JP4038099B2 - 大電流制御ユニットの電子部品実装構造 - Google Patents

大電流制御ユニットの電子部品実装構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、大電流を扱う電動機の駆動系等に適用される大電流制御ユニットの電子部品実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
制御ユニットを構成するプリント配線基板に実装される電子部品が小電流を扱う制御系の場合は、配線パターンの幅は細くてもかまわないが、電動機等のように大電流を扱う駆動系の場合は、配線パターンの幅も電流値に応じて広くする必要があるため、駆動系の電子部品と制御系の電子部品とを単一のプリント配線基板に実装しようとした場合、大電流配線部分がプリント配線基板の表面積を大きく占有することで、効率的な回路配置ができなかったり、プリント配線基板が大型化するという問題点がある。
【0003】
そこで、このような問題点を解決する手段としては、大電流配線部分を断面積の大きい複数のバスバーで構成し、この複数のバスバーをそれぞれ個別にプリント配線基板上に門型に這わせることにより、従来よりはプリント配線基板の小型化を可能にすると共に、このバスバーをプリント配線基板に実装された駆動系の発熱性電子部品と接する状態にすることにより、該駆動系の発熱性電子部品自体および制御系の小電流電子部品に対する熱的影響を抑制するようにし、さらに、各バスバーの両端をプリント配線基板の裏面側に突出させ、この突出部をコネクタとして使用できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、大電流を流せる導電体(リードフレーム)を内部に鋳込んだ樹脂製基板の表面に配線パターンを形成し、該配線パターンの上面側に制御系の小電流電子部品を実装し、裏面側に駆動系の発熱性電子部品を実装すると共に、該発熱性電子部品をその下面に備えた大容量の放熱器に接触させた状態で組み付け固定した構成とすることにより、発熱性電子部品と小電流電子部品とを同一の配線基板に搭載することを可能にすると共に、発熱性電子部品の十分な放熱を可能にしたものもある(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−67889号公報 (第2頁、図1−11)
【特許文献2】
特開平8−18170号公報 (第2頁、図1、3)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載のものは、上述のように、バスバーをプリント配線基板に実装された駆動系の発熱性電子部品と接する状態にすることにより、該駆動系の発熱性電子部品自体および制御系の小電流電子部品に対する熱的影響を抑制するようにしたものであるが、バスバーの放熱容量が小さいため、例えば、大電流で高い放熱性を必要とする電動パワーステアリング装置の制御ユニットに実装される駆動系の発熱性電子部品の放熱手段としては、容量的に不適切であるという問題がある。
また、プリント配線基板の裏面側に突出させた各バスバーの突出部を、外部と電気的に接続するコネクタとして使用する構造であるが、一般的に、コネクタ方式は、抜けや接点劣化等の問題があるため、大電流系の接続方式としては信頼性にかけるという問題もある。
【0007】
また、特許文献2に記載のものは、上述のように、発熱性電子部品をその下面に備えた大容量の放熱器に接触させた構成とすることにより、大電流で高い放熱性を必要とする電動パワーステアリング装置の制御ユニットに実装される駆動系の発熱性電子部品の放熱手段としても、容量的に適切であるといえるが、配線パターンの上面側に制御系の小電流電子部品を実装し、裏面側に駆動系の発熱性電子部品を実装する構造であるため、プリント配線基板の上面(配線パターン)側に実装される小電流電子部品の半田付け工程と、プリント配線基板の裏面側に実装される駆動系の発熱性電子部品の半田付け工程とを別工程で行う必要があり、しかも、各駆動系の発熱性電子部品の半田付け作業は1個ずつ個別にしかできないし、さらに、各駆動系の発熱性電子部品を大容量の放熱器に対し個別に組み付け固定する必要があるため、作業工程の大幅な増加と作業能率の悪化によりコスト高になるという問題がある。
また、この場合も、外部との電気的接続がコネクタ方式であるため、前記特許文献1と同様の問題がある。
【0008】
