JP4039336B2 - 加熱装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒータにより加熱対象を加熱する加熱装置、および、この加熱装置を備えた画像形成装置に関する。
従来から、ヒータにより加熱対象を加熱する加熱装置が種々の装置において使用されている。例えば、画像形成装置においては、印刷媒体に転写させた現像剤像を加熱して定着させるために、上述の加熱装置(定着器)が備えられている。
この種の加熱装置では、ヒータの温度を検出するサーミスタなどの温度検出手段を有しており、この温度検出手段により検出されるヒータの温度に基づいてヒータへの電源供給を制御することが一般的である。
このような加熱装置では、ヒータが暴走してしまうとヒータの温度が必要以上に上昇してしまい危険である。
そこで、このような不具合を防止するための技術として、ヒータから発せられる光を受光するフォトダイオードを設け、ヒータに対して点灯指令を行っていない時にヒータが点灯したことをフォトダイオードを介して検出した場合は、ヒータへの電力供給を遮断する、といった技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開平5−333945号公報(段落[0013]など)
ところで、加熱装置が有するヒータは、例えば、定格電圧、定格電力などに応じて様々な種類が存在しており、電源供給に伴う温度上昇も種類によって異なっている。そのため、加熱装置の製造工程においては、その加熱装置が備えられる装置側の用途に合った種類のものが取り付けられることになるが、ヒータには、大きさや形状が類似していても種類の異なるものが存在するため、本来取り付けるべきヒータとは異なる種類のものが間違って取り付けられてしまう等、加熱装置に対してヒータが適切に取り付けられていない恐れ
がある。
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術等の従来技術では、ヒータが適切に取り付けられているか否かの判定がなされていなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ヒータが適切に取り付けられているかどうかを判定するための技術を提供することである。
上記課題を解決するため請求項1に記載の加熱装置は、外部からの電源供給により発光を伴って発熱するヒータが取り付けられてなる加熱装置であって、発光検出手段および取付判定手段を備えている。これらのうち、発光検出手段は、ヒータが発する光を受光することにより、該ヒータの発光状態を検出する手段である。また、取付判定手段は、発光検出手段により検出された発光状態に基づいて、加熱装置にヒータが適切に取り付けられているか否かを判定する手段である。
このように構成された加熱装置によれば、発光検出手段により検出された発光状態に基づいて、加熱装置にヒータが適切に取り付けられているか否かを判定することができる。
なお、上述した取付判定手段は、加熱装置にヒータが適切に取り付けられているか否かを、発光検出手段により検出された発光状態に基づいて判定する手段であって、例えば、発光検出手段により検出された発光状態が、加熱装置にヒータが正しく取り付けられている場合における発光状態と異なっている場合に、ヒータが適切に取り付けられていないと判定する、ように構成するとよい。
このように構成すれば、発光検出手段により検出される発光状態が、ヒータが適切に取り付けられているときと同じ発光状態となっているか否かをチェックし、ヒータが適切に取り付けられている場合における発光状態となっていれば、適切に取り付けられていると判定して、一方、ヒータが適切に取り付けられていない場合における発光状態と異なっていれば、適切に取り付けられていないと判定することができる。
この構成における取付判定手段は、例えば、加熱装置にヒータが正しく取り付けられた状態で、ヒータが正常に作動する場合におけるヒータの発光状態をあらかじめ測定しておき、この発光状態と比較する、といった方法により判定を行うように構成すればよい。
ところで、上述したヒータは、例えば、定格電圧、定格電力などに応じて様々な種類が存在し、電源供給に伴う温度上昇も種類によって異なっているが、ヒータの中には、大きさや形状が類似していても種類の異なるものが存在する。そのため、加熱装置の製造工程においては、その加熱装置を使用する装置側の用途に合っていない種類のものが間違って取り付けられてしまう恐れがある。
そこで、取付判定手段は、発光検出手段により検出された発光状態が、加熱装置に正しい種類のヒータが取り付けられた場合における発光状態であれば、当該加熱装置に正しい種類のヒータが取り付けられていると判定する一方、その発光状態と異なっていれば、加熱装置に間違った種類のヒータが取り付けられていると判定する、ように構成するとよい。
このように構成すれば、発光検出手段により検出される発光状態が、正しい種類のヒータが適切に取り付けられているときと同じ発光状態となっているか否かをチェックし、正しい種類のヒータが取り付けられた場合における発光状態となっていれば、加熱装置にヒータが適切に取り付けられていると判定して、一方、加熱装置に正しい種類のヒータが取り付けられた場合における発光状態と異なっていれば、加熱装置にヒータが適切に取り付
けられていないと判定することができる。
この構成における取付判定手段は、例えば、加熱装置に正しい種類のヒータが取り付けられた場合におけるヒータの発光状態をあらかじめ測定しておき、この発光状態と比較する、といった方法により判定を行うように構成すればよい。
また、取付判定手段が判定を行う際に参照する「発光状態」としては、例えば、発光検出手段により検出される光の光量(または、光のレベル、光強度)などを採用することができる。
の構成における発光検出手段は、ヒータが発する光の光量を検出して、取付判定手段は、発光検出手段により検出された光量が、加熱装置に正しい種類のヒータが取り付けられた場合における光量に比して所定範囲内の値であれば、当該加熱装置に正しい種類のヒータが取り付けられていると判定する一方、所定範囲内の値でなければ、当該加熱装置に間違った種類のヒータが取り付けられていると判定する。
このように構成すれば、ヒータが発熱に伴って発する光の光量に基づいてヒータが適切に取り付けられているか否かを判定することができる。
また、加熱装置はヒータへの電源供給が行われた際、この電源供給に反応して所定のパターンで発熱して発光するため、このときの発光のパターンを取付判定手段が判定を行う際に参照する「発光状態」として採用することも考えられる。
このためには、例えば、請求項に記載のように構成するとよい。この構成において、発光検出手段は、ヒータが発する光の発光パターンを検出して、取付判定手段は、発光検出手段により検出された発光パターンが、加熱装置に正しい種類のヒータが取り付けられた場合における発光パターンであれば、当該加熱装置に正しい種類のヒータが取り付けられていると判定する一方、その発光パターンと異なっていれば、当該加熱装置に間違った種類のヒータが取り付けられていると判定する。
このように構成すれば、ヒータが発熱に伴って発光する際の発光パターンに基づいてヒータが適切に取り付けられているか否かを判定することができる。
なお、上述の「発光パターン」とは、例えば、ヒータが発光している期間、発光している期間と発光していない期間により規定されるパターン、ヒータが発する光量の変化により規定されるパターンなどである。
また、上記各加熱装置においては、当該加熱装置にヒータが取り付けられた後、最初に前記取付判定手段により当該加熱装置に正しい種類のヒータが取り付けられていると判定された場合に、その旨を登録する判定登録手段と、該登録判定手段による登録がなされている状態で、前記取付判定手段により当該加熱装置に間違った種類のヒータが取り付けられていると判定された場合に、当該加熱装置の使用環境が異常である旨を報知する環境異常報知手段と、を備えているとよい。
また、上述の加熱装置においては、取付判定手段により間違った種類のヒータが取り付けられていると判定された場合、加熱装置自体が正常に動作していないことになるため、請求項に記載のように、第1停止手段によりヒータへの電源供給を停止させるように構成することが望ましい。
