JP4040491B2 - メダル貸機及びその制御方法並びにプログラム - Google Patents

メダル貸機及びその制御方法並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技ホールにおいて遊技機に隣接して設置され、メダルを所定枚数払い出すメダル貸機に関し、特にメダルを直接遊技機に投入するためのノズルを備えるメダル貸機及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
スロットマシン等の遊技機にはメダルの投入口が設けられており、遊技者は所定の枚数のメダルを投入してゲームを楽しむことができる。遊技に必要なメダルは、遊技ホール内に設けられたメダル貸機で借りることができる。メダル貸機は遊技機と遊技機の間に設けられることもあり、このことから台間メダルサンドとも呼ばれる。メダル貸機でメダルを借り、メダルを所望の遊技機のメダル投入口に投入することによりゲームを開始することができる。この間のメダルを受けてこれらを投入するという作業は、利用者自らが行っていた。すなわち、メダル貸機で購入したメダルはその下部のメダル受け皿へ払い出され、遊技者はメダルを取り出し、遊技機の投入口にメダルを1枚づつ手で投入する必要があった。
【0003】
これでは一度に多数のメダルを投入するときに手間がかかり不便である。メダル貸機からメダルを所望の遊技機のメダル投入口に直接送ることができれば、手間が省けて便利である。
【0004】
そこで、払い出されたメダルを直接遊技機のメダル投入口に導くためのノズルをメダル貸機に追加することが考えられる。この場合、従来メダルを払い出していたメダル受け皿又はノズルのいずれかに払い出し先を切り換える必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
メダルの払い出し先を切り換えるために、メダル通路の途中に切り換え装置を設けたり、メダル受け皿用とノズル用それぞれにメダル払い出し装置を設けるやり方が考えられる。前者ではメダル通路の構成が複雑になるし、後者ではメダル払い出し装置を複数設けることになり複雑化・コスト高になるとともに、両方の装置についてメダルの残量を管理しなければならず、煩雑である。
【0006】
本発明は、比較的簡単な構成でメダルの払い出し先の切り換えを実現できるメダル貸機及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、遊技機に使用する遊技用メダルを払い出すメダル貸機であって、
予めメダルを貯留する貯留部と、
前記貯留部からメダルを受けこれを一時的に保持するとともに回転に伴いメダルを送り出す回転板、前記回転板の周囲に設けられた第1メダル出口及び第2メダル出口、前記回転板を第1の方向に回転したときに前記回転板に保持されたメダルを前記第1メダル出口へ誘導する第1誘導機構、及び、前記回転板を第2の方向に回転したときに前記回転板に保持されたメダルを前記第2メダル出口へ誘導する第2誘導機構を含むメダル送り出し装置、又は、前記貯留部からメダルを受けこれを一時的に保持するとともに回転に伴いメダルを送り出す第1回転板及び第2回転板、前記第1回転板の周囲に設けられた第1メダル出口、及び、前記第2回転板の周囲に設けられた第2メダル出口を含むメダル送り出し装置のいずれか一方と、
前記メダル送り出し装置からメダルを受ける、メダル貸機の前面に設けられた下皿と、
前記メダル送り出し装置からメダルを受ける、メダル貸機の前面に回動自在に支持されて払い出されたメダルを遊技機のメダル投入口まで案内するノズルと、
前記第1メダル出口を前記下皿に接続する第1メダル通路と、
前記第2メダル出口を前記ノズルに接続する第2メダル通路と、
前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置にあるかどうかを検出するノズル位置検出手段と、
前記メダル送り出し装置の送り出し先を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記下皿にメダルを送り出すときに前記回転板を第1の方向に回転させ、前記ノズルにメダルを送り出すときに前記回転板を第2の方向に回転させる制御、又は、前記下皿にメダルを送り出すときに前記第1回転板を回転させ、前記ノズルにメダルを送り出すときに前記第2回転板を回転させる制御のいずれか一方を行い、
前記下皿をデフォルトの払い出し先とし、前記ノズル位置検出手段の出力に基づき前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置にあることを検知したとき払い出し先として前記ノズルに切り換え、
前記ノズル位置検出手段の出力に基づき前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置から離れたことを検知したとき、直ちにメダルの送り出し先を前記下皿へ切り換え、
前記ノズル位置検出手段の出力に基づき前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置に戻ったことを検知したとき、払い出し先を切り換えることなくメダルの払い出しの完了を待ち、メダルの払い出しが完了した後にメダルの送り出し先を前記ノズルに切り換えることを特徴とするものである。
【0013】
好ましくは、前記制御部は、遊技機からの前記メダル投入口のメダル貯留状態及び/又はクレジットメダル数の状態を示す信号に基づき遊技機がメダル受け入れ可能かどうか判断し、遊技機がメダル受け入れ可能でないとき、前記受け皿へメダルを送り出す。
【0014】
さらに、メダル払い出し先を選択するためのスイッチ(払い出し選択スイッチ30)を備え、前記制御部は、前記スイッチから払い出し先の切り換え信号を受けたとき、メダルの払い出しを完了した後にメダルの送り出し先を切り換える。
【0015】
好ましくは、前記ノズルの移動を禁止する固定手段を備え、前記制御部は、メダルの払い出し中において前記固定手段を動作させて前記ノズルが動かないように制御する。
【0016】
