JP4047696B2 - 車両用シフトレバー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インスツルメントパネル部に設けられる車両用シフトレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インスツルメントパネル部に設けられる車両用シフトレバー装置は、例えば特開2001−80381号公報に開示されている。
公報に開示されたシフトレバー装置は、上端部が斜め上方に伸長するシフトレバーと、シフトレバーの動きをストロークして変速機に伝えるケーブルを有している。シフトレバーとケーブルは直接連結されており、シフトレバーの車両前後方向の動きは直接ケーブルに伝達される。
【0003】
【特許文献1】
特開平2001−80381号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
▲1▼ シフトレバーとケーブルが直接連結されているので、ケーブルに必要量のストロークをさせようとすると、シフトレバーとケーブルとの動き伝達機構部が大きくなってしまい(シフトレバー回動支点から、ケーブルとシフトレバーとの連結部までのアーム距離が長くなるため)、動き伝達機構部を限られたスペースに収めることが難しい。
▲2▼ シフトレバー上端部が斜め方向に伸長しているので、ノブをほぼ水平方向に移動させることができず、垂直方向操作側に近づき、操作性が低下してしまう。
本発明の第1の目的は、シフトレバー装置、とくにシフトレバーと伝達部材との動き伝達機構部のコンパクト化をはかることができる車両用シフトレバー装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、シフトレバーの操作性が良い車両用シフトレバー装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 車両の内装部材であるインスツルメントパネル部に設けられるベースと、
前記ベースに回動可能に支持されるシフトレバー、および該シフトレバーとともに動くリンク作動部と、
前記ベースに回動可能に支持され、前記リンク作動部と係合し前記シフトレバーを操作したときに動くリンクと、
前記リンクに連結されストロークすることにより、前記シフトレバーの動きを変速機に伝える伝達部材と、
を有し、
前記シフトレバーの回動支点が前記リンクの回動支点よりインスツルメントパネル意匠面側(車両後方側)に位置し、前記リンクの回動支点が前記シフトレバーと前記リンクとの係合部よりインスツルメントパネル意匠面側に位置している、
車両用シフトレバー装置。
(2) 前記シフトレバーは、該シフトレバーが所定のシフト位置に位置するときに前記シフトレバーの回動支点の真上またはほぼ真上に位置し上下方向に伸長する、ノブを有する、(1)記載の車両用シフトレバー装置。
(3) 前記リンクと前記伝達部材との連結部は、前記リンクの回動支点を通り前記伝達部材のストローク方向と直交する方向に延びる線が前記伝達部材に交わる点またはその近傍に位置する、(1)記載の車両用シフトレバー装置。
(4) 前記リンクの回動支点は、前記シフトレバーがシフト操作角の中央またはほぼ中央に位置するときに、前記シフトレバーの回動支点と前記リンク作動部とを結ぶ線上に位置する、(1)記載の車両用シフトレバー装置。
(5) 前記リンクは、本体部と、該本体部からリンク軸芯と平行な方向に枝分かれし前記本体部との間に空間を形成する枝分かれ部を、有する、(1)記載の車両用シフトレバー装置。
(6) 前記リンクの本体部には、リンク軸芯と直交する方向に湾曲する湾曲部が設けられている、(5)記載の車両用シフトレバー装置。
【0006】
上記(1)〜(6)の車両用シフトレバー装置では、リンクを設けたので、動き伝達機構の自由度が上り、その利点で動き伝達機構部のコンパクト化をはかることができる。そのため、動き伝達機構部を限られたスペースに配置することができる。
