JP7297103B2 - レゾルバおよび電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

本開示は、レゾルバおよび電動パワーステアリング装置に関する。
従来、固定子と、固定子に対して回転する回転子とを備えたレゾルバが知られている。固定子は、周方向に並べられた複数のティースを含む固定子鉄心と、それぞれのティースに設けられた複数の励磁巻線と、それぞれのティースに設けられた複数の出力巻線とを有している。それぞれの励磁巻線およびそれぞれの出力巻線は、第1系統と第2系統とに分けられている。第1系統における出力巻線の出力信号によって回転子の角度が演算され、また、第2系統における出力巻線の出力信号によって回転子の角度が演算される。これにより、第1系統および第2系統の何れか一方に故障が発生した場合であっても、回転子の角度が演算される。その結果、レゾルバは、回転子の角度をより確実に検出することができる(例えば、特許文献1参照)。
特許第4157930号公報
しかしながら、第1系統における1個の励磁巻線および第2系統における1個の励磁巻線のそれぞれが、周方向に互いに隣り合う2個のティースに巻かれる。これにより、第1系統と第2系統との間には、磁気干渉が発生する。その結果、レゾルバの検出角度の精度が低下するという課題があった。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、レゾルバの検出角度の精度を向上させることができるレゾルバおよび電動パワーステアリング装置を提供するものである。
本開示に係るレゾルバは、固定子と、固定子に対して回転する回転子とを備え、回転子は、複数の突極を有し、固定子は、周方向に並べられた複数のティースを含む固定子鉄心と、それぞれのティースに設けられ、励磁巻線、第1出力巻線および第2出力巻線を含む複数の巻線群と有し、それぞれの巻線群は、複数の系統に分けられており、それぞれの励磁巻線の巻数は、空間的にNe次の正弦波状に分布しており、それぞれの第1出力巻線の巻数およびそれぞれの第2出力巻線の巻数は、突極の数をNxとした場合に、空間的に|Ne±Nx|次の正弦波状に分布しており、ティースの数をNsとし、1からNsまでの何れかの自然数をiとし、i番目のティースに巻かれた第1出力巻線の巻数をNout1とし、i番目のティースに巻かれた第2出力巻線の巻数をNout2とし、第1出力巻線の巻数および第2出力巻線の巻数のそれぞれの振幅をN1とし、第1出力巻線の巻数の初期位相を正の数であるαとし、第2出力巻線の巻数の初期位相を正の数であるβとした場合に、Nout1=N1cos{|Ne±Nx|(i-1)/Ns×2π+α}、Nout2=N1cos{|Ne±Nx|(i-1)/Ns×2π+β}および90(deg)<|α-β|<140(deg)を満たす。
本開示に係るレゾルバによれば、レゾルバの検出角度の精度を向上させることができる。
実施の形態1に係るレゾルバとレゾルバが取り付けられた回転電機とを示す構成図である。 図1のレゾルバを示す断面図である。 図1のレゾルバを示すブロック図である。 図2の固定子を示す断面図である。 図4の励磁巻線の巻数を示すグラフである。 比較例のレゾルバにおける第1出力巻線の巻数および第2出力巻線の巻数を示すグラフである。 比較例のレゾルバ1における第1系統の励磁信号および第2系統の励磁信号の間の位相差と、第1出力巻線の出力信号および第2出力巻線の出力信号の間の位相差との関係を示すグラフである。 比較例のレゾルバ1における第1系統の励磁信号および第2系統の励磁信号の間の位相差と、回転子の角度の真値と第1検出角度との間の差である角度誤差の電気角2次成分との関係を示すグラフである。 実施の形態1のレゾルバ1における第1系統の励磁回路の励磁信号および第2系統の励磁回路の励磁信号を示すグラフである。 比較例1のレゾルバにおいて、実施の形態1のレゾルバにおける励磁回路および角度演算部を用いた場合の第1出力巻線の出力信号および第2出力巻線の出力信号を示すグラフである。 実施の形態1のレゾルバにおける第1出力巻線の巻数および第2出力巻線の巻数を示すグラフである。 第1出力巻線の初期位相と第2出力巻線の初期位相との間の差と、第1出力巻線の出力信号と第2出力巻線の出力信号との間の位相差との関係を示すグラフである。 実施の形態1のレゾルバにおける第1出力巻線の出力信号および第2出力巻線の出力信号を示すグラフである。 実施の形態2に係るレゾルバの固定子を示す断面図である。 実施の形態3に係るレゾルバを示すブロック図である。 実施の形態3に係るレゾルバの固定子を示す断面図である。 実施の形態4に係るレゾルバの固定子を示す断面図である。 図17の固定子鉄心の一部を示す正面図である。 実施の形態5に係るレゾルバの固定子を示す断面図である。 図19の固定子鉄心の一部を示す正面図である。 固定子鉄心が分割されていない場合に、固定子鉄心が打ち抜かれるコアシートを示す平面図である。 固定子鉄心が4個の鉄心片に分割されている場合に、4個の鉄心片が打ち抜かれるコアシートを示す平面図である。 実施の形態7に係るレゾルバの固定子鉄心を示す平面図である。 図23の固定子鉄心の一部を示す平面図である。 実施の形態7に係る電動パワーステアリング装置を示す正面図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るレゾルバとレゾルバが取り付けられた回転電機とを示す構成図である。レゾルバ1は、固定子101と、固定子101に対して回転する回転子102と、回転子102の角度を演算する角度演算装置103とを備えている。
固定子101は、円環形状の固定子鉄心104と、固定子鉄心104に設けられた複数の巻線群105とを有している。回転子102は、回転電機2に接続されたシャフト3に取り付けられている。回転子102は、シャフト3とともに回転する。レゾルバ1は、回転子102の角度を演算することによって、シャフト3の角度を検出する。シャフト3の角度が検出されることによって、回転電機2の回転電機回転子の角度が検出される。
