JP4038766B2 - グリップベルト及びそれを備えた撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一体型ビデオカメラ等の撮像装置に用いるグリップベルト及びそれを備えた撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラとビデオテープレコーダ(VTR)とを一体化した撮像装置においては、本体のグリップ部に備えられたグリップベルトが、このベルトと本体との間に挿入した手の甲を適度に締めつけることで、撮影者が安定して本体を保持できるようにした構造が一般的になっている。
さらに、手の甲への締めつけによる圧迫感を緩和するために、グリップベルトの甲に当たる部分に柔らかい甲当てパッドを具備したベルトとそのベルトを備えた撮像装置が知られている。
【0003】
このグリップベルトとそれを備えた撮像装置の一例を図12に示す。
図12(a)は、その撮像装置100の斜視図であり、図12(b)は図12(a)において、撮像装置100を手で保持した状態でのY−Yにおける概略断面図である。
レンズ102を前方に備えた本体100の側面100cには突出したグリップ部101が設けられており、側面100cの前面側と後面側にはそれぞれグリップベルト104を通す孔106を有する支持具103A,103Bが設けられている。
【0004】
グリップベルト104は、その後端が支持具103Aの孔106に通した後抜けないように取り付けられており、前端は、支持具103Bの孔106に通された後に折り返される。
そして、このベルトの前端と中間部とに取り付けられた雌雄一対で固定と取り外しが自在の簡易固定テープ107a,107bを係着することで支持具間が最適の長さで簡易固定できるように構成されている。
手の甲を押圧するパッド108は柔らかい材料で形成され、一対の簡易固定テープ109a,109bを係着させてベルト104を挟み込むように簡易固定される。
【0005】
このグリップベルト104とグリップ部101との間に撮影者が手を挿入するならば、手のひら側が直接グリップ部に接触すると共に手の甲側がパッド108で押圧され、安定して本体を把持できる構成になっている。
【0006】
一方、近年のデジタル方式の普及により撮像装置は急速に小型化し、それに伴って「縦型」と呼ばれる形態のカメラとVTRとを一体化した撮像装置が一般化してきた。
この「縦型」の撮像装置の一例を特許文献1に示し図13を用いて説明する。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−196928号公報
【0008】
この特許文献1には、上述したような、手のひらを直接本体200に当て、手の甲をパッド202を当てて締め付ける構造のグリップベルト201を備え、このグリップベルト201の一端201Aを本体200の後面に、また、他端201Bを底面に固定した撮像装置が記載されている。
そして、この構成によれば、撮影者の手の大きさに制約を受けることなく確実に保持が可能で安定した撮影が行えることが記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、これらの従来の撮像装置においては、保持する手が直接グリップ部に接していることで数々の問題が生じていた。
まず、撮像装置がグリップ部に熱源であるバッテリーを有する構造にすると、動作時のバッテリの発熱によってグリップ部の温度が上昇して手が熱くなってしまう。そのため、撮影時に手が汗ばんで不快感が生ずる可能性があった。
また、グリップ部表面の凹凸が直接手に当たってしまうことによる不快感で長時間の撮影が困難になる可能性があった。
【0010】
また、これを解決するために、グリップ部の外形形状をできるだけ手の形に合わせた凹凸のない形状にしたりグリップ部にバッテリ等の熱源を配置しないという工夫が必要となり、設計やデザインの制約になっていた。
さらに、グリップ部は通常樹脂を射出成形して形成しているが、バリ等で手に傷をつけないように、手が接触する部分の金型の仕上げを精度よく行う必要があり、金型や部品のコストアップ要因になっていた。