また、シフトレバーの回動支点がリンクの回動支点よりインスツルメントパネル意匠面側に位置し、リンクの回動支点がシフトレバーとリンクとの係合部よりインスツルメントパネル意匠面側に位置しているので、シフトレバーの回動支点と、リンクの回動支点と、係合部との配置を、レバー比を大きくできる配置にすることができる。レバー比を大きくできる配置にすることにより、シフトレバーの操作力を効率よく伝達部材に伝達することができる。
上記(2)の車両用シフトレバー装置では、シフトレバーの回動支点の真上またはほぼ真上にノブが位置し、ノブが上下方向に伸長しているので、ノブを従来よりほぼ水平方向に移動させることができ、水平方向操作側に近づき、操作性が向上する。
上記(3)、(4)の車両用シフトレバー装置では、レバー比を大きくすることができるため、シフトレバーの操作力を効率よく伝達部材に伝達することができる。
上記(5)の車両用シフトレバー装置では、本体部と枝分かれ部との間に空間が形成されるため、シフトレバーの回動軌跡からリンクを外すことができる。そのため、シフトレバーが回動したときにシフトレバーがリンクに当ることを防止できる。
上記(6)の車両用シフトレバー装置では、リンクに湾曲部が設けられているため、シフトレバーの回動軌跡からリンクを外すことができる。そのため、シフトレバーが回動したときにシフトレバーがリンクに当ることを防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明実施例の車両用シフトレバー装置を、図1〜図9を参照して、説明する。
本発明実施例の車両用シフトレバー装置(以下、単にシフトレバー装置という)10は、車両の内装部材であるインスツルメントパネル1部位に配置される。シフトレバー装置10は、ストレート式のシフトレバー装置であってもよく、ゲート式のシフトレバー装置であってもよい(図示例では、シフトレバー装置10がストレート式のシフトレバー装置である場合を示している)。以下、本発明実施例では、シフトレバー装置10が、ストレート式のシフトレバー装置である場合を例にとって説明する。
シフトレバー装置10には、たとえば、P(パーキング)、R(リバース)、N(ニュートラル)、D(ドライブ)、3(サード)、2(セカンド)、L(ロー)の各シフト位置が設けられている。ただし、シフトレバー装置10に設けられるシフト位置は、上記のシフト位置に限定されるものではない。
【0008】
シフトレバー装置10は、図1に示すように、インスツルメントパネル部1に設けられるベース20と、ベース20に回動可能に支持されるシフトレバー30、およびシフトレバー30とともに動くリンク作動部40と、ベース20に回動可能に支持され、リンク作動部40と係合しシフトレバー30を操作したときに動くリンク50と、リンク50に連結されストロークして、シフトレバー30の動きを変速機2に伝える伝達部材60とを、有する。
【0009】
ベース20は、インスツルメントパネル部1の意匠面1aの車両前後方向前側に配置される。インスツルメントパネル部1は、車室内側(車両前後方向後側)に膨出する膨出部1bを有する。ただし、膨出部1bは、必須の構成要件ではない(図9参照)。インスツルメントパネル部1は、シフトレバー30挿通用の穴1cを有する。
ベース20は、インスツルメントパネル部1に一体に形成されていてもよく、インスツルメントパネル部1と別体に形成されてインスツルメントパネル部1に固定して取り付けられていてもよい(図示例では、ベース20がインスツルメントパネル部1と別体に形成されてインスツルメントパネル部1に固定して取り付けられる場合を示している)。
ベース20またはベース20に固定して取り付けられる部材には、図3に示すように、後述のディテントピン33の移動範囲を規制するディテント溝21が設けられている。
【0010】