この例で、軸方向とは、固定子鉄心104の軸方向であり、径方向とは、固定子鉄心104の径方向であり、周方向とは、固定子鉄心104の周方向である。
図2は、図1のレゾルバ1を示す断面図である。図2では、軸方向に対して垂直な面に沿ったレゾルバ1の断面が示されている。固定子鉄心104は、円環形状のバックヨーク106と、バックヨーク106から径方向について内側に延びた複数のティース107とを有している。複数のティース107は、周方向に並べて配置されている。それぞれのティース107には、複数の巻線群105が1個ずつ設けられている。それぞれの巻線群105は、励磁巻線108と、第1出力巻線109と、第2出力巻線110とを有している。
回転子102における径方向について外側の部分には、複数の突極111が形成されている。複数の突極111は、周方向に並べて配置されている。突極111の数Nxは、5となっている。したがって、突極111の数Nxは、奇数となっている。突極111の数Nxは、軸倍角とも呼ばれている。したがって、軸倍角は、5となっている。
図3は、図1のレゾルバ1を示すブロック図である。レゾルバ1は、複数の系統を備えている。この例では、系統の数Mは、2となっている。すなわち、レゾルバ1は、第1系統112Aと、第2系統112Bとを備えている。それぞれの巻線群105は、第1系統112Aと第2系統112Bとに分けられている。
第1系統112Aに含まれる巻線群105は、励磁巻線108Aと、第1出力巻線109Aと、第2出力巻線110Aとを有している。第2系統112Bに含まれる巻線群105は、励磁巻線108Bと、第1出力巻線109Bと、第2出力巻線110Bとを有している。
レゾルバ1は、第1系統112Aに含まれる励磁回路113Aと、第2系統112Bに含まれる励磁回路113Bと、第1系統112Aに含まれる角度演算部114Aと、第2系統112Bに含まれる角度演算部114Bとを有している。角度演算部114Aおよび角度演算部114Bは、図1の角度演算装置103に含まれている。
励磁巻線108Aには、励磁回路113Aから励磁信号が供給される。励磁巻線108Aに励磁信号が流れることによって、励磁巻線108Aには、磁界が発生する。第1出力巻線109Aの出力信号および第2出力巻線110Aの出力信号は、角度演算部114Aに入力される。角度演算部114Aは、第1出力巻線109Aの出力信号および第2出力巻線110Aの出力信号を用いて、回転子102の角度を演算する。
励磁巻線108Bには、励磁回路113Bから励磁信号が供給される。励磁巻線108Bに励磁信号が流れることによって、励磁巻線108Bには、磁界が発生する。第1出力巻線109Bの出力信号および第2出力巻線110Bの出力信号は、角度演算部114Bに入力される。角度演算部114Bは、第1出力巻線109Bの出力信号および第2出力巻線110Bの出力信号を用いて、回転子102の角度を演算する。
図4は、図2の固定子101を示す断面図である。ティース107の数であるティース数をNsとする。ティース数Nsは、12となっている。図4では、12個のティース107のそれぞれに、周方向に順にT1からT12の番号が示されている。12個のティース107は、2個の群に分けられている。周方向に並べられたT1からT6までのティース107を第1ティース群115Aとする。周方向に並べられたT7からT12までのティース107を第2ティース群115Bとする。第1ティース群115Aおよび第2ティース群115Bは、周方向に互いに隣り合っている。
第1ティース群115Aに含まれるそれぞれのティース107には、励磁巻線108A、第1出力巻線109Aおよび第2出力巻線110Aが巻かれている。第2ティース群115Bに含まれるそれぞれのティース107には、励磁巻線108B、第1出力巻線109Bおよび第2出力巻線110Bが巻かれている。
図3に示すように、励磁巻線108Aは、図示しない励磁端子を介して、励磁回路113Aに接続されている。励磁巻線108Bは、図示しない励磁端子を介して、励磁回路113Bに接続されている。励磁回路113Aおよび励磁回路113Bのそれぞれは、互いに独立している。
第1出力巻線109Aおよび第2出力巻線110Aのそれぞれは、図示しない出力端子を介して、角度演算部114Aに接続されている。第1出力巻線109Bおよび第2出力巻線110Bのそれぞれは、図示しない出力端子を介して、角度演算部114Bに接続されている。
角度演算部114Aは、第1出力巻線109Aの出力信号および第2出力巻線110Aの出力信号を用いて、回転子102の角度として第1検出角度θ1を演算する。角度演算部114Bは、第1出力巻線109Bの出力信号および第2出力巻線110Bの出力信号を用いて、回転子102の角度として第2検出角度θ2を演算する。
図4に示すように、T1からT6までのそれぞれのティース107には、励磁巻線108Aが巻かれており、励磁巻線108Aの外側に第1出力巻線109Aが巻かれており、第1出力巻線109Aの外側に第2出力巻線110Aが巻かれている。第1出力巻線109Aおよび第2出力巻線110Aのうちの何れを先に巻くかは自由である。
T7からT12までのそれぞれのティース107には、励磁巻線108Bが巻かれており、励磁巻線108Bの外側に第1出力巻線109Bが巻かれており、第1出力巻線109Bの外側に第2出力巻線110Bが巻かれている。第1出力巻線109Bおよび第2出力巻線110Bのうちの何れを先に巻くかは自由である。
巻線群105と固定子鉄心104との間の絶縁は、図示しないインシュレータを用いて行われている。インシュレータとしては、絶縁紙、塗装などが挙げられる。
