JP4045578B2 - 2液型無機系バインダー組成物およびそれを用いた無機系コーティング被膜形成用組成物 - Google Patents

2液型無機系バインダー組成物およびそれを用いた無機系コーティング被膜形成用組成物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリメチルメタクリレート(PMMA),ポリ塩化ビニル(PVC),ポリカーボネート(PC),ポリエチレンテレフタレート(PET)等のプラスチックスや、鉄,チタン,アルミ等の金属、あるいは、石英,ガラス,セラミックスや金属酸化物等の各種基材に、密着性のよい保護被膜を低温で形成することができる2液型無機系バインダー組成物、およびそれを用いた無機系コーティング被膜形成用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、シリコンアルコキシドを、アルコール,水の共存下に、触媒を添加し加水分解,重縮合反応させて得たシリコンアルコキシド部分縮合物を主成分とする無機系バインダーが公知となっている。
また、特開平3−45519号公報(特許文献1)では、金属アルコキシド,アルコールおよび水の系に、窒素含有有機化合物を共存させ、この状態で金属アルコキシドを加水分解,ゲル化させて乾燥ゲルとし、さらに焼結工程を経てガラスを製造する方法が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平3−45519号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シリコンアルコキシドのような金属アルコキシドの加水分解,重縮合反応を、アルコール,水,および必要に応じ触媒の存在下で行う従来の方法では、反応の程度を制御することが比較的困難で、重縮合反応が進みすぎるとゲル化して固体化してしまい、バインダーとして安定的に利用することができない、という問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
発明者は、シリコンアルコキシドとチタンアルコキシドからなる金属アルコキシドと窒素含有有機化合物の混合物を第1成分とし、コロイダルシリカ水分散液を第2成分とする2液型無機系バインダー組成物により、上記の問題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
本発明2液型無機系バインダー組成物は、シリコンアルコキシドとチタンアルコキシドと窒素含有有機化合物の混合物を第1成分とし、コロイダルシリカ水分散液を第2成分とするもので、その第1成分に配合されるシリコンアルコキシドは、加水分解,重縮合してバインダー効果を付与する主成分であり、下記の一般式
【化5】
Figure 0004045578
で示される化合物、および、下記の一般式
【化6】
Figure 0004045578
で示される化合物の混合物が用いられる。
【0007】
そのシリコンアルコキシドとしては、たとえば、上記(1)式のγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランあるいはγ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン,同じく上記(1)式のメチルトリメトキシシラン,および上記(2)式のジメチルジメトキシシランを混合したものが好ましい。
つまり、上記γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランあるいはγ−グリシドキシプロピルトリエトキシシランは基材への密着性,風乾性(自然乾燥性)に優れた無機系被膜を与えるが、その被膜は沸騰水に十分な抵抗性を持たない。 そこで、これにジメチルジメトキシシランを配合することによって耐水性を向上させ、沸騰水に十分な抵抗性を持たせることができる。
【0008】
また、上記第1成分に配合されるチタンアルコキシドおよびその誘導体は、上記シリコンアルコキシドと共に加水分解,重縮合して −Si−O−Ti− 結合で網目構造を形成する成分であると同時に、上記シリコンアルコキシドの加水分解,重縮合を促進するものである。
【0009】
それらは下記の一般式
【化7】
Figure 0004045578
で示される化合物、および/または、下記の一般式
【化8】
Figure 0004045578
で示される化合物である。
【0010】
具体的に例示すれば、テトラ−n−ブチルチタネート,ジイソプロポキシチタンビスアセチルアセトナート,チタンエチルアセトアセテート,ジイソプロポキシチタンビス(トリエタノールアミネート)等がある。
【0011】
