JP4033745B2 - チューブポンプ及びこれを用いたインクジェット画像形成装置 - Google Patents

チューブポンプ及びこれを用いたインクジェット画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4033745B2
JP4033745B2 JP2002281485A JP2002281485A JP4033745B2 JP 4033745 B2 JP4033745 B2 JP 4033745B2 JP 2002281485 A JP2002281485 A JP 2002281485A JP 2002281485 A JP2002281485 A JP 2002281485A JP 4033745 B2 JP4033745 B2 JP 4033745B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
roller
tooth profile
guide
tube pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002281485A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004116409A (ja
Inventor
雅則 山田
高弘 福永
徹哉 扇浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2002281485A priority Critical patent/JP4033745B2/ja
Publication of JP2004116409A publication Critical patent/JP2004116409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4033745B2 publication Critical patent/JP4033745B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット画像形成装置に関し、特に、インク吸引によってインクヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス機構とそのメンテナンス機構を備えたインクジェット画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクヘッドから画像データに応じてインクを吐出して記録用紙上に直接印字を行うインクジェット画像形成装置が、特に、カラープリンタの分野で広く使用されている。
【0003】
従来のインクジェット画像形成装置100は、例えば、図13に示すように、Y,M,C,Kのインクを使用するインクヘッド110を備えたインクキャリッジ120を備え、該インクキャリッジ120をガイドシャフト130に沿って主走査方向に走査しながら記録用紙140に対してインクを吐出して印字を行うように構成されている。
【0004】
前記インクキャリッジ120のホームポジションでインクヘッド110と対向する位置にキャップ150が配設されている。前記インクヘッド110は、インクジェット画像形成装置100の非使用時には、インクの乾燥によるインク吐出ノズルの目詰まりを防ぐため、前記キャップ150により大気との接触が遮断される。
【0005】
すなわち、前記インクキャリッジ120は、インクジェット画像形成装置100の非使用時には、ガイドシャフト130端部のホームポジションに位置し、ホームポジションにおいて、前記キャップ150を退避位置から接触位置に移動させることによってキャップ150をインクヘッド110に密着させる。
【0006】
前記キャップ150は、チューブポンプおよび廃インクユニット(いずれも図示せず)と接続されてメンテナンス機構を構成している。
前記メンテナンス機構は、インクヘッド110においてインク乾燥や異物付着による目詰まりを起こしたり、あるいは、インク吐出ノズル内に気泡の混入が生じる等の場合には、インク吸引によって上述した異常を解消するように構成されている。
【0007】
従来のメンテナンス機構として、例えば、図14に示すように、略円弧状のガイド壁103の内周面に沿ってインク吸引用のチューブ102を配置し、さらにその内周側に複数の加圧ローラ104が軸支された円盤形状のホルダ105を配置してチューブポンプ101を構成するようにしたものがある。
【0008】
前記ホルダ105には、該ホルダ105平面視で中心側から外周側に向かい円周方向に沿ってガイド溝108が形成され、該ガイド溝108に沿って移動自在に加圧ローラ104が軸支されている。
【0009】
このように構成されたチューブポンプ101の動作は、該チューブポンプ101の上方に設けられるモータ(図示省略)によりホルダ105に回転駆動力を与え、前記ホルダ105が回転(図中の矢印A方向)することによって該ホルダ105に軸支された加圧ローラ104がチューブ102を圧接しながら移動し、該チューブ102の吸引側に負圧を生じせしめてインク吸引を行うようにされている(特許文献1参照)。
【0010】
しかしながら、従来のチューブポンプの構成では、インク吸引動作を終了してモータの回転を停止させた場合、それまでインク吸引を行っていたチューブ102において加圧ローラ104がチューブ102を圧接した状態で停止した場合、該チューブ102の同一箇所が長時間圧接された状態となるため、チューブ102の劣化を促進するという問題点があった。したがって、モータの回転を停止した状態では、加圧ローラ104はチューブ102への圧接を解除されることが好ましい。
【0011】