図4では、T1からT6までの全てのティース107に、第1出力巻線109Aおよび第2出力巻線110Aが巻かれている様子が示されている。T1からT6までの6つのティース107には、第1出力巻線109Aおよび第2出力巻線110Aの両方が巻かれたティース107と、第1出力巻線109Aおよび第2出力巻線110Aのうちの何れか一方のみが巻かれたティース107とが含まれていてもよい。
また、図4では、T7からT12までの全てのティース107に、第1出力巻線109Bおよび第2出力巻線110Bが巻かれている様子が示されている。T7からT12までの6つのティース107には、第1出力巻線109Bおよび第2出力巻線110Bの両方が巻かれたティース107と、第1出力巻線109Bおよび第2出力巻線110Bのうちの何れか一方のみが巻かれたティース107とが含まれていてもよい。
T1からT6までのそれぞれのティース107に巻かれた全ての励磁巻線108Aは、互いに直列に接続されている。T1からT6までのそれぞれのティース107に巻かれた全ての第1出力巻線109Aは、互いに直列に接続されている。T1からT6までのそれぞれのティース107に巻かれた全ての第2出力巻線110Aは、互いに直列に接続されている。
T7からT12までのそれぞれのティース107に巻かれた全ての励磁巻線108Bは、互いに直列に接続されている。T7からT12までのそれぞれのティース107に巻かれた全ての第1出力巻線109Bは、互いに直列に接続されている。T7からT12までのそれぞれのティース107に巻かれた全ての第2出力巻線110Bは、互いに直列に接続されている。
この例では、T1のティース107からT6のティース107まで、順に巻線群105が巻かれる構成について説明する。なお、T1からT6までのティース107であって、T1のティース107以外の任意のティース107からスタートして、T1からT6までの全てのティース107に巻線群105が巻かれる構成であってもよい。
また、この例では、T7のティース107からT12のティース107まで、順に巻線群105が巻かれる構成について説明する。なお、T7からT12までのティース107であって、T7のティース107以外の任意のティース107からスタートして、T7からT12までの全てのティース107に巻線群105が巻かれる構成であってもよい。
また、この例では、ティース107を中心として、励磁巻線108、第1出力巻線109および第2出力巻線110が順に層状に巻かれた構成について説明する。なお、励磁巻線108、第1出力巻線109および第2出力巻線110が径方向に並べられた構成であってもよい。この場合には、ティース107毎に、励磁巻線108、第1出力巻線109および第2出力巻線110が径方向に並べられる順が異なってもよい。
図5は、図4の励磁巻線108の巻数を示すグラフである。図5において、縦軸の巻数の値は、励磁巻線108の巻数の振幅の値を用いて規格化されている。図5では、周方向に互いに隣り合う2個の励磁巻線108のそれぞれの巻数の間の値が直線で補間されている。また、図5では、それぞれの励磁巻線108の巻き方向について、一方の巻き方向を+とし、他方の巻き方向を-としている。
それぞれの励磁巻線108は、周方向に互いに隣り合う2個の励磁巻線108のそれぞれの巻き方向が互いに異なるように配置されている。それぞれの励磁巻線108の巻数は、互いに同一である。それぞれの励磁巻線108の巻数は、空間的にNe次の正弦波状に分布している。Neは、励磁巻線108の空間次数である。この例では、空間次数Neは、6である。なお、励磁巻線108の空間次数Neは、3であってもよい。
図6は、比較例のレゾルバ1における第1出力巻線109の巻数および第2出力巻線110の巻数を示すグラフである。図6において、縦軸の巻数の値は、第1出力巻線109の巻数および第2出力巻線110の巻数のそれぞれの振幅の値を用いて規格化されている。図6では、周方向に互いに隣り合う2個の第1出力巻線109のそれぞれの巻数の間の値が直線で補間されており、周方向に互いに隣り合う2個の第2出力巻線110のそれぞれの巻数の間の値が直線で補間されている。
T1からT12までの任意のティース107であるi番目のティース107に巻かれた第1出力巻線109の巻数をNout1とし、i番目のティース107に巻かれた第2出力巻線110の巻数をNout2とする。この場合、巻数Nout1および巻数Nout2の間の位相差は、90(deg)であり、下記の式(1)、式(2)および式(3)を満たす。
out1=N1cos{|Ne±Nx|(i-1)/Ns×2π+α}(1)
out2=N1cos{|Ne±Nx|(i-1)/Ns×2π+β}(2)
|α-β|=90(deg)(3)
1は、第1出力巻線109の巻数および第2出力巻線110の巻数のそれぞれの振幅を示している。αは、第1出力巻線109の巻数の初期位相を示している。βは、第2出力巻線110の巻数の初期位相を示している。αおよびβのそれぞれは、正の数である。励磁巻線108の空間次数Neが6であり、軸倍角Nxが5であることから、第1出力巻線109の空間次数および第2出力巻線110の空間次数のそれぞれは、1である。したがって、|Ne±Nx|は、系統の数Mの整数倍の値と異なっている。
それぞれの第1出力巻線109の巻数およびそれぞれの第2出力巻線110の巻数は、横軸をティース番号とし、縦軸を巻数とした場合に、空間的に|Ne±Nx|次の正弦波状に分布している。巻数に小数が含まれる場合には、小数を四捨五入して、巻数を整数にする。
実施の形態1では、励磁回路113Aおよび励磁回路113Bが互いに独立している。したがって、励磁回路113Aおよび励磁回路113Bを同期させることができない。励磁回路113Aを構成するマイクロコンピュータおよび励磁回路113Bを構成するマイクロコンピュータの間には、ばらつきが発生する。したがって、励磁巻線108Aに供給される励磁信号および励磁巻線108Bに供給される励磁信号のそれぞれの周波数が一致するように、それぞれのマイクロコンピュータを設計した場合であっても、それぞれの周波数は完全には一致しない。また、励磁巻線108Aに供給される励磁信号および励磁巻線108Bに供給される励磁信号のそれぞれの位相の差異は、一定ではなく、時刻の変化とともに変化する。したがって、第1系統112Aの励磁回路113Aが第2系統112Bに影響し、第2系統112Bの励磁回路113Bが第1系統112Aに影響する。
