JP4047899B1 - 用紙の折り曲げ装置とこれが装着されたプリンタ及びコピー機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 用紙の流入方向に対して直角方向の自由な位置に折り目をつけることが困難であった。
【解決手段】 用紙10の流入口12と、この流入口12に連結されるとともに用紙10の流入方向に対して直角に角部15e、15fが設けられた狭持部15と、この狭持部15の下流側に近接して設けられるとともに角部15e、15fと協働して用紙10を折り曲げる折り曲げ部16と、この折り曲げ部16の下流に設けられた流出口17とを有するものである。これにより、所期の目的を達成するこができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、事務機器等に使用される用紙の折り曲げ装置とこれが装着されたプリンタ及びコピー機に関するものである。
以下、従来の用紙の折り曲げ装置について説明する。従来の用紙の折り曲げ装置は、図18に示すように、凹部2aを有する下側ローラ2と、このローラ2に近接して設けられるとともに、前記凹部2aに嵌入する凸部3aを有する上側ローラ3とで構成されていた。
以上のように構成された用紙の折り曲げ装置について、以下にその動作を説明する。用紙1を流入口4方向から挿入する。挿入された用紙1は、ローラ2とローラ3の間を通過する間に、凹部2aと凸部3aとで折り目1aが形成されて流出口5から流出する。
この折り目1aは、用紙1の流入方向と同じ方向に形成され、この折り目1aに沿って用紙1を折り曲げ、又は折りたたむものである。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2003−335455号公報
しかしながらこのような従来の用紙の折り曲げ装置では、折り目を形成する凹部2aと凸部3aが搬送するローラ2,3に夫々装着されているので、用紙1の流入方向と同じ方向となり、予め定まった位置にのみ折り目1aが形成される。従って、用紙1の流入方向に対して直角方向の自由な位置に折り目を付けることはできないという問題があった。
そこで本発明は、このような問題を解決するもので、流入方向に対して直角方向の自由な位置に折り目を付けることができる用紙の折り曲げ装置を提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明の用紙の折り曲げ装置は、用紙の流入口と、この流入口に連結されるとともに前記用紙の流入方向に対して直角に角部が設けられた狭持部と、この狭持部の下流側に近接して設けられるとともに前記用紙を折り曲げる折り曲げ部と、この折り曲げ部の下流に設けられた流出口とを備え、前記狭持部は、前記用紙を狭持する上型と下型を有し、前記用紙の流入時には前記上型と下型との間に隙間が形成されるとともに、前記用紙の折り曲げ時には前記上型と下型とで前記用紙を固定し、前記折り曲げ部と協働して前記用紙を山折或いは谷折自在に折り曲げるものである。これにより所期の目的を達成することができる。
以上のように本発明は、用紙の流入口と、この流入口に連結されるとともに前記用紙の流入方向に対して直角に角部が設けられた狭持部と、この狭持部の下流側に近接して設けられるとともに前記用紙を折り曲げる折り曲げ部と、この折り曲げ部の下流に設けられた流出口とを備え、前記狭持部は、前記用紙を狭持する上型と下型を有し、前記用紙の流入時には前記上型と下型との間に隙間が形成されるとともに、前記用紙の折り曲げ時には前記上型と下型とで前記用紙を固定し、前記折り曲げ部と協働して前記用紙を山折或いは谷折自在に折り曲げるものであり、用紙の流入方向に対して直角に設けられた角部と、折り曲げ部と協働して折り曲げる折り曲げ部を有しているので、用紙の流入方向に対して直角方向の自由な位置に折り目を形成することができる。
また、用紙の流入方向に対して直角方向に折り目を形成することができるので、用紙に横書きされた文字の場合、この文字行の間に折り目を形成することができる。例えば、手紙を三つ折りして封筒に挿入したいとき、この折り目に沿って容易に手紙を折り曲げることができるので、折り目に文字がかかることは無く、読み易い手紙等を作成することができる。
