JP4041316B2 - 映像編集再生システムおよびコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スポーツのフォーム解析、病後のリハビリ療法の解析の際に、被写体の動画映像に対してコメント映像を重ね合わせて再生表示するための映像編集再生システム、およびコンピュータを用いて当該映像編集再生システムの機能を実現するためのコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、被写体の動画映像に対してコメント映像を重ね合わせて再生表示するための映像編集再生システムが種々提案されている。
従来の映像編集再生システムでは、まず、被写体の動画映像を撮影して動画ファイルとして保存する。そして、動画映像に対してコメント映像を付加する場合には、この動画ファイルを1フレーム毎の静止画ファイルとして再構築し、各静止画ファイルにコメント映像を書き込むことにより、被写体の動画映像とコメント映像とが重ね合わされた加工映像を作成していた。
このような映像編集再生システムは、例えば、ゴルフのスイング映像を動画として撮影し、このスイング映像に対して、プレイヤーの姿勢の矯正等をコメントとして表示する場合に使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の映像編集再生システムでは、予め撮影した動画ファイルを1フレーム毎の静止画ファイルとして再構築し、各静止画ファイルにコメント映像を書き込まなければならず、編集作業が面倒であるとともに長時間を要するという問題があった。
また、コメント映像を書き込んだ動画ファイルは膨大な容量からなり、これをインターネット等のデータ伝送手段を用いて伝送するには長時間を要する。このため、ブロードバンドアクセスライン等の通信インフラが整備されていない場合には、通信手段を介して動画ファイルを伝送することは事実上困難であり、動画ファイルをCD−ROM、DVD等の記録媒体に記録したり、動画自体をビデオテープに録画して、郵送等の手段を用いて受け渡さなければならず、動画ファイルの受け渡しが面倒であるという問題があった。
【0004】
さらに、一度加工してしまった動画ファイルにはコメント等が書き込まれているため、元の動画映像が保存されていない場合には、元の動画映像を再度確認することができないという問題もあった。
本発明は、上述した問題点に鑑み提案されたもので、容易に編集作業を行うことができるとともに、コメント映像の容量が小さく通信手段を用いた伝送が容易であり、かつ元の動画映像を再利用することが可能な映像編集再生システムおよびその機能を実現するためのコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る映像編集再生システムおよびコンピュータプログラムは、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えている。
すなわち、本発明に係る映像編集再生システムは、被写体の動画映像を記録するための映像記録手段と、前記映像記録手段に記録された被写体映像に対応するコメント映像を作成するためのコメント映像作成手段と、前記映像記録手段に記録された被写体映像を再生しつつ、前記コメント映像を表示すべき位置に到達すると、前記映像記録手段に記憶された被写体映像に対して、前記コメント映像作成手段により作成したコメント映像を重ね合わせて表示するための映像再生手段とを備え、前記映像再生手段は、予め定めた複数個のマーカー映像を表示するためのマーカー表示手段と、前記マーカー映像が表示された後に、前記被写体映像を上書きするための被写体映像上書き手段と、前記被写体映像上書き手段により前記マーカー映像の全範囲が上書きされたことを確認するための上書き確認手段と、前記上書き確認手段により上書きが確認された場合に、前記被写体映像に対して前記コメント映像を重ね合わせて表示するための重ね合わせ手段とを含むことを特徴とするものである。
【0006】
ここで、前記映像再生手段は、前記上書き手段により前記被写体映像が上書きされる最長時間を超える時間が設定されるとともに、前記上書き手段による上書きの開始とともに計時が開始するタイマー手段を含み、前記上書き確認手段により前記マーカー映像の全範囲が上書きされたことを確認できない場合であっても、前記タイマー手段がタイムアウトすると、前記重ね合わせ手段により前記被写体映像に対して前記コメント映像を重ね合わせて表示するように構成することが可能である。
【0007】