図7は、比較例のレゾルバ1における第1系統112Aの励磁信号および第2系統112Bの励磁信号の間の位相差と、第1出力巻線109Aの出力信号および第2出力巻線110Aの出力信号の間の位相差の90(deg)からのずれ量との関係を示すグラフである。なお、第2系統112Bにおける第1出力巻線109Bの出力信号および第2出力巻線110Bの出力信号の間の位相差の90(deg)からのずれ量は、第1系統112Aにおける第1出力巻線109Aの出力信号および第2出力巻線110Aの出力信号の間の位相差の90(deg)からのずれ量と同様である。
第1出力巻線109Aの出力信号と第2出力巻線110Aの出力信号との間の位相差が90(deg)である場合に、すなわち、図7の縦軸が0(deg)である場合に、角度演算部114Aが演算する第1検出角度θ1の精度が最も高い。励磁回路113Aの励磁信号と励磁回路113Bの励磁信号との間の位相差が大きくなるにつれて、第1出力巻線109Aの出力信号と第2出力巻線110Aの出力信号との間の位相差についての90(deg)からのずれ量が大きくなる。
図8は、比較例のレゾルバ1における第1系統112Aの励磁信号および第2系統112Bの励磁信号の間の位相差と、回転子102の角度の真値と第1検出角度θ1との間の差である角度誤差の電気角2次成分との関係を示すグラフである。励磁回路113Aの励磁信号と励磁回路113Bの励磁信号との間の位相差が大きくなるにつれて、第1出力巻線109Aの出力信号と第2出力巻線110Aの出力信号との間の位相差における90(deg)からのずれ量が大きくなる。その結果、励磁回路113Aの励磁信号と励磁回路113Bの励磁信号との間の位相差が大きくなるにつれて、角度誤差の電気角2次成分が大きくなる。角度誤差は、回転電機2に発生するトルクリップルの原因となる。したがって、トルクリップルが小さい回転電機2を得るためには、角度誤差を小さくする必要がある。
図9は、実施の形態1のレゾルバ1における第1系統112Aの励磁回路113Aの励磁信号および第2系統112Bの励磁回路113Bの励磁信号を示すグラフである。図9において、縦軸の電圧の値は、励磁回路113Aの励磁信号および励磁回路113Bの励磁信号のそれぞれの電圧の値を用いて規格化されている。励磁回路113Aの励磁信号の周波数T1は、10kHzである。励磁回路113Bの励磁信号の周波数T2は、20kHzである。なお、kを自然数とした場合に、T1:T2=1:2kの関係があればよい。
角度演算部114Aは、励磁回路113Bの周波数成分を削除する機能を有しており、角度演算部114Bは、励磁回路113Aの周波数成分を削除する機能を有している。言い換えれば、角度演算部114Aは、第1出力巻線109Aの出力信号および第2出力巻線110Aの出力信号から励磁巻線108Bに供給された励磁信号の周波数に対応する成分を除去する。また、角度演算部114Bは、第1出力巻線109Bの出力信号および第2出力巻線110Bの出力信号から励磁巻線108Aに供給された励磁信号の周波数に対応する成分を除去する。
さらに言い換えれば、角度演算部114Aは、第1出力巻線109Aの出力信号および第2出力巻線110Aの出力信号から第2系統112Bの励磁信号による磁気干渉成分を除去する。また、角度演算部114Bは、第1出力巻線109Bの出力信号および第2出力巻線110Bの出力信号から第1系統112Aの励磁信号による磁気干渉成分を除去する。
図10は、比較例1のレゾルバ1において、実施の形態1のレゾルバ1における励磁回路および角度演算部を用いた場合の第1出力巻線109Aの出力信号および第2出力巻線110Aの出力信号を示すグラフである。図10において、縦軸の出力信号の値は、第1出力巻線109Aの出力信号および第2出力巻線110Aの出力信号のそれぞれの値を用いて規格化されている。また、図10では、第2系統112Bの励磁信号による周波数成分が除去された、第1出力巻線109Aの出力信号および第2出力巻線110Aの出力信号が示されている。
第1系統112Aの巻線群105と第2系統112Bの巻線群105とが周方向について分けられている。また、第1系統112Aの励磁信号の周波数T1と第2系統112Bの励磁信号の周波数T2とが互いに異なっている。また、第1系統112Aと第2系統112Bとの間で、互いの励磁信号の影響が削除されている。すなわち、第1系統112Aに着目すると、第2系統112Bの励磁巻線108Bには、第2系統112Bの励磁信号が印加されず、第2系統112Bに断線のような故障が発生した場合と同様の物理状態が発生する。この場合には、図10に示すように、第1出力巻線109Aの出力信号と第2出力巻線110Aの出力信号との間の位相差は、90(deg)ではなくなる。その結果、レゾルバ1の検出角度の精度が低くなってしまう。第2系統112Bに着目した場合は、第1系統112Aに着目した場合と同様である。
図11は、実施の形態1のレゾルバ1における第1出力巻線109の巻数および第2出力巻線110の巻数を示すグラフである。図11において、縦軸の巻数の値は、第1出力巻線109の巻数および第2出力巻線110の巻数のそれぞれの振幅の値を用いて規格化されている。図11では、周方向に互いに隣り合う2個の第1出力巻線109のそれぞれの巻数の間の値が直線で補間されており、周方向に互いに隣り合う2個の第2出力巻線110のそれぞれの巻数の間の値が直線で補間されている。T1からT12までの間における任意のティース107であるi番目のティース107において、第1出力巻線109の巻数Nout1および第2出力巻線110の巻数Nout2は、下記の式(4)、式(5)、式(6)を満たす。