また、インクキャリッジ120のヘッド側においては、メンテナンス位置(ホームポジション)でインクヘッド110の乾燥の乾燥を防ぐため、該インクヘッド110にキャップ150が密着した状態で待機しているため、加圧ローラ104がチューブ102を圧接したまま待機すると、前記キャップ150とチューブポンプ101との間のチューブ102が密閉された状態となる。この状態で、外部環境において気圧の低下が生じると、キャップ150とチューブポンプ101との間のチューブ102の密閉部分において相対的に圧力増加が発生し、この圧力増加によってチューブ102内の残留インクがキャップ側に逆流してインク漏れが生じるといった問題もあった。
【0012】
そこで、ホルダ105におけるガイド溝108は、ホルダ105のほぼ円周方向(回転方向)に沿って延設されているが、その両端の半径方向の位置は若干ずれて形成され、加圧ローラ104は、前記ガイド溝108の一端部で支持される時に圧接位置となり、他端部で支持される時に非圧接位置となるように構成されている。
【0013】
また、前記加圧ローラ104を前記ガイド溝108に沿って移動させる力は、ホルダ105の回転によって与えられるものであり、加圧ローラ104はホルダ105の回転時に回転後端側の端部に移動する。このため、上述した構成のチューブポンプ101では、駆動源となるモータに正逆転駆動可能なモータが用いられる。
【0014】
すなわち、チューブポンプ101によるインク吸引を停止する際には、停止直前にモータを一旦逆回転させ(図中の矢印B方向)、加圧ローラ104を圧力解除側に移動させる。そして、インク吸引開始時には、モータの正回転(図中の矢印A方向)により、加圧ローラ104が圧接側に移動してインク吸引を行ようにしている。
【0015】
しかしながら、従来の構成によるチューブポンプではインク吸引開始時において、加圧ローラがチューブを圧接する際に、前記加圧ローラはホルダの半径方向外側に移動するため、チューブの弾性力が加圧ローラの移動を阻害する方向に作用する。特に、ホルダの回転速度が小さいときには、加圧ローラが圧接側まで十分移動せずに(チューブを十分に圧接せずに)回転動作を行うことがあり、所望のインク吸引力が得られないという問題がある。
【0016】
また、ホルダの回転速度を早くすると加圧ローラを移動させる方向に作用する力(遠心力)が大きくなるため、加圧ローラを確実にチューブに圧接することができるが、この場合は、インク吸引量が所望以上に大きくなりインクの無駄が多くなるという問題がある。
【0017】
そこで、上記問題点の対策として、チューブポンプの構成に加圧ローラの移動経路中に弾性部材を設け、インク吸引時に加圧ローラを該弾性部材に当接させて圧接端部側に確実に移動させ、確実にチューブに当接するようにしたものがある(特許文献2参照)。
【0018】
【特許文献1】
実開昭53−106802号公報(第1−3頁、第3図)
【特許文献2】
特許第3109015号公報(第3−4頁、図3)
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したチューブポンプの構成では、弾性部材を別部材として取り付ける必要があり、組み立ての工程および部品数の増加を招来するといった問題がある。
【0020】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、インク吸引時に加圧ローラをチューブに確実に圧接し、且つチューブポンプの駆動速度に関わらず安定したインク吸引を可能としたチューブポンプ及びこれを用いたインクジェット画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、チューブポンプに係るものであって、液体を搬送するための可撓性を有するチューブと、内周面で前記チューブを保持するチューブガイドと、前記チューブガイドの保持部に前記チューブを押圧して弾性変形させるローラと、前記ローラを回転自在に保持するとともに、一方向への回転により前記ローラが前記チューブを押圧して弾性変形させる位置に移動し、他方向への回転により前記ローラが前記チューブの前記弾性変形状態を緩和させる位置に移動するように構成されたローラガイド部を備えた回転体とを有するチューブポンプにおいて、前記回転体は、前記ローラガイド部に沿って連設された歯形部を備え、前記ローラは、円周方向に沿って前記歯形部と噛合う歯形部を備えたことを特徴とするものである。
【0022】
このように構成することで、インク吸引時に加圧ローラをチューブに確実に圧接し、且つチューブポンプの駆動速度に関わらず安定したインク吸引を可能にすることができる。
すなわち、ローラの回転体の回転方向によるチューブに対する閉塞(弾性変形を大きくする)・開放(弾性変形を緩和する)位置への移動を確実に行うことができる。また、ローラと弾性チューブとのスリップを無くし閉塞・開放の信頼性の向上を図ることができる。
【0023】
また、本発明は、前記回転体の歯形部の両端部には、前記ローラの歯形部と噛み合わない領域を有することが好ましい。
このように構成することで、ローラが完全に端部に移動した領域においてローラの回転を可能にすることができる。
【0024】
ここで、本発明のチューブポンプによる作用について説明する。
チューブの閉塞側においては、ローラは押圧されてチューブを閉塞しつつ回転体の回転に応じて移動する。このときローラが回転可能に構成されているので摩擦負荷を小さくでき、駆動モータのトルクを小さくできる。
一方、チューブ開放(弾接)側においては、ローラはチューブを閉塞してはいないが、弾接(かるくチューブを潰した状態)している。このときローラが回転可能に構成されているので摩擦負荷を小さくすることができる。
【0025】
