JP4046249B2 - 発電装置の制御部電源 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、低コストな発電装置の制御部電源を構成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の発電装置の制御部電源としては、大型では専用の電源スイッチによりON/OFFするタイプが多く、小型では始動・停止スイッチと連動するタイプが多い。また、タイマー機能によりそのスイッチのOFFよりも制御部の電源(もしくは補機電源)OFFを遅らせるものがある。遅らせる例としては、発電装置内のヒートソークによる熱害を避けるため、機器の温度がある程度下がるまでファンやオイルポンプを回すものがあり、前述のタイマー機能によりこれが実現されている。また、ガスタービン発電装置のように燃料停止からエンジン軸回転停止までの時間遅れが大きい場合などには、停止スイッチOFF後もオイルポンプを軸回転停止まで回す必要があり、このポンプ部の制御電源OFFを遅らせることが必須となる。
【0003】
小型発電装置では、その利便性から、大型のように専用の電源スイッチを切るということは行わない。そこで、ファンやポンプ部の制御も行っている制御部が停止スイッチOFF後に必要な条件を満たした時点で制御部自身の制御電源を切る、いわゆるセルフシャット機構か、専用のタイマー部品により、この機能を実現している。
【0004】
図6に、前者の例を示す。
1はエンジン、2は発電機、3は発電装置につながれた負荷、4は始動・停止スイッチ、5は制御部コントローラ、6は制御部のセルフシャット用リレー、7は発電装置のバッテリである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の発電装置の制御部電源にあっては、タイマー部品を別途採用した場合にはコスト高になるという問題点があり、制御部でセルフシャット機構を採用した場合には各種ノイズ対策が必要になる、という問題点があった。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、オイルポンプ駆動が停止遅延の原因である場合において、制御装置の電源スイッチ用リレーを発電機の出力電圧で保持することで、上記問題点を解決することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の課題を解決するために、回転数に略比例した電圧を発生する発電機を搭載した発電装置の制御部電源において、発電機の制御部コントローラとバッテリとが、始動停止スイッチが設けられた第1の電路によって接続されるとともに、前記制御部コントローラと前記バッテリとが、リレーが設けられた第2の電路によって接続されており、前記リレーは発電機の出力電圧によって駆動されるものであり、前記始動停止スイッチがOFFされた後、前記発電機からの出力電圧が所定値に下がるまでの間、前記リレーを発電機の出力電圧で保持することを特徴とする。
【0008】
また本発明は、前記発電装置の制御部電源において、前記リレーをインバータの中間電圧で保持することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による発電装置の制御部電源の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明による発電装置の制御部電源の第1の実施の形態を示す図である。
なお、図6に示した従来技術と同じ構成要素には同じ符号を付してある。
【0011】
まず、図1を用いて構成を説明する。
14は始動・停止スイッチであり、始動時にONとなって制御部コントローラ15に始動信号を伝えるとともに、制御部コントローラ15とバッテリ7との配線をONとする。16は、制御部コントローラ15とバッテリ7との間に位置し、発電機2の配線18につながれ、発電電圧により駆動されるリレーである。このリレー16は、発電機電圧が高いときにONとなる。
【0012】
次に、第1の実施の形態の作用を説明する。
回転数に略比例した電圧を発生する発電機としては、例えば永久磁石式同期発電機がある。この永久磁石式同期発電機の発電特性を図2に示す。この図では、発電装置停止時の条件として無負荷を想定しているが、このように負荷条件(電流条件)を規定すると、発電電圧と回転数は、かなりよい比例関係を示す。
【0013】
また、リレーの特性を「ON→OFFとなる電圧」を復帰電圧、「OFF→ONとなる電圧」を動作電圧としてまとめると、その特性は図3に示したようになる。この特性から、リレー保持に必要な電圧(復帰電圧)は、定格電圧に対してかなり低くてよいことが判る。この復帰電圧の定格電圧に対する比は、一般的なリレーでは、およそ20%である。
【0014】
一方、始動・停止スイッチをOFF後もONになっていなければならない必須項目としてはオイルポンプがあるが、このオイルポンプはエンジンの軸回転数が下がれば不要になる。
【0015】
以上のような特性を考慮し、第1の実施の形態では、低コストな発電装置の制御部電源のシャット機構を案出している。
