JP4046557B2 - 高負荷伝動用vベルト - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高負荷伝動用Vベルトに関し、特に、そのブロックにおける補強部材の強度を高めるための対策に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、多数のブロックと心線及び硬質ゴムからなる張力帯とで構成され、張力帯と各ブロックとの動力授受をブロックと張力帯との係合により行う形式の高負荷伝動用Vベルトは知られている。このVベルトでは、その曲易さを確保するために、各ブロックの張力帯への固定を接着ではなく、物理的な係合状態(噛合状態)により行うようになされている。
【0003】
ところで、このような高負荷伝動用Vベルトでは、その各ブロックを硬質樹脂材料で形成し、その内部に補強のための補強部材が少なくとも張力帯との噛合部及びプーリ溝面との接触部を樹脂部とするように埋設され、この補強部材は張力帯の上下側にそれぞれ位置する上下側ビーム部と、これら上下ビーム部の基端部同士を接続するピラー部とからなっている。
【0004】
しかし、このベルトによる高負荷伝動時、上記ブロック内の補強部材のうち、張力帯の上側(プーリの半径方向外側)に位置する上ビーム部の基端部(根元部)に繰返し応力が作用すると、その上ビーム部が根元部分から折損することがあり、ベルトによる動力伝達が不可能になる。
【0005】
そこで、従来、実開平5―3692号公報に示されるように、上記ブロックの補強部材においてベルト幅方向に延びる左右の上ビーム部を全体中央部の位置が左右両端部よりも高くなるようにアーチ形状に湾曲させることにより、上ビーム部の根元部に発生する応力を小さくしてその折損を防止することが提案されている。
【0006】
また、この他、特開2000―120796号公報に示されるように、各ブロックにおける補強部材の上側ビーム部を、基端部側の上下中心線とブロックの上側接触部の接触位置よりもプーリ中心側のプーリ溝面とのなすビーム角が90°以上となる一方、先端部側の上下中心線とブロック側面の上側接触部の接触位置よりもプーリ中心側のプーリ溝面とのなすビーム角が90°よりも小さくなるように曲がった形状とする(各ブロックにおける補強部材の上側ビーム部の上下中心線と、ブロック側面の上側接触部の接触位置よりもプーリ中心側のプーリ溝面とのなすビーム角を90°以上とする)ことにより、上側ビーム部の先端部がプーリ溝面からの反力上側に押されることにより生じる曲げモーメントを抑制することが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの提案例のものにおいては、ベルトの高速走行時或いは高トルク伝動時(低速高負荷時)に、ブロックにおける補強部材の上下ビーム部の各基端部下面とピラー部の左右側面との境界部分に応力集中が生じて、これらの箇所で補強部材が破断し易く、ブロック延いてはベルトの耐久強度が不十分となり、さらなる改良の余地があった。
【0008】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その目的は、ブロックの補強部材の形状を適正に変えることにより、その上下ビーム部の根元部分やピラー部にかかる応力集中を減少させ、ブロック重量の増加を招くことなくベルトの伝動負荷をさらに増大させて、ベルトの高速走行時や高トルク伝動時の耐久強度を向上させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明では、上下面にそれぞれベルト長さ方向に並ぶ多数の上側被噛合部及び下側被噛合部が上下に対応して設けられた左右1対の張力帯と、ベルト幅方向の左右側面に、上壁面に上記各張力帯の上側被噛合部に噛合する上側噛合部を有する一方、下壁面に張力帯の下側被噛合部に噛合する下側噛合部を有する嵌合溝が設けられ、この嵌合溝の上下両側の側面にそれぞれプーリ溝面に接触する上側及び下側接触部が設けられた多数のブロックとを備え、この各ブロックの嵌合溝に張力帯を嵌合することにより、各ブロックが張力帯に係合固定され、上記各ブロックは、樹脂部内に少なくとも上記上下の噛合部及び接触部が樹脂部で構成されるように埋設された補強部材を備え、この補強部材は、先端側が上記嵌合溝の上側及び下側にそれぞれ位置する上下ビーム部と、該上下ビーム部の左右中央の基端部同士を接続するピラー部とからなる高負荷伝動用Vベルトが対象である。
【0010】