out1=N1cos{|Ne±Nx|(i-1)/Ns×2π+α}(4)
out2=N1cos{|Ne±Nx|(i-1)/Ns×2π+β}(5)
90(deg)<|α-β|<140(deg) (6)
図12は、第1出力巻線109の初期位相αと第2出力巻線110の初期位相βとの間の差と、第1出力巻線109の出力信号と第2出力巻線110の出力信号との間の位相差との関係を示すグラフである。90(deg)<|α-β|<140(deg)を満たす場合に、第1出力巻線109の出力信号と第2出力巻線110の出力信号との間の位相差は、比較例のレゾルバ1よりも90(deg)に近い値となる。したがって、この場合に、第1系統112Aと第2系統112Bとの間で磁気干渉がある場合であっても、第1系統112Aと第2系統112Bとの間で磁気干渉が無い場合と同程度の精度の検出角度を得ることができる。特に、|α-β|=120(deg)を満たす場合には、第1出力巻線109の出力信号と第2出力巻線110の出力信号との間の位相差が約90(deg)となる。したがって、この場合に、レゾルバ1の検出角度の精度を最も高い。初期位相βは初期位相αの値に応じて変動させることができる。初期位相αおよび初期位相βは、第1出力巻線109の出力信号と第2出力巻線110の出力信号との間の位相差が90(deg)となるような値になっている。
図13は、実施の形態1のレゾルバ1における第1出力巻線109の出力信号および第2出力巻線110の出力信号を示すグラフである。図13において、縦軸の出力信号の値は、第1出力巻線109の出力信号および第2出力巻線110の出力信号のそれぞれの振幅の値を用いて規格化されている。それぞれの第1出力巻線109の巻数およびそれぞれの第2出力巻線110の巻数が上記の式(4)、式(5)、式(6)を満たすことによって、第1出力巻線109Aの出力信号と第2出力巻線110Aの出力信号との間の位相差が90(deg)に近い値となる。これにより、レゾルバ1の検出角度の精度を向上させることができる。その結果、角度誤差の電気角2次成分の増大を抑制することができる。図13では、第1系統112Aにおける第1出力巻線109Aの出力信号および第2出力巻線110Aの出力信号が示されている。なお、第2系統112Bにおける第1出力巻線109Bの出力信号および第2出力巻線110Bの出力信号は、第1系統112Aにおける第1出力巻線109Aの出力信号および第2出力巻線110Aの出力信号と同様である。
以上説明したように、実施の形態1に係るレゾルバ1では、上記の式(4)、式(5)、式(6)を満たす。これにより、レゾルバ1の検出角度の精度を向上させることができる。
実施の形態2.
図14は、実施の形態2に係るレゾルバの固定子を示す断面図である。ティース107の数Nsは12である。回転子102の軸倍角Nxは5である。12個のティース107は、4個の群に分けられている。周方向に並べられたT1からT3までのティース107を第1ティース群115Aとする。周方向に並べられたT4からT6までのティース107を第2ティース群115Bとする。周方向に並べられたT7からT9までのティース107を第3ティース群115Cとする。周方向に並べられたT10からT12までのティース107を第4ティース群115Dとする。第1ティース群115A、第2ティース群115B、第3ティース群115Cおよび第4ティース群115Dは、周方向に並べられている。
第1ティース群115Aに含まれるそれぞれのティース107には、励磁巻線108A、第1出力巻線109Aおよび第2出力巻線110Aが巻かれている。第2ティース群115Bに含まれるそれぞれのティース107には、励磁巻線108B、第1出力巻線109Bおよび第2出力巻線110Bが巻かれている。第3ティース群115Cに含まれるそれぞれのティース107には、励磁巻線108A、第1出力巻線109Aおよび第2出力巻線110Aが巻かれている。第4ティース群115Dに含まれるそれぞれのティース107には、励磁巻線108B、第1出力巻線109Bおよび第2出力巻線110Bが巻かれている。
第1ティース群115Aに巻かれた巻線群105および第3ティース群115Cに巻かれた巻線群105は、互いに直列に接続されている。第2ティース群115Bに巻かれた巻線群105および第4ティース群115Dに巻かれた巻線群105は、互いに直列に接続されている。
第1ティース群115Aおよび第3ティース群115Cは、径方向について互いに対向する位置に配置されている。したがって、第1ティース群115Aに巻かれた巻線群105および第3ティース群115Cに巻かれた巻線群105は、径方向について互いに対向する位置に配置されている。第2ティース群115Bおよび第4ティース群115Dは、径方向について互いに対向する位置に配置されている。したがって、第2ティース群115Bに巻かれた巻線群105と第4ティース群115Dに巻かれた巻線群105は、径方向について互いに対向する位置に配置されている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
以上説明したように、実施の形態2に係るレゾルバ1では、第1ティース群115Aに巻かれた巻線群105および第3ティース群115Cに巻かれた巻線群105は、径方向について互いに対向する位置に配置されている。また、第2ティース群115Bに巻かれた巻線群105および第4ティース群115Dに巻かれた巻線群105は、径方向について互いに対向する位置に配置されている。これにより、固定子101に偏心が発生した場合に、固定子鉄心104における磁束の不均衡が緩和される。その結果、第1出力巻線109の出力信号および第2出力巻線110の出力信号のそれぞれの形状が正弦波状となる。したがって、レゾルバ1の検出角度の精度を向上させることができる。
実施の形態3.
