JP4038953B2 - 2次電池の昇温時間予測装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2次電池の昇温時間予測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、2次電池の昇温時間予測装置としては、起動時に、2次電池から所定出力が得られるまでの2次電池の昇温時間を予測し、その間、2次電池を昇温するものが知られている。
【0003】
詳しくは、2次電池の表面の初期温度に対して、加熱後に所定出力が得られるまでの昇温時間を実験により求めて、図9に示すようにマップ化しておき、実際に計測された2次電池の初期の表面温度に基づいて、このマップを参照して、昇温に必要な時間を演算して求めていた。特に、2次電池の温度が均一であれば、精度良く昇温時間を予測することができるという利点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の2次電池の昇温時間予測装置にあっては、昇温時には2次電池の表面と内部との間に温度差が生じているため、図9に示すように、2次電池の表面温度から求めた昇温時間に達しても、2次電池の放電可能出力が所定出力まで達したか正確に判断することができないといった問題があった。
【0005】
特に、複数個の単電池を組電池化しておいた場合に、セル間に温度バラツキがあり電池の温度が均一になっていないときには、図9に示すように、精度良く昇温時間を予測することができないといった問題があった。
【0006】
また、2次電池を搭載した車両において、キーオフから次のキーオンまでの時間が短く、2次電池の温度が周囲の温度まで均一になっていない場合や、2次電池の昇温時間が経過したが所定出力が得られず、再度、昇温するときに2次電池の昇温時間を予測する場合にも、精度良く昇温時間を予測することができないといった問題があった。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、精度良く2次電池の昇温時間を予測することができ、2次電池に要求される電力を確実に供給することができる2次電池の昇温時間予測装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、2次電池から負荷に供給される電圧及び電流を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された電圧及び電流に基づいて、2次電池が放電可能な放電可能出力を演算する放電可能出力演算手段と、前記放電可能出力演算手段により演算された2次電池の放電可能出力が2次電池に要求される要求電力以下であるか否かを判別し、判別の結果2次電池の放電可能出力が2次電池に要求される要求電力以下である場合には、前記放電可能出力演算手段により演算された2次電池の放電可能出力と2次電池の充電量に基づいて、2次電池に要求される要求電力を2次電池が出力するのに必要な温度を演算し、2次電池を昇温して2次電池の温度が演算で得られた温度に達し2次電池に要求される要求電力を出力できるまでの昇温時間を演算する昇温時間演算手段とを備えたことを要旨とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するため、前記2次電池から供給される電力により車輪を駆動するモータと、前記2次電池または前記モータへ電力を供給する燃料電池発電システムとを備えた燃料電池電気自動車であって、前記燃料電池発電システムは、前記燃料電池に加熱空気を供給するとともに、加熱空気を前記2次電池に供給して昇温するコンプレッサを備えたことを要旨とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、上記課題を解決するため、2次電池の昇温時間から燃料電池発電システムの起動時間を演算する起動時間演算手段を備えることを要旨とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、上記課題を解決するため、燃料電池発電システムの起動時間を表示する表示手段を備えたことを要旨とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、上記課題を解決するため、前記検出手段は、燃料電池発電システムに設けられたコンプレッサ又は燃焼器を負荷対象とすることを要旨とする。
【0013】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、2次電池から負荷に供給される電圧及び電流に基づいて、2次電池が放電可能な放電可能出力を演算し、演算された2次電池の放電可能出力と2次電池の充電量に基づいて、2次電池に要求される要求電力を2次電池が出力できる温度に達するまでの昇温時間を演算することで、精度良く2次電池の昇温時間を予測することができる。この結果、この昇温時間が経過後には2次電池に要求される電力を確実に供給することができる。
【0014】
また、請求項2記載の本発明によれば、2次電池から供給される電力により車輪を駆動するモータと、2次電池またはモータへ電力を供給する燃料電池発電システムとを備えた燃料電池電気自動車であって、燃料電池発電システムは、燃料電池に加熱空気を供給するとともに、加熱空気を2次電池に供給して昇温するコンプレッサを備えたことで、コンプレッサからの加熱空気を2次電池に供給して2次電池を昇温することができる。
【0015】
また、請求項3記載の本発明によれば、2次電池の昇温時間から燃料電池発電システムの起動時間を演算することで、燃料電池発電システムの起動時間を精度良く予測することができる。この結果、この起動時間が経過後には燃料電池発電システムを確実に運転することができる。
【0016】
また、請求項4記載の本発明によれば、燃料電池発電システムの起動時間を表示することで、燃料電池発電システムの確実な起動時間を報知することができる。この結果、この起動時間が経過後には燃料電池発電システムを確実に運転することができる。
【0017】
また、請求項5記載の本発明によれば、燃料電池発電システムに設けられたコンプレッサ又は燃焼器を負荷対象として2次電池から供給される電圧及び電流を検出することで、精度良く2次電池の昇温時間を予測することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る2次電池の昇温時間予測装置を、燃料電池車に適応した場合のシステム構成を示す図である。
【0019】
この燃料電池車11は、電源として燃料電池発電システム13と2次電池15を備えており、燃料電池発電システム13により発電された直流電力はDC/DCコンバータ17を介して昇圧又は減圧されインバータ19及び2次電池15に供給される。また、燃料電池発電システム13の起動時で燃料電池が発電可能な状態にない時には、2次電池15から直流電力がインバータ19に供給される。インバータ19は、DC/DCコンバータ17又は2次電池15から供給される直流電力を例えば3相交流電力に変換してモータ21に出力し、駆動輪23を駆動させる。
【0020】
2次電池15の電力は、燃料電池発電システム13内に設けられたコンプレッサ25、改質器27に設けられた燃焼器29の加熱ヒータ31にも供給される。また、モータ21からの回生電力は、インバータ19を介して直流電力に変換され2次電池15へ充電される。
【0021】
燃料電池発電システム13は、コンプレッサ25、改質器27、燃料電池33、加熱器35から構成されている。改質器27は、燃料37を改質して水素ガスを生成する改質部28と、燃料37を空気を用いて燃焼させる燃焼器29と、燃焼器29の立ち上げ時に燃焼器29を加熱するヒータ31とから構成されている。
【0022】
燃料タンク(図示せず)から供給される燃料37は改質器27に設けられた改質部39で水素ガスに改質され、この水素ガス41が燃料電池33に送られる。大気中から吸収された空気43は、コンプレッサ25で圧縮され加熱器35へ送られて加熱され、加熱器35と燃料電池33との間に設けられたバルブ45により加熱空気の供給先が切り替えられ、燃料電池33又は2次電池15へ供給される。
【0023】
加熱器35からバルブ45を介して2次電池15に供給された加熱空気は、2次電池15を加熱した後に、配管47,49を通り改質器27の燃焼器29へ送られる。一方、加熱器35からバルブ45を介して燃料電池33に供給された加熱空気は、燃料電池33を加熱した後に、配管51,49を通り改質器27の燃焼器29へ送られる。
【0024】
改質器27の燃焼器29に供給された空気は、燃料37を燃焼するために使用され、排気ガス53となって加熱器35に供給され、加熱器35により排気ガス53とコンプレッサ25からの空気43が熱交換されて空気を加熱し、排気ガスは大気へ放出される。
【0025】
そして、燃料電池33では、改質器27の改質部39から供給された水素ガスと、加熱器35からバルブ45を介して供給された加熱空気とにより高電圧の電力が発電される。また、燃料電池33には、燃料電池33内の純水の温度を検出する温度センサ63が設けられている。
【0026】
2次電池15には、2次電池15の総電圧を検出する電圧センサ55と、2次電池15の入出力電流を検出する電流センサ57と、2次電池15の温度を検出する温度センサ59が取り付けられており、各センサにより検出された値は、システムコントローラ61に出力されている。
【0027】
システムコントローラー61では、各センサで検出された値に基づいて、2次電池15の充電量SOC及び放電可能出力が演算される。また、システムコントローラー61は、バルブ54とコンプレッサ25に制御指令を出力する。なお、システムコントローラ61は、制御データを記憶するRAMと、制御プログラムを記憶するROMと、制御プログラムに従って動作するCPUと、時間を計時するタイマとから構成されており、燃料電池33の解凍システムの起動時間を報知するための表示部65が接続されている。
【0028】
次に、図3〜図5を参照して、図2に示すフローチャートに従って、第1の実施の形態に係る動作を説明する。なお、図2に示すフローチャートは、システムコントローラ61に設けられたROMにプログラムとして記憶されている。
【0029】
一般に、低温時には燃料電池33内に残された純水は凍結状態となっている。このため、起動時に燃料電池発電システム13を立ち上げるためには、燃料電池33内に残された純水を解凍する必要がある。そこで、本実施の形態では、2次電池15からコンプレッサ25に電力を供給してコンプレッサ25に空気を圧縮させて加熱空気を燃料電池33に送り込み、燃料電池33内に残された凍結状態の純水を解凍するようにしている。
【0030】
まず、燃料電池車に設けられたキーシリンダにイグニツション・キーが挿入され、スタート位置まで回動されると、2次電池15からシステムコントローラ61に電力が供給され、CPUがリセットされてから起動される。
ステップS10では、システムコントローラ61は、改質器27に設けられた燃焼器29を起動するためオン制御信号を所定時間だけ燃焼器29に出力し、図3に示すように、2次電池15からの電力により燃焼器29を所定時間だけ起動する。
【0031】
ステップS20では、燃料電池33が凍結状態にあるかどうかを判断する。すなわち、燃料電池33に取り付けた温度センサ63からの温度データが所定温度以下となり燃料電池33内の純水が凍結状態にあるかどうかを判断する。燃料電池33内の純水が凍結状態にある場合には解凍システムを起動する必要があるので、ステップS30に進み、燃料電池発電システムの起動を待機する。一方、燃料電池33内の純水が凍結状態にない場合には解凍システムを起動する必要がないので、ステップS120に進む。
【0032】
そして、ステップS30では、2次電池15の放電可能出力を演算する。すなわち、コントローラ61は、パルス波形からなるオフオン制御信号をコンプレッサ25に出力し、コンプレッサ25のモータに設けられたステータコイルにパルス期間分の電力を2次電池からパルス放電させ、電圧センサ55からの電圧データによりパルス放電の前後での総電圧降下を求め、電流センサ57からのパルス放電時の電流データから現在の2次電池が放電可能な放電可能出力を求める。すなわち、コントローラ61は、パルス放電時の電圧データと電流データとの積から電力データを算出して2次電池15から出力可能な放電可能出力を得る。
【0033】
そして、ステップS40では、2次電池15の放電可能出力が解凍システムの起動電力以下かどうかを判断する。2次電池15の放電可能出力がこの起動電力以下ではなく必要な電力が2次電池15から得られると判断された場合にはステップS100に進む。一方、2次電池15から要求電力が得られない場合にはステップS50に進む。
【0034】
そして、ステップS50では、解凍システムの起動可能出力が得られるまでの2次電池の昇温時間を演算し、2次電池の昇温時間と燃料電池の解凍システムの起動時間との合計時間を運転者に報知する。同時に、タイマによる計時動作を開始する。
【0035】
ここで、ステップS50での2次電池の昇温時間の求め方を説明する。
まず、2次電池15の充電量SOCを求める。すなわち、前回キーオフした時点で内部RAMに記憶させておいた充電量SOCを読み出すか、または、充電量SOCと電池電圧に相関がある電池系では、予め充電量SOC−電池電圧の特性グラフをマップとして記憶しておき、現在の電池電圧に対応する充電量SOCをマップから求める。
【0036】
そして、2次電池の放電可能出力と電池の充電量SOCに基づいて、図4に示す充電量SOC毎の放電可能出力−電池温度の特性マップを参照して、現在の充電量SOCにおいて放電可能電力を出力するのに必要な電池の温度を演算する。なお、この特性マップは、2次電池15の台上評価結果により予め作成して内部ROMに記憶してある。
【0037】
そして、図4に示す特性マップにより求められた2次電池15の温度に基づいて、図5に示す予め台上実験により作成しておいた充電量SOC毎の2次電池温度−昇温時間の特性マップを参照して、要求出力が取り出せるまでの昇温時間を求める。
【0038】
次に、ステップS60では、コンプレッサ25から出力される加熱空気を用いて2次電池を加熱して昇温する。すなわち、システムコントローラ61は、2次電池15からコンプレッサ25に電力を供給してコンプレッサ25に空気を圧縮させて加熱空気をバルブ45を介して2次電池15に送り込み、2次電池15の温度を上昇させるようにしている。
【0039】
そして、ステップS70では、タイマから計時データを読み出し、ステップS50で求めておいた2次電池の昇温時間が経過したかどうかを判断する。2次電池昇温時間が経過していない場合にはステップS60に戻り、処理を繰り返す。
【0040】
一方、2次電池15の昇温時間が経過した場合にはステップS80へ進み、2次電池15の放電可能出力を演算する。すなわち、ステップS30と同様に、2次電池の放電可能出力を求める。
【0041】
そして、ステップS90では、2次電池15の放電可能出力が燃料電池33の解凍システムを起動するのに必要な起動電力以上になったかどうかを判断する。ここで、2次電池15の放電可能出力がこの解凍システムの起動電力以上になっていない場合にはステップS50に戻り、再度、加熱時間を演算して、上述した処理を繰り返す。
【0042】
一方、2次電池15の放電可能出力が燃料電池33の解凍システムを起動するのに必要な起動電力以上になった場合にはステップS100へ進む。
ステップS100では、システムコントローラーは、バルブ45を切り替え、同時に、コンプレッサ25の作動条件の切り替えを行い、燃料電池33の解凍システムを起動する。また、ステップS100では、燃料電池33の解凍システムを起動させ、2次電池33のドライバに燃料電池33の解凍システムの起動時間を表示部65からドライバに報知する。
【0043】
そして、ステップS110では、燃料電池33は凍結状態から解凍状態になったかどうかを判断する。すなわち、燃料電池33に取り付けた温度センサ63からの温度データが所定温度以上となり燃料電池33内の純水が凍結状態から解凍状態になったかどうかを判断する。燃料電池33内の純水が凍結状態にある場合にはステップS100に戻り、上述した処理を繰り返す。
一方、燃料電池33内の純水が解凍状態になった場合には解凍システムを終了し、ステップS120に進み、燃料電池発電システムの起動を待機する。
【0044】
ここで、図3を参照して、燃料電池発電システム13を起動するときに2次電池15に要求される要求電力について説明する。
燃焼器29の起動(1)と、2次電池15の加熱(2)に必要な2次電池15の電力は、2次電池15自身による昇温なしに出力できるよう設計してもよい。一方、燃料電池の解凍システムの起動(3)に必要な2次電池の電力は、2次電池15が昇温した後に出力できるように設計する。この理由は、2次電池15が昇温せずに燃料電池の解凍システムを起動する場合に必要となる電力を2次電池15に要求すると、2次電池15のサイズが大きくなるためである。
【0045】
従って、昇温時間の演算精度が上がる理由は、2次電池の放電可能出力と図3より得られた2次電池温度は、電池の平均温度に近い値を演算していることになるので、昇温時間を精度良く予測できている。
【0046】
このように、第1の実施の形態では、2次電池から負荷に供給される電圧及び電流に基づいて、2次電池が放電可能な放電可能出力を演算し、演算された2次電池の放電可能出力と2次電池の充電量に基づいて、2次電池に要求される要求電力を2次電池が出力できる温度に達するまでの昇温時間を演算することで、精度良く2次電池の昇温時間を予測することができる。この結果、図6に示すように、この昇温時間が経過後には2次電池に要求される電力を確実に供給することができる。
【0047】
また、2次電池から供給される電力により車輪を駆動するモータと、2次電池またはモータへ電力を供給する燃料電池発電システムとを備えた燃料電池電気自動車であって、燃料電池発電システムは、燃料電池に加熱空気を供給するとともに、加熱空気を2次電池に供給して昇温するコンプレッサを備えたことで、コンプレッサからの加熱空気を2次電池に供給して2次電池を昇温することができる。
【0048】
さらに、2次電池の昇温時間から燃料電池発電システムの起動時間を演算することで、燃料電池発電システムの起動時間を精度良く予測することができる。この結果、この起動時間が経過後には燃料電池発電システムを確実に運転することができる。
【0049】
また、燃料電池発電システムの起動時間を表示することで、燃料電池発電システムの確実な起動時間を報知することができる。この結果、この起動時間が経過後には燃料電池発電システムを確実に運転することができる。
また、燃料電池発電システムに設けられたコンプレッサを負荷対象として2次電池から供給される電圧及び電流を検出することで、精度良く2次電池の昇温時間を予測することができる。
【0050】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態は、図1に示す第1の実施の形態に係る2次電池の昇温時間予測装置を、燃料電池車に適応した場合のシステム構成と同様であり、その説明を省略することとする。
【0051】
次に、図7に示すフローチャートに従って第2の実施の形態に係る制御動作を説明する。なお、図7に示すフローチャートは、図2に示すフローチャートと同様の基本的手順を有しており、同一の手順には同一の符号を付している。また、図7に示すフローチャートも、システムコントローラ61の内部ROMに制御プログラムとして記憶されている。
【0052】
ステップS10からステップS120までは、第1の実施の形態において説明した内容と同様なので、その説明を省略する。
ステップS210では、2次電池15の放電可能出力の演算を、ステップS10での燃焼器29の起動時に行うようにしている。すなわち、コントローラ61は、燃焼器29の起動時に、電圧センサ55からの電圧データによりこの起動前後での総電圧降下を求め、電流センサ57からの電流データに基づいて、2次電池の放電可能出力を求める。
【0053】
従って、第1の実施の形態のように放電パルスをコンプレッサ25に出力する必要がなく、2次電池15の電力エネルギを使用せずに済み、燃料電池発電システム起動時の2次電池15のエネルギが少なくて済むという効果がある。
【0054】
また、ステップS90で、燃料電池33の解凍システムの起動電力が得られない場合は、ステップS220に進み、上述したステップS30と同様に、2次電池15の放電可能出力を演算してステップS50へ戻るようにしている。
【0055】
このように、第2の実施の形態では、燃料電池発電システムに設けられた燃焼器を負荷対象として2次電池から供給される電圧及び電流を検出することで、精度良く2次電池の昇温時間を予測することができる。
【0056】
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態は、図1に示す第1の実施の形態に係る2次電池の昇温時間予測装置を、燃料電池車に適応した場合のシステム構成と同様であり、その説明を省略することとする。
【0057】
第3の実施の形態における特徴は、図3に示すように、2次電池15の昇温時には加熱空気を2次電池15へ送るため、コンプレッサ25に2次電池15からの電力を供給し、この2次電池15の放電時に2次電池の放電可能出力を演算し、2次電池の昇温時間より早く所定出力が得られる場合には、燃料電池の解凍システムを起動するようにし、一方、2次電池の昇温時間を経過しても所定出力が得られない場合には、燃料電池の解凍システムを起動せずに2次電池から所定出力が得られるまで2次電池の昇温を続けることにある。
【0058】
次に、図8に示すフローチャートに従って第3の実施の形態に係る制御動作を説明する。なお、図8に示すフローチャートは、図2に示すフローチャートと同様の基本的手順を有しており、同一の手順には同一の符号を付している。また、図8に示すフローチャートも、システムコントローラ61の内部ROMに制御プログラムとして記憶されている。
【0059】
ステップS10からステップS120までは、第1の実施の形態において説明した内容と同様なので、その説明を省略する。
ステップS60での2次電池15の昇温時に、ステップS310では、上述したように、2次電池15からコンプレッサ25へ電力を供給することにより、2次電池の放電可能出力を演算する。
【0060】
ここで、ステップS320では、2次電池15の放電可能出力が燃料電池の解凍システムの起動電力以上かどうかを判断し、放電可能出力が燃料電池の解凍システムの起動電力以上になった場合にはステップS340へ進む。そして、ステップS340では、上述したように、2次電池15の放電可能出力を演算を行う。
【0061】
そして、ステップS350では、2次電池15の放電可能出力が燃料電池の解凍システムの起動電力以上あるかどうかを判断する。放電可能出力が燃料電池の解凍システムの起動電力以上ある場合には、ステップS100へ進み、燃料電池の解凍システムを起動する。一方、ステップS350において、2次電池の放電可能出力が燃料電池の解凍システムの起動電力以下の場合にはステップS60へ戻り、2次電池15の加熱を継続する。
【0062】
そして、ステップS320において、2次電池の放電可能出力が燃料電池の解凍システムの起動電力以下の場合にはステップS70へ進み、2次電池15の昇温時間が経過したかを判断し、昇温時間が経過していない場合にはステップS60へ戻り、再度、2次電池の昇温動作を継続する。
【0063】
そして、昇温時間が経過した場合にはステップS80に進み、上述したように、パルス放電により2次電池の放電可能出力を演算する。ここで、ステップS90では、2次電池の放電可能出力が燃料電池の解凍システムの起動電力以上かどうかを判断する。そして、放電可能出力が燃料電池の解凍システムの起動電力以下の場合にはステップS50へ戻り、再度、2次電池の昇温時間を演算し、2次電池15を加熱する。
【0064】
一方、ステップS90において、2次電池の放電可能出力が燃料電池の解凍システムの起動電力以上になった場合には、ステップS100へ進み、燃料電池の解凍システムを起動する。
【0065】
このように、第3の実施の形態においては、燃料電池発電システムに設けられたコンプレッサを負荷対象として2次電池から供給される電圧及び電流を検出することで、精度良く2次電池の昇温時間を予測することができる。
【0066】
また、図6に示すように、2次電池の昇温時間内に燃料電池の解凍システムの起動電力が得られる場合には、燃料電池の解凍システムを起動するので、ドライバを少しでも待たせないようにすることができる。
なお、上述した第1乃至第3の実施の形態では、燃料電池の発電システムの起動時を例に上げて説明したが、2次電池を昇温して使用するときに適用できることは、言うまでもない。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2次電池の昇温時間予測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、2次電池の昇温時間予測装置としては、起動時に、2次電池から所定出力が得られるまでの2次電池の昇温時間を予測し、その間、2次電池を昇温するものが知られている。
【0003】
詳しくは、2次電池の表面の初期温度に対して、加熱後に所定出力が得られるまでの昇温時間を実験により求めて、図9に示すようにマップ化しておき、実際に計測された2次電池の初期の表面温度に基づいて、このマップを参照して、昇温に必要な時間を演算して求めていた。特に、2次電池の温度が均一であれば、精度良く昇温時間を予測することができるという利点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の2次電池の昇温時間予測装置にあっては、昇温時には2次電池の表面と内部との間に温度差が生じているため、図9に示すように、2次電池の表面温度から求めた昇温時間に達しても、2次電池の放電可能出力が所定出力まで達したか正確に判断することができないといった問題があった。
【0005】
特に、複数個の単電池を組電池化しておいた場合に、セル間に温度バラツキがあり電池の温度が均一になっていないときには、図9に示すように、精度良く昇温時間を予測することができないといった問題があった。
【0006】
また、2次電池を搭載した車両において、キーオフから次のキーオンまでの時間が短く、2次電池の温度が周囲の温度まで均一になっていない場合や、2次電池の昇温時間が経過したが所定出力が得られず、再度、昇温するときに2次電池の昇温時間を予測する場合にも、精度良く昇温時間を予測することができないといった問題があった。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、精度良く2次電池の昇温時間を予測することができ、2次電池に要求される電力を確実に供給することができる2次電池の昇温時間予測装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、2次電池から負荷に供給される電圧及び電流を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された電圧及び電流に基づいて、2次電池が放電可能な放電可能出力を演算する放電可能出力演算手段と、前記放電可能出力演算手段により演算された2次電池の放電可能出力が2次電池に要求される要求電力以下であるか否かを判別し、判別の結果2次電池の放電可能出力が2次電池に要求される要求電力以下である場合には、前記放電可能出力演算手段により演算された2次電池の放電可能出力と2次電池の充電量に基づいて、2次電池に要求される要求電力を2次電池が出力するのに必要な温度を演算し、2次電池を昇温して2次電池の温度が演算で得られた温度に達し2次電池に要求される要求電力を出力できるまでの昇温時間を演算する昇温時間演算手段とを備えたことを要旨とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するため、前記2次電池から供給される電力により車輪を駆動するモータと、前記2次電池または前記モータへ電力を供給する燃料電池発電システムとを備えた燃料電池電気自動車であって、前記燃料電池発電システムは、前記燃料電池に加熱空気を供給するとともに、加熱空気を前記2次電池に供給して昇温するコンプレッサを備えたことを要旨とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、上記課題を解決するため、2次電池の昇温時間から燃料電池発電システムの起動時間を演算する起動時間演算手段を備えることを要旨とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、上記課題を解決するため、燃料電池発電システムの起動時間を表示する表示手段を備えたことを要旨とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、上記課題を解決するため、前記検出手段は、燃料電池発電システムに設けられたコンプレッサ又は燃焼器を負荷対象とすることを要旨とする。
【0013】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、2次電池から負荷に供給される電圧及び電流に基づいて、2次電池が放電可能な放電可能出力を演算し、演算された2次電池の放電可能出力と2次電池の充電量に基づいて、2次電池に要求される要求電力を2次電池が出力できる温度に達するまでの昇温時間を演算することで、精度良く2次電池の昇温時間を予測することができる。この結果、この昇温時間が経過後には2次電池に要求される電力を確実に供給することができる。
【0014】
また、請求項2記載の本発明によれば、2次電池から供給される電力により車輪を駆動するモータと、2次電池またはモータへ電力を供給する燃料電池発電システムとを備えた燃料電池電気自動車であって、燃料電池発電システムは、燃料電池に加熱空気を供給するとともに、加熱空気を2次電池に供給して昇温するコンプレッサを備えたことで、コンプレッサからの加熱空気を2次電池に供給して2次電池を昇温することができる。
【0015】
また、請求項3記載の本発明によれば、2次電池の昇温時間から燃料電池発電システムの起動時間を演算することで、燃料電池発電システムの起動時間を精度良く予測することができる。この結果、この起動時間が経過後には燃料電池発電システムを確実に運転することができる。
【0016】
また、請求項4記載の本発明によれば、燃料電池発電システムの起動時間を表示することで、燃料電池発電システムの確実な起動時間を報知することができる。この結果、この起動時間が経過後には燃料電池発電システムを確実に運転することができる。
【0017】
また、請求項5記載の本発明によれば、燃料電池発電システムに設けられたコンプレッサ又は燃焼器を負荷対象として2次電池から供給される電圧及び電流を検出することで、精度良く2次電池の昇温時間を予測することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る2次電池の昇温時間予測装置を、燃料電池車に適応した場合のシステム構成を示す図である。
【0019】
この燃料電池車11は、電源として燃料電池発電システム13と2次電池15を備えており、燃料電池発電システム13により発電された直流電力はDC/DCコンバータ17を介して昇圧又は減圧されインバータ19及び2次電池15に供給される。また、燃料電池発電システム13の起動時で燃料電池が発電可能な状態にない時には、2次電池15から直流電力がインバータ19に供給される。インバータ19は、DC/DCコンバータ17又は2次電池15から供給される直流電力を例えば3相交流電力に変換してモータ21に出力し、駆動輪23を駆動させる。
【0020】
2次電池15の電力は、燃料電池発電システム13内に設けられたコンプレッサ25、改質器27に設けられた燃焼器29の加熱ヒータ31にも供給される。また、モータ21からの回生電力は、インバータ19を介して直流電力に変換され2次電池15へ充電される。
【0021】
燃料電池発電システム13は、コンプレッサ25、改質器27、燃料電池33、加熱器35から構成されている。改質器27は、燃料37を改質して水素ガスを生成する改質部28と、燃料37を空気を用いて燃焼させる燃焼器29と、燃焼器29の立ち上げ時に燃焼器29を加熱するヒータ31とから構成されている。
【0022】
燃料タンク(図示せず)から供給される燃料37は改質器27に設けられた改質部39で水素ガスに改質され、この水素ガス41が燃料電池33に送られる。大気中から吸収された空気43は、コンプレッサ25で圧縮され加熱器35へ送られて加熱され、加熱器35と燃料電池33との間に設けられたバルブ45により加熱空気の供給先が切り替えられ、燃料電池33又は2次電池15へ供給される。
【0023】
加熱器35からバルブ45を介して2次電池15に供給された加熱空気は、2次電池15を加熱した後に、配管47,49を通り改質器27の燃焼器29へ送られる。一方、加熱器35からバルブ45を介して燃料電池33に供給された加熱空気は、燃料電池33を加熱した後に、配管51,49を通り改質器27の燃焼器29へ送られる。
【0024】
改質器27の燃焼器29に供給された空気は、燃料37を燃焼するために使用され、排気ガス53となって加熱器35に供給され、加熱器35により排気ガス53とコンプレッサ25からの空気43が熱交換されて空気を加熱し、排気ガスは大気へ放出される。
【0025】
そして、燃料電池33では、改質器27の改質部39から供給された水素ガスと、加熱器35からバルブ45を介して供給された加熱空気とにより高電圧の電力が発電される。また、燃料電池33には、燃料電池33内の純水の温度を検出する温度センサ63が設けられている。
【0026】
2次電池15には、2次電池15の総電圧を検出する電圧センサ55と、2次電池15の入出力電流を検出する電流センサ57と、2次電池15の温度を検出する温度センサ59が取り付けられており、各センサにより検出された値は、システムコントローラ61に出力されている。
【0027】
システムコントローラー61では、各センサで検出された値に基づいて、2次電池15の充電量SOC及び放電可能出力が演算される。また、システムコントローラー61は、バルブ54とコンプレッサ25に制御指令を出力する。なお、システムコントローラ61は、制御データを記憶するRAMと、制御プログラムを記憶するROMと、制御プログラムに従って動作するCPUと、時間を計時するタイマとから構成されており、燃料電池33の解凍システムの起動時間を報知するための表示部65が接続されている。
【0028】
次に、図3〜図5を参照して、図2に示すフローチャートに従って、第1の実施の形態に係る動作を説明する。なお、図2に示すフローチャートは、システムコントローラ61に設けられたROMにプログラムとして記憶されている。
【0029】
一般に、低温時には燃料電池33内に残された純水は凍結状態となっている。このため、起動時に燃料電池発電システム13を立ち上げるためには、燃料電池33内に残された純水を解凍する必要がある。そこで、本実施の形態では、2次電池15からコンプレッサ25に電力を供給してコンプレッサ25に空気を圧縮させて加熱空気を燃料電池33に送り込み、燃料電池33内に残された凍結状態の純水を解凍するようにしている。
【0030】
まず、燃料電池車に設けられたキーシリンダにイグニツション・キーが挿入され、スタート位置まで回動されると、2次電池15からシステムコントローラ61に電力が供給され、CPUがリセットされてから起動される。
ステップS10では、システムコントローラ61は、改質器27に設けられた燃焼器29を起動するためオン制御信号を所定時間だけ燃焼器29に出力し、図3に示すように、2次電池15からの電力により燃焼器29を所定時間だけ起動する。
【0031】
ステップS20では、燃料電池33が凍結状態にあるかどうかを判断する。すなわち、燃料電池33に取り付けた温度センサ63からの温度データが所定温度以下となり燃料電池33内の純水が凍結状態にあるかどうかを判断する。燃料電池33内の純水が凍結状態にある場合には解凍システムを起動する必要があるので、ステップS30に進み、燃料電池発電システムの起動を待機する。一方、燃料電池33内の純水が凍結状態にない場合には解凍システムを起動する必要がないので、ステップS120に進む。
【0032】
そして、ステップS30では、2次電池15の放電可能出力を演算する。すなわち、コントローラ61は、パルス波形からなるオフオン制御信号をコンプレッサ25に出力し、コンプレッサ25のモータに設けられたステータコイルにパルス期間分の電力を2次電池からパルス放電させ、電圧センサ55からの電圧データによりパルス放電の前後での総電圧降下を求め、電流センサ57からのパルス放電時の電流データから現在の2次電池が放電可能な放電可能出力を求める。すなわち、コントローラ61は、パルス放電時の電圧データと電流データとの積から電力データを算出して2次電池15から出力可能な放電可能出力を得る。
【0033】
そして、ステップS40では、2次電池15の放電可能出力が解凍システムの起動電力以下かどうかを判断する。2次電池15の放電可能出力がこの起動電力以下ではなく必要な電力が2次電池15から得られると判断された場合にはステップS100に進む。一方、2次電池15から要求電力が得られない場合にはステップS50に進む。
【0034】
そして、ステップS50では、解凍システムの起動可能出力が得られるまでの2次電池の昇温時間を演算し、2次電池の昇温時間と燃料電池の解凍システムの起動時間との合計時間を運転者に報知する。同時に、タイマによる計時動作を開始する。
【0035】
ここで、ステップS50での2次電池の昇温時間の求め方を説明する。
まず、2次電池15の充電量SOCを求める。すなわち、前回キーオフした時点で内部RAMに記憶させておいた充電量SOCを読み出すか、または、充電量SOCと電池電圧に相関がある電池系では、予め充電量SOC−電池電圧の特性グラフをマップとして記憶しておき、現在の電池電圧に対応する充電量SOCをマップから求める。
【0036】
そして、2次電池の放電可能出力と電池の充電量SOCに基づいて、図4に示す充電量SOC毎の放電可能出力−電池温度の特性マップを参照して、現在の充電量SOCにおいて放電可能電力を出力するのに必要な電池の温度を演算する。なお、この特性マップは、2次電池15の台上評価結果により予め作成して内部ROMに記憶してある。
【0037】
そして、図4に示す特性マップにより求められた2次電池15の温度に基づいて、図5に示す予め台上実験により作成しておいた充電量SOC毎の2次電池温度−昇温時間の特性マップを参照して、要求出力が取り出せるまでの昇温時間を求める。
【0038】
次に、ステップS60では、コンプレッサ25から出力される加熱空気を用いて2次電池を加熱して昇温する。すなわち、システムコントローラ61は、2次電池15からコンプレッサ25に電力を供給してコンプレッサ25に空気を圧縮させて加熱空気をバルブ45を介して2次電池15に送り込み、2次電池15の温度を上昇させるようにしている。
【0039】
そして、ステップS70では、タイマから計時データを読み出し、ステップS50で求めておいた2次電池の昇温時間が経過したかどうかを判断する。2次電池昇温時間が経過していない場合にはステップS60に戻り、処理を繰り返す。
【0040】
一方、2次電池15の昇温時間が経過した場合にはステップS80へ進み、2次電池15の放電可能出力を演算する。すなわち、ステップS30と同様に、2次電池の放電可能出力を求める。
【0041】
そして、ステップS90では、2次電池15の放電可能出力が燃料電池33の解凍システムを起動するのに必要な起動電力以上になったかどうかを判断する。ここで、2次電池15の放電可能出力がこの解凍システムの起動電力以上になっていない場合にはステップS50に戻り、再度、加熱時間を演算して、上述した処理を繰り返す。
【0042】
一方、2次電池15の放電可能出力が燃料電池33の解凍システムを起動するのに必要な起動電力以上になった場合にはステップS100へ進む。
ステップS100では、システムコントローラーは、バルブ45を切り替え、同時に、コンプレッサ25の作動条件の切り替えを行い、燃料電池33の解凍システムを起動する。また、ステップS100では、燃料電池33の解凍システムを起動させ、2次電池33のドライバに燃料電池33の解凍システムの起動時間を表示部65からドライバに報知する。
【0043】
そして、ステップS110では、燃料電池33は凍結状態から解凍状態になったかどうかを判断する。すなわち、燃料電池33に取り付けた温度センサ63からの温度データが所定温度以上となり燃料電池33内の純水が凍結状態から解凍状態になったかどうかを判断する。燃料電池33内の純水が凍結状態にある場合にはステップS100に戻り、上述した処理を繰り返す。
一方、燃料電池33内の純水が解凍状態になった場合には解凍システムを終了し、ステップS120に進み、燃料電池発電システムの起動を待機する。
【0044】
ここで、図3を参照して、燃料電池発電システム13を起動するときに2次電池15に要求される要求電力について説明する。
燃焼器29の起動(1)と、2次電池15の加熱(2)に必要な2次電池15の電力は、2次電池15自身による昇温なしに出力できるよう設計してもよい。一方、燃料電池の解凍システムの起動(3)に必要な2次電池の電力は、2次電池15が昇温した後に出力できるように設計する。この理由は、2次電池15が昇温せずに燃料電池の解凍システムを起動する場合に必要となる電力を2次電池15に要求すると、2次電池15のサイズが大きくなるためである。
【0045】
従って、昇温時間の演算精度が上がる理由は、2次電池の放電可能出力と図3より得られた2次電池温度は、電池の平均温度に近い値を演算していることになるので、昇温時間を精度良く予測できている。
【0046】
このように、第1の実施の形態では、2次電池から負荷に供給される電圧及び電流に基づいて、2次電池が放電可能な放電可能出力を演算し、演算された2次電池の放電可能出力と2次電池の充電量に基づいて、2次電池に要求される要求電力を2次電池が出力できる温度に達するまでの昇温時間を演算することで、精度良く2次電池の昇温時間を予測することができる。この結果、図6に示すように、この昇温時間が経過後には2次電池に要求される電力を確実に供給することができる。
【0047】
また、2次電池から供給される電力により車輪を駆動するモータと、2次電池またはモータへ電力を供給する燃料電池発電システムとを備えた燃料電池電気自動車であって、燃料電池発電システムは、燃料電池に加熱空気を供給するとともに、加熱空気を2次電池に供給して昇温するコンプレッサを備えたことで、コンプレッサからの加熱空気を2次電池に供給して2次電池を昇温することができる。
【0048】
さらに、2次電池の昇温時間から燃料電池発電システムの起動時間を演算することで、燃料電池発電システムの起動時間を精度良く予測することができる。この結果、この起動時間が経過後には燃料電池発電システムを確実に運転することができる。
【0049】
また、燃料電池発電システムの起動時間を表示することで、燃料電池発電システムの確実な起動時間を報知することができる。この結果、この起動時間が経過後には燃料電池発電システムを確実に運転することができる。
また、燃料電池発電システムに設けられたコンプレッサを負荷対象として2次電池から供給される電圧及び電流を検出することで、精度良く2次電池の昇温時間を予測することができる。
【0050】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態は、図1に示す第1の実施の形態に係る2次電池の昇温時間予測装置を、燃料電池車に適応した場合のシステム構成と同様であり、その説明を省略することとする。
【0051】
次に、図7に示すフローチャートに従って第2の実施の形態に係る制御動作を説明する。なお、図7に示すフローチャートは、図2に示すフローチャートと同様の基本的手順を有しており、同一の手順には同一の符号を付している。また、図7に示すフローチャートも、システムコントローラ61の内部ROMに制御プログラムとして記憶されている。
【0052】
ステップS10からステップS120までは、第1の実施の形態において説明した内容と同様なので、その説明を省略する。
ステップS210では、2次電池15の放電可能出力の演算を、ステップS10での燃焼器29の起動時に行うようにしている。すなわち、コントローラ61は、燃焼器29の起動時に、電圧センサ55からの電圧データによりこの起動前後での総電圧降下を求め、電流センサ57からの電流データに基づいて、2次電池の放電可能出力を求める。
【0053】
従って、第1の実施の形態のように放電パルスをコンプレッサ25に出力する必要がなく、2次電池15の電力エネルギを使用せずに済み、燃料電池発電システム起動時の2次電池15のエネルギが少なくて済むという効果がある。
【0054】
また、ステップS90で、燃料電池33の解凍システムの起動電力が得られない場合は、ステップS220に進み、上述したステップS30と同様に、2次電池15の放電可能出力を演算してステップS50へ戻るようにしている。
【0055】
このように、第2の実施の形態では、燃料電池発電システムに設けられた燃焼器を負荷対象として2次電池から供給される電圧及び電流を検出することで、精度良く2次電池の昇温時間を予測することができる。
【0056】
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態は、図1に示す第1の実施の形態に係る2次電池の昇温時間予測装置を、燃料電池車に適応した場合のシステム構成と同様であり、その説明を省略することとする。
【0057】
第3の実施の形態における特徴は、図3に示すように、2次電池15の昇温時には加熱空気を2次電池15へ送るため、コンプレッサ25に2次電池15からの電力を供給し、この2次電池15の放電時に2次電池の放電可能出力を演算し、2次電池の昇温時間より早く所定出力が得られる場合には、燃料電池の解凍システムを起動するようにし、一方、2次電池の昇温時間を経過しても所定出力が得られない場合には、燃料電池の解凍システムを起動せずに2次電池から所定出力が得られるまで2次電池の昇温を続けることにある。
【0058】
次に、図8に示すフローチャートに従って第3の実施の形態に係る制御動作を説明する。なお、図8に示すフローチャートは、図2に示すフローチャートと同様の基本的手順を有しており、同一の手順には同一の符号を付している。また、図8に示すフローチャートも、システムコントローラ61の内部ROMに制御プログラムとして記憶されている。
【0059】
ステップS10からステップS120までは、第1の実施の形態において説明した内容と同様なので、その説明を省略する。
ステップS60での2次電池15の昇温時に、ステップS310では、上述したように、2次電池15からコンプレッサ25へ電力を供給することにより、2次電池の放電可能出力を演算する。
【0060】
ここで、ステップS320では、2次電池15の放電可能出力が燃料電池の解凍システムの起動電力以上かどうかを判断し、放電可能出力が燃料電池の解凍システムの起動電力以上になった場合にはステップS340へ進む。そして、ステップS340では、上述したように、2次電池15の放電可能出力を演算を行う。
【0061】
そして、ステップS350では、2次電池15の放電可能出力が燃料電池の解凍システムの起動電力以上あるかどうかを判断する。放電可能出力が燃料電池の解凍システムの起動電力以上ある場合には、ステップS100へ進み、燃料電池の解凍システムを起動する。一方、ステップS350において、2次電池の放電可能出力が燃料電池の解凍システムの起動電力以下の場合にはステップS60へ戻り、2次電池15の加熱を継続する。
【0062】
そして、ステップS320において、2次電池の放電可能出力が燃料電池の解凍システムの起動電力以下の場合にはステップS70へ進み、2次電池15の昇温時間が経過したかを判断し、昇温時間が経過していない場合にはステップS60へ戻り、再度、2次電池の昇温動作を継続する。
【0063】
そして、昇温時間が経過した場合にはステップS80に進み、上述したように、パルス放電により2次電池の放電可能出力を演算する。ここで、ステップS90では、2次電池の放電可能出力が燃料電池の解凍システムの起動電力以上かどうかを判断する。そして、放電可能出力が燃料電池の解凍システムの起動電力以下の場合にはステップS50へ戻り、再度、2次電池の昇温時間を演算し、2次電池15を加熱する。
【0064】
一方、ステップS90において、2次電池の放電可能出力が燃料電池の解凍システムの起動電力以上になった場合には、ステップS100へ進み、燃料電池の解凍システムを起動する。
【0065】
このように、第3の実施の形態においては、燃料電池発電システムに設けられたコンプレッサを負荷対象として2次電池から供給される電圧及び電流を検出することで、精度良く2次電池の昇温時間を予測することができる。
【0066】
また、図6に示すように、2次電池の昇温時間内に燃料電池の解凍システムの起動電力が得られる場合には、燃料電池の解凍システムを起動するので、ドライバを少しでも待たせないようにすることができる。
なお、上述した第1乃至第3の実施の形態では、燃料電池の発電システムの起動時を例に上げて説明したが、2次電池を昇温して使用するときに適用できることは、言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る2次電池の昇温時間予測装置を、燃料電池車に適応した場合のシステム構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態に係る動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】燃料電池発電システムを起動するときに2次電池に要求される要求電力を示す図である。
【図4】充電量SOC毎の放電可能出力−電池温度の特性マップを示す図である。
【図5】充電量SOC毎の2次電池温度−昇温時間の特性マップを示す図である。
【図6】2次電池の初期温度−昇温時間の特性を示す図である。
【図7】第2の実施の形態に係る動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】第3の実施の形態に係る動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】従来の2次電池の初期温度−昇温時間の特性を示す図である。
【符号の説明】
11 燃料電池車
13 燃料電池発電システム
15 2次電池
17 DC/DCコンバータ
19 インバータ
21 モータ
23 駆動輪
25 コンプレッサ
27 改質器
29 燃焼器
31 加熱ヒータ
33 燃料電池
35 加熱器
45 バルブ
55 電圧センサ
57 電流センサ
59 温度センサ
61 システムコントローラ
63 温度センサ
65 表示部
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る2次電池の昇温時間予測装置を、燃料電池車に適応した場合のシステム構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態に係る動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】燃料電池発電システムを起動するときに2次電池に要求される要求電力を示す図である。
【図4】充電量SOC毎の放電可能出力−電池温度の特性マップを示す図である。
【図5】充電量SOC毎の2次電池温度−昇温時間の特性マップを示す図である。
【図6】2次電池の初期温度−昇温時間の特性を示す図である。
【図7】第2の実施の形態に係る動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】第3の実施の形態に係る動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】従来の2次電池の初期温度−昇温時間の特性を示す図である。
【符号の説明】
11 燃料電池車
13 燃料電池発電システム
15 2次電池
17 DC/DCコンバータ
19 インバータ
21 モータ
23 駆動輪
25 コンプレッサ
27 改質器
29 燃焼器
31 加熱ヒータ
33 燃料電池
35 加熱器
45 バルブ
55 電圧センサ
57 電流センサ
59 温度センサ
61 システムコントローラ
63 温度センサ
65 表示部

Claims (5)

  1. 2次電池から負荷に供給される電圧及び電流を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された電圧及び電流に基づいて、2次電池が放電可能な放電可能出力を演算する放電可能出力演算手段と、
    前記放電可能出力演算手段により演算された2次電池の放電可能出力が2次電池に要求される要求電力以下であるか否かを判別し、判別の結果2次電池の放電可能出力が2次電池に要求される要求電力以下である場合には、前記放電可能出力演算手段により演算された2次電池の放電可能出力と2次電池の充電量に基づいて、2次電池に要求される要求電力を2次電池が出力するのに必要な温度を演算し、2次電池を昇温して2次電池の温度が演算で得られた温度に達し2次電池に要求される要求電力を出力できるまでの昇温時間を演算する昇温時間演算手段とを備えたことを特徴とする2次電池の昇温時間予測装置。
  2. 前記2次電池から供給される電力により車輪を駆動するモータと、
    前記2次電池または前記モータへ電力を供給する燃料電池発電システムとを備えた燃料電池電気自動車であって、
    前記燃料電池発電システムは、
    前記燃料電池に加熱空気を供給するとともに、加熱空気を前記2次電池に供給して昇温するコンプレッサを備えたことを特徴とする請求項1記載の2次電池の昇温時間予測装置。
  3. 2次電池の昇温時間から燃料電池発電システムの起動時間を演算する起動時間演算手段を備えることを特徴とする請求項2記載の2次電池の昇温時間予測装置。
  4. 燃料電池発電システムの起動時間を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の2次電池の昇温時間予測装置。
  5. 前記検出手段は、
    燃料電池発電システムに設けられたコンプレッサ又は燃焼器を負荷対象とすることを特徴とする請求項2記載の2次電池の昇温時間予測装置。
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