この発明は、予めメダルを貯留する貯留部と、前記貯留部からメダルを受けこれを一時的に保持するとともに回転に伴いメダルを送り出す回転板、前記回転板の周囲に設けられた第1メダル出口及び第2メダル出口、前記回転板を第1の方向に回転したときに前記回転板に保持されたメダルを前記第1メダル出口へ誘導する第1誘導機構、及び、前記回転板を第2の方向に回転したときに前記回転板に保持されたメダルを前記第2メダル出口へ誘導する第2誘導機構を含むメダル送り出し装置、又は、前記貯留部からメダルを受けこれを一時的に保持するとともに回転に伴いメダルを送り出す第1回転板及び第2回転板、前記第1回転板の周囲に設けられた第1メダル出口、及び、前記第2回転板の周囲に設けられた第2メダル出口を含むメダル送り出し装置のいずれか一方と、
前記メダル送り出し装置からメダルを受ける、メダル貸機の前面に設けられた下皿と、
前記メダル送り出し装置からメダルを受け、メダル貸機の前面に回動自在に支持されて払い出されたメダルを遊技機のメダル投入口まで案内するノズルと、
前記第1メダル出口を前記下皿に接続する第1メダル通路と、
前記第2メダル出口を前記ノズルに接続する第2メダル通路と、
前記ノズルの位置が遊技機のメダル投入口にメダルを投入できる位置にあるかどうかを検出するノズル位置検出手段と、を備えるメダル貸機の制御方法であって、
前記下皿にメダルを送り出すときに前記回転板を第1の方向に回転させ、前記ノズルにメダルを送り出すときに前記回転板を第2の方向に回転させる制御、又は、前記下皿にメダルを送り出すときに前記第1回転板を回転させ、前記ノズルにメダルを送り出すときに前記第2回転板を回転させる制御のいずれか一方を行うステップと、
前記下皿をデフォルトの払い出し先とし、前記ノズル位置検出手段の出力に基づき前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置にあることを検知したとき払い出し先として前記ノズルに切り換えるステップと、
前記ノズル位置検出手段の出力に基づき前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置から離れたことを検知したとき、直ちにメダルの送り出し先を前記下皿へ切り換えるステップと、
前記ノズル位置検出手段の出力に基づき前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置に戻ったことを検知したとき、払い出し先を切り換えることなくメダルの払い出しの完了を待ち、メダルの払い出しが完了した後にメダルの送り出し先を前記ノズルに切り換えるステップと、を備えるものである。
【0017】
この発明は、予めメダルを貯留する貯留部と、前記貯留部からメダルを受けこれを一時的に保持するとともに回転に伴いメダルを送り出す回転板、前記回転板の周囲に設けられた第1メダル出口及び第2メダル出口、前記回転板を第1の方向に回転したときに前記回転板に保持されたメダルを前記第1メダル出口へ誘導する第1誘導機構、及び、前記回転板を第2の方向に回転したときに前記回転板に保持されたメダルを前記第2メダル出口へ誘導する第2誘導機構を含むメダル送り出し装置、又は、前記貯留部からメダルを受けこれを一時的に保持するとともに回転に伴いメダルを送り出す第1回転板及び第2回転板、前記第1回転板の周囲に設けられた第1メダル出口、及び、前記第2回転板の周囲に設けられた第2メダル出口を含むメダル送り出し装置のいずれか一方と、
前記メダル送り出し装置からメダルを受ける、メダル貸機の前面に設けられた下皿と、
前記メダル送り出し装置からメダルを受け、メダル貸機の前面に回動自在に支持されて払い出されたメダルを遊技機のメダル投入口まで案内するノズルと、
前記第1メダル出口を前記下皿に接続する第1メダル通路と、
前記第2メダル出口を前記ノズルに接続する第2メダル通路と、
前記ノズルの位置が遊技機のメダル投入口にメダルを投入できる位置にあるかどうかを検出するノズル位置検出手段と、を備えるメダル貸機の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記下皿にメダルを送り出すときに前記回転板を第1の方向に回転させ、前記ノズルにメダルを送り出すときに前記回転板を第2の方向に回転させる制御、又は、前記下皿にメダルを送り出すときに前記第1回転板を回転させ、前記ノズルにメダルを送り出すときに前記第2回転板を回転させる制御のいずれか一方を行うステップと、
前記下皿をデフォルトの払い出し先とし、前記ノズル位置検出手段の出力に基づき前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置にあることを検知したとき払い出し先として前記ノズルに切り換えるステップと、
前記ノズル位置検出手段の出力に基づき前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置から離れたことを検知したとき、直ちにメダルの送り出し先を前記下皿へ切り換えるステップと、
前記ノズル位置検出手段の出力に基づき前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置に戻ったことを検知したとき、払い出し先を切り換えることなくメダルの払い出しの完了を待ち、メダルの払い出しが完了した後にメダルの送り出し先を前記ノズルに切り換えるステップと、を実行させるものである。
【0020】
この発明に係るプログラムは、例えば、記録媒体に記録される。
媒体には、例えば、EPROMデバイス、フラッシュメモリデバイス、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
【0021】
また、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等の通信媒体を含む。インターネットもここでいう通信媒体に含まれる。
【0022】
媒体とは、何等かの物理的手段により情報(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されているものであって、コンピュータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わせることができるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.