また、前記コメント映像作成手段は、複数範囲の被写体映像にそれぞれ対応した複数のコメント映像を作成可能であり、前記映像再生手段は、各コメント映像を表示すべき位置に到達すると、前記被写体映像に対して対応するコメント映像を重ね合わせて表示するように構成することが可能である。
【0008】
また、前記コメント映像作成手段と前記映像再生手段は、それぞれ異なる箇所に設置されており、前記コメント映像作成手段で作成したコメント映像を、遠隔地間でデータの送受信が可能なデータ伝送手段を用いて伝送し、前記映像生成手段は、前記伝送されたコメント映像を用いて、前記映像記録手段に記憶された被写体映像に対して前記コメント映像を重ね合わせて再生するように構成することが可能である。
前記コメント映像は、線図または文章の少なくとも一方から構成することが可能である。
【0009】
更に、映像編集再生システムに加えて、被写体映像に対して前記コメント映像を重ね合わせて表示後に、音声コメントを再生させることを特徴とするもので、更に、被写体映像に対応したコメント音声を再生終了まで、当該被写体映像を保持し続けることを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを用いて、被写体の動画映像を記録するための映像記録手段と、前記映像記録手段に記録された被写体映像に対応するコメント映像を作成するためのコメント映像作成手段と、前記映像記録手段に記録された被写体映像を再生しつつ、前記コメント映像を表示すべき位置に到達すると、前記映像記録手段に記憶された被写体映像に対して、前記コメント映像作成手段により作成したコメント映像を重ね合わせて表示するための映像再生手段としての機能を実現するとともに、前記映像再生手段としての機能に対して、予め定めた複数個のマーカー映像を表示するためのマーカー表示手段と、前記マーカー映像が表示された後に、前記被写体映像を上書きするための被写体映像上書き手段と、前記被写体映像上書き手段により前記マーカー映像の全範囲が上書きされたことを確認するための上書き確認手段と、前記上書き確認手段により上書きが確認された場合に、前記被写体映像に対して前記コメント映像を重ね合わせて表示するための重ね合わせ手段としての機能を付加して実現することを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明に係る映像編集再生システムおよびコンピュータプログラムの実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る映像編集システムの概略構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態に係る映像編集システムは、Windows(登録商標)等のオペレーションシステムが稼働するパーソナルコンピュータ10を用いて構成される。すなわち、本発明の実施形態に係る映像編集システムは、パーソナルコンピュータ10にインストールされたアプリケーションプログラムに従って、パーソナルコンピュータ10を構成する各機器が動作することにより実現されるものである。
【0012】
この映像編集システムは、図1に示すように、映像記録手段20、コメント映像作成手段30、および映像再生手段40を主な構成要素としており、さらに、映像再生手段40は、マーカー表示手段41、被写体映像上書き手段42、上書き確認手段43、重ね合わせ手段44、およびタイマー手段45を含んで構成されている。さらに、映像編集システムを構成するパーソナルコンピュータ10には、被写体の動画像を撮影するためのビデオカメラ21を接続して直接被写体映像を取り込むことができ、さらに、既に撮影済みの動画像を再生するためのビデオレコーダ、CD−ROMの読取装置等を接続して、ビデオテープ60、CD−ROM70等の記録媒体から被写体映像を取り込むことができる。また、サーバーとなるパーソナルコンピュータ10には、LAN、WAN、インターネット、公衆電話回線、衛星通信回線等の通信回線80を介して、クライアントとなる他のパーソナルコンピュータ11が接続されている。
【0013】
映像記録手段20は、ビデオカメラ21等から入力された被写体の動画映像を記録するための手段で、例えばCD−ROMおよびその読取再生装置、ハードディスク記録再生装置、DVD−ROMおよびその読取再生装置、DVD−RAMおよびその読取再生装置等から構成される。
【0014】