以下図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における用紙の折り曲げ装置11の斜視図であり、図2はその要部の斜視図である。図1、図2において、12は、用紙10の流入口であり、この流入口12の下流側には用紙10を取り込むとともに、この取り込んだ用紙10を下流側に搬送する搬送手段13が設けられている。この搬送手段13の下流側には、用紙10を折り曲げる折り曲げ機14が設けられている。この折り曲げ機14は、搬送手段13から流出した用紙10を狭持する狭持部15と、この狭持部15に近接するとともにその下流側に設けられた折り曲げ部16とから構成されている。この折り曲げ部16の下流側は用紙10の流出口17が形成されている。
狭持部15は、用紙10の流入方向に対して直角に上型15aと下型15bが配置されており、流入した用紙10の横幅10a全体を確りと挟むものである。この上型15aと下型15bは硬質部材(本実施の形態ではステンレス)で形成された断面4角形の角柱である。15cは、上型15aと下型15bをお互いに遠ざけるように付勢させるばねであり、通常時においては上型15aと下型15bとの間に用紙10の通過する通路となる隙間15d(図3参照)を形成するものである。従って、この隙間15dを通って用紙10が流入する。
折り曲げ部16は、狭持部15の下流側に近接して設けられており、上型15aと下型15bの両端近傍に、断面が逆「コ」の字状の部材16a、16bが上型15aと下型15bを覆うように配置されている。部材16a、16bの上方には上型15aを下方に付勢するばね16cが装着されており、部材16a、16bの下方には下型15bを上方に付勢するばね16dが装着されている。
部材16a、16bの垂直部間には、弾性部材で回転自在に設けられた円筒形のローラ16e、16fが回転自在に装着されている。上ローラ16eと下ローラ16fの間には、用紙10が通過する隙間16gが形成されている。
部材16a、16bの天面には、夫々塔16hが立設されており、この塔16hの流入側の側面にはラックギア16jが形成されている。16kはモータであり、このモータ16kの軸には、ピニオンギア16mが装着されている。そして、このピニオンギア16mはラックギア16jに歯合している。
従って、モータ16kが時計回り方向、即ち、正回転(又は逆回転)するとピニオンギア16mが正回転(又は逆回転)する。ピニオンギア16mが正回転(又は逆回転)すると、このピニオンギア16mに歯合したラックギア16jが上方(又は下方)に移動する。ラックギア16jの上方(又は下方)移動に連動して、部材16a、16bが上方(又は下方)に移動する。この部材16a、16bの移動に合わせて、ローラ16e、16fも移動する。即ち、モータ16kの正(又は逆)回転により、ローラ16e、16fも上方(又は下方)に移動する。
16nは、上型15aの上方への移動を制限するストッパであり、上型15aはこのストッパ16nに当接するとその当接した位置で停止する。また、16pは、下型15bの下方への移動を制限するストッパであり、下型15bはこのストッパ16pに当接するとその当接した位置で停止する。
以上のように構成された用紙の折り曲げ装置11について、図3〜図5を用いて以下にその動作を説明する。なお、図3〜図5は、説明の理解を助けるために、便宜上ばね15cの装着位置を、上型15aと下型15bのへの用紙10の流入方向、即ち、長さ方向いに対して直角方向に図示している。
図3において、流入口12から用紙10が流入すると、用紙10は搬送手段13を構成する円柱形状をした上ローラ13aと下ローラ13bに挟まれる。この上ローラ13aと下ローラ13bはモータ13c(図示せず)で駆動されて、用紙10を狭持部15と折り曲げ部16とで構成された折り曲げ機14方向に搬送する。
この搬送状態では、モータ16kの駆動によりピニオンギア16mの回転を制御し、ラックギア16jの略中心に位置させる。従って、部材16a、16bの中央は、用紙10の通路に位置する。即ち、上ローラ16eと下ローラ16fの間に形成された隙間16gと隙間15dとは略一致し、この隙間16gの略中央を用紙10が通過することになる。また、狭持部15を構成する上型15aと下型15bもばね15cに付勢されて隙間15dを形成している。用紙10は、この隙間15dを通って下流側に進む。このとき上型15aと下型15bは夫々ストッパ16n,16pに当接して停止している。即ち、上型15aと下型15bは、ばね15cの力により、ばね16c、16dの力に抗して上型15aをストッパ16nに当接するとともに、下型15bをストッパ16pに当接して停止する。
次に、流入した用紙10の山折する場合について図4を用いて説明する。先ず、搬送手段13のモータ13cを停止させて、上ローラ13a、下ローラ13bの回転を停止させる。ローラ13a、13bの回転が停止すると用紙10の搬送も停止される。
