JP4045812B2 - 車体構造部材の仕切り具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体構造部材の閉断面部分をなす部位の途中を遮断する車体構成部材の仕切り具に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車(車体)の走行に伴い生じるロードノイズは、タイヤから、サイドメンバやサイドシルやピラーなどといった閉断面の中空な車体構造部材を経て、乗員に伝播する。
【0003】
そのため、その対策として閉断面をなす車体構造部材の中空部分の一部(途中)を発泡充填材により塞いて遮音することが行われている。これには、車体の組立工程を利用して、閉断面をなす車体構造部材の内部に、発泡基材、例えば熱硬化型の発泡基材を有した仕切り具を設置しておき、車体の電着塗装(防錆塗装)を経て、その後の乾燥工程(焼き付けによる)の熱を利用して仕切り具の発泡基材を発泡させて、閉断面の一部を発泡した部材で充填させて仕切る構造が用いられている。例えば特開2000−271934号公報では、閉断面形状に近似した外形を有するプレート状の発泡基材を、2枚の並行な板状のホルダで保持させた仕切り具を採用して、該仕切り具を車体の組立工程を利用して閉断面の中空部分を遮る方向に対して大部分を占めるように収めておき、その後、電着塗装の乾燥工程の熱が加わると、発泡基材がホルダの周囲へ向かって発泡して、ホルダ周囲の隙間を塞ぐ構造が用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、組立工程後に行われる電着塗装工程は、車体を電着槽の電着液に浸漬させて、電着液を車体構造部材の各部に行き渡らせて、車体構造部材の内面および外面に電着液を付着させから、乾燥工程で付着した塗料を乾燥させている。
【0005】
ところが、上記のように閉断面の大部分を占めるように発泡基材やホルダを設置する構造は、確かに発泡した部材により中空部分内が遮音できるものの、反面、電着塗装工程において、発泡基材やホルダが障害となって、電着液が中空部分の内壁面の全体に行き渡りにくくなり、良好な電着塗装が行なえなくなるおそれがある。
【0006】
しかも、発泡基材は高価な部材なので、上記のような発泡基材を閉断面の多くを占めるように設置する仕切り具だと、かなり発泡基材の使用量は多く、コスト的な負担が強いられる難点があり、これらの改善が望まれている。
【0007】
本発明は上記事情に着目してなされたものでその目的とするところは、電着液の流通の確保と発泡基材の使用量の抑制との双方を図りつつ遮音を可能とした車体構造部材の仕切り具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、車体構造部材の中空部分をなす部位を仕切る仕切り具の仕切部材として、一端側に中空部分の内壁面のうち相対向する一方の内壁面部分に取り付くフランジ部を有し、他端側に他方の内壁面部分に向かって延びる中空部分の閉断面の形状に近似した平板状部を有し、かつ平板状部分の外周縁には前記平板状部を貫通するとともに外側に向かって開口する凹部が形成されたサポート部材と、平板状部の外周縁のほぼ全体に、凹部の先端開口を通過させて、凹部の開口部分が貫通した状態で残るように取付けた発泡基材とを組み合わせた構造を採用して、発泡基材が発泡すると、平板状部と中空部分の内壁面との間の隙間、凹部の開口が塞げるようにした。
【0009】
同仕切り具によると、発泡基材の発泡で行われる車体構造部材の中空部分の遮蔽は、ほとんどがサポート部材の平板状部に依存して行われ、発泡基材は中空部分の内壁面との間の隙間や凹部の開口部分を埋めるだけに使用されるだけとなる。
【0010】
つまり、発泡基材は、サポート部材と中空部分の内壁面との間の隙間を塞ぐだけの使用量ですむ。しかも、組立工程を経た車体構造部材の中空部分には、サポート部材の平板状部に残る凹部の開口部分によって電着液を流通させる流路が確保されるので、該開口部分を通じて、電着液が中空部分の全体に行き渡るようになる。
【0011】