図15は、実施の形態3に係るレゾルバを示すブロック図である。図16は、実施の形態3に係るレゾルバの固定子を示す断面図である。レゾルバ1は、第1系統112A、第2系統112Bおよび第3系統112Cを備えている。したがって、系統の数Mは、3となっている。第1系統112Aに含まれる巻線群105は、励磁巻線108Aと、第1出力巻線109Aと、第2出力巻線110Aとを有している。第2系統112Bに含まれる巻線群105は、励磁巻線108Bと、第1出力巻線109Bと、第2出力巻線110Bとを有している。第3系統112Cに含まれる巻線群105は、励磁巻線108Cと、第1出力巻線109Cと、第2出力巻線110Cとを有している。
レゾルバ1は、第1系統112Aに含まれる励磁回路113Aと、第2系統112Bに含まれる励磁回路113Bと、第3系統112Cに含まれる励磁回路113Cとを有している。また、レゾルバ1は、第1系統112Aに含まれる角度演算部114Aと、第2系統112Bに含まれる角度演算部114Bと、第3系統112Cに含まれる角度演算部114Cとを有している。角度演算部114A、角度演算部114Bおよび角度演算部114Cは、図1の角度演算装置103に含まれている。
12個のティース107は、3個の群に分けられている。周方向に並べられたT1からT4までのティース107を第1ティース群115Aとする。周方向に並べられたT5からT8までのティース107を第2ティース群115Bとする。周方向に並べられたT9からT12までのティース107を第3ティース群115Cとする。第1ティース群115A、第2ティース群115Bおよび第3ティース群115Cは、周方向に並べられている。
第1ティース群115Aに含まれるそれぞれのティース107には、励磁巻線108A、第1出力巻線109Aおよび第2出力巻線110Aが巻かれている。第2ティース群115Bに含まれるそれぞれのティース107には、励磁巻線108B、第1出力巻線109Bおよび第2出力巻線110Bが巻かれている。第3ティース群115Cに含まれるそれぞれのティース107には、励磁巻線108C、第1出力巻線109Cおよび第2出力巻線110Cが巻かれている。
励磁巻線108Aは、図示しない励磁端子を介して、励磁回路113Aに接続されている。励磁巻線108Bは、図示しない励磁端子を介して、励磁回路113Bに接続されている。励磁巻線108Cは、図示しない励磁端子を介して、励磁回路113Cに接続されている。励磁回路113A、励磁回路113Bおよび励磁回路113Cのそれぞれは、互いに独立している。
第1出力巻線109Aおよび第2出力巻線110Aのそれぞれは、図示しない出力端子を介して、角度演算部114Aに接続されている。第1出力巻線109Bおよび第2出力巻線110Bのそれぞれは、図示しない出力端子を介して、角度演算部114Bに接続されている。第1出力巻線109Cおよび第2出力巻線110Cのそれぞれは、図示しない出力端子を介して、角度演算部114Cに接続されている。
角度演算部114Aは、第1出力巻線109Aの出力信号および第2出力巻線110Aの出力信号を用いて、回転子102の角度として第1検出角度θ1を演算する。角度演算部114Bは、第1出力巻線109Bの出力信号および第2出力巻線110Bの出力信号を用いて、回転子102の角度として第2検出角度θ2を演算する。角度演算部114Cは、第1出力巻線109Cの出力信号および第2出力巻線110Cの出力信号を用いて、回転子102の角度として第3検出角度θ3を演算する。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
以上説明したように、実施の形態3に係るレゾルバ1では、第1系統112A、第2系統112Bおよび第3系統112Cを備えている。これにより、第1系統112A、第2系統112Bおよび第3系統112Cのうちの何れか1個の系統に故障が発生した場合であっても、残りの2個の系統によって、レゾルバ1は回転子の角度を検出することができる。その結果、レゾルバ1は、より安全に回転子102の角度を検出することができる。
実施の形態4.
図17は、実施の形態4に係るレゾルバの固定子を示す断面図である。図18は、図17の固定子鉄心の一部を示す正面図である。実施の形態4では、固定子鉄心104は、2個の鉄心片に分割されている。2個の鉄心片のうちの一方の鉄心片を第1鉄心片116Aとし、他方の鉄心片を第2鉄心片116Bとする。第1鉄心片116Aのそれぞれのティース107には、第1系統112Aの巻線群105が巻かれている。つまり、第1鉄心片116Aのそれぞれのティース107には、励磁巻線108A、第1出力巻線109Aおよび第2出力巻線110Aが巻かれている。第2鉄心片116Bのそれぞれのティース107には、第2系統112Bの巻線群105が巻かれている。つまり、第2鉄心片116Bのそれぞれのティース107には、励磁巻線108B、第1出力巻線109Bおよび第2出力巻線110Bが巻かれている。
図18では、第1鉄心片116Aが示されている。第1鉄心片116Aは、円弧形状に形成されている。図示していないが、第2鉄心片116Bも、円弧形状に形成されている。したがって、第1鉄心片116Aのティース107および第2鉄心片116Bのティース107のそれぞれに対して巻線群105を容易に巻くことができる。第1鉄心片116Aのティース107および第2鉄心片116Bのティース107のそれぞれに巻線群105が巻かれた後に、第1鉄心片116Aおよび第2鉄心片116Bが互いに接続される。これにより、固定子鉄心104が形成されるとともに、回転子102が形成される。その他の構成は、実施の形態1から実施の形態3までと同様である。
以上説明したように、実施の形態4に係るレゾルバでは、固定子鉄心104が2個の鉄心片に分割されている。これにより、巻線作業が容易となる。その結果、レゾルバ1の製造効率を向上させることができる。
実施の形態5.