そして、上記ブロックの補強部材の下ビーム部は、全体が、その先端側に向かうに連れて上側に向かった後に下側に向かうように湾曲している構造とする。このことで、下ビーム部の剛性を高めることができるとともに、下ビーム部下面の先端側を上側に凹陥させて下ビーム部の上下幅つまり質量を小さくでき、ベルトのプーリ回りの高速走行時のブロックの慣性力の増加を抑えて、プーリに対する入力荷重の増加を小さくすることができる。さらに、下ビーム部の湾曲により、その下ビーム部基端部上面の円弧半径を可及的に大きくして下ビーム部基端部に対する応力の集中を回避し、下ビーム部の基端部が破断するのを抑制することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図4は本発明の実施形態に係る高負荷伝動用VベルトBを示し、このベルトBは、左右1対のエンドレスの張力帯1,1と、この張力帯1,1にベルト長手方向に連続的に係合固定された多数のブロック7,7,…とからなる。
【0012】
上記各張力帯1は、硬質ゴムからなる保形層1aの内部に、ベルトBの伸びを抑えるためにアラミド繊維等の高強度高弾性率の複数の心線1b,1b,…(心体)がスパイラルに配置されて埋設されたもので、この各張力帯1の上面には各ブロック7に対応してベルト幅方向に延びる一定ピッチの上側被噛合部としての溝状の上側凹部2,2,…が、また下面には上記上側凹部2,2,…に対応してベルト幅方向に延びる一定ピッチの下側被噛合部としての下側凹部3,3,…がそれぞれ形成されている。張力帯1の上下表面には、その耐摩耗性を向上させる等の目的で帆布4,4が積層一体化されている。
【0013】
上記保形層1aをなす硬質ゴムは、例えばメタクリル酸亜鉛によりを強化されたH−NBRゴムに、さらにアラミド繊維、ナイロン繊維等の短繊維により強化することで、耐熱性に優れかつ永久変形し難い硬質ゴムが用いられる。この硬質ゴムの硬さは、JIS−C硬度計で測定したときに75°以上のゴム硬度が必要である。
【0014】
一方、上記各ブロック7は、ベルト幅方向左右側面に上記各張力帯1を幅方向から着脱可能に嵌装せしめる切欠き状の嵌合溝8,8を有する。この各嵌合溝8を除いた上下両側の左右側面は、Vプーリからなる変速プーリP(定速プーリでもよい)のプーリ溝面P1に当接する上側及び下側接触部11,11に構成され、このブロック7の左右の接触部11,11同士がなすベルト角度は、プーリPの左右のプーリ溝面P1,P1間の角度と同じとされている。そして、各ブロック7は、ベルト幅方向(左右方向)に延びる上側及び下側ビーム7a,7bと、該両ビーム7a,7bの左右中央部同士を上下に接続するピラー7cとからなる略H字状のものに形成されており、各ブロック7の嵌合溝8,8にそれぞれ張力帯1,1を圧入して嵌合することで、ブロック7,7,…が張力帯1,1にベルト長手方向に連続的に一定のピッチで固定されている。
【0015】
すなわち、上記各ブロック7における各嵌合溝8の上壁面には上記張力帯1上面の各上側凹部2に噛合する上側噛合部としての凸条からなる上側凸部9が、また嵌合溝8の下壁面には張力帯1下面の各下側凹部3に噛合する下側噛合部としての凸条からなる下側凸部10がそれぞれ互いに平行に配置されて形成されており、この各ブロック7の上下の凸部9,10をそれぞれ張力帯1の上下の凹部2,3に噛合せしめることで、ブロック7,7,…を張力帯1,1にベルト長手方向に圧入により係合固定し、この係合状態で各張力帯1の外側側面と各ブロック7の左右側面である接触部11,11との双方がプーリ溝面P1に接触するようになされている(尚、各張力帯1の外側側面は必ずしもプーリ溝面P1に接触させる必要はない)。
【0016】
図2及び図3に示す如く、上記各ブロック7は、フェノール樹脂等の硬質樹脂材料からなる樹脂部14を有し、この樹脂部14の内部には、硬質樹脂よりも高い弾性率材料である軽量アルミニウム合金等からなる補強部材15がブロック7の略中央に位置するように埋設されている。この補強部材15は、例えばブロック7の上下の凸部9,10(張力帯1との噛合部)を含む嵌合溝8の周囲部分と、左右側面にある接触部11,11と、ブロック7上面の左右中央部とにおいて硬質樹脂部14中に埋め込まれてブロック7表面に顕れていないが(つまり、これらの部分は樹脂部14の硬質樹脂材料で構成されている)、その他の部分ではブロック7表面に露出している(尚、補強部材15の全体が樹脂部14から露出されないように、つまり補強部材15全体を樹脂部14内に完全に埋め込むようにすることもできる)。
【0017】