また、本発明は、前記回転体のローラガイド部の構成を、前記回転体の歯形部に対応して形成されるガイド溝と、該歯形部の両端部の歯形部と噛み合わない領域に形成されるガイド溝とを備え、前記歯形部と噛み合わない領域に形成されるガイド溝の構成を、該ガイド溝の回転体中心からの距離と前記歯形部の両端部に対応するガイド溝の回転体中心からの距離とが同一距離となる円弧状とすることが好ましい。
このように構成することで、ローラの歯形部が回転体の歯形部に噛み込むまでの移動を確実にする。特に、チューブ開放側で必要であり、開放側から閉塞側へのローラ移動を確実にすることができる。
【0026】
また、本発明は、前記回転体に形成される歯形部の構成を、該歯形部に対応して形成されるガイド溝の連設形状と相似して形成することが好ましい。
このように構成することで、ローラの移動がガイド溝に沿って行われるので、ローラの歯形部と回転体の歯形部との噛み合わせをローラの移動負荷が同じ条件の下で確実に行うことができる。これにより、チューブの開放側から閉塞側にローラが移動するときにローラの負荷が大きい場合であっても、歯形部同士が噛み合っているため、確実にローラの移動を行うことができる。
【0027】
また、本発明は、前記チューブガイドの内周面に、チューブの敷設位置を規制するための保持部を設けることが好ましい。
このように構成することで、チューブが歯形部に入り込むことを防止できる。
【0028】
また、本発明は、前記回転体の歯形部の構成を、その両端の歯形形状を他の歯形形状より歯先を鋭角とするとともに歯丈を低くすることが好ましい。
このように構成することで、ローラ歯形部と回転体歯形部の噛み合いをスムーズに行わせることが可能となる。
尚、歯形部の歯形形状は、歯先を鋭角にするか歯丈を低くするかの少なくとも一方を構成することでも同様な効果を奏し得る。
【0029】
また、本発明は、前記ローラの外径寸法と前記ローラの歯形部の歯形ピッチ円径とを同一とすることが好ましい。
このように構成することで、ローラとチューブ表面の滑りを減らすことができ、チューブの寿命を長くできる。
【0030】
また、本発明は、前記ローラの両側部に歯形部を設けることが好ましい。
このように構成することで、チューブの弾性荷重でローラが斜めになることを防止ができる。
【0031】
また、本発明は、前記ローラの中央部に歯形部を設けることが好ましい。
このように構成することで、ローラ中央でチューブの弾性荷重を受けることができ、該ローラが斜めになることを防止できる。
【0032】
また、本発明は、インクジェット画像形成装置に係るものであって、記録媒体上にインクを吐出するための記録ヘッドと、前記記録ヘッドをメンテナンスするためのメンテナンス機構を備えたインクジェット画像形成装置において、前記メンテナンス機構は、液体を搬送するための可撓性を有するチューブと、内周面で前記チューブを保持するチューブガイドと、前記チューブガイドの保持部に前記チューブを押圧して弾性変形させるローラと、前記ローラを回転自在に保持するとともに、一方向への回転により前記ローラが前記チューブを押圧して弾性変形させる位置に移動し、他方向への回転により前記ローラが前記チューブの前記弾性変形状態を緩和させる位置に移動するように構成されたローラガイド部を備えた回転体とを有するチューブポンプを備え、前記回転体は、前記ローラガイド部に沿って連設された歯形部を備え、前記ローラは、円周方向に沿って前記歯形部と噛合う歯形部を備えたことを特徴とするものである。
【0033】
このように構成することで、インク吸引時に加圧ローラをチューブに確実に圧接し、且つチューブポンプの駆動速度に関わらず安定したインク吸引を可能にできる。
すなわち、ローラの回転体の回転方向によるチューブに対する閉塞・開放位置への移動を確実に行うことができる。また、ローラと弾性チューブとのスリップを無くし閉塞・開放の信頼性の向上を図ることができる。
【0034】
また、本発明は、前記チューブポンプの構成を上述したような構成とすることが好ましい。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1の(a)、(b)は発明を実施する形態の一例であって、(a)は本発明に係る実施形態のチューブポンプの構成を示す説明図、(b)は前記チューブポンプの加圧ローラの構成を示す平面図である。
【0036】
本実施形態は、図1の(a)、(b)に示すように、液体を搬送するための可撓性を有するチューブ2と、内周面で前記チューブ2を保持するガイド壁となるチューブガイド3と、前記チューブ2を加圧する加圧ローラ4と、前記加圧ローラ4を保持するホルダ5を備えてチューブポンプ1を構成したものである。
【0037】
前記チューブガイド3は、内周面のチューブ2と接触する部分に円弧状に保持部3aが形成されている。
【0038】
前記加圧ローラ4は、図1の(b)に示すように、円筒状を呈し、その両側面に円周方向に沿って歯形部(以下、ローラ側歯形部と称する。)4aが形成されるとともに、外側に向かい支持軸4bが突設されている。
【0039】
前記ホルダ5は、一対の円板状の天板6、6を備え、その中央部に設けられる主軸7を介して一体的に形成され、前記天板6、6の間に加圧ローラ4を挟持するように構成されている。
【0040】
前記天板6には、加圧ローラ4の支持軸4bを回転自在に保持するとともに円周方向に沿って移動自在に保持するローラガイド用のガイド溝8が略円弧状に形成されている。
前記ガイド溝8は、天板6の中心部を基準に180°回転した位置に2箇所設けられ、一端側で加圧ローラ4がチューブ2を押圧して弾性変形させる圧接側端部8aを円周側に近く形成し、他端部で加圧ローラ4によるチューブ2の弾性変形状態を緩和させる解除側端部8bを前記圧接側端部8aより天板6中心寄りに形成されている。
【0041】