本発明は、上述の従来の問題点に着目してなされたもので、プリント配線基板を大型化させることなく、かつ、大電流で高い放熱性を必要とする駆動系の発熱性電子部品の放熱が十分に行えると共に、制御ユニットの組立時における作業工程の簡略化と作業能率の向上によるコストダウンが可能であり、また、大電流系の接続方式として高い信頼性を得ることができる大電流制御ユニットの電子部品実装構造を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明請求項1記載の大電流制御ユニットの電子部品実装構造は、一方の面に配線パターンを備えると共に制御系の複数の小電流電子部品と駆動系の複数の大電流部品および複数の発熱性電子部品とが実装されるプリント配線基板と、樹脂製基板内に電流容量の大きな複数のバスバーがインサートモールドされるインサートモールド基板とで配線基板が構成され、該配線基板における前記制御系の複数の小電流電子部品と駆動系の複数の大電流部品および複数の発熱性電子部品とが実装される側とは反対側の面で少なくともインサートモールド基板との対向面側には大容量のヒートシンクが配置され、前記駆動系の複数の発熱性電子部品は、前記プリント配線基板の一側縁部においてその本体部をそれぞれプリント配線基板の側方外部に突出させて前記ヒートシンクと対面する状態で実装され、前記駆動系の複数の大電流部品は、前記駆動系の複数の発熱性電子部品が実装された前記プリント配線基板の側縁部側近辺に実装され、前記インサートモールド基板における各バスバーは、少なくともその一方端が前記プリント配線基板における前記駆動系の複数の発熱性電子部品が実装された側縁部側に向けて突出されていてそれぞれプリント配線基板の配線パターンに接続され、外部配線と接続されるバスバーのもう一端には外部配線をねじ止めにより電気的接続可能な接続端子部が備えられ、前記インサートモールド基板は、前記複数の発熱性電子部品の本体部を前記ヒートシンクに押し付ける状態でヒートシンクに対し固定されていることを特徴とする手段とした。
【0010】
請求項2記載の大電流制御ユニットの電子部品実装構造では、請求項1記載の大電流制御ユニットの電子部品実装構造において、電動機の駆動制御に用いられることを特徴とする手段とした。
【0011】
【作用および効果】
本発明請求項1記載の大電流制御ユニットの電子部品実装構造では、上述のように構成されるため、その組み付け手順としては、まず、プリント配線基板の一方の面に制御系の複数の小電流電子部品と駆動系の複数の大電流部品および複数の発熱性電子部品、さらにはインサートモールド基板にインサートモールドされた各バスバーの一方端を所定の場所に装着した状態で、一度のフロー半田工程で全ての電子部品と部品およびバスバーと配線パターンとの電気的接続を完了させ、次に、このプリント配線基板を所定の個所に組み付け固定した後、少なくともインサートモールド基板との対向面側に配置した大容量のヒートシンクに対し複数の発熱性電子部品の本体部を押し付ける状態でインサートモールド基板をねじ等により固定することにより、組み付け作業を完了する。そして、インサートモールド基板に設けられた各接続端子部に外部配線をねじ止めすることにより、外部配線との電気的接続を完了する。
【0012】
以上のように、この発明請求項1記載の大電流制御ユニットの電子部品実装構造によれば、以下に列挙する効果が得られる。
▲1▼ 各発熱性電子部品が大容量のヒートシンクに当接状態で組み付け固定されるため十分な放熱効果を得ることができ、これにより、大電流で高い放熱性を必要とする電動パワーステアリング装置の制御ユニットに実装される駆動系の発熱性電子部品の放熱手段としても十分適用可能である。
▲2▼ 一度のフロー半田工程で全ての電子部品と部品およびバスバーと配線パターンとの電気的接続を完了可能であり、かつ、ヒートシンクに対する全ての発熱性電子部品の組み付け固定が、ヒートシンクに対するインサートモールド基板の組み付け固定により同時に完了可能であるため、制御ユニットの組立時における作業工程の簡略化と作業能率の向上によるコストダウンが可能である。
【0013】
▲3▼ 駆動系の複数の大電流部品は、駆動系の複数の発熱性電子部品が実装されたプリント配線基板の側縁部側近辺に実装されると共に、インサートモールド基板における各バスバーの一方端がプリント配線基板における駆動系の複数の発熱性電子部品が実装された側縁部側に向けて突出されていてそれぞれプリント配線基板の配線パターンに接続された構成とすることで、駆動系の複数の大電流部品と各バスバーとの間を最短距離の配線パターンで電気的接続することができ、これにより、プリント配線基板の大型化を最低限に抑えることができる。
▲4▼ 外部配線をねじ止めにより電気的接続可能な接続端子部が備えられることで、抜けや接点劣化等の問題を生じさせる虞れがなく、これにより、大電流系の接続方式として高い信頼性を得ることができる。
【0014】
