JP4051319B2 - 母材表面がメッキ処理された自動車用アルミニウムホイールの表面処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属母材又は樹脂母材の表面にメッキ処理が施された成形品の表面処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
金属母材又は樹脂母材の表面にメッキ処理を施すことにより、該母材の質感や色彩を変化させて、高級感や趣味感を生じさせるようにした成形品は数多く存在している。このような成形品として、例えば、自動車のアルミニウム合金ホイールがあり、近年、その意匠感を向上させるため、ホイールの意匠面にメッキ処理を施したものが増加する傾向にあり、このメッキ処理を行う表面処理方法が種々提案されている。
【0003】
このような表面処理方法として、金属母材の表面に、黒系統の色のベースコート層を形成し、該ベースコート層の上にアルミニウム合金をメッキ処理してなる金属反射膜を形成し、その上にトップコート層を形成するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1)。この構成では、金属反射膜がベースコート層の黒系統色を若干透過させることによって、黒味のある金属調の外観が表現される。このような外観は、高級感を生じさせ得るため、上記したアルミニウム合金ホイールの意匠性が向上することとなる。
【0004】
また、金属母材の表面に形成されたベースコート層の上に、スパッタリング等の乾式メッキ法によってステンレス鋼、チタン合金、ニッケル合金をメッキ処理することによって金属反射膜を形成するようにしたものも提案されている(例えば、特許文献2)。なかでも、所定量のクロムを含有するニッケル合金によって金属反射膜を形成するようにしたものにあっては、黒味のある金属調の外観が表現され、高級感が生じている。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−290213号公報
【特許文献2】
特開2001−88243号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の、金属反射膜の下層に黒系統色のベースコート層を形成する構成にあっては、ベースコート層を黒系統色とするための着色塗料が必要となる。そのため、このようなベースコート層の形成にかかる製造コストが増大することとなっていた。また、所望の色調を表現するためには、金属反射膜の膜厚を比較的厳密に設定して、所定の透過性を発揮できるようにしなければならず、作業が繁雑化することともなっていた。
【0007】
一方、上述のように、クロムを所定量含有したニッケル合金から形成した金属反射膜を備える構成にあっては、所望の色調とするために、ニッケル合金のニッケルやクロム等の含有量を適正に調整する必要がある。ニッケル合金は比較的高価であり、含有量を調整した合金を製造することに高い費用を要することから、製造コストが増大することとなっていた。
【0008】
本発明は、かかる問題を解決し、黒味のある高級感を生じる外観が表現される母材表面がメッキ処理された成形品の表面処理方法を提案する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、金属母材又は樹脂母材の所要表面の上にベースコート層を形成する下地層形成工程と、所定流量のアルゴンガスと、該アルゴンガスの約10〜45体積%となる流量の窒素ガスとを流入すると共に、所定圧力状態を保持するように排気してなる定圧ガス雰囲気中で、前記ベースコート層の表面上に、純アルミニウム又はアルミニウム合金をスパッタリングすることによって金属反射膜を形成する反射膜形成工程と、該金属反射膜の表面上に、トップクリアコート層を形成する外保護層形成工程とを備えていることを特徴とする母材表面がメッキ処理された自動車用アルミニウムホイールの表面処理方法である。ここで、トップクリアコート層は、金属反射膜を保護すると共に、該金属反射膜の光反射性を適正に透過できる透光性を有するものである。すなわち、このトップクリアコート層には、透明のものや、透明性の有色のものを適用することができる。