このように構成された加熱装置によれば、加熱装置自体が正常に動作していない状態が継続することがないため、例えば、不必要に温度が上昇してしまい加熱装置および加熱装置が備えられている装置側に不必要な温度上昇に起因する何らかの悪影響を与えてしまうことを防止できる。
なお、上述の第1停止手段は、ヒータへの電源供給を停止させる手段であって、例えば、ヒータへの電源供給を行う電源部に対して電源供給の停止を指令するように構成すればよい。また、ヒータへ電源供給を行うための経路中にスイッチ素子を設けておき、このスイッチ素子を開放することにより電源供給を停止させるように構成してもよい。
また、取付判定手段により間違った種類のヒータが取り付けられていると判定された場合には、その旨を利用者が確認できることが望ましく、そのためには、請求項に記載のように、取付判定手段によりヒータが適切に取り付けられていないと判定された場合にその旨を報知する第1報知手段を備えるとよい。
このように構成された加熱装置によれば、例えば、ヒータの取付作業を行った作業者は、第1報知手段の報知によりヒータが適切に取り付けられていないことを確認することができ、その旨を確認した後で、ヒータを適切に取り付け直すといった対応を迅速にとることができる。また、加熱装置を利用する利用者は、第1報知手段の報知によりヒータが適切に取り付けられていないことを確認することができ、その旨を確認した後で、ヒータを適切に取り付け直したり、サービスマンに修理を依頼するなどといった対応を迅速にとることができる。
また、請求項に記載の加熱装置は、発光検出手段が、前記ヒータが発する光の発光パターンを検出して、さらに、光検出手段によって検出された発光パターンに基づいて、加熱装置が劣化しているか否かを判定する劣化判定手段を備えている。
このように構成された加熱装置によれば、ヒータの発光パターンに基づいて加熱装置が劣化しているか否かを判定することができる。
また、故障の程度によっては、加熱装置だけでなく、この加熱装置が使用されている装置側にも故障による悪影響を与えてしまう恐れがある。そのため、請求項に記載のように、加熱装置が劣化した状態、つまり、故障に至る前の状態になったことを判定できることは、加熱装置および加熱装置が使用されている装置側に加熱装置の故障に起因する何らかの悪影響を与えることを防止するためには好適である。
また、加熱装置の劣化は、例えば、ヒータの発熱状態(温度や温度変化)に基づいて判定することも考えられるが、ヒータの発熱状態を検出するための温度センサは、一般的に、ヒータに密着させておかなければ充分な精度で発熱状態を検出することができない。一方、ヒータの発光パターンは、ヒータから発せられる光を受光できるように光検出手段を配設すれば、ヒータに密着させなくても充分な精度で検出できるため、ヒータの発熱状態に基づいて判定する場合と比べて、光検出手段を配設するのに要する手間が削減できる。
さらに、請求項に記載の構成において、加熱装置の劣化状態を判定するために使用される発光検出手段は、ヒータの発光状態を検出できればよいため、上述したヒータの取付状態を判定する発光検出手段にて兼用することができる。そのため、加熱装置全体としての構成の単純化、および、製造コストの抑制といったことが実現できる。
なお、この構成において、加熱装置が劣化していない場合と異なる発光パターンは、ヒータが正常に発熱して発光していない状態における発光パターンであるため、劣化判定手段により判定される「加熱装置の劣化」とは、請求項に記載のように「加熱装置に取り付けられているヒータの劣化」を示している。これにより、加熱装置に取り付けられているヒータが劣化しているか否かを劣化判定手段により判定することができる。
また、加熱装置が、ヒータの温度を検出する温度検出手段を備え、この温度検出手段に
より検出されるヒータの温度に基づいてヒータへの電源供給を制御するように構成されている場合であれば、温度検出手段が劣化していない場合と異なる発光パターンになっている状態は、ヒータが正常に発熱して発光しているにも拘わらず温度検出手段が正常に発光パターンを検出できていない状態であるため、劣化判定手段により判定される「加熱装置の劣化」とは、請求項に記載のように、「温度検出手段の劣化」を示している。これにより、加熱装置に取り付けられている温度検出手段が劣化しているか否かを劣化判定手段により判定することができる。
なお、上述した劣化判定手段は、ヒータの発光パターンに基づいて加熱装置が劣化しているか否かを判定できるが、どの程度の劣化であるかについても判定することができることが望ましい。
そこで、請求項に記載のように、劣化判定手段は、発光検出手段により検出された発光パターンが、加熱装置としての機能を維持できる程度の劣化であると想定される発光パターンである場合に、加熱装置に軽度の劣化が発生していると判定する、ように構成するとよい。
このように構成すれば、加熱装置に機能を維持できる程度の軽度な劣化が発生しているか否かを判定することができる。
また、請求項10に記載のように、発光検出手段により検出された発光パターンが、加熱装置としての機能を維持できない程度の劣化であると想定される発光パターンである場合、加熱装置に重度の劣化が発生していると判定する、ように構成するとよい。
このように構成すれば、加熱装置に機能を維持できない程度の重度な劣化が発生しているか否かを判定することができる。
ここで、劣化判定手段により加熱装置に重度の劣化が発生していると判定された場合には、直ちに加熱装置を補修しなければならないことが予想されるため、請求項11に記載のように、第2停止手段によりヒータへの電源供給を停止させるように構成することが望ましい。
このように構成すれば、直ちに加熱装置を補修しなければならないような状態で加熱装置が動作し続けることがないため、加熱装置が備えられている装置側に加熱装置の故障に起因する何らかの悪影響を与えてしまうことを防止するためには好適である。
なお、上述の第2停止手段は、ヒータへの電源供給を停止させる手段であって、例えば、ヒータへの電源供給を行う電源部に対して電源供給の停止を指令するように構成すればよい。また、ヒータへ電源供給を行うための経路中にスイッチ素子を設けておき、このスイッチ素子を開放することにより電源供給を停止させるように構成してもよい。
また、劣化判定手段により加熱装置に劣化が発生していると判定された場合には、その旨を利用者が確認できることが望ましく、そのためには、請求項12に記載のように、取付判定手段によりヒータが適切に取り付けられていないと判定された場合にその旨を報知する第2報知手段を備えるとよい。
このように構成された加熱装置によれば、利用者は、第2報知手段の報知により加熱装置が劣化していることを確認することができるため、その旨を確認した後で、例えば、加熱装置を補修するといった対応を迅速にとることができる。
なお、上述の「発光パターン」とは、例えば、ヒータが発光している期間、発光している期間と発光していない期間により規定されるパターン、ヒータが発する光量の変化によ
り規定されるパターンなどである。
例えば、発光パターンとしてヒータが発光している期間を採用した場合には、加熱装置が劣化すると、ヒータへの電源供給が行われても充分な発熱が行われなくなるため、ヒータの発光期間は、加熱装置が劣化していない場合における正常な発光期間よりも長くなる。
そのため、請求項13に記載のように、劣化判定手段が、発光検出手段によって検出されたヒータが発する光の発光期間が、加熱装置が劣化していない場合における発光期間よりも長い場合に、加熱装置が劣化していると判定する、ように構成するとよい。
このように構成すれば、ヒータの発光期間に基づいて加熱装置が劣化しているか否かを判定することができる。
また、請求項14に記載の画像形成装置は、回動可能に保持された像担持体と、像担持体を帯電する帯電手段と、帯電手段により帯電された像担持体に静電潜像を形成する潜像形成手段と、潜像形成手段により形成された静電潜像に現像剤を付着させて現像する現像手段と、現像手段により現像された現像剤像を印刷媒体に転写する転写手段と、転写手段により印刷媒体に転写された現像剤像を加熱して定着させる定着手段と、を備えており、定着手段が、請求項1から13のいずれかに記載の加熱装置からなる。
このように構成された画像形成装置によれば、定着手段が請求項1から13のいずれかに記載の加熱装置を有しているため、この加熱装置と同様の作用・効果を得ることができる。