図1は、発明の実施の形態1に係るメダル貸機をスロットマシンの隣に設けたものを示す。図1のメダル貸機2は、従来と同様にメダルを下皿(受け皿)22へ払い出すとともに、メダルをノズル5によって直接スロットマシン3のメダル投入口6に投入できるものである。ノズル5又は下皿22のどちらに払い出すかは払い出し先選択スイッチ(後述)により選択可能である。
【0024】
図1において、メダル貸機2の本体4の前面上部において樋状のノズル5が略水平方向に回動自在に支持されている。ノズル5は本体4の前面より斜め下方に突き出していて、樋の内側をメダルが滑り落ちる。スロットマシン3には、投入されたメダルを貯留する投入メダル貯留部7や、スロットマシンにおいて遊技を行うためのメダルの未使用分を表示するクレジットメダル数表示機8が設けられている。
【0025】
メダル貸機(台間機)2について簡単に説明する。メダル貸機2は貨幣の投入等に応じて遊技用メダルを払出すものである。スロットマシンを多数列設した、いわゆるパチスロ島には、遊技用メダルを貸出すメダル貸出機が各スロットマシンの側方に設けられており、貨幣やプリペイドカードの投入などによりメダルを借りることができるようになっている。したがって、遊技客は遊技中に手持ちの遊技用メダルが少なくなった場合であっても、席から離れることなく、しかも遊技を続けながらでもメダルを借りることができる。
【0026】
台間メダル貸機2の本体は縦長略直方体状を呈しており、前面に金銭を投入してメダルを借りるための紙幣識別装置11が設けられている。紙幣識別装置11の下方には、貸し出すメダルの数量などを表示する表示部が設けられる。紙幣識別装置11は、その紙幣投入口から投入された紙幣が真(本物の紙幣)の場合、投入された紙幣に相当するメダルをメダル貸機2から払い出し、また、紙幣投入口から投入された紙幣が偽(偽紙幣)の場合、投入された紙幣をそのまま紙幣投入口に戻す。メダル貸機2の内部にはメダルを払い出すための装置としてのメダルホッパ(後述)が設けられている。ホッパは、メダル収納部内に収納されたメダルをその払出口から一枚づつノズル5又は下皿22に送り出す。
【0027】
台間メダル貸機2の紙幣投入口から所定の金額の紙幣が一枚挿入されると、挿入された紙幣は紙幣識別装置で真偽が判定される。投入された紙幣が真の場合、投入された紙幣の金額に相当するメダルの数量を表示部に表示するとともに、ホッパーによりメダル収納部に収納されたメダルが所定の数だけ一枚一枚払出口から排出される。メダルはノズル5により案内されてメダル投入口6に導かれる。これによって、遊技客はメダル投入に煩わされることなくスロットマシン3の遊技を楽しむことができる。
【0028】
図2は発明の実施の形態1に係るメダル貸機2の内部構成を示すブロック図である。メダル貸機2は、メダルを払い出すためのメダル払い出し装置(メダルホッパ)100と、これを制御する制御部15とを備える。
【0029】
制御部15は、紙幣識別装置11からの紙幣識別信号(正しい紙幣が挿入された)受けてメダル払い出し装置100を駆動してメダルを払い出すとともに、貸し出すメダルの数量などを表示部31に表示する。メダルを払い出すときに、制御部11は、メダル貸機2に設けられた払い出し選択スイッチ30、メダル払い出しノズルスイッチ36(後述)及びスロットマシンからの信号に基づき払い出し先を下皿22またはメダル払い出しノズル5のいずれにするか決定し、この決定に従ってロータ回転方向決定部15aがメダル払い出し装置100のロータ102の回転方向を決定する。図2のメダル払い出し装置100において、ロータ102の回転方向によりメダルの払い出し先を切り換えることができるためである。制御部15はそのためのロータ回転方向決定部15a(プログラムやロジック回路で実現される)を含む。
【0030】
メダル払い出し装置100は、メダルを貯留するホッパタンク101と、ホッパタンク101の下部に設けられ、これからメダルを受けて送り出すためのロータ102と、ロータ102を駆動する駆動モータ103と、ロータ102の近傍に設けられた第1、第2メダル出口104−1、104−2と、2つのメダル出口それぞれに設けられて払い出されたメダルを計数する第1、第2メダルカウントセンサ105−1,105−2とを備える。第1メダル出口104−1には第1メダル通路110−1が接続され、払い出されたメダルは下皿22へ導かれる。第2メダル出口104−2には第2メダル通路110−2が接続され、払い出されたメダルはメダル払い出しノズル5へ導かれる。
【0031】
図3及び図4はメダル貸機2におけるメダル払い出し先の切り換え動作を説明するための図である。これらの図はメダル貸機2の内部をその側面から見た様子を示す。ホッパタンク101には多量のメダルMが貯留されている。これらのメダルMはロータ102により下皿22またはノズル5のいずれかへ払い出される。なお、図中においてロータ102は垂直に取りつけられているが、本発明はこれに限定されない。ロータ102は水平に取りつけられてもよい。
【0032】
図3においてロータ102は駆動モータ103により左回転させられ、これに伴いメダルは第1メダル通路110−1へ送り出され、したがって下皿22にメダルが払い出される。これに対し、図4においてロータ102は駆動モータ103により右回転させられ、これに伴いメダルは第2メダル通路110−2へ送り出され、したがってノズル5にメダルが払い出される。
【0033】
ロータの回転方向を変えることによりメダルの払い出し通路が切り換わる点について図5を参照して説明する。
【0034】