【0010】
かかる方法にあっては、反射膜形成工程を、所定量のアルゴンガスと窒素ガスとが存在する定圧ガス雰囲気中で、純アルミニウム又はアルミニウム合金をターゲットとしてスパッタリング(いわゆる、反応性スパッタリング)を行うようにした。これにより、窒素と反応したアルミニウムがベースコート層の表面を皮膜することとなる。ここで、定圧ガス雰囲気を形成する窒素ガスの流量を、アルゴンガスの流量に対して約10〜45体積%の流量比率とすることにより、黒系統の色味と光反射性とを発揮する金属反射膜を形成することができる。而して、この金属反射膜が形成された成形品は、黒味のある金属調の外観となり、優れた高級感と趣味感とを生じ得る。
【0011】
ここで、この窒素ガスの流量が10体積%より低いと、窒素とアルミニウムとの反応量が相対的に少なくなるため、黒味を充分に生じ難い。一方、窒素ガスの流量が45体積%より多いと、アルミニウムの窒化量が相対的に増加し、光反射性が低下して透明性の膜となり易い。さらに、窒素ガスの流量を多くした場合には、この金属反射膜の上にトップクリアコート層を設けて焼き付けすると、該金属反射膜に亀裂が生じ易い。したがって、窒素ガスの流量とアルゴンガスの流量とを適正に設定することにより、黒系統の色味と光反射性とをバランス良く発揮し得る優れた外観を、適切かつ容易に形成することができる。
【0012】
また、このような反射膜形成工程にあっては、アルゴンガス中で行う一般的なスパッタリングに、所定量の窒素ガスを流入させることにより行うことができるから、特別なターゲットと必要とせず、かつ製造コストを増大することなく、所望の金属反射膜を比較的容易に形成できるという優れた利点がある。
【0013】
さらにまた、この反射膜形成工程のスパッタリングでは、比較的耐食性の低いアルミニウムが窒素ガスと反応して金属反射膜を形成することとなるため、該金属反射膜は高い耐食性を発揮するものとなり得る。このため、アルミニウム合金ホイールにあって、例えば、小石等の衝突によってトップクリア層が剥がれた場合に、水分や塩分等が金属反射膜に接触しても、該金属反射膜が浸食されることを抑制でき、所望の外観を維持することが可能となる。
【0014】
ここで、上述した反射膜形成工程が、アルゴンガスを約1.5×10−1Pa・m3/s〜7.5×10−1Pa・m3/sの流量で流入するようにした表面処理方法が提案される。かかる流量のアルゴンガスを流入することにより、アルミニウムを適切にスパッタできるガス雰囲気を形成することができるから、所望の膜厚の金属反射膜を比較的容易に成膜することが可能である。而して、上述のように窒素ガスを添加することによって、黒系統の色味と光反射性とを発揮する金属反射膜を成形できる。一方、一定の窒素ガス流量に対して、アルゴンガスの流量を増減すると、金属反射膜の黒味を変えることができる。そこで、金属反射膜が一層優れた黒味と光反射性とを発揮し得るものとするため、アルゴンガスの流量を比較的多くした場合には窒素ガスの流量比率を低くしたり、アルゴンガスの流量を比較的少くした場合には窒素ガスの流量比率を高くする等、アルゴンガスの流量と窒素ガスの流量比率とを適宜設定することが好ましい。尚、スパッタリングに要する成膜時間や成膜状態等を効率的かつ適切に行うため、アルゴンガスの流量は、約2.0×10−1Pa・m3/s〜6.0×10−1Pa・m3/sとすることが好ましい。
【0015】
また、上述した反射膜形成工程が、約0.02μm〜0.2μmの膜厚となる金属反射膜を形成するようにした表面処理方法が提案される。かかる膜厚とすることにより、金属反射膜は所望の黒味と光反射性とからなる金属調となりえ、深みのある高級感を生じる外観が表現され得る。ここで、膜厚が0.02μmより薄いと、金属反射膜の下に存在する母材やベースコート層等の色調が透過され、該金属反射膜の有する金属調が充分に発揮されない。さらには、この金属反射膜の上にトップクリアコート層を形成し焼き付けした場合に、該金属反射膜に亀裂が生じやすい。一方、膜厚を厚くするに従って、成膜に多くの時間を要することとなるから、膜厚を0.2μmより厚くしても、無用に製造費用を増加させるにすぎない。尚、この膜厚は、好ましくは0.03μm〜0.1μmとすることが適当であり、一層深みのある黒味と光反射性とをバランス良く発揮できる。