次に本発明の実施の形態について例を挙げて説明する。
図1は、画像形成装置としてのレーザプリンタの1実施形態を示す要部側断面図である。図1において、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に所定の画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7と、給紙トレイ6の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ8および分離パッド9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられる紙粉取りローラ10および11と、紙粉取りローラ10および11に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ12とを備えている。
用紙押圧板7は、用紙3を積層状にスタック可能とされ、給紙ローラ8に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、近い方の端部が上下方向に移動可能とされており、また、その裏側から図示しないばねによって上方向に付勢されている。そのため、用紙押圧板7は、用紙3の積層量が増えるに従って、給紙ローラ8に対して遠い方の端部を支点として、ばねの付勢力に抗して下向きに揺動される。給紙ローラ8および分離パッド9は、互いに対向状に配設され、分離パッド9の裏側に配設されるばね13によって、分離パッド9が給紙ローラ8に向かって押圧されている。用紙押圧板7上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板7の裏側から図示しないばねによって給紙ローラ8に向かって押圧され、その給紙ローラ8の回転によって給紙ローラ8と分離パッド9とで挟まれた後、1枚毎に給紙される。給紙された用紙3は、紙粉取りローラ10および11によって、紙粉が取り除かれた後、レジストローラ12に送られる。レジストローラ12は、1対のローラから構成されており、用紙3を所定のレジスト後に、画像形成部5に送るようにしている。
なお、このフィーダ部4は、さらに、マルチパーパストレイ14と、マルチパーパストレイ14上に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス側給紙ローラ15およびマルチパーパス側分離パッド25とを備えており、マルチパーパス側給紙ローラ15およびマルチパーパス側分離パッド25は、互いに対向状に配設され、マルチパーパス側分離パッド25の裏側に配設されるばね25aによって、マルチパーパス側分離パッド25がマルチパーパス側給紙ローラ15に向かって押圧されている。マルチパーパストレイ14上に積層される用紙3は、マルチパーパス側給紙ローラ15の回転によってマルチパーパス側給紙ローラ15とマルチパーパス側分離パッド25とで挟まれた後、1枚毎に給紙される。
画像形成部5は、スキャナユニット16、プロセスユニット17、定着部18などを備えている。
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示省略)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20および21、反射鏡22、23および24などを備えており、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、鎖線で示すように、ポリゴンミラー19、レンズ20、反射鏡22および23、レンズ21、反射鏡24の順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスユニット17の感光体としての感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射させている。
プロセスユニット17は、スキャナユニット16の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されるドラムカートリッジ26内に、感光ドラム27、現像カートリッジ28、スコロトロン型帯電器29、転写ローラ30、クリーニングローラ51を備えている。
現像カートリッジ28は、ドラムカートリッジ26に対して着脱自在に装着されており、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、供給ローラ33およびトナーボックス34などを備えている。
トナーボックス34内には、トナー(現像剤)が充填されている。そして、トナーボックス34内のトナーは、トナーボックス34の中心に設けられる回転軸35に支持されるアジテータ36の矢印方向(時計方向)への回転により、攪拌されて、トナーボックス34の側部に開口されたトナー供給口37から放出される。なお、トナーボックス34の側壁には、トナーの残量検知用の窓38が設けられており、回転軸35に支持されたクリーナ39によって清掃される。
トナー供給口37の側方位置には、供給ローラ33が矢印方向(反時計方向)に回転可能に配設されており、また、この供給ローラ33に対向して、現像ローラ31が矢印方向(反時計方向)に回転可能に配設されている。そして、これら供給ローラ33と現像ローラ31とは、そのそれぞれがある程度圧縮するような状態で互いに当接されている。
供給ローラ33は、金属製のローラ軸に、導電性の発泡材料からなるローラが被覆されている。また、現像ローラ31は、金属製のローラ軸に、磁気特性を持たない導電性のゴム材料からなるローラが被覆されている。より具体的には、現像ローラ31のローラ部分は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなるローラ本体の表面に、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆されている。なお、現像ローラ31には、現像バイアスが印加される。
また、現像ローラ31の近傍には、層厚規制ブレード32が配設されている。この層厚規制ブレード32は、金属の板ばね材からなるブレード本体の先端部に、絶縁性のシリコ
ーンゴムからなる断面半円形状の押圧部を備えており、現像ローラ31の近くにおいて現像カートリッジ28に支持されて、押圧部がブレード本体の弾性力によって現像ローラ31上に圧接されるように構成されている。
そして、トナー供給口37から放出されるトナーは、供給ローラ33の回転により、現像ローラ31に供給され、この時、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴って、層厚規制ブレード32の押圧部と現像ローラ31との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
感光ドラム27は、現像ローラ31の側方位置において、その現像ローラ31と対向するような状態で矢印方向(時計方向)に回転可能に配設されている。この感光ドラム27は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分が、ポリカーボネートなどから構成される正帯電性の感光層により形成されている。なお、この感光ドラム27は、図示しないメインモータからの動力によって回転駆動されるように構成されている。
スコロトロン型帯電器29は、感光ドラム27の上方に、感光ドラム27に接触しないように、所定の間隔を隔てて配設されている。このスコロトロン型帯電器29は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
そして、感光ドラム27の表面は、その感光ドラム27の回転に伴って、まず、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光ドラム27に対向して接触する時に、感光ドラム27の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム27の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像が達成される(現像剤像が形成される)。
