JP4048692B2 - 表皮材インサート成形方法および成形用金型装置 - Google Patents

表皮材インサート成形方法および成形用金型装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4048692B2
JP4048692B2 JP2000144871A JP2000144871A JP4048692B2 JP 4048692 B2 JP4048692 B2 JP 4048692B2 JP 2000144871 A JP2000144871 A JP 2000144871A JP 2000144871 A JP2000144871 A JP 2000144871A JP 4048692 B2 JP4048692 B2 JP 4048692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin material
mold
movable mold
gas
insert molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000144871A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001322142A (ja
Inventor
俊夫 荒井
和明 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP2000144871A priority Critical patent/JP4048692B2/ja
Publication of JP2001322142A publication Critical patent/JP2001322142A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4048692B2 publication Critical patent/JP4048692B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コア材を賦形とするとともにコア材の表面に加飾性を有する表皮材を融着一体化した積層成形体を成形する表皮材インサート成形に係わり、特に、射出充填時にダメージを受けた表皮材を回復させるべく冷却時間内の所定のタイミングで可動金型をわずかに開く際に、表皮材とコア材とが剥離するのを防止することができる表皮材インサート成形方法および成形用金型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車用内装部品、家電製品、建材等に使用される樹脂成形品に対してクッション性、装飾性、手触り感等の付加価値要求が高まり、各種の加飾性を有する表皮材を備えた積層成形体が製造されるようになった。各種の積層成形体製造方法の中でも積層成形体の品質および生産性が特に優れ、省工程化によるコストダウンが可能な射出成形をベースにした表皮材インサート成形が主流となっている。中でも極めて加飾性に優れた積層成形体が得られる表皮材インサート成形方法として、表皮材起毛層の毛倒れを回復させる成形方法が特開平10−58485号公報に開示されている。これは、コア材となる溶融樹脂を射出充填したのち、表皮材起毛層と可動金型キャビティ面との間に隙間を設けて、表皮材起毛層の温度をこの起毛層材料のガラス転移点と融点との間のゴム状弾性温度領域内に保持するようにした表皮材インサート成形方法である。また、特開平11−226993号公報には、発泡層を有する表皮シートに同様の方法を適用した技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の表皮材インサート成形方法では、コア材となる溶融樹脂を射出充填した直後には表皮材Sとコア材Qとが一体化した状態(図4参照)にあるが、表皮材Sと可動金型キャビティ面14aとの間に隙間を設けるために可動金型14をわずかに開く際に、表皮材Sが可動金型キャビティ面14aに付いて引張られコア材Qから離れてしまう(図5参照)剥離現象を起こす場合があった。この剥離現象は表皮材Sとコア材Qとの接着性が良くないことに起因して生じるものであるが、たとえ接着性が良くない材質の組合わせであっても、表皮材Sがコア材Qに密着した状態を保持したまま冷却固化すれば実用に耐えるだけの接着強度を有する積層成形体90が得られるので、表皮材インサート成形時に剥離現象を起こさないようにすることが肝要である。また、発泡層を有する表皮材Sを用いた従来の表皮材インサート成形においては、射出充填時の溶融樹脂により押し潰されたり、溶融したりして表皮材Sの発泡層から分離した空気が局部的に閉じ込められ、可動金型14をわずかに開く際に閉じ込められた空気が膨張して剥離現象を起こす場合があった。