まずメダル払い出し装置100の構造について説明する。図5はメダル払い出し装置100のロータ102の上面図である。ロータ102は長方形のハウジング上に取り付けられている。ハウジングの一辺には第1メダル出口104−1が設けられ、これに対向する面には第2のメダル出口104−2が設けられている。第1、第2メダル出口104−1,104−2の近傍には、それぞれ、払い出されたメダルをカウントするためのカウンタローラ107−1、107−2(これらはそれぞれカウンタアーム106−1,106−2に設けられている)と、ロータディスク102に設けられた穴102aに嵌まり込んだメダルMを押し出してメダル出口104−1,104−2へ誘導するガイドピン108a−1,108a−2,108b−1、108b−2と、カウンタローラ107と相俟ってメダルMをメダル出口104へ正しく誘導するメダルガイド109−1,109−2とを備える。カウンタアーム106−1,106−2はロータ102の円周の外側近傍に設けられていてメダルMが押し出されるときに矢印の方向へ回動する。カウンタローラ107−1,107−2はその回動軸となっている。ガイドピン108a−1はロータ102の中心寄りかつメダル通路の正面に設けられ、ガイドピン108a−2は円周寄りかつカウンタローラ寄りに設けられている。ハウジングの周囲には隆起した突縁部102bが形成され、突縁部102bの内側に回転ディスク102が載置されている。突縁部102bはメダル穴102aに保持されたメダルが外側に飛び出ないようにしている。突縁部102bのうち少なくともメダル出口104−1,104−2に連通する部分は切り欠かれている。メダルをメダル通路に誘導する際に2つのガイドピン108a,bはそれぞれ異なる役割を果たす。ガイドピン108aはメダルに最初に接触し、メダルを外側に押し出す。ガイドピン108bは外側に移動しつつあるメダルを、ロータディスク102の回転方向に移動しないように規制しつつ、さらに外側に移動させる。ガイドピン108を2つ設けることにより、メダルをその通路に正確に誘導することができる。
【0035】
図5において、カウンタアーム106−1〜メダルガイド109−1とカウンタアーム106−2〜メダルガイド109−2は互いに線対称に配置されていることに注意されたい。つまり、ロータ12の中心を通り、図5の横方向の直線を軸とする対称移動によって、カウンタアーム106−1と106−2、カウンタローラ107−1と107−2、ガイドピン108a−1と108a−2、108b−1と108b−2及びメダルガイド109−1と109−2が互いに移り合う関係にある。このためロータを左回転させれば第1メダル出口104−1からメダルが送り出され、右回転させれば第2メダル出口104−2からメダルが送り出されるのである。
【0036】
なお、図5において、カウンタアーム106及びカウンタローラ107とメダルガイド109は互いにその位置を入れ替えることができる。つまり、ロータ12の中心を通り、図5の縦方向の直線を軸とする対称移動によって位置を入れ替えてもよい。例えば、カウンタアーム106−1及びカウンタローラ107−1を左側に配置し、メダルガイド109−1を右側に配置するようにしてもよい。カウンタアーム106−2、カウンタローラ107−2、メダルガイド109−2についても同様である。
【0037】
以下、第1メダル出口104−1へメダルを送り出す場合を例にとり説明する。ロータ102の回転が反対である点を除き、第2メダル出口104−2の動作も同様である。
【0038】
ガイドピン108a−1はメダル出口104−1のほぼ正面かつ内側に,ガイドピン108b−1はそれよりもメダルの進行方向(左回転)にやや離れた位置かつ外側に設けられている。2つのガイドピン108a−1,108b−1はガイドピン押さえ(図示せず)にそれぞれガイドピン用ばね(図示せず)を介して取り付けられる。ガイドピン108a−1,108b−1はガイドピン用ばねにより上方に圧着され、ハウジングの表面から約1mm程度突出している。ガイドピン用ばねの弾性により、ガイドピン108a−1,108b−1が強く上方から押されると、ガイドピン108a−1,108b−1はハウジング内部に後退し、ガイドピン108a−1,108b−1の頭部がハウジングの表面と一致するようになる。ロータ102が左回転している場合、メダルはガイドピン108a−1に最初に当たり、次にガイドピン108b−1に当たることによりメダルMは外側に押し出され、ロータ102の円周に設けられたハウジングとロータ102との隙間(図示せず)を通ってメダル出口104−1へ送り出される。このとき、メダルMとメダル出口104−1の間に障害物はなくメダルは容易に押し出され、したがってメダルがガイドピン108を乗り越えようとする力は小さいので、ガイドピンがハウジング内部に後退することはない。
【0039】
これに対し、ロータ102が右回転している場合、メダルMはガイドピン108b−1に最初に当たり、次にガイドピン108a−1に当たるので、内側に押し出されるようになる。しかも、カウンタアーム106−1や突縁部102bが障害になるので外側には移動できない。隙間がないので内側にも移動できない。したがって、メダルMは穴102aに保持されたままである。このためロータ102の回転に伴い、まずガイドピン108b−1が強く押されてハウジング内部に後退し、次にガイドピン108a−1もハウジング内部に後退する。メダルMはメダル出口104−1の前に来てもガイドピン108により外側に押し出されない(しかもガイドピン108により上向きに押され摩擦が増えている)ので、穴102aに保持されたままである。
【0040】
以上のようにロータ102が左回転すればメダル出口104−1からメダルが送り出され、右回転すればメダル出口104−1からメダルが送り出されない。一方、ロータ102が右回転すればメダル出口104−2からメダルが送り出され、左回転すればメダル出口104−2からメダルが送り出されない。このようにロータ102の回転方向を切り換えることによりいずれか一方のメダル出口からメダルを送り出すことができるのである。
【0041】
ロータディスク102の左回転に伴いメダルMが外側に押し出されると、カウンタアーム106−1に設けられているカウンタローラ107−1を矢印の方向に押し広げ、遊技メダルガイド109−1とカウンタアーム106−1の間を通過し、メダルMはメダル出口104−1を通って外部に排出される。メダルMが排出されると、カウンタローラ107−1はカウンタ引きばね(図示せず)の弾性により元の位置に戻る。遊技メダルガイド109−1は、メダルの動きを規制して、メダルをメダル通路に沿って滑らかに移動させる。
【0042】