転写ローラ30は、感光ドラム27の下方において、この感光ドラム27に対向するように配置され、ドラムカートリッジ26に矢印方向(反時計方向)に回転可能に支持されている。この転写ローラ30は、金属製のローラ軸に、イオン導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、転写時には、転写バイアス(転写順バイアス)が印加されるように構成されている。そのため、感光ドラム27の表面上に担持された現像剤像は、用紙3が感光ドラム27と転写ローラ30との間を通る間に用紙3に転写される。
定着部18は、プロセスユニット17の側方下流側に配設され、加熱ローラ41、加熱ローラ41を押圧する押圧ローラ42、および、これら加熱ローラ41および押圧ローラ42の下流側に設けられる1対の搬送ローラ43を備えている。加熱ローラ41は、金属製で加熱のためのハロゲンランプ41aを備えており、プロセスユニット17において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ43によって、排紙パス44に搬送するようにしている。排紙パス44に送られた用紙3は、排紙ローラ45に送られて、その排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。
なお、このレーザプリンタ1には、用紙3の両面に画像を形成するために、反転搬送部47が設けられている。この反転搬送部47は、排紙ローラ45と、反転搬送パス48と
、フラッパ49と、複数の反転搬送ローラ50とを備えている。
排紙ローラ45は、1対のローラからなり、正回転および逆回転の切り換えができるように構成されている。この排紙ローラ45は、上記したように、排紙トレイ46上に用紙3を排紙する場合には、正方向に回転するが、用紙3を反転させる場合には、逆方向に回転する。
反転搬送パス48は、排紙ローラ45から画像形成部5の下方に配設される複数の反転搬送ローラ50まで用紙3を搬送することができるように、上下方向に沿って設けられており、その上流側端部が、排紙ローラ45の近くに配置されるとともに、その下流側端部が、反転搬送ローラ50の近くに配置されている。
フラッパ49は、排紙パス44と反転搬送パス48との分岐部分に臨むように、揺動可能に設けられており、図示しないソレノイドの励磁または非励磁により、排紙ローラ45によって反転された用紙3の搬送方向を、排紙パス44に向かう方向から、反転搬送パス48に向かう方向に切り換えることができるように構成されている。
反転搬送ローラ50は、給紙トレイ6の上方において、略水平方向に複数設けられており、最も上流側の反転搬送ローラ50が、反転搬送パス48の後端部の近くに配置されるとともに、最も下流側の反転搬送ローラ50が、レジストローラ12の下方に配置されるように設けられている。
そして、用紙3の両面に画像を形成する場合には、この反転搬送部47が、次のように動作される。すなわち、一方の面に画像が形成された用紙3が搬送ローラ43によって排紙パス44から排紙ローラ45に送られてくると、排紙ローラ45は、用紙3を挟んだ状態で正回転して、この用紙3を一旦外側(排紙トレイ46側)に向けて搬送し、用紙3の大部分が外側に送られ、用紙3の後端が排紙ローラ45に挟まれた時に、正回転を停止する。次いで、排紙ローラ45は、逆回転するとともに、フラッパ49が、用紙3が反転搬送パス48に搬送されるように、搬送方向を切り換えて、用紙3を前後逆向きの状態で反転搬送パス48に搬送するようにする。なお、フラッパ49は、用紙3の搬送が終了すると、元の状態、すなわち、搬送ローラ43から送られる用紙3を排紙ローラ45に送る状態に切り換えられる。次いで、反転搬送パス48に逆向きに搬送された用紙3は、反転搬送ローラ50に搬送され、この反転搬送ローラ50から、上方向に反転されて、レジストローラ12に送られる。レジストローラ12に搬送された用紙3は、裏返しの状態で、再び、所定のレジスト後に、画像形成部5に向けて送られ、これによって、用紙3の両面に所定の画像が形成される。
また、このレーザプリンタ1では、図2に示す如く、定着部18に定着部駆動回路60が接続されている。この定着部駆動回路60は、レーザプリンタ1全体の動作を制御する制御部70により制御されるものであって、押圧ローラ42および搬送ローラ43をモータ42aおよび43aにより回転させるためのローラ駆動回路61の他、加熱ローラ41の備えるハロゲンヒータ41aへの電源供給を行う電源回路62、電源回路62からハロゲンヒータ41aに至る経路に配設された遮断回路63、加熱ローラ41の温度を検出する温度センサ64、ハロゲンヒータ41aの発熱に伴って発せられる光を受光する光センサ65、電源回路62による電源供給を制御する制御回路66などを備えている。
これらのうち、電源回路62は、制御回路66からの指令を受けた際に、駆動電圧をハロゲンヒータ41aへ供給し、これにより、ハロゲンヒータ41aが発熱および発光する。
また、遮断回路63は、制御回路66からの指令を受けて、電源回路62からハロゲンヒータ41aに至る経路を接続または開放するスイッチング素子である。
また、温度センサ64は、加熱ローラ41の温度に応じて検出信号の信号レベルが変化するサーミスタであって、加熱ローラ41の表面に接触した状態で配設されている。
また、光センサ65は、受光する光量(または、光のレベル、光強度)に応じて検出信号の信号レベルが変化する受光素子であって、ハロゲンヒータ41aが発する光を受光できる位置に配設されている。
また、制御回路66は、後述するウォームアップ処理(図3)およびスタンバイ処理(印字処理;図4)において、温度センサ64および光センサ65からの検出信号に基づいて電源回路62への電源供給を制御する。
以下に、制御回路66により実行されるウォームアップ処理の処理手順を図3に基づいて説明する。このウォームアップ処理は、制御部70からウォームアップ処理の開始を指令するための指令信号を入力した際に開始される。なお、この指令信号は、レーザプリンタ1が起動した際に制御部70から出力されてくる信号である。
まず、ハロゲンヒータ41aへの電源供給を開始する(s110)。この処理では、電源回路62により駆動信号の供給を開始させると共に、遮断回路63により経路を接続させる。これにより、ハロゲンヒータ41aおよび電源回路62が正常に作動していれば、ハロゲンヒータ41aが発光および発熱し始める。
次に、ハロゲンヒータ41aおよび電源回路62が正常に作動しているかどうかをチェックする(s120)。この処理においては、光センサ65から検出信号の入力が開始された場合に、ハロゲンヒータ41aおよび電源回路62が正常に作動していると判定する。
このs120の処理で、ハロゲンヒータ41aおよび電源回路62が正常に作動していなければ(s120:NO)、ハロゲンヒータ41aへの電源供給を終了させる(s130)。この処理では、遮断回路63により経路を開放させると共に、電源回路62により駆動信号の供給を停止させることにより、ハロゲンヒータ41aへの電源供給を終了させる。
次に、ハロゲンヒータ41aや電源回路62などに何らかの異常が発生している旨を通知して(s140)、本ウォームアップ処理を終了する。このs140の処理では、何らかの異常が発生している旨を通知するための異常通知信号を制御部70へ出力し、この異常通知信号を入力した制御部70が、ハロゲンヒータ41aや電源回路62などに何らかの異常が発生したために本ウォームアップ処理をエラー終了した旨のメッセージを表示パネル72により表示させる。
また、s120の処理で、ハロゲンヒータ41aおよび電源回路62が正常に作動していれば(s120:YES)、ハロゲンヒータ41aの光量が所定の範囲内の値であるかどうかをチェックする(s150)。本実施形態においては、レーザプリンタ1の定着部18に使用するのに適した定格電圧、定格電力などが定められた正しい種類のハロゲンヒータを適切に取り付け、このハロゲンヒータが正常に作動している場合の光量としてあらかじめ定められた光量の範囲内の値が設定されている。そのため、このs150の処理では、光センサ65により検出されたハロゲンヒータ41aの光量が、あらかじめ定められた範囲内の値であるかどうかをチェックする。ここで、ハロゲンヒータ41aの光量が、この範囲内の値であれば、定着部18に正しい種類のハロゲンヒータ41aが適切に取り
付けられていることになる。
