力される出力先情報に基づいて、ユーザに対して、当該画像データの一部を出力したスレーブ機2Bを案内することができ、ユーザは手元の携帯電話6によってジョブの終了と、連結コピーの出力先を知ることができる。
【0081】
なお、LAN1に接続されたパーソナルコンピュータ7をユーザ端末として、このパーソナルコンピュータ7が有するメールアドレスに出力先情報を送信することによりユーザに対して、当該画像データの一部を出力したスレーブ機2Bを案内することができるが、本実施の形態では、公衆回線を介して、携帯電話6に対して出力先情報を無線出力することにより、公衆回線網が存在する場所であれば、ユーザの居場所に左右されることなく、携帯電話6に出力されて表示部6aに表示された出力先情報に基づいて、当該画像データの一部(連結画像データ)を出力したスレーブ機2Bを案内することができる。
【0082】
また、本実施の形態では、連結画像データをプリント出力したスレーブ機2Bの動作状態を示す動作情報60c,60dが併せて表示されるため連結画像データをプリント出力したスレーブ機2Bとともにスレーブ機2Bの動作情報を案内することができるので、例えば、スレーブ機2Bでジャムが発生した場合にもスムーズに対応することができる。
【0083】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の画像処理システムによれば、末特定情報および画像データがマスタ機となる一の画像形成装置に対して入力された場合に、このマスタ機以外の画像形成装置でも当該画像データ出力するか否かを、原稿枚数にプリント部数を掛けた合計プリント枚数に基づいて判断し、マスタ機以外の画像形成装置でも出力すると判断された場合に、マスタ機を除く少なくとも1以上の画像形成装置がスレーブ機として指定され、マスタ機で出力する画像データを除く画像データをスレーブ機で出力させ、スレーブ機を特定する特定情報とスレーブ機における画像データの出力に関する動作情報とを含む出力先情報がスレーブ機毎に取得され、当該出力先情報を画像データとともに入力された端末特定情報によって特定されるユーザ端末に出力することにより、最初に画像データを入力したマスタ機から離れた場所でも、ユーザ端末に出力される出力先情報に基づいて、像データを出力したスレーブ機を案内することができる。また、ユーザ端末に出力される出力先情報に基づいて、スレーブ機の動作情報を案内することができるので、例えば、スレーブ機でジャムが発生した場合にもスムーズに対応することができる。
【0084】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の画像処理システムにおいて、公衆回線を介してマスタ機に無線接続される移動通信端末をユーザ端末として、この移動通信端末に対して公衆回線を介して出力先情報を無線出力することにより、公衆回線網が存在する場所であれば、ユーザの居場所に左右されることなく、ユーザ端末に出力される出力先情報に基づいて、連結画像データを出力したスレーブ機を案内することができる。
【0085】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の画像処理システムにおいて、公衆回線を介してマスタ機に無線接続される移動通信端末である携帯電話に対して、入力された携帯電話番号によって確立された回線を介して、出力先情報を無線出力することにより、携帯電話の基地局からの電波が届く範囲内であれば、ユーザの居場所に左右されることなく、ユーザ端末に出力される出力先情報に基づいて、連結画像データを出力したスレーブ機を案内することができる。
【0086】
請求項4記載の発明によれば、請求項2記載の画像処理システムにおいて、自身を特定するメールアドレスとこのメールアドレスに送信された情報を表示する表示部とを有する移動通信端末に対して、公衆回線を介して無線出力させた出力先情報を表示部に表示させることにより、移動通信端末の基地局からの電波が届く範囲内であれば、ユーザの居場所に左右されることなく、ユーザ端末に出力される出力先情報に基づいて、連結画像データを出力したスレーブ機を案内することができる。
【0087】
請求項5記載の発明によれば、請求項2、3、または4記載の画像処理システムにおいて、端末特定情報と端末特定情報を識別する識別情報とを対応付けて記憶しておくことで、端末特定情報の入力に際しては、一の識別情報を選択することで、この識別情報に対応する端末特定情報を入力することが可能になるので、例えば、複数桁の電話番号やメールアドレスを端末特定情報として入力する場合と比較して、電話番号の桁数やメールアドレスの桁数の多さ(長さ)に拘わらず、端末特定情報の入力操作の容易化を図ることができる。
【0088】
請求項6記載の発明によれば、請求項1ないし5のいずれか一に記載の画像処理システムにおいて、連結出力手段によって出力させた画像データの出力順序を示す出力順序情報を含む出力先情報を取得することにより、ユーザ端末に出力される出力先情報に基づいて、当該画像データの一部を出力したスレーブ機とともに画像データの出力順序情報を案内することができる。
【0089】
