JP4049596B2 - 配管用又は配線用フードボックスの設置方法 - Google Patents

配管用又は配線用フードボックスの設置方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の外壁における配管用又は配線用貫通口の形成部に取り付けて、その貫通口を通じての建築物内部への雨水侵入を防止する配管用又は配線用フードボックスに関し、
詳しくは、外壁の貫通口からボックス内部へ引き込んだ管やケーブルをボックス前面部に形成の前面開口からボックス外部へ前向きに、あるいは、ボックス下面部に形成の下面開口からボックス外部へ下向きに引き出す配管用又は配線用フードボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の配管用又は配線用フードボックスにおいて、管やケーブルをボックス外部へ前向きに引き出す前方引き出し仕様と、管やケーブルをボックス外部へ下向きに引き出す下方引き出し仕様との2仕様に対する選択的な要求に対応するのに(図46,図47参照)、ボックス前面部を形成する前板として、前面開口5aを形成してある前方引き出し用の前板27と、ボックス前面部を前面開口5aの無い閉塞状態にする閉塞用の前板27′との選択的な取り付けが可能な構造にするとともに、ボックス下面部を形成する底板として、下面開口5cを形成してある下方引き出し用の底板35と、ボックス下面部を下面開口5cの無い閉塞状態にする閉塞用の底板35′との選択的な取り付けが可能な構造したものがある。
【0003】
すなわち、このフードボックスでは、左右のボックス側面部とボックス上面部とを形成する基本構造体36に対し、前板として前方引き出し用の前板27を取り付け、かつ、底板として閉塞用の底板35′を取り付けることで、図47(イ)に示す如き前方引き出し仕様のフードボックスにし、また、同じ基本構造体36に対し、前板として閉塞用の前板27′を取り付け、かつ、底板として下方引き出し用の底板35を取り付けることで、図47(ロ)に示す如き下方引き出し仕様のフードボックスにする。
【0004】
そして従来、この形式のフードボックスでは、同図46,図47に示す如く、基本構造体36における両ボックス側面部の下縁を前板27,27′の下縁から外壁1aへの全長にわたって水平縁にするとともに、閉塞用の底板35′を前板27の下縁から外壁1aへのほぼ全面にわたり平板で形成して、この閉塞用底板35′を水平姿勢で基本構造体36に取り付ける構造にしていた(特開平10−318482号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、屋上におけるシャフト塔屋1(いわゆるハト小屋)の外壁外面に設けられる屋上防水上縁処理用の凸条37(通称アゴ)など、外壁外面に設けられる他の突出物との干渉を極力回避するため、外壁1aに対して当接させるフードボックス後端部分の高さ寸法は一般に、その外壁1aに形成する貫通口2の高さ寸法よりも若干大きい程度のものに制限されるが、このような制限下において、上記した従来のフードボックスでは前方引き出し仕様の場合に、前方引き出し用前板27における前面開口5aの高さ位置が最大低くても外壁1aにおける貫通口2の下部と同等の高さ位置にしかならず、この為、配管3や配線を伝って貫通口2から建築物内部へ雨水が侵入することを防止するために貫通口2からの引き出し管3や引き出しケーブルをフードボックス内部で一度立ち下げ配管や立ち下げ配線した上で前面開口5aからボックス外部へ前向きに引き出すといったボックス内配管配線処理が行ない難い問題があった。
【0006】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、前方引き出し仕様と下方引き出し仕様とに対する選択的な要求に対し容易に対応できるようにしながら、上記問題を効果的に解消する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
築物の外壁における配管用又は配線用貫通口の形成部に取り付けるフードボックスとして、
前記貫通口に対面させる背面開口と外壁の前方で下向きに開口させる下面開口とを両端の開口とする側面視逆l字状の屈曲筒状体をフードボックス基体にし、
この屈曲筒状体の前面下部に配管引き出し用又は配線引き出し用の前面開口を形成するとともに、
この屈曲筒状体における前記下面開口の形成部にその下面開口を閉塞する下面閉塞板の取り付け部を設けてもよい。
【0008】
つまり、この構成によれば、下面閉塞板を取り付けて下面開口を閉塞することにより、外壁の貫通口から背面開口を通じてボックス内部(屈曲筒状体の内部)へ引き込んだ管やケーブルをボックス前面部(屈曲筒状体の前面部)に形成の前面開口からボックス外部へ前向きに引き出す前方引き出し仕様のフードボックにすることができる。
【0009】
また、下面閉塞板による下面開口の閉塞は行なわずに下面開口の閉塞に代えて前面開口を適当な手段をもって不存の状態にすることにより、外壁の貫通口から背面開口を通じてボックス内部へ引き込んだ管やケーブルを外壁前方で下向きに開口する下面開口からボックス外部へ下向きに引き出す下方引き出し仕様のフードボックにすることができ、これにより、前方引き出し仕様と下方引き出し仕様との2仕様に対する選択的な要求に対し容易に対応できる。
【0010】
しかも、側面視逆l字状の屈曲筒状体をフードボックス基体として、その屈曲筒状体の前面下部に前方引き出し用の前面開口を形成するから、先述の如くフードボックス後端部分の高さ寸法が外壁に形成する貫通口の高さ寸法よりも若干大きい程度のものに制限されるにしても、その前面開口の高さ位置を外壁における貫通口の下部より低くすることができ、これにより、配管や配線を伝って貫通口から建築物内部へ雨水が侵入することを防止するために貫通口からの引き出し管や引き出しケーブルをフードボックス内部で一度立ち下げ配管や立ち下げ配線した上でボックス外部へ引き出すといったボックス内配管配線処理を前方引き出し仕様の場合についても容易に行なうことができ、この点で、先述した従来のフードボックスに比べ、前方引き出し仕様の場合の止水性に一層優れた配管用又は配線用のフードボックスにすることができる。
【0011】
記屈曲筒状体の前面部を形成する前板として、前記前面開口を形成してある前方引き出し用前板と、前記屈曲筒状体の前面部を前記前面開口の無い閉塞状態にする閉塞用前板との選択的な取り付けが可能な構造にしてもよい。
【0012】
つまり、この構成によれば、前方引き出し仕様と下方引き出し仕様とに対する選択的な要求に対して前述の如く対応する上で、前方引き出し用の前面開口を備えるものにするか否かの操作を、上記の前方引き出し用前板と閉塞用前板との選択的取り付け操作だけで容易に行なうことができる。
【0013】