コメント映像作成手段30は、映像記録手段20に記録された被写体映像に対応し、例えば線図等或いはテキストコメント等よりなるコメント映像を作成するための手段で、パーソナルコンピュータ10に接続されたキーボード、マウス等の入力装置を含んで構成される。また、コメント映像作成手段30は、複数範囲の被写体映像にそれぞれ対応した複数のコメント映像を作成可能となっている。このコメント映像作成手段において同一のコメント映像を複数の映像記録手段20に記録された被写体映像に対応させることも出来る。このときは当該被写体映像のファイル番号と関連して使用する。例えば、図3に実施の形態例では、5枚目の画像ファイルから13枚目に対しコメント映像作成手段によるコメント映像を付与する。
【0015】
映像再生手段40は、映像記録手段20に記録された被写体映像を再生しつつ、コメント映像を表示すべき位置に到達すると、映像記録手段20に記憶された被写体映像に対して、コメント映像作成手段30により作成したコメント映像を重ね合わせて表示するための手段であり、パーソナルコンピュータ10に接続されたCRT、液晶ディスプレイ等の表示装置を含んで構成される。また、複数範囲の被写体映像にそれぞれ対応した複数のコメント映像が作成された場合には、各コメント映像を表示すべき位置に到達すると、被写体映像に対して対応するコメント映像を重ね合わせて表示するようになっている。
【0016】
マーカー表示手段41は、予め定めた複数個のマーカー映像を表示するための手段で、表示装置の画面上に、輝度成分からなる複数のドットを表示させるようになっている。
通常、設けるドッドは、処理時間を早くする為、単一の素ドットを用いることが好ましいが、輝度等を異にした2又は2以上の少数の複数のドット群として用いても良い。また、設ける位置は、何れでも良いが、画面の描画終了部分近傍に少なくとも1点は配置することが好ましい。
【0017】
被写体映像上書き手段42は、マーカー映像が表示された後に、被写体映像を上書きするための手段であり、上書き確認手段43は、被写体映像上書き手段42によりマーカー映像の全範囲が上書きされたことを確認するための手段である。そして、重ね合わせ手段44は、上書き確認手段43により上書きが確認された場合に、被写体映像に対してコメント映像を重ね合わせて表示するための手段である。
【0018】
タイマー手段45は、上書き手段により被写体映像が上書きされる最長時間を超える時間が設定されるとともに、上書き手段による上書きの開始とともに計時が開始する手段であり、マーカー映像として表示された全てのドットと被写体映像の該当領域とが同一の輝度を有し、被写体映像によるマーカー映像の上書きが確認できない場合であっても、コメント映像の重ね合わせを行えるようになっている。
【0019】
また、本実施形態に係る映像編集システムでは、サーバーとなるパーソナルコンピュータ10によりコメント映像作成手段30としての機能を実現し、クライアントとなるパーソナルコンピュータ11により映像再生手段40としての機能を実現することができる。この場合には、サーバーとなるマイクロコンピュータ10のコメント映像作成手段30で作成したコメント映像を、クライアントとなるパーソナルコンピュータ11に対して、通信回線80を介して伝送し、あるいはCD−ROM70を用いて受け渡す。そして、クライアントとなるパーソナルコンピュータ11の映像再生手段40では、伝送されたコメント映像を用いて、映像記録手段20に記憶された被写体映像に対してコメント映像を重ね合わせて再生することができる。
例えば、ゴルフプレイヤーのスイングを診断する場合を仮定すると、ビデオカメラ21等でゴルフプレイヤーのスイングを撮影して元画像となる動画ファイルとして記録し、サーバーとなるパーソナルコンピュータ10を用いて、元画像となる動画ファイルに対してコメント映像を作成する。
【0020】
一方、元画像となる動画ファイルは、CD−ROM70等の記録媒体に記録され、あるいは通信回線80を介して伝送され、クライアントとなるパーソナルコンピュータ11の映像記録手段20に記録される。また、コメント映像は、主として通信回線80を介して伝送され、クライアントとなるパーソナルコンピュータ11の映像記録手段20に記録される。
そして、クライアントとなるパーソナルコンピュータ11の映像再生手段40を用いて元画像となる動画ファイルに対してコメント映像を重ね合わせることにより、プレイヤーの姿勢の矯正等に関するコメントが付加された被写体映像を視聴することができる。
この際、予めコメント映像の全てを伝送することなく、クライアントとなるパーソナルコンピュータ11の映像再生手段40において元画像となる動画ファイルを再生しながら、逐次、コメント映像を受信して、元画像となる動画ファイルに重ね合わせることもできる。
また、コメント映像は、プレイヤーの姿勢を直線で表した線図やコメント文章により構成することができ、さらに音声による解説を付加してもよい。
【0021】
なお、図1に示す実施形態では、クライアントとなるパーソナルコンピュータ11がコメント映像作成手段20を含んでいないが、クライアントとなるパーソナルコンピュータ11によりコメント映像を作成する必要がある場合には、コメント映像作成手段20を含ませて構成してもよい。すなわち、本実施形態を構成する手段の一部を制限機能として、当該手段が必要な場合にのみ、クライアントとなるパーソナルコンピュータ11により当該手段を実現するように構成することができる。
【0022】
次に、図2、図3を用いて、元画像となる動画ファイルにコメント映像を重ね合わせる手順について具体的に説明する。
図2は、元画像となる動画ファイルにコメント映像を重ね合わせる手順を示すフローチャート、図3は、元画像となる動画ファイルにコメント映像を重ね合わせる手順を示す模式図である。
元画像となる動画ファイル90にコメント映像100を重ね合わせるには、図2、図3に示すように、コメント映像100を重ね合わせるべき動画ファイル90のフレーム位置に到達すると(STEP1)、動画ファイルに90に使用していない色、例えば4個のオレンジ色のドット111からなるマーカー映像110を表示する(STEP2)。
続いて、タイマーをスタートさせ(STEP3)、元画像となる動画ファイル90の該当フレームを描画し(STEP4)、この動画ファイル90の該当フレームによりマーカー映像110の全ドット111が上書きされるのを待つ(STEP5)。そして、マーカー映像110の全ドット111が消えて、動画ファイル90の該当フレームによりマーカー映像110が上書きされたことが確認されると、動画ファイル90の該当フレームに対してコメント映像100を重ね合わせて描画して、重ね合わせ画像120を作成する(STEP7)。
この、動作を所定枚数のフレームを繰り返し行い。また、次のコメントを重ね合わせつフレ−ムで上記処理を行い、コメント映像を重ね合わた描画再生を完了する。
【0023】
この際、上書きが確認されない状態でタイマーがタイムアウトすると(STEP6)、マーカー映像110として表示された全てのドットと動画ファイル90の該当フレーム領域とが同一の輝度を有し、マーカー映像110の上書きが確認できないものと判断し、動画ファイル90の該当フレームに対してコメント映像100を重ね合わせて描画して、重ね合わせ画像120を作成する(STEP7)。
【0024】
なお、上述した実施形態では、各手段を構成する機器について例を挙げて説明したが、本発明に係る映像編集再生システムの各手段としての機能を発揮できる機器であれば、他のどのような機器を用いてもよい。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、DVD−RAM、ハードディスク記録装置等の記録媒体に記録して配布することができるとともに、インターネット、公衆電話回線、衛星通信回線等の通信回線を介して配布することもできる。
【0025】
次に図4は、上記映像編集再生システムに音声コメントを付加した実施の形態を示すものである。
即ち、上記した映像編集再生システムでは、映像とこれに対応した、線図または文章の少なくとも一方又は双方のコメント映像で、映像の編集再生を行うものであるが、他の映像と一緒に表示した場合、特に文字等は記憶に残りにくく、指導者である編集者の意思が伝わらない場合も多い。そこで、音声のコメントを併せて使用することが好ましいからである。
このシステムは、前記した映像編集システムと同様で映像記録手段20、コメント映像作成手段30、映像再生手段40、コメント音声録音手段50、及びコメント音声再生手段51の構成要素とよりなる。そして、音声以外の構成要素部分については前記した映像編集システムと同様であるので説明を省略し、コメント音声録音手段50と、コメント音声再生手段51について説明する。
【0026】
コメント音声録音手段50は、映像編集システムを構成するサーバーとなるパーソナルコンピュータ10に、マイク或いは音声変換ソフトで、被写体の動画像に対応するコメントを録音し、例えば音声のWAVEファイル等の形式で保存する。
そして、映像編集再生システムでの再生時は、作図、コメントの関連付けされているフレームで映像表示後、作図、コメントを再生したのち、コメント音声再生手段51で当該フレームと関連付けしておいた音声を再生する。音声の再生が完了した後に、次の映像のフレームに移行する。
