JP4040784B2 - 巻線装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、巻線された線材をステータのスロットに装着してコイルを製造する巻線装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
モータ用のコイルとして、モータ固定子側鉄心(ステータ)に巻線された線材を収容して形成されるものがある。このようなコイルを製造する巻線装置としては、巻枠の回りに巻回された線材(コイル)をブレードに巻き落とし、このブレードに巻き落とされた線材をステータののスロットに挿入するものが、例えば、特開昭62−77038号公報や、実開昭62−182058号公報に提案がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの巻線機には、以下に述べるような問題点がある。
【0004】
すなわち、特開昭62−770038号公報の巻線機は、巻枠の回りに巻回されたコイルを移動手段によりブレードに導き、このコイルを固定子鉄心の所定の装着部位に順次装着していくものであるが、この巻線機では巻枠の径は一定であるため、コイルの径が固定子鉄心の装着部位のサイズに必ずしも適合しない。このため、固定子鉄心に装着されたコイルの占積率が低下するとともに、完成したコイルの形が乱れてしまい、コイルの成型がしづらいという問題点があった。
【0005】
一方、実開昭62−182058号公報の巻線機は、この問題点を考慮し、階段状の形状を持つ巻枠を備え、この各段に巻線をすることにより、段階的に巻径を変えられるようにしたものである。しかしながら、この巻線機では、巻枠の形状が複雑になってしまうとともに、コイルの巻径も巻枠に段階的に備えられたものしか選択できず、例えばステータの形状が変更された場合などには対応することができない。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、巻線された線材をステータのスロットに装着してコイルを製造する巻線装置において、ステータ内の装着部位に対応したコイル巻径の調整や、ステータ形状やコイル仕様の変更への対応が容易に行え、特性の優れたコイルを製造しうるものを低コストで提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明では、軸回りに回転可能なフライヤと、このフライヤの線材繰り出し部に隣接して配置されて線材繰り出し部から繰り出された線材が巻回される巻枠と、この巻枠に巻回された線材が巻き落とされるブレードと、このブレードに巻き落とされた線材をステータに装着させる装着手段とを備えた巻線装置において、前記巻枠の径を巻線の途中で連続的に変化させる巻枠径変更手段を備え、前記巻枠は、一対の移動板に固定された複数の巻枠ピンから構成されるとともに、前記巻枠径変更手段は、前記一対の移動板を相対的に移動させる一対のモータを備え、前記モータは巻枠の径を巻線の途中で連続的に変化させるように制御し、前記フライヤの略中心軸上に軸部材を回転不能に配置し、前記一対の移動板をこの軸部材の両側に配置するとともに、前記巻枠径変更手段は、前記軸部材に直交するガイド軸を備え、前記モータのボールねじを構成する出力軸をそれぞれ対応する移動板に連結することにより各移動板を前記ガイド軸に沿って移動可能とし、前記軸部材は中空部を備え、前記軸部材の外周に前記フライヤと同期的に回転するスリップリングを備え、前記モータは前記スリップリングおよび前記軸部材の中空部に配設された配線を介して電源と接続されるとともに、前記線材は前記スリップリング上下に貫通する貫通路を通って前記フライヤの線材繰り出し部に供給される
【0010】
第2の発明では、前記スリップリングは、環状の部材で、外周面に沿って配設された外周側導通リングと、内周面に沿って配設された内周側導通リングとを備え、前記外周側導通リングと前記内周側導通リングとは電気的に接続され、前記外周側導通リングは、外周において外周側ブラシが摺動自在に接触し、この外周側ブラシは電源に接続され、前記内周側導通リングは、内周面に接触する内周側ブラシを介して、前記モータに繋がる前記配線に接続される。
【0011】
【発明の作用および効果】