請求項7記載の発明によれば、請求項1ないし5のいずれか一に記載の画像処理システムにおいて、連結出力手段によって出力させたスレーブ機の位置を特定する位置特定情報を含む出力先情報を取得することにより、ユーザ端末に出力される出力先情報に基づいて、当該画像データの一部を出力したスレーブ機とともにこのスレーブ機の位置を案内することができるので、複数箇所に出力されたプリント出力結果の回収作業の容易化を図ることができる。
【0090】
請求項8記載の発明によれば、請求項1ないしのいずれか一に記載の画像処理システムにおいて、連結可否判断手段によって、原稿枚数とプリント部数とに加えて、各種画像形成条件の設定の要否に応じた合計プリント枚数を取得することにより、集約設定や片面/両面設定等の各種画像形成条件の設定の要否に応じて合計プリント枚数を取得することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の連結画像形成システムを概略的に示す説明図である。
【図2】複合機を示す縦断続面図である。
【図3】コントロールパネルを示す平面図である。
【図4】複合機の制御系の電気的な接続を示すブロック図である。
【図5】IPUを示すブロック図である。
【図6】マスタ機で実行されるマスタプリント処理を概略的に示すフローチャートである。
【図7】スレーブ機で実行されるスレーブプリント処理を概略的に示すフローチャートである。
【図8】携帯電話の表示部に表示される表示画面の一例を示す平面図である。
【図9】携帯電話の表示部に表示される表示画面の別の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
100 画像処理システム
2A マスタ機
2B スレーブ機

Claims (8)

  1. 入力された画像データに基づく画像を出力する複数台の画像形成装置を互いに接続した画像処理システムにおいて、
    前記画像形成装置との間で通信自在なユーザ端末を特定する端末特定情報および前記画像データを、マスタ機となる一の前記画像形成装置に対して入力する情報入力手段と、
    前記端末特定情報とともに入力された前記画像データについて、前記マスタ機以外の前記画像形成装置でも出力するか否かを、原稿枚数にプリント部数を掛けた合計プリント枚数に基づいて判断する連結可否判断手段と、
    前記マスタ機以外の前記画像形成装置でも出力すると判断した場合に、前記マスタ機を除く少なくとも1以上の前記画像形成装置を、スレーブ機として指定する手段と、
    前記マスタ機で出力する前記画像データを除く前記画像データを、前記スレーブ機で出力させる連結出力手段と、
    前記スレーブ機を特定する特定情報と、前記スレーブ機における前記画像データの出力に関する動作情報とを含む出力先情報を、前記スレーブ機毎に取得する情報取得手段と、
    前記出力先情報を、前記画像データとともに入力された前記端末特定情報によって特定される前記ユーザ端末に出力する出力先案内手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記ユーザ端末は公衆回線を介して前記マスタ機に無線接続される移動通信端末であり、前記出力先案内手段は公衆回線を介して前記出力先情報を出力することを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  3. 前記移動通信端末は携帯電話であり、前記端末情報入力手段により入力される前記端末特定情報は携帯電話番号であることを特徴とする請求項2記載の画像処理システム。
  4. 前記移動通信端末は自身を特定するメールアドレスとこのメールアドレスに送信された情報を表示する表示部とを有し、前記端末情報入力手段により入力される前記端末特定情報は前記メールアドレスであることを特徴とする請求項2記載の画像処理システム。
  5. 前記端末特定情報と前記端末特定情報を識別する識別情報とを対応付けて記憶する端末特定情報記憶手段を具備し、
    記情報入力手段は、前記端末特定情報記憶手段によって記憶される前記識別情報から選択された一の前記識別情報に対応する前記端末特定情報を入力することを特徴とする請求項2、3、または4記載の画像処理システム。
  6. 記情報取得手段は、前記連結出力手段によって出力した前記画像データの出力順序を示す出力順序情報を含む前記出力先情報を取得することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一に記載の画像処理システム。
  7. 記情報取得手段は、前記連結出力手段によって前記画像データを出力した前記スレーブ機の位置を特定する位置特定情報を含む前記出力先情報を取得することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一に記載の画像処理システム。
  8. 前記連結可否判断手段は、前記原稿枚数と前記プリント部数とに加えて、各種画像形成条件の設定の要否に応じて前記合計プリント枚数を取得することを特徴とする請求項1ないしのいずれか一に記載の画像処理システム。
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