従来の動画の映像列と、音声列が同一時間軸に記録されているものと違い、対象フレーム位置で、対象音声を再生してしまうので、フレームの移動であるコマ送りでも、映像は、そのコマで停止し、音声の再生が終了するまで待つことになり、スローでも、コマ送りでも音声は忠実に再生することが出来る。
またこのポイント位置で、自動的に当該映像がとまった状態で音声が再生され、画像を見ているものに、より強い心証を与えることが出来、学習効果を高めることが出来る。
【0027】
なお、図5に示すように被写体映像に対応したコメント音声を再生終了後、タイマー手段52により待ち時間の後に、次の被写体映像の再生に移る構成とすることもできる。
このような構成とすることで、指導ポイントを指導者である編集者が、作図、コメント、音声を用いて、指定でき、特に、このポイント位置で、待ち時間を自由に指定することで、学習者に強い心証を与え学習に専念できようになる。
【0028】
【発明の効果】
本発明に係る映像編集再生システムおよびコンピュータプログラムは、上述した構成を備えているため、以下の効果を奏することができる。
すなわち、本発明に係る映像編集再生システムによれば、被写体映像にコメント映像を重ね合わせる際に、予めマーカー映像を表示し、このマーカー映像が被写体映像により上書きされたことを確認した後にコメント映像を重ね合わせているため、コメント映像が被写体映像に上書きされることなく、コメント映像を確実に表示することができる。
また、コメント映像は、コメントが必要な動画映像のフレームに対してのみ作成されるので、コメント映像の作成が容易となるとともに、コメント映像ファイルの容量を小さく抑えることができる。編集者においても、各動画の映像フレームを見ながらの編集であることより、確実な情報の入力が行え、より確実な指導を行うことが出来る。
さらに、元の映像ファイルは加工されていないため、再度元の映像ファイルを確認したり、他のコメント映像を重ね合わせる等、元の映像ファイルの再利用が可能となる。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、DVD−RAM、ハードディスク記録装置等の記録媒体に記録し、あるいは、インターネット、公衆電話回線、衛星通信回線等の通信回線を介して配布することができ、これににより、各家庭等に配置されたパーソナルコンピュータを用いて本発明に係る映像編集再生システムを構築することができる。
【0029】
また上記映像編集再生システムに加え、音声を併せて使用することで、指導者の意図を確実に伝えることが出来る。そして、従来の動画の映像列と音声列が同一時間軸に記録されているものと違い、対象フレーム位置で、対象音声を再生してしまうので、フレームの移動であるコマ送りでは、映像は、そのコマで停止し、音声の再生が終了するまで待ちます。それ故、スローでも、コマ送りでも音声は忠実に再生され、映像を見ているものに、指導者の意図が確実に伝わる。
また、従来のビデオでは、指導者がフォーム学習者に対し、特定のポジションについて注意するとき、ビデオ編集でそのポジションで映像を止め、注意音声を入れ音声付映像自体の作成が必要であり、自動的にそのポジションで指導者が映像を止めることは出来無い。これに対し本発明では、指導者が意識的に学習者に指導ポイントで、音声の再現時は、必ず指導しているフレームで停止しており、指導内容を確実に伝えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像編集再生システムの概略構成を示すブロック図。
【図2】元画像となる動画ファイルにコメント映像を重ね合わせる手順を示すフローチャート。
【図3】元画像となる動画ファイルにコメント映像を重ね合わせる手順を示す模式図。
【図4】本発明に係るコメント音声を含めた実施の形態の映像編集再生システムの概略構成を示すブロック図。
【図5】本発明に係るコメント音声を含めた実施の形態のタイムチャート例を示す説明図。
【符号の説明】
10 パーソナルコンピュータ(サーバー)
11 パーソナルコンピュータ(クライアント)
20 映像記録手段
21 ビデオカメラ
30 コメント映像作成手段
40 映像再生手段
41 マーカー表示手段
42 被写体映像上書き手段
43 上書き確認手段
44 重ね合わせ手段
45 タイマー手段
50 コメント音声作成手段
51 コメント音声再生手段
52 タイマー手段
60 ビデオテープ
70 CD−ROM
80 通信回線
90 動画ファイル
100 コメント映像
110 マーカー映像
120 重ね合わせ映像

Claims (8)

  1. 被写体の動画映像を記録するための映像記録手段と、
    前記映像記録手段に記録された被写体映像に対応するコメント映像を作成するためのコメント映像作成手段と、
    前記映像記録手段に記録された被写体映像を再生しつつ、前記コメント映像を表示すべき位置に到達すると、前記映像記録手段に記憶された被写体映像に対して、前記コメント映像作成手段により作成したコメント映像を重ね合わせて表示するための映像再生手段とを備え、
    前記映像再生手段は、予め定めた複数個のマーカー映像を表示するためのマーカー表示手段と、
    前記マーカー映像が表示された後に、前記被写体映像を上書きするための被写体映像上書き手段と、
    前記被写体映像上書き手段により前記マーカー映像の全範囲が上書きされたことを確認するための上書き確認手段と、
    前記上書き確認手段により上書きが確認された場合に、前記被写体映像に対して前記コメント映像を重ね合わせて表示するための重ね合わせ手段とを含むことを特徴とする映像編集再生システム。
  2. 前記映像再生手段は、前記上書き手段により前記被写体映像が上書きされる最長時間を超える時間が設定されるとともに、前記上書き手段による上書きの開始とともに計時が開始するタイマー手段を含み、
    前記上書き確認手段により前記マーカー映像の全範囲が上書きされたことを確認できない場合であっても、前記タイマー手段がタイムアウトすると、前記重ね合わせ手段により前記被写体映像に対して前記コメント映像を重ね合わせて表示することを特徴とする請求項1記載の映像編集再生システム。
  3. 前記コメント映像作成手段は、複数範囲の被写体映像にそれぞれ対応した複数のコメント映像を作成可能であり、
    前記映像再生手段は、各コメント映像を表示すべき位置に到達すると、前記被写体映像に対して対応するコメント映像を重ね合わせて表示することを特徴とする請求項1または2記載の映像編集再生システム。
  4. 前記コメント映像作成手段と前記映像再生手段は、それぞれ異なる箇所に設置されており、
    前記コメント映像作成手段で作成したコメント映像を、遠隔地間でデータの送受信が可能なデータ伝送手段を用いて伝送し、
    前記映像生成手段は、前記伝送されたコメント映像を用いて、前記映像記録手段に記憶された被写体映像に対して前記コメント映像を重ね合わせて再生することを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項記載の映像編集再生システム。
  5. 前記コメント映像は、線図または文章の少なくとも一方からなることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1項記載の映像編集再生システム。
  6. 請求項1〜5記載のうちのいずれか1項記載の映像編集再生システムに加えて、前記映像記録手段に記録された被写体映像に対応するコメント音声録音手段と、被写体映像に対して前記コメント映像を重ね合わせて表示後に、前記コメント音声作成手段により作成したコメント音声を再生させる音声再生手段とを有することを特徴とする映像編集再生システム。
  7. 請求項6記載の映像編集再生システムにおいて、被写体映像に対応したコメント音声を再生終了まで、当該被写体映像を保持し続けることを特徴とする映像編集再生システム。
  8. コンピュータを用いて、
    被写体の動画映像を記録するための映像記録手段と、
    前記映像記録手段に記録された被写体映像に対応するコメント映像を作成するためのコメント映像作成手段と、
    前記映像記録手段に記録された被写体映像を再生しつつ、前記コメント映像を表示すべき位置に到達すると、前記映像記録手段に記憶された被写体映像に対して、前記コメント映像作成手段により作成したコメント映像を重ね合わせて表示するための映像再生手段としての機能を実現するとともに、
    前記映像再生手段としての機能に対して、
    予め定めた複数個のマーカー映像を表示するためのマーカー表示手段と、
    前記マーカー映像が表示された後に、前記被写体映像を上書きするための被写体映像上書き手段と、
    前記被写体映像上書き手段により前記マーカー映像の全範囲が上書きされたことを確認するための上書き確認手段と、
    前記上書き確認手段により上書きが確認された場合に、前記被写体映像に対して前記コメント映像を重ね合わせて表示するための重ね合わせ手段としての機能を付加して実現することを特徴とするコンピュータプログラム。
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