【0011】
一方、撮像装置が小型化されたことにより、その本体に設けた支持具間の距離、換言すればグリップベルトの両端間の距離が手の幅に対して著しく狭くなり、手は本体側に締めつけられるだけではなく、手の幅方向からも締め付けられてしまうようになっていた。
そのため、例えば図13における小指にベルトがかかる部分203や人差し指の親指側の根元部204は、局部的に圧迫される可能性が生じていた。
そして、これは撮影者の手が大きい場合には更に顕著になるものであった。
【0012】
また、撮像装置が小型化すればするほど、顔面に近づけた本体を把持する上腕を体に近い位置にして、本体をほぼ垂直の方向に腕を立てて把持するのが楽な撮影体勢になるが、特許文献1の例では、手は撮像装置の後方の斜め下方向から挿入されて本体を把持するので手首を曲げる必要があり、手首に負担がかかって撮影が快適に行いにくいという問題があった。
【0013】
そこで本発明が解決しようとする課題は、
▲1▼ グリップ部に熱源があっても保持する手に熱を伝えずに快適に撮像装置本体の保持が行える。
▲2▼ グリップ部に多少の凹凸があっても不快感がない。
▲3▼ グリップ部の外形形状に設計やデザイン上の制約が少なく、また、グリップ部を射出成形する為の金型に特別な仕上げを必要としない。
▲4▼ 本体が小型であってもあるいは撮影者の手が大きくても保持する手が局部的に圧迫されない。
▲5▼ 手首に負担をかけずに撮像装置本体を保持する。
という▲1▼〜▲5▼を可能にするグリップベルトとそれを備えた撮像装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本願発明は手段として次の1)〜5)の構成を有する。
1) パッド部とベルト部とを有し、該ベルト部を該パッド部の孔または挿通部に挿通して両者を組み合わせてなるグリップベルトにおいて、
前記パッド部は、
短冊状であって中間部に折り曲げ可能な折り曲げ部を有するメインパッド部と、前記折り曲げ部を挟んで前記メインパッド部から張り出すひら当て部である第1のパッド部及び甲当て部である第2のパッド部と、を有し、
前記メインパッド部は、
前記第1のパッド部側の端部に形成され前記ベルト部を挿通可能な孔と、該メインパッド部の一面側における前記折り曲げ部に設けられ前記ベルト部を挿通可能な袋状の挿通部と、を有し、
前記第1のパッド部は、それ自身が断熱性を有するよう形成されるか又は内部に断熱材を有して略掌大に形成されており、
前記パッド部を展開した状態において、
前記ベルト部の一端側を、前記メインパッド部の他面側から前記孔に挿通して前記一面側に延出させる一方、他端側を、前記メインパッド部における前記第2のパッド部側の端部で前記一面側に折り返すと共に前記挿通部に挿通して、該ベルト部と前記パッド部とを組み合わせてなることを特徴とするグリップベルトである。
2) パッド部とベルト部とを有し、該ベルト部を該パッド部の孔または挿通部に挿通して両者を組み合わせてなるグリップベルトにおいて、
前記パッド部は、互いに分離したひら当て部である第1のパッド部と甲当て部である第2のパッド部とからなり、
該第1のパッド部は、
それ自身が断熱性を有するよう形成されるか又は内部に断熱材を有して略掌大に形成された張り出し部と、該張り出し部に連接する折り曲げ可能な折り曲げ部と、前記張り出し部の前記折り曲げ部とは反対側の端部に形成され前記ベルト部を挿通可能な孔と、
前記第1のパッド部の一面側における折り曲げ部に設けられ前記ベルト部を挿通可能な袋状の第1の挿通部と、を備え、
前記第2のパッド部は、
一面側に前記ベルト部を挿通可能な袋状の第2の挿通部を備え、
前記第1及び第2のパッド部を、それぞれの前記一面側を同面側とし、前記折り曲げ部を展開すると共に該折り曲げ部を挟むよう並べた状態において、
前記ベルト部の一端側を、前記第1のパッド部の他面側から前記孔に挿通して前記一面側に延出させる一方、他端側を、前記第1及び第2のパッド部の他面側を経て該第2のパッド部の端部で前記一面側に折り返すと共に前記第2の挿通部及び前記第1の挿通部の順に挿通して、該ベルト部と前記パッド部とを組み合わせてなることを特徴とするグリップベルトである。