同じく請求項2の発明は、車体構造部材の中空部分を仕切る仕切り具の仕切り部材として、一端側に中空部分の内壁面のうち相対向する一方の内壁面部分に取り付くフランジ部を有し、他端側に他方の内壁面部分に向かって延びる中空部分の閉断面の形状に近似した平板状部を有し、かつ平板状部には貫通孔が形成されたサポート部材と、平板状部の外周縁のほぼ全体に取付けられるとともに貫通孔の開口の一部を遮ってかつ残りの一部が貫通した状態が残るように取付けられた発泡基材とを組み合わせた構造を採用して、発泡基材が発泡すると、平板状部と中空部分の内壁面との間の隙間、貫通孔の開口が塞げるようにした。
【0012】
これにより、請求項1のときと同様、発泡基材は、サポート部材の組み合わせにより内壁面との間のわずかな隙間を塞ぐだけの使用量ですむ。しかも、中空部分には、サポート部材の平板状部に残る貫通孔の開口部分によって電着液を流通させる流路が確保されるので、開口部分を通じて、電着液が中空部分の全体に行き渡るようになる。
【0013】
請求項3の発明は、上記目的に加え、大きな閉断面をもつ中空部分でも十分に対応できるよう、さらに平板状部には貫通孔を形成し、さらに貫通孔の開口の一部を遮るようにも発泡基材を取付けて、発泡基材がされると、貫通孔の開口が塞がれる構造とした。
【0014】
請求項4の発明は、上記目的に加え、仕切り具を縦方向に配設しなければならないとき、発泡する発泡基材が平板状部から落ちないようにするために、貫通孔の開口縁部の一部に切起し部を形成し、貫通孔の一部を遮る発泡基材に、切起し部と嵌まるスリット部を形成して、平板状部の切起し部とスリット部との係止により、発泡基材が動かないように規制される構造とした。
【0015】
請求項5の発明は、同じく、貫通孔の一部を遮る発泡基材に、貫通孔内に入り込んだ部分を形成して、発泡基材の入り込んだ部分と貫通孔の開口縁とがなす係止により、発泡部材が動かないように規制される構造とした。
【0016】
請求項6の発明は、さらに発泡基材が平板状部に確実に取付けられるよう、平板状部の外周縁に取り付く発泡基材には、平板状部の一側面へ向かって突き出る第1係止部と、平板状部の他側面へ向かって突き出る第2係止部とを形成して、両係止部により発泡基材が支えられるようにした。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1ないし図5に示す第1の実施形態にもとづいて説明する。
【0018】
図1中1は、例えば4ドアタイプの乗用車を構成するホワイトボディ(車体組立てだけを終えた電着液浸漬前の車体:以下、単にボディという)を示している。このボディ1には、フロントピラー2、センターピラー3、フロントルーフレール4など多くの部位で、閉断面をなして細長く伸びる中空状の車体構造部材が用いられている。そして、この車体構造部材のうち、例えば図1中のA部で示すセンターピラー3の根元側の大きな箱形の閉断面となる中空部分には、遮音の対策として仕切り具5が設けてある。図2にはこの設置した仕切り具5が拡大されて示されている。
【0019】
仕切り具5の中空部分を仕切る仕切部材5aには、例えばL字板形の金属板で形成されたサポート部材6と、発泡基材、例えば枠形に成形された熱硬化型の発泡基材10とを組み合わせた構造が用いられている。具体的には、図3(a),(b)に示されるような構造が用いられている。
【0020】
すなわち、サポート部材6としては、図3(a)に示されるように一端側に帯板状のフランジ部6aを有し、他端側に該フランジ部6aからL字状に延びる平板状部6bを有している。このうちフランジ部6aが、例えばハット型断面をなすセンターピラー3のインナパネル3aの内壁面に固定、例えばスポット溶接される。また平板状部6bは、インナプレート3aと相対向するアウタパネル3bの内壁面に向かって延びている。この平板状部6bは、インナパネル3aとアウタパネル3bとで形成される箱形の閉断面に近似した形状、具体的には箱形の閉断面より一回り小さくした角形をなしている。なお、フランジ部6aの長手方向の寸法は、この角形にならって規定してある。平板状部6bのうち、先端を形成している外周縁部分には、凹部、例えば周縁を半円形状に切り欠いてなる凹部7が複数、例えば4つ周縁に沿って並んで形成してある。また平板状部6bの先端から根元までの板面には、凹部7の配列にならって、貫通孔、例えば円形の貫通孔8が、4個づつ2列の配列で形成してある。