このs150の処理で、ハロゲンヒータ41aの光量が所定の範囲内の値でなければ(s150:NO)、ハロゲンヒータ41aへの電源供給を終了させる(s160)。この処理は、s130の処理と同様の処理である。
次に、加熱ローラ41に正しい種類のハロゲンヒータ41aが適切に取り付けられていない旨を通知して(s170)、本ウォームアップ処理を終了する。このs170の処理では、適切に取り付けられていない旨を通知するための不適切通知信号を制御部70へ出力し、この不適切通知信号を入力した制御部70が、正しい種類のハロゲンヒータ41aが適切に取り付けられていないために本ウォームアップ処理をエラー終了した旨のメッセージを表示パネル72により表示させる。
また、s150の処理で、ハロゲンヒータ41aの光量が所定の範囲内の値であれば(s150:YES)、ハロゲンヒータ41aが作動している時間のカウントを開始する(s180)。この処理では、タイマーをスタートさせることによって、s120の処理で光センサ65から検出信号の入力が開始された以降の時間をカウントし始める。
次に、加熱ローラ41の温度が目標温度に到達しているかどうかをチェックする(s190)。この処理においては、温度センサ64から入力される検出信号の信号レベルに対応する温度が、目標温度(本実施形態においては、160度)以上となっていれば、加熱ローラ41の温度が目標温度に到達していると判定する。
このs190の処理で、加熱ローラ41の温度が目標温度に到達していれば(s190:YES)、ハロゲンヒータ41aへの電源供給を終了させる(s200)。この処理は、s130,s160の処理と同様の処理である。
次に、s180の処理で開始されたハロゲンヒータ41aの作動時間のカウントを終了する(s210)。この処理では、s180の処理でスタートしたタイマーをストップさせることより、作動時間のカウントを終了する。
次に、ハロゲンヒータ41aの作動時間に基づいて、定着部18が劣化しているかどうかをチェックする(s220)。この処理では、s210の処理でストップさせたタイマーのカウント値、つまり、加熱ローラ41が目標温度に到達するまでに要したハロゲンヒータ41aの作動時間Toが、劣化していない定着部18が加熱ローラ41を目標温度に到達させるまでに要する作動時間として定められた時間範囲Tw11〜Tw12内(Tw11≦To≦Tw12)であれば、定着部18が劣化していないと判定する。なお、ここでいう「劣化している」とは、ハロゲンヒータ41aに軽度な劣化が発生し、ハロゲンヒータ41aの性能が定着部18の機能を維持できる範囲内で低下した状態、または、温度センサ64自体の軽度な劣化や加熱ローラ41から僅かに隔離して加熱ローラ41の温度を正確に検出できなくなった(温度を低く検出してしまう)状態である。
このs220の処理で、定着部18が劣化している場合(s220:YES)、その旨を通知する(s230)。この処理では、定着部18が劣化している旨を通知するための劣化通知信号を制御部70へ出力し、この劣化通知信号を入力した制御部70が、定着部18が劣化しているためにハロゲンヒータ41aまたは温度センサ64に対するメンテナンスが必要である旨のメッセージを表示パネル72により表示させる。
こうして、s230の処理を終えた後、または、s220の処理で定着部18が劣化していない場合(s220:NO)、本ウォームアップ処理を終了する。
また、上述したs190の処理で、加熱ローラ41の温度が目標温度に到達していなければ(s190:NO)、ハロゲンヒータ41aの作動時間に基づいて、定着部18が故障しているかどうかをチェックする(s240)。この処理では、s180の処理でスタートさせたタイマーのカウント値、つまり、ハロゲンヒータ41aの作動時間Toが、故障していない定着部18が加熱ローラ41を目標温度に到達させるまでに要する作動時間として定められた時間範囲Tw21〜Tw22内(Tw21≦To≦Tw22)であれば、故障していないと判定する。なお、ここでいう「故障している」とは、ハロゲンヒータ41aに重度な劣化が発生して、ハロゲンヒータ41aの性能が定着部18の機能を維持できない程度まで低下した状態、または、温度センサ64が故障したり加熱ローラ41から大きく隔離して加熱ローラ41の温度を殆ど検出できなくなった(温度が大幅に低く検出される)状態である。
このs240の処理で、定着部18が故障していなければ(s240:ON)、s190の処理へ戻る。
こうして、s190,s240の処理が繰り返される間に、定着部18が故障していなければ、ハロゲンヒータ41aへの電源供給が継続され、加熱ローラ41の温度が目標温度まで上昇した後、上述したs200以降の処理へ移行することになる。
一方、s240の処理で、定着部18が故障していれば(s240:YES)、ハロゲンヒータ41aへの電源供給を終了させる(s250)。この処理は、s130,s160,s200の処理と同様の処理である。
次に、s180の処理で開始されたハロゲンヒータ41aの作動時間のカウントを終了する(s260)。この処理は、s210の処理と同様の処理である。
そして、定着部18が故障している旨を通知した後(s270)、本ウォームアップ処理を終了する。このs270の処理では、定着部18が故障している旨を通知するための故障通知信号を制御部70へ出力し、この故障通知信号を入力した制御部70が、ハロゲンヒータ41aまたは温度センサ64が故障したために本ウォームアップ処理をエラー終了した旨のメッセージを表示パネル72により表示させる。
なお、本ウォームアップ処理を終了する際には、タイマーのカウント値はリセットされる。
また、このウォームアップ処理が終了した以降に繰り返し行われるスタンバイ処理の処理手順を図4に基づいて説明する。このスタンバイ処理は、目標温度まで上昇した加熱ローラ41の温度を所定の制御温度にて維持させる処理である。なお、印字時においては、制御部70から印字指令信号が出力され、この印字指令信号を入力することにより本スタンバイ処理を中断し、本スタンバイ処理と同じ処理手順で制御温度のみ異なる印字処理が行われるように構成されており、この印字処理についても同様の処理手順であるため、同時に説明する。
まず、加熱ローラ41の温度が制御温度より高いかどうかをチェックする(s310)。この処理においては、温度センサ64から入力される検出信号の信号レベルに対応する温度が、制御温度(スタンバイ処理では160度、印字処理では180度)より高ければ、加熱ローラ41の温度が制御温度より高いと判定する。
このs310の処理で、加熱ローラ41の温度が制御温度よりも低ければ(s310:NO)、ハロゲンヒータ41aへの電源供給を開始する(s320)。この処理は、図3におけるs110の処理と同様の処理であるが、既に電源供給が開始されている場合には何も行われない。
次に、ハロゲンヒータ41aが作動している時間のカウントを開始する(s330)。この処理では、作動時間カウント用の第1タイマーをスタートさせることによって、s320の処理で光センサ65から検出信号の入力が開始された以降の時間をカウントし始める。なお、このs330の処理では、既に第1タイマーがスタートしている場合は何も行われない。
このs330の処理を終えた後、s310の処理へ戻る。
この後、s310からs330の処理を加熱ローラ41の温度が制御温度より高くなるまで繰り返した後、s310の処理で加熱ローラ41の温度が制御温度よりも高くなったら(s310:YES)、ハロゲンヒータ41aが作動している時間のカウントを終了する(s340)。この処理では、s330の処理でスタートした第1タイマーをストップさせることより、作動時間のカウントを終了する。ここで、第1タイマーによるカウント値は、加熱ローラ41の温度が制御温度より高くなるのに要した時間を示している。
次に、加熱ローラ41の温度が制御温度より低いかどうかをチェックする(s350)。この処理においては、温度センサ64から入力される検出信号の信号レベルに対応する温度が、制御温度より低ければ、加熱ローラ41の温度が制御温度より低いと判定する。
このs350の処理で、加熱ローラ41の温度が制御温度よりも高ければ(s350:NO)、ハロゲンヒータ41aへの電源供給を終了する(s360)。この処理は、図3におけるs130他の処理と同様の処理であるが、既に電源供給が開始されている場合には何も行われない。