記屈曲筒状体における前記前面開口の形成部にその前面開口を閉塞する閉塞板の取り付け部を設けてもよい。
【0014】
つまり、この構成によれば、前方引き出し仕様と下方引き出し仕様とに対する選択的な要求に対して前述の如く対応する上で、前方引き出し用の前面開口を不存の状態にする操作を、上記閉塞板の取り付け操作だけで容易に行なうことができる。
【0015】
記屈曲筒状体を、その屈曲筒状体の上面部及び前面部を形成する表部形成板と、その屈曲筒状体において前記背面開口の下縁と前記下面開口の後縁との間の下側屈曲面部及び両側面部を形成する裏部板構造体との連結により形成する構造にしてもよい。
【0016】
つまり、この構成によれば、前方引き出し仕様及び下方引き出し仕様のいずれの場合にしても、裏部板構造体を外壁の貫通口形成部に取り付けた後、その裏部板構造体に対し表部形成板を連結する前の表部開放状態(すなわち、屈曲筒状体の上面部及び前面部が開放された状態)において、貫通口から引き出した管やケーブルの前述の如き立ち下げ処理を伴うボックス内配管やボックス内配線を容易に行なうことができる。
【0017】
記屈曲筒状体を、その屈曲筒状体の上面部と前面部と両側面部を形成する表部板構造体と、その屈曲筒状体において前記背面開口の下縁と前記下面開口の後縁との間の下側屈曲面部を形成する下部屈曲板との連結により形成する構造にしてもよい。
【0018】
つまり、この構成によれば、前方引き出し仕様及び下方引き出し仕様のいずれの場合にしても、下部屈曲板を外壁の貫通口形成部に取り付けた後、その下部屈曲板に対し表部板構造体を連結する前の表部開放状態(すなわち、屈曲筒状体の上面部と前面部と両側面が開放された状態)において、貫通口から引き出した管やケーブルの前述の如き立ち下げ処理を伴うボックス内配管やボックス内配線を容易に行なうことができる。
【0019】
記屈曲筒状体を、その屈曲筒状体の上面部を形成する上板と、その屈曲筒状体の前面部を形成する前板と、その屈曲筒状体の各側面部を形成する2枚の側板と、その屈曲筒状体において前記背面開口の下縁と前記下面開口の後縁との間の下側屈曲面部を形成する下部屈曲板との連結により形成する構造にしてもよい。
【0020】
つまり、この構成によれば、前方引き出し仕様及び下方引き出し仕様のいずれの場合にしても、下部屈曲板と2枚の側板を外壁の貫通口形成部に取り付けた後、それら下部屈曲板と2枚の側板との連結体(すなわち、前記の裏部板構造体)に対し前板及び上板を連結する前の表部開放状態において、あるいは、下部屈曲板を外壁の貫通口形成部に取り付けた後、その下部屈曲板に対し2枚の側板と前板と上板の夫々を連結する前の表部開放状態において、貫通口から引き出した管やケーブルの前述の如き立ち下げ処理を伴うボックス内配管やボックス内配線を容易に行なうことができる。
【0021】
また、この2つの施工形態の他、上板の連結のみを残した状態でボックス内配管・配線を行なう施工形態や、前板の連結のみを残した状態でボックス内配管・配線を行なう施工形態、あるいは、左右両方ないし左右一方の側板の連結のみを残した状態でボックス内配管・配線を行なう施工形態など、設置現場の状況に応じて多種の施工形態を選択することができ、この点で設置現場の状況に対する対応性も高く確保することができる。
【0022】
そしてまた、上板、前板、2枚の側板、下部屈曲板の夫々を相互連結前の分割状態で運搬できることで、設置前の運搬作業も容易にすることができる。
【0023】
〔1〕請求項1に係る発明は、配管用又は配線用フードボックスの設置方法に係り、その特徴は、
建築物の外壁における配管用又は配線用貫通口の形成部に取り付けるフードボックスとして、
前記貫通口に対面させる背面開口と外壁の前方で下向きに開口させる下面開口とを両端の開口とする側面視逆L字状の屈曲筒状体をフードボックス基体にし、
この屈曲筒状体の前面下部に配管引き出し用又は配線引き出し用の前面開口を形成するとともに、
この屈曲筒状体における前記下面開口の形成部にその下面開口を閉塞する下面閉塞板の取り付け部を設け、
前記屈曲筒状体を、その屈曲筒状体の上面部を形成する上板と、その屈曲筒状体の前面部を形成する前板と、その屈曲筒状体の各側面部を形成する2枚の側板と、その屈曲筒状体において前記背面開口の下縁と前記下面開口の後縁との間の下側屈曲面部を形成する下部屈曲板との連結により形成する構造にしてある配管用又は配線用フードボックスの設置方法であって、
前記下部屈曲板を外壁に取り付ける第1工程と、左右の前記側板を取り付ける第2工程と、前記下面閉塞板を取り付ける第3工程と、ボックス内配管又はボックス内配線を行なう第4工程と、前記前板及び前記上板を取り付ける第5工程とを、その順に実施する点にある。
【0024】
つまり、開口縁部を外壁に当接させて貫通口に対面させる背面開口と外壁の前方で下向きに開口させる下面開口とを両端の開口とする側面視逆l字状の屈曲筒状体をフードボックス基体とする前述の構成では、外壁からの前方突出寸法は側板に比べ下部屈曲板の方が小さくなる。したがって、側面視逆l字状の屈曲筒状体をフードボックス基体とする構成に対し、側板に先立ち先ず下部屈曲板を外壁に取り付ける上記方法を採れば、逆に下部屈曲板に先立って先ず側板を外壁に取り付けるに比べ、その先行取り付け板の単独取り付け状態での安定性として、より高い安定性を得ることができ、この点でフードボックスを組み立て操作を容易にすることができる。
【0025】
また、上記方法によれば、下部屈曲板と左右の前記側板と下面閉塞板との取り付けを完了した第3工程完了の後、第4工程としてのボックス内配管やボックス内配線を前板及び上板を連結する前の表部開放状態において容易に行なうことができ、これらのことが相俟って、フードボックスの組み立て作業とボックス内配管・配線作業との両方を含めた全体としての施工作業を容易に能率良く行なうことができる。
〔2〕請求項2に係る発明は、配管用又は配線用フードボックスの設置方法に係り、その特徴は、
建築物の外壁における配管用又は配線用貫通口の形成部に取り付けるフードボックスとして、
前記貫通口に対面させる背面開口と外壁の前方で下向きに開口させる下面開口とを両端の開口とする側面視逆L字状の屈曲筒状体をフードボックス基体にし、
前記屈曲筒状体を、その屈曲筒状体の上面部を形成する上板と、その屈曲筒状体の前面部を形成する前板と、その屈曲筒状体の各側面部を形成する2枚の側板と、その屈曲筒状体において前記背面開口の下縁と前記下面開口の後縁との間の下側屈曲面部を形成する下部屈曲板との連結により形成する構造にしてある配管用又は配線用フードボックスの設置方法であって、
前記下部屈曲板を外壁に取り付ける工程と、左右の前記側板を取り付ける工程と、ボックス内配管又はボックス内配線を行なう工程と、前記前板及び前記上板を取り付ける工程とを、その順に実施する点にある。
〔3〕請求項3に係る発明は、配管用又は配線用フードボックスの設置方法に係り、その特徴は、
建築物の外壁における配管用又は配線用貫通口の形成部に取り付けるフードボックスとして、
前記貫通口に対面させる背面開口と外壁の前方で下向きに開口させる下面開口とを両端の開口とする側面視逆L字状の屈曲筒状体をフードボックス基体にし、
この屈曲筒状体の前面下部に配管引き出し用又は配線引き出し用の前面開口を形成するとともに、
この屈曲筒状体における前記下面開口の形成部にその下面開口を閉塞する下面閉塞板の取り付け部を設け、
前記屈曲筒状体を、その屈曲筒状体の上面部及び前面部を形成する表部形成板と、その屈曲筒状体において前記背面開口の下縁と前記下面開口の後縁との間の下側屈曲面部及び両側面部を形成する裏部板構造体との連結により形成する構造にしてある配管用又は配線用フードボックスの設置方法であって、
前記裏部板構造体を外壁に取り付ける工程と、ボックス内配管又はボックス内配線を行なう工程と、前記表部形成板を取り付ける工程とを、その順に実施する点にある。
〔4〕請求項4に係る発明は、配管用又は配線用フードボックスの設置方法に係り、その特徴は、
建築物の外壁における配管用又は配線用貫通口の形成部に取り付けるフードボックスとして、
前記貫通口に対面させる背面開口と外壁の前方で下向きに開口させる下面開口とを両端の開口とする側面視逆L字状の屈曲筒状体をフードボックス基体にし、
この屈曲筒状体の前面下部に配管引き出し用又は配線引き出し用の前面開口を形成するとともに、
この屈曲筒状体における前記下面開口の形成部にその下面開口を閉塞する下面閉塞板の取り付け部を設け、
前記屈曲筒状体を、その屈曲筒状体の上面部と前面部と両側面部を形成する表部板構造体と、その屈曲筒状体において前記背面開口の下縁と前記下面開口の後縁との間の下側屈曲面部を形成する下部屈曲板との連結により形成する構造にしてある配管用又は配線用フードボックスの設置方法であって、
前記下部屈曲板を外壁に取り付ける工程と、ボックス内配管又はボックス内配線を行なう工程と、前記表部構造体を取り付ける工程とを、その順に実施する点にある。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1はビルの屋上に施設された配管設備を示し、1はビル内を縦に貫通する配管シャフトPSの塔屋(いわゆる、ハト小屋)であり、このシャフト塔屋1の側壁1a(外壁)に形成された配管用貫通口2を通して配管シャフトPS内から屋上へ引き出した複数の管3(例えば、冷媒配管や冷却水配管など)を、屋上スラブ4上で横引き配管して屋上設置の各機器(図示せず)に接続してある。
【0027】
シャフト塔屋1の側壁外面において配管用貫通口2の形成部には、その配管用貫通口2を通じて配管シャフトPS内へ雨水が侵入するのを防止するフードボックス5を取り付けてあり、配管用貫通口2から引き出した管3は、その引き出し管3を伝っての配管シャフトPS内への雨水侵入を防止する為にフードボックス5内において一度立ち下げ配管した上でフードボックス5の前面開口5a(後述する配管化粧ダクトの接続口)からボックス外部へ前向きに引き出してある。
【0028】
そして、フードボックス5から引き出した複数の管3は架台6により屋上スラブ4から浮かせた状態で屋上スラブ4上を横引き配管し、その横引き配管経路では、内部を配管経路とする化粧ダクト7により横引き管3を覆ってある。
【0029】
また、横引き配管経路の途中におけるT形配管分岐部やL形配管変向部には化粧ダクト接続ボックス8を設置し、その化粧ダクト接続ボックス8に対し各方向の化粧ダクト7(すなわち、化粧ダクト接続ボックス8に対して導出入する横引き管3を覆っている各方向の化粧ダクト7)を接続してある。
【0030】
化粧ダクト7は、図2,図3に示す如く、適当間隔に配置した架台6に対し連結固定する左右一対の板金製ダクト側壁9(親桁)と、ダクト長手方向で適当間隔ごとに配置して両ダクト側壁9の下端部どうしの間に横架するリブ付き帯板状の金属製小桁10と、両ダクト側壁9の上端部どうしにわたらせた状態に装着する板金製の天蓋11を主要構成部材とするものであり、ダクト内部において複数の管3をダクト幅方向に並べた状態で小桁10により支持する。
【0031】
両ダクト側壁9夫々の下端部には、斜め下向きでダクト内方側に延びる下部傾斜辺部9aと、その下部傾斜辺部9aの先端から水平姿勢でダクト内方側に延出する下部折縁部9bを形成してあり、この下部折縁部9bには小桁10や架台6をボルト・ナット連結するためのボルト孔9cをダクト長手方向で一定間隔ごとに形成してある。また、両ダクト側壁9夫々の上端部には、斜め上向きでダクト内方側に延びる上部傾斜辺部9dと、その上部傾斜辺部9dの先端から水平姿勢でダクト内方側に延出する上部折縁部9eを形成してあり、この上部折縁部9eには天蓋11をビス固定するためのビス孔9fをダクト長手方向で一定間隔ごとに形成してある。
【0032】
そして、天蓋11の両側縁部は、それら両側縁部を両ダクト側壁9の上端部に載せ置いて天蓋11を両ダクト側壁9の上端部どうしにわたらせた状態において両ダクト側壁9の上部傾斜辺部9d及び上部折縁部9eと凹凸嵌合する屈折横断面形状にしてあり、この凹凸嵌合により天蓋11をその装着操作において両ダクト側壁9の上端部に対し適切かつ安定的に載置装着できるようにしてある。
【0033】
一方、化粧ダクト接続ボックス8は、十字4方向からの化粧ダクト接続を可能にしたものであって、図4〜図7に示す如く、一対の門型取付架台12に対し連結固定する板金製の底板13と、その底板13の四隅部に取り付ける4つの金属製柱部材14と、それら柱部材14に取り付ける板金製の天板15とを基本構成部材としており、これら底板13と柱部材14と天板15とにより、十字4方向に開口するダクト接続用開口16を四側面部の各々に形成した扁平正四角柱状のボックス本体8Aを形成して、このボックス本体8Aにおける4つのダクト接続用開口16に対し選択的に化粧ダクト7を差し込み接続する構造にしてある。
【0034】
底板13は正方形の平板製底面部13aの周縁に立上部13bを設けたパン構造のものであり、底面部13aには門型取付架台12をボルト・ナット連結するためのボルト孔13cを形成し、4辺の立上部13b夫々の左右両端部には柱部材14をボルト・ナット連結するためのボルト孔13dを形成してある。
【0035】
天板15は底板13と同じく正方形の平板製上面部15aの周縁に立下部15bを設けたパン構造のものであり、上面部15aの四隅部には柱部材14に対して天板15をボルト・ナット連結するためのボルト孔15cを形成してある。また、天板15は、立下部15bと柱部材14との間に後述する補強部材17の縦片部17bが介在することを許す隙間分だけ底板13よりも大きな正方形にしてある。
【0036】
柱部材14は、横断面視においてL字状配置で各々の上下両端部に張出部を形成した2枚の縦板部14aと、それら縦板部14aの上端で水平姿勢に設けた上板部14bとを備える構造のものであり、各縦板部14aの下端部には、底板13の立上部13bに形成したボルト孔13dと重ね合わせた状態でボルトを通して柱部材13を底板14に連結するナット付きボルト孔14cを設け、上板部14bには、天板15の上面部15aに形成したボルト孔15cと重ね合わせた状態でボルトを通して天板15を柱部材14に連結するナット付きボルト孔14dを設けてある。
【0037】
また、柱部材14の各縦板部14aにおける上寄り部分及び下寄り部分には、ダクト接続用開口16を接続対象化粧ダクト7の種別に応じた形状及び大きさの開口に変更する板状の口縁部材18をボルト連結によりボックス本体8Aの外側から各ダクト接続用開口16の形成部に取り付けるためのナット付きボルト孔14e,14fを設けてある。
【0038】
つまり、4本の柱部材14の夫々において、この2つのナット付きボルト孔14e,14fを設けた各縦板部14aは上記口縁部材18の装着部Sを構成している。
【0039】
化粧ダクト7には大別して、側壁高さ寸法の小さな標準型のものと側壁高さ寸法の大きな大型のものとの2種があり、また、標準型ダクト7の設置方式には、設置床からの浮かし寸法の小さな標準設置と設置床からの浮かし寸法の大きな桁高設置との2種があることに対し対応するのに、上記の柱部材14には短尺柱部材14Lと長尺柱部材14Hとを製作・準備してあり、短尺柱部材14Lを用いて図5に示す高さ寸法の小さなボックス本体8Aを形成した場合には、標準設置する標準型ダクト7の接続のみが可能になり、図8に示す如く長尺柱部材14Hを用いて高さ寸法の大きなボックス本体8A′を形成した場合には、大型ダクト7の接続と桁高設置する標準型ダクト7の接続とが可能になる。
【0040】
なお、短尺柱部材14Lを用いる場合及び長尺柱部材14Hを用いる場合のいずれにおいても底板13及び天板15の夫々は兼用である。
【0041】
板状の口縁部材18は、短尺柱部材14Lの縦板部14aに取り付けるもの及び長尺柱部材14Hの縦板部14aに取り付けるものの各々について、横断面の外形形状や外形寸法が異なる複数種の化粧ダクト7に対し各別に対応する複数種のものを製作・準備してあり、具体的には、短尺柱部材14Lの縦板部14aに取り付ける口縁部材18については、図9〜図11に示す如く3種の標準型ダクト7A,7B,7Cの標準設置に対して各別に対応する3種の口縁部材18A,18B,18Cを製作・準備してある。
【0042】
また、長尺柱部材14Hの縦板部14aに取り付ける口縁部材18については、図12〜図17に示す如く4種の標準型ダクト7A,7B,7C,7Dの桁高設置に対して各別に対応する4種の口縁部材18A′,18B′,18C′、18D′と2種の大型ダクト7E,7Fに対して各別に対応する2種の口縁部材18E,18Fとの計6種を製作・準備してある。
【0043】
そして、短尺柱部材14Lの縦板部14aに取り付ける3種の口縁部材18A〜18Cの夫々には、図18,図20に示すように、短尺柱部材14Lの縦板部14aに形成した2つのナット付きボルト孔14e,14fに重ね合わせた状態でボルトを通してそれら口縁部材18A〜18Cを短尺柱部材14Lにおける縦板部14aの外面側に貼り付ける状態に取り付けるための2つの共通ボルト孔18a,18bを形成し、また同様に、長尺柱部材14Hの縦板部14aに取り付ける6種の口縁部材18A′〜18D′,18E,18Fの夫々には、図19(図20参照)に示すように、長尺柱部材14Hの縦板部14aに形成した2つのナット付きボルト孔14e,14fに重ね合わせた状態でボルトを通してそれら口縁部材18A′〜18D′,18E,18Fを長尺柱部材14Hにおける縦板部14aの外面側に貼り付ける状態に取り付けるための2つの共通ボルト孔18a′,18b′を形成して、柱部材14の各縦板部14a(すなわち、口縁部材18の装着部S)に対する複数種の口縁部材18の選択的な装着を可能にしてある。
【0044】
さらにまた、ダクト接続用開口16の形成部におけるダクト幅方向の一側部と他側部とに各別に装着する一側用部材18mと他側用部材18nとの2部材で口縁部材18を構成する3種の口縁部材18A〜18Cのうちの2種のもの18A,18Cについては、図21,図22に示す如く、口縁部材18Aの一側用部材18mと口縁部材18Cの他側用部材18nとをダクト接続用開口16の形成部におけるダクト幅方向の一側部と他側部とに振り分けて装着したり、あるいは逆に、口縁部材18Cの一側用部材18mと口縁部材18Aの他側用部材18nとをダクト接続用開口16の形成部におけるダクト幅方向の一側部と他側部とに振り分けて装着したりすることで、ダクト接続用開口16をダクト幅方向に変位した開口に変更できるようにしてある。
【0045】
なお、図23に示す如く、ダクト幅の最も大きい標準型ダクト7Dの標準設置の場合は、口縁部材18を装着せずに、底板13と2本の短尺柱部材14Lと天板15のみにより形成されるダクト接続用開口16をもって対応するようにしてあり、また、図24に示す如く、ダクト幅の最も大きい大型ダクト7Gに対しては、口縁部材18を装着せずに、底板13と2本の長尺柱部材14Hと天板15のみにより形成されるダクト接続用開口16をもって対応するようにしてある。
【0046】
18cは撓み防止のために口縁部材18の上縁部に取り付けた補強部材、18dは柱部材14を底板13に連結するボルトのボルト頭と口縁部材18との干渉を回避するために口縁部材18の下部に形成した逃がし穴である。
【0047】
口縁部材18の装着部Sである柱部材14の各縦板部14aは、図25に示す如く、ダクト接続用開口16を閉塞する板状閉塞部材19の装着部も兼ねており、この閉塞部材19の装着によりボックス本体8Aにおける4つのダクト接続用開口16を選択的に閉塞することで、十字4方向からの化粧ダクト接続が可能な化粧ダクト接続ボックス8を十字4方向からの化粧ダクト接続の他、図26(イ)〜(ニ)の夫々に示す如き形態で使用できるようにしてある。
【0048】
すなわち、図26(イ)に示す使用形態では、4つのダクト接続用開口16のうちの1つのみを閉塞部材19により閉塞することで、施設方向が一致する2本の化粧ダクト7とそれら2本の化粧ダクト7に対して施設方向が直交する1本の化粧ダクト7との計3本の化粧ダクト7を接続するT字形ダクト継手として使用(すなわち、前記したT形配管分岐部で使用)し、図26(ロ)に示す使用形態では、4つのダクト接続用開口16のうち隣り合う関係にある2つのダクト接続用開口16を閉塞部材19により閉塞することで、施設方向が互いに直交する2本の化粧ダクト7を接続するL字型ダクト継手として使用(すなわち、前記したL形配管変更部で使用)する。
【0049】
また、図26(ハ)に示す使用形態では、4つのダクト接続用開口16のうち対向関係にある2つのダクト接続用開口16を閉塞部材19により閉塞することで、施設方向が一致する2本の化粧ダクト7を接続するダクト中継ボックスとして使用し、図26(ニ)に示す使用形態では、4つのダクト接続用開口16のうちの3つのダクト接続用開口16を閉塞部材19により閉塞することで、1本の化粧ダクト7に対するエンドボックスとして使用する。
【0050】
閉塞部材19には、短尺柱部材14Lの縦板部14aに取り付ける高さ寸法の小さいものと、長尺柱部材14Hの縦板部14aに取り付ける高さ寸法の大きなものとの2種を製作・準備してあり、短尺柱部材14Lの縦板部14aに取り付ける高さ寸法の小さい閉塞部材19の両側部には、口縁部材装着用として短尺柱部材14Lの縦板部14aに形成した2つのナット付きボルト孔14e,14fに重ね合わせた状態でボルトを通して、その高さ寸法の小さい閉塞部材19を短尺柱部材14Lにおける縦板部14aの外面側に貼り付ける状態に取り付けるための2つのボルト孔19a,19bを形成してある。
【0051】
また同様に、長尺柱部材14Hの縦板部14aに取り付ける高さ寸法の大きい閉塞部材19(図示せず)の両側部には、長尺柱部材14Hの縦板部14aに形成した2つのナット付きボルト孔14e,14fに重ね合わせた状態でボルトを通して、その高さ寸法の大きい閉塞部材19を長尺柱部材14Hにおける縦板部14aの外面側に貼り付ける状態に取り付けるための2つのボルト孔を形成してあり、これにより、装着部Sとしての柱部材14の各縦板部14aに対する複数種の口縁部材18と閉塞部材19との選択的な装着を可能にしてある。
【0052】
そしてまた、口縁部材18の装着部と閉塞部材19の装着部とを兼ねる柱部材14の各縦板部14aは、図27,図28に示す如く、2つのボックス本体8Aを連結する連結部も兼ねており、1つのボックス本体8Aにおける1つのダクト接続用開口16と他のボックス本体8Aにおける1つのダクト接続口16とを対面させた状態において、それら対面部の両側夫々で面一状に並ぶ状態になる2つの柱部材14の縦板部14aの夫々に対し連結板20をそれら面一状の2つの縦板部14aどうしにわたらせた状態でボルト連結することにより、それら2つのボックス本体8Aを各々1つのダクト接続用開口16どうしを対面させた状態で連結する。
【0053】
すなわち、この連結構造により2つの化粧ダクト接続ボックス8を連結する、また場合によっては3つ以上の化粧ダクト接続ボックス8を連結することで、ダクト接続用開口16の開口数を多くした二連型や三連型の化粧ダクト接続ボックスを必要に応じて形成する。
【0054】
連結板20には、口縁部材18や閉塞部材19と同様、短尺柱部材14Lの縦板部14aに取り付ける高さ寸法の小さいものと、長尺柱部材14Hの縦板部14aに取り付ける高さ寸法の大きなものとの2種を製作・準備してあり、短尺柱部材14Lの縦板部14aに取り付ける高さ寸法の小さい連結板20には、口縁部材装着用として短尺柱部材14Lの縦板部14aに形成した2つのナット付きボルト孔14e,14fに重ね合わせた状態でボルトを通して、その高さ寸法の小さい連結板20を短尺柱部材14Lにおける縦板部14aの外面側に貼り付ける状態に取り付けるための2つのボルト孔20a,20bを、一方の短尺柱部材14Lに対するものと他方の短尺柱部材14Lに対するものとの2組形成してある。
【0055】
また同様に、長尺柱部材14Hの縦板部14aに取り付ける高さ寸法の大きい連結板20(図示せず)には、長尺柱部材14Hの縦板部14aに形成した2つのナット付きボルト孔14e,14fに重ね合わせた状態でボルトを通して、その高さ寸法の大きい連結板20を長尺柱部材14Hにおける縦板部14aの外面側に貼り付ける状態に取り付けるための2つのボルト孔を、一方の長尺柱部材14Hに対するものと他方の長尺柱部材14Hに対するものとの2組形成してあり、これにより、装着部Sとしての柱部材14の各縦板部14aに対する複数種の口縁部材18と閉塞部材19と連結板20との選択的な装着を可能にしてある。
【0056】
なお、口縁部材18と連結板20とは重ね合わせた状態で柱部材14における共通の1つの縦板部14aにボルト連結することができるから、連結板20の取り付けにかかわらず、その連結板20を取り付けたダクト接続用開口16を口縁部材18の取り付けにより接続対象化粧ダクト7の種別に応じた形状及び大きさの開口に変更する機能は維持される。
【0057】
また、閉塞部材19も連結板20と重ね合わせた状態で柱部材14における共通の1つの縦板部14aにボルト連結することができるから、連結板20の取り付けにかかわらず、その連結板20を取り付けたダクト接続用開口16を閉塞部材19の取り付けにより閉塞する機能も同様に維持される。
【0058】
20cは柱部材14を底板13に連結するボルトのボルト頭と連結板20との干渉を回避するために連結板20の下部に形成した逃がし穴である。
【0059】
天板15はボックス本体8Aの上面部を形成し、底板13とそれに連結した4本の柱部材14とは、ボックス本体8Aの底面部及び側面部を形成するボックス基部21を構成するが、このボックス基部21に対する天板15の取り付け(具体的には4本の柱部材14の上板部14bに対する天板15のボルト連結)においては、先の図4,図5に示した如く天板15とボックス基部21との間に他部材を介在させずに天板15をボックス基部21に対し直接に取り付ける標準の取付形態と、図29,図30に示す如く天板15とボックス基部21との間に天板歩路化用の補強部材17を介在させた状態で天板15をボックス基部21に取り付ける天板歩路化用の取付形態との選択が可能であり、天板歩路化用の取付形態を採って補強部材17により天板15の全体を補強することで天板15上の歩行を可能にする。
【0060】
補強部材17は、天板15における対向2辺部の夫々において上面部15aと立下部15bとで形成されるコーナー部分に嵌め合わせ状態で位置させるL型横断面形状の2本の金属製親棧部材17Aと、適当間隔に配置して2本の親棧部材17Aに横架したツバ付きC型横断面形状の複数本の金属製子棧部材17Bとからなる格子構造にしてあり、親棧部材17Aの両端部には親棧部材17Aを柱部材14の上板部14bに連結するためのボルト孔17aを形成してある。
【0061】
そして、この補強部材17の取り付けについては、各親棧部材17Aにおける縦片部17bの両端部を柱部材14の縦板部14aと天板15の立下部15bとの間の隙間部に位置させ、かつ、各親棧部材17Aにおける横片部17cの両端部を柱部材14の上板部14bと天板15の上面部15aとの間に挟んだ状態において、天板15のボルト15cと親棧部材17Aのボルト孔17aと柱部材14における上板部14bのナット付きボルト孔14dとの三者にボルトを通すことで、天板15とのいわゆる共締めにより補強部材17をボックス本体8Aに取り付ける構造にしてある。
【0062】
天板15には、上面に歩路用滑り止め材を貼設していない標準天板15Aと上面に歩路用滑り止め材を貼設した歩路用天板とを製作・準備してあり、また、歩路用天板には図31(イ)〜(ニ)に示す如く、歩路用滑り止め材15dを十字形に貼設した天板15Bと、歩路用滑り止め材15dをT字形に貼設した天板15Cと、歩路用滑り止め材15dをL字形に貼設した天板15Dと、歩路用滑り止め材15dを一文字に貼設した天板15Eとの4種を製作・準備してあり、天板15を歩路化する場合には、これら4種の歩路用天板15B〜15Eの選択使用と、天板15を90度ずつ回転させる天板取り付け向きの選択とをもって、種々の歩路レイアウトに対応できるようにしてある。
【0063】
一方、化粧ダクト7には、図32に示す如く、化粧ダクト接続ボックス8のダクト接続用開口16に対する差し込み接続部の近傍(換言すれば、化粧ダクト7のダクト長手方向における端部の近傍)において必要に応じ天蓋11に対する金属製の補強具22を装着し、この補強具22により天蓋11の自重による撓みを防止するようにしてある。
【0064】
この補強具22は、図32,図33に示す如く、両端部を両ダクト側壁9の上端部に対する載置支持部22aにした水平装着姿勢の帯板状架設部22Aにおける両側縁に、上端縁を天蓋11の下面に対して当接させる縦装着姿勢の帯板状受止部22Bを、それらの長手方向が一致する状態に備えさせたコの字状横断面形状のものであり、両端部の載置支持部22aを両ダクト側壁9の上端部に載置して両ダクト側壁9の上端部どうしにわたる架設状態に補強具22を装着した後に、天蓋11を両ダクト側壁11に装着することで、天蓋11の自重による撓みを補強具22により受け止め防止する。
【0065】
帯板状架設部22Aの両端部における載置支持部22aは、両ダクト側壁9の上端縁を形成する水平姿勢の上部折縁部9eの上面に対して載置する単純な平面形状にしてあり、これにより、両ダクト側壁9の上端部で水平姿勢の上部折縁部9eがダクト長手方向に一様に連続する構造の化粧ダクト7において、補強具両端部の載置支持部22aをダクト長手方向における任意の箇所で両ダクト側壁9の上端部に対し一定の載置姿勢で適切に載置できるように(換言すれば、補強具22をダクト長手方向において任意の箇所で両ダクト側壁9の上端部にわたる架設状態に適切に装着できるように)して、状況によらず補強具22を天蓋11の撓みを最も効果的に受け止め得る最適装着位置に装着できるようにしてある。
【0066】
また、この補強具22における帯板状架設部22Aの両端部には、両ダクト側壁9の上部折縁部9eに対する載置支持部22aの設置に伴い上部折縁部9eの内縁とダクト幅方向において近接対向関係になる横ずれ防止用段部としての切起片部22bを形成してあり、これら切起片部22bと両ダクト側壁9における上部折縁部9eの内縁との係合により補強具22の脱落を防止して、補強具22の架設装着状態を安定的に保つことができるようにしてある。
【0067】
シャフト塔屋1の側壁外面に取り付けたフードボックス5は、図34〜図36に示す如く、側壁1aの配管用貫通口2に対面させる背面開口5bと側壁1aの前方で下向きに開口させる下面開口5cとを両端の開口とする側面視逆L字状で横断面形状が横長長方形の屈曲筒状体5Aを基体とするものであり、この屈曲筒状体5Aにおける背面開口5bの形成部には、連結フレーム23を介して屈曲筒状体5Aを側壁1aに連結する外壁連結部を設けてある。
【0068】
また、屈曲筒状体5Aにおける下面開口5cの形成部には、その下面開口5cを閉塞する下面閉塞板24の取り付け部を設け、屈曲筒状体5Aの前面下部には配管引き出し用の前面開口5aを形成してある。
【0069】
連結フレーム23は、長方形形状の内方へ突出する後片部23aとその後片部23aの外縁から前方へ突出する前片部23bとを全周にわたって備える長方形の枠体であり、後片部23aには、貫通口2を形成する壁埋込スリーブ25の前端に対して連結フレーム23をボルト・ナット連結するためのボルト孔23cを形成し、前片部23bには屈曲筒状体5Aの後端部(すなわち、上記の外壁連結部)をボルト連結するためのナット付きボルト孔23dを設けてある。
【0070】
屈曲筒状体5Aは、その上面部を形成する上板26と、前面部を形成する前板27と、左右の側面部を形成する2枚の側板28と、屈曲筒状体5Aにおいて背面開口5bの下縁と下面開口5cの後縁との間の下側屈曲部を形成する下部屈曲板29との5枚の構成板の連結により形成してあり、側板28は後辺を除く各辺に折縁部28aを形成した板面視逆L字状の形状にし、前下がり傾斜姿勢の上辺の折縁部28aには上板26をボルト連結するためのナット付きボルト孔28bを設け、前辺の折縁部28aには前板27をボルト連結するためのナット付きボルト孔28cを設けてある。
【0071】
また、側板28の後辺部には、連結フレーム23における側辺の前片部23bに形成したナット付きボルト孔23dと重ね合わせた状態でボルトを通して側板28を連結フレーム23の側辺部に連結する外壁連結部としてのボルト孔28dを形成し、側板28の下辺部には下面閉塞板24をボルト連結するための下面閉塞板取り付け部としてのボルト孔28eを形成し、側板28の後側下部における切欠部28fの各辺部には下部屈曲板29をボルト連結するためのボルト孔28gを形成してある。
【0072】
さらに、側板28の前辺下端部には折縁部28aを無くした状態の挿入用切欠28hを形成し、下面閉塞板24の取り付けの際には、この挿入用切欠28hから下面閉塞板24を挿入し、その下面閉塞板24を側板下辺の折縁部28aに受け止め案内させる形態で後方へスライドさせて取り付けるようにしてある。
【0073】
下部屈曲板29は、側板28の後側下部における切欠部の形状に合致する横断面視逆L字状に折り曲げた形状にしてあり、下部屈曲板29の両端部に形成した折縁部29aには、側板28における切欠部28fの各辺部に形成したボルト孔28gと重ね合わせた状態でボルトを通して側板28と下部屈曲板29とを連結するためのナット付きボルト孔29bを形成し、また、下部屈曲板29の後辺部には、連結フレーム23における下辺の前片部23bに形成したナット付きボルト孔23dと重ね合わせた状態でボルトを通して下部屈曲板29を連結フレーム23の下辺部に連結する外壁連結部としてのボルト孔28cを形成してある。
【0074】
前板27は長方形形状における下辺部に前面開口5aとする長方形の切欠を形成した形状にしてあり、前板27の周縁には折縁部27aを形成し、前板27の両側辺部には、側板28における前辺の折縁部28aに形成したナット付きボルト孔28cと重ね合わせた状態でボルトを通して側板28と前板27とを連結するボルト孔27bを形成してある。
【0075】
また、前板27における前面開口5aとしての切欠の周縁部には、その前面開口5aに化粧ダクト7を差し込み接続した状態において化粧ダクト7の外周と前面開口5aの口縁との間の隙間を閉塞する上下2分割の止水プレート30A,30Bをボルト連結により前板前面に貼り付ける状態に取り付けるためのナット付きボルト孔27cを形成してある。
【0076】
上板26は、前辺及び両側辺に折縁部26aを形成するとともに、前下がり傾斜姿勢の本体部に対して相対的に屈折する水平縁部26bを後辺に形成した長方形形状にし、上板26の両側辺部には、側板28における上辺の折縁部28aに形成したナット付きボルト孔28bと重ね合わせた状態でボルトを通して側板28と上板26とを連結するボルト孔26cを形成し、上板26における後辺の水平縁部26bには、連結フレーム23における上辺の前片部23bに形成したナット付きボルト孔23dと重ね合わせた状態でボルトを通して上板26を連結フレーム23の上辺部に連結する外壁連結部としてのボルト孔26dを形成してある。
【0077】
下面閉塞板24は、4辺夫々に折縁部24aを形成した長方形形状にしてあり、両側辺の折縁部24aには、側板28の下辺部に形成したボルト孔28eと重ね合わせた状態でボルトを通して下面閉塞板24と側板28とを連結するナット付きボルト孔24bを形成しある。
【0078】
また、下面閉塞板24における前辺及び後辺の折縁部24aには、下側の止水プレート30Bをボルト連結するためのナット付きボルト孔24cを形成してあり、これにより、下面閉塞板24は前後いずれの向きでも取り付けられるようにしてある。
【0079】
上記構造のフードボックス5の設置施工は、次の(a)〜(ト)の手順で行なう(図37〜図41参照)。
【0080】
(a)第1工程
壁埋込スリーブ25に連結した連結フレーム23の下辺部に下部屈曲板29をボルト連結して、先ず下部屈曲板29を側壁1aに取り付ける。………図37
【0081】
(b)第2工程
第1工程に続き、連結フレーム23の両側辺部に側板28をボルト連結するとともに、それら側板28と下部屈曲板29とをボルト連結して、両側板28を取り付ける。………図38
【0082】
(c)第3工程
第2工程に続き、下部閉塞板24を前述のスライド操作により装着するととも、その下部閉塞板24と側板28とをボルト連結して、下部閉塞板24を取り付ける。………図39
【0083】
(d)第4工程
第3工程に続き、化粧ダクト7を設置した上で、貫通口2から引き出した管3をボックス内部を通じて化粧ダクト7にわたらせるボックス内配管を行ない、その配管後、化粧ダクト7の天蓋11を装着する。………図40
【0084】
(e)第5工程
第4工程に続き、側板28に前板27をボルト連結して前板27を取り付け、その後、止水プレート30A,30Bをボルト連結により取り付ける。
そして、この前板27の取り付けの後、連結フレーム23の上辺部に上板26をボルト連結するとともに、上板26と側板28とをボルト連結して、上板26を取り付け、これにより、管3を前面開口5aからボックス外部へ前向きに引き出す前方引き出し仕様のフードボックス5の組み立てと設置を完了する。………図40,図41
【0085】
上記フードボックス5は、管3を前面開口5aからボックス外部へ前向きに引き出す前方引き出し仕様のほか、管3をボックス外部へ下向きに引き出す下方引き出し仕様にすることもでき、この下方引き出し仕様にする場合には、図42に示す如く、下面閉塞板24による下面開口5cの閉塞を省略するとともに、上記した前方引き出し用の前板27に代え、前面開口5aとする切欠を形成していない閉塞用前板27′を取り付ける。あるいはまた、図43に示す如く、下面閉塞板24による下面開口5cの閉塞を省略するとともに、前板27の前面開口5aを閉塞板31により閉塞し、これにより、貫通口2からボックス内部へ引き込んだ管3を下面開口5cからボックス外部へ下向きに引き出すようにする。
【0086】
閉塞用前板27′の両側辺部には、側板28における前辺の折縁部28aに形成したナット付きボルト孔28cと重ね合わせた状態でボルトを通して側板28と閉塞用前板27′とを連結するボルト孔27bを形成してあり、これにより、前方引き出し用前板27と閉塞用前板27′との選択的な取り付けを可能にしてある。
【0087】
また、閉塞板31には、前方引き出し用前板27における前面開口5aの周縁部に設けた止水プレート連結用のナット付きボルト孔27cと重ね合わせた状態でボルトを通して閉塞板31を前方引き出し用前板27に取り付けるためのボルト孔31aを形成してある。すなわち、止水プレート連結用のナット付きボルト孔27cを閉塞板取り付け部に兼用利用して閉塞板31を前方引き出し用前板27に取り付けるようにしてある。
【0088】
〔別実施形態〕
本発明は、配管用フードボックス及び配線用フードボックスのいずれにも適用でき、また、配管用と配線用とを兼ねるフードボックスにも適用できる。
【0089】
フードボックス5の取り付け対象とする建築物外壁は、シャフト塔屋1の側壁1aに限られるものではなく、配管用又は配線用の貫通口2を形成する外壁であれば、どのような建築物の外壁であってもよい。
【0090】
前述の実施形態では、貫通口2を形成する壁埋込スリーブ25との連結によりフードボックス5を外壁1に取り付ける例を示したが、これに代え、フードボックス5を外壁1の壁材に対して直接に連結する取付形態を採用するようにしてもよい。
【0091】
前述の実施形態では、屈曲筒状体5Aを上板26と前板27と2枚の側板28と下部屈曲板29との連結により形成する構造にしたが、これに代え、図44に示す如く、屈曲筒状体5Aを、その屈曲筒状体5Aの上面部及び前面部を形成する表部形成板32と、その屈曲筒状体5Aにおいて背面開口5bの下縁と下面開口5cの後縁との間の下側屈曲面部及び両側面部を一体的に形成する裏部板構造体33との連結により形成する構造にしてもよい。
【0092】
また、図45に示す如く、屈曲筒状体5Aを、その屈曲筒状体5Aの上面部と前面部と両側面部を一体的に形成する表部板構造体34と、その屈曲筒状体5Aにおいて背面開口5bの下縁と下面開口5cの後縁との間の下側屈曲面部を形成する下部屈曲板29との連結により形成する構造にしてもよい。
【0093】
屈曲筒状体5Aに横断面形状は、長方形に限られるものではなく5角形以上の多角形や円形あるいは楕円形などであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】屋上の配管設備を示す平面図と側面図
【図2】化粧ダクトの断面図
【図3】天蓋を外した状態の化粧ダクトの斜視図
【図4】化粧ダクト接続ボックスの斜視図
【図5】化粧ダクト接続ボックスの一部切欠分解斜視図
【図6】柱部材の外面側斜視図と内面側斜視図
【図7】柱部材部分の拡大正面図
【図8】長尺柱部材を用いた化粧ダクト接続ボックスの斜視図
【図9】口縁部材の装着例を示す斜視図
【図10】口縁部材の装着例を示す斜視図
【図11】口縁部材の装着例を示す斜視図
【図12】口縁部材の装着例を示す斜視図
【図13】口縁部材の装着例を示す斜視図
【図14】口縁部材の装着例を示す斜視図
【図15】口縁部材の装着例を示す斜視図
【図16】口縁部材の装着例を示す斜視図
【図17】口縁部材の装着例を示す斜視図
【図18】口縁部材の斜視図
【図19】口縁部材の斜視図
【図20】口縁部材装着状態における柱部材部分の拡大正面図
【図21】化粧ダクトの変位接続例を示す斜視図
【図22】化粧ダクトの変位接続例を示す斜視図
【図23】口縁部材非使用の化粧ダクト接続状態を示す斜視図
【図24】口縁部材非使用の化粧ダクト接続状態を示す斜視図
【図25】閉塞部材の装着形態を示す分解斜視図
【図26】化粧ダクト接続ボックスの使用形態を示す平面図
【図27】ボックス相互連結の連結形態を示す斜視図
【図28】連結板装着状態を示す正面図
【図29】歩路化用補強部材の取り付け形態を示す分解斜視図
【図30】補強部材及び天板の取り付け形態を示す分解正面図と正面図
【図31】歩路用天板を示す斜視図
【図32】補強具装着状態を示す化粧ダクトの断面図
【図33】補強具の斜視図
【図34】フードボックスの側面視断面図
【図35】フードボックスの斜視図
【図36】フードボックスの分解斜視図
【図37】フードボックスの設置手順を説明する斜視図
【図38】フードボックスの設置手順を説明する斜視図
【図39】フードボックスの設置手順を説明する斜視図
【図40】フードボックスの設置手順を説明する斜視図
【図41】フードボックスの設置手順を説明する斜視図
【図42】下方引き出し仕様のフードボックスを示す斜視図
【図43】閉塞板による前面開口閉塞形態を示す分解斜視図
【図44】別実施例を示すフードボックスの分解斜視図
【図45】別実施例を示すフードボックスの分解斜視図
【図46】従来例を示すフードボックスの分解斜視図
【図47】従来例を示す2仕様のフードボックスの側面視断面図
【符号の説明】
1 建築物
1a 外壁
2 貫通口
5A 屈曲筒状体
5a 前面開口
5b 背面開口
5c 下面開口
24 下面閉塞板
26 上板
28 側板
27 前方引き出し用前板
27′ 閉塞用前板
27c 閉塞板の取り付け部
28e 下面閉塞板の取り付け部
29 下部屈曲板
31 閉塞板
32 表部形成板
33 裏部板構造体
34 表部板構造体

Claims (4)

  1. 建築物の外壁における配管用又は配線用貫通口の形成部に取り付けるフードボックスとして、
    前記貫通口に対面させる背面開口と外壁の前方で下向きに開口させる下面開口とを両端の開口とする側面視逆L字状の屈曲筒状体をフードボックス基体にし、
    この屈曲筒状体の前面下部に配管引き出し用又は配線引き出し用の前面開口を形成するとともに、
    この屈曲筒状体における前記下面開口の形成部にその下面開口を閉塞する下面閉塞板の取り付け部を設け、
    前記屈曲筒状体を、その屈曲筒状体の上面部を形成する上板と、その屈曲筒状体の前面部を形成する前板と、その屈曲筒状体の各側面部を形成する2枚の側板と、その屈曲筒状体において前記背面開口の下縁と前記下面開口の後縁との間の下側屈曲面部を形成する下部屈曲板との連結により形成する構造にしてある配管用又は配線用フードボックスの設置方法であって、
    前記下部屈曲板を外壁に取り付ける第1工程と、左右の前記側板を取り付ける第2工程と、前記下面閉塞板を取り付ける第3工程と、ボックス内配管又はボックス内配線を行なう第4工程と、前記前板及び前記上板を取り付ける第5工程とを、その順に実施する配管用又は配線用フードボックスの設置方法。
  2. 建築物の外壁における配管用又は配線用貫通口の形成部に取り付けるフードボックスとして、
    前記貫通口に対面させる背面開口と外壁の前方で下向きに開口させる下面開口とを両端の開口とする側面視逆L字状の屈曲筒状体をフードボックス基体にし、
    前記屈曲筒状体を、その屈曲筒状体の上面部を形成する上板と、その屈曲筒状体の前面部を形成する前板と、その屈曲筒状体の各側面部を形成する2枚の側板と、その屈曲筒状体において前記背面開口の下縁と前記下面開口の後縁との間の下側屈曲面部を形成する下部屈曲板との連結により形成する構造にしてある配管用又は配線用フードボックスの設置方法であって、
    前記下部屈曲板を外壁に取り付ける工程と、左右の前記側板を取り付ける工程と、ボックス内配管又はボックス内配線を行なう工程と、前記前板及び前記上板を取り付ける工程とを、その順に実施する配管用又は配線用フードボックスの設置方法。
  3. 建築物の外壁における配管用又は配線用貫通口の形成部に取り付けるフードボックスとして、
    前記貫通口に対面させる背面開口と外壁の前方で下向きに開口させる下面開口とを両端の開口とする側面視逆L字状の屈曲筒状体をフードボックス基体にし、
    この屈曲筒状体の前面下部に配管引き出し用又は配線引き出し用の前面開口を形成するとともに、
    この屈曲筒状体における前記下面開口の形成部にその下面開口を閉塞する下面閉塞板の取り付け部を設け、
    前記屈曲筒状体を、その屈曲筒状体の上面部及び前面部を形成する表部形成板と、その屈曲筒状体において前記背面開口の下縁と前記下面開口の後縁との間の下側屈曲面部及び両側面部を形成する裏部板構造体との連結により形成する構造にしてある配管用又は配線用フードボックスの設置方法であって、
    前記裏部板構造体を外壁に取り付ける工程と、ボックス内配管又はボックス内配線を行なう工程と、前記表部形成板を取り付ける工程とを、その順に実施する配管用又は配線用フードボックスの設置方法。
  4. 建築物の外壁における配管用又は配線用貫通口の形成部に取り付けるフードボックスと して、
    前記貫通口に対面させる背面開口と外壁の前方で下向きに開口させる下面開口とを両端の開口とする側面視逆L字状の屈曲筒状体をフードボックス基体にし、
    この屈曲筒状体の前面下部に配管引き出し用又は配線引き出し用の前面開口を形成するとともに、
    この屈曲筒状体における前記下面開口の形成部にその下面開口を閉塞する下面閉塞板の取り付け部を設け、
    前記屈曲筒状体を、その屈曲筒状体の上面部と前面部と両側面部を形成する表部板構造体と、その屈曲筒状体において前記背面開口の下縁と前記下面開口の後縁との間の下側屈曲面部を形成する下部屈曲板との連結により形成する構造にしてある配管用又は配線用フードボックスの設置方法であって、
    前記下部屈曲板を外壁に取り付ける工程と、ボックス内配管又はボックス内配線を行なう工程と、前記表部構造体を取り付ける工程とを、その順に実施する配管用又は配線用フードボックスの設置方法。
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