JP4028922B2 - レーザ加工機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パレットにセットされた板材に対してレーザ加工を行うレーザ加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のレーザ加工機について簡単に説明する。
【0003】
上記レーザ加工機はy軸方向へ延伸したベッドを備えており、このベッドにはパレットを支持するパレット台がy軸方向へ移動可能に設けてある。又、上記パレット台の上方位置にはレーザ光を照射するレーザ加工ヘッドがx軸方向,z軸方向へ移動可能に設けてある。上記パレット台の前側にはパレットを待機するパレット待機装置が設けてあり、一対のパレットはパレット台とパレット待機装置の間を交互に移動できるように構成してある。
【0004】
ここで、各パレットにはエアシリンダの作動により板材の端部をクランプするワーククランパがそれぞれ設けてあり、各パレット台には対応するエアシリンダを作動させるエア回路装置がそれぞれ設けてある。そして、上記パレット台にはエア回路装置におけるエア口にエアを供給するエア供給装置が設けてある。
【0005】
従って、一方のパレットをパレット台に支持せしめると共に、他方のパレットをパレット待機装置に待機せしめた状態のもとで、パレット台をy軸方向へ移動させる。又、レーザ加工ヘッドをx軸方向,z軸方向へ移動させつつ、レーザ加工ヘッドによりレーザ光を照射する。これによって、一方のパレットにセットされた板材に対して所望のレーザ加工を行うことができる。上記板材に対してレーザ加工を行っている間に、パレット待機装置側において板材を他方のパレットに位置せしめる。
【0006】
レーザ加工を行った後に、一方のパレットをパレット待機装置側へ、及び他方のパレットをパレット台側へ交互に移動させることにより、一方のパレットをパレット待機装置の所定位置に及び他方のパレットをパレット台の所定位置にそれぞれ位置決めする。そして、エア供給装置からエア回路装置におけるエア口にエアを供給することにより、エアシリンダを作動させてワーククランパにより板材の端部をクランプする。これによって、パレット台上において上記パレットに板材をセットすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述のごとき、従来のレーザ加工機においては、パレット待機装置上においてパレットに板材を支持せしめることができても、エア回路装置におけるエア口にエアを供給することができず、ワーククランパを作動させて板材をセットすることができない。そのため、上記パレットをパレット台の所定位置に位置決めした後に、エア回路装置におけるエア口にエアを供給して板材をセットしなければ、次のレーザ加工を開始できず、一連のレーザ加工の時間が長くなるという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明にあっては、パレットにセットされた板材に対してレーザ加工を行うレーザ加工機において、パレットを支持するパレット台を設け、このパレット台の上方位置にレーザ光を照射するレーザ加工ヘッドを相対的にx軸方向,y軸方向,z軸方向へ移動可能に設け、上記パレット台の一側にパレットを待機するパレット待機装置を設け、一対のパレットをパレット台とパレット待機装置の間を交互に移動可能に構成し、
各パレットにエアシリンダの作動により板材の端部をクランプするワーククランパをそれぞれ設けると共に、各パレットの内に対応するエアシリンダを作動させるエア回路装置をそれぞれ設け、上記パレット台,上記パレット待機装置に上記エア回路装置におけるエア口にエアを供給する第1エア供給装置,第2エア供給装置をそれぞれ設け、パレットを上記パレット台の所定位置に位置せしめるとエア口が第1エア供給装置に接続されると共にパレットを上記パレット待機装置の所定位置に位置せしめるとエア口が第2エア供給装置に接続されるように構成し、
前記エア回路装置は、前記エアシリンダと前記エア口を接続するクランプ回路と、このクランプ回路の途中に配設されたオペレートバルブとを備え、一方のエア供給側ポートとシリンダ側ポートが連通した連通状態とこの連通状態が遮断した遮断状態とに切換えることができるように上記オペレートバルブを構成し、上記オペレートバルブにおける他方のエア供給側ポートを封鎖して構成し、更に、エア口へエアを供給してパイロット圧が作用すると遮断状態から連通状態に切換わると共に、エア口へエアの供給を停止してパイロット圧が作用しなくなるとスプリングの付勢力により連通状態から遮断状態に切換わるようにオペレートバルブを構成してなることを特徴とする。