【0016】
一方、上述した下地層形成工程が、金属母材とベースコート層との間に、粉体塗装層を形成するようにした表面処理方法が提案される。かかる構成により、滑らかな厚み感が生じ、かつ艶や光沢感が一様に向上するから、一層優れた質感の外観を表現することができる。ここで、アルミニウム合金ホイールの場合にあって、鋳造成形又は鍛造成形されたアルミホイール母材は梨地肌となっているから、この粉体塗装層を形成することにより、平滑な表面形態とすることができる。
【0017】
また、上述した外保護層形成工程が、金属反射膜の表面上に、プライマー層を介してトップクリアコート層を形成するようにした表面処理方法が提案される。かかる構成にあっては、金属反射膜とトップクリアコート層との親和性に優れるプライマー層を形成することにより、トップクリアコート層の密着性を向上させることができる。これにより、トップクリアコート層の外側から鋭利的な力や面圧力等が作用した場合にあっても、傷や剥がれを生じ難くなり、金属反射膜を表面側から保護する耐久性が向上する。また、このプライマー層に防錆性を有するものを適用することもできる。このようなプライマー層とトップクリアコート層とによって、金属反射膜を二重に保護することとなるから、その耐久性と耐食性とを一層高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の各構成を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本発明にかかるアルミニウム成形品1の、メッキ処理された表面形態を表している。このアルミニウム成形品1は、アルミニウム合金母材2の表面上に粉体塗装層3と、ベースコート層4と、金属反射膜6と、プライマー層7と、トップクリアコート層8とが順次積層されてなる構成を有している。そして、図2は、このアルミニウム成形品1の表面処理方法を表している。以下、アルミニウム合金母材2にかかる表面処理を行い、アルミニウム成形品1(A〜H)を成形する工程を、各実施例に従って詳細に説明する。
【0019】
(実施例1)
図2の表面処理方法に従って、アルミニウム合金母材2に表面処理を施す。
まず、アルミニウム合金母材2の表面に下地層形成工程を行う。この表面上に、前処理として脱脂・洗浄した後、所定の処理液を塗布して皮膜(図示省略)を形成する化成処理を施す。この化成処理によって、アルミニウム合金母材2を保護し耐食性を高めると共に、この上に塗布される粉体塗料の密着性を向上させる。そして、この前処理した表面にクリアの粉体塗料を塗布した後、焼き付け乾燥させ、約70〜150μmの粉体塗装層3を形成する。この粉体塗装層3によって、アルミニウム合金母材2の表面を平滑にすると共に、滑らかな厚み感と、艶や光沢感とを高めるようにしている。ここで、アルミニウム合金ホイールに当該表面処理を行う場合にあっては、ホイール母材の表面が鍛造又は鋳造によって梨地肌となっていることから、この粉体塗装層3を形成する効果は高い。その後、粉体塗装層3の表面にベースコート塗装した後、焼き付け乾燥させ、金属反射膜6の下地となるクリアのベースコート層4を所定の厚さ(約15〜25μm)で形成する。このベースコート層4によって、金属反射膜6の光沢性を高めるようにしている。尚、本実施形態例にあっては、ベースコート層4にクリアなものを用いて、このベースコート層4が、上層に配する金属反射膜6の色調感に影響しないようにしている。
【0020】
次に、金属反射膜6を形成する反射膜形成工程を行う。