最近では表皮材インサート成形に使用されるコア材および表皮材の材質の組合わせが多岐にわたり、また各種形状の積層成形体が成形されることから上記の剥離現象の発生頻度が急増しており、生産性の低下および積層成形体90の品質低下が大きな問題となっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するために、本発明の第1の発明においては、固定金型と可動金型との間に表皮材を介在させて型締した後、前記表皮材と前記固定金型とで形成される金型キャビティ空間内に溶融樹脂を射出充填して、コア材を賦形するとともにこのコア材と前記表皮材とを融着一体化する表皮材インサート成形方法において、冷却時間内の所定のタイミングで前記可動金型を開いて前記表皮材と可動金型キャビティ面との間に所定の隙間を設けるとともに、該隙間空間内に気体を吹き込んで前記気体の圧力を所定の値に保持するようにした。また、本発明の第2の発明においては、コア材を賦形するとともにこのコア材と表皮材とを融着一体化してなる積層成形体を射出成形するための表皮材インサート成形用金型装置であって、可動金型に穿設され可動金型キャビティ面に一端を開口する気体通路と、該気体通路の他端に接続され所定圧力の気体を供給自在な給気ラインとを備え、前記可動金型と固定金型とは、金型キャビティ面を囲んで設けられる雌雄一対のシェアーエッジ部で互いに金型開閉方向に移動自在に遊嵌する喰い切り構造の金型とした。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明を実施することにより、以下のような好ましい成形が実施される。
一般的に、表皮材インサート成形においてコア材となる溶融樹脂の射出充填直後には、コア材となる溶融樹脂が保有する熱量により表皮材は加熱され表皮材温度は一旦上昇するが、そののち金型への熱伝導にともなって表皮材温度は下降する。本発明では、冷却時間内のあらかじめ設定された設定型締力保持時間が経過した時点で型締力を除去したのち、可動金型をわずかに開いて表皮材と可動金型キャビティ面との間に断熱層としての隙間を設けるとともに、該隙間空間内に気体を吹き込んで該隙間空間内の気体の圧力を所定の値に保持するようにした。隙間空間内に気体を吹き込んで表皮材を所定の圧力でコア材側に押圧することにより、可動金型をわずかに開く際に表皮材がコア材から剥離するのを防止することができる。さらに、表皮材と可動金型キャビティ面との間に断熱層としての隙間を設けることにより表皮材から可動金型キャビティ面への熱伝導を遮断する。この時点でコア材が保有している熱量により表皮材は再度加熱され、表皮材温度は射出充填直後の最高温度をこえる温度に達する。あわせて、表皮材が弾性力により自己回復するための回復スペースが確保されているので、射出充填時に高圧が負荷されてダメージを受けた表皮材は弾性力による自己回復でダメージを回復することができ、成形後も表皮材本来の風合いが確保されるのである。
【0006】
以下図面に基づいて本発明の実施例の詳細について説明する。図1〜図3は本発明の実施例に係り、図1は表皮材インサート成形装置の全体構成図、図2は可動金型をわずかに開いて表皮材と可動金型キャビティ面との間に隙間を設けた状態の金型縦断面図、図3は表皮材インサート成形の成形工程のフローチャートである。
【0007】
図1に示すように、本発明による表皮材インサート成形装置100は金型装置10、型締装置20、射出装置30、制御装置60および給気ライン80で構成されている。
金型装置10は自動車用のグローブボックスドア(300mm×400mm)の表皮材一体製品(積層成形体90)を得るものであり、型締装置20の固定盤1に取付けられる固定金型13と、型締装置20の可動盤2に取付けられる可動金型14とで構成される。図2に示すように、一方の固定金型13には、成形後に製品(積層成形体90)を突き出すためのエジェクタピン18が内蔵されるとともに、凸状の固定金型キャビティ面13aの外縁部を囲んで金型開閉方向に平行なシェアーエッジ部(おす)13bが設けられている。
【0008】
他方の可動金型14には、前記シェアーエッジ部(おす)13bと所定の間隔を保って金型開閉方向に移動自在なシェアーエッジ部(めす)14aが、凹状の可動金型キャビティ面14aの外縁部に延設されている。すなわち、両金型13、14は、可動金型14を閉じた状態において雌雄一対のシェアーエッジ部13b、14bが遊嵌する、いわゆる喰い切り構造の金型であり、このシェアーエッジ部(おす)13bとシェアーエッジ部(めす)14bとの隙間間隔は表皮材の厚さ寸法よりわずかに短い寸法に設計されている。このように構成された両金型13、14の間に表皮材Sを介在させて可動金型14閉じると、雌雄一対のシェアーエッジ部13b、14bの間に表皮材Sが挟持されて、金型キャビティ空間を気密状態に保持するようになっている。
【0009】
さらに、可動金型14には気体通路15が穿設されており、この気体通路15の一端は縮径されて可動金型キャビティ面14aに吹出し口15aを開口し、気体通路15の他端は詳細を後述する給気ライン80に接続されている。なお、可動金型キャビティ面14aに開口する吹出し口15aのサイズが大きすぎると、コア材Qとなる溶融樹脂の射出充填時に表皮材Sが吹出し口15a側にはみだして、積層成形体90の外観が不良となり、逆に、吹出し口15aのサイズが小さすぎると気体の供給に時間がかかり、表皮材Sの剥離防止が不完全になるので、吹出し口15aの直径を1mm程度にするのが望ましい。
