JP4034690B2 - 2重化バリアブルリラクタンスレゾルバおよびそれを用いた複速度レゾルバシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バリアブルリラクタンスレゾルバ(以下、「VRレゾルバ」という)を信頼性を向上するために2重に冗長化し、複速度レゾルバシステムとしても機能させるようにした2重化バリアブルリラクタンスレゾルバおよびそれを用いた複速度レゾルバシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に機器の安全性や信頼性を向上するために、冗長化手段が採用されている。回転検出センサ、特にレゾルバにおいても例えば下記特許文献1に示されるように冗長化手段が採用されている。
【0003】
下記特許文献1では、主幹制御器として2個のレゾルバを2重に冗長化するように構成し、どちらか一方のレゾルバに異常が発生した場合、異常が発生したレゾルバを制御系から開放し、残りのレゾルバにより主幹制御器としての機能を継続させるように構成されている。しかし、下記特許文献1では、2個のレゾルバを組み込む構造が不明であり、それに伴って2個のレゾルバの同期運転動作等の制御態様も不明である。
【0004】
まず、従来のレゾルバの構成を示す。図7は従来のレゾルバの代表的な構成図である。図7(a)は従来のレゾルバの上面図、図7(b)は図7(a)の側面図である。
【0005】
図7のステータ巻線101は、ステータヨーク102上に設けた各磁極に渡り部ツメ部分103を介して順次連続的に形成される。前記ステータ巻線101の端部は、コネクタ部104にまとめて結線される。ロータ105の突極は、ステータ巻線101の出力信号の振幅がロータ105の位置に応じて全円周を1周期とするSIN波形で変化するように、ギャップパーミアンスの円周方向の位置に対する変化が適切になるような形状に構成されている。ロータ105の突極はこの例では7ある。
【0006】
前記特許文献1には示されていないレゾルバの構造および配置を示すものとして例えば次の特許文献2がある。
【0007】
冗長化手段の基本構造は下記特許文献2中の図5に示すように、軸方向に離間して設けた2個のステータにそれぞれ同一構成のレゾルバコイルを設ける構造を採用する。この構造をモータ内に組み込んだ例を図6に示す。
【0008】
図6は従来の2重化レゾルバシステムの説明図である。図6(a)は従来の2重化レゾルバをモータに組み込んだ冗長化例の断面図、図6(b)は従来の2重化レゾルバを用いた冗長化システムの概略図、図6(c)は従来の2重化レゾルバの構成図、図6(d)は従来のギヤ機構を備える2重化レゾルバを用いた複速度レゾルバシステムの概略図、図6(e)は2重化レゾルバの出力信号の関係を説明する説明図である。
【0009】
図6(a)では、モータのケーシング106内に、図の右側から左側に向けて、モータ構造、第2(No.2)レゾルバ構造、第1(No.1)レゾルバ構造が並設されている。ケーシング106の中央には軸受け107を介して回転軸108が挿通されている。回転軸108に、図の右側から左側に向けて、モータのロータ109、No.2のVRレゾルバのロータ110、およびNo.1のVRレゾルバのロータ111が離間して設けられている。一方、ケーシング106には、前記各ロータ109、110、111に対向して、図の右側から左側に向けて、モータのステータ112、No.2のVRレゾルバのステータ113、およびNo.1のVRレゾルバのステータ114が離間して設けられている。
【0010】
図6(a)の両レゾルバを用いて冗長化システムを組むと図6(b)に示すようになる。No.1VRレゾルバとNo.2VRレゾルバは同じ構造を有する。ロータも同じ構造であり、その軸倍角は任意nXのものが採用可能である。
【0011】
前記軸倍角は、ロータの1回転で1周期のSIN波電圧を発生することができるとき「1X」と表すと定義されている。例えば、軸の1回転(360°)の間に、ステータ2次巻線の出力sin信号のn(任意整数)サイクル分が出力される場合をnXと表す。
【0012】
ステータコイルは、種々の方式があり、例えば、1相励磁、2相出力の場合、1次巻線としてのRef(参照)巻線121、121’、90°の位相差をもって配置された2つの2次巻線としてのSIN巻線122、122’、COS巻線123、123’からなる。Ref巻線121、121’にはRef信号(参照信号)としてsinωtの信号を入力する。SIN巻線122、122’およびCOS巻線123、123’には、それぞれロータ回転角θに応じて変調された出力信号sinωtsinθ、sinωtcosθが得られる。
【0013】