図1に示すように、上記補強部材15は、ベルト幅方向(左右方向)に延びかつ先端側が上記各嵌合溝8の上下側にそれぞれ位置する上ビーム部16及び下ビーム部17と、これら上ビーム部16の基端部及び下ビーム部17の基端部同士を上下に一体に接続するピラー部18とからなっていて、略H字状に形成されている。
【0018】
そして、予め、上記硬質ゴムからなる張力帯1の上下の凹部2,3間の噛合厚さ、つまり上側凹部2の底面(詳しくは上側帆布4の上表面)と該上側凹部2に対応する下側凹部3の底面(同下側帆布4の下表面)との間の距離が、ブロック7の噛合隙間、つまり各ブロック7の上側凸部9下端と下側凸部10上端との間の距離よりも例えば0.03〜0.15mm程度だけ若干大きく設定されており、各ブロック7の張力帯1への組付時に張力帯1がブロック7により厚さ方向に圧縮されて組み付けられ、このことで初期締め代(ブロック7に対する張力帯1の初期圧入代)が設けられている。
【0019】
また、上記各ブロック7の略下半部、つまりブロック7の上下中央部から下端部までの部分は、ベルト長さ方向に沿った寸法である厚さが下端に向かって次第に小さくなるように所定のテーパ角で傾斜した先細りテーパ状に形成されており、プーリPにVベルトBが巻き付けられたときに、隣接するブロック7,7の下端部同士が互いに接触により干渉しないようになっている。
【0020】
さらに、上記補強部材15の上記上ビーム部16上面の左右略中央部には、下側に凹陥した凹陥部20がピラー部18の略真上に対応するように形成されている。また、この凹陥部20の左右両側の上ビーム部16上面には凹陥部20に隣接した位置に、上側に円弧状に膨出する左右1対の膨出部21,21(山部)が上ビーム部16の基端部付近に対応するように形成されている。
【0021】
また、補強部材15の下ビーム部17は、その先端側に向かうに連れて上側に向かった後に下側に向かうように、換言すれば先端側の中間部が上側に膨出するように湾曲している。
【0022】
そして、上記上ビーム部16基端部下面と、下ビーム部17基端部上面と、ピラー部18の左右側面とは略円弧形状に滑らかに連続した円弧状面23を形成しており(図1では円形状を仮想線にて示している)、この円弧状面23における上ビーム部16基端部下面とピラー部18の左右側面との境界部分24の半径Ru、及び下ビーム部17基端部上面とピラー部18の左右側面との境界部分25の半径Rdは、円弧状面23の上下方向の径Dの0.3〜0.5(Ru=0.3〜0.5D、Rd=0.3〜0.5D)、つまり0.3以上でかつ0.5以下とされている。この値が0.3よりも小さいときには、当該境界部分24,25に応力が集中して著しい早期破損に繋がる一方、0.5よりも大きいときには、上ビーム部16と下ビーム部17との根本部分の曲率が相対的に小さくなり、この部分への応力集中が顕著となる。
【0023】
したがって、この実施形態においては、ベルトBの各ブロック7に埋め込まれている補強部材15のうち、その上ビーム部16上面に、上側に膨出する左右の膨出部21,21が上ビーム部16の基端部付近に対応して形成されているので、その上ビーム部が基端部から先端側に向かって略一定の上下幅に設定されている場合に比べ、上ビーム部16の基端部の上下幅が先端側よりも増大して該基端部の強度が大きくなり、このことにより、ベルトBの高速走行時や高トルク伝動時(低速高負荷時)に、上ビーム部16の基端部が破断するのを抑制することができる。
【0024】
また、上記上ビーム部16上面の左右略中央部、つまり上記左右の膨出部21,21間に隣接して挟まれた位置は、上ビーム部16の基端部の強度増大に対する寄与が小さい部分であり、この部分に凹陥部20が形成されているので、この凹陥部20の分だけ上ビーム部16の上下幅、従って質量が小さくなり、ベルトBのプーリP回りの高速走行時のブロック7の慣性力の増加を抑えて、プーリPに対する入力荷重の増加を小さくすることができる。
【0025】
さらに、各ブロック7の補強部材15の上ビーム部16基端部下面と、下ビーム部17基端部上面と、ピラー部18の左右側面とが略円弧形状に滑らかに連続した円弧状面23を形成しているので、補強部材15の上ビーム部16基端部下面とピラー部18の左右側面との境界部分24の円弧半径Ru、及び下ビーム部17基端部上面とピラー部18の左右側面との境界部分25の円弧半径Rdをいずれも可及的に大きくして、それら補強部材15の上ビーム部16基端部及び下ビーム部17基端部に対する応力の集中を回避することができ、上下ビーム部16,17の各基端部が破断するのを抑制することができる。