【0010】
図2に示すように、前記給気ライン80は、気体供給機82と、気体配管84と、低圧調整用の圧力レギュレータ87を備えた開閉弁86と、気体配管88とで構成されており、開閉弁86を開閉操作することにより両金型13、14間に形成される金型キャビティ空間への気体の供給・遮断を行なうとともに、圧力レギュレータ87を調整操作することにより金型キャビティ空間内の気体の圧力を変更可能となっている。
【0011】
図1に示すように、型締装置20の可動盤2は図示しないタイバーに案内されて前後進移動可能に配設されており、型締シリンダ22の駆動により可動盤2に取り付けられた可動金型14を固定盤1に取り付けられた固定金型13に対して開閉するとともに、両金型13、14に型締力を負荷させる構成となっている。
【0012】
射出装置30は、スクリュフライト36を備えたスクリュ34がバレル32内に回転自在かつ前後進自在に配設されており、ホッパ38に供給された樹脂ペレットは油圧モータ42により駆動されるスクリュ34の回転によってスクリュ前方へ移送され、樹脂ペレットがスクリュ前方へ移送される間に、バレル32の外周面に取り付けた図示しないヒータからの加熱作用を受けるとともにスクリュ回転による混練作用を受けて樹脂ペレットが溶融するようになっている。そして、スクリュ前方に貯溜された溶融樹脂が所定量に達した時点でスクリュ34の回転を停止したのち、射出シリンダ40の駆動により前進するスクリュ34によってスクリュ前方に貯溜された溶融樹脂をノズル39側へ押し出し、ノズル39を経由して両金型13、14間に形成される金型キャビティ空間内へ射出充填するようになっている。
【0013】
次に、制御装置60について述べる。
制御装置60は、図1に示すように、射出制御部61、型締制御部62、位置モニタ部64、型締条件設定部66および両金型13、14の実測型開量を検出する位置センサ8から構成されている。
位置モニタ部64では、位置センサ8により検出される位置情報を受けて実測型開量を演算し、型締制御部62に実測型開量情報を送る。型締制御部62では、型締条件設定部66から出力される信号を受けて、常に実測型開量と設定型開量とを比較しながら実測型開量が設定型開量に一致するよう電磁リリーフ弁69に操作信号を出力し、油圧供給源70から型締装置20の型締シリンダ22に供給される作動油の圧力を制御して、型締条件設定部66にあらかじめ設定されている型締条件通りに型締装置20を駆動する。一方、射出制御部61から電磁リリーフ弁52に操作信号を出力し、油圧供給源50から射出装置30の射出シリンダ22および油圧モータ42に供給される作動油の圧力を制御して、射出装置30を駆動する。なお、型締制御部62と射出制御部61とは相互に信号を授受して、型締装置20の動作と射出装置30の動作とを連係させる。
【0014】
なお、本実施例では、直圧式の型締機構を有する成形装置を用いたが、トグル式や電動式、あるいは、竪型の型締機構を有する成形装置を使用してもよい。
【0015】
図3は表皮材インサート成形の成形工程のフローチャートを示したもので、図3にしたがって成形工程を説明する。
(1)金型装置10の両金型13、14を型開した状態で、可動金型14の所定位置に、たとえば真空吸引方式や針刺し方式等の手段を用いて表皮材Sをセット保持する。本実施例で用いた表皮材Sは、レザー調TPO樹脂製シートとポリプロピレン樹脂製発泡層を積層したシートであるが、一般には、要求される加飾特性に合った加飾層を表面層に有する表皮材を用い、必要に応じて多層構成の表皮材や三次元的な成形品形状にあらかじめ予備成形した表皮材を用いてもよい。
【0016】
(2)次に、表皮材Sをセットした状態で型閉・型締を行ない、コア材Qとなる溶融樹脂の射出充填と保圧負荷を行なう(図1参照)。本実施例では、コア材樹脂として、タルクとゴムをコンパウンドしたポリプロピレン樹脂(メルトフローレート=30)を用いた。このコア材樹脂と前記シート(レザー調TPO樹脂製シートとポリプロピレン樹脂製発泡層を積層したシート)の組合わせは、従来の表皮材インサート成形方法ではシートがコア材樹脂から剥離するものをあえて選択したものである。
【0017】
(3)保圧工程完了時に計時開始するタイマーの実測時間t1があらかじめ設定された設定型締力保持時間taに一致した時点で型締力を除去すると同時に開閉弁86を開き、圧力レギュレータ87により所定の圧力に保持された気体を吹出し口15aまで導入しておく。続いて、両金型13、14をわずかに開く型開動作を開始する。このとき両金型13、14内の積層成形体90は、冷却にともなう収縮によって固定金型13の固定金型キャビティ面13aに密着した状態にあるので、型開動作の進行とともに表皮材Sと可動金型キャビティ面14aとの間に隙間が生じる。ここで、表皮材Sと可動金型キャビティ面14aとの間に漸次拡大する隙間空間内には、ただちに吹出し口15aから気体が流入して、圧力レギュレータ87により一定に保持される所定の圧力で表皮材Sをコア材側に押圧し、表皮材Sがコア材から剥離するのを防止する。
【0018】