第1の発明によれば、巻枠径変更手段により巻枠の径を連続的に変更することができるので、巻径(コイル径)をステータの装着部位に対応するサイズに調整しつつ巻線し、ブレードに巻き落とすことができる。したがって、装着された線材はステータのスロットに適切にぴったり収容されるので、コイルの占積率が向上し、良質なコイルを製造できる。また、ステータの上下に余分な線材が突出することがないので、コイルエンド部の成型が容易になるとともに、コイルに無駄な部分がない分、コイルの特性が向上する。また、線材をステータに装着するときにはスムーズに装着することができる。また、巻枠径の連続的な変更により、ステータ形状やコイル仕様の任意の変更に対しても、容易に対応することができる。
【0012】
また、巻枠は、一対の移動板のそれぞれに巻枠ピンを固定して構成されるので、簡素な構成で軽量コンパクトに構成できる。また、巻枠径変更手段は、一対の移動板を相対的に移動させるモータであればよく、低コストで容易に構成できるとともに、巻枠径の管理は移動板の移動量に基づいて行いうる。さらに、巻枠形状の設定は、巻枠ピン相互の配置を変えることにより、容易に自由な変更を行い得る。
【0013】
また、巻枠径変更手段はガイド軸を備えるので、巻枠径変更手段は低コストで構成できる。
【0014】
また、モータへの電力供給はスリップリングおよび軸部材中空部に設けられた配線を介してなされるので、巻線装置の構成を複雑にすることがないとともに、線材はスリップリングを上下に貫通する貫通路を介して供給されるので、フライヤが回転した場合でも線材はモータへの配線と干渉することはない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
【0016】
図1、図2には、本実施の形態の巻線装置の全体構成を示す。
【0017】
図示されるように、巻線装置の基台1上方に延設された支持フレーム2には、先端側を下方に向けた筒型のフライヤ3が、軸受を介して回転自在に支持される。このフライヤ3は、プーリ5およびベルト6を介して、駆動モータ4と連結され、軸回りで回転駆動されるようになっている。なお、本実施の形態では、フライヤ3の回転軸は垂直方向を向いているが、フライヤ3の回転軸の方向は任意であり、例えば水平方向を向けてもよい。
【0018】
線材7は、図示されない線材供給源から同じく図示されないテンション装置を経て供給される。そして線材7は、支持フレーム2に固定された案内プーリ8(あるいはセラミックノズル)を経て、フライヤ3に形成された線材案内通路3bを通って案内され、フライヤ3の線材繰り出し部3aから繰り出される。ここで、線材繰り出し部3aは、フライヤ3の下端側に延設された部分であり、フライヤ3の回転軸(中心軸)から所定距離だけ離れた位置に配置されている。線材繰り出し部3aから繰り出された線材7の端部は、フライヤ3の下方に配置された線材把持機構9により把持される。
【0019】
フライヤ3の略中心軸上には、軸方向に移動可能な軸部材10が、回転不能に配設される。この軸部材10の下端側には巻枠機構11が支持され、線材繰り出し部3aの側方に配設される。
【0020】
巻枠機構11は、線材繰り出し部3aから繰り出された線材7が巻き付けられる巻枠を構成するものである。
【0021】
詳しく説明すると、巻枠機構11は、軸部材10下端のフランジ部10aの両側に、一対の移動板13A,13Bを備える。これらの移動板13A、13Bは、このフランジ部10aを貫通して水平に固定されたガイド軸12に移動自在に支持されるとともに、それぞれボールねじを構成するモータ16A、16Bの出力軸に連結されており、モータ16A、16Bの駆動により移動して、互いの間隔を変更できるようになっている。
【0022】
移動板13Aには巻枠ピン14A,15Aが、また移動板13Bには巻枠ピン14B、15Bが、それぞれ並列に下方に垂下された状態で固定される。これにより、巻枠ピン14A、15A、14B、15Bは、四角形の4つの頂点上に位置するように配置される。線材繰り出し部3aから繰り出された線材7は、これら4本の巻枠ピン14A、15A、14B、15Bの形作る四角形の巻枠外側に巻回される。
【0023】