次に、モータ16kを駆動してピニオンギア16mを反時計回り(以後、逆転という)させる。この逆転により、ラックギア16jが下方向(矢印18a方向)に移動し、これにつれて、部材16a(部材16bも同様)も下方向に移動する。部材16aが下方向に移動すると、上型15aも下方向に移動し下型15bとの間で用紙10を挟んで固定する。下型15bはストッパ16pで停止したままである。ばね16cは、ばね15cの力に抗して、上型15aを下型15bに押圧して用紙10を固定する。
更に、モータ16kを駆動して、部材16aを下方に移動させると、上ローラ16eが用紙10に当接して、下型15bとの間で用紙10を山折しながら下降する。上型15aによって、用紙10の狭持力は益々強まる。モータ16kの回転は、ピニオンギア16mがラックギア16jの上端近傍で停止する。このようにして、用紙10は山折される。
なお、下型15bの出口側の角部15eは、略直角に形成されており、この角部15eに上ローラ16eが押圧しながら下降することにより、角部15eと上ローラ16eとで用紙10は山折される。
次に、流入した用紙10の谷折する場合について図5を用いて説明する。先ず、搬送手段13のモータ13cを停止させて、上ローラ13a、下ローラ13bの回転を停止させる。ローラ13a、13bの回転が停止すると用紙10の搬送も停止される。
次に、モータ16kを駆動してピニオンギア16mを時計回り(以後、正転という)させる。この正転により、ラックギア16jが上方向(矢印18b方向)に移動し、これにつれて、部材16a(部材16bも同様)も上方向に移動する。部材16aが上方向に移動すると、下型15bも上方向に移動し上型15aとの間で用紙10を挟んで固定する。上型15aはストッパ16nで停止したままである。ばね16dは、ばね15cの力に抗して、下型15bを上型15aに押圧して用紙10を固定する。
更に、モータ16kを駆動して、部材16aを上方に移動させると、下ローラ16fが用紙10に当接して、上型15aとの間で用紙10を谷折しながら上昇する。下型15bによって、用紙10の狭持力は益々強まる。モータ16kの回転は、ピニオンギア16mがラックギア16jの下端近傍で停止する。このようにして、用紙10は谷折される。
なお、上型15aの出口側の角部15fは、略直角に形成されており、この角部15fに下ローラ16fが押圧しながら上昇することにより、角部15fと下ローラ16fとで用紙10は谷折される。
図6、図7は、このようにして山折と谷折をした用紙10の例である。図6(a)は、A4用紙19aの平面図であり、図6(b)はその断面図である。図6(a)、(b)において、位置20a、20bで谷折をした例である。これは、A4用紙19aを均等に3分割して、折り目を付けこの折り目に沿って押圧することにより、封筒等に容易に挿入できるようにするものである。
図7(a)は、A3用紙19bの平面図であり、図7(b)はその断面図である。図7(a)、(b)において、位置20cは山折をした例であり、位置20dは谷折をした例である。これは、A3用紙19b半分に折って、更にその一方を半分に折り曲げることにより、A3用紙19bをA4用紙用のファイルに収納する折り方である。
図8は、用紙折り曲げ装置11の制御ブロック図である。図8において、21は制御部である。この制御部21の出力は、搬送手段13を構成するモータ13cと、折り曲げ部16を構成するモータ16kに接続されており、制御部21の入力は、入力部22に接続されている。
この入力部22に設けられたボタンから用紙10の種類を入力することにより、制御部21の出力からモータ13cの制御と、モータ16kの制御をしている。例えば、図6に示したA4用紙を均等に折り曲げる制御、或いは、図7に示すA3用紙のファイル収納用に折り曲げを指定することができる。
図9は、制御部21の制御フローチャートである。図9において、先ずステップ25では、入力部22から入力された設定値を読み込み制御部21内のメモリ21aに設定する。次に、ステップ26に移行する。ステップ26では、折り曲げ機14をニュートラルの状態にする。即ち、モータ16k(図3参照)を駆動して、ピニオンギア16mをラックギア16jの略中央にすることにより、部材16a、16bを移動させる。この部材16a、16bの移動により、狭持部15の隙間15dと折り曲げ機14の隙間16gが形成される。
次に、ステップ27に移行し、搬送手段13のモータ13cを駆動する。モータ13cの駆動により、ローラ13a、13bが回転し、用紙10(用紙19a、19bでも同様)をメモリ21aに格納された予め定められた距離搬送する。