【0009】
請求項1に記載の発明特定事項によると、一方のパレットをパレット台に支持せしめると共に他方のパレットをパレット待機装置に待機せしめた状態のもとで、レーザ加工ヘッドをパレット台に対して相対的にx軸方向,y軸方向,z軸方向へ移動させつつ、レーザ加工ヘッドによりレーザ光を照射する。これによって、一方のパレットにセットした板材に対して所望のレーザ加工を行うことができる。
【0010】
上記板材に対してレーザ加工を行っている間に、パレット待機装置上において板材を他方のパレットの所定位置に位置せしめる。そして、第2エア供給装置からエア口へエアを供給してパイロット圧が作用すると、オペレートバルブが遮断状態から連通状態に切換わる。これによって、一方のエア供給側ポートとシリンダ側ポートが連通し、クランプ用エア室にエアが供給されて、ワーククランパにより板材の端部をクランプすることができる。これによって、パレット待機装置上において他方のパレットに板材をセットすることができる。
【0011】
一方のパレットにセットした板材に対してレーザ加工を行った後に、一方のパレットをパレット待機装置側へ及び他方のパレットをパレット台側へ交互に移動させることにより、一方のパレットをパレット待機装置の所定位置に及び他方のパレットをパレット台の所定位置にそれぞれ位置決めする。
【0012】
ここで、他方のパレットをパレット待機装置からパレット台側へ移動させる時に、エアの供給を停止してパイロット圧が作用しなくなると、オペレートバルブが連通状態から遮断状態に切換わる。ところで、オペレートバルブにおける他方のエア供給側ポートを封鎖して構成したことにより、エアが供給されない状態においてもワーククランパのクランプ 力を保持することができる。よって、上記パレットをパレット台側へ移動させる時に、板材がパレットの所定位置からずれることを抑制することができる
【0013】
他方のパレットをパレット台の所定位置に位置決めした後においては、第1エア供給装置からエア口へエアを供給してパイロット圧が作用すると、オペレートバルブが遮断状態から連通状態に切換わる。これによって、エアシリンダを作動させてより大きなクランプ力のもとで板材の端部をクランプすることができる。
【0014】
請求項2に記載の発明にあっては、パレットにセットされた板材に対してレーザ加工を行うレーザ加工機において、パレットを支持するパレット台を設け、このパレット台の上方位置にレーザ光を照射するレーザ加工ヘッドを相対的にx軸方向,y軸方向,z軸方向へ移動可能に設け、上記パレット台の一側にパレットを待機するパレット待機装置を設け、一対のパレットをパレット台とパレット待機装置の間を交互に移動可能に構成し、
各パレットにエアシリンダの作動により板材の端部をクランプするワーククランパをそれぞれ設けると共に、各パレットの内に対応するエアシリンダを作動させるエア回路装置をそれぞれ設け、上記パレット台,上記パレット待機装置に上記エア回路装置におけるエア口にエアを供給する第1エア供給装置,第2エア供給装置をそれぞれ設け、パレットを上記パレット台の所定位置に位置せしめるとエア口が第1エア供給装置に接続されると共にパレットを上記パレット待機装置の所定位置に位置せしめるとエア口が第2エア供給装置に接続されるように構成し、
前記エア供給口は、クランプ用エア供給口とアンクランプ用エア供給口からなり、
前記エア回路装置は、前記エアシリンダにおけるクランプ用エア室とクランプ用エア口を接続するクランプ用回路と、エアシリンダにおけるアンクランプ用エア室とアンクランプ用エア口を接続するアンクランプ用回路と、クランプ用回路の途中に配設されたクランプ用オペレートバルブと、アンクランプ用回路の途中に配設されたアンクランプ用オペレートバルブと、クランプ用回路におけるクランプ用エア口とクランプ用オペレートバルブの間に一端部を接続しかつアンクランプ用回路におけるアンクランプ用エア口とアンクランプ用オペレートバルブの間に他端部を接続した連絡回路と、この連絡回路の途中に配設したシャトルバルブとを備え、一方のエア供給側ポートとシリンダ側ポートが連通した連通状態とこの連通状態が遮断した遮断状態とに切換えることができるように各オペレートバルブをそれぞれ構成し、各オペレートバルブにおける他方のエア供給側ポートを封鎖してそれぞれ構成し、更にパイロット圧が作用すると遮断状態から連通状態に切換わると共にパイロット圧が作用しなくなるとスプリングの付勢力により連通状態から遮断状態に切換わるように各オペレートバルブをそれぞれ構成し、上記シャトルバルブにおける作動側ポートを各オペレートバルブにおけるパイロット側ポートにそれぞれ連通して構成し、前記クランプ用エア口からエアが供給されるとクランプ用回路と上記作動側ポートが連通すると共に前記アンクランプ用エア口からエアが供給されるとアンクランプ用回路と作動側ポートが連通するように上記シャトルバルブを構成してなることを特徴とする。
【0015】
請求項に記載の発明特定事項によると、一方のパレットをパレット台に支持せしめると共に他方のパレットをパレット待機装置に待機せしめた状態のもとで、レーザ加工ヘッドをパレット台に対して相対的にx軸方向,y軸方向,z軸方向へ移動させつつ、レーザ加工ヘッドによりレーザ光を照射する。これによって、一方のパレットにセットした板材に対して所望のレーザ加工を行うことができる。
【0016】
上記板材に対してレーザ加工を行っている間に、パレット待機装置上において板材を他方のパレットの所定位置に位置せしめる。そして、第2エア供給装置からクランプ用エア口へエアを供給すると、クランプ用回路とシャトルバルブにおける作動側ポートが連通してパイロット圧が作用し、クランプ用,アンクランプ用オペレートバルブが遮断状態から連通状態に切換わる。これによって、クランプ用エア口からクランプ用回路を介してクラ ンプ用エア室にエアが供給されて、ワーククランパにより板材の端部をクランプすることができる。これによって、パレット待機装置上において他方のパレットに板材をセットすることができる。
【0017】
一方のパレットにセットした板材に対してレーザ加工を行った後に、一方のパレットをパレット待機装置側へ及び他方のパレットをパレット台側へ交互に移動させることにより、一方のパレットをパレット待機装置の所定位置に及び他方のパレットをパレット台の所定位置にそれぞれ位置決めする。
【0018】
ここで、他方のパレットをパレット待機装置からパレット台側へ移動させる時に、クランプ用エア口へエアの供給を停止すると、パイロット圧が作用しなくなり、クランプ用,アンクランプ用オペレートバルブが連通状態から遮断状態に切換わる。ところで、各オペレートバルブにおける他方のエア供給側ポートを封鎖してそれぞれ構成したことにより、クランプ用エア口へエアが供給されない状態においてもワーククランパのクランプ力を保持できる。よって、上記パレットをパレット台側へ移動させる時に、板材がパレットの所定位置からずれることを抑制することができる
【0019】
他方のパレットをパレット台の所定位置に位置決めした後においては、第1エア供給装置からクランプ用エア口へエアを供給すると、パイロット圧が作用して、クランプ用,アンクランプ用オペレートバルブが遮断状態から連通状態に切換わる。これによって、エアシリンダを作動させてより大きなクランプ力のもとで板材の端部をクランプすることができる。
【0020】
更に、板材に対してレーザ加工を行って、再び一方のパレットをパレット待機装置に位置せしめた後に、第2エア供給装置からアンクランプ用エア口へエアを供給すると、アンクランプ用回路とシャトルバルブにおける作動側ポートが連通してパイロット圧が作用し、クランプ用,アンクランプ用オペレートバルブが遮断状態から連通状態に切換わる。これによって、アンクランプ用エア口からアンクランプ用回路を介してアンクランプ用エア室にエアが供給されて、板材の端部をアンクランプすることができる
【0021】
請求項に記載の発明にあっては、請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項の他に、前記エア回路装置は2つの第1エア回路装置と第2エア回路装置であって、前記パレットを前記パレット台の所定位置に位置せしめたときに第1エア回路装置のエア口が前記第1エア供給装置に接続されるように構成し、パレットを前記パレット待機装置の所定位置に位置せしめたときに第2エア回路装置のエア口が前記第2エア供給装置に接続されるように構成してなることを特徴とする。
【0022】