シフトレバー30は、図1に示すように、ベース20に車両前後方向に回動可能に支持される。シフトレバー30は、回動支点30aまわりに回動可能である。シフトレバー30の回動支点30aは、インスツルメントパネル部1の意匠面1aの近傍に位置する。シフトレバー30は、ベース20内からインスツルメントパネル部1の穴1cを挿通して上方に延びている。シフトレバー30は、ベース20から車両前後方向後側に延び、延び方向先端部で上方に湾曲し、上方に延びている。ただし、シフトレバー30の形状はこの形状に限定されるものではない。
シフトレバー30は、パイプ部31と、パイプ部31の下端部とその近傍に取り付けられるレバー支持部32と、シフトレバー30の伸長方向に移動可能なディテントピン33と、パイプ部31の上端部とその近傍に取り付けられるノブ34と、レバーケーブル35とを、有する。
【0011】
パイプ部31の上端部は、シフトレバー30が所定のシフト位置(図示例では、P位置)に位置するとき、水平方向と直交またはほぼ直交する方向に延びている。
レバー支持部32は、樹脂製である。レバー支持部32は、図3に示すように、パイプ部31からインスツルメントパネル部1の意匠面1a側(車両前後方向後側)に突出する第1の突出部32aと、パイプ部31からインスツルメントパネル部1の意匠面1a側と反対側(車両前後方向前側)に突出する第2の突出部32bを有する。シフトレバー30は、第1の突出部32aの車両前後方向後側端部で、ベース20に回動可能に支持されている。
ディテントピン33は、図4に示すように、パイプ部31の軸方向と直交する方向に延びている。ディテントピン33は、ベース20のディテント溝21に入り込む。
ノブ34は、図1に示すように、シフトレバー30が所定のシフト位置(図示例では、P位置)に位置するとき、シフトレバー30の回動支点30aの真上またはほぼ真上に位置し、上下方向に延びている。ノブ34は、図示略のボタンを有する。ボタンは、ノブ34に移動可能(直線動可能または回動可能)に支持される。
レバーケーブル35は、ノブ34のボタンの押圧・押圧解除操作をディテントピン33に伝えるケーブルである。
【0012】
リンク作動部40は、レバー支持部32の第2の突出部32bに設けられる。リンク作動部40は、シフトレバー30の回動支点30aより、車両前後方向前側に位置する。リンク作動部40は、レバー支持部32に一体に形成されていてもよく、レバー支持部32と別体に形成されてレバー支持部32に固定して取り付けられていてもよい。リンク作動部40は、レバー支持部32からシフトレバー30の軸芯と平行な方向に突出している。
【0013】
リンク50は、樹脂製である。リンク50は、回動支点50aまわりに回動可能である。リンク50の軸方向は、シフトレバー30の軸方向と平行である。リンク50の回動支点50aは、シフトレバー30の回動支点30aより、車両前後方向前側に位置する。リンク50の回動支点50aは、リンク作動部40よりも車両前後方向後側に位置する。リンク50の回動支点50aは、シフトレバー30がシフト操作角の中央またはほぼ中央に位置するときに、シフトレバー30の回動支点30aとリンク作動部40とを結ぶ線上またはその近傍に位置する。ここで、シフトレバー30のシフト操作角の中央の位置とは、たとえば、▲1▼シフトレバー装置10にP、R、N、D、3、2、Lのシフト位置が設けられる場合、D位置であり、▲2▼シフトレバー装置10にP、R、N、D、2、Lのシフト位置が設けられる場合、D位置とN位置の間であり、▲3▼シフトレバー装置10がシーケンシャルタイプのシフトレバー装置であり、シフトレバー装置10にP、R、N、D、+、S、−のシフト位置が設けられる場合、N位置である。
リンク50は、図6に示すように、本体部51と、本体部51からリンク軸芯と平行な方向に枝分かれし本体部51との間に空間Cを形成するする枝分かれ部52を、有する。リンク50は、本体部51と枝分かれ部52との両方で、ベース20に回動可能に支持されている。
【0014】
本体部51は、図5に示すように、リンク作動部40と係合する第1のアーム51aと、伝達部材60と連結される第2のアーム51bと、第1のアーム51aと第2のアーム51bとの間に位置する回動中心部51cと、からなる。第1のアーム51aと第2のアーム51bと回動中心部51cは、一体に形成される。