3) パッド部とベルト部とを有し、該ベルト部を該パッド部の孔または挿通部に挿通して両者を組み合わせてなるグリップベルトにおいて、
前記パッド部は、互いに分離したひら当て部である第1のパッド部と甲当て部である第2のパッド部とからなり、
該第1のパッド部は、
それ自身が断熱性を有するよう形成されるか又は内部に断熱材を有して略掌大に形成された張り出し部と、該張り出し部に連接する折り曲げ可能な折り曲げ部と、前記張り出し部の前記折り曲げ部とは反対側の端部に形成され前記ベルト部を挿通可能な第1の孔と、前記折り曲げ部の端部に形成され前記ベルト部を挿通可能な第2の孔と、を備え、
前記第2のパッド部は、
一面側に前記ベルト部を挿通可能な袋状の第2の挿通部を備え、
前記ベルト部は、
前記第1及び第2のパッド部を、前記折り曲げ部を展開すると共に該折り曲げ部を挟むよう並設した状態において、
前記ベルト部の一端側を、第1のパッド部における前記第2のパッド部の他面側に相当する面側から前記孔に挿通して前記一面側に延出させる一方、他端側を、前記第1及び第2のパッド部の他面側を経て該第2のパッド部の端部で前記一面側に折り返すと共に前記折り曲げ部の前記他面側から前記第2の孔に挿通して前記第1のパッド部の前記一面側に延出させて、該ベルト部と前記パッド部とを組み合わせてなることを特徴とするグリップベルトである。
4) 少なくとも撮像レンズ及び撮像素子を有する本体を手で把持して撮影可能な撮像装置であって、
前記本体には1)乃至3)のいずれかに記載のグリップベルトが取り付けられており、
前記本体は、その前方側に設けられたベルト取り付け部と、後方側に設けられ前記グリップベルトのベルト部を挿通させて支持するベルト支持部と、を備え、
前記グリップベルトにおける前記ベルト部の他端側を前記ベルト取り付け部に固定すると共に、前記ベルト部の一端側をベルト挿通部に挿通して支持させた際に、前記第1のパッド部の一面側が前記本体の側面と対向するよう構成して成ることを特徴とする撮像装置である。
5) 前記ベルト部の他端側を前記ベルト取り付け部に固定し、前記第1のパッド部の他面側に当該撮像装置を把持しようとする使用者の手のひらを当てると共に前記第2のパッド部の他面側を前記手の甲に当て、前記ベルト挿通部に前記ベルト部の一端側を挿通して引張した際に、
前記折り曲げ部が折れ曲がって小指に対して該小指を包みこむように当接することを特徴とする4)に記載の撮像装置。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、好ましい実施例により図1乃至図11により説明する。
【0016】
図1は、本発明のグリップベルトの第1実施例とそれを備えた撮像装置を示す外観斜視図であり、
図2は、本発明のグリップベルトの第1実施例とそれを備えた撮像装置を示す側面図であり、
図3は、本発明の撮像装置の一例における本体要部を説明する部分斜視図であり、
図4は、本発明のグリップベルトの第1実施例を示す斜視図であり、
図5は、本発明のグリップベルトの第1実施例における展開図であり、
図6は、本発明の撮像装置の一例における本体の要部を説明する拡大した部分斜視図であり、
図7は、本発明の撮像装置の一例における使用状態を説明する斜視図であり、
図8は、本発明の撮像装置の一例における要部の使用状態を説明する斜視図であり、
図9は、本発明のグリップベルトの第2実施例を示す斜視図であり、
図10は、本発明のグリップベルトの第2実施例とそれを備えた撮像装置を示す斜視図であり、
図11は、本発明のグリップベルトの第1,第2実施例を備えた撮像装置を説明する模式図である。
【0017】
<第1実施例>
まず、本発明のグリップベルトの第1実施例とそれを備えた撮像装置について説明する。
図1に示すように、撮像装置10Aは、撮影レンズ5,撮像素子,回路基板,記録媒体としてデジタルビデオテープを用いた記録再生部及び制御部(撮像レンズ以外は図示せず)を内蔵して略直方体に形成された本体1と、その左側面1bに着脱可能に備えられたバッテリー2及びバッテリ2の外側に配設されたグリップベルト3と、本体1の右側面1cに備えられた液晶モニター4とからなる。
【0018】
(1)本体1について
まず、本体1について詳述する。
本体1の前面1aには、ズームレンズ部5とリモートコントロール信号受光部6と前面1aから突出した指掛け部7とが備えられている。
本体1の天面1dには、撮影制御用の釦8が備えられている。
本体1の右側面1cには、2軸の自由度を持つヒンジ4Aが設けられ、このヒンジ4Aによって液晶表示部4Bの開閉とその自由な角度からの観察が可能とされる。
本体1の後面1eの上方には、固定式ファインダー9が備えられ、アイキャップ9Aが取り付けられている。
本体1の左側面1bには、薄型のバッテリー2が着脱自在に取り付けられる。
そして、左側面1bの後方の中間部には、後述するグリップベルト3のベルト部3Aを挿通する孔11Aaが開口したベルト支持具11Aが突出して設けられている。
さらに前方の下部には、凹部12を設け、その凹部12に支持シャフト12Aが前後方向を軸とする向きで固定される(図3参照)。
【0019】
(2)グリップベルトについて
次に、グリップベルト3について図2,図4〜図6を用いて詳述する。
グリップベルト3は、ベルト部3Aとパッド3Bとからなり、これを展開した形状を図5に示す。
撮像装置10Aの本体1に取り付けて使用する際には、パッド3Bをその中間部の折り曲げ部3B3で緩やかに折り曲げる。この中間部は、パッド3Bの中央である必要はなく、両端間の任意の位置を意味するものである。
その折り曲げによって内側になる面から見た図が図5(a)であり、外側となる面から見た図が図5(b)である。
【0020】
図5(a)において、パッド3Bは、短冊状のメインパッド3B0と、そこから大きく張り出した二つの張り出し部を有する形状に形成される。
メインパッド3B0の長手方向の長さL3は、撮像装置10Aの支持具11Aから本体1の前面1aまでの距離L1(図2参照)よりも長く形成されている。
二つの張り出し部分の一方は、使用時に本体1に装着されたバッテリ2をほぼ覆うような大きさに張り出して掌を当てる、ひら当て部3B1であり、他方は図5(a)の向こう側へ折り返す、甲当て部3B2である。
【0021】
二つの張り出し部を連結する部分は、上述したように、パッド3Bを折り曲げる折り曲げ部3B3である。
メインパッド3B0のひら当て部3B1側端部には、ベルト部3Aを挿通する孔3B4が設けられている。
【0022】
図5(b)において、折り曲げ部3B3の表面に、別部材を取り付けてその間にベルトを通せるようにした挿通部3B5が設けられる。
甲当て部3B2とメインパッド3B0とには、雄雌からなる一対の簡易固定テープ3D1,3D2が取り付けられる。
【0023】
パッド3Bは、緩衝性を有するように形成され、材料として、例えば塩化ビニールを用いることができる。また、この内部にスポンジ等の緩衝材を入れて形成してもよい。
特に、ひら当て部3B1は、断熱性を有するように形成するか内部に断熱材3Eを入れるのが好ましいものである。
緩衝性により手への締め付けにおける圧迫感が低減でき、断熱性によりバッテリからの手への熱の移動が抑制できるからである。
【0024】
ベルト部3Aは、材料の一例として塩化ビニールを使用して形成される。
図5(a)において、ベルト部3Aは、パッド3Bの孔3B4の奥側から手前側に挿通され、図の右端で奥側に折り返し、反対側(図5(b)参照)で挿通部3B5に挿通することでパッドと組み合わされている。
そして、ベルト部3Aの一方の面の一端側と中間部とには、雄雌からなる一対の簡易固定テープ3C1,3C2が取り付けられる。
ベルト部3Aの他端側は、ほつれ止め3A2を介してループ状の輪部3A1が形成される。この他端側の処理は、必ずしもほつれ止めを用いなくてもよく、ループ状の輪舞でなくてもよい。
【0025】
次に、このグリップベルト3を撮像装置10Aに取り付ける方法について図3,図4及び図6を用いて説明する。
図4は、グリップベルト3を撮像装置に取り付ける直前の形態を示している。
パッド3Bは、折り曲げ部3B3でほぼ反転する程度に緩やかに折り曲げられる。
ベルト部3Aの輪部3A1側は、その輪部3A1を支持シャフト12Aのまわりに略一周させた後、その輪にパッド3Bをくぐらせて引っ張ることで支持シャフト12Aに締結する(図6参照)。
【0026】
一方、他端は、支持具11Aの孔11Aaに図3の手前側から挿通させてから折り返し、後述する把持状態で最適な感触が得られるように引っ張って長さを調節した後、一対の簡易固定テープ3C1,3C2を係着して簡易固定させる。
その後、甲当て部3B2を外側に折り返し、簡易固定テープ3D1,3D2とを係着してベルト部3Aを隠すようにこれを簡易固定させる。
【0027】
このようにしてグリップベルト3を取り付けた撮像装置10Aの側面図を図2に示す。
上述のように、パッド3Bはひら当て部3B1がバッテリー2をほぼ覆うような形状にされている。
また、折り曲げ部3B3の内面が本体1の前面1aから距離Lだけ前方に張り出している。このLは固定値ではなく、撮影者の手の大きさによって最適に決まる値であり、以下に詳述する。
【0028】
(3)把持状態について
グリップベルト3を取り付けた撮像装置10Aを手で把持する状態を図7,図8を用いて詳述する。
図7は、この撮像装置10Aを撮影者が右手で把持した状態を示している。手は、折り曲げ部3B3で緩やかに折り曲げて対向させたメインパッド3B0の間に下方から挿入され、上述のように、ベルト部3Aを最適の締め付け感触が得られるように引っ張り、簡易固定テープにより簡易固定する。
【0029】
この把持状態において、後面1eに設けたスタート/ストップボタン13には親指が、釦8には人差し指と中指が、そして指掛け部7には薬指と小指が自然に掛かるように各部は配置される。
【0030】
この把持状態を前方斜め下方向から見た図を図8に示す。
このグリップベルト3によれば、掌と本体1との間にひら当て部3B1が介在するので、手のひらの大部分が本体には直接接触しない。
そのため、このひら当て部3B1の緩衝性により本体側面の凹凸形状による不快感は低減されるので、快適な撮影ができると共に本体設計の制約が減り、金型は通常の仕上げで充分であるのでそのコスト上昇を防ぐという効果が得られる。
さらに、ひら当て部3B1内に断熱材3Eを入れることにより、本体側面に例えばバッテリー2のような熱源を配置しても手への熱の移動が抑制され快適な撮影が長時間行える。この断熱材3Eの材料の一例としてウレタンを用いることができる。
【0031】
<第2実施例>
次に、本発明のグリップベルトの第2実施例とこれを備えた撮像装置について図9,図10を用いて説明する。図9は一部を破断した斜視図である。
この撮像装置は、第1実施例で説明したものと同じある。
図9(a)に示すように、このグリップベルト30は、第1実施例に対してパッドの甲あて部30B2を分離したものである。
甲当て部30B2の内側となる面には挿通部30B25と雌雄一対の簡易固定テープ30D1,30D2が設けられる。
ひら当て部30B1の長手方向の長さL30は、後述する撮像装置10Bの支持具11Aから本体1の前面1aまでの距離L1(図2参照)よりも長く形成されている。
【0032】
ベルト部30Aは第1実施例のものと同じである。
このベルト部30Aは、パッド30Bの一端側となる折り曲げ部30B3に設けた挿通部30B5に挿通され、甲当て部30B2の挿通部30B25に挿通された後、パッド30Bの他端側に設けた孔30B4に通されており、これにより甲当て部30B2とひら当て部30B1側とがベルト部30Aにより組み合わされる。
【0033】
このグリップベルト30を備えた撮像装置を図10に示す。
この撮像装置は実施例1で説明したものと同じである。
ベルト部30Aの一端の輪部30A1を、実施例1と同様に支持シャフト12A(図10に図示せず)に締結し、他端を支持具11Aの孔11Aaに通してから折り返して最適の把持感触となるように長さを調整し、一対の簡易固定テープ30C1,30C2とを係着させることで簡易固定する。
その後、甲当て部30B2の上側を外側に折り返し、一対の簡易固定テープ30D1,30D2を係着させてベルト部30Aを挟み込むように簡易固定する。
この実施例におけるグリップベルトは、図9(b)のように、折り曲げ部30B3に挿通部30B5の替わりに孔30B4を設け、ベルト部30Aはその孔30B4に通されていてもよい。
【0034】
この構成においては、手と本体との間に緩衝性のあるひら当て部30B1が介在するので、手のひらの大部分が本体には直接接触しない。
そのため、このひら当て部30B1の緩衝性により本体側面の凹凸形状から与えられる不快感は低減されるので、快適な撮影ができると共に本体設計の制約が減り、金型は通常の仕上げで充分であるのでそのコスト上昇を防ぐという効果が得られる。
また、ひら当て部内に断熱材30Eを入れることで、本体側面にバッテリー2等の熱源が配置された撮像装置の場合に、手への熱伝達が抑制されるので快適な撮影が可能となるものである。
【0035】
ところで、上述のように、第1実施例におけるパッド3B及び第2実施例におけるひら当て部30B1は支持具11Aから本体1の前面1aまでの距離L1よりも長く、ベルト部3A,30Aの前側の締結位置(支持シャフト12Aの位置)よりも前方に、その張り出し長さLを任意に折り曲げ部3B3,30B3を位置することができるので、ベルト部3A両端の締結位置(支持具11A及び支持シャフト12Aの位置)の間隔や、本体1の前後方向の外形幅L0によらず最適なグリップの幅、すなわち、支持具11Aから折り曲げ部3B3,30B3の最前部までの幅LHを、手の幅に合わせることが可能になっている。
【0036】
従って、本体1の幅が小型化により更に小さくなろうとも、手の大きな操作者であっても、また、手の形が如何様であっても、手が局部的に圧迫されることがなく快適な感触で本体1を把持することができる。
特に、小指には折り曲げ部3B3,30B3が包みこむように当たり、良好な感触を得ることができる。
【0037】
また、ベルト部3A,30Aの前方の締結位置12Aから折り曲げ部3B3,30B3の内面までのDの範囲(図8参照)についてベルトは自由であるので、グリップベルト3は、後方の締結位置(支持具11Aの位置)を中心として、Dの長さに応じた範囲に位置可能である(図2参照)。
【0038】
これについて、図11を用いて説明する。
図11は、本体1の側面図に相当する模式図であり、前後の締結位置11A,12Aと、折り曲げ部3B3,30B3を黒点で示し、ベルト部3A,30Aを簡略的に直線で示している。
図11(a)から、折り曲げ部3B3,30B3がとり得る位置の軌跡は、前方の締結位置12Aを中心としてそこから折り曲げ部3B3,30B3までの距離Dを半径とした円RRの範囲になることが判る。
この円RR上のA,B点に折り曲げ部3B3が位置する場合のパッド位置の概略をそれぞれ図11(b),図11(c)に示す。
従って、各実施例のグリップベルト3,30は本体1に対して固定的に配置されるものではないので、様々な手の大きさや形に対しても、また、様々な撮影アングルにおいても最適な把持位置が容易に得られるので、極めて良好で快適な撮影が可能であり、撮影が長時間に及んでも疲れが少ないものである。
【0039】
さて、本発明の実施例は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において例えば下記のように変更が可能である。
簡易固定には簡易固定テープを使用したが他の手段でもよい。
本体におけるベルトの締結位置は本例に限るものではない。後方の支持具は側面の上方あるいは後面に配置してもよい。
また、前方の支持はシャフトに限るものではなく、また、配置位置も前面や底面に配置してもよい。
本体前部1aの指掛け部7は説明した形態に限るものではなく、無くてもよいものである。
撮影制御用釦8や液晶モニター4等の配置や構成は本実施例に限定されるものではない。
記録再生に使用する記録媒体はテープに限るものではなく、ディスクあるいは固体メモリー等でもよい。
また、動画ではなく静止画を記録再生するデジタルスチルカメラや記録再生機能を持たない、少なくとも撮像レンズと撮像素子を備えた撮像装置にも適用可能なものである。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように、本願発明によれば、グリップ部の凹凸に対する不快感や本体からの熱の伝達が低減する。
【0041】
また、このグリップベルトを撮像装置に取り付けてベルトを締めると、撮像装置を把持する手を掌と甲の両側から柔らかいパッドが接して締めつけると同時に小指の側面を包むようにパッドが当たる。従って、手が局部的に圧迫されることがなく、また、グリップ部の凹凸に対する不快感や熱の伝達が低減する。
【0046】
た、手首に負担がかかることないので、撮像装置の把持と撮影とをより快適に行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグリップベルトの第1実施例とそれを備えた撮像装置を示す外観斜視図である。
【図2】本発明のグリップベルトの第1実施例とそれを備えた撮像装置を示す側面図である。
【図3】本発明の撮像装置の一例における本体要部を説明する部分斜視図である。
【図4】本発明のグリップベルトの第1実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明のグリップベルトの第1実施例における展開図である。
【図6】本発明の撮像装置の一例における本体の要部を説明する拡大した部分斜視図である。
【図7】本発明の撮像装置の一例における使用状態を説明する斜視図である。
【図8】本発明の撮像装置の一例における要部の使用状態を説明する斜視図である。
【図9】本発明のグリップベルトの第2実施例を示す斜視図である。
【図10】本発明のグリップベルトの第2実施例とそれを備えた撮像装置を示す斜視図である。
【図11】本発明のグリップベルトの第1,第2実施例を備えた撮像装置を説明する模式図である。
【図12】従来の撮像装置の一例を説明する斜視図である。
【図13】従来の撮像装置の別の例を使用状態を説明する概略側面図である。
【符号の説明】
1 本体
1a 前面
1b 左側面
1c 右側面
1d 天面
1e 後面
1f 底面
2 バッテリー
3,30,300 グリップベルト
3A,30A ベルト部
3A1,30A1 輪部
3A2,30A2 ほつれ止め
3B,30B,300B パッド
3B0 メインパッド
3B1,300B1 ひら当て部
3B2,30B2 甲当て部
3B2a 甲当て部
3B3,30B3,300B3 折り曲げ部
3B4,30B4,300B4 孔
3B5,30B5 挿通部
3C1,3C2,3D1,3D2,30C1,30C2,30D1,30D2,300C1,300C2,300D1,300D2 簡易固定テープ
3E 断熱材
4 液晶モニター
5 レンズ部
6 受光部
7 指掛け部
8 釦
9 固定式ファインダー
10A,10B,10C 撮像装置
11A 支持具
11Aa 孔
12 凹部
12A 支持シャフト(前方の固定位置)
13 スタート/ストップボタン
14 手のひら
15 手の甲
L1,L3,L30,LH 長さ
D 範囲
RR 円(軌跡)

Claims (5)

  1. パッド部とベルト部とを有し、該ベルト部を該パッド部の孔または挿通部に挿通して両者を組み合わせてなるグリップベルトにおいて、
    前記パッド部は、
    短冊状であって中間部に折り曲げ可能な折り曲げ部を有するメインパッド部と、前記折り曲げ部を挟んで前記メインパッド部から張り出すひら当て部である第1のパッド部及び甲当て部である第2のパッド部と、を有し、
    前記メインパッド部は、
    前記第1のパッド部側の端部に形成され前記ベルト部を挿通可能な孔と、該メインパッド部の一面側における前記折り曲げ部に設けられ前記ベルト部を挿通可能な袋状の挿通部と、を有し、
    前記第1のパッド部は、それ自身が断熱性を有するよう形成されるか又は内部に断熱材を有して略掌大に形成されており、
    前記パッド部を展開した状態において、
    前記ベルト部の一端側を、前記メインパッド部の他面側から前記孔に挿通して前記一面側に延出させる一方、他端側を、前記メインパッド部における前記第2のパッド部側の端部で前記一面側に折り返すと共に前記挿通部に挿通して、該ベルト部と前記パッド部とを組み合わせてなることを特徴とするグリップベルト。
  2. パッド部とベルト部とを有し、該ベルト部を該パッド部の孔または挿通部に挿通して両者を組み合わせてなるグリップベルトにおいて、