メダル出口104−1のところでガイドピン108によりメダルはカウンタアームに設けられているローラ107−1を回動させる。これにより、カウンタアーム(図示せず)に設けられている突起(ロータディスク102が取りつけられた板の裏面に設けられている)が遊技メダル払い出しセンサ(図示せず)の間に入り、光源の光を遮断し、受光素子がこれを検出する。このように、1つのメダルが払い出されるとき当該メダルはローラを1回押すので、センサによりメダルの払い出し数をカウントできる。
【0043】
図14はロータ102が左回転してメダル出口104−1からメダルが送り出される様子を示している。メダルによりローラ107−1は外側に押し出されている。図中で点線で描かれた円はメダル落とし穴102aに保持されたメダルを示し、メダル落とし穴102aから外側に向かっている点線はロータ102内部のメダル通路を示す。前述のようにメダル落とし穴102aは外側に向かって開口している。
【0044】
ガイドピン108の好適な構造について説明する。図14のa−a線、b−b線の矢視断面図を図15に示す。これらはいずれもメダルが搬送される方向である円周方向(言い方を変えれば回転中心とピンを結ぶ線分に垂直な線で切った)の断面図である。図15のガイドピン108a,bはメダルを排出するときにメダルをその側面でしっかり捉えるとともに、メダルを排出しないときにその上を抵抗を少なく通過させるという点で特に好適なものである。ガイドピン108の頭部には斜面が設けられるとともに、その下部に設けられたスプリングによりガイドピン108は上方に付勢されている。ガイドピン108の頭部はメダルを排出するときに当たる側において高く、メダルを排出しないときに当たる側において低い(好ましくはメダルの下面よりも低い)。図15に示すようにメダルを排出しない場合において、メダルMはガイドピン108の斜面に当たりこれを押し下げるので、これを容易に通過することができるのである。
【0045】
図6はノズル5を上から見た詳細図である。ノズル5は、略円筒状のノズル回動部5aと、樋状のノズル本体5bとから構成されている。ノズル5は、ノズル本体5bの先端がスロットマシン3のメダル投入口6にメダルを投入できる位置(図中実線)と、ノズル5をスロットマシン3の前面から退避させる退避位置(図中二点鎖線)との間で回動自在である。後者の位置は、スロットマシン3の前面扉を開けたり、スロットマシン3のメダル投入口6にメダルを投入するときのものである。
【0046】
ノズル回動部5aの底部下面には円柱状の回転軸5cが突設されており、回転軸5cは本体4によって回動自在に保持されている。ノズル回動部5aの上面は開放されていて、第1メダル払い出し装置19から払い出されたメダルがノズル回動部5aの上面から内部に投下されるようになっている。ノズル回動部5aの内部は、傾斜部5d及びメダル溝5eが形成されていて、ノズル回動部5aの内部に投下されたメダルは、傾斜部5dに当たった後にメダルの自重によりメダル溝5eに落下する。ノズル回動部5aの側壁には、このメダル溝5eに連なる開口が形成されていて、メダル溝5eに落下したメダルは開口を介してノズル本体5bへ落ちるようになっている。
【0047】
ノズル回動部5aの外周の側壁には押圧片35が形成されている。この押圧片35は、ノズル5がメダル投入口6にメダルを投入できる位置へと回動したときに、スイッチ36の端子を押す。これによりスイッチ36はON状態となる。これ以外の状態においてスイッチはOFF状態である。
【0048】
次に発明の実施の形態1に係るメダル貸機の動作を、図7の動作フローチャートに基づき説明する。
【0049】
S1:紙幣が紙幣投入口に投入されたかどうか判定する。紙幣が投入されたときはS2に進む。
【0050】
S2:ノズルの払い出し先を決定する。制御部15は払い出し選択スイッチ30、メダル払い出しノズル36のスイッチ及びスロットマシン3からの全部又は一部の信号に基づき、メダルの払い出し先を下皿22とメダル払い出しノズル5のどちらにするか決定する。その詳細は後述する。
【0051】
S3:払い出し先が下皿22とメダル払い出しノズル5のどちらであるかに応じて処理を切り換える。下皿22の場合、S4〜S6の処理を実行し、ノズル5の場合、S7〜S9の処理を実行する。
【0052】
S4:ロータ102を第1の方向へ回転(図5の例では左回転)させ、メダルを第1メダル出口104−1、第1メダル通路110−1を経由して下皿22へ払い出す。
【0053】
S5:メダルを必要枚数払い出したかどうかを第1メダルカウントセンサ105−1の出力信号に基づき判定する。
【0054】
S6:払い出しを完了したらロータ102の駆動を停止する。
【0055】
S7:ロータ102を第2の方向へ回転(図5の例では右回転)させ、メダルを第2メダル出口104−2、第2メダル通路110−2を経由してノズル5へ払い出す。するとメダルはノズル5中のメダル溝5eを転動していってスロットマシン3のメダル投入口6に入る。
【0056】
S8:メダルを必要枚数払い出したかどうかを第2メダルカウントセンサ105−2の出力信号に基づき判定する。
【0057】
S9:払い出しを完了したらロータ102の駆動を停止する。
【0058】
発明の実施の形態1に係るメダル貸機2によれば、ロータ102の回転方向を選択することにより下皿22またはノズル5のいずれかにメダルを払い出すことができる。この処理の中核となるのがS2、S3、S4及びS7である。
【0059】
さらに、図8を参照してS2:メダル払い出し先決定の処理を詳しく説明する。メダル貸機においてメダルは通常下皿22に払い出される。したがって、下皿22に払い出される状態をデフォルトとして、特定の操作がなされたときにノズル5に払い出されるようにすることが望ましい。
【0060】
図8(a)は払い出し選択スイッチ30、メダル払い出しノズル36のスイッチ及びスロットマシン3の全ての情報を使用する場合のメダル払い出し先決定テーブルを示す。同図中(−)は任意の状態を示す。
【0061】
ノズル5が不使用状態、例えば図6の二点鎖線の退避位置にあるときは払い出し選択スイッチ30及びスロットマシン3の状態にかかわらず、メダルの払い出し先は下皿22である。ノズル5が不使用状態のときにメダルをノズル5に供給すると、メダルが床にこぼれたりするからである。
【0062】