【0015】
第1のアーム51aは、回動中心部51cから、車両前後方向前側に延びている。第1のアーム51aの車両前後方向前側端部は、車両前後方向前側に開口するコ字状になっている(以下、コ字状部51dという)。コ字状部51dには、リンク作動部40が常時入り込んでいる(係合している)。第1のアーム51aとリンク作動部40とが係合しているため、リンク50は、シフトレバー30のシフト操作に連動して回動する。
第1のアーム51aは、第1の湾曲部51eを有する。第1の湾曲部51eは、第1のアーム51aの車両前後方向中間部に形成される。第1の湾曲部51eは、第1のアーム51aを、リンク作動部40の軸芯と直交する方向に(図示例では、上側に)湾曲させて、形成される。
第2のアーム51bは、回動中心部51cから、車両前後方向後側に延びている。第2のアーム51bのアーム長は、第1のアーム51aのアーム長と、同じかまたはほぼ同じである。第2のアーム51bは、第2のアーム51bの車両前後方向後側端部で、伝達部材60と連結されている(以下、第2のアーム51bと伝達部材60とが連結されている部分を連結部51fという)。連結部51fは、リンク40の回動支点50aを通り伝達部材60のストローク方向と直交する方向に延びる線が伝達部材60に交わる点またはその近傍に位置している。
第2のアーム51bは、第2の湾曲部51gを有する。第2の湾曲部51gは、第2のアーム51bの車両前後方向中間部に形成される。第2の湾曲部51gは、第2のアーム51bを、リンク作動部40の軸芯と直交する方向に(図示例では、下側に)湾曲させて、形成される。
【0016】
枝分かれ部52は、本体部51に一体に形成されていてもよく、本体部51と別体に形成されて本体部51に固定して取り付けられていてもよい。枝分かれ部52は、図6に示すように、第1のアーム51aからリンクの回動軸芯と平行な方向に延びる第1の延び部52aと、第1の延び部52aの延び方向先端からリンクの回動軸芯と直交する方向に延びる第2の延び部52bと、からなる。
【0017】
伝達部材60は、図1に示すように、たとえば、ケーブルである。伝達部材60は、シフトレバー30の動きを、伝達部材60の伸長方向にストロークして、変速機2に伝える。伝達部材60は、ベース20の外部からベース20内に延びている。伝達部材60は、ベース20の外部から車両後方かつ上方に直線状に延びている。伝達部材60は、延び方向先端部61でリンク50と連結されている。伝達部材60の延び方向先端部61は、リンク50の回動支点50aより車両前後方向後側にある。伝達部材60の延び方向先端部61は、車両前後方向で、シフトレバー30の回動支点30aとほぼ同じ位置にある。伝達部材60の延び方向先端部61は、シフトレバー30の回動支点30aより下側に位置し、リンク50の回動支点50aより下側に位置する。
【0018】
つぎに、本発明実施例の作用を説明する。
▲1▼ リンク50を設けたので、シフトレバー30の動きを伝達部材60に伝える動き伝達機構の自由度が上り、その利点で、シフトレバー30の動きを伝達部材60に伝える動き伝達機構部70のコンパクト化をはかることができる。そのため、動き伝達機構部70を限られたスペースに配置することができる。
▲2▼ ノブ34は、シフトレバー30が所定のシフト位置(図示例では、P位置)に位置するとき、シフトレバー30の回動支点30aの真上またはほぼ真上に位置し、上下方向に延びているので、従来よりほぼ水平方向に移動させることができ、水平方向操作側に近づき、操作性が向上する。
また、図7に示すように、シフトレバー30の回動支点30aが、インスツルメントパネル部1の意匠面1aの近傍に位置する(図7の(a))ので、回動支点30aがインスツルメントパネル部1の奥まった位置にある場合(図7の(b))に比べて、ノブ34をほぼ水平方向に移動させることができ、水平方向操作側に近づき、操作性が向上する。
【0019】
