JP4039029B2 - 圧電セラミックス、圧電素子、および積層型圧電素子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電セラミックス、圧電素子、および積層型圧電素子に関し、詳しくは、インクジェットプリンタ等に用いられる圧電アクチュエータとして最適な圧電セラミックス、圧電素子、および積層型圧電素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧電アクチュエータは、電圧を印加して発生する歪みおよび力を機械的駆動源とするものであり、精密工作機械における位置決め、超音波モータ、あるいはインクジェットプリンタ等に応用されている。このような圧電アクチュエータにおいては、単位印加電圧あたりの変位量を大きくするため、積層型の圧電アクチュエータがよく用いられる。
【0003】
従来、圧電アクチュエータに用いる圧電材料としてはチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)が主流であったが、近年、鉛が環境に与える影響を考慮して、PZTに代わる鉛を含まない圧電材料が望まれている。
【0004】
鉛を含有しない圧電材料としては、BaTiO3系セラミックス組成物がよく知られている。BaTiO3は、120℃付近に正方晶(強誘電相)と立方晶(常誘電相)との相転移点(キュリー点)、10℃付近に斜方晶(強誘電相)と正方晶(強誘電相)との相転移点、および−70℃付近に菱面体晶(強誘電相)と斜方晶(強誘電相)との相転移点を有し、これらの相転移点付近で大きな歪み量を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、BaTiO3においては、10℃付近に斜方晶と正方晶との相転移点が存在し、相転移温度付近で歪み量のピークが現れるため、このピーク付近で歪み量が急変してしまうという問題があった。
【0006】
本発明は、上記の問題点を解決し、鉛を含有せず、室温付近で歪み量の温度依存性が小さい圧電セラミックスを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る圧電セラミックスは、主成分が一般式(Ba1-xCaxyTiO3(ただし、0.01≦x≦0.25、0.96≦y≦1.04)で表わされ、一定方向に残留分極を有し、キュリー点を低下させずに斜方晶と正方晶との相転移点が低温側に移動されていることを特徴とする。このとき、一般式において0.075≦x≦0.25であることが好ましく、1<y≦1.04であることが好ましい。また、上記圧電セラミックスの平均粒径が3μm〜100μmであることが好ましい。
【0008】
また、本発明に係る圧電素子は、上記圧電セラミックスからなる素体の主面に電極を形成してなることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る積層型圧電素子は、上記圧電セラミックスからなるセラミック層を積層した積層体と、積層体内においてセラミック層を介して対向し、かつ積層体の第1、第2の各端面に交互に引き出された第1、第2の内部電極と、積層体の第1、第2の各端面に形成され、第1、第2の内部電極と電気的に接続される第1、第2の外部電極と、を備えることを特徴とする。
【0010】
また、上記積層型圧電素子においては、第1、第2の内部電極がNiからなることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係る圧電セラミックスは、主成分が一般式(Ba1-xCaxyTiO3(ただし、0.01≦x≦0.25、0.96≦y≦1.04)で表される。
【0012】
BaTiO3のBaをCaで一部置換すると、キュリー点を低下させずに、斜方晶と正方晶との相転移点を使用温度範囲よりも低温側に移動させることができる。したがって、本発明に係る圧電セラミックスにおいては、一定の電圧を印加する場合、室温付近に歪み量のピークが現れず、室温付近の温度変化に対して歪み量の変化が小さくなる。
【0013】
ここで、Ca置換量xの値が0.01より小さい場合は、斜方晶と正方晶との相転移点を十分に低温側まで移動させることができず、室温付近での歪み量の温度依存性が大きくなる。一方、xの値が0.25より大きい場合は、大きな歪み量が得られない。したがって、0.01≦x≦0.25であることが望ましい。
【0014】
また、0.075≦x≦0.25の範囲においては、斜方晶と正方晶との相転移点がさらに低温側に移動するため、圧電アクチュエータの使用温度である−10℃〜70℃の範囲に渡って、歪み量の温度依存性が小さくなる。この場合、本発明に係る圧電セラミックスを用いた圧電アクチュエータは、周囲の温度変化に対して動作が安定する。
【0015】
また、Aサイト(Ba1-xCax)とBサイト(Ti)の比(A/B)であるyの値が0.96より小さい場合は、焼成時に還元反応が起こりやすいため圧電特性が劣化する。一方、yの値が1.04より大きい場合は、焼結性が悪くなるため圧電特性が劣化する。したがって、0.96≦y≦1.04であることが望ましい。
【0016】
さらに、本発明に係る圧電セラミックスは、1<y≦1.04の範囲において、焼成時に特に優れた耐還元性を示す。
【0017】
また、本発明に係る圧電セラミックスにおいて、平均粒径が3μmより小さい場合は、粒子の表面エネルギーが高くなり、歪みが抑制されるため、大きな歪み量が得られない。一方、平均粒径が100μmより大きい場合は、セラミックス内部にポアやクラックが発生して絶縁破壊を招くおそれがある。したがって、平均粒径は3μm〜100μmであることが好ましい。
【0018】
また、本発明に係る積層型圧電素子において、内部電極にNiを用いると以下のような効果が得られる。すなわち、上記のように耐還元性を有する圧電セラミックスとNiなどの卑金属からなる内部電極とを還元雰囲気で同時焼成すると、圧電セラミックスと金属との界面に酸化皮膜が形成され、両者の結合が強固になる。したがって、圧電素子の歪みによるセラミックスと内部電極との剥離が生じにくくなる。
【0019】
次に、本発明に係る圧電セラミックスを用いた圧電素子の実施形態を説明する。なお、以下に示す実施形態1〜4においては、外部電極としてAg、Cu、Pt、Pdなど、内部電極としてNi、Pt、Ag、Pdなどを用いることができる。
【0020】
(実施形態1)
図1は、本発明に係る圧電セラミックスを用いた単板型の圧電素子を示す断面図である。圧電素子11は、素体12の両主面に電極13が形成されたものであり、素体12は矢印で示すように一定方向に分極処理が施されている。
【0021】
(実施形態2)
図2は、本発明に係る圧電セラミックスを用いたユニモルフ型の圧電素子を示す断面図である。圧電素子21は、両主面に電極23、24が形成された素体22と、金属製のシム板25とからなる。シム板25は、接着剤等により素体22の電極24と接合されている。素体22は矢印で示すように一定方向に分極処理が施されている。
【0022】
(実施形態3)
図3は、本発明に係る圧電セラミックスを用いたバイモルフ型の圧電素子を示す断面図である。圧電素子31は、両主面に電極33a、34aが形成された素体32aと、両主面に電極33b、34bが形成された素体32bと、素体32a、32bに挟まれた金属製のシム板35とからなる。シム板35は、接着剤等により素体32aの電極34a、および素体32bの電極34bと接合されている。図3では、素体32a、32bはそれぞれ矢印に示すように互いに逆方向に分極処理が施されているが、互いに順方向に分極処理が施されていてもよい。
【0023】
(実施形態4)
図4は、本発明に係る圧電セラミックスを用いた積層型の圧電素子を示す断面図である。圧電素子41は、セラミック層45を積層した積層体42の第1、第2の端面42a、42bにそれぞれ第1、第2の外部電極43a、43bが形成され、積層体42内において第1、第2の内部電極44a、44bがセラミック層を介して対向し、積層体42の第1、第2の端面42a、42bに引き出されたものである。セラミック層45は、矢印で示すように互いに逆方向に分極処理が施されている。
【0024】
【実施例】
本実施例は、図4に示す積層型圧電素子を作製し、その特性を評価したものである。以下に、この積層型圧電素子の作製方法について説明する。
【0025】
まず、出発原料としてBaCO3、CaCO3、TiO2の各粉末を準備し、所定量を秤量して、ボールミル中で湿式混合を16時間行う。このとき、出発原料粉末の混合比を調整することにより、(Ba1-xCaxyTiO3で表される圧電セラミックスにおけるx、yの値を調整することができる。また、焼結助剤として、SiO2やMnCO3などの酸化物粉末、炭酸物粉末を添加してもよい。
【0026】
次に、得られた混合物をステンレスバット上で乾燥させ、整粒した後、アルミナのさやに入れて800〜1200℃で仮焼を行う。次に、得られた仮焼粉末にバインダーおよび分散剤を加え、ボールミル中で湿式混合を1〜200時間行ってセラミックスラリーを得る。このとき、仮焼粉末の湿式混合の時間を調整することにより、圧電セラミックスの平均粒径を調整することができる。
【0027】
次に、セラミックスラリーをドクターブレード法にて厚み数μm〜数十μmのシート状に成形してセラミックグリーンシートを得る。次に、このセラミックグリーンシート上にNiペーストを印刷して電極パターンを形成する。次に、グリーンシートを電極パターンの一端が端面に露出するように所定の大きさにカットし、数十枚程度を積層、圧着して積層体を得る。
【0028】
次に、この積層体を、大気中にて100〜500℃で脱脂した後、窒素雰囲気中にて1250〜1400℃で焼成する。このとき、焼成温度を調整することにより、圧電セラミックスの平均粒径を調整することができる。次に、得られた焼結体をダイシングソーでカットし、内部電極が露出した焼結体の端面にAgからなる外部電極を塗布して焼き付ける。
【0029】
次に、得られたセラミック素子を80℃のシリコンオイルに投入し、外部電極間に3.0kV/mmの直流電界を印加して分極処理を施し、積層型圧電素子を得る。
【0030】
そして、上記の作製方法により作製された積層型圧電素子の試料について圧電特性を評価した。ここで、圧電特性は、1kV/mmの電界を印加したときの素子の歪み率から計算した圧電定数d31(単位:pC/N)を指標とした。
【0031】
まず、(Ba1-xCaxyTiO3においてx=0、0.025、0.05、0.075、0.1を満たす各試料(それぞれy=1に固定)の歪み温度特性を調べた。その結果を図5に示す。
【0032】
図5からわかるように、xの値が増加するにしたがって歪み量のピークが低温側へ移動する傾向にある。x=0の試料では、室温付近において歪み量のピークが現れるため、室温前後で歪み量がばらついている。一方、他の試料では、室温前後での歪み量の変化が小さい。特に、x=0.075およびx=0.1の試料においては、広い温度範囲に渡ってほぼ一様な歪み量が得られている。
【0033】
次に、(Ba1-xCaxyTiO3においてy=1に固定し、xの値を変化させたときの圧電定数の変化を調べた。その結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
Figure 0004039029
【0035】
表1からわかるように、xの値が増加するにしたがって圧電定数は低下する傾向にあり、xの値が0.25より大きい範囲では、圧電定数が50pC/Nよりも小さくなるため実用的ではない。
【0036】
次に、(Ba1-xCaxyTiO3においてx=0.05に固定し、yの値を変化させたときの圧電定数の変化を調べた。その結果を表2に示す。
【0037】
【表2】
Figure 0004039029
【0038】
表2からわかるように、yの値が0.96より小さい範囲、およびyの値が1.04より大きい範囲では、圧電定数が極端に低下している。
【0039】
次に、(Ba1-xCaxyTiO3においてx=0.05、y=1に固定し、圧電セラミックスの平均粒径を変化させたときの圧電定数の変化を調べた。その結果を表3に示す。
【0040】
【表3】
Figure 0004039029
【0041】
表3からわかるように、平均粒径が3μmより小さい範囲では、圧電定数が極端に低下している。
【0042】
【発明の効果】
本発明に係る圧電セラミックスにおいては、BaTiO3のBaをCaで一部置換することにより、正方晶(強誘電相)と立方晶(常誘電相)との相転移点を低下させずに、斜方晶(強誘電相)と正方晶(強誘電相)との相転移点を使用温度範囲よりも低温側に移動させることができるため、室温付近に歪み量のピークが現れず、室温付近で歪み量の温度依存性が小さくなる。
【0043】
また、(Ba1-xCaxyTiO3で表される本発明の圧電セラミックスは、0.075≦x≦0.25の範囲において、さらに広い温度範囲に渡って歪み量の温度依存性が小さくなる。
【0044】
また、(Ba1-xCaxyTiO3で表される本発明の圧電セラミックスは、1.005≦y≦1.04の範囲において、特に優れた耐還元性を示す。
【0045】
また、本発明に係る圧電セラミックスにおいては、平均粒径3μm〜100μmの範囲において、実用的な歪み量が得られる。
【0046】
また、本発明に係る積層型圧電素子においては、内部電極にNiを用いることにより、圧電素子の歪みによるセラミックスと内部電極との剥離が生じにくくなる。
【0047】
以上から、本発明に係る圧電セラミックスを用いれば、広い温度範囲(特に室温付近)、および広い印加電界範囲に渡って安定した歪み量が得られるため、アクチュエータなどの用途に好適な圧電素子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1における単板型の圧電素子を示す断面図。
【図2】実施形態2におけるユニモルフ型の圧電素子を示す断面図。
【図3】実施形態3におけるバイモルフ型の圧電素子を示す断面図。
【図4】実施形態4における積層型の圧電素子を示す断面図。
【図5】実施例における歪み温度特性を示すグラフ。
【符号の説明】
11、21、31、41 圧電素子
12、22、32 素体
42 積層体
13、23、33 電極
24、34 電極
25、35 シム板
43 外部電極
44 内部電極
45 セラミック層

Claims (7)

  1. 主成分が一般式(Ba1-xCaxyTiO3(ただし、0.01≦x≦0.25、0.96≦y≦1.04)で表わされ、一定方向に残留分極を有し、キュリー点を低下させずに斜方晶と正方晶との相転移点が低温側に移動されていることを特徴とする圧電セラミックス。
  2. 前記一般式において、0.075≦x≦0.25であることを特徴とする請求項1に記載の圧電セラミックス。
  3. 前記一般式において、1<y≦1.04であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧電セラミックス。
  4. 平均粒径が3μm〜100μmであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の圧電セラミックス。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の圧電セラミックスからなる素体の主面に電極を形成してなることを特徴とする圧電素子。
  6. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の圧電セラミックスからなるセラミック層を積層した積層体と、
    前記積層体内において前記セラミック層を介して対向し、かつ前記積層体の第1、第2の各端面に交互に引き出された第1、第2の内部電極と、
    前記積層体の第1、第2の各端面に形成され、前記第1、第2の内部電極と電気的に接続される第1、第2の外部電極と、
    を備えることを特徴とする積層型圧電素子。
  7. 前記第1、第2の内部電極は、Niからなることを特徴とする請求項6に記載の積層型圧電素子。
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