    前記パッド部は、互いに分離したひら当て部である第1のパッド部と甲当て部である第2のパッド部とからなり、
    該第1のパッド部は、
    それ自身が断熱性を有するよう形成されるか又は内部に断熱材を有して略掌大に形成された張り出し部と、該張り出し部に連接する折り曲げ可能な折り曲げ部と、前記張り出し部の前記折り曲げ部とは反対側の端部に形成され前記ベルト部を挿通可能な孔と、
    前記第1のパッド部の一面側における折り曲げ部に設けられ前記ベルト部を挿通可能な袋状の第1の挿通部と、を備え、
    前記第2のパッド部は、
    一面側に前記ベルト部を挿通可能な袋状の第2の挿通部を備え、
    前記第1及び第2のパッド部を、それぞれの前記一面側を同面側とし、前記折り曲げ部を展開すると共に該折り曲げ部を挟むよう並べた状態において、
    前記ベルト部の一端側を、前記第1のパッド部の他面側から前記孔に挿通して前記一面側に延出させる一方、他端側を、前記第1及び第2のパッド部の他面側を経て該第2のパッド部の端部で前記一面側に折り返すと共に前記第2の挿通部及び前記第1の挿通部の順に挿通して、該ベルト部と前記パッド部とを組み合わせてなることを特徴とするグリップベルト。
  3. パッド部とベルト部とを有し、該ベルト部を該パッド部の孔または挿通部に挿通して両者を組み合わせてなるグリップベルトにおいて、
    前記パッド部は、互いに分離したひら当て部である第1のパッド部と甲当て部である第2のパッド部とからなり、
    該第1のパッド部は、
    それ自身が断熱性を有するよう形成されるか又は内部に断熱材を有して略掌大に形成された張り出し部と、該張り出し部に連接する折り曲げ可能な折り曲げ部と、前記張り出し部の前記折り曲げ部とは反対側の端部に形成され前記ベルト部を挿通可能な第1の孔と、前記折り曲げ部の端部に形成され前記ベルト部を挿通可能な第2の孔と、を備え、
    前記第2のパッド部は、
    一面側に前記ベルト部を挿通可能な袋状の第2の挿通部を備え、
    前記ベルト部は、
    前記第1及び第2のパッド部を、前記折り曲げ部を展開すると共に該折り曲げ部を挟むよう並設した状態において、
    前記ベルト部の一端側を、第1のパッド部における前記第2のパッド部の他面側に相当する面側から前記孔に挿通して前記一面側に延出させる一方、他端側を、前記第1及び第2のパッド部の他面側を経て該第2のパッド部の端部で前記一面側に折り返すと共に前記折り曲げ部の前記他面側から前記第2の孔に挿通して前記第1のパッド部の前記一面側に延出させて、該ベルト部と前記パッド部とを組み合わせてなることを特徴とするグリップベルト。
  4. 少なくとも撮像レンズ及び撮像素子を有する本体を手で把持して撮影可能な撮像装置であって、
    前記本体には請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のグリップベルトが取り付けられており、
    前記本体は、その前方側に設けられたベルト取り付け部と、後方側に設けられ前記グリップベルトのベルト部を挿通させて支持するベルト支持部と、を備え、
    前記グリップベルトにおける前記ベルト部の他端側を前記ベルト取り付け部に固定すると共に、前記ベルト部の一端側をベルト挿通部に挿通して支持させた際に、前記第1のパッド部の一面側が前記本体の側面と対向するよう構成してなることを特徴とする撮像装置。
  5. 前記ベルト部の他端側を前記ベルト取り付け部に固定し、前記第1のパッド部の他面側に当該撮像装置を把持しようとする使用者の手のひらを当てると共に前記第2のパッド部の他面側を前記手の甲に当て、前記ベルト挿通部に前記ベルト部の一端側を挿通して引張した際に、
    前記折り曲げ部が折れ曲がって小指に対して該小指を包みこむように当接することを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
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