▲3▼ シフトレバー30の動きを回動可能なリンク50を介して伝達部材60に伝えるシフトレバー装置10で、シフトレバー30を動かす力をF1 、伝達部材60をストロークさせる力をF2 とすると、F1 とF2 との関係は、次式で表される(図8参照)。
Figure 0004047696
ここで、
Figure 0004047696
1 :シフトレバー30の回動支点30aと、ノブ34との間の距離
2 :シフトレバー30の回動支点30aと、リンク作動部40との間の距離
3 :リンク作動部40と、リンク50の回動支点50aとの間の距離
4 :リンク50の回動支点50aと、連結部51fとの間の距離
θ1 :シフトレバー回動支点30aとリンク作動部40とを結ぶ線と、リンク作動部40とリンク回動支点50aとを結ぶ線との間の角度(鋭角)
θ2 :リンク回動支点50aと連結部51fとを結ぶ線と、伝達部材60のストローク方向と直交する方向に延びる線との間の角度(鋭角)
である。
この下で、本発明実施例では、リンク50の回動支点50aが、リンク作動部40より車両前後方向後側に位置し、シフトレバー30の回動支点30aより車両前後方向前側に位置するので、θ1 を0またはほぼ0にすることができる。そのため、cosθ1 を1またはほぼ1にすることができ、レバー比を大きくとることができる。したがって、シフトレバー30の操作力を効率よく伝達部材60に伝達することができる。
【0020】
▲4▼ 連結部51fが、リンク50の回動支点50aを通り伝達部材60のストローク方向と直交する方向に延びる線が伝達部材60に交わる点またはその近傍に位置するため、θ2 を0またはほぼ0にすることができる。そのため、cosθ2 を1またはほぼ1にすることができ、レバー比を大きくとることができる。したがって、シフトレバー30の操作力を効率よく伝達部材に伝達することができる。
▲5▼ リンク50の回動支点50aが、シフトレバー30がシフト操作角の中央またはほぼ中央に位置するときにシフトレバー30の回動支点30aとリンク作動部40とを結ぶ線上に位置するため、θ1 を0またはほぼ0にすることができる。そのため、cosθ1 を1またはほぼ1にすることができ、レバー比を大きくとることができる。したがって、シフトレバー30の操作力を効率よく伝達部材60に伝達することができる。
【0021】
▲6▼ 本体部51と枝分かれ部52との間に空間Cが形成されるため、シフトレバー30の回動軌跡からリンク50を外すこと(逃がすこと)ができる。そのため、シフトレバー30が回動したときにシフトレバー30がリンク50に当ることを防止できる。その結果、図1に示すように、側面視でシフトレバー30とリンク50とをラップさせることができ、動き伝達機構部70のコンパクト化をはかることができる。
▲7▼ リンク50に湾曲部51e、51gが設けられているため、シフトレバー30の回動軌跡からリンク50を外すこと(逃すこと)ができる。そのため、シフトレバー30が回動したときにシフトレバー30がリンク50に当たることを防止できる。
▲8▼ リンク50の回動支点50aが、リンク作動部40より車両前後方向後側に位置し、シフトレバー30の回動支点30aより車両前後方向前側に位置するので、シフトレバー30の操作角よりもリンク50の回動角を大にすることができる。
【0022】
【発明の効果】
請求項1〜請求項6記載の車両用シフトレバー装置によれば、リンクを設けたので、動き伝達機構の自由度が上り、その利点で動き伝達機構部のコンパクト化をはかることができる。そのため、動き伝達機構部を限られたスペースに配置することができる。
請求項2記載の車両用シフトレバー装置によれば、シフトレバーの回動支点の真上またはほぼ真上にノブが位置し、ノブが上下方向に伸長しているので、ノブを従来よりほぼ水平方向に移動させることができ、水平方向操作側に近づき、操作性が向上する。
請求項3または請求項4記載の車両用シフトレバー装置によれば、レバー比を大きくすることができるため、シフトレバーの操作力を効率よく伝達部材に伝達することができる。