請求項に記載の発明特定事項によると、請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項による作用の他に、パレットをパレット待機装置の所定位置に位置せしめた時に、第2エア供給装置から第2エア回路装置のエア口へエアを供給することにより、エアシリンダを作動させてワーククランプにより板材の端部をクランプする。これによって、パレット待機装置上において上記パレットに板材をセットすることができる。上記パレットに板材をセットした後に、上記パレットをパレット台側へ移動させてパレット台の所定位置に位置せしめる。そして、第1エア供給装置から第1エア回路装置のエア口へエアを供給することにより、エアシリンダを作動させて大きなクランプ力のもとで板材の端部をクランプすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
図2及び図3を参照するに、本発明の実施の形態に係るレーザ加工機1は上側(図2及び図3において上側)のパレット3又は下側のパレット5にセットされた板材Wに対してレーザ加工を行うものであり、以下、このレーザ加工機1について詳細に説明する。
【0025】
上記レーザ加工機1はy軸方向(前後方向、図2において左斜め下右斜め上方向、図3において左右方向)へ延伸したベッド7を備えており、このベッド7の後部には堅型フレーム9が立設してある。上記ベッド7にはパレット3,5を支持するパレット台11がy軸方向へ移動可能に設けてあり、堅型フレーム9の上部にはレーザ光を照射するレーザ加工ヘッド13がx軸方向(左右方向、図2において左斜め上右斜め下方向、図3において紙面に向かって裏表方向),z軸方向(上下方向)へ移動可能に設けてある。上記パレット台11の前側にはパレット5(又は3)を待機するパレット待機装置15が設けてあり、一対のパレット3,5はパレット台11とパレット待機装置15の間を交互に移動できるように構成してある。尚、一対のパレット3,5を交互に移動させる具体的な構成については、既に公知であるため詳細については省略する。
【0026】
図1及び図2を参照するに、各パレット3,5には複数(本発明の実施の形態にあっては4つ)のワーククランパ17がそれぞれ設けてあり、各ワーククランパ17はエアシリンダ19の作動により板材Wの端部をそれぞれクランプするものである。各パレット3,5内の後部(図1及び図2において右部)には対応するエアシリンダ19を作動させる第1エア回路装置21fがそれぞれ設けてあり、各パレット3,5内の前部には対応するエアシリンダ19を作動させる第2エア回路装置21sがそれぞれ設けてある。上記パレット台11には上側のパレット3に備えた第1エア回路装置21fにおけるクランプ用,アンクランプ用エア口23f,25fにエアを供給する上側第1エア供給装置27fが設けてあり、またパレット台11には下側のパレット5に備えた第1エア回路装置21fにおけるクランプ用,アンクランプ用エア口23f,25fにエアを供給する下側第1エア供給装置29fが設けてある。
【0027】
又、パレット待機装置15の前部には上側のパレット3に備えた第2エア回路装置21sにおけるクランプ用,アンクランプ用エア口23s,25sにエアを供給する上側第2エア供給装置27sが設けてあり、同様にパレット待機装置15の前部には下側のパレット5に備えた第2エア回路装置21sにおけるクランプ用,アンクランプ用エア口23s,25sにエアを供給する下側第2エア供給装置29sが設けてある。ここで、上側のパレット5をパレット台11の所定位置に位置せしめた時に第1エア回路装置21fのクランプ用,アンクランプ用エア口23f,25fが上側第1エア供給装置27fに接続されるように構成してあると共に、下側のパレット5をパレット台11の所定位置に位置せしめた時に第1エア回路装置21fのクランプ用,アンクランプ用エア口23f,25fが下側第1エア供給装置29fに接続されるように構成してある。同様に、上側のパレット3をパレット待機装置15の所定位置に位置せしめた時に第2エア回路装置21sのクランプ用,アンクランプ用エア口23s,25sが上側第2エア供給装置27sに接続されるように構成してあり、下側のパレット5をパレット待機装置15の所定位置に位置せしめた時に第2エア回路装置21sのクランプ用,アンクランプ用エア口23s,25sが下側第2エア供給装置29sに接続されるように構成してある。更に、各エア供給装置27f,27s,29f,29sは4ポート2位置の方向制御弁31f,31s,33f,33sにそれぞれ接続してあり、各方向制御弁31f,31s,33f,33sは共通のエア源35に接続してある。
【0028】
上記第1エア回路装置21fの構成について詳細に説明すると、以下のようになる。
【0029】
即ち、エアシリンダ19におけるクランプ用エア室37とクランプ用エア口23fの間にはクランプ用回路39fが接続してあり、エアシリンダ19におけるアンクランプ用エア室41とアンクランプ用エア口25fの間にはアンクランプ用エア回路43fが接続してある。クランプ用回路39fにはクランプ用オペレートバルブ45fが配設してあり、アンクランプ用回路43fにはアンクランプ用オペレートバルブ47fが配設してある。ここで、各オペレートバルブ45f,47fは、ポート(一方のエア供給側ポート)とAポート(シリンダ側ポート)が連通した連通状態とこの連通状態が遮断した遮断状態とに切換えることができるようにそれぞれ構成してあり、各オペレートバルブ45f,47fにおけるEポート(他方のエア供給側ポート)は封鎖してそれぞれ構成してある。更に、各オペレートバルブ45f,47fは、パイロット圧が作用すると遮断状態から連通状態に切換わると共に、パイロット圧が作用しなくなるとスプリングSPの付勢力により連通状態から遮断状態に切換わるようにそれぞれ構成してある。
【0030】
クランプ用エア回路39fにおけるクランプ用エア口23fとクランプ用オペレートバルブ45fの間には連絡回路49fの一端部が接続してあり、アンクランプ用回路43fにおけるアンクランプ用エア口25fとアンクランプ用オペレートバルブ47fの間には連絡回路49fの他端部が接続してある。そして、上記連絡回路49fの途中にはシャトルバルブ51fが配設してあり、シャトルバルブ51fにおけるCポート(作動側ポート)は各オペレートバルブ45f,47fにおけるBポート(パイロット側ポート)にそれぞれ連通してある。更に、シャトルバルブ51fは、クランプ用エア口23fからエアが供給されるとクランプ用回路39fとCポートが連通すると共にアンクランプ用エア口25fからエアが供給されるとアンクランプ用回路43fとCポートが連通するように構成してある。
【0031】
又、前記第2エア回路装置21sの構成については、第1エア回路装置21fの構成とほぼ同様であり、第2エア回路装置21sにおける複数の構成要素については、図中において第1エア回路装置21fにおける対応する構成要素と同一番号s符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0032】
次に、本発明の実施の形態の作用について説明する。
【0033】
上側のパレット3をパレット台11に支持せしめると共に、下側のパレット5をパレット待機装置15に待機せしめた状態のもとで、パレット台11をy軸方向へ移動する。又、レーザ加工ヘッド13をx軸方向,z軸方向へ移動させつつ、レーザ加工ヘッド13によりレーザ光を照射する。これによって、上側のパレット3にセットされた板材Wに対して所望のレーザ加工を行うことができる。
【0034】
レーザ加工を行っている間に、パレット待機装置15上において板材Wを下側のパレット5の所定位置に位置せしめる。そして、下側第2エア供給装置29sからクランプ用エア口23sへエアを供給すると、クランプ用回路39sとシャトルバルブ51sにおけるCポートが連通して、パイロット圧が作用して、クランプ用,アンクランプ用オペレートバルブ45s,47sが遮断状態から連通状態に切換わる。これによって、クランプ用エア口23sからクランプ用回路39sを介してクランプ用エア室37にエアが供給されて、ワーククランパ17により板材Wの端部をクランプすることができる。これによって、パレット待機装置15上においてパレット5に板材Wをセットすることができる。
【0035】
上側のパレット3にセットされた板材Wに対してレーザ加工を行った後に、上側のパレット3をパレット待機装置15側へ及び下側のパレット5をパレット台11側へ交互に移動させることにより、上側のパレット3をパレット待機装置15の所定位置に及び下側のパレット5をパレット台11の所定位置にそれぞれ位置決めする。
【0036】
ここで、下側のパレット5をパレット待機装置15からパレット台11側へ移動させる時に、クランプ用エア口23sへエアの供給を停止すると、パイロット圧が作用しなくなり、クランプ用,アンクランプ用オペレートバルブ45s,47sが連通状態から遮断状態に切換わる。ところで、クランプ用,アンクランプ用オペレートバルブ45s,47sにおけるEポートを封鎖して構成したことにより、クランプ用エア口23sへエアが供給されてない状態においてもワーククランパ17のクランプ力を保持することができる。よって、下側のパレット5をパレット台11側へ移動させる時に、板材Wがパレット5の所定位置からずれることを抑制することができる。
【0037】
下側のパレット5をパレット台の所定位置に位置決めした後においては、下側第1エア供給装置29fからクランプ用エア口23fへエアを供給すると、パイロット圧が作用してクランプ用,アンクランプ用オペレートバルブ45f,47fが遮断状態から連通状態に切換わる。これによって、エアシリンダ19を作動させて大きなクランプ力のもとで板材Wの端部をクランプすることができる。
【0038】
又、上側のパレット3をパレット待機装置15の所定位置に位置決めした後に、上側第2エア供給装置27sからアンクランプ用エア口25sへエアを供給すると、アンクランプ用回路43fとシャトルバルブ51sにおけるCポートが連通し、パイロット圧が作用してクランプ用,アンクランプ用オペレートバルブ45s,47sが遮断状態から連通状態に切換わる。これによって、アンクランプ用エア口25sからアンクランプ用回路43sを介してアンクランプ用エア室41にエアが供給されて、板材Wの端部をアンクランプする。
【0039】
尚、パレット待機装置15上において上側のパレット3に板材Wをセットして、上側のパレット3をパレット待機装置15からパレット台11側へ移動させて、パレット台11の所定位置に位置決めする場合にも、上述と同様の作用により行う。
【0040】
以上のごとき、本発明の実施の形態によれば、板材Wに対してレーザ加工を行っている間に、パレット待機装置15上においてパレット5(又は3)に板材Wをセットすることができるため、レーザ加工を行って上記パレット5(又は3)をパレット台11の所定位置に位置決めすると、直ちに次のレーザ加工を開始することができ、一連のレーザ加工の時間の短縮を図って作業能率向上の効果を奏する。
【0041】
又、パレット待機装置15においてパレット5(又は3)に板材Wをセットすると、パレット5(又は3)をパレット台11側へ移動させる時に、板材Wがパレット5(又は3)の所定位置からずれることを抑制することができるため、パレット台11上において板材Wを再セットすることが極力少なくなる。
【0042】
尚、本発明は、上述の如く発明の実施の形態の説明に限るものでなく、例えばエアシリンダ19は内部にスプリングを備えて、クランプ用エア室37にのみエアを供給するように構成しても差支えない。
【0043】
【発明の効果】
請求項1〜請求項のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、板材に対してレーザ加工を行っている間に、パレット待機装置上においてパレットに板材をセットすることができるため、上記パレットをパレット台の所定位置に位置決めすると、直ちに次のレーザ加工を開始することができ、一連のレーザ加工の時間の短縮化を図って作業能率向上の効果を奏する。
【0044】
又、パレット待機装置上においてパレットに板材を一旦セットすると、パレットをパレット台側へ移動させる時に、板材がパレットの所定位置からずれることを抑制することができるため、パレット台上において板材を再セットすることが極力少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1,第2エア回路装置を示す図である。
【図2】 レーザ加工機の側面図である。
【図3】 レーザ加工機の斜視図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工機
3,5 パレット
11 パレット台
13 加工ヘッド
15 パレット待機装置 17 ワーククランパ
19 エアシリンダ
21f 第1エア回路装置
21s 第2エア回路装置
23f,23s クランプ用エア口
25f,25s アンクランプ用エア口
27f 上側第1エア供給装置
27s 上側第2エア供給装置
29f 下側第1エア供給装置
29s 下側第2エア供給装置
37 クランプ用エア室
39f,39s クランプ用エア回路
41 アンクランプ用エア室
43f,43s アンクランプ用回路
45f,45s クランプ用オペレートバルブ
47f,47s アンクランプ用オペレートバルブ
49f,49s 連絡回路
51f,51s シャトルバルブ

Claims (3)

  1. パレットにセットされた板材に対してレーザ加工を行うレーザ加工機において、パレットを支持するパレット台を設け、このパレット台の上方位置にレーザ光を照射するレーザ加工ヘッドを相対的にx軸方向,y軸方向,z軸方向へ移動可能に設け、上記パレット台の一側にパレットを待機するパレット待機装置を設け、一対のパレットをパレット台とパレット待機装置の間を交互に移動可能に構成し、