ここで、上記シリコンアルコキシドに対するチタンアルコキシドの添加量は、重量比で100/4〜100/30の範囲内とするのが好ましい。チタンアルコキシドがこれより少ないと、シリコンアルコキシドの加水分解,重縮合反応が遅くなるし、多いとその反応が早すぎて取り扱いが不便となる。
【0012】
上記第1成分に配合される窒素含有有機化合物としては、たとえば、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、2−ピロリドン、N−メチルピロリドン(NMP)等が挙げられる。
これらは、主成分たる上記シリコンアルコキシドと、共成分たる上記チタンアルコキシドの良溶剤であること、その溶液が非常に安定であること、および、被膜形成時に乾燥抑制剤として働き良好な被膜形成が可能になることから用いられる。
【0013】
上記シリコンアルコキシドに対する該窒素含有有機化合物の添加量は、重量比で100/50〜100/200の範囲内とするのが好ましい。窒素含有有機化合物がこれより少ないと、上記金属アルコキシドの溶解性が悪くなるし、多いとそのバインダー成分としての有効物質濃度が下がりすぎてしまう。
【0014】
ちなみに、窒素含有有機化合物の代わりにアルコールを用いた場合、あるいはさらに水が共存した場合には、シリコンアルコキシドの加水分解,重縮合反応が起こりゲルが生成し、バインダー効果が消失してしまうし、商品として安定供給することができない。
これに対して、本発明2液型無機系バインダー組成物の上記第1成分は、単なる混合物として非常に安定に存在するので、長期間にわたって保管が可能である。
【0015】
本発明2液型無機系バインダー組成物の上記第2成分としては、コロイダルシリカ水分散液が用いられる。
これも単独では非常に安定なものである。これは、数10nmのシリカ粒子が水に分散したものであり、該シリカ粒子は、上記第1成分と共に用いた場合、金属アルコキシドの加水分解,重縮合反応の際、シリカ表面のシラノール基(Si−OH)が重縮合することによって、網目構造を形成する成分である。
また、共存する水は、第1成分の加水分解に必要な水の供給源になっている。
【0016】
コロイダルシリカ水分散液としては、シリカ表面のシラノールを少量のNaで安定化したもの、あるいは酢酸のような酸成分で安定化したものが市販されているが、本発明においては酸性のものが安定性,反応性の点で好ましい。酸性コロイダルシリカ水分散液は、シリカを固形分として15〜30wt%含有するものである。
【0017】
上記第1成分と第2成分の混合比は、重量比で80/20〜30/70の範囲内とするのが好ましい。この割合よりも第1成分が少ないとバインダーとしての結合力が不足し、縮合反応が遅くなりすぎる。
このような配合にすることによって、室温から200℃以下の温度で被膜形成が可能な無機系バインダー組成物となる。
【0018】
また、上記2液型無機系バインダー組成物に、目的に応じ、シリカ,アルミナ,ガラス繊維,ジルコニア,酸化チタン,カオリン,チタンウィスカ,炭素繊維等の充填剤を配合することによって、本発明に係る無機系コーティング被膜形成用組成物を得ることができる。
【0019】
上記2液型無機系バインダー組成物および無機系コーティング被膜形成用組成物は、各種基材に浸漬,スプレー,スピンコート,刷毛塗り等の方法で塗布して、室温あるいは200℃以下の温度で熱処理することによって硬化被膜とすることができる。
【0020】
その膜厚は、該硬化被膜に要求する物性,機能によって任意に選択される。 膜厚の調整は、塗布条件を変更して行う。たとえば、スプレー塗布では、1回目のスプレー後、室温で1時間程度乾燥した後に、2回目の塗布をする方法で厚膜化が可能である。
【0021】
塗布後、室温に放置するだけでも硬化反応が進行して硬化被膜を形成できるが、必要に応じ加熱することも可能である。
加熱温度は、被塗布物である基材の耐熱性に応じて任意に選択できる。
【0022】
被膜を形成することができる基材としては、ポリメチルメタクリレート(PMMA),ポリ塩化ビニル(PVC),ポリカーボネート(PC),ポリエチレンテレフタレート(PET)等のプラスチックスや、鉄,チタン,アルミ等の金属、あるいは、石英,ガラス,セラミックス等が挙げられる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下には、本発明について実施例を挙げて説明するが、本発明はそれらの実施例に限定されるものではない。
【0024】
実施例1
第1成分として、メチルトリメトキシシラン300g,ジメチルジメトキシシラン170g,γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン30g,ジイソプロポキシチタンビス(トリエタノールアミネート)20gを、N−メチルピロリドン(NMP)480gに溶解したものを用意するとともに、第2成分として、シリカ固形分が20wt%である酸性コロイダルシリカ水分散液1000gを、用意した。