請求項2記載の大電流制御ユニットの電子部品実装構造では、請求項1において、特に大電流により駆動される電動機の駆動制御に用いられることにより、発熱性電子部品で発生する大きな発熱量に対しても、大容量のヒートシンクによる十分な放熱性で対応することができ、これにより、発熱性電子部品および小電流電子部品に対して熱的影響を及ぼすことを防止できるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
この発明の実施の形態は、請求項1、2の発明に対応している。
図1は、本発明の実施の形態の大電流制御ユニットの電子部品実装構造が適用された電動パワーステアリング装置における電動モータ駆動制御ユニットを示す平面図、図2は同正面図であり、両図において、1はベース、2はプリント配線基板、3はインサートモールド基板、4は熱伝導性絶縁シート、5はカバーを示す。
【0016】
さらに詳述すると、前記ベース1は、アルミダイキャストで構成することにより、大容量のヒートシンクを兼ねるようにしている。そして、このベース1の上面に、前記プリント配線基板2およびインサートモールド基板3が組み付けられるようになっている。
前記プリント配線基板2は、前記ベース1の上面左側に4本のねじ21で組み付け固定されるもので、このため、ベース1におけるプリント配線基板2との対向する上面側には、プリント配線基板2の裏面側に突出する半田部等との電気的接触を回避させるための凹部11が形成されている。
【0017】
前記プリント配線基板2は、その上面に図示を省略した配線パターンを備えると共に、制御系の複数の小電流電子部品C1、C2、C3、C4・・・・と、駆動系の複数の大電流部品であるリレー22等と、駆動系の複数の大電流駆動素子(発熱性電子部品)H1、H2、L1、L2、および、シグナルコネクタ23が実装される。なお、このプリント配線基板2は、図3の平面図に示すように、2枚のプリント配線基板2、2が事後カット部2a、2b、2c、2dを含んで一体に形成され、事後カット部2a、2b、2c、2dは各部品の実装作業を完了した後に、V溝カット線V1、V2、V3、V4、V5に沿って折ることで分離するように構成されている。
【0018】
これら部品の実装配置であるが、まず、駆動系の複数の大電流駆動素子H1、H2、L1、L2は、プリント配線基板2の右側縁部においてその本体部24をそれぞれプリント配線基板2の右側外部に突出させ、ベース1の上面と対面する状態で実装され、前記駆動系の複数の大電流部品であるリレー22は、前記駆動系の複数の大電流駆動素子H1、H2、L1、L2が実装されたプリント配線基板2の右側縁部近辺に実装されている。
また、前記制御系の複数の小電流電子部品C1、C2、C3、C4・・・・は、プリント配線基板2の左側寄りの位置に実装され、前記シグナルコネクタ23は、プリント配線基板2の左側端縁部に実装されている。
【0019】
前記インサートモールド基板3は、前記プリント配線基板2と共に配線基板を構成するもので、図4(正面図)、図5(図4のV−V線における横断平面図)に示すように、合成樹脂製基板31内に電流容量の大きな複数のバスバー32、33、34、35、36がインサートモールドされている。
即ち、32はバッテリBATTからの外部配線が接続されるバスバー、33はプリント配線基板に実装された駆動系の複数の大電流部品(リレー22等)相互間を電気的接続するためのバスバー、34、36は電動モータMOTOR−L、MOTOR−Rへの外部配線が接続されるバスバー、35はグランドGNDからの外部配線が接続されるバスバーである。
【0020】
前記各バスバー32、33、34、35、36は、少なくともその一方端が合成樹脂製基板31の左側端面から、1本もしくは必要に応じ複数本に分岐し、プリント配線基板2における大電流駆動素子H1、H2、L1、L2が実装された右側縁部側に向けてそれぞれ下向き逆L状に突出されていて、それぞれプリント配線基板2の配線パターンに接続する状態で実装されている。
また、前記外部配線と接続されるバスバー32、34、35、36の右側端部には、外部配線をねじ止めにより電気的接続可能なねじ孔aを有する接続端子部32a、34a、35a、36aが設けられている。
【0021】
前記インサートモールド基板3における合成樹脂製基板31の裏面側には、大電流駆動素子H1、H2、L1、L2を収容可能な切欠部31aが形成されている。そして、合成樹脂製基板31には4個所にねじ挿通穴31bが形成されていて、ベース1の上面に前記熱伝導性絶縁シート4を介装した状態で合成樹脂製基板31をベース1に対し4本のねじ31cで締結固定することにより、切欠部31aとベース1との間に全ての大電流駆動素子H1、H2、L1、L2が熱伝導性絶縁シート4を介してベース1の上面に押し付けられた状態で固定されている。
【0022】
この発明の実施の形態の大電流制御ユニットの電子部品実装構造では、上述のように構成されるため、その組み付け手順としては、まず、プリント配線基板2の上面に制御系の複数の小電流電子部品C1、C2、C3、C4・・・・と、駆動系の複数の大電流部品であるリレー22等と、駆動系の複数の大電流駆動素子H1、H2、L1、L2、および、シグナルコネクタ23、さらにはインサートモールド基板3にインサートモールドされた各バスバー32、33、34、35、36の一方端を所定の場所に装着した状態で、一度のフロー半田工程で前記全ての実装部品と配線パターンとの電気的接続を完了させる。
【0023】
次に、全ての部品が実装されたプリント配線基板2をベース1の左側上面に4本のねじ21で組み付け固定すると共に、ベース1の右側上面に熱伝導性絶縁シート4を介装した状態でインサートモールド基板3の合成樹脂製基板31をベース1に対し4本のねじ31cで締結固定することにより、合成樹脂製基板31の裏面側切欠部31aとベース1上面との間に挟持された状態で、全ての大電流駆動素子H1、H2、L1、L2が熱伝導性絶縁シート4を介してベース1の上面に押し付けられた状態で固定された状態となる。
【0024】
最後に、カバー5をベース1にねじ止め固定することにより、組み付け作業を完了する。
そして、インサートモールド基板3に設けられた各接続端子部32a、34a、35a、36aに外部配線をねじ止めすることにより、外部配線との電気的接続を完了する。
【0025】
以上詳細に説明してきたように、この発明の実施の形態の大電流制御ユニットの電子部品実装構造によれば、以下に列挙する効果が得られる。
▲1▼ 各大電流駆動素子H1、H2、L1、L2が大容量のヒートシンクを構成するアルミダイキャスト製ベース1に対し熱伝導性絶縁シート4を介して当接状態で組み付け固定されるため十分な放熱効果を得ることができ、これにより、大電流で高い放熱性を必要とする電動パワーステアリング装置の制御ユニットに実装される駆動系の発熱性電子部品の放熱手段としても十分適用可能である。
【0026】
▲2▼ 一度のフロー半田工程で全ての制御系の複数の小電流電子部品C1、C2、C3、C4・・・・と、駆動系の複数の大電流部品であるリレー22等と、駆動系の複数の大電流駆動素子H1、H2、L1、L2、および、シグナルコネクタ23、さらにはインサートモールド基板3にインサートモールドされた各バスバー32、33、34、35、36の一方端を配線パターンとの電気的接続を完了可能であり、かつ、ベース1に対する全ての大電流駆動素子H1、H2、L1、L2の組み付け固定が、ベース1に対するインサートモールド基板3の組み付け固定により同時に完了可能であるため、制御ユニットの組立時における作業工程の簡略化と作業能率の向上によるコストダウンが可能である。
【0027】
▲3▼ 駆動系の複数の大電流部品であるリレー22等は、駆動系の複数の大電流駆動素子H1、H2、L1、L2が実装されたプリント配線基板2の側縁部側近辺に実装されると共に、インサートモールド基板3における各バスバー32、33、34、35、36の一方端がプリント配線基板2における駆動系の複数の大電流駆動素子H1、H2、L1、L2が実装された側縁部側に向けて突出されていてそれぞれプリント配線基板2の配線パターンに接続された構成とすることで、駆動系の複数の大電流部品であるリレー22等と各バスバー32、33、34、35、36との間を最短距離の配線パターンで電気的接続することができ、これにより、プリント配線基板2の大型化を最低限に抑えることができる。
【0028】
▲4▼ 外部配線をねじ止めにより電気的接続可能なねじ孔aを有する接続端子部32a、34a、35a、36aが備えられることで、抜けや接点劣化等の問題を生じさせる虞れがなく、これにより、大電流系の接続方式として高い信頼性を得ることができる。
【0029】
▲5▼ 特に大電流により駆動される電動パワーステアリング装置における電動モータ駆動制御ユニットに用いられることにより、大電流駆動素子H1、H2、L1、L2で発生する大きな発熱量に対しても、大容量のヒートシンクを構成するベース1による十分な放熱性で対応することができ、これにより、大電流駆動素子H1、H2、L1、L2および小電流電子部品C1、C2、C3、C4・・・・に対して熱的影響を及ぼすことを防止できるようになる。
【0030】
▲6▼ 2枚のプリント配線基板2、2を事後カット部2a、2b、2c、2dを含んで一体に形成し、事後カット部2a、2b、2c、2dは各部品の実装作業を完了した後に、V溝カット線V1、V2、V3、V4、V5に沿って折ることで分離するように構成したことで、2枚のプリント配線基板2、2のフロー半田を同時に行うことができ、これにより、作業効率を高めることができるようになる。