この予め定められた搬送が終了すると、ステップ28に移行する。ステップ28では、メモリ21aの指示に従って山折か谷折かで分岐される。山折が指示されている場合はステップ29に移行し、用紙10を山折する。即ち、モータ16k(図4参照)を逆転させて、ピニオンギア16mをラックギア16jの上方に移動させることにより、部材16a、16bを下方に移動させる。この部材16a、16bの移動により、狭持部15の上型15aと下型15bで用紙10を狭持する。更に、ラックギア16jの移動により、ローラ16eで用紙10を山折する。
用紙を山折するステップ29が終了したらステップ30に移行する。ステップ30では、メモリ21aを参照して、更なる折り曲げを実施するか否かを判断する。更に、折り曲げが必要な場合は、ステップ26の先頭に戻る。更なる折曲げの必要が無い場合は、ステップ31に移行する。
ステップ31では、ステップ26と同様の制御をして折り曲げ機14をニュートラルにする。即ち、折り曲げ機14に隙間15dと16gを設ける。この隙間15d、16gで折り曲げ機14内での用紙10を移動自由の状態にする。そして、ステップ32に移行する。ステップ32では、ステップ27と同様の制御を行い、メモリ21aに指定された距離だけ用紙10を搬送して終了する。
ステップ28において、山折で無かった場合は、ステップ33に移行する。ステップ33では、メモリ21aの指示に従って処理する。即ち、谷折が指示されている場合はステップ34に移行し、用紙10を谷折する。即ち、モータ16k(図5参照)を正転させて、ピニオンギア16mをラックギア16jの下方に移動させることにより、部材16a、16bを上方に移動させる。この部材16a、16bの移動により、狭持部15の上型15aと下型15bで用紙10を狭持する。更に、ラックギア16jの移動により、ローラ16fで用紙10を谷折する。
用紙10を谷折するステップ34が終了したらステップ30に移行し、前述したステップ30で指定された制御を行う。また、ステップ33で谷折が指定されていない場合は、ステップ31に移行し、前述したステップ31で指定された制御を行う。
次に、図7で示したA3用紙19bの折りまげを例に説明する。先ず、ステップ25でファイル格納に適したA3用紙(幅30cm、長さ42cm)の折り曲げが指定されたとする。折り曲げが指定されたら、ステップ26で折り曲げ機14に隙間15d、16gを設ける。そして、ステップ27で用紙19bを10.5cm(長さ42cmの4分の1)搬送し位置20cで停止する。
ここで山折が指定されているので、ステップ28を介して、ステップ29に進み、山折をする。そして、ステップ30を介してステップ26に戻り、再び折り曲げ機14をニュートラルの状態にする。次に、ステップ27で用紙19bを10.5cmm搬送し位置20dで停止する。
次は、位置20dで谷折が指定されているので、ステップ28を通過し、ステップ33に進む。ステップ33では谷折が指定されているので、ステップ34に進み位置20dで用紙19bを谷折する。そして、ステップ30に進む。用紙19bの折り曲げはこれで終了しているので、ステップ30からステップ31に進む。ステップ31では、折り曲げ機14をニュートラル状態にして、ステップ32に進む。ステップ32では、搬送手段13を制御して21cm(長さ42cmの2分の1)搬送する。これで、ファイル収納に適したA3用紙19bの折り曲げが終了する。
(実施の形態2)
次に、折り曲げ機14の流出口17に連結される排出手段40について説明する。排出手段40は、流出口17から流出した複数枚の用紙10(用紙19a、19bを含む)を一旦収納するために折り曲げ状態を緩和して積層するものである。
図10は、折り曲げ機14の流出口17に連結される排出手段40の要部斜視図である。図10において、41aは搬送手段13のモータ13cに連結して回転する軸芯であり、この軸心41aにはギア42aと42bが固定されている。軸心41aから連結部材47a、47bを介して軸心41bに連結されている。この連結部材47a、47bの両端近傍に形成された孔に軸心41a、41bが夫々貫通され自由に回転するようになっている。
軸心41bには、排出のための上ローラ42cが固定されており、軸心41bの両端は、「L」字型の部材43に連結されている。この部材43の頂部43aには「I」字型(図10において)のスリット43bが形成されており、このスリット43bに軸心41bが摺動自在に挿入されている。また、部材43の底部43cには、逆「く」の字型(図10において)のスリット43dが形成されている。一方、折り曲げ部16を形成する部材16a、16bの垂直部間には突起16tが形成されており、この突起16tにスリット43dが摺動自在に挿入されている。