上述のように、表面にベースコート層4を形成した後、スパッタリング装置(図示省略)によりスパッタリングを行う。すなわち、ベースコート層4が形成されたアルミニウム合金母材2を真空容器内にセットし、該真空容器内を1×10-3Pa程度の真空度とする。そして、ターゲットにアルミニウム合金を使用し、プロセスガスとしてアルゴンガスを約5.3×10-1Pa・m3/sの流量で真空容器内に流入する。さらに、このアルゴンガスの流入と同時に窒素ガスを、アルゴンガスの流量の約16体積%となる約8.5×10-2Pa・m3/sの流量で流入する。このアルゴンガスと窒素ガスは、所定の排出口から排出されるようになっており、真空容器内を一定圧力とする定圧ガス雰囲気としている。この定圧ガス雰囲気中で、所定の電圧をかけ、所定の成膜時間だけスパッタさせることにより、ベースコート層4の表面上に、膜厚が約0.06μmの金属反射膜6を成膜する。尚、ここで、電圧や成膜時間を変えることによって、膜厚を厚くしたり薄くすることができる。
【0021】
このスパッタリングは、上記の定圧ガス雰囲気とした真空容器内で、ターゲットのアルミニウム合金を陰極とし、該真空容器の内壁を陽極として、所定電圧をかけることによりグロー放電を起こし、該アルミニウム合金から飛び出したアルミニウムが、アルミニウム合金母材2のベースコート層4の表面を被膜することによって、金属反射膜6を形成するメッキ方法である。ここで、本発明にあっては、アルゴンガスと、該アルゴンガスに比して少量の窒素ガスとが存在する定圧ガス雰囲気でスパッタリングを行うため、ターゲット材のアルミニウムが、窒素ガスと反応してベースコート層4の表面に被膜することとなる。尚、定圧ガス雰囲気のアルゴンガス量と窒素ガス量とは、上記した各流量によって決まることから、アルゴンガスの流量と窒素ガスの流量比率とを適正に設定することによって、金属反射膜6は所望の黒系統の色味と高い光反射性とを発揮するものとなる。
【0022】
また、窒素ガスと反応したアルミニウムは、反応する前のアルミニウムに比して、水分や塩分等に対する耐食性が高いことから、上記の反射膜形成工程で形成される、窒素と反応したアルミニウムからなる金属反射膜6は、優れた耐食性を発揮することができる。
【0023】
次に、外保護層形成工程を行う。
外保護層形成工程では、まず、金属反射膜6の表面上にクリアのプライマーを塗布して約5〜10μmのプライマー層7を形成する。そして、このプライマー層7の表面上にトップクリアコート塗装した後、焼き付け乾燥させ、約20〜30μmの厚さのトップクリアコート層8を形成する。ここで、プライマー層7は、金属反射膜6とトップクリアコート層8との親和性に優れ、両者と強く密着した状態を形成できると共に、金属反射膜6を保護し防錆性を高めることができる。一方、このトップクリアコート層8は、金属反射膜6を保護し耐食性を向上させる。さらに、トップクリアコート層8は、透光性を有していることから、クリアのプライマー層7と共に、金属反射膜6の黒味のある色調と高い光反射性とを適正に透過させることができる。尚、金属反射膜6の表面上に、プライマー層7を介してトップクリアコート層8を形成するようにしたから、前述のように、各層間の密着性は高くなる。このため、表面側から衝撃等を受けた場合にあっても、この層間に剥離が生じることを防止でき、高い耐久性を発揮できる。
【0024】
このように、アルミニウム合金母材2の表面に、下地形成工程、反射膜形成工程、外保護層形成工程を順次行う表面処理を施すことにより、本発明にかかるアルミニウム成形品1が成形される。ここで、実施例1のアルミニウム成形品1を、以下の各実施例と区別するため、アルミニウム成形品Aとする。
【0025】
(実施例2)
実施例2は、上述の反射膜形成工程にあって、窒素ガスの流量を、アルゴンガスの流量(約5.3×10-1Pa・m3/s)の約12体積%となる約6.4×10-2Pa・m3/sとした。すなわち、上述した実施例1と同様の下地形成工程によって、アルミニウム合金母材2の表面に前処理を行い、粉体塗装層3とベースコート層4とを形成した後、真空容器内にセットする。そして、真空容器内を1×10-3Pa程度の真空度とし、前記流量のアルゴンガスと窒素ガスとを流入し、かつ排出することによって、該真空容器内を定圧ガス雰囲気とした。この定圧ガス雰囲気中で上述の実施例1と同じ成膜時間によってスパッタさせることにより、ベースコート層4の表面上に金属反射膜6を成膜した。ここで、金属反射膜6の膜厚は約0.09μmであった。その後、上述の実施例1と同様の外保護層形成工程によって、プライマー層7及びトップクリアコート層8を形成する。このようにしてアルミニウム成形品Bを得た。尚、この実施例2は、反射膜形成工程における窒素ガス流量を変えた以外は、上述の実施例1と同じ材料、同じ方法を用いており、その説明は省略する。