前記ガイド溝8は、圧接側端部8aと解除側端部8bとの回転半径が異なるため、図1の(a)に示すように、所定回転角の範囲で回転半径が連続的に変化する偏心領域θを有し、その偏心領域θの両外側に所定回転角の範囲で偏心領域θの両端部と同一の回転半径を有する圧接側端部8aおよび解除側端部8bが形成されている。
【0042】
また、前記天板6には、前記ガイド溝8に沿って回転半径の変化に倣うように歯形部(以下、ホルダ側歯形部と称する。)9が前述した偏心領域θと対応する範囲で偏心して連続的に設けられている。
前記ホルダ側歯形部9は、前記ローラ側歯形部4aと同様な歯形形状を呈している。
【0043】
前記ガイド溝8の圧接側端部8aおよび解除側端部8bにおいては、半径方向にホルダ側歯形部9が形成されていないので、加圧ローラ4はローラ側歯形部4aとホルダ側歯形部9との噛み合いに依ることなく回転自在となる。
【0044】
尚、本実施形態においては、ホルダ5は、2枚の天板6にそれぞれホルダ側歯形部9を備えているが、該ホルダ側歯形部9は少なくとも一方の天板6に形成するものであっても良い。
【0045】
次に、本発明のチューブポンプの作用について実施例を挙げて説明する。
図2、図3は本発明のチューブポンプの一実施例であり、図2は本発明に係る実施例のチューブポンプの構成を示す説明図、図3は図2のX矢視図である。
【0046】
本実施例は、図2、図3に示すように、液体を搬送するための可撓性を有するチューブ12と、内周面で前記チューブ12を保持するチューブガイド13と、前記チューブ12を加圧する加圧ローラ14と、前記加圧ローラ14を保持するホルダ15を備えてチューブポンプ10を構成したものである。
【0047】
前記加圧ローラ14は、円筒状を呈し、その両側面に円周方向に沿って歯形部(以下、ローラ側歯形部と称する。)14aが形成されるとともに、外側に向かい支持軸14bが突設されている。
【0048】
前記ホルダ15は、一対の円板状の天板16、16を備え、その中央部に設けられる主軸17を介して一体的に形成され、前記天板16、16の間に加圧ローラ14を挟持するように構成されている。
【0049】
前記天板16には、加圧ローラ14の支持軸4bを回転自在に保持するとともに円周方向に沿って移動自在に保持するガイド溝18が略円弧状に形成されている。前記ガイド溝18は、一端側で加圧ローラ14がチューブ12を押圧して弾性変形させる圧接側端部18aを円周側に近く形成し、他端部で加圧ローラ14によるチューブ12の弾性変形状態を緩和させる解除側端部18bを前記圧接側端部18aより天板16の中央部寄りに形成されている。
【0050】
前記ガイド溝18は、前述した実施形態に示すガイド溝8の構成と同様に、所定回転角の範囲で回転半径が連続的に変化する偏心領域を有し、その偏心領域の両外側に所定回転角の範囲で偏心領域の両端部と同一の回転半径を有する圧接側端部18aおよび解除側端部18bが形成されている。
【0051】
また、前記天板16には、前記ガイド溝18に沿って回転半径の変化に倣うように歯形部(以下、ホルダ側歯形部と称する。)19が前述した偏心領域θ1と対応する範囲で偏心領域θ1と同様に偏心して連続的に設けられている。
前記ホルダ側歯形部19は、前記ローラ側歯形部14aと同様な歯形形状を呈している。
【0052】
次に、本実施例のチューブポンプ10における加圧ローラ14の動作について図面を参照して説明する。
図4の(a)は本発明の実施例に係るチューブポンプの加圧ローラ開放状態を示す説明図、(b)は前記チューブポンプの加圧ローラによる開放状態から加圧状態に移行する動作を示す説明図、(c)は前記チューブポンプの加圧ローラによる加圧状態を示す説明図、(d)は前記チューブポンプの加圧ローラによる加圧状態から開放状態に移行する動作を示す説明図である。
【0053】
通常、チューブポンプ10は、図4の(a)に示すように、加圧ローラ14がチューブ12を加圧しない状態に配置されている(解除状態)。
この解除状態にするには、ホルダ15を図中で反時計回りに回転させて、加圧ローラ14をガイド溝18の解除側端部18bに位置させる。このとき、ローラ側歯形部14aとホルダ側歯形部19とは歯合いが解除された状態となっている。
【0054】
インク吸引開始時には、図4の(b)、(c)に示すように、ホルダ15は図中で時計回りに回転させる。これにより、加圧ローラ14はガイド溝18に沿って圧接側端部18a方向に移動し、ローラ側歯形部14aとホルダ側歯形部19との歯合いが生じる。
【0055】
そして、加圧ローラ14は、ホルダ15の回転にともないローラ側歯形部14aとホルダ側歯形部19との歯合いにより回転して、チューブ12を加圧して変形させながら回転移動する。
【0056】
ここで、加圧ローラ14はホルダ15とともに回転して少なくともチューブ12に接触した状態となり、チューブ12と加圧ローラ14との間に摩擦力が生じるようになっている。この摩擦力により加圧ローラ14に回転力が生じ、この回転力が加圧ローラ14をホルダ側歯形部19に沿って圧接側端部18a側に移動させる推進力となる。
【0057】
チューブ12と加圧ローラ14との間に作用する摩擦力は、加圧ローラ14が圧接側端部18aに近づくにつれて、チューブ12を加圧することにより該チューブ12の変形抵抗とともにに大きくなる。
【0058】
本実施例による加圧ローラ14の移動作用は、ローラ側歯形部14aとホルダ側歯形部19との噛み合いにより行われるため、従来チューブ12の変形抵抗が加圧ローラ14の移動を阻害していた領域においても有効に作用し、加圧ローラを圧接側端部18aに確実に移動させることができる。
【0059】