軸心41bの下方には軸心41cが設けられており、この軸心41cも軸心41aに連結されて回転する。また、この軸心41cには2個の下ローラ42d,42eが固定されている。これらのローラ42c,42d,42eの中心は三角形を形成している。また、ローラ42c,42d,42eの外周は摩擦力を有する弾性部材で形成されている。
以上のように構成された排出手段40について、図11〜13を用いてその動作を説明する。図11は、折り曲げ機14がニュートラルの状態のときの排出手段40の状態である。このニュートラルの状態においては、部材16a、16bは上下方向の略中央に位置しており、突起16tはスリット43dの略中央に位置している。従って、部材43は最も(図11において)左方向に位置し、上ローラ42cの真下に下ローラ42d,42eが位置する。ここで、上ローラ42cは矢印45a方向に回転し、下ローラ42d,42eは矢印45b方向に回転する。従って、用紙10は矢印44a方向に排出される。
図12は、山折をする場合の排出手段40の動きである。この山折の場合においては、部材16a、16bは下方向に位置するように動作する。突起16tはスリット43dに沿って下方に移動するので、部材43は矢印44b方向に移動する。この部材43の矢印44b方向の移動により、上ローラ42cは、スリット43b上を上方に移動するとともに、矢印44b方向に移動する。この上ローラ42cの移動により、用紙10との係合は解除されるとともに、用紙10の矢印44b方向への移動を補助し、山折時の用紙10の移動を補助し折り曲げを容易にする。
図13は、谷折をする場合の排出手段40の動きである。この谷折の場合においては、部材16a、16bは上方向に位置するように動作する。突起16tはスリット43dに沿って上方に移動するので、部材43は矢印44b方向に移動する。この部材43の矢印44b方向の移動により、上ローラ42cは、スリット43b上を上方に移動するとともに、矢印44b方向に移動する。この上ローラ42cの移動により、用紙10との係合は解除されるとともに、用紙10の矢印44b方向への移動を補助し、谷折時の用紙10の移動を補助し折り曲げを容易にする。
図14は、上ローラ42cと、用紙10と、下ローラ42d,42eの排出時の関係を示した断面図である。図14に示すようにローラ42c、42d,42eの中心が3角形を形成することにより、上ローラ42cは下ローラ42dと43eの間に食い込むことになる。この食い込みすることにより、用紙10に形成された折り曲げは緩和されるので、排出された用紙10の積層が容易となる。
図15は、排出手段40から流出した用紙10の斜視図である。図15に示すように、位置46a、46bで折り曲げられた用紙10を、この排出手段40を通過させることにより、上ローラ42cで位置46cが押圧されて、折り曲げを緩和し積層し易い形状にしている。
(実施の形態3)
実施の形態3は、折り曲げ装置11をコンピュータ等の端末に接続されるプリンタに装着したものである。図16は、折り曲げ装置11が装着されたプリンタ50の部分破砕斜視図である。
図16において、51は、プリンタ50の背面に設けられた用紙置き台であり、この用紙置き台51には用紙10が積層載置されている。52は、プリンタ50の背面近傍に設けられた引き込みローラであり、用紙置き台51に載置された用紙10を1枚ずつ引き込むものである。この引き込みローラ52の下流には印字部53が配設されており、引き込まれた用紙10に横方向に文字を印字するものである。
印字部53の下流には、本発明の用紙の折り曲げ装置11が配置されている。即ち、印字部53の下流に設けられた搬送手段13と、この搬送手段13の下流に設けられた折り曲げ機14と、この折り曲げ機14の下流に設けられた排出手段40とで構成されている。なお、必要に応じて排出手段40を外しても良い。
54は、用紙の折り曲げ装置11の下流に設けられた用紙10の受け台であり、この受け台54には、用紙の折り曲げ装置11から流出した用紙10が積層載置される。
以上のように、本実施の形態におけるプリンタ50は、用紙の折り曲げ装置11が装着されているので、印字した用紙10を折りたたみし易いように折り曲げることができる。また、折り曲げの位置を印字と印字の行間に設定することもできる。従って、封筒に入れる印字された用紙10において、折り目で印字が読み難くなることはない。