スロットマシン3のクレジット/メダル投入口6の貯留部が一杯であるときは払い出し選択スイッチ30の状態にかかわらず、メダルの払い出し先は下皿22である。スロットマシン3側でメダルが溢れるおそれがあるためである。
【0063】
ノズル5が使用状態、つまり図6の実線の位置のメダル投入口上にあり、かつ、スロットマシン3が受け入れ可能状態であるとき、払い出し先は払い出し選択スイッチ30によって決定される。
【0064】
図8(b)は払い出し選択スイッチ30を用いずに、メダル払い出しノズル36のスイッチ及びスロットマシン3の情報を使用する場合のメダル払い出し先決定テーブルを示す。スロットマシン3が受け入れ可能状態であるときはノズル5の状態により払い出し先が決定される。この場合、払い出し選択スイッチ30を設ける必要はない。
【0065】
なお、スロットマシン3の状態を考慮することなく、ノズル5の状態のみに基づき払い出し先を決定するようにしてもよい。
【0066】
図9を参照してメダル払い出し先の切り換えタイミングについて説明する。ホッパの払い出し動作の点からは要求された払い出し動作が完了した後に払い出し先を切り換えることが好ましいが、先に述べたようにデフォルトの払い出し先は下皿22であるので、ノズル5から下皿22への切り換えは(ロータ102に無理がかからない範囲で)即座に行ってもよい。
【0067】
図9(a)はノズル5の状態とメダル払い出し先の切り換えタイミングを示す。ノズル5が動かされて不使用状態になったとき(t1)、メダル払い出し先を即座に下皿22に切り換える(t2)。さもないとノズル5からメダルが床にこぼれかねない。ノズル5がメダル投入口上に移動されたとき(t3)、払い出し完了を待ってメダル払い出し先をノズル5に切り換える(t4)。
【0068】
図9(b)はスロットマシン3の状態とメダル払い出し先の切り換えタイミングを示す。スロットマシン3が満杯になったとき(t1)、メダル払い出し先を速やかに下皿22に切り換える(t5)。もっともt1以降に若干のメダルが供給されてもそれほど不都合はないから、点線のように切り換えのタイミングは多少遅れてもよい。例えば送り出し準備が完了しているメダルを送り出してから切り換えるようにしてもよい。スロットマシン3が受け入れ可能になったとき(t3)、払い出し完了を待ってメダル払い出し先をノズル5に切り換える(t4)。
【0069】
図9(c)は払い出し選択スイッチ30が切り換えられたときの切り換えタイミングを示す。ノズルから下皿、下皿からノズルのいずれの場合も払い出し完了してから切り換えるとよい(t1とt6、t2とt4)。もっとも下皿22への切り換えは即座であってもよい。
【0070】
メダル払い出し中にノズル5が動かされると前述のような不都合が生じる。そこでメダル払い出し中(S4、S7の実行中)はノズル5を固定し回動しないようにしてもよい。このタイミングチャートを図9(d)に示す。ノズル5を固定するために、例えば回動軸5cにブレーキを設けるようにする。
【0071】
発明の実施の形態1によれば、メダルの払い出し先を切り換えるためにメダル通路の途中に切り換え装置を設ける必要がなく、構造が簡単である。また、切り換え動作が簡単である。メダル受け皿用とノズル用それぞれにメダル払い出し装置を設けるやり方に比べてホッパタンクがひとつで済み、簡単かつ経済的であるとともに、メダルの供給・管理が容易である。
【0072】
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態1ではロータ102の回転方向によりメダルの払い出し先を切り換えていた。これに対し、発明の実施の形態2ではロータを複数設け、いずれか一方又は両方を駆動することにより下皿またはノズルの一方あるいは両方にメダルを送り出す。
【0073】
図10は発明の実施の形態2に係るメダル貸機2の内部構成を示すブロック図である。発明の実施の形態1に係る図2の要素と同一・相当部分には同じ符号を付してある。メダル払い出し装置100は、第1ロータ102−1と第2ロータ102−2、これらを駆動する第1駆動モータ103−1と第2駆動モータ103−2を備える。制御部15は、複数のロータ102−1,102−2のうち駆動すべきロータを決定する駆動ロータ決定部15bを含む。第1ロータ102−1は、第1メダル出口104−1及び第1メダル通路110−1を経由して下皿22へメダルを払い出す。第2ロータ102−2は、第2メダル出口104−2及び第2メダル通路110−2を経由してメダル払い出しノズル5へメダルを払い出す。このように駆動すべきロータを選択することにより、メダルの払い出し先を切り変えることができる。
【0074】
図11及び図12は発明の実施の形態2に係るメダル貸機2におけるメダル払い出し先の切り換え動作を説明するための図である。これらの図はメダル貸機2の内部をその側面から見た様子を示す。ホッパタンク101には多量のメダルMが貯留されている。その底部には2つのロータ102−1と102−2が対向して、メダル貸機2の前後にそれぞれ設けられている。それぞれのロータはそのメダル出口に向かって上向きに傾斜している。メダルMはロータ102−1により下皿22へ払い出され、ロータ102−2によりノズル5へ払い出される。なお、ロータ102の取り付け方向は図示したものに限定されない。
【0075】
図11においてロータ102−1は駆動モータ103−1により回転させられ、これに伴いメダルは第1メダル通路110−1へ送り出され、したがって下皿22にメダルが払い出される。これに対し、図12においてロータ102−1は駆動モータ103−2により回転させられ、これに伴いメダルは第2メダル通路110−2へ送り出され、したがってノズル5にメダルが払い出される。この処理フローチャートを図13に示す。
【0076】
なお、発明の実施の形態2において両方のロータを回転させ、下皿22とノズル5の両方にメダルを払い出してもよい。例えば、払い出し選択スイッチ30に「下皿」「ノズル」「両方」の3つのポジションを設け、「両方」のときに下皿22とノズル5の両方にメダルを払い出すようにする。
【0077】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【0078】
