JP4041405B2 - 脂肪族ポリエステル系重合体の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルム成形法、射出成形法、中空成形法および押出成形法などの汎用プラスチック成形法で成形可能な高分子量脂肪族ポリエステル系重合体の製造方法に関するものである。さらに詳しくは、重合速度が大きく、優れた物性と実用上十分な高分子量を有する脂肪族ポリエステル系重合体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フィルム、繊維、その他の成形品の成形に用いられていたポリエステルは、その数平均分子量が1万以上の高分子量ポリエステルであった。この高分子量ポリエステルは、例えば、テレフタル酸とエチレングリコールまたは1,4−ブタンジオールとから調製された芳香族ポリエステルに限られ、脂肪族ポリエステルは極めて少なかった。脂肪族ポリエステルがそれほど実用化されなかった理由としては、(1)脂肪族ポリエステルの融点が比較的低いこと、(2)脂肪族ポリエステルが通常知られた重縮合反応では高分子量化しにくいため、熱分解しやすく、実用上十分な強度が得られなかったこと、(3)重合速度が遅く、生産性という面で劣っていたことなどが挙げられる。本発明者等は先に脂肪族または脂環式ジオールおよび脂肪族ジカルボン酸またはその誘導体を主成分とし、乳酸、グリコール酸等の脂肪族オキシカルボン酸を特定量共重合させることにより、重合速度の著しい増大が見られ、結果的に鎖延長剤を使用することなしに極めて容易に、高分子量脂肪族ポリエステル系重合体が得られることを提案している(例えば特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−239461号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、成形品、フィルム、繊維などの各種分野に適応可能な、優れた物性を有する、高分子量の脂肪族ポリエステル系重合体を重合速度を高めて生産性よく製造する方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記の課題を解決するため鋭意検討した結果、エステル化反応し、次いで、重合反応を行って脂肪族ポリエステル系重合体を製造するに際して、脂肪族オキシカルボン酸の重合体をエステル化反応開始時から重合反応開始時の間に添加することにより、前記特許文献1に記載の方法よりさらに重合速度が増大し高分子量化することを見出し本発明を完成した。すなわち、本発明の要旨は、(a)脂肪族ジオール、(b)脂肪族ジカルボン酸またはその誘導体、及び(c)脂肪族オキシカルボン酸をエステル化反応し、次いで、重合反応を行う脂肪族ポリエステル系重合体を製造するに際して、(d)脂肪族オキシカルボン酸の重合体をエステル化反応開始時から重合反応開始時の間に添加することを特徴とする脂肪族ポリエステル系重合体の製造方法に存する。
【0006】
【発明の実施の形態】
<(a)脂肪族ジオール>
本発明に用いられる(a)脂肪族ジオールは、脂肪族化合物であって、水酸基を2個持つ化合物であり、好ましくは下記の式(II)で表されるものである。
【0007】
【化2】
(式中、R1は2価の脂肪族炭化水素基、好ましくは炭素数2〜11、特に好ましくは炭素数2〜6の2価の脂肪族炭化水素基である。好ましいR1の構造は−(CH2)m−であり、mは2〜11の整数、好ましくは2〜6の整数を示す)
本発明に用いることができる脂肪族ジオールは特に限定されないが、その具体例としては、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,10−デカンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,6−シクロヘキサンジメタノール、ダイマージオール、ダイマージオールエーテル、12−ヒドロキシステアリルアルコール等が挙げられる。これらは単独で用いても、2種以上を併用してもよい。得られる共重合体の物性の点からは、脂肪族ジオールは、1,4−ブタンジオール、エチレングリコールまたは1,6−ヘキサンジオールであることが特に好ましい。
【0008】
<(b)脂肪族ジカルボン酸またはその誘導体>
本発明に用いられる脂肪族ジカルボン酸としては、分子中に2個のカルボキシル基を有するものであれば特に限定されるものではないが、(b)脂肪族ジカルボン酸は、下記の式(III)で表されるものが好ましい。
【0009】
【化3】
(式中、R2は直接結合、または2価の脂肪族炭化水素基、好ましくは炭素数2〜11、特に好ましくは炭素数2〜6の2価の脂肪族炭化水素基である。好ましいR2の構造は、−(CH2)p−である。ただし、pは0〜11の整数、好ましくは0〜6の整数を表す)
脂肪族ジカルボン酸の好ましい具体例としては、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、スベリン酸、ドデカン二酸、ダイマー酸等が挙げられる。誘導体としては通常、脂肪族ジカルボン酸の酸無水物や低級アルキルエステル、好ましくは、酸無水物が挙げられる。得られる共重合体の物性からは、(b)成分はコハク酸または無水コハク酸であることが好ましい。これらのジカルボン酸または誘導体は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
【0010】
<(c)脂肪族オキシカルボン酸>
本発明に用いられる脂肪族オキシカルボン酸としては、分子中に1個以上の水酸基と1個以上のカルボキシル基を有するものであれば特に限定されるものではないが、2官能脂肪族オキシカルボン酸としては下記の式(IV)の脂肪族オキシカルボン酸が好適である。
【0011】
【化4】
(式中、R3は2価の脂肪族炭化水素基、好ましくは炭素数1〜11、特に好ましくは炭素数1〜6の2価の脂肪族炭化水素基である。これらのR3のうち鎖状のものが好ましく用いられる。さらに好ましくは、1つの炭素原子に水酸基とカルボキシル基を持つ化合物、特には式(I)
【0012】
【化5】
(式中、nは0以上の整数、好ましくは0〜10、さらに好ましくは0〜5である)で表されるものである。)
この2官能オキシカルボン酸の具体例としては、乳酸、グリコール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、2−ヒドロキシ−n−酪酸、2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル酪酸、2−ヒドロキシ−3−メチル酪酸、2−メチル乳酸、2−ヒドロキシカプロン酸、あるいはカプロラクトン等のラクトン類を開環させたもの、あるいはこれらの混合物などが挙げられる。これらに光学異性体が存在する場合には、D体、L体、またはラセミ体のいずれでもよく、形状としては固体、液体、あるいは溶液であってもよい。特に使用時の重合速度の増大が特に顕著で、なおかつ入手容易な乳酸、またはグリコール酸およびこれらの水溶液が好ましい。乳酸、グリコール酸などは、50%、70%、90%の水溶液が一般的に市販されており、入手が容易である。3官能脂肪族オキシカルボン酸としては、リンゴ酸、クエン酸が挙げられる。これらの脂肪族オキシカルボン酸は、単独で用いても、混合物として用いてもよい。
【0013】
<(d)脂肪族オキシカルボン酸からなる重合体>
本発明に用いられる脂肪族オキシカルボン酸の重合体としては、分子中に1個以上の水酸基と1個以上のカルボキシル基を有する脂肪族オキシカルボン酸の重合体であれば特に限定されるものではない。この具体例としては、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリ3−ヒドロキシ酪酸、ポリ4−ヒドロキシ酪酸、ポリ2−ヒドロキシ−n−酪酸、ポリ2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル酪酸、ポリ2−ヒドロキシ−3−メチル酪酸、ポリ2−メチル乳酸、ポリ2−ヒドロキシカプロン酸、あるいはカプロラクトン等のラクトン類を開環重合させたもの、あるいはこれらの混合物などが挙げられる。
また、(d)脂肪族オキシカルボン酸の重合体を構成する脂肪族オキシカルボン酸としては、前述した(c)成分と同一であっても異なっていてもよい。
これらの重合体は還元粘度が0.1〜4.0dl/gを示すものである。
【0014】
<脂肪族ポリエステル系重合体の製造方法>
脂肪族ポリエステル系重合体の製造は、通常エステル化反応とそれに続く重合反応によって行われる。エステル化反応は、温度120℃〜240℃、好ましくは150℃〜240℃、反応時間1時間以上、好ましくは1〜10時間、不活性乾燥ガス雰囲気下で、常圧で行えばよい。それに続く重合反応は、温度150℃〜240℃、好ましくは180℃〜240℃、反応時間1時間以上、好ましくは2〜15時間、圧力は常圧より徐々に減圧にし、最終的に10mmHg以下、好ましくは2mmHg以下で行えばよい。
脂肪族ジオール(a)の使用量は、脂肪族ジカルボン酸またはその誘導体(b)に対して実質的に等モルであるが、実際の製造過程においてはエステル化反応中に留出することがあることから、脂肪族ジカルボン酸またはその誘導体(b)100モルに対して、一般的に1〜20モル過剰に用いることが普通である。
【0015】
本発明に使用される脂肪族オキシカルボン酸(c)の添加量は、(a)〜(d)からなる脂肪族ポリエステル系重合体の全構成成分のモル数を100モル%としたとき、0.01〜6モル%、好ましくは0.01〜3モル%である。脂肪族オキシカルボン酸が多すぎると本発明の効果が現れにくい。
本発明に使用される脂肪族オキシカルボン酸の重合体(d)の添加量は、(a)〜(d)からなる脂肪族ポリエステル系重合体の全構成成分のモル数を100モル%としたとき、1〜99モル%である。好ましくは3〜50モル%である。3モル%未満では添加の効果が現れにくく、50モル%を越えると実用上十分な分子量に達しない。脂肪族オキシカルボン酸の重合体(d)の添加時期は、エステル化反応開始時から重合反応開始時の間に添加することが好ましい。重合後期に添加すると、(a)〜(c)の解重合が進行し本発明の効果が現れにくい。
【0016】
また脂肪族オキシカルボン酸の重合体(d)は、エステル化反応開始時に一括で添加しても良いし、連続的、または間けつ的に添加してもよい。
本発明による脂肪族ポリエステル系重合体の製造方法は、一般に上記原料を重合触媒の存在下で実施する。触媒にはポリエステル系重合体の製造に用いることのできる任意の触媒を選択することができるが、ゲルマニウム、チタン、アンチモン、スズ、マグネシウム、カルシウム、亜鉛などの反応系に可溶の金属化合物が挙げられる。これらの中で、ゲルマニウム化合物が好適であり、テトラアルコキシゲルマニウムなどの有機ゲルマニウム化合物、または酸化ゲルマニウムおよび塩化ゲルマニウムなどの無機ゲルマニウム化合物が特に好ましい。価格や入手のし易さなどから、酸化ゲルマニウム、テトラエトキシゲルマニウムまたはテトラブトキシゲルマニウムなどが特に好ましい。これらの触媒の使用量は、(a)〜(d)からなる脂肪族ポリエステル系重合体に対して一般に0.001〜3重量%、より好ましくは0.005〜1.5重量%である。触媒の添加時期はポリエステル生成以前であれば特に限定されないが、原料仕込み時に添加しておいてもよく、減圧開始時に添加してもよい。原料仕込み時に脂肪族オキシカルボン酸と同時に添加するか、または脂肪族オキシカルボン酸およびその水溶液に触媒を溶解して添加するのが好ましい。
【0017】
脂肪族ポリエステル系重合体を製造する際の温度、時間、圧力などの条件は、目的物であるポリエステル系重合体が得られる条件であれば特に限定されないが、温度は150〜260℃、好ましくは180〜230℃、重合時間は1時間以上、好ましくは2〜15時間、減圧度は10mmHg以下、より好ましくは2mmHg以下、の範囲から選択することが好ましい。
【0018】
<脂肪族ポリエステル系重合体>
本発明の製造法による脂肪族ポリエステル系重合体は、(a)成分および(b)成分を主要ポリエステル構成員とするものであって、その製造に際して前記した通りの配合比で原料を配合すれば、一般的に、(a)脂肪族ジオール単位と(b)脂肪族ジカルボン酸単位の機能的誘導体単位のモル比が実質的に等しくなっており、脂肪族ポリエステル系重合体の全構成成分のモル数を100モル%としたとき、(c)脂肪族オキシカルボン酸単位は、0.01〜6モル%、好ましくは0.01〜3モル%である。
【0019】
これらは、脂肪族オキシカルボン酸の重合体(d)の部分構造を有する。脂肪族オキシカルボン酸の重合体(d)は、脂肪族ポリエステル系重合体の全構成成分のモル数を100モル%としたとき、1〜99モル%である。好ましくは3〜50モル%の割合で用いられる。
また、本発明は、比較的分子量の高い脂肪族ポリエステル系重合体の製造法であり、その還元粘度は1.5〜4.0dl/gである。また、本発明の製造法による脂肪族ポリエステル系重合体には、実用に供するに際して、必要に応じて滑剤、ワックス類、着色剤、フィラー、安定剤などを併用することができる。
【0020】
【実施例】
下記の実施例は、本発明をより具体的に説明するものである。本発明はその要旨を越えない限り、これら実施例に限定されるものではない。実施例における還元粘度はポリマー0.25gをフェノール/テトラクロロエタン(1/1重量%)混合溶媒50mlに溶解し、30℃で測定した。また、実施例に記したモル%は、生成する脂肪族ポリエステル系重合体の全構成成分を100モル%とした時の値である。
【0021】
実施例1(ポリ乳酸添加系、全乳酸量:10モル%)
撹拌翼、窒素導入および減圧口を備えた重合管にコハク酸93.9g(不純物としてリンゴ酸0.235g含む)、1,4−ブタンジオール83.1g、90%乳酸水溶液2.61g、リンゴ酸0.145g、酸化ゲルマニウムを予め2重量%溶解させた90%乳酸水溶液2.70gを仕込み、窒素雰囲気中、撹拌しながら1時間かけて150℃から220℃まで昇温し、さらに220℃で1時間、エステル化反応を行った。引き続いて、重合管に還元粘度2.2のポリ乳酸11.2g(生成する脂肪族ポリエステル系重合体の全構成成分に対して7モル%)を添加し、1.5時間かけて1.0mmHgまで減圧させた。減圧開始と同時に0.5時間かけて230℃まで昇温した。1.0mmHgまで減圧させた後、引き続いて2.5時間重合反応させた。得られた重合体の還元粘度は2.3dl/gであった。
【0022】
実施例2(ポリ乳酸添加系、全乳酸量:20モル%)
撹拌翼、窒素導入および減圧口を備えた重合管にコハク酸84.8g(不純物としてリンゴ酸0.212g含む)、1,4−ブタンジオール75.1g、90%乳酸水溶液2.61g、リンゴ酸0.174g、酸化ゲルマニウムを予め2重量%溶解させた90%乳酸水溶液2.70gを仕込み、窒素雰囲気中、撹拌しながら1時間かけて150℃から220℃まで昇温し、さらに220℃で1時間、エステル化反応を行った。引き続いて、重合管に還元粘度2.2のポリ乳酸27.7g(生成する脂肪族ポリエステル系重合体の全構成成分に対して17モル%)を添加し、1.5時間かけて1.0mmHgまで減圧させた。減圧開始と同時に0.5時間かけて230℃まで昇温した。1.0mmHgまで減圧させた後、引き続いて3.5時間重合反応させた。得られた重合体の還元粘度は2.0dl/gであった。
【0023】
比較例1(乳酸モノマー添加系、全乳酸量:10モル%)
撹拌翼、窒素導入および減圧口を備えた重合管にコハク酸93.9g(不純物としてリンゴ酸0.235g含む)、1,4−ブタンジオール83.1g、リンゴ酸0.145g、酸化ゲルマニウムを予め2重量%溶解させた90%乳酸水溶液18.1gを仕込み、窒素雰囲気中、撹拌しながら1時間かけて150℃から220℃まで昇温し、さらに220℃で1時間、エステル化反応を行った。引き続いて、1.5時間かけて1.0mmHgまで減圧させた。減圧開始と同時に0.5時間かけて230℃まで昇温した。1.0mmHgまで減圧させた後、引き続いて2.5時間重合反応させた。得られた重合体の還元粘度は1.3dl/gであった。
【0024】
比較例2(乳酸モノマー添加系、全乳酸量:20モル%)
撹拌翼、窒素導入および減圧口を備えた重合管にコハク酸84.8g(不純物としてリンゴ酸0.212g含む)、1,4−ブタンジオール75.1g、リンゴ酸0.174g、酸化ゲルマニウムを予め2重量%溶解させた90%乳酸水溶液36.8gを仕込み、窒素雰囲気中、撹拌しながら1時間かけて150℃から220℃まで昇温し、さらに220℃で1時間、エステル化反応を行った。引き続いて、1.5時間かけて1.0mmHgまで減圧させた。減圧開始と同時に0.5時間かけて230℃まで昇温した。1.0mmHgまで減圧させた後、引き続いて3.5時間重合反応させた。得られた重合体の還元粘度は1.2dl/gであった。
【0025】
【発明の効果】
本発明によると、従来より速い重合速度で、すなわち生産性よく高粘度の脂肪族ポリエステル系重合体を製造することができる。本発明により得られる脂肪族ポリエステル系重合体は、高粘度であるためにフィルム成形法、射出成形法、中空成形法および押し出し成形法などの各種成形にも有利である。
Claims (6)
- (a)脂肪族ジオール、(b)脂肪族ジカルボン酸またはその誘導体、及び(c)脂肪族オキシカルボン酸をエステル化反応し、次いで、重合反応を行って脂肪族ポリエステル系重合体を製造するに際して、(d)脂肪族オキシカルボン酸の重合体をエステル化反応開始時から重合反応開始時の間に添加することを特徴とする脂肪族ポリエステル系重合体の製造方法。
- 得られた脂肪族ポリエステル系重合体の還元粘度が1.5〜4.0dl/gである請求項1に記載の脂肪族ポリエステル系重合体の製造方法。
- 反応を触媒の存在下に行う請求項1または2に記載の脂肪族ポリエステル系重合体の製造方法。
- 触媒がゲルマニウム化合物である請求項3に記載の方法。
- (d)脂肪族オキシカルボン酸の重合体がポリ乳酸である請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
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