【0026】
さらにまた、上記補強部材15の下ビーム部17は、その先端側に向かう中間部を上側に膨出させるように湾曲しているので、下ビーム部17の剛性を高めることができるとともに、下ビーム部17下面の先端側を上側に凹陥させて下ビーム部17の上下幅、つまり質量を小さくでき、ベルトBのプーリP回りの高速走行時のブロック7の慣性力の増加を抑えて、プーリPに対する入力荷重の増加を小さくすることができる。さらに、下ビーム部17の湾曲により、その下ビーム部17基端部上面の円弧半径を可及的に大きくして下ビーム部17基端部に対する応力の集中を回避し、下ビーム部17の基端部が破断するのを抑制することができる。
【0027】
尚、上記実施形態では、張力帯1の上面に被噛合部としての上側凹部2を、また各ブロック7の嵌合溝8の上面に上記張力帯1の上側凹部2に噛合する噛合部としての上側凸部9をそれぞれ形成しているが、その他、例えば張力帯1の上面に被噛合部としての上側凸部を、また各ブロック7の嵌合溝8の上面に張力帯1上面の上側凸部に噛合する噛合部としての上側凹部をそれぞれ設けてもよい。さらに、張力帯1の下面に被噛合部としての下側凸部を、また各ブロック7の嵌合溝8の下面に張力帯1下面の下側凸部に噛合する噛合部としての下側凹部をそれぞれ設けることもできる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によると、張力帯と、この張力帯に噛合状態により係合固定された多数のブロックとからなる高負荷伝動用Vベルトにおいて、そのブロックの補強部材の下ビーム部を、全体が、その先端側に向かうに連れて上側に向かった後に下側に向かうように湾曲した構造としたことにより、下ビーム部の剛性を高めることができるとともに、下ビーム部の質量を小さくしてベルトのプーリ回りの高速走行時のブロックの慣性力の増加を抑え、プーリに対する入力荷重の増加を小さくすることができ、さらには下ビーム部基端部上面の円弧半径を可及的に大きくして下ビーム部基端部に対する応力の集中を回避し、下ビーム部の基端部が破断するのを抑制して、高負荷伝動用Vベルトの耐久強度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 補強部材の拡大正面図である。
【図2】 ブロックの拡大正面図である。
【図3】 ブロックの厚さ方向中央にて切断した状態のベルトの拡大断面図である。
【図4】 本発明の実施形態に係る高負荷伝動用Vベルトの斜視図である。
【符号の説明】
B 高負荷伝動用Vベルト
1 張力帯
2 上側凹部(上側被噛合部)
3 下側凹部(下側被噛合部)
7 ブロック
8 嵌合溝
9 上側凸部(上側噛合部)
10 下側凸部(下側噛合部)
11 接触部
14 樹脂部
15 補強部材
16 上ビーム部
17 下ビーム部
18 ピラー部
20 凹陥部
21 膨出部
23 円弧状面
24 上ビーム部基端部下面とピラー部の左右側面との境界部分
25 下ビーム部基端部上面とピラー部の左右側面との境界部分
Ru 上ビーム部基端部下面とピラー部の左右側面との境界部分の半径
Rd 下ビーム部基端部上面とピラー部の左右側面との境界部分の半径
D 円弧状面の上下方向の径
P 変速プーリ
P1 プーリ溝面
Claims (1)
- 上下面にそれぞれベルト長さ方向に並ぶ多数の上側被噛合部及び下側被噛合部が上下に対応して設けられた左右1対の張力帯と、
ベルト幅方向の左右側面に、上壁面に上記各張力帯の上側被噛合部に噛合する上側噛合部を有する一方、下壁面に張力帯の下側被噛合部に噛合する下側噛合部を有する嵌合溝が設けられ、該嵌合溝の上下両側の側面にそれぞれプーリ溝面に接触する上側及び下側接触部が設けられた多数のブロックとを備え、
上記各ブロックの嵌合溝に張力帯を嵌合することにより、各ブロックが張力帯に係合固定され、
上記各ブロックは、樹脂部内に少なくとも上記上下の噛合部及び接触部が樹脂部で構成されるように埋設された補強部材を備え、
上記補強部材は、先端側が上記嵌合溝の上側及び下側にそれぞれ位置する上下ビーム部と、該上下ビーム部の左右中央の基端部同士を接続するピラー部とからなる高負荷伝動用Vベルトであって、
上記補強部材の下ビーム部は、全体が、その先端側に向かうに連れて上側に向かった後に下側に向かうように湾曲していることを特徴とする高負荷伝動用Vベルト。
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