【0026】
(実施例3)
実施例3は、上述の反射膜形成工程にあって、窒素ガスの流量を、アルゴンガスの流量(約5.3×10-1Pa・m3/s)の約20体積%となる、約1.1×10-1Pa・m3/sとした。すなわち、上記実施例2と同様、実施例1の下地形成工程の後、真空容器内にアルゴンガス及び窒素ガスを前記流量で流入し、かつ排出してなる定圧ガス雰囲気でスパッタリングすることによって、膜厚が約0.05μmの金属反射膜6を成膜する。その後、実施例1の外保護層形成工程を行って、アルミニウム成形品Cを得た。尚、本実施例3にあっても、反射膜形成工程の窒素ガス流量を変えた以外は、上述の実施例1と同じ材料、同じ方法を用いており、その説明は省略する。
【0027】
(実施例4)
実施例4は、上述の反射膜形成工程にあって、真空容器内に流入するアルゴンガスの流量を約3.8×10-1Pa・m3/sとし、窒素ガスの流量を該アルゴンガス流量の約16体積%となる約6.1×10-2Pa・m3/sとした。すなわち、上述の実施例1と同様の下地形成工程を行った後、前記流量のアルゴンガス及び窒素ガスによって形成された定圧ガス雰囲気の真空容器内でスパッタリングすることによって、金属反射膜6を形成した。ここで、金属反射膜6の膜厚は約0.08μmであった。そして、上述の実施例1と同様の外保護膜形成工程を行い、アルミニウム成形品Dを得た。尚、本実施例4にあっては、反射膜形成工程におけるアルゴンガス及び窒素ガスの流量を変えた以外は、上述の実施例1と同じ材料、同じ方法を用いており、その説明は省略する。
【0028】
(実施例5)
実施例5は、上述の反射膜形成工程にあって、アルゴンガスの流量を約3.8×10-1Pa・m3/sとし、窒素ガスの流量を該アルゴンガス流量の約25体積%となる約9.5×10-2Pa・m3/sとして、真空容器内を定圧ガス雰囲気とした。すなわち、上記実施例4から窒素ガスの流量を増加させた表面処理方法である。これにより、アルミニウム成形品Eを得た。ここで、金属反射膜6の膜厚は約0.06μmであった。尚、本実施例5にあっては、反射膜形成工程におけるアルゴンガス及び窒素ガスの流量を変えた以外は、上述の実施例1と同じ材料、同じ方法を用いており、その説明は省略する。
【0029】
(実施例6)
実施例6は、上述の反射膜形成工程にあって、真空容器内に流入するアルゴンガスの流量を約2.1×10-1Pa・m3/sとし、窒素ガスの流量を該アルゴンガス流量の約16体積%となる約5.2×10-2Pa・m3/sとして、真空容器内を定圧ガス雰囲気とした。すなわち、上述の実施例1と同様の下地形成工程を行った後、前記定圧ガス雰囲気の真空容器内でスパッタリングして金属反射膜6を形成した。そして、上述の実施例1と同様の外保護膜形成工程を行い、アルミニウム成形品Fを得た。ここで、金属反射膜6の膜厚は約0.13μmであった。尚、本実施例6にあっては、反射膜形成工程におけるアルゴンガス及び窒素ガスの流量を変えた以外は、上述の実施例1と同じ材料、同じ方法を用いており、その説明は省略する。
【0030】
(実施例7)
実施例7は、上述の反射膜形成工程にあって、アルゴンガスの流量を約2.1×10-1Pa・m3/sとし、窒素ガスの流量を該アルゴンガス流量の約30体積%となる約6.3×10-2Pa・m3/sとして、真空容器内を定圧ガス雰囲気とした。すなわち、上記実施例6から窒素ガスの流量を増加させた表面処理方法である。これにより、アルミニウム成形品Gを得た。ここで、金属反射膜6の膜厚は約0.09μmであった。尚、実施例7にあっても、反射膜形成工程におけるアルゴンガス及び窒素ガスの流量を変えた以外は、上述の実施例1と同じ材料、同じ方法を用いており、その説明は省略する。
【0031】
(実施例8)