【0021】
発泡基材10には、例えばインジェクション成形によって形成された比較的硬質な偏平な枠形の基材が用いてある。この発泡基材10は、例えば平板状部6bの外周縁のほぼ全体に取付くコ字形の枠部11aを有している。具体的には、枠部11aは、平板状部6bの先端の外周縁と摺動可能に嵌まる断面コ字形の先端辺部12aと、平板状部6bの幅方向両側の外周縁と摺動可能に嵌まる断面コ字形の一対の側辺部12bとを一体に成形したコ字形としてある。先端辺部12aと側辺部12bに形成される溝部13a,13bは、いずれも内方に向いていて、図3(a)に示されるように平板状部6bの両側の外周縁に、側辺部12bの溝部13bが嵌まるように、枠部11aを平板状部6bの先端側から差し込むと、図3(b)に示されるように枠部11aの全体(先端辺部12a,側辺部12b)が、平板状部6bの先端縁および側部縁と被さるように組合う。これにより、枠部11aは、溝部13a,13bの平板状部6bの上面側に張り出す上側の側面14a(第1係止部に相当)と、下面側に張り出す溝部13a,13bの下側の側面14b(第2係止部に相当)とにより係止されて、平板状部6bに支持される。そして、このときの先端辺部12aが各凹部7の先端開口の通過する挙動を利用して、凹部7の先端開口(一部)に発泡基材10を配置させて、凹部7の開口を残している。すなわち、先端辺部12aと凹部7の底側とで囲まれる部分を開放させている。また平板状部6bの片面、例えば上面側に張り出している側辺部12b、12bの間からは、例えば貫通孔8の列毎(2列)に、貫通孔8の一部、例えば中心部を通過する一対の帯形の辺部12cが並行に延びている。これにより、各貫通孔8の一部に発泡基材10を配置させて、貫通孔8の開口を残している。これら凹部7の開口部分、貫通孔8の開口部分から、センターピラー3の根元側の大きな閉断面の部位に合わせて、電着液が大量に流れる流路を確保している。また平板状部6bの外周縁に配置された枠部11aは、電着塗装後に行われる乾燥工程の熱で発泡温度まで上昇すると発泡して、センターピラー3の内壁面との隙間を塞いで硬化する特性をもつ。さらに各凹部7ならびに各貫通孔8の一部を遮る枠部部分や辺部12cは、同じく乾燥工程の熱で発泡温度まで上昇すると発泡して、凹部7の開口部分、貫通孔8の開口部分を塞いで硬化する特性をもつ。
【0022】
こうした仕切り具5を用いて、センターピラー3の根元側を遮音するときは、まず、ボディ1の組立工程を利用して、図1および図2に示されるように平板状部6bならびに発泡基材10が中空部分を遮る向きで、インナパネル3aの内面にフランジ部6aを溶接(スポット溶接)で固定して、センターピラー3の内部に収める。
【0023】
ついで、組立てを終えたホワイトボディが電着塗装工程(防錆塗装)に移され、当該ボディが電解槽の電着液に浸漬される。
【0024】
浸漬により電着液は、センターピラー3の内部を含み車体構成部材の各部(閉断面の内部を含む)へ流入する。
【0025】
仕切り具5の多くを占める平板状部6bには、複数の凹部7および複数の貫通孔8が開口しているから、センターピラー3の一端側から流れ込んだ電着液は、当該凹部7および貫通孔8の開口部分で形成される流路を通じて、他端側へ流れ込んで、センターピラー3の内壁面の全体、さらにはセンターピラー3を通じて他の閉断面の部材へ容易に行き渡る。
【0026】
このとき、発泡基材10(枠部11a、辺部12c)は、溝部13a,13bと平板状部6bの外周縁との嵌合によって支持されているから、ボディ1の移動、電着液が流れ込むときの挙動(電着液圧や閉断面内の空気圧の変動)を受けても、平板状部6bから外れたり、ずれたりすることはない。
【0027】
その後、ボディ1は、該ボディ1を加熱する乾燥工程(焼き付けによる)に移り、ボディ1の各部に付着した塗料が乾燥される。
【0028】
仕切り具5の各発泡基材10(枠部11a、辺部12c)は、このときの熱で発泡温度まで加熱されるにしたがい発泡を始める。
【0029】
すると、発泡基材10のうち、平板状部6bの外周縁に配置されている枠部11aは、図4や図5の二点鎖線の状態(図1中のB〜B線やC〜C線に沿う断面図)に示されるように周囲に向かって発泡し、発泡基材10とセンターピラー3の内面との間の隙間を塞ぐ。
【0030】
このとき、枠部11aは、凹部7aの先端開口を通過するように配置されているので、残っている凹部7aの開口部分も発泡した部材で塞がれる。
【0031】
残る辺部12c,12cは、貫通孔8の中心を通過するように配置されているので、図4や図5の二点鎖線の状態に示されるように残っている貫通孔8の開口部分も発泡した部材で塞がれる。
【0032】
これにより、センターピラー3の閉断面の多くは平板状部6bで塞がれ、残るわずかなセンターピラー3の内壁面との隙間や、残る凹部7や貫通孔8の開口部分だけが発泡した部材で塞がれる。つまり、車輪側から入力されるロードノイズを遮音する構造が形成される。
【0033】
こうした平板状部6b、発泡基材10を組み合わせた仕切り具5だと、組立工程を経た閉断面の車体構造部材には、凹部7や貫通孔8の開口部分によって電着液を流通させる流路が確保されるので、電着液が閉断面の内面全体に行き渡り、良好な電着塗装が約束できる。しかも、車体構造部材の閉断面の遮蔽は、ほとんどがサポート部材6の平板状部6bに依存して行われ、発泡基材10は残る閉断面の内壁面との間の隙間、凹部7や貫通孔8の開口部分を埋めるだけなので、高価な発泡基材10の使用量が抑えられ、電着液の流通の確保と発泡基材10の使用量の抑制との両立させつつ遮音ができる。
【0034】
しかも、平板状部6bの上面で発泡基材10を固定する構造により、発泡時、発泡した部材が垂れ落ちるのが抑制される。そのうえ、発泡基材10は、溝部13a,13bにより平板状部6bに支持されるので、どのような状況でも所定位置に位置決められ、発泡基材10を思い通りに発泡させることができる。
【0035】
特に平板状部6bに凹部7と貫通孔8の双方を形成した構造は、センターピラー3の根元側など大量の電着液の流通が見込まれる大きな閉断面をもつ部位には有効である。
【0036】
図6〜図8は本発明の第2の実施形態を示す。
【0037】
本実施形態は、特に例えば図1中のD部で示されるような横方向に延びるサイドシル15のような車体構造部材の内部に、本発明の仕切り具5を縦向き(垂直)に収める例を示す。
【0038】
こうした仕切り具5を縦向きで取付ける場合、発泡基材5が発泡する際、平板状部6bから垂れ落ちて、所望の発泡が行われないことがある。
【0039】
そこで、本実施形態では、図7(図6中のE〜E線に沿う断面図)や図8に示されるように貫通孔8の中心部を通過する各辺部12cに、貫通孔8内に入り込む凹凸部16を形成して、入り込んだ凸部分と貫通孔8の開口縁とがなす係止により、発泡する各辺部12cが加熱発泡時に下方へ垂れ落ちないように規制した。
【0040】
なお、凹部7の先端開口を通過する先端辺部12aに凹部7内へ入り込む凹凸部(図示しない)を形成しても構わない。
【0041】
図9および図10は本発明の第3の実施形態を示す。
【0042】
本実施形態は、第2の実施形態の変形例で、図9に示されるように各貫通孔8の開口縁の一部、具体的には各貫通孔8の下縁(あるいは上縁)に、同縁から起立する水平向きの切起し片18(切起し部に相当)を形成し、貫通孔8の中心部を通過する各辺部12cの裏面に、図10(図9中のF〜F線に沿う断面図)に示されるように各切起し片18と嵌まるスリット部19を形成して、切起し片18とスリット部19との係止により、各辺部12cが加熱発泡時に下方へ垂れ落ちないようにした。
【0043】
なお、凹部7の先端開口を通過する先端辺部12aでも、切起し片(図示しない)による規制を行なっても構わない。
【0044】
図11および図12は本発明の第4の実施形態を示す。
【0045】
本実施形態は、偏平な閉断面の車体構造部材、例えば図1中のG部に示すフロントルーフレール20に本発明の仕切り具5を収めた例を示す。
【0046】
この仕切り具5には、例えば図12に示されるようにフロントルーフレール4の偏平な閉断面形状と近似した低位の平板状部6bを用い、この平板状部6bの先端縁だけに、例えば半円形状に切り欠いた凹部7を複数形成し、この平板状部6bの外周縁のほぼ全体に、先の実施形態と同様、溝部13a,13bを有する枠形に成形された発泡基材10を嵌め込んで、凹部7の開口を残すようにした構造が採用してある。
【0047】
本実施形態の仕切り具5は、先端縁に凹部7だけしか形成していないが、フロントルーフレール4の閉断面は偏平で狭いので、電着液の流通には十分である。それ故、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
【0048】
図13は本発明の第5の実施形態を示す。
【0049】
本実施形態は、第4の実施形態の変形例で、例えば図1中のH部で示されるセンターピラー3の中段側のような中形の大きさの閉断面に本発明の仕切り具5を収めた例を示す。
【0050】
この仕切り具5には、例えばセンターピラー3の中段の中空部分の閉断面形状と近似した長方形状の平板状部6bを用い、この平板状部6bの幅方向両側の縁だけに、例えば半円形状に切り欠いた凹部7を複数形成し、この平板状部6bの外周縁のほぼ全体に、先の実施形態と同様、溝部13a,13bを有する枠形に成形された発泡基材10を嵌め込んで、凹部7の開口を残す構造が採用してある。
【0051】
本実施形態の仕切り具5は、幅方向両側の縁に凹部7だけしか形成していないが、センターピラー3の閉断面形状は長方形状なので、電着液の流通には十分である。それ故、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
【0052】
図14および図15は本発明の第6の実施形態を示す。
【0053】
本実施形態は、第4の実施形態の変形例で、例えば図1中のI部に示されるフロントピラー2のような小形の大きさの閉断面に本発明の仕切り具5を収めた例を示す。
【0054】
この仕切り具5には、例えば図15に示されるようなフロントピラー2の中段の中空部分の閉断面形状と近似したほぼ山形状の平板状部6bを用い、この平板状部6bの板面の中央だけに、例えば円形の貫通孔、ここでは1つの貫通孔8を形成し、この平板状部6bの外周縁のほぼ全体に、先の実施形態と同様、溝部13a,13bを有する枠部11aと前記貫通孔8の中心部を通過する辺部12cとが成形されてなる発泡基材10を取付けて、貫通孔8の開口を残す構造が採用してある。
【0055】
本実施形態の仕切り具5は、図14に示されるように貫通孔8が板面中央に1つだけしか形成していないが、フロントピラー2の閉断面形状が小さいので、電着液の流通には十分である。それ故、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
【0056】
なお、図6〜図15において、第1の実施形態と同じ部分には同一符号を付してその説明を省略した。
【0057】
図16は本発明の第7の実施形態を示す。
【0058】
本実施形態は、第1〜第7の実施形態で示されるような平板状部6bの外周縁に、断面がコ字形の枠部11aを差し込む支持構造ではなく、他の構造、例えば枠部11aの板面と枠部11aと重ね合わせると、平板状部6bの外周縁に、枠部11aがクリップ止めされる構造を採用したものである。
【0059】
具体的には、図16(a)に示されるように溝部13a,13bの下側の側面14bを形成している壁部14cは、張り出し長さを短く、かつ下側を斜面とした三角形状にして、壁部先端に下側から外力が加わると、図16(b)の二点鎖線で示されるように上側へ変位する構造してある。これにより、図16(a)に示されるように例えば枠部11aの三角形状の斜面部分と平板状部6bの外周縁とを押付けるようにして、枠部11aと平板状部6bとを重ね合わせると、壁部14cが弾性変位して、枠部11aの外周縁が壁部14cを乗り越えて溝部13a,13bに嵌まり、復帰する壁部14cで枠部11aの外周縁が支持される。
【0060】
こうしたクリップ式の支持構造だと、差し込む構造よりも、簡単に発泡基材10を平板状部6bに取付けることができる。
【0061】
むろん、同構造は第7の実施形態のようなフロントピラー2の内部を遮断する仕切り具4でなく、先の第1〜第6の実施形態に示されようなボディ各部の閉断面部分を遮断する仕切り具4にも適用してもよい。
【0062】
図17および図18は本発明の第8の実施形態を示す。
【0063】
本実施形態は、第1〜第7の実施形態に示される差込み構造とは異なる他の差込み構造で、枠部11aや辺部12cが平板状部6bに支持されるようにしたものである。
【0064】
具体的には、同支持構造には、図17および図18(a)に示されるように枠部11aの下部側の複数の地点に、平板状部6bの下面(一側面)に向かって張り出る突片部20a(第1係止部)を形成し、また平板状部6bの上面(他側面)に向かって張り出る突片部20bを形成し、さらに図18(b)に示されるように平板状部6bの上面に張り出している辺部12cを上側の係止部(いずれも第2係止部に相当)とした構造が用いてある。これにより、突片部20aと辺部12cとで形成される通路を用いて、枠部11aを端から平板状部6bの先端部へ差し込むと、突片部20aと突片部20bおよび辺部12cとが、平板状部6bの外周縁を挟むように支持する。なお、同支持構造の辺部12c下面には、図18(b)に示されるように枠部11aが平板状部6bの外周縁に配置されると、貫通孔8の縁部に係止する一対の凸部21が形成されていて、所定位置にまで差し込まれた枠部11a、辺部12c(発泡基材10)がずれたり外れたりしないようにしてある。
【0065】
むろん、同構造は、先の第1〜第6の実施形態に示されようなボディ各部の閉断面部分を遮断する仕切り具4を用いても構わない。
【0066】
図19および図20は本発明の第9の実施形態を示す。
【0067】
本実施形態は、第1〜第8の実施形態に示されるようなインジェクション成形により閉断面形状に応じて定まる平板状部6bの外周縁形状にならう形状や貫通孔8の一部を遮る形状に成形した比較的硬質な発泡基材10でなく、他の成形方法で成形された発泡基材を用いたものである。
【0068】
具体的には、第9の実施形態では発泡基材10として、シート打ち抜きから所定形状に成形した、自由に折曲げ可能で粘着性のある軟らかなシート状の発泡基材10xが用いてある。詳しくは、図19に示されるようにシート状の発泡基材10xには、平板状部6bの外周縁より大きくした枠部、例えば一回り外形を大きくした枠部11aと、貫通孔8の中心部を通過する辺部12cとが成形されたシート状の基材が用いられる。このシート状の発泡基材10xは、図20(a)に示されるように平板状部6bの各部と合うよう平板状部6bの側面に重ねて粘着させてから、図20(b)に示されるように平板状部6bの外周縁から張り出るシート縁部分10cを平板状部6bの外周縁を被せるよう折り曲げて粘着させる。すると、発泡基材10xが、平板状部6bの外周縁のほぼ全体を覆い、かつ貫通孔8の一部を遮る状態に固定される。
【0069】
このようなシート打ち抜きタイプの発泡基材10xの採用により、簡単に発泡基材を平板状部6bに取付けることができる。むろん、シート打ち抜きタイプの発泡基材10xでも、先に述べた実施形態と同様な効果を奏することはいうまでもない。
【0070】
なお、シート状の発泡基材10xは、例えば図19中の二点鎖線を境として平板状部6bの側面に配置される部分と、平板状部6の外周縁を囲う部分とに分割されるような分割構造であっても構わない。
【0071】
図21および図22は本発明の第10の実施形態を示す。
【0072】
本実施形態は、第9の実施形態の変形例で、発泡基材10として、粘着性のある軟らかなシート状の発泡基材10xと、比較的硬いものが多い押出し成形で形成された発泡基材10yとを組み合わせたものである。
【0073】
すなわち、押出し成形タイプの発泡基材10yは、例えば断面コ字形の押出し成形を施して平板状部6の外周縁形状にならう外形形状(U字状)にした基材を採用し、シート打ち抜きタイプの発泡基材10xは、貫通孔8の一部を遮る部分(辺部12c)とを形成しただけの基材を採用して、双方の組み合わせで、平板状6の外周縁のほぼ全体と、貫通孔8の一部に発泡基材10が取り付くようにしたものである。具体的には、図22(a),(b)に示されるように平板状部6bの外周縁に押出し成形タイプの発泡基材10yを差込み、平板状部6bの側面に貫通孔8の一部を通過するようにシート打ち抜きタイプの発泡基材10xを粘着させる構造が用いてある。
【0074】
このような組み合わせ構造を用いても、簡単に発泡基材を平板状部6bに取付けることができる。むろん、先に述べた種々の実施形態に適用しても同様な効果を奏することはいうまでもない。
【0075】
なお、上述した実施形態にあっては、発泡基材10に熱硬化型(例:エポキシ系硬化型発泡部材等)の発泡基材を用いて説明したが、これは、発泡基材を加熱発泡させることにより、単なる遮音効果だけでなく、発泡基材が断面の内周に密着しつつ硬化して断面形状の変形を抑制するバルクヘッド部材としての効果を発揮させて、強度、剛性の向上を得るためである。
【0076】
このため、遮音効果を得るだけでよいのであれば、熱硬化型の発泡基材に代えて、加熱発泡後に硬化せずにスポンジ状に発泡する加熱発泡型の発泡基材を用いてもよい。
【0077】
さらに、上述した実施形態で述べた以外のボディの閉断面をなす車体構造部材の中空部分に仕切り具を収めるようにしてもよいことはいうまでもなく、サーポート部材6は、サポート部材6が配設される閉断面部の形状に略近似する形状に設けられていれば良いのであって、上述した実施形態で示した形状に限定されるものでないことは言及するまでもない。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1および請求項2の発明によれば、発泡基材の発泡で行われる車体構造部材の中空部分の遮蔽は、ほとんどがサポート部材の平板状部に依存し、発泡基材は中空部分の内壁面との間の隙間や凹部の開口部分を埋めるだけとなる。
【0079】
したがって、発泡基材は、サポート部材と中空部分の内壁面との間の隙間を塞ぐだけの使用量ですむ。しかも、組立工程を経た車体構造部材の中空部分には、サポート部材の平板状部に残る凹部の開口部分によって電着液を流通させる流路が確保されるので、開口部分を通じて電着液が中空部分の全体に行き渡らせることができ、良好な電着塗装が約束できる。
【0080】
さらに請求項3の発明によれば、貫通孔と凹部との併用により、大きな閉断面をもつ中空部分であっても、開口部分を通じて電着液が中空部分の全体に行き渡らせることができ、大きな閉断面でも十分に対応できる。
【0081】
さらに請求項4および請求項5の発明によれば、たとえ仕切り具を縦方向に配置して使用したとしても、発泡基材が平板状部に対して規制されるために、加熱発泡時の際、発泡する発泡基材が平板状部から落ちないようになる。
【0082】
さらに請求項6の発明によれば、平板状部を両側から支える係止部により、発泡基材は確実に平板状部に取付けることができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る仕切り具を組付けたホワイトボディを示す斜視図。
【図2】図1中のA部に収めてある仕切り具を拡大して示す斜視図。
【図3】(a)は、同仕切り具を分解した分解斜視図。
(b)は、同仕切り具の全体を示す斜視図。
【図4】図2中のB〜B線に沿う断面図。
【図5】図2中のC〜C線に沿う断面図。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る図1中のD部に収めてある仕切り具を拡大して示す斜視図。
【図7】図6中のE〜E線に沿う断面図。
【図8】同仕切り具を分解した分解斜視図。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る仕切り具を示す斜視図。
【図10】図9中のF〜F線に沿う断面図。
【図11】(a)は、本発明の第4の実施形態に係る図1中のG部に収めてある仕切り具の側断面図。
(b)はその縦側断面図。
【図12】同仕切り具の全体を示す斜視図。
【図13】本発明の第5の実施形態に係る図1中のH部に収めてある仕切り具の斜視図。
【図14】本発明の第6の実施形態に係る図1中のI部に収めてある仕切り具の斜視図。
【図15】同仕切り具を分解した分解斜視図。
【図16】(a)は、本発明の第7の実施形態に係る仕切り具の異なる発泡基材の支持構造を説明するための断面図。
(b)は、同発泡基材の断面コ字形部分を拡大して示す断面図。
【図17】本発明の第8の実施形態に係る仕切り具の異なる発泡基材の支持構造を説明するための分解斜視図。
【図18】(a)は、図17中のJ〜J線に沿う断面図。
(b)は、図17中のK〜K線に沿う断面図。
【図19】本発明の第9の実施形態に係る仕切り具の異なる発泡基材の支持構造を説明するための分解斜視図。
【図20】同発泡基材の固定の仕方を説明するための断面図。
【図21】本発明の第10の実施形態に係る仕切り具の異なる発泡基材の支持構造を説明するための分解斜視図。
【図22】同発泡基材の固定の仕方を説明するための断面図。
【符号の説明】
2,3,4,15…フロントピラー,センターピラー,フロントルーフレール,サイドシル(閉断面の車体構造部材)
5…仕切り壁
5a…仕切部材
6…サポート部材
6a…フランジ部
6b…平板状部
7…凹部
8…貫通孔
10…発泡基材
12,14a…辺部,上側の側面(第1係止部)
14b,20a…下側の側面,突片部(第2係止部)
16…凹凸部
18…切起し部(切起し片)
19…スリット部。
Claims (6)
- 車体構造部材の中空部分をなす部位を仕切る仕切部材を有して構成される車体構造部材の仕切り具において、
前記仕切部材は、
一端側に、前記中空部分をなす内壁面のうち相対向する一方の内壁面部分に取り付くフランジ部を有し、他端側に、前記他方の内壁面部分に向かって延びる前記中空部分の閉断面の形状に近似した平板状部を有し、かつ該平板状部の外周縁には前記平板状部を貫通するとともに外側に向かって開口する凹部が形成されたサポート部材と、
前記平板状部の外周縁のほぼ全体に、前記凹部の先端開口を通過させて、当該凹部の開口部分が貫通した状態で残るように取付けられた発泡基材とを有し、
前記発泡基材が発泡温度まで加熱されると、発泡して、前記中空部分の内壁面との間の隙間と前記凹部の開口とが塞ぐようにしてある車体構造部材の仕切り具。 - 車体構造部材の中空部分なす部位を仕切る仕切部材を有して構成される車体構造部材の仕切り具において、
前記仕切部材は、
一端側に、前記中空部分をなす内壁面のうち相対向する一方の内壁面部分に取り付くフランジ部を有し、他端側に、前記他方の内壁面部分に向かって延びる前記中空部分の閉断面の形状に近似した平板状部を有し、かつ該平板状部には貫通孔が形成されたサポート部材と、
前記平板状部の外周縁のほぼ全体に取付けられるとともに、前記貫通孔の開口の一部を遮ってかつ残りの一部が貫通した状態が残るように取付けられた発泡基材とを有し、
前記発泡基材が発泡温度まで加熱されると、発泡して、前記中空部分の内壁面との間の隙間と前記貫通孔の開口とが塞ぐようにしてある車体構造部材の仕切り具。 - 前記平板状部は、さらに貫通孔が形成され、
前記発泡基材は、前記貫通孔の開口の一部を遮るように取付けられ、
該発泡基材が発泡温度まで加熱されると、発泡して、前記貫通孔の開口を塞ぐようにしてある請求項1に記載の車体構造部材の仕切り具。 - 前記貫通孔は、開口縁部の一部から起立する切起し部が形成され、
前記貫通孔の一部を遮る発泡基材は、前記切起し部と嵌まるスリット部が形成されている請求項2又は請求項3に記載の車体構造部材の仕切り具。 - 前記貫通孔の一部を遮る発泡基材は、前記貫通孔内に入り込んだ部分がある請求項2又は請求項3に記載の車体構造部材の仕切り具。
- 前記平板状部の外周縁に取付けられる発泡基材は、前記平板状部の一側面へ向かって突き出る第1係止部と、前記平板状部の他側面へ向かって突き出る第2係止部とによって支えられるようにしてある請求項1又は請求項2に記載の車体構造部材の仕切り具。
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