JP4028515B2 - 用紙サイズ検知装置及びその制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、光学的読み取りによる用紙サイズの検知技術に関し、特には、原稿等の用紙サイズの検知を行う複写機、スキャナ、ファクシミリ等の画像形成装置に適用されるものである。
従来は、特許文献1に記載のように、複写機やスキャナ等の原稿サイズ検知機能を有する装置においては、原稿を読み取る前に原稿サイズ検知を行っている。これは、原稿を、ランプや反射鏡並びにCCD等の撮像素子により構成される読取り機構部により光学的に読み取り、このとき原稿押さえカバーが半開き状態(原稿載置台であるコンタクトガラスに対し所定角度以下となっているが完全には閉じられていない状態)では原稿と背景で反射光の輝度が異なることから、これにより原稿と背景を判別し主走査方向の原稿幅を検知するものである。原稿と背景の判別は、予め定められる固定の閾値よりも大きいか小さいかにより白または黒と判定し、白と検出している部分の幅により主走査方向の原稿幅の検知を行っている。
また、特許文献2に記載の技術は、用紙押さえカバーであるプラテンカバーを閉じて、ランプから光を照射するときプラテンカバー上に原稿周辺の影が生じることから、光学センサーが検出出力する画像信号の変化率を検知して、この変化率の変化点の位置から原稿の幅および長さを検知するものであるが、さらに、この影の位置を検知するために用いる閾値を手動またはプラテンカバーの汚れに応じて自動的に高くすることにより、原稿の周辺領域で画像信号の変化率が大きくなっても原稿のかげの位置での変化率と区別できるようにしている。
特許第3453197号公報 特開平4−181235号
ところで、図7に示すように(なお、横軸は、主走査方向の距離、縦軸は、所定角度にある用紙押さえカバーからの反射光を受光した撮像素子の出力に基づく露光データ)、ランプから原稿側に向け照射される光は、光源であるランプからの距離が大きくなると減衰する。したがって、用紙サイズ検出時の、プラテンカバーや自動原稿給紙装置など用紙押さえカバーの角度や閉まる速度によって、プラテンカバーを本体に結合するヒンジ寄り部分(ランプに近い)とその反対側(ランプから遠い)とでは、写り込みの程度が異なってくる。また中折れ式のプラテンカバーであれば、中折れ部分前後でのプラテンカバーの写り込みが異なってくる(本体にプラテンカバーを結合するヒンジを奥側に設け、手前でプラテンカバーを開閉する構造のものでは、主走査方向に対し、中折れ部分の前後でプラテンカバーの写り込みが異なる)。
従来は、上記のように、白と判定する閾値を所定の固定値としているが、固定値であると、プラテンカバーの写り込みにより、正確な原稿サイズ(原稿幅)の検出を行うことができなかった。また、用紙押さえカバーの写り込みの影響を最も受ける最小サイズの原稿を基準とした閾値(通常大)を設定すると、大サイズで濃度の濃い原稿の場合や(用紙押さえカバーの開きが大きい部分ではその写り込みが少ないので、この場合では閾値が大きい値であると正常にサイズを検知できない)、プラテンカバーを早く閉じた場合に、正しく原稿サイズを検出できなかった。
また、特許文献2に記載の技術は、プラテンカバーを閉じた状態で、ランプから光を照射した際のプラテンカバー上に生じる原稿周辺の影を利用するものであるから、プラテンカバー上の原稿周辺部分に上記影と同程度の反射率をもつ汚れがある場合、原稿サイズの検出が困難となることが予想される。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、用紙を載置する透明な用紙載置台に載置された用紙を光学的に読み取り用紙と背景を判別することにより用紙サイズを検知する用紙サイズ検知装置において、用紙サイズの検知を正確に行える用紙サイズ検知装置及びその制御プログラムを提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明は、用紙サイズ検知装置に係る第1の解決手段として、用紙を載置する透明な用紙載置台と、一端がヒンジにより本体に結合され用紙載置台に対し該用紙載置台を開閉自在に覆う用紙押さえカバーと、前記用紙載置台に載置された用紙を光学的に読み取る読取り機構部を備え、前記読取り機構部にて読み取った画像情報を基に用紙と背景を判別することにより用紙サイズを検知する用紙サイズ検知装置において、前記用紙押さえカバーの前記用紙載置台に対する角度が所定角度以下になったことを検出する検出手段と、前記所