図19は、実施の形態5に係るレゾルバの固定子を示す断面図である。図20は、図19の固定子鉄心の一部を示す正面図である。実施の形態5では、固定子鉄心104は、4個の鉄心片に分割されている。4個の鉄心片は、第1鉄心片116A、第2鉄心片116B、第3鉄心片116Cおよび第4鉄心片116Dから構成されている。第1鉄心片116A、第2鉄心片116B、第3鉄心片116Cおよび第4鉄心片116Dは、周方向に並べられている。
第1鉄心片116Aのそれぞれのティース107には、第1系統112Aの巻線群105が巻かれている。つまり、第1鉄心片116Aのそれぞれのティース107には、励磁巻線108A、第1出力巻線109Aおよび第2出力巻線110Aが巻かれている。第2鉄心片116Bのそれぞれのティース107には、第1系統112Aの巻線群105が巻かれている。つまり、第2鉄心片116Bのそれぞれのティース107には、励磁巻線108A、第1出力巻線109Aおよび第2出力巻線110Aが巻かれている。
第3鉄心片116Cのそれぞれのティース107には、第2系統112Bの巻線群105が巻かれている。つまり、第3鉄心片116Cのそれぞれのティース107には、励磁巻線108B,第1出力巻線109Bおよび第2出力巻線110Bが巻かれている。第4鉄心片116Dのそれぞれのティース107には、第2系統112Bの巻線群105が巻かれている。つまり、第4鉄心片116Dのそれぞれのティース107には、励磁巻線108B、第1出力巻線109Bおよび第2出力巻線110Bが巻かれている。
図20には、第1鉄心片116Aが示されている。第1鉄心片116Aは、円弧形状に形成されている。図示していないが、第2鉄心片116B、第3鉄心片116Cおよび第4鉄心片116Dも、円弧形状に形成されている。したがって、第1鉄心片116Aのティース107、第2鉄心片116Bのティース107、第3鉄心片116Cのティース107および第4鉄心片116Dのティース107のそれぞれに対して巻線群105を容易に巻くことができる。第1鉄心片116A、第2鉄心片116B、第3鉄心片116Cおよび第4鉄心片116Dのそれぞれのティース107に巻線群105が巻かれた後に、第1鉄心片116A、第2鉄心片116B、第3鉄心片116Cおよび第4鉄心片116Dが互いに接続される。これにより、固定子鉄心104が形成されるとともに、固定子が形成される。
図21は、固定子鉄心104が分割されていない場合に、固定子鉄心104が打ち抜かれるコアシートを示す平面図である。図22は、固定子鉄心104が4個の鉄心片に分割されている場合に、4個の鉄心片が打ち抜かれるコアシートを示す平面図である。図22では、4個の鉄心片が一列に並べられた状態でコアシート4から打ち抜かれる。したがって、固定子鉄心104が分割されていない場合と比較して、4個の鉄心片が打ち抜かれるコアシート4の幅方向の寸法が小さくできる。
以上説明したように、実施の形態5に係るレゾルバ1では、固定子鉄心104が4個の鉄心片に分割されている。これにより、固定子鉄心104が分割されていない場合と比較して、4個の鉄心片が打ち抜かれるコアシート4の幅方向の寸法を小さくすることができる。その結果、固定子鉄心104の歩留まりを向上させることができる。
また、実施の形態5に係るレゾルバ1では、4個の鉄心片が一列に並べた状態でコアシート4から打ち抜かれる。これにより、コアシート4の磁気異方性の影響を低減させることができる。その結果、レゾルバ1の検出角度の精度を向上させることができる。
なお、実施の形態5では、固定子鉄心104を構成する鉄心片の数が4である構成について説明した。固定子鉄心104を構成する鉄心片の数は、4に限らず、その他の数であってもよい。
実施の形態6.
図23は、実施の形態7に係るレゾルバの固定子鉄心を示す平面図である。図24は、図23の固定子鉄心の一部を示す平面図である。バックヨーク106は、複数の変形部117を有している。図23では、バックヨーク106は、12個の変形部117を有している。変形部117が変形することによって、固定子鉄心104は、円環形状と直線形状との間で形状が変形する。図23では、円環形状の固定子鉄心104が示されている。図24では、直線形状の固定子鉄心104が示されている。固定子鉄心104のそれぞれのティース107に巻線群105が巻かれる場合には、固定子鉄心104の形状は、直線形状となる。この場合に、互いに隣り合う2個のティース107の間の空隙が大きくなる。固定子鉄心104のそれぞれのティース107に巻線群105が巻かれた後に、固定子鉄心104の形状は、円環形状となる。その他の構成は、実施の形態1から実施の形態5までと同様である。
以上説明したように、実施の形態7に係るレゾルバ1では、固定子鉄心104は、円環形状と、直線形状との間で形状が変形可能となっている。これにより、巻線作業が容易となり、レゾルバ1の製造効率を向上させることができる。
実施の形態7.