また、排出手段40を有しているので、折り目を設けながらしかも受け台54に複数枚の用紙10を積層することができる。
(実施の形態4)
実施の形態4は、折り曲げ装置11をコピー機60に装着したものである。図17において、61は、コピー機60の本体部であり、この本体部61の上方には、用紙10の挿入部62が設けられており、この挿入部62に連結してコピー部63が設けられている。また、本体部61の下方には用紙10の収納部64が配置されている。また、この本体部61内に設けられるとともにコピー部63に連結された用紙10の流出部65には、本発明の用紙の折り曲げ装置11が配置されている。この用紙の折り曲げ装置11は、流出部65の下流に設けられた搬送手段13と、この搬送手段13の下流に設けられた折り曲げ機14と、この折り曲げ機14の下流に設けられた排出手段40とで構成されている。なお、必要に応じて排出手段40を外しても良い。
66は、用紙の折り曲げ装置11の下流に設けられた用紙の受け台であり、この受け台66には、用紙の折り曲げ装置11から流出した用紙10が積層載置される。
以上のように、本実施の形態におけるコピー機60は、用紙の折り曲げ装置11が装着されているので、コピーした用紙10を折りたたみし易いように折り曲げることができる。また、排出手段40を有しているので、折り目が付ながらしかも受け台66に複数枚の用紙10を積層することができる。
なお、この他に本発明の用紙の折り曲げ装置11は、ファックス等、印字された用紙の折り曲げにも使用することができる。
本発明にかかる用紙の折り曲げ装置は、流入方向に対して直角方向の自由な位置での折り曲げをすることができるので、事務機器分野におけるプリンタ等に適用できる。
本発明の実施の形態1における用紙の折り曲げ装置の斜視図 同、要部斜視図 同、第1の状態を示す断面図 同、第2の状態を示す断面図 同、第3の状態を示す断面図 (a)は同、折り曲げられた第1の用紙の平面図(b)は同、断面図 (a)は同、折り曲げられた第2の用紙の平面図(b)は同、断面図 同、折り曲げ装置の制御ブロック図 同、制御フローチャート 同、実施の形態2における排出手段の斜視図 同、第1の状態を示す側面図 同、第2の状態を示す側面図 同、第3の状態を示す側面図 同、側面から見た要部断面図 同、排出された用紙の斜視図 同、実施の形態3におけるプリンタの部分破砕斜視図 同、実施の形態4におけるコピー機の正面図 従来の用紙の折り曲げ装置とその周辺の斜視図
符号の説明
10 用紙
10a 横幅
11 用紙の折り曲げ装置
12 流入口
13 運搬手段
13a 上ローラ
13b 下ローラ
14 装置
15 狭持部
15a 上型
15b 下型
15c ばね
15d 隙間
15e 角部
15f 角部
16 折り曲げ部
16a 部材
16b 部材
16c ばね
16d ばね
16e ローラ
16f ローラ
16g 隙間
16h 塔
16j ラックギア
16k モータ
16m ピニオンギア
16n ストッパ
16p ストッパ
17 流出口
18a 矢印

Claims (5)

  1. 用紙の流入口と、この流入口に連結されるとともに前記用紙の流入方向に対して直角に角部が設けられた狭持部と、この狭持部の下流側に近接して設けられるとともに前記用紙を折り曲げる折り曲げ部と、この折り曲げ部の下流に設けられた流出口とを備え、前記狭持部は、前記用紙を狭持する上型と下型を有し、前記用紙の流入時には前記上型と下型との間に隙間が形成されるとともに、前記用紙の折り曲げ時には前記上型と下型とで前記用紙を固定し、前記折り曲げ部と協働して前記用紙を山折或いは谷折自在に折り曲げる用紙の折り曲げ装置。
  2. 流入口と狭持部との間に用紙を下流側へ搬送する搬送手段を設け、この搬送手段は前記用紙の送り量を自在に制御可能とした請求項1に記載の用紙の折り曲げ装置。
  3. 折り曲げ部と流出口との間に、前記折り曲げ部で折り曲げられた用紙を排出する排出手段が設けられた請求項1に記載の用紙の折り曲げ装置。
  4. 印刷用紙の載置部と、この載置部の下流に設けられた用紙の引き込みローラと、この用紙の引き込みローラの下流に設けられた印字部と、この印字部の下流に装着された請求項1に記載の用紙の折り曲げ装置を有するプリンタ。
  5. 用紙の挿入部と、この用紙をコピーするコピー部と、このコピー部の下流に装着された請求項1に記載の用紙の折り曲げ装置を有するコピー機。
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