【発明の効果】
本発明によれば、メダル貸機において比較的簡単な構成でメダルの払い出し先の切り換えを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の実施の形態に係るメダル貸機をスロットマシンの隣に設けたものを示す。
【図2】 発明の実施の形態1に係るメダル貸機2の内部構成を示すブロック図である。
【図3】 発明の実施の形態1に係るメダル貸機2におけるメダル払い出し先の切り換え動作を説明するための図である(下皿へ払い出し)。
【図4】 発明の実施の形態1に係るメダル貸機2におけるメダル払い出し先の切り換え動作を説明するための図である(ノズルへ払い出し)。
【図5】 発明の実施の形態1に係るメダル払い出し装置のロータ部分の上面図である。
【図6】 発明の実施の形態に係るノズルを上から見た詳細断面図である。
【図7】 発明の実施の形態1に係るメダル貸機の動作フローチャートである。
【図8】 発明の実施の形態に係るメダル貸機のメダル払い出し先決定用テーブルである。
【図9】 発明の実施の形態に係るメダル貸機のメダル払い出し先の切り換えタイミングチャートである。
【図10】 発明の実施の形態2に係るメダル貸機の内部構成を示すブロック図である。
【図11】 発明の実施の形態2に係るメダル貸機2におけるメダル払い出し先の切り換え動作を説明するための図である(下皿へ払い出し)。
【図12】 発明の実施の形態2に係るメダル貸機2におけるメダル払い出し先の切り換え動作を説明するための図である(ノズルへ払い出し)。
【図13】 発明の実施の形態2に係るメダル貸機の動作フローチャートである。
【図14】 発明の実施の形態に係るメダル払い出し装置のロータの動作説明図である。
【図15】 発明の実施の形態に係るメダル払い出し装置に好適なガイドピンの構造の説明図である。
【符号の説明】
2 メダル貸機
3 スロットマシン
4 メダル貸機本体
5 メダル払い出しノズル
5a ノズル回動部
5b ノズル本体
5c 回転軸
5d 傾斜部5d
5e メダル溝
6 メダル投入口
7 投入メダル貯留部
8 クレジットメダル数表示機
11 紙幣識別装置
15 制御部
15a ロータ回転方向決定部
22 下皿(受け皿)
30 払い出し先選択スイッチ
31 表示部
35 押圧片
36 メダル払い出しノズルスイッチ(ノズル位置検出手段)
100 メダル払い出し装置(メダルホッパ)
101 ホッパタンク(貯留部)
102 ロータ(回転板)
102a メダル落とし穴
103 駆動モータ
104 メダル出口
105 メダルカウントセンサ
106 カウンタアーム
107 カウンタローラ
108 ガイドピン
109 メダルガイド
110 メダル通路

Claims (6)

  1. 遊技機に使用する遊技用メダルを払い出すメダル貸機であって、
    予めメダルを貯留する貯留部と、
    前記貯留部からメダルを受けこれを一時的に保持するとともに回転に伴いメダルを送り出す回転板、前記回転板の周囲に設けられた第1メダル出口及び第2メダル出口、前記回転板を第1の方向に回転したときに前記回転板に保持されたメダルを前記第1メダル出口へ誘導する第1誘導機構、及び、前記回転板を第2の方向に回転したときに前記回転板に保持されたメダルを前記第2メダル出口へ誘導する第2誘導機構を含むメダル送り出し装置、又は、前記貯留部からメダルを受けこれを一時的に保持するとともに回転に伴いメダルを送り出す第1回転板及び第2回転板、前記第1回転板の周囲に設けられた第1メダル出口、及び、前記第2回転板の周囲に設けられた第2メダル出口を含むメダル送り出し装置のいずれか一方と、
    前記メダル送り出し装置からメダルを受ける、メダル貸機の前面に設けられた下皿と、
    前記メダル送り出し装置からメダルを受ける、メダル貸機の前面に回動自在に支持されて払い出されたメダルを遊技機のメダル投入口まで案内するノズルと、
    前記第1メダル出口を前記下皿に接続する第1メダル通路と、
    前記第2メダル出口を前記ノズルに接続する第2メダル通路と、
    前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置にあるかどうかを検出するノズル位置検出手段と、
    前記メダル送り出し装置の送り出し先を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記下皿にメダルを送り出すときに前記回転板を第1の方向に回転させ、前記ノズルにメダルを送り出すときに前記回転板を第2の方向に回転させる制御、又は、前記下皿にメダルを送り出すときに前記第1回転板を回転させ、前記ノズルにメダルを送り出すときに前記第2回転板を回転させる制御のいずれか一方を行い、
    前記下皿をデフォルトの払い出し先とし、前記ノズル位置検出手段の出力に基づき前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置にあることを検知したとき払い出し先として前記ノズルに切り換え、
    前記ノズル位置検出手段の出力に基づき前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置から離れたことを検知したとき、直ちにメダルの送り出し先を前記下皿へ切り換え、
    前記ノズル位置検出手段の出力に基づき前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置に戻ったことを検知したとき、払い出し先を切り換えることなくメダルの払い出しの完了を待ち、メダルの払い出しが完了した後にメダルの送り出し先を前記ノズルに切り換えることを特徴とするメダル貸機。
  2. 前記制御部は、遊技機からの前記メダル投入口のメダル貯留状態及び/又はクレジットメダル数の状態を示す信号に基づき遊技機がメダル受け入れ可能かどうか判断し、遊技機がメダル受け入れ可能でないとき、前記下皿へメダルを送り出すように制御することを特徴とする請求項1記載のメダル貸機。
  3. メダル払い出し先を選択するための払い出し選択スイッチを備え、