(4)型開動作の工程中に位置センサ8により検出した実測型開量Wsが型締条件設定部66にあらかじめ設定されている設定型開量Waに一致した後は、型締条件設定部66にあらかじめ設定されている設定型開保持時間tbだけこの型開位置で保持する(図2参照)。この間、開閉弁86を開状態に保持して表皮材Sをコア材Q側に押圧し続け、コア材Qを固定金型キャビティ面13aに完全密着させながら冷却固化させることでコア材Qの熱変形を阻止することができる。
こうして表皮材Sと可動金型キャビティ面14aとの間に断熱層としての隙間を設けることにより、表皮材Sから可動金型キャビティ面14aへの熱伝導は遮断され、この時点でコア材Qが保有する熱量により表皮材Sは再加熱される。この再加熱により、表皮材Sが射出充填直後に達した最高温度をこえる表皮材温度となるように、前記設定型締力保持時間taを適正値に設定することが肝要である。こうすることにより、射出充填時に高圧が負荷されてダメージを受けた表皮材Sは弾性力により自己回復して、良好な外観を有する積層成形体90が得られるのである。
なお、表皮材Sを押圧する気体の圧力は、一般的には、0.01〜0.70MPaの範囲から表皮材Sの種類および積層成形体90の形状に応じた適正値を選択し、特に望ましくは0.01〜0.20MPaの範囲から選択して設定する。本実施例では、表皮材Sの発泡層の厚さをできるだけ低減させないようにするために、表皮材Sを押圧する気体の圧力を0.01MPaとした。
【0019】
(5)実測型開量Wsが設定型開量Waに一致した時点で計時開始するタイマーの実測時間t2があらかじめ設定された設定型開保持時間tbに一致した時点で、開閉弁86を閉じて気体の供給を遮断するとともに、成形開始時の可動金型14の位置まで型開を行う。型開したのち、固定金型13に内蔵されるエジェクタピン18の作動により、製品(積層成形体90)を取出して1サイクルの完了となる。
【0020】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、下記のような優れた効果が得られる。
(1)表皮材と可動金型キャビティ面との間に断熱層としての隙間を設ける際、隙間空間内に気体を吹き込んで表皮材を所定の圧力でコア材側に押圧し、表皮材がコア材から剥離するのを防止するとともに、コア材を固定金型キャビティ面に完全密着させて冷却固化させることでコア材の熱変形を阻止することができる。
(2)表皮材インサート成形に使用されるコア材と表皮材の材質が接着性の良くない組合わせであっても、表皮材がコア材から剥離するのを防止することにより、実用に耐えるだけの接着強度を有し、かつ表皮材本来の風合いが確保された積層成形体が低コストで安定して得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する表皮材インサート成形装置の全体構成図である。
【図2】本発明の実施例に係る可動金型をわずかに開いて表皮材と可動金型キャビティ面との間に隙間を設けた状態の金型縦断面図である。
【図3】本発明の実施例に係る表皮材インサート成形の成形工程のフローチャートである。
【図4】従来の表皮一体貼合わせ成形において、コア材となる溶融樹脂を射出充填した状態の金型縦断面図である。
【図5】従来の表皮一体貼合わせ成形において、可動金型をわずかに開いて表皮材と可動金型キャビティ面との間に隙間を設けた状態の金型縦断面図である。
【符号の説明】
1 固定盤
2 可動盤
8 位置センサ
10 金型装置
13 固定金型
13a 固定金型キャビティ面
13b シェアーエッジ部(おす)
14 可動金型
14a 可動金型キャビティ面(めす)
14b シェアーエッジ部
15 気体通路
15a 吹出し口
18 エジェクタピン
20 型締装置
22 型締シリンダ
30 射出装置
32 バレル
34 スクリュ
36 スクリュフライト
38 ホッパ
39 ノズル
40 射出シリンダ
42 油圧モータ
50 油圧供給源(射出回路)
52 電磁リリーフ弁(射出回路)
60 制御装置
61 射出制御部
62 型締制御部
64 位置モニタ部
66 型締条件設定部
69 電磁リリーフ弁(型締回路)
70 油圧供給源(型締回路)
82 気体供給機
84 気体配管
86 開閉弁
87 圧力レギュレータ
88 気体配管
90 積層成形体
100 表皮材インサート成形装置
Q コア材
S 表皮材
ta 設定型締力保持時間
t1 実測型締力保持時間
Wa 設定型開量
Ws 実測型開量
tb 設定型開位置保持時間
t2 実測型開位置保持時間

Claims (2)

  1. 固定金型と可動金型との間に表皮材を介在させて型締した後、前記表皮材と前記固定金型とで形成される金型キャビティ空間内に溶融樹脂を射出充填して、コア材を賦形するとともにこのコア材と前記表皮材とを融着一体化する表皮材インサート成形方法において、
    冷却時間内の所定のタイミングで前記可動金型を開いて前記表皮材と可動金型キャビティ面との間に所定の隙間を設けるとともに、該隙間空間内に気体を吹き込んで前記気体の圧力を所定の値に保持するようにしたことを特徴とする表皮材インサート成形方法。
  2. コア材を賦形するとともにこのコア材と表皮材とを融着一体化してなる積層成形体を射出成形するための表皮材インサート成形用金型装置であって、
    可動金型に穿設され可動金型キャビティ面に一端を開口する気体通路と、該気体通路の他端に接続され所定圧力の気体を供給自在な給気ラインとを備え、前記可動金型と固定金型とは、金型キャビティ面を囲んで設けられる雌雄一対のシェアーエッジ部で互いに金型開閉方向に移動自在に遊嵌する喰い切り構造の金型であることを特徴とする表皮材インサート成形用金型装置。
JP2000144871A 2000-05-17 2000-05-17 表皮材インサート成形方法および成形用金型装置 Expired - Fee Related JP4048692B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000144871A JP4048692B2 (ja) 2000-05-17 2000-05-17 表皮材インサート成形方法および成形用金型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000144871A JP4048692B2 (ja) 2000-05-17 2000-05-17 表皮材インサート成形方法および成形用金型装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001322142A JP2001322142A (ja) 2001-11-20
JP4048692B2 true JP4048692B2 (ja) 2008-02-20

Family

ID=18651459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000144871A Expired - Fee Related JP4048692B2 (ja) 2000-05-17 2000-05-17 表皮材インサート成形方法および成形用金型装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4048692B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5589611B2 (ja) * 2010-06-29 2014-09-17 大日本印刷株式会社 ナイフ式折り機
CN113561436B (zh) * 2021-09-26 2021-12-07 江苏与润光电科技有限公司 一种用于高性能大功率开关电源全自动加工整形设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001322142A (ja) 2001-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4244809B2 (ja) 発泡射出成形方法
US5820813A (en) Method for producing multilayer molded article
KR100339289B1 (ko) 열가소성수지성형체의제조방법
JP3843705B2 (ja) 貼合わせ成形方法
JP4048692B2 (ja) 表皮材インサート成形方法および成形用金型装置
WO1992019433A1 (en) Press mold and method for press molding thermoplastic resin by using the same
JP3603581B2 (ja) 表皮材インサート成形方法及び装置
JPH06344460A (ja) 表皮材付発泡樹脂成形体の製造方法
JP3646503B2 (ja) 樹脂の多層成形方法および装置
JP3242609B2 (ja) 表皮インサート成形方法
JP3841136B2 (ja) 貼り合わせ成形方法
JP3242612B2 (ja) 表皮材インサート成形方法及び装置
JP3198935B2 (ja) 表皮一体成形品の製造方法および製造装置
JP3612987B2 (ja) 樹脂の多層成形方法および装置
JP3812194B2 (ja) 貼り合わせ成形方法
JP3242615B2 (ja) 表皮一体貼合わせ成形方法
JP2012250379A (ja) 箔転写射出成形方法および箔転写射出成形装置、ならびに金型
JPH10305455A (ja) 表皮一体貼り合わせ成形方法
JP3250511B2 (ja) 表皮一体貼合わせ成形方法
WO2000012282A1 (en) Method for manufacturing a plastic object, and an injection mould
JPH10315265A (ja) 表皮一体貼り合わせ成形方法
JP2743689B2 (ja) プレス成形用金型およびこれを用いてなる熱可塑性樹脂のプレス成形方法
JP3612986B2 (ja) 樹脂の多層成形方法および装置
JP3303675B2 (ja) 表皮一体成形方法
JP3242611B2 (ja) 表皮材インサート成形方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees