JP2008057474A - チューブポンプ及び液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプトルク及びポンプの負荷変動の低減を図ることが可能なチューブポンプ及び液体噴射装置を提供する。
【解決手段】チューブポンプ29は、ハウジング31内に、該ハウジング31の内周面31bに沿って可撓性材料よりなる排出チューブ27の中間部36が上流側部位36aと下流側部位36bとを部分的に重合させて円を描くように収容されると共に、該中間部36を内周面31bと協働して押圧可能な押圧部材46が内周面31bに沿って移動可能に収容されてなる。また、ハウジング31には、中間部36の上流側部位36aと下流側部位36bとが部分的に重合するチューブ重合部分Bと対応する位置に、押圧部材46によってチューブ重合部分Bが押圧された際に、上流側部位36a及び下流側部位36bが押圧部材46による押圧から逃れるように移動することを許容する上流凹部38及び下流凹部39をそれぞれ対応するように設けた。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば、インクジェット式プリンタなどの液体噴射装置及び該液体噴射装置に搭載されるチューブポンプに関する。
液体噴射ヘッドに形成されたノズルから液体をターゲットに対して噴射する液体噴射装置の一つとしてインクジェット式プリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)がある。このプリンタでは、ノズルが記録ヘッド(液体噴射ヘッド)のノズル形成面において開口していることから、ノズルからのインク溶媒の蒸発によりインク粘度が上昇してインクの噴射不良が発生することがある。このため、こうしたプリンタには、通常、ヘッドメンテナンス機構が設けられている。
このヘッドメンテナンス機構は、記録ヘッドのノズル形成面を封止可能なキャップと、キャップ内に連通したインク排出路中に設けられる吸引ポンプとを備え、吸引ポンプの駆動によりキャップ内に負圧を発生させることで、ノズルから増粘したインクを吸引し、インクの噴射不良の抑制を図っている。このような吸引ポンプには、通常、例えば特許文献1に記載されるようなチューブポンプが用いられる。
この特許文献1のチューブポンプは、略円筒形状をなすハウジング(特許文献1では、ガイド部材)内に、可撓性を有するチューブの長手方向の中間部と、ハウジングの軸線を中心に回転する回転体と、回転体の所定方向への回転時にハウジングの内周面に沿って移動しながらチューブを押圧可能なローラ(押圧部材)とを収容している。
チューブは、その長手方向の中間部がハウジングの内周面に沿って1周(360度)以上に渡って円を描くように(α状に)収容されている。すなわち、チューブは、ハウジング内において、その中間部における上流側部位と下流側部位とがハウジングの軸方向において部分的に重合するように配設されている。また、回転体には、長穴(カム面)が周方向に沿うように形成されており、その長穴は回転体の軸心からの径方向距離が周方向の一方(ポンプ作用位置)から他方(ポンプ非作用位置)に向かうにつれて徐々に短くなる形状に形成されている。そして、ローラは、その軸心から突出するように延設された軸(特許文献1では、ローラ回転軸)が回転体の長穴内に摺動可能に挿入されている。
したがって、回転体がポンプ作用方向に回転した場合には、ローラの軸が長穴内をチューブ側となるポンプ作用位置に向かって摺動し、ローラがハウジングの内周面と協働してチューブの中間部の一部を順次押圧しながらハウジングの内周面に沿って移動することになる。そして、このローラの移動に伴って、チューブの押圧された部分が順次復元されることで、ハウジング内に収容された中間部よりも上流側のチューブ内が減圧されてキャップ内が負圧状態となり、ノズルから粘度の上昇したインクが吸引されるようになっている。
特開2001−301195号公報
