JP4031325B2 - 携帯端末および携帯電話 - Google Patents

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  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体からの撮影光をとらえて画像データを得る撮影機能を有する携帯端末および携帯電話に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のコンピュータ技術の進歩に伴い携帯端末が普及し、その携帯端末の中でも、基地局との間で無線通信を行う、携帯電話やPHS(Personal Handyphon System)(以下、PHSも含めて携帯電話と称する)が爆発的に普及している。ここで、現在の携帯電話の人気機種として、カメラを内蔵した機種があげられる。
【0003】
ところで、特開平10−268386号公報には、自分撮り用のミラーを備えたカメラが記載されているが、カメラを内蔵した携帯電話においても、自分撮り用のミラーを備えたものが知られている。
【0004】
図1は、カメラを内蔵した、従来の携帯電話の外観を示す図である。
【0005】
図1に示す携帯電話9は、2つに折り畳むことができる折り畳み式のものである。また、図1に示す携帯電話9には、カメラが内蔵されている。このカメラの撮影レンズは、透明なカメラパネルに覆われており、この撮影レンズは、図1では図示省略されている。図1には、2つに折り畳んだ状態の携帯電話9が示されている。この携帯電話9の、この状態における表面には、通信のためのアンテナ91、着信音を発する孔92、不図示のメインディスプレイとは別に設けられたサブディスプレイ93が設けられている他、上述のカメラパネル94も設けられている。また、このカメラ付きの携帯電話9には、カメラパネル94の近傍に自分撮り用のミラー95が設けられている。このような携帯電話9を用いて、自分自身で自分の顔を撮影するには、撮影レンズが自分の方を向くようにこの携帯電話9を持って、ミラー95に映る鏡像を目安に構図を確認し、不図示のシャッタボタンを押下する。すると、この携帯電話9に、シャッタボタン押下時の自分の顔を表す画像が、画像データとして取り込まれる。
【0006】
しかしながら、撮影レンズを覆うカメラパネル94に埃や指紋等の汚れが付くと、自分の顔を撮影する場合に限らず何を撮影する場合であっても、きれいに撮影することができなくなる。図1に示す携帯電話9のカメラパネル94は常に露出しており、カメラパネル94には汚れが付きやすい。そのため、使用者は、図1に示す携帯電話9を操作する際に、カメラパネル94に汚れが付かないように注意して操作しなければならず、操作性が低下する。また、携帯時や保管時にカメラパネル94に汚れが付いてしまう恐れがある。このため、撮影操作を開始する前にカメラパネル94の汚れを拭き取る作業を行わなければならないことがあり、この作業によっても操作性が低下する。
【0007】
また、このようなカメラ付きの携帯電話が普及してくると、誰でも周囲を手軽に撮影することができるようになる。一方、周囲の人は、携帯電話を操作している人が、撮影操作を行っているのかそれ以外の操作を行っているのか判別しにくく、たまたま、人の方を向いて携帯電話を操作していると、盗撮されたのではないかという疑惑をもたれる恐れがある。
【0008】
ここで、特開2001−309003号公報には、撮影レンズを開閉自在に覆うカバー部材を備えたカメラ付きの携帯電話が開示されている。なお、この公報に記載された携帯電話には、撮影レンズを覆うカメラパネルが設けられておらず、撮影レンズが、この携帯電話の撮影光学系をなす部品のうち、最も被写体側に配置されたものである。ここでは、撮影光学系をなす部品のうちの最も被写体側に配置されたものを光学部材と称することにする。この公報に記載された携帯電話は、カメラ不使用時には、カバー部材によって光学部材を覆うことができる。そのため、光学部材に汚れが付く可能性は低減される。また、光学部材をカバー部材で覆っておくことにより、盗撮されたのではないかと疑惑をもたれることがなくなる。
【0009】
ところが、この公報記載の携帯電話には、図1に示すようなミラー95が配備されていない。一方、実用新案登録第3064740号の実用新案掲載公報には、カメラ付きではないが、ミラーと、そのミラーを開閉自在に覆うカバーとを備えた携帯電話が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、特開2001−309003号公報に記載されたカバー部材の技術を、図1に示す携帯電話9に採用することが考えられる。ところで、自分撮り用のミラーは、自己撮影時の目線のズレを極力無くすため、できる限り光学部材の近傍に配置させることが好ましい。図1に示す携帯電話9では、ミラー95は光学部材の近傍に配置されている。そのため、特開2001−309003号公報に記載されたカバー部材の技術を図1に示す携帯電話9に採用しようとすると、カバー部材を開けたときにそのカバー部材がミラーを覆ってしまうことがないよう、カバー部材の開閉機構を特殊な機構にする必要が生じ、カバー部材の開閉操作の操作性が低下することが懸念される。
【0011】
また、カバー部材を設けると、光学部材がカバー部材で覆われているときには、光学部材に汚れが付くことを防止することができるため、操作性に一定の向上は認められる。しかしながら、ミラーの有無に関わらず、カバー部材をカメラ付き携帯電話に設けたとしても、撮影時には、光学部材は露出しており、光学部材に汚れが付着する可能性が残る。そのため、やはり、撮影操作を開始する前に、光学部材の汚れを拭き取る、操作性の低下につながる作業が強いられることになる。
【0012】
本発明は、上記事情に鑑み、操作性が向上した、撮影機能を有する携帯端末、および操作性が向上した、撮影機能を有する携帯電話を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のうちの携帯端末には、大きく分けて3つの態様があり、いずれの態様の携帯端末も、被写体からの撮影光をとらえて画像データを得る撮影機能を有するものであって、
被写体からの撮影光を取り込む光学部材と、
摺動自在に取り付けられ、摺動操作を受けて上記光学部材を開閉自在に覆うカバー部材とを備えたものである。
【0014】
ここにいう光学部材とは、撮影光学系をなす部品のうちの最も被写体側に配置されたものであり、具体的には、撮影レンズ、または撮影レンズの前方に配置された透明なレンズカバー等があげられるが、これらに限ったものではない。
【0015】
本発明のいずれの態様の携帯端末によっても、撮影操作を行わない場合には、上記カバー部材を閉じておくことで上記光学部材に汚れがつくことを防止することができる。
【0016】
以下、3つの態様の携帯端末について、さらに具体的な態様も含めて説明する。
【0017】
まず、1つ目の態様である第1の携帯端末は、上記カバー部材が、そのカバー部材表面にミラーを有するものであることを特徴とする。
【0018】
本発明の第1の携帯端末によれば、ミラーを備えながらも、そのミラーは、上記カバー部材表面に配備されたものであるため、そのカバー部材がそのミラーに干渉することはなく、そのカバー部材の開閉操作は、誰でも簡単に操作することができる摺動操作によって行われる。したがって、上記カバー部材の開閉における操作性は良好である。
【0019】
ここで、第1の携帯端末において、上記ミラーが、所定の第1の領域を映し出す第1のミラー部と、上記第1の領域を取り囲む所定の第2の領域を映し出す第2のミラー部とを有するものであってもよく、さらには、
上記第2のミラー部が、上記第1のミラー部の周囲に同心円状に配置されたものである態様が好ましい。
【0020】
上記第2のミラー部は、上記第2の領域とともに上記第1の領域も映し出すものであってもよく、このような第2のミラー部は、例えば、第1のミラー部と横並びに配置される。一方、第1のミラー部と第2のミラー部が同心円状に配置された態様では、2つのミラー部で、上記第1の領域を映し出すミラー部として第1のミラー部を兼用することができるので、コンパクト化に寄与することができる。
【0021】
さらに、第1の携帯端末において、この携帯端末は、異なる複数の撮影画角の中から自在に選択された撮影画角の被写体像を表す画像データを得るものであって、
上記第1のミラー部が、上記複数の撮影画角のうちの最小画角の被写体を映し出すものであって、
上記第2のミラー部が、上記複数の撮影画角のうちの最大画角の被写体を映し出すものであることや、あるいは、
第1の携帯端末において、この携帯端末は、被写体からの撮影光を、複数の受光素子が二次元的に配列された撮像面を有する撮像素子のその撮像面上に結像させ、その撮像面の、受光素子数が異なる複数の広さの領域の中から自在に選択された領域内の受光素子数に対応した画素数の画像データを得るものであって、
上記第1のミラー部が、第1の画素数の画像データで被写体像を表現するときの被写体を映し出すものであって、
上記第2のミラー部が、第1の画素数とは異なる第2の画素数の画像データで被写体像を表現するときの被写体を映し出すものであることが好ましい。
【0022】
例えば、デイジタル式や光学式のズーム機能を有する携帯端末では、ズーム倍率を変えることで撮影画角も変わってくる。すなわち、ズーム倍率を変えることで撮影範囲も変わってくる。また、画素数の指定が異なる複数の規格に基づいて画像データを得る携帯端末では、基づく規格を変えることで撮影範囲も変わってくる。すなわち、画素数が変わることで撮影範囲も変わってくる。撮影画角に応じたミラー部を備えた前者の携帯端末では、ズーム倍率が変わっても、上記ミラーに適正な撮影範囲を映し出すことができる。また、画素数に応じたミラー部を備えた後者の携帯端末では、画素数が変わっても、上記ミラーに適正な撮影範囲を映し出すことができる。したがって、いずれの携帯端末でも、自分撮りの際の撮り直しの回数を低減させることができる。
【0023】
2つ目の態様である第2の携帯端末は、上記カバー部材が、除電部材を有するものであることを特徴とする。この除電部材は、上記カバー部材が閉じた状態にあるときに、上記光学部材に対向するものである。
【0024】
また、3つ目の態様である第3の携帯端末は、上記カバー部材が、拭取部材を有するものであることを特徴とする。この拭取部材は、上記カバー部材が摺動する際に上記光学部材の汚れを拭き取るものである。
【0025】
第2の携帯端末によれば、上記カバー部材を閉じるたびに、上記光学部材が除電され、上記光学部材が帯電することで埃等が付着することを防止することができる。また、第3の携帯端末によれば、上記カバー部材の開閉操作を行うたびに、上記光学部材に付着した埃等が、上記拭取部材によって拭き取られる。このため、いずれの態様においても、撮影操作を開始する前に、カメラパネルの汚れを拭き取る作業を行うことが不要となり、操作性が向上する。
【0026】
上記目的を達成する本発明のうちの携帯電話の特徴部分の構成は、上記ミラーが自分撮り用のミラーである点を除いて、上述した第1の携帯端末の特徴部分の構成と同じである。このため、本発明の第1の携帯電話は、本発明の第1の携帯端末と同様な作用効果を有する。
【0027】
ここで、第1の携帯電話においても、自分撮り用のミラーが、第1の所定領域を映し出す第1のミラー部と、上記第1の領域を取り囲む第2の所定領域を映し出す第2のミラー部とを有するものであってもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のうちの携帯端末の実施形態として携帯電話を例にあげて説明する。ここで例にあげる携帯電話は、本発明のうちの携帯電話の実施形態にも相当する。
【0029】
図2は、本実施形態の携帯電話の外観を示す図である。
【0030】
この図2に示す携帯電話1は、2つに折り畳むことができる折り畳み式の携帯電話である。この携帯電話1の、2つ折りの一方の部分には、電話番号やその他各種の情報を表示するメインディスプレイ51が配備されているとともに、内部の受話用スピーカから発音される音声を外部に向けて発する孔52が形成されている。また、図2に示す携帯電話にはカメラが内蔵されており、この携帯電話1は、被写体からの撮影光をとらえて画像データを得る撮影機能を有する。メインディスプレイ51は、電話番号の他、この携帯電話1に内蔵されたカメラによって撮影した写真を表示することができる。以下、このメインディスプレイ51が配備された2つ折りの一方の部分をディスプレイ側1aと称することにする。このディスプレイ側1aの側面には、この携帯電話1に内蔵されたカメラのシャッタボタン53が配備されている。
【0031】
また、その2つ折りのもう一方の部分には、電話番号やその他の情報を入力する操作ボタン54が配列されているとともに、しゃべった音声を内部の送話用マイクロホンに伝えるための孔55が形成されている。以下、この操作ボタン54が配備された2つ折りのもう一方の部分を操作ボタン側1bと称することにする。
【0032】
図3は、折り畳んだ状態の図2に示す携帯電話を、ディスプレィ側の真上から見たときの外観を示す図である。
【0033】
ディスプレィ側1aの内部には、図3では不図示の固体撮像素子が配備されている。この固体撮像素子は、ディスプレィ側1aの外観面を形成するケースによって覆われている。図3には、リアケース10が示されている。このリアケース10は、ディスプレイ側1aの外観面を形成する一部である。固体撮像素子は、リアケース10の内側に配備されており、その固体撮像素子の前側には、撮影レンズが配備されている。固体撮像素子は、複数の受光素子が二次元的に配列された撮像面を有するものである。撮影レンズは透明なカメラパネルに覆われており、この撮影レンズは図3では図示省略されている。また、図3に示す携帯電話1は、カメラパネルを開閉自在に覆う、レンズカバー16を備えている。図3には、このレンズカバー16を閉じた状態の携帯電話1が示されており、この図3では、カメラパネルはこのレンズカバー16によって覆われている。
【0034】
ここで、図3とともに図4も用いて、図3に示す携帯電話1のリアケース10について説明する。
【0035】
図4は、図3に示す携帯電話のレンズカバーを開けた状態を示す外観図である。
【0036】
この携帯電話1のリアケース10には、伸縮自在な通信用アンテナ11が縮んだ状態で格納されており、リアケース10には、内部の着信音用スピーカから発音される着信声を外部に向けて発する孔12や、図2に示すメインディスプレイ51とは別に設けられたサブディスプレイ13が設けられている他、上述のカメラパネル14(図4参照)やレンズカバー16も設けられている。撮影レンズは、図4でも図示省略したが、カメラパネル14の奥に配置されている。カメラパネル14は、撮影レンズを保護するものである。図3に示す携帯電話1では、被写体からの撮影光は、このカメラパネル14から取り込まれる。撮影レンズは、カメラパネル14から取り込まれた撮影光を不図示の固体撮像素子の撮像面に結像させる。したがって、図3に示す携帯電話1においては、図4に示すカメラパネル14が本発明にいう光学部材に相当するが、このようなカメラパネルが省略され撮影レンズがリアケース10の表面にあらわれた携帯電話においては、その撮影レンズが本発明にいう光学部材に相当する。レンズカバー16は、リアケース表面100に、摺動自在に取り付けられており、摺動操作に応じてカメラパネル14を開閉自在に覆うものである(図4に示す矢印参照)。レンズカバー16を開閉するには摺動操作を行うだけでよく、レンズカバー16の開閉操作は誰でも簡単に行うことができる。このレンズカバー16を図2に示すように閉じると、カメラパネル14およびその奥に配置された撮影レンズは、このレンズカバー16によって完全に覆われ、被写体からの撮影光は遮られる。そのため、撮影操作を行わない場合には、レンズカバー16を閉じておくことでカメラパネル14に汚れがつくことを防止することができる。また、このレンズカバー16の表面には、自分撮り用のミラー15が設けられている。このミラー15は、撮影画角内の所定領域を映し出す円形部分151を有する。このような携帯電話1を用いて、自分自身で自分の顔を撮影するには、まず、レンズカバー16を図4に示す開状態にする。続いて、撮影レンズが自分の方を向くようにこの携帯電話1を持って、ミラー15の円形部分151に映る鏡像を目安に構図を確認し、ディスプレイ側1aの側面に設けられたシャッタボタン53を押下する。すると、この携帯電話1に、シャッタボタン押下時の自分の顔を表す画像が、画像データとして取り込まれる。この図2に示す携帯電話1は、このように自分撮り用のミラー15をレンズカバー16の表面に設けたたため、図1に示す、自分撮り用のミラー95をリアケース表面100に直接取り付けた従来の携帯電話9に比べ、自分撮りを行う際に、撮影レンズのより近くにミラーを配置することができ、目線のずれを抑えることができる。また、リアケース表面100のデザインをすっきりとしたものにすることができる。ここで、操作者が、円形部分151に指を押し当ててレンズカバー16の開閉操作を行うと、円形部分151が指紋で汚れてしまい、円形部分151に撮影画角内の所定領域がきれいに映らなくなってしまう。そのため、この携帯電話1のレンズカバー16の表面の、ミラー15の下には、レンズカバー16の開閉操作時に指を当てる位置の目印として、突条部161が設けられている。また、レンズカバー16の開閉操作時に操作者の指が円形部分151に誤って触れてしまわないよう、円形部分151の周囲には、円形部分151より1段高くなった環状突部152が設けられている。この環状突部152は、この携帯電話1の携帯時や保管時に円形部分151に汚れが付くことも防止する。さらに、この携帯電話1のリアケース10には、リアパネル17が取り付けられている。
【0037】
続いて、図5を用いて、図2に示す携帯電話1のリアケース10に取り付けられる構成部材についてさらに詳述する。
【0038】
図5は、図2に示す携帯電話のリアケースに取り付けられる構成部材を各々示した図である。
【0039】
図5に実線で示す直線の矢印は、各構成部材がリアケース10に取り付けられることを表している。リアパネル17には、サブディスプレイ用の窓171と、レンズカバー用の切抜孔172が設けられている。サブディスプレイ用の窓171は、このリアパネル17がリアケース10に取り付けられた状態で、サブディスプレイ13の前側に位置するものである。レンズカバー用の切抜孔172の幅はレンズカバー16の幅に合わせられており、この切抜孔172の長さはレンズカバー16の摺動領域の長さに合わせられている。レンズカバー16は、この切抜孔172の中で摺動操作され、図3に示すレンズカバー16の閉状態では、レンズカバー16の上縁16aが切抜孔172の上縁172aに当接し、図4に示すレンズカバー16の開状態では、レンズカバー16の下縁16bが切抜孔172の下縁172bに当接する。
【0040】
ここで、図6も参照しながら、さらに説明を続ける。
【0041】
図6は、図4におけるA−A断面のうちの、ディスプレイ側の断面を示す図である。
【0042】
この図6には、今まで図示省略していた固体撮像素子18と撮影レンズ19とが示されている。また、図6に示す2点鎖線は、この撮影レンズ19の撮影画角を示す。
【0043】
図5に示すリアケース10には、着信音を発する孔12とは別に、図6に示す撮影レンズ19が奥に配備された孔102が設けられており、この孔102の上半周に沿って半円状のリブ103も設けられている。また、リアケース10には、その孔102の下方に、互いに所定間隔を保って下方に向かって延在する1対のリブ104も設けられている。
【0044】
カメラパネル14は、透過率の高いアクリル樹脂からなるものであって、この孔102よりもやや大きい。このようなカメラパネル14は、この孔102を覆うようにリアケース表面100に貼り付けられる。
【0045】
レンズカバー16の裏面には、図5に示す除電部材162が貼り付けられる。図5に示す点線の矢印は、除電部材162がリアケース10に貼り付けられることを表している。カメラパネル14の材質であるアクリル樹脂は、表面固有抵抗値が1016Ω程度と高く、このため帯電しやすい。その結果、カメラパネル14の表面には埃や塵等が付着しやすい。除電部材162は、レンズカバー16を閉めた状態でカメラパネル14に対向するものであり、カメラパネル14には非接触である。図6には、除電部材162が、1対のリブ104に挟まれた部分105に非接触である様子が示されている。この部分105の高さは、カメラパネル14の表面の高さと同じ高さに揃えられている。そのため、レンズカバー16を、図3に示すような閉状態にしても、除電部材162はカメラパネル14に非接触である。除電部材162は、能導電性樹脂繊維の不織布からなるものであるが、これに限らず、例えば、カーボン繊維や、硫化銅をアクリル繊維やナイロン繊維に化学結合させた有機導電性繊維等からなるものであってもよい。この除電部材162は、カメラパネル14に対向することでカメラパネル14を除電し、カメラパネル14の表面固有抵抗値を1011Ω程度にまで低下させてカメラパネル14に埃や塵が付着することを防止する。また、この図5に示す除電部材162は、埃や塵を吸着する機能も有するものであり、カメラパネル14に何かの拍子で埃や塵が付着しても、付着した埃や塵を吸着し、カメラパネル14から埃や塵を取り除く。したがって、レンズカバー16を開けた時には、カメラパネル14は常に清掃された状態にある。このため、撮影操作を開始する前に、カメラパネル14の汚れを拭き取る作業を行うことが不要となり、操作性が向上する。
【0046】
ところで、この除電部材162を設ける代わりに、カメラパネル14の表面に帯電防止コートを塗布することが考えられるが、帯電防止コートは硬度が低く傷がつきやすい。このため、帯電防止コートを塗布するよりも除電部材162を設ける方が好ましい。
【0047】
また、除電部材162は、必ずしもカメラパネル14に非接触である必要はなく、接触してもよい。カメラパネル14に接触する場合には、根元がステンレスで先端がアクリル樹脂のブラシ等を除電部材として用いればよく、レンズカバー16の摺動操作を受けて、除電部材が、カメラパネル14上で十分な摺動領域を確保できるようにすることが好ましい。
【0048】
以上説明した図5に示す除電部材162は、自分撮り用のミラー15が表面に設けられたレンズカバー16の裏面に配備されているが、除電部材は、表面に自分撮り用のミラーが設けられていないレンズカバーを有する携帯端末にも適用することができる。
【0049】
また、リアケース10には、1対の突起101と、摺接部106も設けられている。1対の突起101それぞれは、図5に示すように、1対のリブ104それぞれの外側に立設されている。摺接部106は、図6に示すように、1対のリブ104に挟まれた部分105よりも一段高くなっており、レンズカバー16の裏面の、除電部材162が設けられた位置よりも下の部分16aが接触している。レンズカバー16が摺動操作されると、この下の部分16aが摺接部106上を摺動する。
【0050】
次に、図5を引き続き用いて、レンズカバー16の取り付け構造について説明する。
【0051】
レンズカバー16の両側それぞれには、係合片163が設けられている。この係合片163は、断面がV字状の溝1631を有する。一方、リアケース10の半円状のリブ103の両端それぞれには第1収納部107が設けられており、摺接部106の両側それぞれには第2収納部108が設けられている。
【0052】
リアケース表面100の左右それぞれには、図5に示すトーションスプリング20が取り付けられる。このトーションスプリング20は、中央が巻回されて環状になっており、一端側に第1突出部201を有するとともに他端側に第2突出部202を有する。このようなトーションスプリング20は、リアケース10に設けられた突起101に中央の環状部分が差し込まれ、一端が第1収納部107に遊動自在に収納されるとともに他端が第2収納部108に遊動自在に収納されることで、リアケース表面100に取り付けられる。
【0053】
ここで、図5とともに図7および図8も用いて、説明を続ける。
【0054】
図7は、図3に示す携帯電話からリアパネルを取り去った状態を示す図であり、図8は、図4に示す携帯電話からリアパネルを取り去った状態を示す図である。
【0055】
図7は、レンズカバー16が閉められた状態を示す図であるが、この図7には、レンズカバーの溝1631がトーションスプリング20の第1突出部201に係合している様子が示されている。レンズカバーの溝1631が第1突出部201に係合すると、レンズカバー16は閉状態に固定される。一方、図8は、レンズカバー16を開けた状態を示す図であるが、この図8には、レンズカバーの溝1631がトーションスプリング20の第2突出部202に係合している様子が示されている。レンズカバーの溝1631が第2突出部202に係合すると、レンズカバー16は開状態に固定される。操作者が、図7に示す閉状態のレンズカバー16を開けるようとしてレンズカバー16を摺動し始めると、まず、レンズカバーの溝1631を形成する上側の斜辺1631a(図5参照)によってトーションスプリング20の第1突出部201が外側に押され、トーションスプリング20の、第1収納部107に遊動自在に収納された一端が外側に向かって移動し、上側の斜辺1631aは第1突出部201を乗り越える。レンズカバー16が図8に示す開状態の位置に近づくと、今度は、レンズカバー16の係合片163の下縁163a(図5参照)によってトーションスプリング20の第2突出部202が外側に押され、トーションスプリング20の、第2収納部108に遊動自在に収納された他端が外側に向かって移動し、係合片163の下縁163aは第2突出部202を乗り越え、レンズカバーの溝1631が第2突出部202に係合する。レンズカバーの溝1631が第1突出部201や第2突出部202に係合すると、操作者にはカチッという感触が伝わり、操作者はレンズカバー16が固定されたことを感じとることができる。
【0056】
次に、図2に示す携帯電話1の変形例について説明する。この変形例の説明では、図2に示す携帯電話1と異なる点について説明する。なお、図2に示す携帯電話1の構成要素と同じ構成要素には、同一の符号を付して説明する。
【0057】
この変形例における携帯電話は、ズーム撮影機能を有する。この携帯電話において、ズーム撮影機能をオンにしたときのズーム倍率は2倍である。
【0058】
図9は、この変形例における携帯電話に備えられた撮影レンズの撮影画角と撮影範囲の関係を示す図である。
【0059】
図9には、3つの四角190〜192が示されており、これらいずれの四角190〜192も、この変形例における携帯電話に備えられたカメラで、所定距離離れた被写体を撮影する際の撮影範囲を表すものである。これらのうちの外側の2点鎖線の四角190は、撮影レンズ19の撮影画角によって規定される撮影範囲を表すものであり、メインディスプレイ51上では、横296ドット×縦370ドットの領域になる。実線の四角191は、ズーム撮影機能をオフにして撮影した場合の撮影範囲を表すものであり、メインディスプレイ51上では、横288ドット×縦288ドットの領域になる。内側の点線の四角192は、反対に、ズーム撮影機能をオンにして撮影した場合の撮影範囲を表すものであり、メインディスプレイ51上では、横144ドット×縦144ドットの領域になる。なお、ズーム撮影機能をオンにして撮影しても、実際には、実線の四角191で示される領域の画像が一旦取り込まれ、点線の四角192で示される領域の画像が切り出されるが、ここでは、便宜上、点線の四角192で示される領域を、ズーム撮影機能をオンにして撮影した場合の撮影範囲と称することにする。ズーム撮影機能をオンにして撮影した写真をメインディスプレイ51上に表示すると、点線の四角192で示される領域の画像が、実線の四角191の領域まで拡大されて表示される。すなわち、点線の四角192で示される領域の画像が2倍に拡大されて表示される。このように、ズーム撮影機能をオン/オフすることにより撮影範囲が切り換わる。すなわち、ズーム撮影機能をオン/オフすることにより撮影画角が切り換わる。
【0060】
ここで、図9とともに図10も用いて、この変形例における携帯電話に備えられた自分撮り用のミラーついて説明する。
【0061】
図10は、この変形例における携帯電話に備えられた自分撮り用のミラーを示す図である。
【0062】
この変形例における携帯電話に備えられたレンズカバー16の表面には、図10に示す自分撮り用のミラー25が配備されている。このミラー25は、円形であって、内側部分251と外側部分252とで表面の曲率が異なるものである。
【0063】
図10には、(a)と(b)の2つの図が示されており、これらのうちの(a)は、この変形例における携帯電話に備えられた自分撮り用のミラー25の正面図である。この(a)では、内側部分251を格子状に表し、外側部分252をハニカム状に表すことで、内側部分251の表面の曲率と外側部分252の表面の曲率とが異なることを表している。図10の(b)は、(a)に示すミラー25が映し出す領域を示した図である。この(b)には、ミラー25の側面図が左側に示されている。図10に示すミラー25の、内側部分表面の曲率半径は、外側部分表面の曲率半径よりも小さい。すなわち、図10に示すミラー25は、内側部分251の表面の曲率の方が外側部分252の表面の曲率よりも大きいものである。このため、所定距離L離れた被写体を映し出すにあたり、外側部分252は、(b)に示すように、内側部分251が映し出す領域Aを取り囲む領域Bを映し出す。このことを、図9を用いて、撮影範囲との関係で説明すると、図10に示すミラー25の内側部分251は、所定距離離れた自分の顔を撮影する際に、図9に示された点線の円2510で示される領域を映し出す。この点線の円2510は、点線の四角192の内接円であることから、図10の(b)に示す、内側部分251が映し出す領域Aは、所定距離L離れた被写体をズーム撮影機能をオンにして撮影する場合の撮影範囲に対応していることがわかる。また、図10に示すミラー25の、内側部分251と外側部分252を併せた領域、すなわち図10に示すミラー25全体は、所定距離離れた自分の顔を撮影する際に、図9に示された実線の円2500で示される領域を映し出す。この実線の円2500は、実線の四角191の内接円であることから、図10の(b)に示す、ミラー25全体が映し出す領域Cは、所定距離L離れた被写体をズーム撮影機能をオフにして撮影する場合の撮影範囲に対応していることがわかる。
【0064】
図10の(b)に示すように、内側部分251と外側部分252の境には段差253が設けられており、内側部分251の方が低く、外側部分252の方が高くなっている。そのため、操作者は、内側部分251に映る鏡像と、外側部分252に映る鏡像とを明確に区別することができ、ズーム撮影機能をオンにして撮影する場合には、内側部分251に映る鏡像のみを目安に構図を確認すればよい。一方、ズーム撮影機能をオフにして撮影する場合には、ミラー25全体に映る鏡像を目安に構図を確認すればよい。このように、この変形例の携帯電話では、ズーム撮影機能を、オンにした場合でもオフにした場合でも、自分撮り用のミラー25に適正な撮影範囲を映し出すことができ、自分撮りの際の、構図の失敗による撮り直しの回数を低減させることができる。また、操作者は、1つのミラーの全体と、その一部である内側部分で構図を確認することができるため、異なる撮影範囲の相関を把握しやすく、操作性が良好である。
【0065】
ところで、この変形例におけるミラー25に代えて、同じ曲率のミラーに撮影範囲に応じたマーキングを施したものを採用することが考えられるが、マーキングを施すには製造工程を増やさなければならないのに対し、表面の曲率を変えるにはミラーを成形する型で対応することができる。このため、この変形例におけるミラー25の方が、工程数の増加を伴わずに製造することができ好ましい。
【0066】
なお、この変形例における携帯電話には、2倍のズーム倍率しか用意されていないが、例えば、2倍のズーム倍率と4倍のズーム倍率が用意された携帯電話の場合には、ミラーの、内側部分と外側部分との間に、内側部分の表面曲率よりは小さく、かつ外側部分の表面曲率よりは大きい表面曲率の部分を設け、一番内側の部分を4倍のズーム倍率の撮影範囲に対応した部分とし、中央部分とその一番内側の部分とを併せた部分を2倍のズーム倍率の撮影範囲に対応した部分としてもよい。なお、この場合にも、ミラー全体で、ズーム撮影機能をオフにした場合の撮影範囲に対応すればよい。また、4種類以上の撮影範囲に対応したミラーとすることも可能であるが、4種類以上の撮影範囲に対応させるには、見やすさの点から2種類の撮影範囲に対応させたミラーを複数個設ける方が好ましい。さらに、曲率の大小関係を逆にし、内側部分251の曲率の方を外側部分252の曲率よりも小さくしてもよいが、見やすさの点で、内側部分251の曲率の方が外側部分252の曲率よりも大きい方が好ましい。また、焦点距離可変の撮影レンズを備えた携帯電話にも、この変形例における技術を適用することができる。
【0067】
さらに、図2に示す携帯電話のもう一つの変形例について説明する。ここでの説明でも、図2に示す携帯電話1とは異なる点について、図2に示す携帯電話1の構成要素と同じ構成要素には同一の符号を付して説明する。
【0068】
この変形例の携帯電話は、固体撮像素子18の撮像面の、受光素子数が異なる複数の広さの領域ぞれぞれの受光素子数に対応した画素数の画像データを得る機能を有する。
【0069】
図11は、この変形例における携帯電話で作成された画像データの画素数と撮影範囲の関係を示す図である。
【0070】
図11には、3つの四角190,193,194が示されており、これらいずれの四角190,193,194も、この変形例における携帯電話に備えられたカメラで、所定距離離れた被写体を撮影する際の撮影範囲を表すものである。これらのうちの外側の2点鎖線の四角190は、撮影レンズ19の撮影画角によって規定される撮影範囲を表すものであり、メインディスプレイ51上では、横296ドット×縦370ドットの領域になる。実線の四角193は、この変形例の携帯電話で作成することができる最大画素数の画像データを作成する場合の撮影範囲を表すものであり、メインディスプレイ51上では横288ドット×縦352ドットの領域になる。内側の点線の四角194は、この変形例の携帯電話で作成することができる最小画素数の画像データを作成する場合の撮影範囲を表すものであり、メインディスプレイ51上では横288ドット×縦288ドットの領域になる。なお、最小画素数の画像データを作成する場合であっても、実際には、実線の四角193で示される領域の画像が一旦取り込まれ、点線の四角194で示される領域の画像が切り出されるが、ここでは、便宜上、点線の四角194で示される領域も撮影範囲と称することにする。なお、最小画素数の画像データに基づく画像をメインディスプレイ51上に表示しても、画素数は最小画素数のままであり、その画像の大きさは点線の四角194で示される領域の大きさのままである。以上説明したように、作成する画像データの画素数が変わると撮影範囲も変化する。
【0071】
ここで、図11とともに図12も用いて、この変形例における携帯電話に備えられた自分撮り用のミラーついて説明する。
【0072】
図12は、折り畳んだ状態の、この変形例における携帯電話を、ディスプレィ側の真上から見たときの外観を示す図である。
【0073】
図12に示す携帯電話1に備えられたレンズカバー16の表面には、自分撮り用のミラーとして、最小画素数の画像データを作成する場合の撮影範囲を映し出す円形ミラー351と、最大画素数の画像データを作成する場合の撮影範囲を映し出す楕円形ミラー352が上下に並んで配置されている。図12に示す楕円形ミラー352は、所定距離離れた自分の顔を撮影する際に、図11に示された実線の楕円3520で示される領域を映し出すものである。この実線の楕円3520は、実線の四角193に内接するものであることから、楕円形ミラー352が映し出す領域は、最小画素数の画像データを作成するにあたり、所定距離離れた被写体を撮影した場合の撮影範囲に対応していることがわかる。また、図12に示す円形ミラー351は、所定距離離れた自分の顔を撮影する際に、図11に示された点線の円3510で示される領域を映し出すものである。この点線の円3510は、点線の四角194の内接円であることから、円形ミラー351が映し出す領域は、最大画素数の画像データを作成するにあたり、所定距離離れた被写体を撮影した場合の撮影範囲に対応していることがわかる。したがって、作成する画像データの画素数が変わっても、自分撮り用のミラーに適正な撮影範囲を映し出すことができ、自分撮りの際の、構図の失敗による撮り直しの回数を低減させることができる。なお、各ミラー351,352の周囲に、各ミラーの用途を識別する表示を付しておくことが好ましい。
【0074】
以上、2つの変形例においてそれぞれ説明した図10に示す自分撮り用のミラー25や図12に示す自分撮り用のミラー351,352はいずれも、裏面に除電部材162が設けられたレンズカバー16の表面に配備されているが、これらのミラー25,351,352は、除電部材162が設けられていない携帯端末にも広く適用することができる。
【0075】
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態の携帯電話は、図5に示す除電部材162に代えて拭取部材を設けた点を除いては、図2に示す携帯電話1と同じであるため、重複する説明は省略し、今まで用いた符号を使用して拭取部材についてのみ説明する。
【0076】
図13は、第2実施形態の携帯電話を、図6に示す携帯電話と同じように断面し、ディスプレイ側の断面を表す図である。
【0077】
図13に示す携帯電話1に備えられたレンズカバー16の裏面には、拭取部材164が設けられている。図13に示す拭取部材164は、材料の特性(色等)がカメラパネル14に移行しない非移行性の不織布である。この図13では、拭取部材164が、1対のリブ104に挟まれた部分105に押圧気味に接触している。そのため、レンズカバー16を閉めようとすると、この拭取部材164はカメラパネル14に押圧気味に接触し、拭取部材164によって、カメラパネル14に付着した汚れは拭き取られる。また、レンズカバー16を閉めた状態から開けた状態に移行させる際にも、拭取部材164によって、カメラパネル14に付着した汚れは拭き取られる。したがって、レンズカバー16を開けた時には、カメラパネル14は常に清掃された状態にある。このため、撮影操作を開始する前に、カメラパネル14の汚れを拭き取る作業を行うことが不要となり、操作性が向上する。なお、拭取部材164は、不織布に限定されるものではないが、拭取部材164としては、弾性を有するものであることが好ましい。例えば、弾性を有する材料を非弾性の材料で挟み込んだものが一例としてあげられる。また、除電効果を有する、非移行性の弾性材料からなるものがより好ましい例としてあげられる。また、拭取部材164の形状は、ブラシ状であってもよい。
【0078】
以上説明した、図13に示す拭取部材164は、自分撮り用のミラー15が表面に設けられたレンズカバー16の裏面に配備されているが、拭取部材は、表面に自分撮り用のミラーが設けられていないレンズカバーを有する携帯端末にも適用することができる。
【0079】
なお、ここでは、携帯電話を例にあげて説明したが、本発明の携帯端末は、携帯電話以外の携帯端末、例えば、いわゆる携帯情報端末と称される、タッチパネル等を備えた手帳サイズの情報機器等にも適用することができる。このような、携帯電話以外の携帯端末においては、ミラー15は、必ずしも自分撮り用のものである必要はない。
【0080】
以下、本発明の各種態様を付記する。
【0081】
(付記1) 被写体からの撮影光をとらえて画像データを得る撮影機能を有する携帯端末において、
被写体からの撮影光を取り込む光学部材と、
摺動自在に取り付けられ、摺動操作を受けて前記光学部材を開閉自在に覆うカバー部材とを備え、
前記カバー部材が、該カバー部材表面にミラーを有するものであることを特徴とする携帯端末。
【0082】
(付記2) 前記ミラーが、所定の第1の領域を映し出す第1のミラー部と、前記第1の領域を取り囲む所定の第2の領域を映し出す第2のミラー部とを有するものであることを特徴とする付記1記載の携帯端末。
【0083】
(付記3) 前記第2のミラー部が、前記第1のミラー部の周囲に同心円状に配置されたものであることを特徴とする付記2記載の携帯端末。
【0084】
(付記4) この携帯端末は、異なる複数の撮影画角の中から自在に選択された撮影画角の被写体像を表す画像データを得るものであって、
前記第1のミラー部が、前記複数の撮影画角のうちの最小画角の被写体を映し出すものであって、
前記第2のミラー部が、前記複数の撮影画角のうちの最大画角の被写体を映し出すものであることを特徴とする付記2又は3記載の携帯端末。
【0085】
(付記5) この携帯端末は、被写体からの撮影光を、複数の受光素子が二次元的に配列された撮像面を有する撮像素子の該撮像面上に結像させ、該撮像面の、受光素子数が異なる複数の広さの領域の中から自在に選択された領域内の受光素子数に対応した画素数の画像データを得るものであって、
前記第1のミラー部が、第1の画素数の画像データで被写体像を表現するときの被写体を映し出すものであって、
前記第2のミラー部が、第1の画素数とは異なる第2の画素数の画像データで被写体像を表現するときの被写体を映し出すものであることを特徴とする付記2又は3記載の携帯端末。
【0086】
(付記6) 被写体からの撮影光をとらえて画像データを得る撮影機能を有する携帯端末において、
被写体からの撮影光を取り込む光学部材と、
摺動自在に取り付けられ、摺動操作を受けて前記光学部材を開閉自在に覆うカバー部材とを備え、
前記カバー部材は、該カバー部材が閉じた状態にあるときに、前記光学部材に対向する除電部材を有するものであることを特徴とする携帯端末。
【0087】
(付記7) 被写体からの撮影光をとらえて画像データを得る撮影機能を有する携帯端末において、
被写体からの撮影光を取り込む光学部材と、
摺動自在に取り付けられ、摺動操作を受けて前記光学部材を開閉自在に覆うカバー部材とを備え、
前記カバー部材は、該カバー部材が摺動する際に前記光学部材の汚れを拭き取る拭取部材を有するものであることを特徴とする携帯端末。
【0088】
(付記8) 被写体からの撮影光をとらえて画像データを得る撮影機能を有する携帯電話において、
被写体からの撮影光を取り込む光学部材と、
摺動自在に取り付けられ、摺動操作を受けて前記光学部材を開閉自在に覆うカバー部材とを備え、
前記カバー部材が、該カバー部材表面に自分撮り用のミラーを有するものであることを特徴とする携帯電話。
【0089】
(付記9) 前記ミラーが、所定の第1の領域を映し出す第1のミラー部と、前記第1の領域を取り囲む所定の第2の領域を映し出す第2のミラー部とを有するものであることを特徴とする付記8記載の携帯電話。
【0090】
(付記10) 前記第2のミラー部が、前記第1のミラー部の周囲に同心円状に配置されたものであることを特徴とする付記9記載の携帯電話。
【0091】
(付記11) この携帯電話は、異なる複数の撮影画角の中から自在に選択された撮影画角の被写体像を表す画像データを得るものであって、
前記第1のミラー部が、前記複数の撮影画角のうちの最小画角の被写体を映し出すものであって、
前記第2のミラー部が、前記複数の撮影画角のうちの最大画角の被写体を映し出すものであることを特徴とする付記9又は10記載の携帯電話。
【0092】
(付記12) この携帯電話は、被写体からの撮影光を、複数の受光素子が二次元的に配列された撮像面を有する撮像素子の該撮像面上に結像させ、該撮像面の、受光素子数が異なる複数の広さの領域の中から自在に選択された領域内の受光素子数に対応した画素数の画像データを得るものであって、
前記第1のミラー部が、第1の画素数の画像データで被写体像を表現するときの被写体を映し出すものであって、
前記第2のミラー部が、第1の画素数とは異なる第2の画素数の画像データで被写体像を表現するときの被写体を映し出すものであることを特徴とする付記9又は10記載の携帯電話。
【0093】