加圧ローラ14を圧接側から解除側に移動させる場合は、図4の(d)に示すように、ホルダ15を図中で反時計回りに回転させる。これにより、加圧ローラ14はガイド溝18に沿って解除側端部18b方向に移動し、加圧ローラ14によるチューブ圧接状態が解除される。
【0060】
加圧ローラ14はローラ側歯形部14aとホルダ側歯形部19との噛み合いにより容易に回転するので、容易に移動することができる。
【0061】
以上のように構成したので、本実施例のチューブポンプ10によれば、ホルダ側歯形部19をガイド溝18の全体に対応する範囲に亘り形成せずに、その両端部の圧接側端部18aと解除側端部18b付近に歯合しない領域を設けることで、加圧ローラ14の回転と移動をスムーズに行うことができる。
【0062】
すなわち、圧接側端部18aにおいては、加圧ローラ14が完全に端部まで移動した状態で歯形部の歯合が解除されていなければ、加圧ローラ14の回転が生じない。この場合、加圧ローラ14はチューブ12に対して回転することなく摺動するため、チューブ12の劣化が促進される。従って、加圧ローラ14が圧接側端部18aにまで移動した状態では歯合を解除して、加圧ローラ14の回転を自由にする必要がある。
【0063】
また、解除側端部18bにおいては、加圧ローラ14がチューブ12に圧接していない状態でホルダ側歯形部19と噛み合わせが生じると、該ホルダ側歯形部19自体が加圧ローラ14の移動を阻害する要因となり得る。このため、加圧ローラ14がチューブ12にある程度圧接する状態となるまでは(加圧ローラ14とチューブ12との間にある程度摩擦力が生じるまでは)、ローラ側歯形部14aとホルダ側歯形部19との噛み合いが発生しない状態で加圧ローラ14の移動が可能であることが好ましい。
【0064】
したがって、加圧ローラ14が圧接側端部にまで移動する際は、ローラ側歯形部14aとホルダ側歯形部19との噛み合いを解除することで、加圧ローラ14を回転自在にして移動を容易にし、チューブ12にかかる負荷を軽減することができる。
【0065】
また、本実施例では、ガイド溝18における圧接側端部18aおよび解除側端部18b付近でローラ側歯形部14aとホルダ側歯形部19との噛み合いが生じない領域θ2を、図5に示すように、ガイド溝18の回転半径が一定となるように構成したので、ローラ側歯形部14aとホルダ側歯形部19との噛み合い動作をスムーズに行うことができる。
【0066】
すなわち、ローラ側歯形部14aとホルダ側歯形部19との噛み合いが生じない領域では、噛み合いによるローラの移動作用が得られないため、この間、ガイド溝18の半径を一定とすることで加圧ローラ14の半径方向の移動成分を無くして、チューブの変形抵抗による加圧ローラの移動阻害作用を低減することが好ましい。尚、この作用は、特に解除側端部18bにおいて有効であり、少なくとも解除側端部18bでそのような構成となっていればよい。
【0067】
また、ローラ側歯形部14aとホルダ側歯形部19との噛み合いが生じない領域においても、ガイド溝18の同一半径となる部分の一部で回転半径をオーバーラップさせることで、ローラ側歯形部14aとホルダ側歯形部19との噛み合わせを確実に行うことができる。
【0068】
また、本実施例によれば、加圧ローラ14の両側面にローラ側歯形部14aを設けたことで、チューブ12に対し加圧ローラ14を両側より均等に押圧できるので、チューブ12の弾性荷重によって加圧ローラ14が傾いて加圧状態が不安定となることを防止できる。
【0069】
尚、本実施例では、単にチューブガイド13の内周面でチューブ12を保持しているが、本発明は前述したチューブガイドの構成に限定されるものではなく、例えば、チューブガイドや加圧ローラの構成を本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0070】
以下に、本実施例の変形例について図面を参照して説明する。
変形例1は、図6に示すように、加圧ローラ24のローラ側歯形部24aと対向するチューブガイド23の内周面の一部位にストッパ部23aを突設したものである。このように構成することで、チューブ12が移動してローラ側歯形部24aが構成される部位に入り込むことを防止できる。
【0071】
変形例2は、図7に示すように、加圧ローラ34の端部にストッパ部34bを円周方向に沿って突設したものである。このように構成することで、変形例1と同様に、チューブ12が移動してローラ側歯形部34aが構成される部位に入り込むことを防止できる。
【0072】
変形例3は、図8に示すように、チューブガイド43の内周面のチューブ12が配置される部位に該チューブ12の外形状に倣って凹んだガイド溝43aを形成したものである。このように構成することで、チューブ12がガイド溝43aにより位置決めされるため、変形例1、2と同様に該チューブ12が移動してローラ側歯形部44aが構成される部位に入り込むことを防止できる。
【0073】
変形例4は、図9に示すように、加圧ローラ54の外周面のチューブ潰し面54cの外径D1と、ローラ側歯形部54aのピッチ円径D2とを等しく構成したものである。前記加圧ローラ54の両側端にはストッパ部54bが円周方向に沿って突設され、また、前記ストッパ部54b、54bとの間のチューブ潰し面54cと対向するチューブガイド53の内周面には、ガイド部53bが突設されている。
【0074】
このように構成することで、加圧ローラ54がホルダ側歯形部59と噛み合いながら移動する領域において、該ホルダ側歯形部59による回転変位量と加圧ローラ54とチューブ12との摩擦による回転変位量とが等しくなり、加圧ローラ54のチューブ潰し面54cがチューブ12に対して滑りを生じさせること無く圧接しながら回転できるので、加圧ローラ54がチューブ表面を擦ることなくチューブ12の劣化を抑制できる。
【0075】
