JP4047519B2 - パネル取り付け金具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、押し出し成形セメント板等の外壁パネルを建物躯体側のCチャンネル等の下地鋼材に留め付けるための、所謂パネル取り付け金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物躯体に外壁パネル、例えば押し出し成形セメント板等からなる中空パネルを取り付ける場合は、従来、図4、図5に示すような取り付け金具11を用いて、建物躯体側の下地鋼材12を抑えながら中空パネル13を留め付けている。
【0003】
取り付け金具11は、ルーズホールを有しており、中空パネル13の中空部に配置した内挿金具にボルト14によって定着されるようになっている。
この取り付け金具11を用いて中空パネル13を留め付けるには、図4に示すように下地鋼材12のフランジ部15の立ち上げ寸法Aに対し、取り付け金具11の下地鋼材12と接触する係止部16の立ち上げ寸法Bを、寸法A>寸法Bの関係に設定しなければならない。
【0004】
このような寸法関係から、上記の取り付け金具11を用いて中空パネル13を留め付けると、中空パネル13が垂直であるのに対して、取り付け金具11は幾分か傾斜して取り付けられることになる。
これが原因となって、取り付け金具11が層間変位などによる中空パネル13のスムーズな動きを阻害することがあった。
【0005】
このため、取り付け金具11が層間変位による中空パネル13の動きに影響を及ぼさないように、例えば特開2000−45393号公報に記載されている如く、取り付け金具11の一端にダックテール17を設けたり、あるいは取り付け金具11の中空パネル13との接触面となる裏面に鏡面加工仕上げを施したりしているのが現状である。
【0006】
しかしながら、取り付け金具11にダックテール17を設けただけでは、層間変位による中空パネル13のスムーズな動きを阻害しないように留め付けるには不十分であり、改善の余地が残されていた。
また、取り付け金具11の裏面を鏡面加工仕上げすれば、それなりの効果は期待できるものの、余分な加工コストがかかることから取り付け金具11が高価になる問題があり、好ましい解決手段とは言えなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題を解消することを目的としてなされたものであり、その第一の課題は、外壁パネルを建物躯体側の下地鋼材に留め付ける場合に、層間変位などによる外壁パネルの動きをよりスムーズにすることができるパネル取り付け金具を提供することにある。
【0008】
また、本発明のもう一つの課題は、外壁パネルの動きをスムーズにできる取り付け金具であって、かつ簡易な構造改善により特殊な鏡面加工仕上げ等の加工を施すことなく、安価に製作できるパネル取り付け金具を提供することにある。
本発明の更なる課題は、加工が容易で、しかも取り付けの自由度を増大することができるパネル取り付け金具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するため、本発明に係るパネル取り付け金具は、取り付け用ルーズホールを有する金具の一端部に下地鋼材に対する係止部を具備すると共に、他端部にダックテールを備え、外壁パネルを前記下地鋼材に留め付けるパネル取り付け金具であって、前記ダックテールを、その折り曲げ端部に金具裏面側への落とし込み部を形成し、同落とし込み部から端部を表面側へ跳ね上げて構成したことを特徴とするもので、ダックテールの折り曲げ端部に金具裏面側への落とし込み部を形成しているため、外壁パネルに対して取り付け金具の取り付け状態を略平行に近い状態にしながら外壁パネルを抑えることができると共に、更に落とし込み部から端部を表面側へ跳ね上げて構成したダックテール本来の機能と相まって、層間変位などによる外壁パネルの動きをよりスムーズにすることができる。
【0010】
また、本発明に係るパネル取り付け金具は、上記したパネル取り付け金具において、前記取り付け用ルーズホールを前記ダックテール部分まで延在させて設けたことを特徴とするもので、ルーズホールをダックテール部分まで延在させることにより、より範囲の大きいルーズホールを得ることができるため、取り付けの自由度を増すことができると共に、このルーズホールを先行して加工した後、ダックテールの折り曲げ加工を行うようにすることにより、折り曲げ加工の容易化を図ることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図1乃至図3に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態に係るパネル取り付け金具の構成を示す平面図(A)とその右側面図(B)並びに下方側面図(C)、図2は同パネル取り付け金具の斜視図、図3はパネル留め付け状態を示す側面図である。
【0012】
図中において、1は押し出し成形セメント板等の中空パネルからなる外壁パネル2を、建物躯体側のCチャンネル等の下地鋼材3に留め付ける、所謂パネル取り付け金具である。
取り付け金具1は、外壁パネル2への取り付け用ルーズホール4を有しており、外壁パネル2の中空部に配置した内挿金具にボルト5によって定着されるようになっている。
【0013】
この取り付け金具1には、一端部に下地鋼材3のフランジ部3Aに接触する係止部6がフック状に立ち上げ形成されており、また、他端部にはダックテール7が折り曲げ形成されている。
なお、下地鋼材3のフランジ部3Aの立ち上げ寸法Aに対し取り付け金具1の下地鋼材3と接触する係止部6の立ち上げ寸法Bの関係は、前述した従来のものと同様に寸法A>寸法Bの関係に設定されているものとする。