次に、ハロゲンヒータ41aが作動していない(停止している)時間のカウントを開始する(s370)。この処理では、停止時間カウント用の第2タイマーをスタートさせることによって、s350の処理で光センサ65からの検出信号の入力が終了した以降の時間をカウントし始める。なお、このs330の処理では、既に第2タイマーがスタートしている場合は何も行われない。
このs370の処理を終えた後、s350の処理へ戻る。
この後、s350からs370の処理を加熱ローラ41の温度が制御温度よりも低くなるまで繰り返した後、s350の処理で、加熱ローラ41の温度が制御温度よりも低くなったら(s350:YES)、ハロゲンヒータ41aが作動していない時間のカウントを終了する(s380)。この処理では、s370の処理でスタートした第2タイマーをストップさせることより、停止時間のカウントを終了する。ここで、第2タイマーによるカウント値は、加熱ローラ41の温度が制御温度より低くなるのに要した時間を示している。
次に、ハロゲンヒータ41aの作動時間および停止時間に基づいて定着部18が正常に作動しているかどうかをチェックする(s390)。この処理では、s340の処理でストップさせた第1タイマーのカウント値、つまり、加熱ローラ41の温度が制御温度より高くなるのに要した時間と、s380の処理でストップさせた第2タイマーのカウント値、つまり、加熱ローラ41の温度が制御温度より低くなるのに要した時間とで規定されるハロゲンヒータ41aの発光パターン(動作パターン)に基づいて、定着部18が正常に作動しているかどうかをチェックする。
具体的には、下記に示す二つの条件両方を満たす場合に、定着部18が正常に作動していると判定する。まず、第1タイマーのカウント値T1が、正常な定着部18が加熱ローラ41を制御温度より高くするのに要する作動時間として定められた時間範囲Ts11〜Ts12内(Ts11≦T1≦Ts12)であること。そして、第1タイマーのカウント
値T1と第2タイマーのカウント値T2とを加算した値に対する第1タイマーのカウント値T1の割合Do(=T1/(T1+T2))が、正常な定着部18を使用して上述したs390までの処理を実行した場合の割合として定められた割合Ds11〜Ds12内(Ds11≦Do≦Ds12)であること、である。
このs390の処理で、定着部18が正常に作動していれば(s390:YES)、s310の処理へ戻る。なお、s390の処理へ戻る際には、第1,第2タイマーのカウント値はリセットされる。
こうして、定着部18が正常に作動している場合において、光センサ65による検出信号の時間経過に伴う出力レベルの変化を図5(a)に示す。
一方、s390の処理で、定着部18が正常に作動してなければ(s390:NO)、ハロゲンヒータ41aの作動時間および停止時間に基づいて定着部18が劣化しているかどうかをチェックする(s400)。この処理では、s390の処理と同様に、第1タイマーのカウント値と、第2タイマーのカウント値とで規定されるハロゲンヒータ41aの発光パターンに基づいて、定着部18(ハロゲンヒータ41aまたは温度センサ64)が劣化または故障しているかどうかをチェックする。
具体的には、下記に示す二つの条件両方を満たす場合には、定着部18が劣化していると判定し、いずれかの条件を満たしていない場合には、定着部18が故障していると判定する。まず、第1タイマーのカウント値T1が、定着部18としての機能を維持できる範囲内で性能が低下している状態で加熱ローラ41を制御温度より高くするまでに要する作動時間として定められた時間範囲Ts21〜Ts22内(Ts21≦T1≦Ts22)であること。なお、この「Ts21〜Ts22」とは、s390の処理における条件として定められた「Ts11〜Ts12」よりも広い範囲となる。そして、上述した割合Do(=T1/(T1+T2))が、定着部18としての機能を維持できる範囲内で性能が低下した状態で上述のs390までの処理を実行した場合の割合として定められた割合Ds21〜Ds22内(Ds21≦Do≦Ds22)であること、である。なお、この「Ds21〜Ds22」とは、s390の処理における条件として定められた「Ds11〜Ds12」よりも広い範囲となる。
このs400の処理で、定着部18が劣化している場合(s400:YES)、その旨を通知する(s410)。この処理は、図3におけるs230の処理と同様の処理である。
このs410の処理を終えた後、s310の処理へ戻る。なお、s390の処理へ戻る際には、第1,第2タイマーのカウント値はリセットされる。
こうして、定着部18が劣化している場合において、光センサ65による検出信号の時間経過に伴う出力レベルの変化を図5(b),(c)に示す。図5(b)は、第1タイマーのカウント値T1がTs12より大きくなっている場合であり、図5(c)は、第1タイマーのカウント値T1がTs11〜Ts12内で上述した割合DoがDs12より大きくなっている場合である。
また、上述したs400の処理で、定着部18が故障している場合(s400:NO)、ハロゲンヒータ41aへの電源供給を終了する(s420)。この処理は、s360他の処理と同様の処理である。
そして、定着部18が故障している旨を通知した後(s430)、本スタンバイ処理(
印字処理)を終了する。このs430の処理は、図3におけるs270の処理と同様の処理である。なお、本スタンバイ処理(印字処理)を終了する際には、第1,第2タイマー
のカウント値はリセットされる。
こうして、定着部18が故障している場合において、光センサ65による検出信号の時間経過に伴う出力レベルの変化を図5(d),(e)に示す。図5(d)は、第1タイマーのカウント値T1がTs22より大きくなっている場合であり、図5(e)は、第1タイマーのカウント値T1がTs21〜Ts22内で上述した割合DoがDs22より大きくなっている場合である。
[効果]
このように構成されたレーザプリンタ1において、定着部18は、図3におけるs150の処理で、光センサ65により検出されるハロゲンヒータ41aの発光状態(光量)に基づき、正しい種類のハロゲンヒータ41aが適切に取り付けられているか否かを判定することができる。
ここでは、光センサ65により検出される発光状態が、正しい種類のハロゲンヒータ41aが適切に取り付けられているときの発光状態となっているか否かをチェックし、正しい種類のハロゲンヒータ41aが適切に取り付けられているときの発光状態となっていれば、適切に取り付けられていると判定する一方、ハロゲンヒータ41aが適切に取り付けられていないときの発光状態と異なっていれば、適切に取り付けられていないと判定することができる。
また、図3におけるs150の処理で、正しい種類のハロゲンヒータ41aが適切に取り付けられていないと判定された場合には、s160の処理においてハロゲンヒータ41aへの電源供給が終了されるため、適切に取り付けられていないハロゲンヒータ41aにより定着部18が正常に動作しない状態が継続することはない。そのため、例えば、不必要に加熱ローラ41の温度が上昇して定着部18およびレーザプリンタ1側に不必要な温度上昇に起因する何らかの悪影響を与えてしまうことを防止できる。
また、図3におけるs170の処理が行われた際、ハロゲンヒータ41aが適切に取り付けられていない旨が表示パネル72に表示される。よって、例えば、ヒータの取付作業を行った作業者は、表示パネル72の表示によりハロゲンヒータ41aが適切に取り付けられていないことを確認することができ、その旨を確認した後で、ハロゲンヒータ41aを適切に取り付け直すといった対応を迅速にとることができる。また、レーザプリンタ1を利用する利用者は、表示パネル72の表示によりハロゲンヒータ41aが適切に取り付けられていないことを確認することができ、その旨を確認した後で、ハロゲンヒータ41aを適切に取り付け直したり、サービスマンに修理を依頼するなどといった対応を迅速にとることができる。
また、図3におけるs220,s240の処理では、光センサ65により検出されたハロゲンヒータ41aの発光期間に基づき、定着部18(ハロゲンヒータ41aまたは温度センサ64)が劣化しているかどうか、および、故障しているかどうかを判定することができる。また、図4におけるs400の処理では、光センサ65により検出されたハロゲンヒータ41aの発光パターンに基づいて、定着部18(ハロゲンヒータ41aまたは温度センサ64)が劣化しているか、または、故障しているかを判定することができる。