R/Dコンバータ124、124’は、例えば、(図示しない)電圧制御発振器により制御される基準回転角φに応じた信号sinφ、cosφとロータ回転角θを含んだレゾルバ出力信号とから、sin(θ−φ)を算出し、その位相差(θ−φ)をゼロとするようにφに相当するカウント値を増減するPLL(Phase Locked Loop)制御を行う。その際、PLL制御が収束している状態、すなわち(θ−φ)=0の状態でのφを、ロータ回転角θの値として検出、出力する。
【0014】
図6(b)の、第1(No.1)レゾルバのR/Dコンバータ124の出力と、第2(No.2)レゾルバのR/Dコンバータ124’の出力とは比較器125で比較され、比較器125の偏差が所定範囲内に収まらないときには故障と判断される。
【0015】
また、上述のレゾルバやR/Dコンバータ124、124’の異常検出を行うために、レゾルバの出力信号の参照信号成分を除去し、参照信号を振幅変調している変調信号sinθ、cosθを取り出す検波が行われる。これら2つの変調信号の間には、正常時において基本的にsin2θ+cos2θ=1なる関係が成立する。そこで、検波により取り出したsinθ、cosθの二乗和を計算し、当該二乗和が所定の閾値を下回るような変動が生じることにより、レゾルバ出力信号の異常を検知することもできる。
【0016】
この従来例も精査すると問題があり、同じ特許文献2中には、さらに、軸方向に離間して設けた2個のステータにそれぞれ同一構成のレゾルバコイルを設けると軸方向の長さが長くなるという欠点を解消するための手段が一応述べられている。図6(c)に示す手段では、レゾルバコイル130は1個の輪状ステータ131に設けた第1系統目レゾルバコイル132と第2系統目レゾルバコイル133とからなる少なくとも2重系で構成する。前記2重系をなす第1系統目レゾルバコイル132および第2系統目レゾルバコイル133は、前記輪状ステータ131上において90°毎に区切られて設けられ、かつ、前記輪状ステータ131上において180°異なる対向位置に設けられている。
【0017】
第1、第2系統目レゾルバコイル132、133は、2重冗長系を構成するもので、この輪状ステータ131を例えば自動車のエンジンの発電機に装着し、発電機の回転軸にロータ134を接続し、この発電機の回転状態を第1系統目レゾルバコイル132で周知のように電圧変化として検出し、万一この第1系統目レゾルバコイル132が断線等で故障した場合には、例えば、周知の切換器で第2系統目レゾルバコイル133に切換えて回転検出動作を継続することができる。
【0018】
一方、上記2重化レゾルバの構成は、安全性や信頼性のためだけではなく、レゾルバ分野においては、複速度検出器として採用される構成でもある。
【0019】
複速度検出器としては、種々の態様のものが提案されている。このうち、占有スペースの点から例えば下記特許文献3に示すものが提案されている。
【0020】
下記特許文献3では、一体型多極複速度回転検出器において、ケーシング内に互いに異なる回転速度信号を出力する複数のレゾルバを設け、前記複数のレゾルバを同じくケーシング内に設けられたギヤ結合部により任意のギヤ比で相互結合するように構成されている。
【0021】
図6(d)は従来の複速度レゾルバの概略図である。図6(d)に示すように、回転軸141に直結されたレゾルバ1(142)の出力は、任意軸倍角nXのnXレゾルバ信号となり、前記回転軸141に対して回転軸141の回転数を1/nにおとすギヤ結合部となるギヤ機構144を介して接続されたレゾルバ2(143)の出力は、軸倍角1Xの1Xレゾルバ信号となる。前記各レゾルバ信号を例示すると図6(e)のようになる。図6(e)は、入力軸n回転(機械角)に対するレゾルバ出力、この場合はSIN波出力を表し、軸倍角1XレゾルバのSIN信号波形と軸倍角nXレゾルバ(n=2の場合)のSIN信号の関係を示す。
【0022】
【特許文献1】
特開2001−197610号公報
【0023】
【特許文献2】
特開2000−018968号公報
【0024】
【特許文献3】
実開平03−002262号公報
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1では、レゾルバを2個用いるので、収納空間がその分大きくなる問題があると共に、2個のレゾルバの同期動作等の制御が困難になる問題があった。
【0026】
上記特許文献2では、両レゾルバのステータ巻線の巻範囲が共通に規定されるため、両レゾルバの軸倍角を相互に変えることが不可能となる問題があった。
【0027】
前記特許文献3では、ギヤ結合部を有するため、機械加工誤差が必ず発生し、また、軸の繋ぎ目にギヤ結合部が設けられるので、その分だけ必ず軸方向長さが長くなる問題があった。
【0028】
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、バリアブルリラクタンスレゾルバを信頼性を向上するために2重に冗長化し、複速度レゾルバとしても機能させるようにした2重化バリアブルリラクタンスレゾルバおよびそれを用いた複速度レゾルバシステムを提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、下記の解決手段を採用する。