【0014】
また、取り付け金具1の他端部に折り曲げ形成されるダックテール7は、ここでは、図1(C)に示すようにダックテールの折り曲げ端部に一旦金具裏面側へ寸法Sだけ折り曲げた落とし込み部8を形成し、この落とし込み部8に連続して更に端部を表面側へ所定寸法Tだけ跳ね上げた跳ね上げ部7aを形成することにより、ダックテール形状を呈するように構成されている。
【0015】
一方、取り付け金具1の外壁パネル2への取り付け用ルーズホール4の一端部4Aを、図1(A)に示すようにダックテール7の部分まで延在させて設け、取り付け金具1の製作加工時にルーズホール4を先行して加工した後、ダックテール7を折り曲げ加工するようにしている。
なお、図中の9は取り付け金具1の両サイドに平行して設けられた剛性アップ用のリブである。
【0016】
しかして、上記の実施形態においては、取り付け金具1のダックテール7の折り曲げ端部に一旦金具裏面側へ寸法Sだけ折り曲げた落とし込み部8を形成しているため、この取り付け金具1を用いて外壁パネル2を建物躯体側の下地鋼材3に留め付けた場合、外壁パネル2に対して取り付け金具1の取り付け状態は、図3に示すように寸法Sの分だけ従来のものに比べて平行に近い状態となる。
【0017】
そして、取り付け金具1は外壁パネル2に対して平行に近い状態でありながら外壁パネル2の横方向に対するズレを抑制し、外壁パネル2を下地鋼材3に留め付けることができる。
これによって、取り付け金具1は層間変位などによる外壁パネル2の動きを阻害することがなくなり、層間変位による外壁パネル2の動きをよりスムーズにすることができるようになる。
【0018】
また、ダックテール7に落とし込み部8とこれに続く跳ね上げ部7aを形成しただけの簡易な形状改善によって、層間変位による外壁パネル2の動きをよりスムーズにすることができるため、鏡面加工仕上げ等の特殊加工を施すことなく、取り付け金具1を安価に製作提供することができる。
【0019】
更には、取り付け金具1の取り付け用ルーズホール4を、ダックテール7部分まで延在させて設け、取り付け金具1の製作加工時にルーズホール4を先行して加工した後、ダックテール7を折り曲げ加工するようにしているため、ダックテール7の折り曲げ加工が容易となり、折り曲げ精度のアップ及びルーズホール自体の変形を防止することができると共に、ルーズホール4の範囲を従来のものより大きく取ることができるため、取り付けの自由度を増大することができる。
【0020】
【発明の効果】
以上に詳細に説明したように、本発明に係るパネル取り付け金具によると、ダックテールの折り曲げ端部に落とし込み部を形成しているため、この取り付け金具によって外壁パネルを建物躯体側の下地鋼材に留め付けた場合、外壁パネルに対して取り付け金具が略平行に近い状態で取り付けられ、これによって取り付け金具が層間変位などによる外壁パネルの動きを阻害することがなくなり、外壁パネルの動きをよりスムーズにすることができる。
【0021】
また、上記のような簡易な構造改善により、外壁パネルの動きをスムーズにすることができるため、取り付け金具に鏡面加工仕上げ等の特殊加工を施す必要がなくなり、取り付け金具を安価に製作提供できる。
更には、ダックテール部分まで取り付け用ルーズホールを延在させて設けているため、ダックテール部分の曲げ加工を容易化することができると共に、ルーズホールの範囲を大きく取って、取り付けの自由度を増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパネル取り付け金具の構成を示す平面図(A)とその右側面図(B)並びに下方側面図(C)である。
【図2】本発明の実施形態に係るパネル取り付け金具の斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係るパネル取り付け金具によるパネル留め付け状態を示す側面図である。
【図4】従来の建物躯体側下地鋼材とパネル取り付け金具の構造を示す側面図である。
【図5】従来のパネル取り付け金具によるパネル留め付け状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1…取り付け金具、2…外壁パネル、3…下地鋼材、4…ルーズホール、6…係止部、7…ダックテール、8…落とし込み部

Claims (4)

  1. 下地鋼材にパネルを留め付けるために用いるもので、取り付け用ルーズホールを有する板状の金物からなり、当該金物の一端部をフック状に立ち上げてなる前記下地鋼材のフランジに対する係止部と、当該係止部に対する当該金物の他端部を折り曲げてなるダックテールとを備えたパネル取り付け金具であって、
    前記ダックテールは、前記係止部の立ち上げ方向と反対側に前記板状金物を折り曲げた落とし込み部と、当該落とし込み部から前記板状金物の先端を前記係止部の立ち上げ方向に折り曲げた跳ね上げ部とで構成されている
    ことを特徴とするパネル取り付け金具。
  2. 前記取り付け用ルーズホールを前記ダックテール部分まで延在させて設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載のパネル取り付け金具。
  3. 前記下地鋼材のフランジと接触させる前記係止部の立ち上げ寸法は、当該フランジ部の立ち上げ寸法よりも低い
    ことを特徴とする請求項1に記載のパネル取り付け金具。
  4. 前記係止部と前記ダックテールとは、前記取り付け用ルーズホールの延設方向の両端側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のパネル取り付け金具。
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