ところで、特許文献1のチューブポンプでは、チューブの中間部がハウジング内においてα状に引き回され、その上流側部位と下流側部位が部分的に重合しているため、この重合部分においては、ローラによって2本分のチューブ(ハウジングの軸方向に重なり合う上流側部位及び下流側部位)を押し潰さなければならない。すなわち、α状に引き回されたチューブのうちの殆どの部分はローラによって1本分のチューブを押し潰す力で押し潰されるのに対し、重合する部分をローラによって押し潰すためには、他の部分を押し潰す力(1本分のチューブを押し潰す力)の2倍の押し潰し力が必要となる。このため、チューブポンプの駆動源となるモータを大型化してポンプトルクを増大しなければならず、コストが増大する。また、部分的に負荷(チューブの押し潰し力)が大きくなるので、ポンプの回転中の負荷変動も大きくなり、チューブポンプの駆動を安定して行うことが困難になってしまう。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、ポンプトルク及びポンプの負荷変動の低減を図ることが可能なチューブポンプ及び液体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のチューブポンプは、円筒面状をなす内周面に沿って可撓性材料よりなるチューブの長手方向の中間部が上流側部位と下流側部位とを部分的に重合させて円を描くように収容されると共に、該チューブの前記中間部を押圧可能な押圧部材が前記内周面に沿って移動可能に収容されるハウジングを備えたチューブポンプにおいて、前記ハウジングの内周面における前記チューブの上流側部位と下流側部位とが部分的に重合するチューブ重合部分と対応する位置に、前記押圧部材によって前記チューブ重合部分が押圧された際に前記上流側部位及び下流側部位のうちの一方が前記押圧部材による押圧から逃れるように移動することを許容する逃げ部を形成した。
チューブの中間部において、チューブ重合部分は、押圧部材によって2本分のチューブを押圧しなければならないため、他の部分よりも押し潰すために必要な荷重が大きい。この点、この発明によれば、ハウジングの内周面におけるチューブ重合部分と対応する位置に、逃げ部が形成されているため、押圧部材によってチューブ重合部分が押圧された際に、上流側部位及び下流側部位のうちの一方が押圧部材による押圧から逃れるように逃げ部に移動する。このため、押圧部材によってチューブ重合部分を押し潰すために必要な荷重を低減することが可能となり、ポンプトルク及びポンプの負荷変動の低減を図ることが可能となる。
本発明のチューブポンプは、前記逃げ部が、前記チューブ重合部分において重合する上流側部位及び下流側部位と各別に対応するようにそれぞれ上流側逃げ部及び下流側逃げ部として形成されている。
この発明によれば、チューブ重合部分において重合する上流側部位及び下流側部位が、押圧部材による押圧から各別に逃れるようにそれぞれ上流側逃げ部及び下流側逃げ部のうちの対応する方に移動する。このため、押圧部材によってチューブ重合部分を押し潰すために必要な荷重を効果的に低減することが可能となる。
本発明のチューブポンプは、前記上流側逃げ部及び下流側逃げ部が、前記内周面に沿って連続するように形成されている。
この発明によれば、ハウジング内におけるチューブの中間部の引き回しを、チューブ重合部分が最小となる360度に設定することで、ポンプ作用時において、リーク量をほぼ0に抑えつつ、押圧部材によってチューブの中間部を押し潰す際の荷重がハウジング内の全周でチューブ1本分に限りなく近づけることが可能となる。このため、ポンプトルク及びポンプの負荷変動の低減を図ることが可能となる。
本発明のチューブポンプにおいて、前記チューブは、前記中間部における上流側部位と下流側部位とのチューブ重合部分に、前記中間部における他の部分よりも撓みやすい易可撓性が付与されている。
チューブの中間部において、チューブ重合部分は、押圧部材によって2本分のチューブを押圧しなければならないため、他の部分よりも押し潰すために必要な荷重が大きい。この点、この発明によれば、チューブ重合部分に易可撓性が付与されているため、押圧部材によってチューブ重合部分を押し潰すために必要な荷重を低減することが可能となる。このため、ポンプトルク及びポンプの負荷変動の低減を図ることが可能となる。
本発明のチューブポンプは、前記ハウジングの中心を貫通する軸線を中心に回転する回転体をさらに備え、該回転体には前記押圧部材が負圧を発生させるように前記チューブを押圧するポンプ作用位置と負圧を発生させない程度に前記チューブを押圧するポンプ非作用位置との間で移動する際に摺接するカム面が設けられており、該カム面は摩擦抵抗が部分的に変化している。
この発明によれば、チューブポンプの仕様に応じて、カム面における摩擦抵抗を部分的に変化させることで、押圧部材が、チューブを好適に押圧したり、ポンプ作用位置とポンプ非作用位置との間で円滑に移動したりするようになる。このため、ポンプトルクの低減及びポンプ効率の向上を図ることが可能となる。
本発明のチューブポンプは、前記押圧部材が、前記回転体のカム面に摺接する軸を備え、該軸における少なくとも前記カム面に摺接される部位の摩擦抵抗を該軸における他の部位の摩擦抵抗よりも低くなるようにした。
この発明によれば、軸とカム面との摩擦抵抗が低くなるので、ポンプ作用時に回転体を回転させるために必要な力が小さくなる。このため、ポンプトルクの低減及びポンプ効率の向上を図ることが可能となる。
本発明の液体噴射装置は、ノズル形成面に形成されたノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記ノズル形成面を封止可能なキャップと、該キャップ内を吸引可能な吸引手段とを備えた液体噴射装置において、前記吸引手段を上記構成のチューブポンプにより構成した。
この発明によれば、ハウジングの内周面におけるチューブ重合部分と対応する位置に、逃げ部が形成されているため、押圧部材によってチューブ重合部分が押圧された際に、上流側部位及び下流側部位のうちの一方が押圧部材による押圧から逃れるように逃げ部に移動する。このため、押圧部材によってチューブ重合部分を押し潰すために必要な荷重を低減することが可能となり、ポンプトルク及びポンプの負荷変動の低減を図ることが可能となる。したがって、チューブポンプによりキャップ内を効率よく安定して吸引することが可能となる。
以下、本発明を、液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタに搭載されるチューブポンプに具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、「前後方向」、「上下方向」及び「左右方向」をいう場合は、特に説明がない限り、図1を基準とした場合の「前後方向」、「上下方向」及び「左右方向」と一致するものとする。
図1に示すように、液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ11は、略矩形箱状をなすフレーム12を備えている。フレーム12内の下部には、その長手方向である左右方向に沿ってプラテン13が架設されている。プラテン13上には、フレーム12の背面下部に設けられた紙送りモータ14の駆動に基づき、図示しない紙送り機構により記録用紙Pが後方側から給送されるようになっている。
また、フレーム12内におけるプラテン13の上方には、該プラテン13の長手方向に沿ってガイド軸15が架設されている。ガイド軸15には、キャリッジ16が、該ガイド軸15の軸線方向(左右方向)に沿って往復移動可能に支持されている。すなわち、キャリッジ16は左右方向に貫通形成された支持孔16aにガイド軸15が挿通されることにより、このガイド軸15の長手方向に沿って往復移動自在に支持されている。
また、フレーム12の後壁内面においてガイド軸15の両端部と対応する位置には、駆動プーリ17a及び従動プーリ17bが回転自在に支持されている。駆動プーリ17aにはキャリッジ16を往復移動させる際の駆動源となるキャリッジモータ18の出力軸が連結されるとともに、これら一対のプーリ17a,17b間には、キャリッジ16に連結された無端状のタイミングベルト17が掛装されている。従って、キャリッジ16は、ガイド軸15にガイドされながら、キャリッジモータ18の駆動力により無端状のタイミングベルト17を介して左右方向に移動可能となっている。
キャリッジ16の下面側には液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド19が設けられるとともに、キャリッジ16上には記録ヘッド19に対して液体としてのインクを供給するためのインクカートリッジ20が着脱可能に搭載されている。そして、インクカートリッジ20内のインクは、記録ヘッド19に備えられた圧電素子21(図2参照)の駆動により、インクカートリッジ20から記録ヘッド19へと供給され、該記録ヘッド19に備えられた複数のノズル22(図2参照)からプラテン13上に給送された記録用紙Pに噴射されて印刷が行われるようになっている。
なお、フレーム12内の右端部に位置する記録用紙Pと対応しないホームポジション領域(非印刷領域)には、非印刷時に記録ヘッド19のクリーニング等のメンテナンスを行うためのメンテナンス機構23が設けられている。
次に、メンテナンス機構23について詳述する。
図2に示すように、メンテナンス機構23は、有底四角箱状をなすキャップ24と、該キャップ24を昇降させるための昇降装置25とを備えている。そして、このメンテナンス機構23は、キャリッジ16をホームポジション領域に移動させた状態で、キャップ24を昇降装置25により上昇させることで、記録ヘッド19のノズル形成面19a(各ノズル22)をキャップ24により封止するようになっている。また、キャップ24の底壁からは突部26が下方に向かって突設されるとともに、該突部26内には、キャップ24内からインクを排出するための排出路26aが上下方向に貫通形成されている。
突部26には、可撓性材料よりなるチューブとしての排出チューブ27の基端側(上流側)が接続されるとともに、該排出チューブ27の他端側(下流側)は、直方体状をなす廃インクタンク28内に挿入されている。また、キャップ24と廃インクタンク28との間における排出チューブ27の中間部には、キャップ24側から廃インクタンク28側へ向かってキャップ24内を吸引するための吸引手段としてのチューブポンプ29が配設されている。
そして、記録ヘッド19のノズル形成面19a(各ノズル22)をキャップ24により封止した状態でチューブポンプ29を駆動することで、各ノズル22から増粘したインクが気泡等とともに吸引され、キャップ24及び排出チューブ27を介して廃インクタンク28内に排出される、いわゆるクリーニングが行われるようになっている。なお、廃インクタンク28内には、該廃インクタンク28内に排出されたインクを吸収保持する廃インク吸収材30が収容されている。
次に、チューブポンプ29について詳述する。
図3及び図4に示すように、チューブポンプ29は、フレーム12(図1参照)内に固定された有底円筒状のハウジング31を備えている。ハウジング31の底壁中央には、該ハウジング31の内外を貫通する貫通孔31aが形成されている。ハウジング31内には、回転体としてのポンプホイル32が、該ハウジング31の中心を貫通する軸線Aを中心に回動可能に収容されている。すなわち、ポンプホイル32は、軸線Aに沿って延びるとともに貫通孔31aに挿通されるホイル軸33を備えており、該ホイル軸33を中心にハウジング31内で回動可能になっている。
ハウジング31の周壁には、平面視で該ハウジング31の内周面31bの接線方向において対向する上流側開口凹部34及び下流側開口凹部35が形成されている。この場合、上流側開口凹部34及び下流側開口凹部35は、軸線A方向において位置がずれている。そして、ハウジング31内には、上流側開口凹部34及び下流側開口凹部35を介して、排出チューブ27の長手方向の中間部36が該ハウジング31の内周面31bに沿って円を描くように引き回された状態で収容されている。
この場合、ハウジング31内に収容された排出チューブ27の中間部36においては、該中間部36の上流側部位36aと下流側部位36bとが部分的に軸線A方向において重合されており、これら上流側部位36a及び下流側部位36bが部分的に重合された部分は、チューブ重合部分Bとされている。そして、本実施形態では、ハウジング31内における排出チューブ27の中間部36の引き回しを、チューブ重合部分Bが最小となる360度に設定されている。
このチューブ重合部分Bにおける排出チューブ27の上流側部位36a及び下流側部位36bには、ハウジング31内における排出チューブ27の中間部36の他の部分よりも該排出チューブ27の肉厚を薄くしてなる薄肉部37が設けられている。この場合、薄肉部37の肉厚は、ハウジング31内においてチューブ重合部分B(チューブ2本分)の撓み易さが排出チューブ27の中間部36における他の部分(チューブ1本分)の撓み易さに近づくように設定される。
図5に示すように、ハウジング31の内周面31bにおいて、チューブ重合部分Bにおける排出チューブ27の上流側部位36a及び下流側部位36bと対応する位置には、これら上流側部位36a及び下流側部位36bを収容可能な逃げ部を構成する上流側逃げ部としての上流凹部38及び下流側逃げ部としての下流凹部39がそれぞれ設けられている。この場合、上流凹部38及び下流凹部39は、平面視でハウジング31の内周面31bの周方向に沿って連続するように隣り合って配設されている。
図6に示すように、ポンプホイル32は、円板状をなす大プレート40と、該大プレート40よりも小径の小プレート41とを備えており、これら大プレート40及び小プレート41は、ホイル軸33にそれぞれ中心を貫かれた状態で、所定間隔をおいて該ホイル軸33にそれぞれ固着されている。大プレート40には、外側に膨らむ円弧状をなすローラ案内溝42が貫通形成されている。ローラ案内溝42は、一端が大プレート40の外周側に位置しており、他端が大プレート40の内周側に位置するように延びている。すなわち、ローラ案内溝42は、その一端から他端に向かうほど、徐々に大プレート40の外周部から遠ざかるように延びている。
小プレート41の周縁部には、大プレート40のローラ案内溝42と対応するようにローラ案内凹部43が切り欠き形成されている。そして、大プレート40のローラ案内溝42における該大プレート40の内周側の面及び小プレート41のローラ案内凹部43の内面は、カム面Cとされている。ローラ案内溝42内には、本体としてのローラ44が、軸45を介して摺動自在に挿通支持されている。すなわち、ローラ44は、両端部がカム面Cに摺接した軸45を介してカム面C上を摺動するようになっている。なお、本実施形態では、ローラ44と軸45とにより押圧部材46が構成されている。
図7に示すように、押圧部材46は、ローラ44と軸45とが別体構成とされている。すなわち、ローラ44には、その軸線方向に沿って軸挿通孔44aが貫通形成されており、その軸挿通孔44aに、ローラ44の軸線方向の長さよりも長い軸45が挿通されることにより、押圧部材46は構成されている。したがって、軸45は、その長手方向の両端部が、ローラ44の軸心から突出するように、該ローラ44の軸挿通孔44aに挿通されている。この場合、ローラ44と軸45とは相対回転可能になっている。
押圧部材46の軸45を構成する材料としては、ローラ44よりも摩擦抵抗が低い材料が用いられ、具体的には金属や低摩擦性を有する合成樹脂が用いられる。この低摩擦性を有する合成樹脂としては、ポリアセタール(POM)やポリスチレン(PS)などの摺動グレードのものが挙げられる。本実施形態では、押圧部材46の軸45を構成する材料に、摺動グレードのポリアセタールが用いられている。したがって、押圧部材46は、軸45の方がローラ44よりも摩擦抵抗が低くなっている。
また、軸45におけるローラ44を挟んだ両側の位置には、軸45がローラ44の軸挿通孔44aから抜けないようにするための抜け止め手段としての抜け止めピン47がそれぞれ取着されている。この抜け止めピン47は、ローラ44と軸45との相対回転を妨げないようになっている。
そして、ポンプモータ(図示略)を駆動し、ポンプホイル32をポンプ作用方向(図5の矢印方向)に回動させると、押圧部材46がローラ案内溝42の一端側(ポンプホイル32の外周側;ポンプ作用位置)に移動する。この移動により、押圧部材46が排出チューブ27の中間部36を該排出チューブ27の長手方向に沿って上流側から下流側へ順次押し潰しながら(押圧しながら)回転移動する。
この押圧部材46の回転移動により、チューブポンプ29よりも上流側の排出チューブ27の内部が減圧される。そして、各ノズル22(ノズル形成面19a)を封止したキャップ24の内部の空気やインクは、このポンプホイル32のポンプ作用方向の回動動作により、徐々に廃インクタンク28方向へ排出されることで、キャップ24内に負圧が発生する。
一方、ポンプホイル32をポンプ作用方向とは逆のポンプ非作用方向(図5の矢印方向と反対方向)に回動させると、押圧部材46がローラ案内溝42の他端側(ポンプホイル32の中心側;ポンプ非作用位置)に移動する。この移動により、押圧部材46が排出チューブ27の中間部36を軽く押圧した状態となり、排出チューブ27の内部の減圧状態が解消される。すなわち、ポンプホイル32をポンプ非作用方向に回動させた場合には、チューブポンプ29よりも上流側の排出チューブ27の内部が減圧されず、キャップ24内に負圧が発生しない程度に、押圧部材46が排出チューブ27の中間部36を押圧するようになっている。
また、図6に示すように、ポンプホイル32のカム面Cにおいて、押圧部材46がローラ案内溝42の一端側(ポンプホイル32の外周側;ポンプ作用位置)に移動した際に、該押圧部材46の軸45が摺接する軸摺接部位Nは、他の部位よりも摩擦抵抗の低い低摩擦材料により構成されている。本実施形態においては、この低摩擦材料に、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が用いられている。
次に、チューブポンプ29の作用について説明する。
さて、記録ヘッド19のクリーニングを行う場合には、まず、記録ヘッド19の各ノズル22(ノズル形成面19a)をキャップ24で封止する。この状態で、図示しないポンプモータを駆動して、ポンプホイル32をポンプ作用方向に回動させると、ローラ44が排出チューブ27の中間部36を、その上流側から下流側へ順次押し潰しながら軸45を中心に回転移動する。このとき、軸45は、その両端部がポンプホイル32のカム面Cにおける軸摺接部位Nにて摺動回転するとともに、その中間部がローラ44の軸挿通孔44aにて摺動回転する。
この場合、カム面Cにおける軸摺接部位Nがポリテトラフルオロエチレン(低摩擦材料)により構成されるとともに、軸45が摺動グレードのポリアセタール(低摩擦性を有する合成樹脂)により構成されているため、軸45とカム面Cとの摩擦抵抗、及び、軸45とローラ44との摩擦抵抗が低減される。
また、ローラ44がチューブ重合部分Bを押圧する際には、該チューブ重合部分Bにおける排出チューブ27の上流側部位36a及び下流側部位36bが、別々のタイミングでローラ44による押圧から逃れるように、上流凹部38及び下流凹部39にそれぞれ移動する。加えて、チューブ重合部分Bに設けられた薄肉部37の作用により、ハウジング31内においてチューブ重合部分Bの撓み易さが排出チューブ27の中間部36における他の部分(チューブ重合部分B以外の部分)の撓み易さに近づけられるため、チューブ重合部分Bをローラ44によって押圧する際のポンプトルクの変動が抑制される。
引き続き、ローラ44が排出チューブ27の中間部36を、その上流側から下流側へ順次押し潰しながら回転移動すると、チューブポンプ29よりも上流側の排出チューブ27の内部が減圧されて、キャップ24内に負圧が発生する。この負圧により、各ノズル22内やキャップ24内の空気やインクは、吸引されて排出チューブ27を介して廃インクタンク28内へ排出されることで、記録ヘッド19のクリーニングが完了する。
以上、詳述した実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)押圧部材46は、軸45がローラ44よりも摩擦抵抗が低くなるように、該軸45を構成する材料に摺動グレードのポリアセタールが用いられている。このため、軸45とカム面Cとの摩擦抵抗が低くなり、ポンプ作用時にポンプホイル32を回転させるために必要な力が小さくなる。したがって、ポンプトルクを低減することができるので、ポンプホイル32を駆動するためのポンプモータ(図示略)の小型化が可能となり、チューブポンプ29のポンプ効率を向上することができる。
(2)押圧部材46は、軸45とローラ44とが別体構成であるため、チューブポンプ29の仕様に応じて軸45及びローラ44の材質を容易に変更することができる。
(3)押圧部材46は、軸45とローラ44とが相対回転可能に構成されているため、軸45とローラ44との摩擦抵抗が、軸45とカム面Cとの摩擦抵抗よりも低くなるようにすることで、ポンプ作用時には、主にローラ44が回転するようにすることができる。このため、軸45とカム面Cとの摩擦を抑制することができるので、軸45及びカム面Cの摩耗を抑制することができる。
(4)押圧部材46の軸45には、軸45がローラ44の軸挿通孔44aから抜けないようにするための抜け止めピン47が取着されているため、軸45が軸挿通孔44aから抜けなくなり、軸45とローラ44との位置関係を維持することができる。
(5)ポンプホイル32のカム面Cにおいて、軸摺接部位Nは、他の部位よりも摩擦抵抗の低いポリテトラフルオロエチレンにより構成されているため、押圧部材46が排出チューブ27の中間部36を押圧する際における該軸45とカム面Cとの摺動抵抗を低減することができる。このため、カム面Cの摩耗を低減することができるとともにチューブポンプ29の駆動時の負荷を低減することができるので、ポンプトルクの低減及びポンプ効率の向上を図ることができる。
(6)排出チューブ27の中間部36において、チューブ重合部分Bは、押圧部材46によって2本分(上流側部位36a及び下流側部位36b)の排出チューブ27を押圧しなければならないため、他の部分よりも押し潰すために必要な荷重が大きくなる。この点、本実施形態によれば、チューブ重合部分Bに薄肉部37が設けられているため、該チューブ重合部分Bが排出チューブ27の中間部36における他の部分よりも撓み易くなる。このため、押圧部材46によってチューブ重合部分Bを押し潰すために必要な荷重を、薄肉部37を設けただけの簡単な構成で低減することができる。したがって、ポンプトルクの低減及びポンプ効率の向上を図ることができる。
(7)排出チューブ27は、チューブ重合部分Bの撓み易さがハウジング31内に収容された排出チューブ27の中間部36における他の部分の撓み易さに近づくように設定されている。すなわち、排出チューブ27は、押圧部材46によってチューブ重合部分Bを押し潰すために必要な荷重が、該押圧部材46によってハウジング31内におけるチューブ重合部分以外の排出チューブ27の中間部36を押し潰すために必要な荷重に近づくように設定されている。このため、ハウジング31内における排出チューブ27の中間部36を押し潰すために必要な荷重がチューブ重合部分Bを含むハウジング31内における排出チューブ27の中間部36の全周にわたって均一となる状態に近づけることができる。したがって、ポンプトルクの変動を抑制することができるので、チューブポンプ29を安定して駆動することができる。
(8)ハウジング31内における排出チューブ27の中間部36において、チューブ重合部分Bは、押圧部材46によって2本分(上流側部位36a及び下流側部位36b)の排出チューブ27を押圧しなければならないため、他の部分よりも押し潰すために必要な荷重が大きくなる。この点、本実施形態によれば、ハウジング31の内周面31bには、チューブ重合部分Bにおいて重合する上流側部位36a及び下流側部位36bと各別に対応するようにそれぞれ上流凹部38及び下流凹部39が形成されている。このため、押圧部材46によってチューブ重合部分Bを押圧する際には、該押圧部材46による押圧から逃れるように、上流側部位36a及び下流側部位36bがそれぞれ上流凹部38及び下流凹部39に順次移動する。したがって、押圧部材46によってチューブ重合部分Bを押し潰すために必要な荷重を効果的に低減することができるので、ポンプトルク及びポンプの負荷変動の低減を図ることができる。この結果、記録ヘッド19のクリーニング時に、チューブポンプ29によりキャップ24内を効率よく安定して吸引することができる。
(9)ハウジング31には、上流凹部38及び下流凹部39部が、該ハウジング31の内周面31bに沿って連続するように形成されているため、ハウジング31内における排出チューブ27の中間部36の引き回しを、チューブ重合部分Bが最小となる360度に設定することができる。このため、ポンプ作用時において、リーク量をほぼ0に抑えつつ、押圧部材46によって排出チューブ27の中間部36を押し潰す際の荷重を、ハウジング31内の全周で、ほぼ1本分の排出チューブ27を押し潰すために必要な荷重にすることができる。したがって、ポンプトルク及びポンプの負荷変動の低減を図ることができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・チューブ重合部分Bにおいて重合する上流側部位36a及び下流側部位36bを、ハウジング31内に収容された排出チューブ27の中間部36における他の部位よりも硬度の低い材料で構成することによって、チューブ重合部分Bに低硬度部を設けるようにしてもよい。このようにすれば、チューブ重合部分Bが排出チューブ27の中間部36における他の部分よりも撓み易くなるため、押圧部材46によってチューブ重合部分Bを押し潰すために必要な荷重を確実に低減することができる。
・ポンプホイル32のカム面Cにおける摩擦抵抗をチューブポンプ29の仕様に応じて部分的に変化させるようにしてもよい。このようにすれば、押圧部材46が、排出チューブ27を好適に押圧したり、ポンプ作用位置とポンプ非作用位置との間で円滑に移動したりするようにできる。この結果、ポンプトルクの低減及びポンプ効率の向上を図ることができる。したがって、記録ヘッド19のクリーニング時に、チューブポンプ29によりキャップ24内を効率よく安定して吸引することができる。
・ポンプホイル32は、カム面Cにおける軸摺接部位Nを、別体構成のポリテトラフルオロエチレン、または摺動グレードのポリアセタールやポリスチレンなどよりなる低摩擦部材で構成してもよい。この場合、低摩擦部材は、成型品としてポンプホイル32に対して嵌め込み等によって取着される。このようにすれば、押圧部材46が排出チューブ27の中間部36を押圧する際における軸45とカム面Cにおける軸摺接部位Nとの摺動抵抗を簡単な構成で確実に低減することができる。
・ポンプホイル32は、カム面Cにおける軸摺接部位Nに、摩擦抵抗を低減するポリテトラフルオロエチレンやグリス等の低摩擦塗料を塗布してもよい。このようにすれば、押圧部材46が排出チューブ27の中間部36を押圧する際における軸45とカム面Cにおける軸摺接部位Nとの摺動抵抗を容易に且つ確実に低減することができる。
・ポンプホイル32は、カム面Cにおける軸摺接部位Nに、研磨等の表面加工を施すことで、該軸摺接部位Nの摩擦抵抗を低減するようにしてもよい。
・抜け止めピン47の代わりに、抜け止め手段としてOリング等を用いてもよい。
・押圧部材46は、ローラ44の軸挿通孔44aに軸45を嵌入して、ローラ44と軸45とが一体回転するようにしてもよい。
・押圧部材46の軸45は、ポリテトラフルオロエチレン等の低摩擦材料によって構成してもよい。
・押圧部材46の軸45は、カム面Cに摺接する部位(両端部)のみを、ポリテトラフルオロエチレン、金属、または摺動グレードのポリアセタールやポリスチレンなどの低摩擦材料によって構成してもよい。
・押圧部材46は、ローラ44と軸45とを一体形成してもよい。
・ハウジング31において、上流凹部38及び下流凹部39は、必ずしも該ハウジング31の内周面31bに沿って連続して隣り合うように配設する必要はない。
・ハウジング31において、上流凹部38及び下流凹部39のうちいずれか一方を省略してもよい。
・押圧部材46として、ローラ44及び軸45の代りに排出チューブ27の中間部36上を押圧しながら摺動する摺動部材を用いてもよい。
・上記実施形態では、チューブポンプ29が搭載される液体噴射装置をインクジェット式プリンタ11として具体化したが、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタの製造や、有機ELディスプレイ等の画素形成に利用される液体噴射装置であってもよい。あるいは、チューブポンプ29は、液体噴射装置以外の装置に搭載してもよい。
実施形態のインクジェット式プリンタの斜視図。 図1の要部簡略断面図。 実施形態のチューブポンプの斜視図。 実施形態のチューブポンプの分解斜視図。 実施形態のチューブポンプの平断面図。 実施形態において、ポンプホイルに押圧部材を組み付ける際の分解斜視図。 実施形態の押圧部材の側面図。
符号の説明
11…液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ、19…液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド、19a…ノズル形成面、22…ノズル、24…キャップ、27…チューブとしての排出チューブ、29…吸引手段としてのチューブポンプ、31…ハウジング、31b…ハウジングの内周面、32…回転体としてのポンプホイル、36…排出チューブの中間部、36a…上流側部位、36b…下流側部位、37…薄肉部、38…逃げ部を構成する上流側逃げ部としての上流凹部、39…逃げ部を構成する下流側逃げ部としての下流凹部、44…本体としてのローラ、44a…軸挿通孔、45…軸、46…押圧部材、47…抜け止め手段としての抜け止めピン、A…ハウジングの中心を貫通する軸線、B…チューブ重合部分、C…カム面。

Claims (7)

  1. 円筒面状をなす内周面に沿って可撓性材料よりなるチューブの長手方向の中間部が上流側部位と下流側部位とを部分的に重合させて円を描くように収容されると共に、該チューブの前記中間部を押圧可能な押圧部材が前記内周面に沿って移動可能に収容されるハウジングを備えたチューブポンプにおいて、
    前記ハウジングの内周面における前記チューブの上流側部位と下流側部位とが部分的に重合するチューブ重合部分と対応する位置に、前記押圧部材によって前記チューブ重合部分が押圧された際に前記上流側部位及び下流側部位のうちの一方が前記押圧部材による押圧から逃れるように移動することを許容する逃げ部を形成したことを特徴とするチューブポンプ。
  2. 前記逃げ部は、前記チューブ重合部分において重合する上流側部位及び下流側部位と各別に対応するようにそれぞれ上流側逃げ部及び下流側逃げ部として形成されていることを特徴とする請求項1に記載のチューブポンプ。
  3. 前記上流側逃げ部及び下流側逃げ部は、前記内周面に沿って連続するように形成されていることを特徴とする請求項2に記載のチューブポンプ。
  4. 前記チューブは、前記中間部における上流側部位と下流側部位とのチューブ重合部分に、前記中間部における他の部分よりも撓みやすい易可撓性が付与されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のチューブポンプ。
  5. 前記ハウジングの中心を貫通する軸線を中心に回転する回転体をさらに備え、該回転体には前記押圧部材が負圧を発生させるように前記チューブを押圧するポンプ作用位置と負圧を発生させない程度に前記チューブを押圧するポンプ非作用位置との間で移動する際に摺接するカム面が設けられており、該カム面は摩擦抵抗が部分的に変化していることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のチューブポンプ。
  6. 前記押圧部材は、前記回転体のカム面に摺接する軸を備え、該軸における少なくとも前記カム面に摺接される部位の摩擦抵抗を該軸における他の部位の摩擦抵抗よりも低くなるようにしたことを特徴とする請求項5に記載のチューブポンプ。
  7. ノズル形成面に形成されたノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記ノズル形成面を封止可能なキャップと、該キャップ内を吸引可能な吸引手段とを備えた液体噴射装置において、
    前記吸引手段を請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載のチューブポンプにより構成したことを特徴とする液体噴射装置。
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