このように、図3におけるs220の処理、図4におけるs400の処理では、定着部
18が劣化した状態、つまり、故障に至る前の状態になったことを判定できる。例えば、故障の発生時でなければ故障が発生したと判定できない場合、その故障の程度によっては、定着部18だけでなく、レーザプリンタ1側にも定着部18の故障に起因する何らかの悪影響を与えてしまう恐れがある。そのため、定着部18が劣化した状態になったことを
判定できることは、定着部18およびレーザプリンタ1側に定着部18の故障による悪影響を与えることを防止するためには好適である。
また、図3におけるs240の処理で、定着部18に重度の劣化が発生して故障していると判定された場合には、s250の処理でハロゲンヒータ41aへの電源供給が終了される。定着部18が故障したままハロゲンヒータ41aが作動し続けてしまうことは、定着部18だけでなく、レーザプリンタ1側にも定着部18の故障に起因する悪影響を与えてしまう恐れがあるため、ハロゲンヒータ41aが作動し続けてしまうことは望ましくない。そのため、定着部18が故障していると判定された場合にハロゲンヒータ41aへの電源供給を終了させることは、レーザプリンタ1側に定着部18の故障に起因する何らかの悪影響を与えてしまうことを防止するためには好適である。
また、図3におけるs240,図4におけるs400の処理で、定着部18に重度の劣化が発生して故障していると判定された場合には、s270,s410の処理で定着部18が故障している旨が表示パネル72に表示されるため、利用者は、この表示内容により定着部18が故障していることを確認することができる。よって、利用者は、例えば、定着部18において故障していると想定される構成要素を補修または交換するといった何らかの対応を迅速にとることができる。
また、図3のウォームアップ処理および図4のスタンバイ処理において、定着部18の劣化または故障を、光センサ65により検出されたハロゲンヒータ41aの発光状態に基づいて判定することができる。定着部18の劣化または故障は、例えば、温度センサ64により検出されるハロゲンヒータ41aの発熱状態(温度や温度変化)に基づいて判定することも考えられるが、ハロゲンヒータ41aの発熱状態を検出するための温度センサ64は、ハロゲンヒータ41aに密着させておかなければ充分な精度で発熱状態を検出することができない。一方、ハロゲンヒータ41aの発光パターンは、ハロゲンヒータ41aから発せられる光を受光できるように光センサ65を配設すれば、ハロゲンヒータ41aに密着させなくても充分な精度で検出できる。そのため、定着部18の劣化または故障を光センサ65により検出された発光状態に基づいて判定することは、温度センサ64により検出される発熱状態に基づいて判定する場合と比べ、劣化または故障を正確に検出することができ、また、光センサ65を配設するのに要する手間を削減することができる。
さらに、定着部18の劣化状態を判定するために使用される光センサ65は、ハロゲンヒータ41aの発光状態を検出できればよいため、ハロゲンヒータ41aの取付状態を判定する機能を兼用することができる。そのため、定着部18全体としての構成の単純化、および、製造コストの抑制といったことが実現できる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されず、このほかにも様々な形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態においては、本発明における画像形成装置としての構成をレーザプリンタに適用したものを例示した。しかし、本発明における画像形成装置としては、印刷媒体に形成された画像を定着部により加熱して定着させる用途であれば、他の種類のプリンタに適用してもよい。
また、上記実施形態においては、本発明の加熱装置としての構成をレーザプリンタにおける定着部に適用したものを例示した。しかし、本発明における加熱装置としては、ヒータにより加熱対象を加熱する用途であれば、他の装置に適用してもよい。
また、上記実施形態のウォームアップ処理(図3)において、正しい種類のハロゲンヒータ41aが適切に取り付けられているか否かの判定に関する処理であるs150〜s170の処理は、スタンバイ処理(図4)においても行われるように構成してもよい。具体的な構成としては、例えば、s380の処理の後でs150の処理が行われるようにし、このs150の処理で「YES」であれば、s390の処理へ移行し、「NO」であれば、s160,s170の処理を経て、s310の処理へ戻る、といった構成である。
また、この構成におけるs150の処理では、s390の処理と同様にハロゲンヒータ
41aの作動時間および停止時間から規定される発光パターンに基づいて、正しい種類のハロゲンヒータ41aが適切に取り付けられているか否かを判定するように構成してもよい。具体的には、ハロゲンヒータ41aの作動時間および停止時間から規定される発光パターンが、正しい種類のハロゲンヒータ41aが適切に取り付けられた場合における発光パターンと異なっている場合に、正しい種類のハロゲンヒータ41aが適切に取り付けられていないと判定する、といった構成である。このように構成すれば、発光パターンに基づいて正しい種類のハロゲンヒータ41aが適切に取り付けられているか否かを判定することができる。
また、上記実施形態においては、図3におけるs150の処理で、正しい種類のハロゲ
ンヒータ41aが適切に取り付けられているか否かを判定するように構成されたものを例示した。ただ、製造工程において正しい種類のハロゲンヒータ41aが取り付けられたレーザプリンタ1が、例えば、海外など想定されていない使用環境で使用された場合、このs150の処理において、正しい種類のハロゲンヒータ41aが適切に取り付けられていないと判定されることがある。具体的な例として、電源電圧200V(または100V)で使用することを前提に製造されたレーザプリンタが、電源電圧100V(または200V)で使用された場合には、ハロゲンヒータ41aが適切に取り付けられているにも拘わらず、光センサ65により検出される光の光量は少なく(または大きく)なる。そのため、このような使用環境の異常をも検出するために、例えば、製造工程またはハロゲンヒータ41aを取り付け直した後、最初にs150の処理で「YES」の判定が行われたときは、適切に取り付けられたことを示す取付フラグに「1」がセットされるようにし、この取付フラグが「1」の状態においてs150の処理で「NO」の判定が行われたときには、使用環境の異常であると判定し、s170の処理による通知ではなく、使用環境が異常である(具体的には、電源の異常)旨の報知を行う、ように構成するとよい。これによって、レーザプリンタを不適切な使用環境で使用してしまうことを防止できる。
[本発明との対応関係]
以上説明した実施形態において、レーザプリンタ1は本発明における画像形成装置であり、定着部駆動回路60およびハロゲンヒータ41aは本発明における加熱装置であり、光センサ65は本発明における発光検出手段であり、温度センサ64は本発明に温度検出手段である。
また、感光ドラム27は本発明における像担持体であり、スコロトロン型帯電器29は本発明における帯電手段であり、スキャナユニット16は本発明における潜像形成手段であり、現像ローラ31は本発明における現像手段であり、転写ローラ30は本発明における転写手段であり、定着部18は本発明における定着手段である。
また、図3において、s150の処理は本発明における取付判定手段であり、s160
の処理は本発明における第1停止手段であり、s170の処理は本発明における第1報知手段であり、s220の処理は本発明における劣化判定手段であり、s250の処理は本発明における第2停止手段であり、s270の処理は本発明における第2報知手段である。
また、図4において、s400の処理は本発明における劣化判定手段であり、s430の処理は本発明における第2停止手段であり、s430の処理は本発明における第2報知手段である。
本実施形態におけるレーザプリンタの断面を示す図 定着部駆動回路の構成を示すブロック図 ウォームアップ処理の処理手順を示すフローチャート スタンバイ処理の処理手順を示すフローチャート 光センサによる検出信号の時間経過に伴う出力レベルの変化を示す図
符号の説明