【0030】
軸倍角1XのVRレゾルバのステータ磁極毎に設ける2次巻線の数(この場合磁極数と同じ)とその2次巻線の順番に応じた出力の関係が、軸倍角nXのVRレゾルバにおいても、軸倍角1X分毎のステータ磁極毎に設ける2次巻線の数(この場合磁極数と同じ)とその2次巻線の順番に応じた出力の関係として成り立つとすると、前記関係が軸倍角nX分全てに成り立つものといえる。
【0031】
そうとすると、前記関係にある2重化バリアブルリラクタンスレゾルバを用いて、対応するステータ磁極に設けた2次巻線の出力を比較することにより、前記両レゾルバの信頼性および安全性を検証することができる。また、軸倍角の異なる2重化バリアブルリラクタンスレゾルバを用いることにより、アブソリュートデジタル回転角信号を求めることができる。具体的には、以下のようになる。
(1)2重化バリアブルリラクタンスレゾルバにおいて、軸倍角1XのVRレゾルバと軸倍角nXのVRレゾルバを同軸に設け、前記軸倍角nXのVRレゾルバの1X分のステータ磁極の数を前記軸倍角1XのVRレゾルバのステータ磁極の数と同じにし、前記軸倍角nXのVRレゾルバの1X分のステータ磁極に設けた2次巻線の出力を前記軸倍角1XのVRレゾルバの対応するステータ磁極に設けた2次巻線の出力と同じにしたことを特徴とする。
(2)前記(1)記載の2重化バリアブルリラクタンスレゾルバにおいて、前記各VRレゾルバ毎のすべての2次巻線の巻回数をそれぞれ同じ巻回数にし、前記両VRレゾルバのロータの形状を、両VRレゾルバの対応するステータ磁極に設けた2次巻線の出力が同じになるように、形成したことを特徴とする。
(3)前記(1)又は(2)記載の2重化バリアブルリラクタンスレゾルバにおいて、前記両VRレゾルバを同軸状態に積み重ねたとき、前記両VRレゾルバのステータ磁極は同じ磁極位置に重ならないようにずらして設けたことを特徴とする。
(4)前記(3)記載の2重化バリアブルリラクタンスレゾルバにおいて、前記両VRレゾルバのステータ磁極は同じ磁極位置に重ならないように互いに1磁極づつずらして設けたことを特徴とする。
(5)前記(3)記載の2重化バリアブルリラクタンスレゾルバにおいて、前記両VRレゾルバのステータ磁極は同じ磁極位置に重ならないように機械角で90°分の範囲づつ互い離間して設けたことを特徴とする。
(6)前記(1)乃至(5)のいずれか1項記載の2重化バリアブルリラクタンスレゾルバにおいて、前記両VRレゾルバの各ロータは、同軸に設けられることを特徴とする。
(7)複速度レゾルバシステムにおいて、各ロータの1回転に応じて求まる前記(1)乃至(6)のいずれか1項記載の前記1XVRレゾルバおよび前記軸倍角nXのVRレゾルバとの出力を、レゾルバ・デジタルコンバータにより三角波信号に変換し、測定時の両VRレゾルバの出力値を元にして前記三角波信号から回転角を求めることを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の2重化VRレゾルバについて実施の形態を図に基づいて以下詳細に説明する。順番は、(1)まず軸倍角の異なる2個のレゾルバを用いて冗長化手段が構成できることを説明し、(2)さらに自動巻を考慮した2重化の為のステータ構成、(3)同じく自動巻を考慮した2重化の為のロータ構成を説明し、最後に(4)複速度レゾルバを構成できることを説明する。
(1)軸倍角の異なる2個のレゾルバを用いて冗長化手段が構成できる説明:
(第1実施例)
図1は本発明の第1実施例の2重化VRレゾルバにおけるそれぞれのレゾルバの断面図である。
【0033】
2重化VRレゾルバは、基本的に、軸倍角1XのVRレゾルバと軸倍角nXのVRレゾルバ(但し、nは1以外の任意自然数)の組み合わせで構成する。
【0034】
図1(a)は、軸倍角1XのVRレゾルバ、図1(b)は、軸倍角nXの例示としての軸倍角4XのVRレゾルバの断面図である。
【0035】
図2は、ロータ形状(ステータ磁極面からロータ外側面までの距離を表す:実質的にはロータとステータ間のギャップパーミアンスを意味する)と磁極の関係を示す概略図である。図2(a)は前記図1(a)におけるロータ形状と磁極の関係を示す概略図であり、図2(b)は前記図1(b)におけるロータ形状と磁極の関係を示す概略図である。
【0036】
軸倍角1XのVRレゾルバのステータ磁極11毎に設ける2次巻線12の数(この場合磁極数と同じ)とその2次巻線12の順番(ロータの回転方向)に応じた出力の関係が、軸倍角nXのVRレゾルバにおいても、軸倍角1X分毎のステータ磁極11毎に設ける2次巻線12の数(この場合磁極数と同じ)とその2次巻線12の順番に応じた出力の関係として成り立つとすると、前記関係が軸倍角nX分全てに成り立つものといえる。