この場合、前述したように移動板13Aと13Bの間隔を変更することができるので、巻枠ピン14A、15A、14B、15Bの形作る四角形の大きさ、すなわち巻枠の径は連続的に変更することができる。そして、この巻枠径の調整は、移動板13Aと13Bの移動量に基づいて、モータ16A、16Bの制御により行いうるので、容易に高精度なものとできる。
【0024】
軸部材10の上端側は、軸受を介して昇降板17に回転自在に支持される。この昇降板17は、駆動モータ18の駆動により、支持フレーム2に鉛直方向に延びて備えられたガイド軸19A、19Bに沿って昇降可能となっている。これにより、軸部材7はフライヤ3に対して上下に移動し、巻枠機構10の巻枠ピン14A、15A、14B、15Bが線材繰り出し部3aに相対する位置、すなわち巻枠ピン14A、15A、14B、15Bに巻線がなされる位置を変更していくことができるようになっている。
【0025】
基台1上には、フライヤ3の下方に位置するように、ブレード機構20が配置される。このブレード機構20は、支持台21上に回転自在に支持された環状の基部22と、この基部22に沿って立設されるブレード23とを備える。ここで、ブレード23は、後述するステータ34の形状(磁極数、層数)に応じて決まる本数の複数の針を所定間隔で並べて構成されたものである。巻枠機構11に巻線された線材7は、順次、このブレード23の上に巻き落とされる。
【0026】
このブレード機構20の基部22は、ベルト24およびプーリ25を介してモータ26と連結されて回転駆動される。これにより、ブレード23の回転角度を変更することができ、巻枠機構11から線材7が巻き落とされる位置(巻き落とし位置)を、順次変更していくことができるようになっている。
【0027】
ブレード機構20の支持台21は、レール27に沿って移動可能となっており、ブレード23への線材7の巻き落としがなされた後には、図示されない駆動機構に駆動されて、コイル挿入子31の上方かつステータ支持部32の下方に移動する。
【0028】
コイル挿入子31は、ブレード23の針の間に対応する位置で側方に延び出す複数の突起部31aを備えるとともに、昇降アクチュエータ33の駆動により昇降可能となっている。これにより、上方に配置された基部22の環状穴の間からせり上がると、ブレード23の針の間から覗く突起部31aが、ブレード23に巻き落とされている線材7を押し上げ、ステータ支持部32に支持されたステータ34内部に押し込めることができるようになっている。
【0029】
また、ステータ34は、歯車状の内周面を持つ環状の部材であり、各歯車の間に形成されたスロット35に、巻線された線材7(コイル)が装着されるようになっている(図11参照)。
【0030】
なお、本実施の形態には示さないが、ステータ34にコイルを装着する際、線材7をスロット35内に完全に押し込めるように、スロット35内に収容された線材7を押す押圧部材を備え、コイルの成型をするようにしてもよい。
【0031】
また、上述のように本実施の形態では、コイルをステータ34に収容するのにコイル挿入子31により押し上げるようにしたが、本発明はこのような形態に限られるものではなく、例えばフック部材を備えて、このフック部材によりコイルを引き上げてステータ34内に収容するようにしてもよい。
【0032】
図3には、巻枠機構11のモータ16A、16Bへの電気配線を詳細に示す。
【0033】
図示されるように、昇降板17には、スリップリング40が軸受を介して回転自在に取り付けられ、軸部材10の回りに配設される。
【0034】
このスリップリング40は、図4に示すような環状の部材で、外周面に沿って配設された外周側導通リング41と、内周面に沿って配設された内周側導通リング42とを備えている。これら外周側導通リング41と内周側導通リング42は、接続導体43を介して電気的に接続されている。また、外周側導通リング41は、外周において外周側ブラシ44が摺動自在に接触し、この外周側ブラシ44から延び出す配線45を介して図示されない電源に接続される。一方、内周側導通リング42は、内周面に接触する内周側ブラシ46を介して、配線47に接続される。この配線47は、軸部材10の中空部10bを通ってモータ16A、16Bに接続される。このような構成により、巻線装置の構成を複雑化することなく、電源からモータ16A、16Bに電力が供給されるようになっている。
【0035】
また、このスリップリング40は、回転軸51に配設されたプーリ52、53とベルト54、55を介してフライヤ3と連結され、フライヤ3と同期して回転する。この場合、線材7はスリップリング40を上下に貫通する貫通路48を通って導かれるので、スリップリング40が回転した場合に、軸部材10の回りを公転するので、線材7は配線47とは干渉することはない。
【0036】
つぎに、図5〜図12にしたがって、本実施の形態の巻線装置による巻線手順について説明する。
【0037】
図5に示すように、フライヤ3の線材繰り出し部3aから繰り出された線材7は、端部を線材把持機構9により把持される。この状態で、巻枠機構11の巻枠ピン14A、15A、14B、15Bにより形作られる巻枠の径は、ステータ34の形状に応じて、所定の径に設定し、フライヤ3を回転させることにより、巻枠機構11の巻枠ピン14A、15A、14B、15Bの回りに巻回する。この場合、昇降板17の昇降により、線材繰り出し部3aに相対する巻枠ピン14A、15A、14B、15Bの位置をずらしていくことにより、巻枠ピン14A、15A、14B、15Bの所定位置に、順次整列巻がなされていく。
【0038】
このようにして所定の一束のコイル巻線(所定巻数の巻線)が終了すると、図6に示すように、モータ16A、16Bの駆動で移動板13A、13Bの間隔を狭めることにより、巻枠ピン14A、15A、14B、15Bの回りから線材7を滑り落とし、ブレード23の所定位置に線材7を巻き落とす。
【0039】
続いて、移動板13A、13Bの移動により巻枠機構11の巻枠径を、ステータ34の形状によって決まる適切な大きさまで順次小さくしていきながら、同様の手順で巻線を行い、巻枠機構11に巻線された線材7を順次ブレード23に巻き落としていく。これにより、ブレード23には、上層に行くほど巻径が小さくなるように、巻線された線材7が複数層(本実施の形態では3層)積層された状態となる。詳しくは、最下層のコイルはブレード23の5本の針に跨って掛け回される大径のコイルとなり、中間層のコイルは3本の針に跨って掛け回される中径のコイルとなり、最下層のコイルは1本の針に掛け回される小径のコイルとなる。
【0040】
なお、このように本実施の形態では巻枠径の変更をコイル各層の巻線毎に行うようにしているが、本発明はこのような形態に限られるものではなく、例えば、巻枠径の変更をコイル各層の巻線の途中で行い、コイル各層内でコイル径を細かく変えるような形態を採ることもできる。
【0041】
このようにしてブレード23の所定位置へ巻き落とされるべき線材の巻線および巻き落としが終了したら、図8に示すようにブレード機構20の基部22を所定角度(例えば90度)回転させ、ブレード23の新たな巻き落とし位置を巻枠機構11の下方に配置する。この状態で、上記と同様の手順で巻線、巻き落としおよび巻径の変更を順次行っていくことにより、ブレード23の新たな巻き落とし位置に線材7を積層状態で巻き落としていく。
【0042】
このような手順の繰り返しにより、図9に示すようにブレード23の全周に渡って線材7が巻き落とされたら、ブレード機構20をコイル挿入子31の上方かつステータ支持部32の下方に移動する。この状態で、コイル挿入子31を基部22の環状穴の間からせり上がらせる。
【0043】
これにより、図10、図11に示すように、ブレード23に巻き落とされていた線材7が、コイル挿入子31によりブレード23から押し上げられ、ステータ支持部32に支持されたステータ34内部に押し込められていく。
【0044】
この場合、ブレード23に巻き落とされている線材7の各層の径は、上述したように、ステータ34の装着部に正しく対応した大きさに調整されているので、ステータ34の各スロット35にスムーズにされて行く。具体的に説明すると、例えば図12に示すように、ステータ34に巻線された線材7(コイル)を装着する場合、コイルの第1層(最上層)7aは隣り合うスロット35a、35bに挿入され、コイルの第2層(中間層)7bはスロット35a、35bの両側のスロット35c、35dに挿入され、コイルの第3層(最下層)7cはスロット35c、35dの両側のスロット35e、35fに挿入されるが、コイルの各層7a、7b、7cは予めスロット35aと35b、35cと35d,35eと35fの間隔に相当する径に巻線されており、ステータ34への線材7の装着は極めてスムーズに行われる。
【0045】
また、装着されたコイルの各層7a、7b、7cは重なり合うことがないので、完成したコイルの占積率が向上する。また、コイルの各層7a、7b、7cはステータ34のスロット35にぴったり装着され、余分な線材7がステータ34の上下に突出することがないので、コイルエンド部の成型が容易になるとともに、コイルに無駄な部分がなくなり、コイル特性(完成したコイルを用いたモータの特性)が向上する。
【0046】
このようにしてステータ34への線材7の装着が終了したら、コイル挿入子31を下降させて、巻線作業が終了する。
【0047】
以上のように、本発明の巻線装置によれば、巻枠機構11の巻枠径を連続的に調整することができるので、ステータ34の形状に合わせてコイルの巻径を適切に変更していくことができるので、ブレード23に巻き落とされたコイルはステータ34内に無駄なくスムーズに挿入され、占積率の大きな良質なコイルを製造できる。
【0048】
また、コイルの巻径は巻線機構11の巻枠径の変更により連続的に自由に変更できるので、ステータ34の形状の変更やコイルの仕様変更に容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す巻線装置の斜視図である。
【図2】同じく断面図である。
【図3】同じく一部断面図である。
【図4】同じくスリップリングを示す斜視図である。
【図5】同じく巻線手順を示す説明図である。
【図6】同じく巻線手順を示す説明図である。
【図7】同じく巻線手順を示す説明図である。
【図8】同じく巻線手順を示す説明図である。
【図9】同じく巻線手順を示す説明図である。
【図10】同じく巻線手順を示す説明図である。
【図11】同じく巻線手順を示す説明図である。
【図12】同じく巻線手順を示す説明図である。
【符号の説明】
3 フライヤ
7 線材
10 軸部材
11 巻枠機構
12 案内軸
13A、13B 移動板
14A、14B 巻枠ピン
15A、15B 巻枠ピン
16A、16B モータ
20 ブレード機構
21 支持台
22 基部
23 ブレード
26 モータ
27 レール
31 コイル挿入子
34 ステータ
35 スロット
40 スリップリング
47 配線

Claims (2)

  1. 軸回りに回転可能なフライヤと、
    このフライヤの線材繰り出し部に隣接して配置されて線材繰り出し部から繰り出された線材が巻回される巻枠と、
    この巻枠に巻回された線材が巻き落とされるブレードと、
    このブレードに巻き落とされた線材をステータに装着させる装着手段と、を備えた巻線装置において、
    前記巻枠の径を巻線の途中で連続的に変化させる巻枠径変更手段を備え
    前記巻枠は、一対の移動板に固定された複数の巻枠ピンから構成されるとともに、前記巻枠径変更手段は、前記一対の移動板を相対的に移動させる一対のモータを備え、前記モータは巻枠の径を巻線の途中で連続的に変化させるように制御し、
    前記フライヤの略中心軸上に軸部材を回転不能に配置し、前記一対の移動板をこの軸部材の両側に配置するとともに、前記巻枠径変更手段は、前記軸部材に直交するガイド軸を備え、前記モータのボールねじを構成する出力軸をそれぞれ対応する移動板に連結することにより各移動板を前記ガイド軸に沿って移動可能とし、
    前記軸部材は中空部を備え、前記軸部材の外周に前記フライヤと同期的に回転するスリップリングを備え、前記モータは前記スリップリングおよび前記軸部材の中空部に配設された配線を介して電源と接続されるとともに、前記線材は前記スリップリング上下に貫通する貫通路を通って前記フライヤの線材繰り出し部に供給されることを特徴とする巻線装置。
  2. 前記スリップリングは、環状の部材で、外周面に沿って配設された外周側導通リングと、内周面に沿って配設された内周側導通リングとを備え、前記外周側導通リングと前記内周側導通リングとは電気的に接続され、前記外周側導通リングは、外周において外周側ブラシが摺動自在に接触し、この外周側ブラシは電源に接続され、前記内周側導通リングは、内周面に接触する内周側ブラシを介して、前記モータに繋がる前記配線に接続されることを特徴とする請求項1に記載の巻線装置。
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