    各パレットにエアシリンダの作動により板材の端部をクランプするワーククランパをそれぞれ設けると共に、各パレットの内に対応するエアシリンダを作動させるエア回路装置をそれぞれ設け、上記パレット台,上記パレット待機装置に上記エア回路装置におけるエア口にエアを供給する第1エア供給装置,第2エア供給装置をそれぞれ設け、パレットを上記パレット台の所定位置に位置せしめるとエア口が第1エア供給装置に接続されると共にパレットを上記パレット待機装置の所定位置に位置せしめるとエア口が第2エア供給装置に接続されるように構成し、
    前記エア回路装置は、前記エアシリンダと前記エア口を接続するクランプ回路と、このクランプ回路の途中に配設されたオペレートバルブとを備え、一方のエア供給側ポートとシリンダ側ポートが連通した連通状態とこの連通状態が遮断した遮断状態とに切換えることができるように上記オペレートバルブを構成し、上記オペレートバルブにおける他方のエア供給側ポートを封鎖して構成し、更に、エア口へエアを供給してパイロット圧が作用すると遮断状態から連通状態に切換わると共に、エア口へエアの供給を停止してパイロット圧が作用しなくなるとスプリングの付勢力により連通状態から遮断状態に切換わるようにオペレートバルブを構成してなることを特徴とするレーザ加工機。
  2. パレットにセットされた板材に対してレーザ加工を行うレーザ加工機において、パレットを支持するパレット台を設け、このパレット台の上方位置にレーザ光を照射するレーザ加工ヘッドを相対的にx軸方向,y軸方向,z軸方向へ移動可能に設け、上記パレット台の一側にパレットを待機するパレット待機装置を設け、一対のパレットをパレット台とパレット待機装置の間を交互に移動可能に構成し、
    各パレットにエアシリンダの作動により板材の端部をクランプするワーククランパをそれぞれ設けると共に、各パレットの内に対応するエアシリンダを作動させるエア回路装置をそれぞれ設け、上記パレット台,上記パレット待機装置に上記エア回路装置におけるエア口にエアを供給する第1エア供給装置,第2エア供給装置をそれぞれ設け、パレットを上記パレット台の所定位置に位置せしめるとエア口が第1エア供給装置に接続されると共にパレットを上記パレット待機装置の所定位置に位置せしめるとエア口が第2エア供給装置に接続されるように構成し、
    前記エア供給口は、クランプ用エア供給口とアンクランプ用エア供給口からなり、
    前記エア回路装置は、前記エアシリンダにおけるクランプ用エア室とクランプ用エア口を接続するクランプ用回路と、エアシリンダにおけるアンクランプ用エア室とアンクランプ用エア口を接続するアンクランプ用回路と、クランプ用回路の途中に配設されたクランプ用オペレートバルブと、アンクランプ用回路の途中に配設されたアンクランプ用オペレートバルブと、クランプ用回路におけるクランプ用エア口とクランプ用オペレートバルブの間に一端部を接続しかつアンクランプ用回路におけるアンクランプ用エア口とアンクランプ用オペレートバルブの間に他端部を接続した連絡回路と、この連絡回路の途中に配設したシャトルバルブとを備え、一方のエア供給側ポートとシリンダ側ポートが連通した連通状態とこの連通状態が遮断した遮断状態とに切換えることができるように各オペレートバルブをそれぞれ構成し、各オペレートバルブにおける他方のエア供給側ポートを封鎖してそれぞれ構成し、更にパイロット圧が作用すると遮断状態から連通状態に切換わると共にパイロット圧が作用しなくなるとスプリングの付勢力により連通状態から遮断状態に切 換わるように各オペレートバルブをそれぞれ構成し、上記シャトルバルブにおける作動側ポートを各オペレートバルブにおけるパイロット側ポートにそれぞれ連通して構成し、前記クランプ用エア口からエアが供給されるとクランプ用回路と上記作動側ポートが連通すると共に前記アンクランプ用エア口からエアが供給されるとアンクランプ用回路と作動側ポートが連通するように上記シャトルバルブを構成してなることを特徴とするレーザ加工機。
  3. 前記エア回路装置は2つの第1エア回路装置と第2エア回路装置であって、前記パレットを前記パレット台の所定位置に位置せしめたときに第1エア回路装置のエア口が前記第1エア供給装置に接続されるように構成し、パレットを前記パレット待機装置の所定位置に位置せしめたときに第2エア回路装置のエア口が前記第2エア供給装置に接続されるように構成してなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレーザ加工機。
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