1・・・レーザプリンタ、2・・・本体ケーシング、3・・・用紙、4・・・フィーダ部、5・・・画像形成部、6・・・給紙トレイ、7・・・用紙押圧板、8・・・給紙ローラ、9・・・分離パッド、10・・・紙粉取りローラ、12・・・レジストローラ、14・・・マルチパーパストレイ、15・・・マルチパーパス側給紙ローラ、16・・・スキャナユニット、17・・・プロセスユニット、18・・・定着部、19・・・ポリゴンミラー、20・・・レンズ、21・・・レンズ、22・・・反射鏡、24・・・反射鏡、25・・・マルチパーパス側分離パッド、26・・・ドラムカートリッジ、27・・・感光ドラム、28・・・現像カートリッジ、29・・・スコロトロン型帯電器、30・・・転写ローラ、31・・・現像ローラ、32・・・層厚規制ブレード、33・・・供給ローラ、34・・・トナーボックス、35・・・回転軸、36・・・アジテータ、37・・・トナー供給口、38・・・窓、39・・・クリーナ、41・・・加熱ローラ、41a・・・ハロゲンヒータ、41a・・・ハロゲンランプ、42・・・押圧ローラ、42a・・・モータ、43・・・搬送ローラ、43a・・・モータ、44・・・排紙パス、45・・・排紙ローラ、47・・・反転搬送部、48・・・反転搬送パス、49・・・フラッパ、50・・・反転搬送ローラ、51・・・クリーニングローラ、60・・・定着部駆動回路、61・・・ローラ駆動回路、62・・・電源回路、63・・・遮断回路、64・・・温度センサ、65・・・光センサ、66・・・制御回路、70・・・制御部、72・・・表示パネル。

Claims (14)

  1. 外部からの電源供給により発光を伴って発熱するヒータが取り付けられてなる加熱装置であって、
    前記ヒータが発する光を受光することにより、該ヒータの発光状態を検出する発光検出手段と、
    該発光検出手段により検出された発光状態が、当該加熱装置に正しい種類のヒータが取り付けられた場合における発光状態であれば、当該加熱装置に正しい種類のヒータが取り付けられていると判定する一方、その発光状態と異なっていれば、当該加熱装置に間違った種類のヒータが取り付けられていると判定する取付判定手段と、を備え
    前記発光検出手段は、前記ヒータが発する光の光量を検出して、
    前記取付判定手段は、前記発光検出手段により検出された光量が、当該加熱装置に正しい種類のヒータが取り付けられた場合における光量に比して所定範囲内の値であれば、当該加熱装置に正しい種類のヒータが取り付けられていると判定する一方、所定範囲内の値でなければ、当該加熱装置に間違った種類のヒータが取り付けられていると判定する
    ことを特徴とする加熱装置。
  2. 外部からの電源供給により発光を伴って発熱するヒータが取り付けられてなる加熱装置であって、
    前記ヒータが発する光を受光することにより、該ヒータの発光状態を検出する発光検出手段と、
    該発光検出手段により検出された発光状態が、当該加熱装置に正しい種類のヒータが取り付けられた場合における発光状態であれば、当該加熱装置に正しい種類のヒータが取り付けられていると判定する一方、その発光状態と異なっていれば、当該加熱装置に間違った種類のヒータが取り付けられていると判定する取付判定手段と、を備え
    前記発光検出手段は、前記ヒータが発する光の発光パターンを検出して、
    前記取付判定手段は、前記発光検出手段により検出された発光パターンが、当該加熱装置に正しい種類のヒータが取り付けられた場合における発光パターンであれば、当該加熱装置に正しい種類のヒータが取り付けられていると判定する一方、その発光パターンと異なっていれば、当該加熱装置に間違った種類のヒータが取り付けられていると判定する
    ことを特徴とする加熱装置。
  3. 当該加熱装置にヒータが取り付けられた後、最初に前記取付判定手段により当該加熱装置に正しい種類のヒータが取り付けられていると判定された場合に、その旨を登録する判
    定登録手段と、
    該判定登録手段による登録がなされている状態で、前記取付判定手段により当該加熱装置に間違った種類のヒータが取り付けられていると判定された場合に、当該加熱装置の使用環境が異常である旨を報知する環境異常報知手段と、を備えている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱装置。
  4. 前記取付判定手段により間違った種類のヒータが取り付けられていると判定された場合、前記ヒータへの電源供給を停止させる第1停止手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の加熱装置。
  5. 前記取付判定手段により間違った種類のヒータが取り付けられていると判定された場合、ヒータが適切に取り付けられていない旨を報知する第1報知手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の加熱装置。
  6. 前記発光検出手段は、前記ヒータが発する光の発光パターンを検出して、
    さらに、
    前記発光検出手段によって検出された発光パターンに基づいて、加熱装置が劣化しているか否かを判定する劣化判定手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の加熱装置。
  7. 前記劣化判定手段は、前記発光検出手段によって検出された発光パターンが、ヒータが劣化していない場合における発光パターンと異なっている場合、当該加熱装置に取り付けられているヒータが劣化していると判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の加熱装置。
  8. 温度を検出する温度検出手段を備え、該温度検出手段の検出結果に基づいて前記ヒータへの電源供給を制御するように構成されており、
    前記劣化判定手段は、前記発光検出手段によって検出された発光パターンが、前記温度検出手段が劣化していない場合における発光パターンと異なっている場合、前記温度検出手段が劣化していると判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の加熱装置。
  9. 前記劣化判定手段は、前記発光検出手段により検出された発光パターンが、当該加熱装置としての機能を維持できる程度の劣化であると想定される発光パターンである場合、加熱装置に軽度の劣化が発生していると判定する
    ことを特徴とする請求項からのいずれかに記載の加熱装置。
  10. 前記劣化判定手段は、前記発光検出手段により検出された発光パターンが、当該加熱装置としての機能を維持できない程度の劣化であると想定される発光パターンである場合、加熱装置に重度の劣化が発生していると判定する
    ことを特徴とする請求項からのいずれかに記載の加熱装置。
  11. 前記劣化判定手段により加熱装置に重度の劣化が発生していると判定された場合、前記ヒータへの電源供給を停止させる第2停止手段を備えている
    ことを特徴とする請求項10に記載の加熱装置。
  12. 前記劣化判定手段により加熱装置が劣化していると判定された場合、加熱装置が劣化している旨を報知する第2報知手段を備えている
    ことを特徴とする請求項から11のいずれかに記載の加熱装置。
  13. 前記劣化判定手段は、前記発光検出手段によって検出されたヒータが発する光の発光期間が、加熱装置が劣化していない場合における発光期間よりも長い場合に、加熱装置が劣化していると判定する
    ことを特徴とする請求項から12のいずれかに記載の加熱装置。
  14. 回動可能に保持された像担持体と、該像担持体を帯電する帯電手段と、該帯電手段により帯電された前記像担持体に静電潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像形成手段により形成された静電潜像に現像剤を付着させて現像する現像手段と、該現像手段により現像された現像剤像を印刷媒体に転写する転写手段と、該転写手段により印刷媒体に転写された現像剤像を加熱して定着させる定着手段と、を備える画像形成装置であって、
    前記定着手段は、請求項1から13のいずれかに記載の加熱装置からなることを特徴とする画像形成装置。
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