【0016】
図4に、第1の実施の形態のタイムチャートを示す。このタイムチャートにより、作動を説明する。
始動・停止スイッチ14がONされると、図1に示す配線より、バッテリ7と制御部コントローラ15が接続されるとともに、制御部に始動命令が伝わる。タイムチャート上、この時点で制御部電源はONされ、始動命令から制御部はオイルポンプ電源をONするとともに、エンジン1をスタートさせる。エンジン1が加速され、定格回転数のおよを60%を越えるところで、リレー16に必要な動作電圧が確保され、リレー16はON状態になる。しかしこの時点では、すでに始動・停止スイッチ14により制御部電源はON状態になっているため、リレー16に連動してONする部分は無い。
【0017】
次に、運転後、始動・停止スイッチ14がOFFされると、停止命令が制御部に伝わり、エンジン1への燃料供給が断たれるとともに、始動・停止スイッチ14を経由するバッテリ7と制御部コントローラ15との接続も断たれる。しかし、制御部電源はリレー16により保持されたままであり、制御部から駆動されるオイルポンプも回ったままである。エンジン1の回転数が20%程度まで下がってくると、リレー16の駆動電圧が復帰電圧以下となるため、リレー16はOFFされる。すると制御部の電源が断たれ、同時にここから駆動されているオイルポンプ電源もOFFとなってオイル供給が断たれる。この時点では、軸回転数は20%以下になっており、軸部周辺に残存するオイルだけで問題なく回転停止までいくことができる。
【0018】
このような作動により、第1の実施の形態では、コストの高いタイマー装置やコントローラの停止誤動作を避けるためのノイズ対策を行うことなく、安価なシャット機構を実現している。
【0019】
また、エンジン回転が停止するまでに時間を要するガスタービンエンジンにおいては、第1の実施の形態の停止遅延効果が、オイル供給の遅延だけでなく、ファン停止までの時間を稼ぐことにより、ヒートソークの影響も小さくすることが可能になる、という効果も有する。
【0020】
(第2の実施の形態)
図5は、本発明による発電装置の制御部電源の第2の実施の形態を示す図である。
まず、構成を説明する。
第2の実施の形態は、インバータ付き発電装置に対する適用例である。
21はインバータの整流回路、22はインバータ直流部の整流用コンデンサ、23はインバータのスイッチング回路である。リレー26は、インバータの直流部を駆動電源としている制御部電源シャット用のリレーである。
【0021】
次に、第2の実施の形態の作用を説明する。
コンデンサ22の働きにより、発電機停止時には、発電電圧の低下よりもインバータ直流部の電圧低下が遅れて発生する。このため、第2の実施の形態では、第1の実施の形態よりも低回転まで制御部電源をONしたままにできる、というメリットがある。また、インバータのコンデンサの停止時放電促進用としても活用可能である。
【0022】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、回転数に略比例した電圧を発生する発電機と、発電装置の制御装置電源スイッチ用リレーと、始動・停止スイッチによりバッテリと制御部コントローラとを接続する回路、という構成により、低コストな発電装置の制御部電源を実現できるというメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による発電装置の制御部電源の第1の実施の形態の構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態の作用の説明図である。
【図3】第1の実施の形態の作用の説明図である。
【図4】第1の実施の形態の作用の説明図である。
【図5】第2の実施の形態の構成を示す図である。
【図6】従来技術の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 発電機
3 負荷
7 バッテリ
14 停止・始動スイッチ
15 制御部
16,26 リレー
18 配線
21 整流回路
22 コンデンサ
23 スイッチング回路

Claims (2)

  1. 回転数に略比例した電圧を発生する発電機を搭載した発電装置の制御部電源において、
    発電機の制御部コントローラとバッテリとが、始動停止スイッチが設けられた第1の電路によって接続されるとともに、前記制御部コントローラと前記バッテリとが、リレーが設けられた第2の電路によって接続されており、前記リレーは発電機の出力電圧によって駆動されるものであり、
    前記始動停止スイッチがOFFされた後、前記発電機からの出力電圧が所定値に下がるまでの間、前記リレーを発電機の出力電圧で保持することを特徴とする発電装置の制御部電源。
  2. 請求項1に記載の発電装置の制御部電源において、前記リレーをインバータの中間電圧で保持することを特徴とする発電装置の制御部電源。
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