(付記13) 被写体からの撮影光をとらえて画像データを得る撮影機能を有する携帯電話において、
被写体からの撮影光を取り込む光学部材と、
摺動自在に取り付けられ、摺動操作を受けて前記光学部材を開閉自在に覆うカバー部材とを備え、
前記カバー部材は、該カバー部材が閉じた状態にあるときに、前記光学部材に対向する除電部材を有するものであることを特徴とする携帯電話。
【0094】
(付記14) 被写体からの撮影光をとらえて画像データを得る撮影機能を有する携帯電話において、
被写体からの撮影光を取り込む光学部材と、
摺動自在に取り付けられ、摺動操作を受けて前記光学部材を開閉自在に覆うカバー部材とを備え、
前記カバー部材は、該カバー部材が摺動する際に前記光学部材の汚れを拭き取る拭取部材を有するものであることを特徴とする携帯電話。
【0095】
(付記15) 被写体からの撮影光をとらえて画像データを得る撮影機能を有する携帯端末において、
所定の第1の領域を映し出す第1のミラー部と、前記第1の領域を取り囲む所定の第2の領域を映し出す、前記第1のミラー部とは表面の曲率が異なる第2のミラー部とを有するミラーを備えたことを特徴とする携帯端末。
【0096】
(付記16) 被写体からの撮影光をとらえて画像データを得る撮影機能を有する携帯電話において、
所定の第1の領域を映し出す第1のミラー部と、前記第1の領域を取り囲む所定の第2の領域を映し出す、前記第1のミラー部とは表面の曲率が異なる第2のミラー部とを有する自分撮り用のミラーを備えたことを特徴とする携帯電話。
【0097】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、操作性が向上した、撮影機能を有する携帯端末および携帯電話を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラを内蔵した、従来の携帯電話の外観を示す図である。
【図2】本実施形態の携帯電話の外観を示す図である。
【図3】折り畳んだ状態の図2に示す携帯電話を、ディスプレィ側の真上から見たときの外観を示す図である。
【図4】図3に示す携帯電話のレンズカバーを開けた状態を示す外観図である。
【図5】図2に示す携帯電話のリアケース表面に取り付けられる構成部材を各々示した図である。
【図6】図4におけるA−A断面のうちの、ディスプレイ側の断面を示す図である。
【図7】図3に示す携帯電話からリアパネルを取り去った状態を示す図である。
【図8】図4に示す携帯電話からリアパネルを取り去った状態を示す図である。
【図9】この変形例における携帯電話に備えられた撮影レンズの撮影画角と撮影範囲の関係を示す図である。
【図10】この変形例における携帯電話に備えられた自分撮り用のミラーを示す図である。
【図11】この変形例における携帯電話で作成された画像データの画素数と撮影範囲の関係を示す図である。
【図12】折り畳んだ状態の、この変形例における携帯電話を、ディスプレィ側の真上から見たときの外観を示す図である。
【図13】第2実施形態の携帯電話を、図6に示す携帯電話と同じように断面し、ディスプレイ側の断面を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯電話
10 リアケース
100 リアケース表面
101 突起
106 摺接部
107 第1収納部
108 第2収納部
11 通信用アンテナ
13 サブディスプレイ
14 カメラパネル
15 ミラー
151 円形部分
152 環状突部
16 レンズカバー
161 突条部
162 除電部材
163 係合片
163a 下縁
1631 溝
1631a 斜辺
164 拭取部材
17 リアパネル
171 窓
172 切抜孔
172a 上縁
172b 下縁
51 メインディスプレイ
19 撮影レンズ
20 トーションスプリング
201 第1突出部
202 第2突出部
25 ミラー
251 内側部分
252 外側部分
351 円形ミラー
352 楕円形ミラー
51 メインディスプレイ
53 シャッタボタン
54 操作ボタン

Claims (5)

  1. 被写体からの撮影光をとらえ、異なる2つの撮影画角の中から選択された撮影画角の被写体像を表す画像データを得る撮影機能を有する携帯端末において、
    被写体からの撮影光を取り込む光学部材と、
    摺動自在に取り付けられ、摺動操作を受けて前記光学部材を開閉自在に覆うカバー部材とを備え、
    前記カバー部材が、該カバー部材表面にミラーを有し、
    前記ミラーが、前記2つの撮影画角のうちの最小画角の被写体を映し出す内側ミラー部と、
    前記2つの撮影画角のうちの最大画角の被写体を映し出す外側ミラー部と、
    前記内側ミラー部と前記外側ミラー部との境に設けられた段差とを有するものであることを特徴とする携帯端末。
  2. 前記外側ミラー部が円形であることを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
  3. 前記カバー部材は、該カバー部材が閉じた状態にあるときに、前記光学部材に対向する除電部材を有するものであることを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
  4. 前記カバー部材は、該カバー部材が摺動する際に前記光学部材の汚れを拭き取る拭取部材を有するものであることを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
  5. 被写体からの撮影光をとらえ、異なる2つの撮影画角の中から選択された撮影画角の被写体像を表す画像データを得る撮影機能を有する携帯端末において、
    被写体からの撮影光を取り込む光学部材と、
    摺動自在に取り付けられ、摺動操作を受けて前記光学部材を開閉自在に覆うカバー部材とを備え、
    前記カバー部材が、該カバー部材表面に自分撮り用のミラーを有し、
    前記ミラーが、前記2つの撮影画角のうちの最小画角の被写体を映し出す内側ミラー部と、
    前記2つの撮影画角のうちの最大画角の被写体を映し出す外側ミラー部と、
    前記内側ミラー部と前記外側ミラー部との境に設けられた段差とを有するものであることを特徴とする携帯電話。
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