    前記制御部は、前記払い出し選択スイッチで前記ノズルが選択されたとき、払い出し先を切り換えることなくメダルの払い出しの完了を待ち、メダルの払い出しが完了した後にメダルの送り出し先を前記ノズルに切り換えることを特徴とする請求項1記載のメダル貸機。
  4. 前記ノズルの移動を禁止する固定手段を備え、
    前記制御部は、メダルの払い出し中において前記固定手段を動作させて前記ノズルが動かないように制御することを特徴とする請求項1記載のメダル貸機。
  5. 予めメダルを貯留する貯留部と、
    前記貯留部からメダルを受けこれを一時的に保持するとともに回転に伴いメダルを送り出す回転板、前記回転板の周囲に設けられた第1メダル出口及び第2メダル出口、前記回転板を第1の方向に回転したときに前記回転板に保持されたメダルを前記第1メダル出口へ誘導する第1誘導機構、及び、前記回転板を第2の方向に回転したときに前記回転板に保持されたメダルを前記第2メダル出口へ誘導する第2誘導機構を含むメダル送り出し装置、又は、前記貯留部からメダルを受けこれを一時的に保持するとともに回転に伴いメダルを送り出す第1回転板及び第2回転板、前記第1回転板の周囲に設けられた第1メダル出口、及び、前記第2回転板の周囲に設けられた第2メダル出口を含むメダル送り出し装置のいずれか一方と、
    前記メダル送り出し装置からメダルを受ける、メダル貸機の前面に設けられた下皿と、
    前記メダル送り出し装置からメダルを受け、メダル貸機の前面に回動自在に支持されて払い出されたメダルを遊技機のメダル投入口まで案内するノズルと、
    前記第1メダル出口を前記下皿に接続する第1メダル通路と、
    前記第2メダル出口を前記ノズルに接続する第2メダル通路と、
    前記ノズルの位置が遊技機のメダル投入口にメダルを投入できる位置にあるかどうかを検出するノズル位置検出手段と、を備えるメダル貸機の制御方法であって、
    前記下皿にメダルを送り出すときに前記回転板を第1の方向に回転させ、前記ノズルにメダルを送り出すときに前記回転板を第2の方向に回転させる制御、又は、前記下皿にメダルを送り出すときに前記第1回転板を回転させ、前記ノズルにメダルを送り出すときに前記第2回転板を回転させる制御のいずれか一方を行うステップと、
    前記下皿をデフォルトの払い出し先とし、前記ノズル位置検出手段の出力に基づき前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置にあることを検知したとき払い出し先として前記ノズルに切り換えるステップと、
    前記ノズル位置検出手段の出力に基づき前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置から離れたことを検知したとき、直ちにメダルの送り出し先を前記下皿へ切り換えるステップと、
    前記ノズル位置検出手段の出力に基づき前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置に戻ったことを検知したとき、払い出し先を切り換えることなくメダルの払い出しの完了を待ち、メダルの払い出しが完了した後にメダルの送り出し先を前記ノズルに切り換えるステップと、を備えるメダル貸機の制御方法。
  6. 予めメダルを貯留する貯留部と、
    前記貯留部からメダルを受けこれを一時的に保持するとともに回転に伴いメダルを送り出す回転板、前記回転板の周囲に設けられた第1メダル出口及び第2メダル出口、前記回転板を第1の方向に回転したときに前記回転板に保持されたメダルを前記第1メダル出口へ誘導する第1誘導機構、及び、前記回転板を第2の方向に回転したときに前記回転板に保持されたメダルを前記第2メダル出口へ誘導する第2誘導機構を含むメダル送り出し装置、又は、前記貯留部からメダルを受けこれを一時的に保持するとともに回転に伴いメダルを送り出す第1回転板及び第2回転板、前記第1回転板の周囲に設けられた第1メダル出口、及び、前記第2回転板の周囲に設けられた第2メダル出口を含むメダル送り出し装置のいずれか一方と、
    前記メダル送り出し装置からメダルを受ける、メダル貸機の前面に設けられた下皿と、
    前記メダル送り出し装置からメダルを受け、メダル貸機の前面に回動自在に支持されて払い出されたメダルを遊技機のメダル投入口まで案内するノズルと、
    前記第1メダル出口を前記下皿に接続する第1メダル通路と、
    前記第2メダル出口を前記ノズルに接続する第2メダル通路と、
    前記ノズルの位置が遊技機のメダル投入口にメダルを投入できる位置にあるかどうかを検出するノズル位置検出手段と、を備えるメダル貸機の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記下皿にメダルを送り出すときに前記回転板を第1の方向に回転させ、前記ノズルにメダルを送り出すときに前記回転板を第2の方向に回転させる制御、又は、前記下皿にメダルを送り出すときに前記第1回転板を回転させ、前記ノズルにメダルを送り出すときに前記第2回転板を回転させる制御のいずれか一方を行うステップと、
    前記下皿をデフォルトの払い出し先とし、前記ノズル位置検出手段の出力に基づき前記 ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置にあることを検知したとき払い出し先として前記ノズルに切り換えるステップと、
    前記ノズル位置検出手段の出力に基づき前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置から離れたことを検知したとき、直ちにメダルの送り出し先を前記下皿へ切り換えるステップと、
    前記ノズル位置検出手段の出力に基づき前記ノズルの位置が前記メダル投入口にメダルを投入できる位置に戻ったことを検知したとき、払い出し先を切り換えることなくメダルの払い出しの完了を待ち、メダルの払い出しが完了した後にメダルの送り出し先を前記ノズルに切り換えるステップと、を実行させるプログラム。
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