実施例8は、上述の反射膜形成工程にあって、アルゴンガスの流量を約2.1×10-1Pa・m3/sとし、窒素ガスの流量を該アルゴンガス流量の約40体積%となる約8.4×10-2Pa・m3/sとして、真空容器内を定圧ガス雰囲気とした。すなわち、上記実施例6から窒素ガスの流量を増加させた表面処理方法である。これにより、アルミニウム成形品Hを得た。ここで、金属反射膜6の膜厚は約0.07μmであった。尚、実施例8にあっても、反射膜形成工程におけるアルゴンガス及び窒素ガスの流量を変えた以外は、上述の実施例1と同じ材料、同じ方法を用いており、その説明は省略する。
【0032】
一方、上述した本発明にかかるアルミニウム成形品1と比較するため、反射膜形成工程の窒素ガスの流量を異なるようにした比較例α〜γを形成した。以下、その過程を詳細に説明する。
【0033】
(比較例1)
比較例1は、上述の反射膜形成工程にあって、真空容器内に、窒素ガスを流入せず、アルゴンガスのみを約5.3×10-1Pa・m3/sの流量で流入させ、かつ排出することにより定圧ガス雰囲気を形成した。この定圧ガス雰囲気中で上述の実施例1と同じ成膜時間及び電圧によってスパッタさせることにより、ベースコート層4の表面上に金属反射膜を成膜した。すなわち、上述の実施例1と同様の下地形成工程後に、当該反射膜形成工程を行い、外保護膜形成工程を行って、アルミニウム成形品αを得た。ここで、金属反射膜の膜厚は約0.12μmであった。尚、比較例1にあっては、反射膜形成工程における窒素ガスを流入しないようにした以外は、上述の実施例1と同じ材料、同じ方法を用いており、その説明は省略する。
【0034】
(比較例2)
比較例2は、上述の反射膜形成工程にあって、窒素ガスの流量を、アルゴンガスの流量(約5.3×10-1Pa・m3/s)の約5体積%となる約2.7×10-2Pa・m3/sとした。すなわち、上述の実施例1と同様に下地形成工程を行った後、真空容器内に前記流量のアルゴンガス及び窒素ガスを流入し、かつ排出することにより形成した定圧ガス雰囲気でスパッタリングして金属反射膜を形成した。その後、実施例1と同様の外保護膜形成工程を行って、アルミニウム成形品βを得た。ここで、金属反射膜の膜厚は約0.11μmであった。尚、比較例2にあっても、反射膜形成工程の窒素ガス流量を変えた以外は、上述の実施例1と同じ材料、同じ方法を用いており、その説明は省略する。
【0035】
(比較例3)
比較例3は、上述の反射膜形成工程にあって、真空容器内に流入するアルゴンガスの流量を約2.1×10-1Pa・m3/sとし、窒素ガスの流量を該アルゴンガス流量の約50体積%となる約1.1×10-1Pa・m3/sとして、真空容器内を定圧ガス雰囲気とした。すなわち、上述の実施例1と同様の下地形成工程を行った後、前記定圧ガス雰囲気でスパッタリングして金属反射膜を形成した。そして、上述の実施例1と同様の外保護膜形成工程を行い、アルミニウム成形品γを得た。ここで、金属反射膜の膜厚は約0.03μmであった。尚、比較例3にあっても、反射膜形成工程におけるアルゴンガス及び窒素ガスの流量を変えた以外は、上述の実施例1と同じ材料、同じ方法を用いており、その説明は省略する。
【0036】
このようにして表面処理した、各実施例1〜8のアルミニウム成形品A〜H及び各比較例1〜3のアルミニウム成形品α〜γの外観を観察した。この観察結果を、各反射膜形成工程におけるアルゴンガス及び窒素ガスの流入量により整理して図3に表す。ここで、実施例1のアルミニウム成形品A、比較例1のアルミニウム成形品α、比較例2のアルミニウム成形品β、比較例3のアルミニウム成形品γの表面写真を図4に表す。この表面写真では茫然としてわかり難くなっているが、本発明にかかるアルミニウム成形品Aは、(イ)のように、黒味の深い色調と高い光反射性とからなる金属調となっており、優れた外観が表現されている。一方、比較例1のアルミニウム成形品αは、図4(ロ)のように、窒素が存在しないことから、高い光反射性を有する鏡面となっているものの、所望の黒系統の色味は表れていない。また、比較例2のアルミニウム成形品βは、図4(ハ)のように、白味が強い銀白色となっている。さらにまた、比較例3のアルミニウム成形品γは、図4(ニ)のように、アルミニウム合金母材の表面色が表れており、この金属反射膜は透明膜となっている。さらにトップクリアコート層の焼き付けによって、この金属反射膜に亀裂が生じていることも確認できる。