変形例5は、図10に示すように、ホルダに形成されるホルダ側歯形部69の両端部69aの歯形形状を、他の歯先よりも鋭角とするとともに歯丈を低くしたものである。このように構成することで、ホルダ側歯形部69の噛み合い開始をスムーズに行うことができる。
【0076】
尚、ホルダ側歯形部69の両端部69aの歯形形状は、他の歯先よりも鋭角にしたり歯丈を低くしたりするという、何れか一方の対処であっても同様な効果が得られる。
【0077】
変形例6は、図11に示すように、加圧ローラ74の片側面にローラ側歯形部74aを設けたものである。このように構成することで、片側の天板76にホルダ側歯形部79を設けることなく、加圧ローラ74の側面の構成を簡素化できるので、生産コストの低減を図ることができる。
【0078】
変形例7は、図12に示すように、加圧ローラ84の円筒状外周部の略中央部にローラ側歯形部84aを設け、ホルダ85の天板86を連結する主軸87の略中央にホルダ側歯形部89を設けたものである。また、前記加圧ローラ64に対向してチューブガイド83が配置され、該チューブガイド83の内周面のローラ側歯形部84aと対向する部位には、ガイド部83bが円周方向に沿って突出して連設されている。
【0079】
前記加圧ローラ64とチューブガイド83との間には、前記ガイド部83bを挟んで2本のチューブ12が配設されている。このように構成することで、2本のチューブ12によりインクの吸引力を高めることができ、ホルダ85の略中央部にチューブ12とローラ側歯形部84aおよびホルダ側歯形部89とをバランスよく配置することができる。
【0080】
また、以上説明したようなチューブポンプをインクジェット画像形成装置に搭載することで、インク吸引時に加圧ローラをチューブに確実に圧接し、且つチューブポンプの駆動速度に関わらず安定したインク吸引を可能にしたインクジェット画像形成装置を実現できる。
【0081】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明のチューブポンプによれば、インク吸引時に加圧ローラをチューブに確実に圧接し、且つチューブポンプの駆動速度に関わらず安定したインク吸引を可能にできるという優れた効果を奏し得る。
【0082】
詳しくは、本発明によれば、インク吸引時に加圧ローラをチューブに確実に圧接し、且つチューブポンプの駆動速度に関わらず安定したインク吸引を可能にすることができる。
すなわち、ローラの回転体の回転方向によるチューブに対する閉塞(弾性変形を大きくさせる)・開放(弾性変形を緩和させる)位置への移動を確実に行うことができる。また、ローラと弾性チューブとのスリップを無くし閉塞・開放の信頼性の向上を図ることができる。
【0083】
また、本発明によれば、前記回転体の歯形部の両端部に、ローラの歯形部と噛み合わない領域を構成することで、ローラが完全に端部に移動した領域においてローラの回転を可能にすることができる。
【0084】
また、本発明によれば、前記回転体のローラガイド部の構成を、前記回転体の歯形部に対応して形成されるガイド溝と、該歯形部の両端部の歯形部と噛み合わない領域に形成されるガイド溝とを備え、前記歯形部と噛み合わない領域に形成されるガイド溝の構成を、該ガイド溝の回転体中心からの距離と前記歯形部の両端部に対応するガイド溝の回転体中心からの距離とが同一距離となる円弧状とすることで、ローラの歯形部が回転体の歯形部に噛み込むまでの移動を確実にできる。
特に、チューブ開放側で必要であり、開放側から閉塞側へのローラ移動を確実にすることができる。
【0085】
また、本発明によれば、前記回転体に形成される歯形部の構成を、該歯形部に対応して形成されるガイド溝の連設形状と相似して形成することで、ローラの移動がガイド溝に沿って行われるので、ローラの歯形部と回転体の歯形部との噛み合わせをローラの移動負荷が同じ条件の下で確実に行うことができる。これにより、チューブの開放側から閉塞側にローラが移動するときにローラの負荷が大きい場合であっても、歯形部同士が噛み合っているため、確実に移動を行うことができる。
【0086】
また、本発明によれば、前記チューブガイドの内周面に、チューブの敷設位置を規制するための保持部を設けることで、チューブが歯形部に入り込まないようにすることができる。
また、本発明によれば、前記回転体の歯形部の構成を、その両端の歯形形状を他の歯形形状より歯先を鋭角とするとともに歯丈を低くすることで、ローラ歯形部と回転体歯形部の噛み合いをスムーズに行わせることが可能となる。
【0087】
また、本発明によれば、前記ローラの外径寸法と前記ローラの歯形部の歯形ピッチ円径とを同一とすることで、ローラとチューブ表面の滑りを減らすことができ、チューブの寿命を長くできる。
また、本発明によれは、前記ローラの両側部に歯形部を設けることで、チューブの弾性荷重でローラが斜めになることを防止することができる。
また、本発明によれば、前記ローラの中央部に歯形部を設けることで、ローラ中央でチューブの弾性荷重を受けることができ、該ローラが斜めになることを防止することができる。
【0088】
また、本発明のチューブポンプを用いたインクジェット画像形成装置によれば、インクジェット画像形成装置に係るものであって、メンテナンス機構として、液体を搬送するための可撓性を有するチューブと、内周面で前記チューブを保持するチューブガイドと、前記チューブガイドの保持部に前記チューブを押圧して弾性変形させるローラと、前記ローラを回転自在に保持するとともに、一方向への回転により前記ローラが前記チューブを押圧して弾性変形させる位置に移動し、他方向への回転により前記ローラが前記チューブの前記弾性変形状態を緩和させる位置に移動するように構成されたローラガイド部を備えた回転体とを有するチューブポンプを備え、前記回転体は、前記ローラガイド部に沿って連設された歯形部を備え、前記ローラは、円周方向に沿って前記歯形部と噛合う歯形部を備えることで、インク吸引時に加圧ローラをチューブに確実に圧接し、且つチューブポンプの駆動速度に関わらず安定したインク吸引を可能にすることができる。