【0037】
便宜上、すべてのステータ磁極11の2次巻線12の巻回数を同じとして考える。之に伴って、ステータ磁極11面からロータ13外側面までの距離を表す図2の「ロータ形状」の値に比例してステータ磁極11の2次巻線12の出力が求まるものとする。
【0038】
前記図1(a)のロータ形状は、基本的には、軸倍角1X(1極)形状が採用される。前記図1(a)のロータ形状は、左右対称な任意形状、例えば楕円形に形成する。
【0039】
図1(a)に示すように、通常のVRレゾルバは、軸倍角1Xの場合、4個のステータ磁極11でレゾルバ信号を作ることが可能である。ステータ磁極11の数は他方の軸倍角の大きなレゾルバにおいて実用上配置できる磁極数との兼ね合いできまる。
【0040】
図2(a)に示す、図1(a)の各ステータ磁極11の位置に対応するロータ形状の値を、比較の対象とすると、これと同じものを他方のレゾルバから出力することができれば、比較が可能となる。
【0041】
そこで、図1(b)のステータ磁極の数および位置並びにロータ形状を図2(a)の関係に設定する。
【0042】
具体的には、図1(a)の軸倍角1X分のステータ磁極に相当する図1(b)のステータ磁極21を、例えば、ステータ磁極21のB1、B2、B3、B4、B5と同じ数に設定したとき、該ステータ磁極21のB1、B2、B3、B4、B5に対向するロータ形状(ステータ磁極面からロータ外側面までの距離を表す)の値を、図2(a)のステータ磁極11A1、A2、A3、A4、A1におけるロータ形状(ステータ磁極面からロータ外側面までの距離を表す)の値D1、D2、D3、D4、D1と同じ値に設定する。
【0043】
即ち、軸倍角1XのVRレゾルバのステータ磁極11A1、A2、A3、A4、A1の2次巻線12出力と、軸倍角4XのVRレゾルバのステータ磁極21B1、B2、B3、B4、B5の2次巻線22出力とを同じ値に設定する。この結果、図2(a)では、ロータ位置(機械角)D1(0°)から次のD1(360°)までの間のロータ位置は、均等に4分割されている。従って、D3位置が最低出力で、D1位置が最高出力、D2位置とD4位置が同じ値をとる。
【0044】
図2(b)では、ロータ位置(機械角)C1から次のC5までの間のロータ位置は、均等に4分割されている。従って、C1位置およびC5位置が最高出力で、C3位置が最低出力、C2位置とC4位置が同じ値をとる。
【0045】
レゾルバ最高出力を両レゾルバにおいて同じ値に設定すると、両レゾルバにおける対応するロータ位置、例えば、D1位置とC1およびC5位置のレゾルバ(2次巻線)出力は同じになり、D2およびD4位置とC2およびC4位置のレゾルバ(2次巻線)出力は同じになり、D3位置とC3位置のレゾルバ(2次巻線)出力も同じになる。
【0046】
図2(b)のロータ位置C5〜C9の間、C9〜C13の間、C13〜C1の間も前記図2(a)のロータ位置D1〜D1の間と図2(b)のC1〜C5の間の関係と同じに設定する。以下同様にロータ形状を設定すると図2(b)になる。まとめると表1になる。
【0047】
【表1】
【0048】
他方のVRレゾルバのステータ磁極数は、前記一方のVRレゾルバのステータ磁極数(少ない方)の整数倍に設定する。
【0049】
前記一方のレゾルバの軸倍角が1Xの場合、磁極が4極であったので、図1(b)に示す他方のVRレゾルバは、軸倍角を1X以外の整数倍X、例えば4Xの場合、4極×4=16極になる。従って、
(条件1):ステータ磁極数は、磁極数の多い方のレゾルバの磁極数を、磁極数の少ない方のレゾルバの磁極数の整数倍に設定する。
【0050】
この条件1により、磁極数を1X単位毎に対応付けることが可能になる。
【0051】
(条件2):ステータ磁極面とロータ外側面との間の間隔を対応する磁極位置で同じ値にする。
【0052】
この条件2により、軸倍角1X単位分のステータ磁極の位置とロータ形状を対応づけることが可能になる。
【0053】
軸倍角nXのVRレゾルバでも軸倍角1X分のステータ磁極の位置とロータの位置関係が軸倍角nX分全てに成り立つ。つまり、ロータとステータ磁極の位置関係が成り立てば、ステータの磁極はどの位置であっても問題ないことがわかる。従って、軸倍角の異なる2個のレゾルバを用いて冗長化手段が構成できることがわかる。
【0054】
信頼性および安全性をテストするためには、軸倍角1XのVRレゾルバと軸倍角nXのVRレゾルバの両ステータの磁極数を軸倍角1X単位毎に対応付け、軸倍角1X単位分のステータ磁極の位置とロータ形状を対応づけておき、前記対応づけのできている磁極の2次巻線出力を比較する。前記比較の結果、正常であれば所定範囲に収まるが、収まらないときには、異常と判断される。
【0055】
次にコイル出力の値について説明する。
【0056】
以上の説明は、便宜上、すべてのステータコイルの巻回数を同じとして考え、ステータ磁極面からロータ外側面までの距離を表す「ロータ形状」の値に比例してステータコイルの出力が求まるものとして説明した。
【0057】
これらの制限以外の異なる条件でも成り立つ。例えば、図1(a)において、ロータ形状を外周が真円形状の歯型とし、ステータコイル巻回数を図2(a)のロータ形状の値に応じたコイル出力となるように設定する。
【0058】
ロータ形状を等円面に歯を設ける形状、即ち、ステータ磁極面とロータ外周面の歯外面との間隔を機械角360°に渡り等しくした形状にし、ステータ磁極のコイル巻回数を図1(a)のロータ形状の特性曲線を上下反転した特性(即ち、D3の値を基準(ゼロレベル)値にし、D1の値を最高値にした特性)に対応するコイル出力となるように設定する。
(2)自動巻を考慮した2重化の為のステータ構成:
通常、自動巻を行うと、スペシャリストが意識的に巻くのとは異なり、巻線のボリューム(厚み)が発生する。このため、ステータヨークの両側より外側に巻線が突出することになり、従って、ステータヨークを密着して積み重ねることは難しくなる。本発明はこの問題に鑑み前記巻線の厚みを、同じ磁極位置に巻線を設けない手法により解決する。
【0059】
図3は自動巻線機による自動巻を考慮した2重化の為のステータ構成図である。自動巻に適合するために、基本的、部分的にステータ磁極が設けられたステータヨークを複数個積み重ねて図1に示したステータを構成し、このステータに適合するために、即ち、部分的にステータ磁極が設けられたステータヨークに対応するためにロータも複数設ける。図3の実施例では、ステータは2個のステータヨークの積み重ね構造になっている。
【0060】
図3(1)(a)〜(d)は円周に沿って設けるステータ磁極を各ステータヨークに1つおきに設ける第2実施例の説明図であり、図3(2)(a)〜(d)は円周に沿って設けたステータ磁極を各ステータヨークに所定角度範囲毎まとめて設ける第3実施例の説明図である。各図(a)〜(c)は断面図、図(d)は側面図である。此処で述べるステータ構成は、後で述べるロータ構成と組み合わされることを前提とする。
【0061】
巻線機を用いることによる巻線厚みがステータヨーク厚みより突出する位置を選定するために、(2−1)隣接磁極間を広くするか、または、(2−2)巻回範囲を限定する必要がある。このため、一方側(A側)レゾルバの磁極と他方側(B側)レゾルバの磁極が同一軸上に重合しない条件を選定する。前記(2−1)(2−2)について詳説する。
(2−1)隣接磁極間を広くする場合:
(第2実施例)
図3(1)(a)のA側ステータ磁極31は、時計回りに見て、0°位置に磁極1、90°位置に磁極3、180°位置に磁極5、270°位置に磁極7を配置する。図3(1)(b)のB側ステータ磁極31’は、時計回りに見て、45°位置に磁極2、135°位置に磁極4、225°位置に磁極6、315°位置に磁極8を配置する。前記A側レゾルバのステータヨーク30とB側レゾルバのステータヨーク30’を積み重ねると図3(1)(c)になる。
【0062】
図3(1)(a)と図3(1)(b)のステータ磁極31、31’にそれぞれ自動巻線機により自動巻を行った後、図3(1)(c)の関係に両ステータヨーク30、30’を積み重ねると図3(1)(d)のように各ステータコイル32の一部がステータヨーク30の断面から突出する。このとき、両レゾルバのステータ磁極31、31’が同じ機械角の位置(同じ磁極位置)に設けられていないので、ステータ磁極31、31’の両断面側に突出するステータコイル32の重なりがなくなり、従って、図3(1)(d)のように積み重ねたとき両ステータヨークが密着して積み重ねができる。これとは逆に、同じ機械角の位置(同じ磁極位置)の磁極に自動巻した場合には、両ステータコイル32の厚みにより両ステータヨーク30、30’が密着して積み重ねることができなくなることがあり、従って、両レゾルバの出力が不適切なものとなる恐れがある。
(2−2)巻回範囲を限定する場合:
(第3実施例)
前記第2実施例の他に、ステータ磁極を所定領域にまとめて設けることができる。このとき、ステータ磁極31’’は、同じ磁極位置に重ならないように設ける必要から、原理的には、1領域として0°から180°の範囲に設けることはできないが、前記範囲以下の重ならない範囲であれば、2領域設けることが可能である。実用上の観点から、例えば0°〜90°、180°〜270°の範囲に設ければ、必要な位置測定が可能となる。他の範囲、例えば90°〜180°、270°〜360°の範囲は両端が重複することになり、設けることができない。また、自動巻線機による自動巻範囲を前記90°範囲にすると、狭い角度範囲なので作業が容易になる。
【0063】
図3(2)(a)のA側ステータ磁極31’’は、時計回りに見て、0°位置に磁極1、30°位置に磁極2、60°位置に磁極3、90°位置に磁極4を連設して設ける。
【0064】
図3(2)(b)のB側ステータ磁極31’’’は、時計回りに見て、180°位置に磁極5、210°位置に磁極6、240°位置に磁極7、270°位置に磁極8を連設して設ける。
【0065】
前記A側レゾルバのステータヨーク30’’とB側レゾルバのステータヨーク30’’’を積み重ねると図3(2)(c)になる。
【0066】
図3(2)(a)と図3(2)(b)のステータ磁極31’’、31’’’にそれぞれ自動巻線機により自動巻を行った後、図3(2)(c)の関係に両ステータヨークを積み重ねると図3(2)(d)のように各ステータコイル32’の一部がステータヨーク30’’、30’’’の断面から突出する。このとき、両レゾルバの磁極が同じ機械角の位置(同じ磁極位置)に設けられていないので、ステータ磁極31’’、31’’’の両断面側に突出するステータコイル32’の重なりがなくなり、従って、図3(2)(d)のように積み重ねるとき両ステータヨーク30’’、30’’’が密着して積み重ねができる。
【0067】
以上述べた第2および第3実施例の他に、種々の実施の態様が考えられる。自動巻を考慮した2重化の為のステータ構成は、少なくとも、一方側のステータヨークのステータ磁極位置と他方側のステータヨークのステータ磁極の位置が同じ機械角の位置(同じ磁極位置)に設けられていないことを条件とする。
(3)自動巻を考慮した2重化の為のロータ構成:
(第4実施例)
前記「自動巻を考慮した2重化の為のステータ構成」で説明した部分的にステータ磁極を設けたステータヨークを複数積み重ねたステータに対応するロータ構成を説明する。従って、ロータもステータヨークに対応して複数設けられる。
【0068】
2重化レゾルバの積層ステータ構造は、前記図3(1)(d)および図3(2)(d)に示されるように、軸方向に形成されている。これに合わせるために、ロータ構造も軸方向に形成される。
【0069】
図4は自動巻を考慮した2重化の為のロータ構成図である。図4(a)はA(一方側)・B(他方側)分割形ロータ構造を示す側面図、図4(b)は前記(a)の斜視図、図4(c)はA(一方側)・B(他方側)一体形ロータ構造を示す側面図、図4(d)は前記(c)の斜視図である。
【0070】
図4(a)および図4(b)では、A側ロータ41とB側ロータ41’が軸方向に小さなギャップgを設けて配置される。ロータ幅eはステータ幅fより小さく形成される。各ロータ41、41’は各ステータ42、42’幅内に納められる。この実施例はロータ41とロータ41’の間にギャップgを設けたので、(図示しない)各ステータコイルの発生磁束がこの磁気抵抗の大きなギャップgを透過せずに各ロータ41、41’を透過するようになるので、磁束の有効利用をはかることができるようになる。
【0071】
図4(c)および図4(d)では、A側ロータ43とB側ロータ43’が軸方向に密着して配置される。ロータ幅e’とステータ幅f’とが同じに形成されている。
【0072】
A側ロータ43とB側ロータ43’は軸方向に密着しているので、かしめ加工により両ロータの基準位置間の機械的な位相差を確実に保持することが可能になる。
【0073】
各ロータ外周面の形状、即ち、突極形状は機械角で360°に渡って設けられている。各ロータ外周面の形状は、軸倍角が小さい方の突極形状を基本として、ステータ磁極の位置に対応して繰り返し形成される。
(4)複速度レゾルバシステム:
(第5実施例)
図5は本発明の2重化VRレゾルバを用いた複速度レゾルバシステムの説明図である。図5(a)は複速度レゾルバシステムの構成図、図5(b)は各レゾルバのR/D変換出力データを示すグラフである。
【0074】
図5(a)では、複速度レゾルバシステムは、複速度レゾルバ51とデジタル変換器52から構成される。複速度レゾルバ51は、回転軸に連結されるA側(一方側)軸倍角1XのVRレゾルバ53とB側(他方側)軸倍角nXのVRレゾルバ54からなる。デジタル変換器52は、R/D(レゾルバ−デジタル)コンバータ55、55’および合成回路56により構成される。
【0075】
A側(一方側)軸倍角1XのVRレゾルバ53、即ち、1回転検出レゾルバのステータ側の出力巻線から基準信号が入力された状態で偏心ロータ57が回転されると、出力巻線からは偏心ロータ57の回転角、即ち、(図示しない)励磁磁極と偏心ロータ57との間隙によりその位置が決定される機械角360°を1周期とするSIN波信号、COS波信号が出力される。
【0076】
このSIN波信号は、R/Dコンバータ55によって直線状の出力データ(三角波信号)に変換される。
【0077】
また、B側(他方側)軸倍角nX(多極)のVRレゾルバ54のステータ側の出力巻線に基準信号が入力された状態で多極ロータ58が回転されると、出力巻線からは多極ロータ58の回転角、即ち多極ロータ58の各突極と(図示しない)励磁磁極との位置関係によりその位置が決定される1極当たりの回転角を1周期とするSIN波信号、COS波信号が出力される。このSIN波信号はR/Dコンバータ55’により各極に対応する複数の直線状の出力データ(極:三角波信号)に変換される。
【0078】
システムの動作は、図5(b)に示すように、まず初期位置θkに対応する1XレゾルバおよびnXレゾルバの初期位置データAk、Bkを取り込む。次に、1Xレゾルバの初期位置(θk)データAkからnXレゾルバの初期極(直線状の出力データ)TBkが算出される。この初期極TBKとnXレゾルバの初期位置データBkとでアブソリュートデジタル回転位置データBakが算出される。
【0079】
以後、所定時間経過する毎に、多極レゾルバの出力データBkが取り込まれ、上記演算が行われてその時々の回転位置データが求められる。
【0080】
【発明の効果】
本発明の効果を以下詳述する。本発明は、
(1)1XVRレゾルバのステータ磁極毎に設ける2次巻線の数(この場合磁極数と同じ)とその2次巻線の順番に応じた出力の関係が、軸倍角nXのVRレゾルバにおいても、1X分毎のステータ磁極毎に設ける2次巻線の数(この場合磁極数と同じ)とその2次巻線の順番に応じた出力の関係として成り立つとすると、前記関係がnX分全てに成り立つものとなるので、前記関係にある2重化バリアブルリラクタンスレゾルバを用いて、対応するステータ磁極に設けた2次巻線の出力を比較することにより、前記両VRレゾルバの信頼性および安全性を検証することができる。また、軸倍角の異なる2重化バリアブルリラクタンスレゾルバを用いることにより、アブソリュートデジタル回転角信号を求めることができる。
(2)また、2重化バリアブルリラクタンスレゾルバにおいて、軸倍角1XのVRレゾルバと軸倍角nXのVRレゾルバを同軸に設け、前記軸倍角nXのVRレゾルバの1X分のステータ磁極の数を前記軸倍角1XのVRレゾルバのステータ磁極の数と同じにし、前記軸倍角nXのVRレゾルバの1X分のステータ磁極に設けた2次巻線の出力を前記軸倍角1XのVRレゾルバの対応するステータ磁極に設けた2次巻線の出力と同じにしたので、対応するステータ磁極に設けた2次巻線の出力を比較することにより、前記両VRレゾルバの信頼性および安全性を検証することができ、また、軸倍角の異なる2重化バリアブルリラクタンスレゾルバを用いることにより、アブソリュートデジタル回転角信号を求めることができる。
(3)また、前記(2)記載の2重化バリアブルリラクタンスレゾルバにおいて、前記各VRレゾルバ毎のすべての2次巻線の巻回数をそれぞれ同じ巻回数にし、前記両VRレゾルバのロータの形状を、両VRレゾルバの対応するステータ磁極に設けた2次巻線の出力が同じになるように、形成したので、対応するステータ磁極に設けた2次巻線の出力を比較することにより、前記両VRレゾルバの信頼性および安全性を検証することができ、また、軸倍角の異なる2重化バリアブルリラクタンスレゾルバを用いることにより、アブソリュートデジタル回転角信号を求めることができる。
(4)前記(2)又は(3)記載の2重化バリアブルリラクタンスレゾルバにおいて、前記両VRレゾルバを同軸状態に積み重ねたとき、前記両VRレゾルバのステータ磁極は同じ磁極位置に重ならないようにずらして設けたので、前記(1)から(3)の効果以外に、自動巻線機を用いた自動巻を行うことが可能になる効果を奏する。
(5)前記(4)記載の2重化バリアブルリラクタンスレゾルバにおいて、前記両VRレゾルバのステータ磁極は同じ磁極位置に重ならないように互いに1磁極づつずらして設けたので、前記(1)から(3)の効果以外に、自動巻線機を用いた自動巻を行うことが可能になる効果を奏する。
(6)前記(4)記載の2重化バリアブルリラクタンスレゾルバにおいて、前記両VRレゾルバのステータ磁極は同じ磁極位置に重ならないように機械角で90°分の範囲づつ互い離間して設けたので、前記(1)から(3)の効果以外に、自動巻線機を用いた自動巻を行うことが可能になる効果を奏する。
(7)前記(2)乃至(6)のいずれか1項記載の2重化バリアブルリラクタンスレゾルバにおいて、前記両VRレゾルバの各ロータは、同軸に設けられるので、前記(1)から(3)の効果以外に、自動巻線機を用いた自動巻を行うことが可能になると共に、ロータ相互の位置関係が確実になる効果を奏する。
(8)複速度レゾルバシステムにおいて、各ロータの1回転に応じて求まる前記(2)乃至(7)のいずれか1項記載の前記1XVRレゾルバおよび前記軸倍角nXのVRレゾルバとの出力を、レゾルバ・デジタルコンバータにより三角波信号に変換し、測定時の両VRレゾルバの出力値を元にして前記三角波信号から回転角を求めるので、アブソリュートデジタル回転角を求めることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の2重化VRレゾルバにおけるそれぞれのVRレゾルバの断面図である。図1(a)は、軸倍角1XのVRレゾルバ、図1(b)は、軸倍角nXの例示としての軸倍角4XのVRレゾルバの断面図である。
【図2】本発明のロータ形状(ステータ磁極面からロータ外側面までの距離を表す)と磁極の関係を示す概略図である。図2(a)は前記図1(a)におけるロータ形状と磁極の関係を示す概略図であり、図2(b)は前記図1(b)におけるロータ形状と磁極の関係を示す概略図である。
【図3】本発明の自動巻を考慮した2重化の為のステータ構成図である。図3(1)(a)〜(d)は円周に沿って設けたステータ磁極を各レゾルバに1つおきに設ける実施例2の説明図であり、図3(2)(a)〜(d)は円周に沿って設けたステータ磁極を各レゾルバに所定角度範囲毎まとめて設ける実施例の説明図である。
【図4】本発明の自動巻を考慮した2重化の為のロータ構成図である。図4(a)はA(一方側)・B(他方側)分割形ロータ構造を示す側面図、図4(b)は前記(a)の斜視図、図4(c)はA(一方側)・B(他方側)一体形ロータ構造を示す側面図、図4(d)は前記(c)の斜視図である。
【図5】本発明の2重化VRレゾルバを用いた複速度レゾルバシステムの説明図である。図5(a)は複速度レゾルバシステムの構成図、図5(b)は各VRレゾルバのR/D変換出力データを示すグラフである。
【図6】従来の2重化VRレゾルバシステムの説明図である。図6(a)は従来の2重化VRレゾルバをモータに組み込んだ冗長化例の断面図、図6(b)は従来の2重化VRレゾルバを用いた冗長化システムの概略図、図6(c)は従来の2重化VRレゾルバの構成図、図6(d)は従来のギヤ機構を備える2重化VRレゾルバを用いた複速度レゾルバシステムの概略図、図6(e)は2重化VRレゾルバの出力信号の関係を説明する説明図である。
【図7】従来のレゾルバの代表的な構成図である。図7(a)は従来のレゾルバの上面図、図7(b)は図7(a)の側面図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6、7、8 磁極
11、21、31、31’、31’’、31’’’ ステータ磁極
12、22 2次巻線
13、23 ロータ
30、30’、30’’、30’’’ ステータヨーク
32、32’ ステータコイル
41、43 A側ロータ
41’、43’ B側ロータ
42、44 A側ステータ
42’、44’ B側ステータ
51 複速度レゾルバ
52 デジタル変換器
53 1XVRレゾルバ
54 nXVRレゾルバ
55、55’ R/Dコンバータ
56 合成回路
57 偏心ロータ
58 多極ロータ
Claims (7)
- 軸倍角1XのVRレゾルバと軸倍角nXのVRレゾルバを同軸に設け、前記軸倍角nXのVRレゾルバの軸倍角1X分のステータ磁極を前記軸倍角1XのVRレゾルバのステータ磁極の数と同じ数設け、
前記軸倍角nXのVRレゾルバの軸倍角1X分のステータ磁極に設けた2次巻線の出力を前記軸倍角1XのVRレゾルバの対応するステータ磁極に設けた2次巻線の出力と同じ出力になるように巻回したことを特徴とする2重化バリアブルリラクタンスレゾルバ。 - 前記各VRレゾルバ毎のすべての2次巻線の巻回数をそれぞれ同じ巻回数にし、前記両VRレゾルバのロータの形状を、両VRレゾルバの対応するステータ磁極に設けた2次巻線の出力が同じになるように、形成したことを特徴とする請求項1記載の2重化バリアブルリラクタンスレゾルバ。
- 前記両VRレゾルバを同軸状態に積み重ねたとき、前記両VRレゾルバのステータ磁極は同じ磁極位置に重ならないようにずらして設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の2重化バリアブルリラクタンスレゾルバ。
- 前記両VRレゾルバのステータ磁極は同じ磁極位置に重ならないように互いに1磁極づつずらして交互に設けたことを特徴とする請求項3記載の2重化バリアブルリラクタンスレゾルバ。
- 前記両VRレゾルバのステータ磁極は同じ磁極位置に重ならないように機械角で90°分の範囲づつ互い離間して設けたことを特徴とする請求項3記載の2重化バリアブルリラクタンスレゾルバ。
- 前記両VRレゾルバの各ロータは、同軸に設けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の2重化バリアブルリラクタンスレゾルバ。
- 各ロータの1回転に応じて求まる前記請求項1乃至6のいずれか1項記載の前記軸倍角1XのVRレゾルバおよび前記軸倍角nXのVRレゾルバの出力を、レゾルバ・デジタルコンバータにより三角波信号に変換し、測定時の両VRレゾルバの出力値を元にして前記三角波信号から回転角を求めることを特徴とする複速度レゾルバシステム。
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