【0037】
同様にして各アルミニウム成形品の外観を観察したところ、図3のように、実施例2〜8の本発明にかかるアルミニウム成形品B〜H(図示省略)は、上記のアルミニウム成形品Aと同様の、黒味の深い色調と高い光反射性とからなる金属調となっていることが確認できた。
【0038】
このように、本発明にかかる表面処理方法によれば、深みのある黒味と高い光反射性とをバランス良く発揮する金属調の外観が表れ、優れた高級感と趣味感とを生じさせ得る。而して、アルミニウムホイールの意匠面に、かかる表面処理を行うことによって、優れた意匠性を発揮させることができ、その市場価値を一層高めることが可能である。
【0039】
また、上述した実施形態例にあって、反射膜形成工程におけるアルゴンガス及び窒素ガスの流入量を適宜設定することにより、黒味の表れ方や光反射性を異ならせることが可能であり、多彩な金属調を表現させ得る。ここで、金属反射膜は、窒素ガスの流入比率を比較的高くするに従って、透明性が高くなると共に焼き付け後に亀裂が生じ易い傾向にある。そのため、適切な膜厚の金属反射膜を形成できるように、窒素ガスの流入量は、例えばアルゴンガスの流入量が5.0×10-1Pa・m3/s〜6.0×10-1Pa・m3/s程度の場合には、該アルゴンガス流入量の約10体積%〜20体積%とすることがより好ましい。また、例えば、アルゴンガスの流入量が1.5×10-1Pa・m3/s〜2.5×10-1Pa・m3/s程度の場合には、窒素ガスの流入量を、該アルゴンガス流入量の約25体積%〜40体積%とすることがより好ましい。これにより、黒味が深く、かつ光反射性の高い金属調の外観が適当に表現されえ、優れたアルミニウム成形品を得ることができる。
【0040】
上述した実施形態例にあって、反射膜形成工程におけるスパッタリングを適切に行うため、定圧ガス雰囲気は、約0.5〜3.0Paの範囲の圧力に保持されることが好適である。このような比較的低圧の真空容器内でスパッタリングすることにより、適正な金属反射膜6を形成できる。また、金属反射膜6は、上述したように、スパッタリングに要する成膜時間や電圧の設定によってその膜厚が変わることから、この成膜時間や電圧を適正に設定することによって、所望の膜厚に成膜し、黒味と光反射性とを充分に発揮し得る金属反射膜を形成できる。
【0041】
また、上述の実施形態例の反射膜形成工程にあって、ターゲットを、上述のアルミニウム合金の代わりに純アルミニウムを用いても良い。純アルミニウムを用いることにより、さらに高い反射性を有する金属反射膜6を形成することが可能である。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、金属母材又は樹脂母材の所要表面の上にベースコート層を形成する下地層形成工程と、所定流量のアルゴンガス及び該アルゴンガスの約10〜45体積%となる流量の窒素ガスを流入すると共に、所定圧力状態を保持するように排気してなる定圧ガス雰囲気中で、前記ベースコート層の表面上に、純アルミニウム又はアルミニウム合金をスパッタリングすることによって金属反射膜を形成する反射膜形成工程と、該金属反射膜の表面上に、トップクリアコート層を形成する外保護層形成工程とを順次行う表面処理方法としたから、黒系統の色味と高い光反射性とをバランス良く発揮し得る金属反射膜を形成でき、かかる黒味のある金属調の外観が表現されることによって、自動車用アルミホイールに優れた高級感と趣味感とを生じさせることが可能である。また、この反射膜形成工程は、一般的なスパッタリングに所定量の窒素ガスを流入させることで行うことができるため、かかる表面処理方法にあっては、製造コストを増大させることなく比較的容易に、所望の金属反射膜を形成することが可能である。さらにまた、この金属反射膜は、窒素ガスと反応したアルミニウムにより形成されてなるものであるから、耐食性が向上するという優れた利点もある。
【0044】
上述の反射膜形成工程が、アルゴンガスを約1.5×10−1Pa・m3/s〜7.5×10−1Pa・m3/sの流量で流入する表面処理方法(請求項2)にあっては、所望の膜厚に金属反射膜を成膜でき、黒系統の色味と光反射性と発揮する金属反射膜を適切かつ容易に形成することが可能である。
【0045】
上述した反射膜形成工程が、約0.02μm〜0.2μmの膜厚となる金属反射膜を形成する表面処理方法(請求項3)にあっては、所望の黒味と高い光反射性とが適当に発揮され得る金属反射膜となる。
【0046】
一方、上述した下地層形成工程が、金属母材とベースコート層との間に、粉体塗装層を形成する表面処理方法にあっては、滑らかな厚み感と艶や光沢感とが一様に高められ、優れた質感を有する自動車用アルミホイールを提供できる。
【0047】
また、上述した外保護層形成工程が、金属反射膜の表面上に、プライマー層を介してトップクリアコート層を形成する表面処理方法にあっては、該プライマー層によってトップクリアコート層の密着性を高めることができるため、傷や層間剥離を生じにくくなり、金属反射膜を保護する耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるアルミニウム成形品1の表面構成を表す断面図である。
【図2】本発明にかかるアルミニウム成形品1の表面処理方法を示す説明図である。
【図3】本発明にかかる表面処理方法による実施例のアルミニウム成形品A〜H、及び比較例のアルミニウム成形品α〜γの表面観察結果を表す図表である。
【図4】実施例1のアルミニウム成形品A、及び比較例のアルミニウム成形品α、アルミニウム成形品β、アルミニウム成形品γの外観を表す写真である。
【符号の説明】
1 アルミニウム成形品(成形品)
2 アルミニウム合金母材(金属母材)
3 粉体塗装層
4 ベースコート層
6 金属反射膜
7 プライマー層
8 トップクリアコート層
Claims (4)
- 金属母材又は樹脂母材の所要表面の上にベースコート層を形成する下地層形成工程と、
所定流量のアルゴンガスと、該アルゴンガスの10〜20体積%となる流量の窒素ガスとを、アルゴンガスが5.0×10 −1 Pa・m 3 /s〜6.0×10 −1 Pa・m 3 /sの流量となるようにして流入すると共に、0.5〜3.0Paの範囲の圧力に保持するように排気してなる定圧ガス雰囲気中で、前記ベースコート層の表面上に、純アルミニウム又はアルミニウム合金をスパッタリングすることによって、0.02μm〜0.2μmの膜厚となる金属反射膜を形成する反射膜形成工程と、
該金属反射膜の表面上に、トップクリアコート層を形成する外保護層形成工程とを備えていることを特徴とする母材表面がメッキ処理された自動車用アルミニウムホイールの表面処理方法。 - 金属母材又は樹脂母材の所要表面の上にベースコート層を形成する下地層形成工程と、
所定流量のアルゴンガスと、該アルゴンガスの25体積%〜40体積%となる流量の窒素ガスとを、アルゴンガスが1.5×10 −1 Pa・m 3 /s〜2.5×10 −1 Pa・m 3 /sの流量となるようにして流入すると共に、0.5〜3.0Paの範囲の圧力に保持するように排気してなる定圧ガス雰囲気中で、前記ベースコート層の表面上に、純アルミニウム又はアルミニウム合金をスパッタリングすることによって、0.02μm〜0.2μmの膜厚となる金属反射膜を形成する反射膜形成工程と、
該金属反射膜の表面上に、トップクリアコート層を形成する外保護層形成工程とを備えていることを特徴とする母材表面がメッキ処理された自動車用アルミニウムホイールの表面処理方法。 - 下地層形成工程が、金属母材とベースコート層との間に、粉体塗装層を形成するようにしていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の母材表面がメッキ処理された自動車用アルミニウムホイールの表面処理方法。
- 外保護層形成工程が、金属反射膜の表面上に、プライマー層を介してトップクリアコート層を形成するようにしていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の母材表面がメッキ処理された自動車用アルミニウムホイールの表面処理方法。
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