【0089】
すなわち、本発明によれば、ローラの回転体の回転方向によるチューブに対する閉塞・開放位置への移動を確実に行うことができる。また、ローラと弾性チューブとのスリップを無くし閉塞・開放の信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る実施形態のチューブポンプの構成を示す説明図、(b)は前記チューブポンプの加圧ローラの構成を示す平面図である。
【図2】図2は本発明に係る実施例のチューブポンプの構成を示す説明図である。
【図3】図2のX矢視図である。
【図4】(a)は本発明の実施例に係るチューブポンプの加圧ローラ開放状態を示す説明図、(b)は前記チューブポンプの加圧ローラによる開放状態から加圧状態に移行する動作を示す説明図、(c)は前記チューブポンプの加圧ローラによる加圧状態を示す説明図、(d)は前記チューブポンプの加圧ローラによる加圧状態から開放状態に移行する動作を示す説明図である。
【図5】前記チューブポンプのホルダに形成されたガイド溝との形状を示す説明図である。
【図6】本実施例に係る変形例1のチューブポンプの構成を示す説明図である。
【図7】本実施例に係る変形例2のチューブポンプの構成を示す説明図である。
【図8】本実施例に係る変形例3のチューブポンプの構成を示す説明図である。
【図9】本実施例に係る変形例4のチューブポンプの構成を示す説明図である。
【図10】本実施例に係る変形例5のチューブポンプの歯形部の構造を示す説明図である。
【図11】本実施例に係る変形例6のチューブポンプの構成を示す説明図である。
【図12】本実施例に係る変形例7のチューブポンプの構成を示す説明図である。
【図13】従来のインクジェット画像形成装置の全体構成を示す斜視図である。
【図14】従来のインクジェット画像形成装置に搭載されるチューブポンプの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1、10 チューブポンプ
2、12 チューブ
3、13、23、43、53、83 チューブガイド
3a 保持部
4、14、24、34、44、54、64、74、84 加圧ローラ
4a、14a、24a、34a、
44a、54a、74a、84a ローラ側歯形部
4b、14b 支持軸
5、15、85 ホルダ
6、16、76、86 天板
7、17、87 主軸
8、18 ガイド溝
8a、18a 圧接側端部
8b、18b 解除側端部
9、19、59、69、79、89 ホルダ側歯形部
23a、34b、54b ストッパ部
43a ガイド溝
53b ガイド部
54c チューブ潰し面
69a 両端部
83b ガイド部
θ、θ1 偏心領域
θ2 領域

Claims (11)

  1. 液体を搬送するための可撓性を有するチューブと、内周面で前記チューブを保持するチューブガイドと、前記チューブガイドの保持部に前記チューブを押圧して弾性変形させるローラと、前記ローラを回転自在に保持するとともに、一方向への回転により前記ローラが前記チューブを押圧して弾性変形させる位置に移動し、他方向への回転により前記ローラが前記チューブの前記弾性変形状態を緩和させる位置に移動するように構成されたローラガイド部を備えた回転体とを有するチューブポンプにおいて、
    前記回転体は、前記ローラガイド部に沿って連設された歯形部を備え、
    前記ローラは、円周方向に沿って前記歯形部と噛み合う歯形部を備えたことを特徴とするチューブポンプ。
  2. 前記回転体の歯形部の両端部には、前記ローラの歯形部と噛み合わない領域を有することを特徴とする請求項1に記載のチューブポンプ。
  3. 前記回転体のローラガイド部は、前記回転体の歯形部に対応して形成されるガイド溝と、該歯形部の両端部の歯形部と噛み合わない領域に形成されるガイド溝とを備え、
    前記歯形部と噛み合わない領域に形成されるガイド溝は、該ガイド溝の回転体中心からの距離と前記歯形部の両端部に対応するガイド溝の回転体中心からの距離とが同一距離となる円弧状を呈することを特徴とする請求項2に記載のチューブポンプ。
  4. 前記回転体に形成される歯形部は、該歯形部に対応して形成されるガイド溝の連設形状と相似して形成されることを特徴とする請求項3に記載のチューブポンプ。
  5. 前記チューブガイドの内周面に、チューブの敷設位置を規制するための保持部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載のチューブポンプ。
  6. 前記回転体の歯形部は、その両端の歯形形状を他の歯形形状より歯先を鋭角とするとともに歯丈を低くすることを特徴とする請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載のチューブポンプ。
  7. 前記ローラの外径寸法と前記ローラの歯形部の歯形ピッチ円径とを同一としたことを特徴とする請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載のチューブポンプ。
  8. 前記ローラの両側部に歯形部を設けたことを特徴とする請求項1乃至7のうちの何れか一項に記載のチューブポンプ。
  9. 前記ローラの中央部に歯形部を設けたことを特徴とする請求項1乃至7のうちの何れか一項に記載のチューブポンプ。
  10. 記録媒体上にインクを吐出するための記録ヘッドと、前記記録ヘッドをメンテナンスするためのメンテナンス機構を備えたインクジェット画像形成装置において、