【0031】
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、具体的な構成はこれら発明の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、発明の実施の形態では、大容量のヒートシンクをアルミダイキャスト製のベース1で構成させたが、ベース1とは別部材で構成するようにしてもよい。
【0032】
次に、この発明の実施の形態から把握される請求項以外の好ましい形態について説明する。
(イ)請求項1において、前記大容量のヒートシンクを金属製ベースで構成させたことを特徴とする手段とした。
このように構成することにより、十分な放熱効果を得ることができ、これにより、大電流で高い放熱性を必要とする電動パワーステアリング装置の制御ユニットに実装される駆動系の発熱性電子部品の放熱手段としても十分適用可能になる。
【0033】
(ロ)請求項1において、複数枚のプリント配線基板を事後カット部を含んで一体に形成し、各プリント配線基板と各事後カット部との境界部にはV溝カット線が形成されていることを特徴とする手段とした。
このように構成することにより、事後カット部は各部品の実装作業を完了した後に、V溝カット線に沿って折って分離することができ、従って、複数枚のプリント配線基板のフロー半田を同時に行うことができ、これにより、作業効率を高めることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の大電流制御ユニットの電子部品実装構造が適用された電動パワーステアリング装置における電動モータ駆動制御ユニットを示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態の大電流制御ユニットの電子部品実装構造が適用された電動パワーステアリング装置における電動モータ駆動制御ユニットを示す正面図である。
【図3】2枚のプリント配線基板の連結状態を示す平面図である。
【図4】インサートモールド基板を示す正面図である。
【図5】図4のV−V線における横断平面図である。
【符号の説明】
1 ベース(ヒートシンク)
2 プリント配線基板
22 リレー(大電流部品)
24 本体部
3 インサートモールド基板
31 合成樹脂製基板
31c ねじ
32 バスバー
32a 接続端子部
33 バスバー
33a 接続端子部
34 バスバー
34a 接続端子部
35 バスバー
35a 接続端子部
36 バスバー
36a 接続端子部
C1 小電流電子部品
C2 小電流電子部品
C3 小電流電子部品
C4 小電流電子部品
H1 大電流駆動素子(発熱性電子部品)
H2 大電流駆動素子(発熱性電子部品)
L1 大電流駆動素子(発熱性電子部品)
L2 大電流駆動素子(発熱性電子部品)

Claims (2)

  1. 一方の面に配線パターンを備えると共に制御系の複数の小電流電子部品と駆動系の複数の大電流部品および複数の発熱性電子部品とが実装されるプリント配線基板と、樹脂製基板内に電流容量の大きな複数のバスバーがインサートモールドされるインサートモールド基板とで配線基板が構成され、
    該配線基板における前記制御系の複数の小電流電子部品と駆動系の複数の大電流部品および複数の発熱性電子部品とが実装される側とは反対側の面で少なくともインサートモールド基板との対向面側には大容量のヒートシンクが配置され、
    前記駆動系の複数の発熱性電子部品は、前記プリント配線基板の一側縁部においてその本体部をそれぞれプリント配線基板の側方外部に突出させて前記ヒートシンクと対面する状態で実装され、
    前記駆動系の複数の大電流部品は、前記駆動系の複数の発熱性電子部品が実装された前記プリント配線基板の側縁部側近辺に実装され、
    前記インサートモールド基板における各バスバーは、少なくともその一方端が前記プリント配線基板における前記駆動系の複数の発熱性電子部品が実装された側縁部側に向けて突出されていてそれぞれプリント配線基板の配線パターンに接続され、外部配線と接続されるバスバーのもう一端には外部配線をねじ止めにより電気的接続可能な接続端子部が備えられ、
    前記インサートモールド基板は、前記複数の発熱性電子部品の本体部を前記ヒートシンクに押し付ける状態でヒートシンクに対し固定されていることを特徴とする大電流制御ユニットの電子部品実装構造。
  2. 電動機の駆動制御に用いられることを特徴とする請求項1記載の大電流制御ユニットの電子部品実装構造。
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