【0025】
そして、上記第1成分と第2成分とを室温で混合して調製した2液型無機系バインダー組成物を、石英ガラスに浸漬塗布し、80℃で30分乾燥させた後、180℃で30分焼き付けを行った。
【0026】
その結果、透明で均質な被膜が形成された。
なお、その2液型無機系バインダー組成物は、−2℃で、1日,7日間,14日間または30日間保管した後に、それぞれ同様な処理を行った場合にも、密着性が良好で、透明かつ均質な被膜を形成することができた。
【0027】
実施例2、比較例1,2
表1に示す成分よりなる第1成分と第2成分を調製し、それらを混合して得た2液型無機系バインダー組成物を、上記実施例1と同様に石英基板に塗布し、乾燥,硬化させて被膜形成を行った。その結果は同表に併せて示した。
【0028】
【表1】
Figure 0004045578
【0029】
表1より、実施例2の2液型無機系バインダー組成物は、比較例1,2との対比から、作業性と被膜特性のバランスが良いことがわかる。
【0030】
実施例3
上記実施例1で得られた2液型無機系バインダー組成物600gに、充填剤としてチタンウィスカ200gを混合して、無機系コーティング被膜形成用組成物を作成した。
これを、アクリル変性PVC基板に厚さ0.8〜1mmにスプレー塗布して、室温で5日間乾燥させた後、60℃で6時間硬化を行った。
【0031】
得られた硬化被膜は厚さ0.4mmで撥水性があり、鉛筆硬さが9H以上の硬いものであった。
【0032】
実施例4
実施例1で得られた2液型無機系バインダー組成物40gに、充填剤としてシリカ粉100g,カオリン10g,酸化チタン5gを攪拌混合して、無機系コーティング被膜形成用組成物を作成した。
これを、鉄板にスクリーン印刷して、80℃で30分乾燥させた後、180℃で30分焼き付けを行って、均一な被膜を形成した。
【0033】
この被膜の絶縁抵抗は10×1012Ω以上であり、耐溶剤性が良好であり、沸騰水中に2時間浸漬しても剥離やクラックは発生せず、良好な撥水性を維持した。
また、この鉄板を600℃のマッフル炉で10分加熱し、室温に戻して10分放置するヒートサイクルを10回行ったが、上記被膜には、クラックや変色が発生せず、密着性が非常に良好であった。
【0034】
【発明の効果】
以上述べたところから明らかなように、シリコンアルコキシドとチタンアルコキシドと窒素含有有機化合物を第1成分とし、コロイダルシリカ水分散液を第2成分として含有する本発明2液型無機系バインダー組成物、および、それを用いた本発明無機系コーティング被膜形成用組成物によれば、各種基材に塗布し硬化させることによって、安定的に利用できる無機系被膜を形成することができる。
その無機系被膜は、基材への密着性が良好で熱衝撃による密着性の低下がなく、耐熱性,耐溶剤性,耐沸騰水性を有するので、各種産業分野において広く利用することができる。

Claims (3)

  1. 下記の一般式
    Figure 0004045578
    で示される化合物、および、下記の一般式
    Figure 0004045578
    で示される化合物の混合物からなるシリコンアルコキシド100重量部と、下記の一般式
    Figure 0004045578
    で示される化合物、および/または、下記の一般式
    Figure 0004045578
    で示される化合物からなるチタンアルコキシド4〜30重量部と、N−置換ホルムアミドまたはN−置換ピロリドンからなる窒素含有有機化合物50〜200重量部を混合した第1成分を、酸性コロイダルシリカ水分散液からなる第2成分100重量部に対して約43〜400重量部混合してなることを特徴とする2液型無機系バインダー組成物。
  2. 上記シリコンアルコキシドとして、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、または、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランを含み、上記チタンアルコキシドとして、ジイソプロポキシチタンビス(トリエタノールアミネート)および/またはテトラ−n−ブチルチタネートを含むことを特徴とする請求項1記載の2液型無機系バインダー組成物。
  3. 請求項1または2記載の2液型無機系バインダー組成物に、充填剤を配合したことを特徴とする無機系コーティング被膜形成用組成物。
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