    前記メンテナンス機構は、液体を搬送するための可撓性を有するチューブと、内周面で前記チューブを保持するチューブガイドと、前記チューブガイドの保持部に前記チューブを押圧して弾性変形させるローラと、前記ローラを回転自在に保持するとともに、一方向への回転により前記ローラが前記チューブを押圧して弾性変形させる位置に移動し、他方向への回転により前記ローラが前記チューブの前記弾性変形状態を緩和させる位置に移動するように構成されたローラガイド部を備えた回転体とを有するチューブポンプを備え、
    前記回転体は、前記ローラガイド部に沿って連設された歯形部を備え、
    前記ローラは、円周方向に沿って前記歯形部と噛み合う歯形部を備えたことを特徴とするインクジェット画像形成装置。
  11. 前記チューブポンプは、請求項2乃至9のうちの何れか一項に記載のチューブポンプとしたことを特徴とするインクジェット画像形成装置。
JP2002281485A 2002-09-26 2002-09-26 チューブポンプ及びこれを用いたインクジェット画像形成装置 Expired - Fee Related JP4033745B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002281485A JP4033745B2 (ja) 2002-09-26 2002-09-26 チューブポンプ及びこれを用いたインクジェット画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002281485A JP4033745B2 (ja) 2002-09-26 2002-09-26 チューブポンプ及びこれを用いたインクジェット画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004116409A JP2004116409A (ja) 2004-04-15
JP4033745B2 true JP4033745B2 (ja) 2008-01-16

Family

ID=32275917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002281485A Expired - Fee Related JP4033745B2 (ja) 2002-09-26 2002-09-26 チューブポンプ及びこれを用いたインクジェット画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4033745B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7071733B2 (ja) * 2018-05-10 2022-05-19 山本電機工業株式会社 センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004116409A (ja) 2004-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6790411B2 (ja) チューブポンプ及びそれを備える印刷装置
JP3285074B2 (ja) インクジェット式記録装置
JP4033745B2 (ja) チューブポンプ及びこれを用いたインクジェット画像形成装置
JP3804062B2 (ja) チューブポンプおよびこれを用いたインクジェット式記録装置
JP6173108B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4062865B2 (ja) チューブポンプおよびこれを用いたインクジェット式記録装置
EP0719651A1 (en) Sheet convey apparatus
US7971990B2 (en) Transported medium transporting apparatus and recording apparatus
JP2001301195A (ja) インクジェット記録装置
JP3743839B2 (ja) プロッタの紙送り機構
JP2008057474A (ja) チューブポンプ及び液体噴射装置
JP2001310486A (ja) チューブポンプおよびそれを用いたインクジェット式記録装置
JP3717796B2 (ja) インクジェットプリンタのメンテナンス装置
JP3548554B2 (ja) 記録装置
US20080056918A1 (en) Tube pump and liquid ejection apparatus
JP4780071B2 (ja) チューブポンプおよびこれを用いたインクジェット式記録装置
JP4032336B2 (ja) チューブポンプおよびこれを用いたインクジェット式記録装置
JPH0517245Y2 (ja)
JPH04241957A (ja) インクジェットプリンタ
US7207561B2 (en) Sheet feeder
JP5152311B2 (ja) チューブポンプおよびこれを用いたインクジェット式記録装置
JP2669443B2 (ja) プリンタ
JP4232805B2 (ja) チューブポンプ及び液体噴射装置
JPH07101053A (ja) インクジェットプリンタ
JPH08174944A (ja) プリンタの紙送り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071023

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4033745

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees