JP4041108B2 - 架空ケーブルの布設工法及びケーブル吊上用治具 - Google Patents

架空ケーブルの布設工法及びケーブル吊上用治具 Download PDF

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本発明は、架空ケーブルの布設工法及び当該工法に使用するケーブル吊上用治具に関するものである。
特許文献1には、図9に示すような3本のケーブル41をメッセンジャーワイヤー42と共にラッシングワイヤー43のスパイラル巻きにより一体化せしめて成る架空ケーブルを電柱に布設する工法が開示されている。
図10を参照して、この工法を説明する。まず、予め布設すべき各電柱56の上部に延線用ワイヤー57を固定し、この延線用ワイヤー57を介して各電柱56間に多数の延線用コロ58を吊り下げる。次に、ウィンチ59より、工場で組み立てられた電力ケーブル54が巻回されたケーブルドラム60から電力ケーブル54を引き出して、多数の延線用コロ58を通して延線布設し、電力ケーブル54のメッセンジャーワイヤー42を各電柱56間に張架する。最後に、延線用ワイヤー57および延線用コロ58を取り外すことで電力ケーブル54を電柱上部に直接延線している。
特公昭56−44644号公報
しかしながら、上記の工法では、電柱上での高所作業となるため、必ず高所作業車が必要であり、その布設場所も高所作業車を配置できるようなスペースを確保しなければならなかった。しかしながら、現場の条件によっては、高所作業車が入れないような狭隘な場所もあり、作業用足場の構築が必要であった。
また、上記の工法の場合では、電柱の上部において延線用ワイヤー57を張架及び多数の延線用コロ58を吊下する必要があるため、かなりの作業時間を要していた。更に、電力ケーブル54の延線終了後にこれらを電柱上部から取り外すにも同様にかなりの作業時間を要し、長時間作業は作業効率の面においても、また、作業者の安全上の面からも好ましくなくその改善が強く要望されていた。
従って、本発明の目的は、高所に布設するケーブルの布設作業を、高所でのケーブル延線から地上付近(約2m程度)で作業できるようにすることで、高所作業車が使用できないような作業環境下でもケーブル延線が可能になる架空ケーブルの布設工法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、工程数と作業時間を短縮できる架空ケーブルの布設工法を提供することにある。
更に、本発明の他の目的は、上記の架空ケーブルの布設工法に好適に用いることができるケーブル布設具を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の架空ケーブルの布設工法は、ケーブルとメッセンジャーワイヤーとをラッシングワイヤーでスパイラル巻きして一体化せしめて成る架空ケーブルを各電柱の下部位置に仮配置して張架する地上延線工程と、前記架空ケーブルを前記各電柱の上部ヘ順に吊上げることにより前記架空ケーブルを前記各電柱の上部位置に延線布設する吊上げ工程とを備え、前記地上延線工程おいて、前記各電柱の上部位置に延線布設される前記架空ケーブルには前記各電柱の下部位置で前記各電柱間に布設されるよう既に所定の弛度を施して予め延線形状にしておき、前記吊上げ工程は、前記架空ケーブルに施した前記所定の弛度を利用して吊上げを行い、前記架空ケーブル全体を前記所定の弛度が確保された状態で前記各電柱の上部位置へ布設し、布設された前記架空ケーブルを前記所定の弛度が確保された状態で前記各電柱の前記上部位置に固定することを特徴とする。
前記地上延線工程は、前記各電柱の下部位置に予め延線用ワイヤーを取り付け、当該延線用ワイヤーを介して多数の延線用コロを吊り下げ、当該延線用コロを通して前記架空ケーブルを延線し、前記架空ケーブルを前記各電柱の下部位置に張架することが好ましい
前記吊上げ工程は、複数の電柱が配置されてなる布設区間を幾つかの区間に分割し、まず任意の第1区間を架空ケーブルの弛度を利用して電柱の上部に吊上げ、次いで前記第1区間とは隣接しない第2区間を架空ケーブルの弛度を利用して電柱の上部に吊上げることにより、前記第1区間と前記第2区間との間の第3区間をも吊上げて、第1から第3の区間全体で架空ケーブルを均一に吊上げ、かかる手順を布設区間全体にわたって行うことにより、架空ケーブルを布設区間全域で均一に吊上げて各電柱の上部位置に延線布設することが好ましい。
前記吊上げ工程は、前記電柱のケーブルオフセット部分でケーブルの延線形状を保持した状態で吊上げることが好ましい。
また、上記目的を達成するため、本発明のケーブル吊上用治具は、架空ケーブルを固定するためのシャフトと、前記シャフトの両端に設けられ、前記架空ケーブルを保持して前記架空ケーブルの延線形状を維持するクリート部と、前記クリート部の下部に設けられ、前記架空ケーブルを支持するケーブル支持台と、前記シャフト及び前記架空ケーブルの一部とワイヤー接続され、更に前記架空ケーブルを吊上げるワイヤーとも接続されるフックとを有することを特徴とする。
本発明の架空ケーブルの布設工法によれば、地上延線工程により架空ケーブルを予め各電柱の下部位置に仮配置して張架した後に、吊上げ工程により架空ケーブルを各電柱の上部ヘ順に吊上げているので、高所でのケーブル延線作業を地上付近での作業にすることが可能になる。このため、高所作業車が使用できないような作業環境下でもケーブルの延線布設が可能になる。また、従来のような高所における延線用ワイヤーおよび延線用コロの取り付けと取り外し作業を地上付近で行うことができるので、作業時間を短縮することができる。
また、本発明のケーブル吊上用治具によれば、架空ケーブルの吊上げ、電柱上部への固定を効率良く行うことができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
本発明の架空ケーブルの布設工法は、電力ケーブルを予め各電柱の下部位置に仮配置して延線する地上延線工程と、この電力ケーブルを各電柱の上部ヘ順に吊上げることにより電力ケーブルを各電柱の上部位置に延線布設する吊上げ工程とを備えている。以下、それぞれの工程に分けて説明する。
(地上延線工程)
図1を参照して、地上作業工程について説明する。
まず、12〜13mの高さを有する電柱2の下部位置(例えば、地面上約2m程度)に延線用ワイヤー3を取り付け、この延線用ワイヤー3を介して各電柱2間に多数の吊りコロ4を吊り下げる。また、電柱2の少なくとも1つには、図9に示すような電力ケーブル1を送り出すと共に電力ケーブル1に対して必要な弛度を確保するためのホーリングマシン5を設ける。
地上部には、電柱2の下流側(図中右側)に、ケーブルが巻回された3つのケーブルドラム7とメッセンジャーワイヤーが巻回されたメッセンジャードラム8を配し、その上流側には、ラッシングマシン9を配置する。ラッシングマシン9は、3つのケーブルドラム7から繰り出されたケーブルと1つのメッセンジャードラム8から繰り出されたメッセンジャーワイヤーとをラッシングワイヤーでスパイラル巻きにして一体化した電力ケーブル1を形成できるようになっている。一方、電柱2の上流側(図中左側)には電力ケーブル1に張力を加えながら進行させるウィンチ6が配置されている。
このような構成において、まず、3つのケーブルドラム7からケーブルを、メッセンジャードラム8からメッセンジャーワイヤーを引出し、ラッシングマシン9により3つのケーブルと1つのメッセンジャーワイヤーとをラッシングワイヤーでスパイラル巻きにして一体化して電力ケーブル1とし、ウィンチ6及びホーリングマシン5により電力ケーブル1を送り出し、延線用ワイヤー3を介して各電柱2間に吊り下げられた多数の吊りコロ4を通し、電力ケーブル1を各電柱2間に張架する。この各電柱2間に張架された電力ケーブルは、各電柱2上に設置されたホーリングマシン5により各電柱の上部位置で延線布設される延線形状となるように所定の弛度が施される。その後、延線用ワイヤー3および吊りコロ4を取り外し、電力ケーブル1を延線しようとする電柱間の電柱2下部に延線する。このようにして、地上から約2mのところで、電力ケーブル1に延線形状を完成させ、電柱2の下部位置におけるケーブルに対する弛度等の延線形状を完了させる。
(吊上げ工程)
次に、各電柱2に図2の吊上用治具10を取り付け、ホーリングマシン5により所定の弛度が施され延線形状が保持された状態の電力ケーブル1をホーリングマシン5から吊上用治具10へ取り付けて、各電柱2の上部ヘ順に吊上げ、電力ケーブル1を各電柱2の上部の所定位置に布設する。
(吊上用治具)
図2に、電力ケーブル1を電柱2の上部へ吊り上げるために用いる吊上用治具の一例を示す。
この吊上用治具10は、電力ケーブル1と固定されるシャフト11、電力ケーブル1の延線形状を維持するクリート部15、電力ケーブルの折れ防止のために電力ケーブル1を支持するケーブル支持台17、及び吊上用のフック13を有している。フック13、シャフト11及びケーブル支持台17は、ステンレス/アルミ/鉄にめっきしたものが用いられる。
図3及び図4に、吊上用治具10の構成部分を更に拡大して示す。図3は、吊上用治具10の正面拡大図である。図4は、吊上用治具10の部分拡大図であり、(a)は図3のA−A’断面図、(b)は図3のB−B’断面図、(c)は図3のC−C’断面図である。
図3により、フック13には、吊上用ワイヤー12と固定ワイヤー18が接続され、固定ワイヤー18はワイヤー引留具16により電力ケーブルのメッセンジャーワイヤー14と接続されている。
また、ケーブル支持台17は3本のケーブル1a,1b,1cを支持している(図4(a))。クリート部15はプレート23及びシャフト25により形成された空間内に、アルミ製の半円状のクリート21を相互に対向させてケーブル1a,1b,1cを固定している(図4(b))。なお、シャフト11はU型固定具27により固定ワイヤー18と接続されている(図4(c))。
(電力ケーブルの吊り上げ、固定方法)
以下、図5〜図7を参照しつつ、電力ケーブル1を電柱2上部の所定位置まで吊り上げ、固定する方法について説明する。
まず、図5(a)に示すように、電柱2の上部の所定の位置に、引留ワイヤー35が取り付けられたワイヤー引留金具33を予め固定しておく。更に電柱2の頭部には金車部31を設けて吊上用ワイヤー12を通し、この吊上用ワイヤー12の一端をフック13と接続し、他端を図5(b)に示すように、ワイヤー巻上機37と接続しておく。
次に、ワイヤー巻上機37により電力ケーブル1を電柱2の上方へ吊上げる。ここで、電力ケーブル1は、オフセット部分36でケーブルの延線形状を保持した状態で吊上げる。吊上用治具10のフック13がワイヤー引留金具33の位置まで来たら(図6)、ワイヤー巻上機37を停止、固定する。
更に、フック13と接続されていた固定ワイヤー18(図3参照)を外し、引留ワイヤー35とメッセンジャーワイヤー14とをワイヤー引留具16(図3参照)により接続した後、フック13及び吊上用ワイヤー12を取り除く(図7)。このようにして、任意の電柱2の上部に電力ケーブル1が固定される。
(電力ケーブルの吊上げ順序)
次に、図8を参照して電力ケーブル1全体を複数の電柱2に吊り上げる順序について説明する。
なお、図8では電力ケーブル1及び電柱2を模式化し、各電柱2間の間隔をそれぞれA区間、B区間、C区間として示した。各区間の長さは40m、10本の電柱が配置されている。
図8(a)に、地上延線工程終了後の電力ケーブル1の配置を示す。
この配置から、まずA区間のみを電力ケーブル1の弛度を利用して2〜3m引き上げる。この結果、電力ケーブル1は、A−B区間の境界部分では2〜3m上昇しているが、B−C区間の境界では全く上昇しておらず、その間連続的に変化することになる(図8(b))。
次に、C区間のみを電力ケーブル1の弛度を利用して2〜3m引き上げる。すると、B区間の電力ケーブル1もそれに追従して上昇し、A区間、C区間と同じレベルまで上昇する(図8(c))。
更に、A区間のみを電力ケーブル1の弛度を利用して2〜3m引き上げる(図8(d))。
このような工程を順次繰り返すことにより、電力ケーブル1全体を電柱2の上部へ布設することができる。
(本実施形態の効果)
(1)地上延線工程により電力ケーブル1を予め各電柱2の下部位置に仮配置して張架した後に、吊上げ工程により電力ケーブル1を各電柱2の上部ヘ順に吊上げているので、従来、高所で行っていたケーブル延線作業を地上付近での作業にすることが可能になる。このため、高所作業車が使用できないような作業環境下でもケーブル延線が可能になる。
(2)狭隘な場所でも電柱2が建てられる条件であれば、電力ケーブル1の延線に必要な作業スペースや作業時間等の作業環境は充分確保できるため、いかなる作業環境でも電力ケーブル1を採用することが可能になる。このため、従来の布設方法では電力ケーブル1を採用するのが難しかった場所にも容易に採用することができる。
(3)従来のような高所における延線用ワイヤーおよび延線用コロの取り付けと取り外し作業を地上付近で行うことができるので、作業時間を短縮することができる。
(4)地上延線工程では、約2mのところで延線しているので、安全かつ簡単に必要な弛度を確保することが可能である。
(5)地上延線工程においてホーリングマシンを用いているので、必要な弛度を確保しつつケーブルを送り出すことができる。
(6)吊上用治具10を用いて電力ケーブル1を吊上げているので、ケーブルオフセット部分でケーブルの延線形状を保持した状態で効果的に吊り上げることができる。
(7)吊上げ作業時に、ケーブルの弛度で吸収できる範囲で段階的に吊り上げることにより、電力ケーブル1の全長を効率良く布設することができる。
なお、実施形態では、図1に示すように、現場で電力ケーブルはメッセンジャーワイヤーにラッシングワイヤーで固定されるが、ラッシング作業は、予め工場でラッシングされたものでも良い。
また、電力ケーブル1として、ケーブル3本をメッセンジャーワイヤーと共にラッシングワイヤーでスパイラル巻きしたものを用いたが、ケーブルの本数はこれには限定されない。即ち、1本であっても複数本であっても適用可能である。
また、実施形態では、電力ケーブル1を送り出すと共に電力ケーブル1の必要な弛度を確保するためのホーリングマシン5を設けたが、このホーリングマシン5を省略することもできる。
また、実施形態では、吊上用治具10としてシャフト11とフック13とを分離した構造としたが、一体化した構造としても良い。
また、ラッシングワイヤーのスパイラル巻きは、図1では地上部に配置されたラッシングマシン9で実施しているが、ケーブルが3条撚りの場合等は、ケーブルとメッセンジャーワイヤーとを吊りコロ4により延線した後ラッシングマシン9を移動させてラッシングを行ってもよい。この場合は、ラッシングマシン9が移動してラッシング終了後にホーリングマシン5が配設されるが、延線した後にホーリングマシンで弛度を確保したあと、ラッシングすることもできる。
また、実施形態では、電力ケーブルについて説明したが、架空ケーブルである通信ケーブルにも採用することが出来る。
本実施形態における地上延線工程を説明する概略図である。 本実施形態における吊上用治具を示す斜視図である。 本実施形態における吊上用治具を示す正面拡大図である。 本実施形態における吊上用治具の部分拡大図であり、(a)は図3のA−A’断面図、(b)は図3のB−B’断面図、(c)は図3のC−C’断面図である。 本実施形態における地上延線工程を説明する概略図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 本実施形態における地上延線工程を説明する概略図である。 本実施形態における地上延線工程を説明する概略図である。 本実施形態における地上延線工程を説明する概略図である。 従来の電力ケーブルを示す断面図である。 従来の電力ケーブルの布設方法を説明する概略図である。
符号の説明
1 電力ケーブル
2 電柱
3 延線用ワイヤー
4 吊りコロ
5 ホーリングマシン
6 ウィンチ
7 ケーブルドラム
8 メッセンジャードラム
9 ラッシングマシン
10 吊上用治具
11 シャフト
12 吊上用ワイヤー
13 フック
14 メッセンジャーワイヤー
15 クリート部
16 ワイヤー引留具
17 ケーブル支持台
18 固定ワイヤー
21 クリート
23 プレート
25 シャフト
27 U型固定具
31 金車部
33 ワイヤー引留金具
35 引留ワイヤー
36 オフセット形状
37 ワイヤー巻上機
41 ケーブル
42 メッセンジャーワイヤー
43 ラッシングワイヤー
54 電力ケーブル
56 電柱
57 延線用ワイヤー
58 延線用コロ
59 ウィンチ
60 ケーブルドラム

Claims (5)

  1. ケーブルとメッセンジャーワイヤーとをラッシングワイヤーでスパイラル巻きして一体化せしめて成る架空ケーブルを各電柱の下部位置に仮配置して張架する地上延線工程と、
    前記架空ケーブルを前記各電柱の上部ヘ順に吊上げることにより前記架空ケーブルを前記各電柱の上部位置に延線布設する吊上げ工程とを備え、
    前記地上延線工程おいて、前記各電柱の上部位置に延線布設される前記架空ケーブルには前記各電柱の下部位置で前記各電柱間に布設されるよう既に所定の弛度を施して予め延線形状にしておき、前記吊上げ工程は、前記架空ケーブルに施した前記所定の弛度を利用して吊上げを行い、前記架空ケーブル全体を前記所定の弛度が確保された状態で前記各電柱の上部位置へ布設し、布設された前記架空ケーブルを前記所定の弛度が確保された状態で前記各電柱の前記上部位置に固定することを特徴とする架空ケーブルの布設工法。
  2. 前記地上延線工程は、前記各電柱の下部位置に予め延線用ワイヤーを取り付け、当該延線用ワイヤーを介して多数の延線用コロを吊り下げ、当該延線用コロを通して前記架空ケーブルを延線し、前記架空ケーブルを前記各電柱の下部位置に張架することを特徴とする請求項1記載の架空ケーブルの布設工法。
  3. 前記吊上げ工程は、複数の電柱が配置されてなる布設区間を幾つかの区間に分割し、まず任意の第1区間を架空ケーブルの弛度を利用して電柱の上部に吊上げ、次いで前記第1区間とは隣接しない第2区間を架空ケーブルの弛度を利用して電柱の上部に吊上げることにより、前記第1区間と前記第2区間との間の第3区間をも吊上げて、第1から第3の区間全体で架空ケーブルを均一に吊上げ、かかる手順を布設区間全体にわたって行うことにより、架空ケーブルを布設区間全域で均一に吊上げて各電柱の上部位置に延線布設することを特徴とする請求項1記載の架空ケーブルの布設工法。
  4. 前記吊上げ工程は、前記電柱のケーブルオフセット部分でケーブルの延線形状を保持した状態で吊上げることを特徴とする請求項1記載の架空ケーブルの布設工法。
  5. 架空ケーブルを固定するためのシャフトと、前記シャフトの両端に設けられ、前記架空ケーブルを保持して前記架空ケーブルの延線形状を維持するクリート部と、前記クリート部の下部に設けられ、前記架空ケーブルを支持するケーブル支持台と、前記シャフト及び前記架空ケーブルの一部とワイヤー接続され、更に前記架空ケーブルを吊上げるワイヤーとも接続されるフックとを有することを特徴とするケーブル吊上用治具。
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