請求項5記載の車両用シフトレバー装置によれば、本体部と枝分かれ部との間に空間が形成されるため、シフトレバーの回動軌跡からリンクを外すことができる。そのため、シフトレバーが回動したときにシフトレバーがリンクに当ることを防止できる。
請求項6記載の車両用シフトレバー装置によれば、リンクに湾曲部が設けられているため、シフトレバーの回動軌跡からリンクを外すことができる。そのため、シフトレバーが回動したときにシフトレバーがリンクに当ることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の車両用シフトレバー装置の、透視側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明実施例の車両用シフトレバー装置の、レバー支持部とその近傍を示す透視側面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】本発明実施例の車両用シフトレバー装置の、リンクの側面図である。
【図6】本発明実施例の車両用シフトレバー装置の、リンクの透視平面図である。
【図7】シフトレバーの回動支点の位置をインスツルメントパネル部の意匠面に近づけた場合(a)とインスツルメントパネル部の意匠面から離した場合(b)の、ノブの移動方向を示す、骨組図である。
【図8】本発明実施例の動き伝達機構を示す骨組図である。
【図9】インスツルメントパネル部に膨出部が設けられていない場合を示す、骨組図である。
【符号の説明】
1 インスツルメントパネル部
1a インスツルメントパネル部の意匠面
1b インスツルメントパネル部の膨出部
2 変速機
10 車両用シフトレバー装置
20 ベース
30 シフトレバー
30a シフトレバーの回動支点
31 パイプ部
32 レバー支持部
33 ディテントピン
34 ノブ
35 レバーケーブル
40 リンク作動部
50 リンク
50a リンクの回動支点
51 本体部
52 枝分かれ部
51a 第1のアーム
51b 第2のアーム
51e 第1の湾曲部
51f 連結部
51g 第2の湾曲部
60 伝達部材
C 空間

Claims (6)

  1. 車両の内装部材であるインスツルメントパネル部に設けられるベースと、
    前記ベースに回動可能に支持されるシフトレバー、および該シフトレバーとともに動くリンク作動部と、
    前記ベースに回動可能に支持され、前記リンク作動部と係合し前記シフトレバーを操作したときに動くリンクと、
    前記リンクに連結されストロークすることにより、前記シフトレバーの動きを変速機に伝える伝達部材と、
    を有し、
    前記シフトレバーの回動支点が前記リンクの回動支点よりインスツルメントパネル意匠面側に位置し、前記リンクの回動支点が前記シフトレバーと前記リンクとの係合部よりインスツルメントパネル意匠面側に位置している、
    車両用シフトレバー装置。
  2. 前記シフトレバーは、該シフトレバーが所定のシフト位置に位置するときに前記シフトレバーの回動支点の真上またはほぼ真上に位置し上下方向に伸長する、ノブを有する、請求項1記載の車両用シフトレバー装置。
  3. 前記リンクと前記伝達部材との連結部は、前記リンクの回動支点を通り前記伝達部材のストローク方向と直交する方向に延びる線が前記伝達部材に交わる点またはその近傍に位置する、請求項1記載の車両用シフトレバー装置。
  4. 前記リンクの回動支点は、前記シフトレバーがシフト操作角の中央またはほぼ中央に位置するときに、前記シフトレバーの回動支点と前記リンク作動部とを結ぶ線上に位置する、請求項1記載の車両用シフトレバー装置。
  5. 前記リンクは、本体部と、該本体部からリンク軸芯と平行な方向に枝分かれし前記本体部との間に空間を形成する枝分かれ部を、有する、請求項1記載の車両用シフトレバー装置。
  6. 前記リンクの本体部には、リンク軸芯と直交する方向に湾曲する湾曲部が設けられている、請求項5記載の車両用シフトレバー装置。
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