図25は、実施の形態7に係る電動パワーステアリング装置を示す正面図である。運転者によって図示しないステアリングホイールが操舵される。ステアリングホイールのトルクは、シャフト501に伝達される。シャフト501のトルクは、トルクセンサ502によって測定される。トルクセンサ502の測定結果は、電気信号に変換され、さらに、図示しないケーブルを介して、第1系統112Aの図示しない電力供給源および第2系統112Bの図示しない電力供給源に伝達される。
一方、車速を含む車両の情報は、電気信号に変換され、さらに、図示しないケーブルを介して第1系統112Aの電力供給源および第2系統112Bの電力供給源に伝達される。第1系統112Aの電力供給源および第2系統112Bの電力供給源のそれぞれは、トルクセンサ502の測定結果および車両の情報を用いて、必要なアシストトルクを演算し、さらに、演算結果に基づいて、インバータを介して回転電機2に電流を供給する。
回転電機2は、ラック軸の移動方向Aに対して、回転電機2の回転軸が平行となるように配置される。第1系統112Aの電力供給源への電力の供給は、図示しないバッテリおよび図示しないオルタネータから、第1電源コネクタ503を介して行われる。第2系統112Bの電力供給源への電力の供給は、図示しないバッテリおよび図示しないオルタネータから、第2電源コネクタ504を介して行われる。回転電機2に発生したトルクは、ベルトおよびボールねじを有するギヤボックス505に伝達される。ギヤボックス505に伝達されたトルクは、ギヤボックス505によって減速されて、ラック軸を軸方向に動かす推力を発生させる。ラック軸を移動させる推力が発生することによって、運転者の操舵力がアシストされる。ラック軸が移動することによって、タイロッド506が移動して、図示しないタイヤが転舵される。これにより、車両が旋回する。回転電機2に発生するトルクが操舵力をアシストすることによって、運転者は、小さい操舵力によって車両を旋回させることができる。ラックブーツ507は、電動パワーステアリング装置の内部に異物が進入することを抑制している。
電動パワーステアリング装置では、回転電機2に発生するコギングトルクおよびトルクリップルがギヤボックス505を介して、運転者に伝達される。したがって、良好な操舵感覚を運転者が得るためには、回転電機2に発生するコギングトルクおよびトルクリップルが小さい方が望ましい。また、良好な操舵感覚を運転者が得るためには、回転電機2が動作する時に発生する振動および騒音が小さい方が望ましい。
レゾルバ1における第1系統112Aおよび第2系統112Bの何れか一方に故障が発生した場合であってもレゾルバ1は、回転子102の回転角度を検出する。これにより、電動パワーステアリング装置は、より確実にアシスト力を出力することができる。また、レゾルバ1の検出精度が向上することによって、運転者は快適な操舵感覚を得ることができる。
以上説明したように、実施の形態7に係る電動パワーステアリング装置によれば、レゾルバ1と、レゾルバ1によって回転電機回転子の回転角度が測定される回転電機2とを備えている。これにより、運転者は快適な操舵感覚を得ることができる。
1 レゾルバ、2 回転電機、3 シャフト、4 コアシート、101 固定子、102 回転子、103 角度演算装置、104 固定子鉄心、105 巻線群、106 バックヨーク、107 ティース、108、108A、108B、108C 励磁巻線、109、109A、109B、109C 第1出力巻線、110、110A、110B、110C 第2出力巻線、111 突極、112A 第1系統、112B 第2系統、112C 第3系統、113A、113B、113C 励磁回路、114A、114B、114C 角度演算部、115A 第1ティース群、115B 第2ティース群、115C 第3ティース群、115D 第4ティース群、116A 第1鉄心片、116B 第2鉄心片、116C 第3鉄心片、116D 第4鉄心片、117 変形部、501 シャフト、502 トルクセンサ、503 第1電源コネクタ、504 第2電源コネクタ、505 ギヤボックス、506 タイロッド、507 ラックブーツ。

Claims (8)

  1. 固定子と、
    前記固定子に対して回転する回転子と
    を備え、
    前記回転子は、複数の突極を有し、
    前記固定子は、
    周方向に並べられた複数のティースを含む固定子鉄心と、
    それぞれの前記ティースに設けられ、励磁巻線、第1出力巻線および第2出力巻線を含む複数の巻線群と
    有し、
    それぞれの前記巻線群は、複数の系統に分けられており、
    それぞれの前記励磁巻線の巻数は、空間的にNe次の正弦波状に分布しており、
    それぞれの前記第1出力巻線の巻数およびそれぞれの前記第2出力巻線の巻数は、前記突極の数をNxとした場合に、空間的に|Ne±Nx|次の正弦波状に分布しており、
    前記ティースの数をNsとし、1からNsまでの何れかの自然数をiとし、i番目の前記ティースに巻かれた前記第1出力巻線の巻数をNout1とし、i番目の前記ティースに巻かれた前記第2出力巻線の巻数をNout2とし、前記第1出力巻線の巻数および前記第2出力巻線の巻数のそれぞれの振幅をN1とし、前記第1出力巻線の巻数の初期位相を正の数であるαとし、前記第2出力巻線の巻数の初期位相を正の数であるβとした場合に、
    out1=N1cos{|Ne±Nx|(i-1)/Ns×2π+α}、
    out2=N1cos{|Ne±Nx|(i-1)/Ns×2π+β}および
    90(deg)<|α-β|<140(deg)を満たすレゾルバ。
  2. 前記初期位相αおよび前記初期位相βは、前記第1出力巻線の出力信号と前記第2出力巻線の出力信号との間の位相差が90(deg)となるような値になっている請求項1に記載のレゾルバ。
  3. 前記系統の数をMとした場合に、|Ne±Nx|の値がMの整数倍の値と異なっている請求項1または請求項2に記載のレゾルバ。
  4. 前記突極の数Nxは、奇数である請求項1から請求項3までの何れか一項に記載のレゾルバ。
  5. それぞれの前記系統の前記励磁巻線に供給される励磁信号のそれぞれの周波数は、互いに異なっている請求項1から請求項4までの何れか一項に記載のレゾルバ。
  6. それぞれの前記系統に対応して設けられ、前記第1出力巻線の出力信号および前記第2出力巻線の出力信号を用いて前記回転子の角度を演算する複数の角度演算部をさらに備え、
    それぞれの前記角度演算部は、前記第1出力巻線の出力信号および前記第2出力巻線の出力信号から、互いに異なる前記系統の前記励磁巻線に供給された励磁信号の周波数に対応する成分を除去する請求項5に記載のレゾルバ。
  7. 前記系統の数は、2である請求項1から請求項6までの何れか一項に記載のレゾルバ。
  8. 請求項1から請求項7までの何れか一項に記載のレゾルバと、
    回転電機回転子を有し、前記レゾルバによって前記回転電機回転子の回転角度が測定される回転電機と
    を備えた電動パワーステアリング装置。
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