定角度以下になったことが検出されてから所定時間経過した時点における前記用紙押さえカバーの写り込みに応じた閾値を、前記用紙載置台上の用紙サイズ検出のため読み取る方向における複数の位置毎に記憶する記憶手段と、前記検出手段によって用紙押さえカバーが前記所定角度以下になったことが検出されてから前記所定時間経過した時点で読み取った前記画像情報と、前記記憶手段に記憶されている閾値とを比較することにより用紙と背景とを判別して用紙サイズを検知する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、用紙サイズ検知装置に係る第2の解決手段として、用紙を載置する透明な用紙載置台と、一端がヒンジにより本体に結合され用紙載置台に対し該用紙載置台を開閉自在に覆う用紙押さえカバーと、前記用紙載置台に載置された用紙を光学的に読み取る読取り機構部を備え、前記読取り機構部にて読み取った画像情報を基に用紙と背景を判別することにより用紙サイズを検知する用紙サイズ検知装置において、前記用紙押さえカバーの前記用紙載置台に対する角度を検出する検出手段と、前記角度毎の前記用紙押さえカバーの写り込みに応じた閾値を、前記用紙載置台上の用紙サイズ検出のため読み取る方向における複数の位置毎に記憶する記憶手段と、前記検出手段によって用紙押さえカバーが所定角度以下になったことが検出されてから所定時間経過した時点で検出された前記角度を取得し、前記所定時間経過した時点で読み取った前記画像情報と、前記記憶手段に記憶されている、前記取得した角度に対応する閾値とを比較することにより用紙と背景とを判別して用紙サイズを検知する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、用紙サイズ検知装置に係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手
段において、用前記写り込みに応じた閾値とは、写り込みに比例した値であることを特徴とする。
また、用紙サイズ検知装置に係る第4の解決手段として、上記第1〜第3のいずれかの
解決手段において、用紙と背景を判別するために、前記用紙押さえカバーが写り込まない程度に開いている状態で画像を読み込むか、または前記用紙押さえカバーが前記用紙載置台に対し所定角度付近にある場合に光を照射せずに画像を読み込み場合には、前記閾値として、予め設定された一定の閾値を用いることを特徴とする。
また、用紙サイズ検知装置に係る第5の解決手段として、上記第1〜第4のいずれかの
解決手段において、前記用紙押さえカバーが中折れ式の場合、前記閾値として、中折れ位置の前後で異なる閾値を使用することを特徴とする。
また、用紙サイズ検知装置に係る第6の解決手段として、上記第1〜第5のいずれかの
解決手段において、前記読取り機構部は、R,G,B等の色毎に読み取り可能であり、前記制御手段は、読み取った各色毎の検出値を総合して用紙と背景の判別を行うことを特徴とする。
上記第1の解決手段によれば、原稿押さえカバーの閉動作の検知とそこからの所定時間経過により用紙押さえカバーの位置(角度)を推定できるので、適切な閾値を採用することができ、用紙サイズ検知を正確に行うことができる。
また、上記第2の解決手段によれば、用紙押さえカバーの角度を直接検知することにより、用紙押さえカバーの正確な位置を得ることができるので、適切な閾値を採用することができ、用紙サイズ検知をより正確に行うことができる。
また、上記第3の解決手段によれば、実際の写り込みに応じた閾値を採用することができるので、より正確に用紙サイズの検知を行うことが可能となる。
また、上記第4の解決手段によれば、可変の閾値を用いる必要がない場合に固定の閾値を用いることができるので、用紙サイズ検知処理の簡素化を図ることが可能となる。
また、上記第5の解決手段によれば、中折れ前後の部分の位置に応じた閾値を採用することができるので、用紙サイズ検知をより正確に行うことが可能となる。
また、上記第6の解決手段によれば、カラー原稿等の用紙であっても適切な閾値を採用することができるので、用紙サイズ検知をより正確に行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
なお、各図において共通する部分には、同一の符号を附している。
図1は、本発明の一実施の形態である用紙サイズ検知装置の電気的構成を示すブロック図である。
同図に示す符号1のCPUは、本実施形態の用紙サイズ検知装置10の各部を制御するための中央処理装置である。また、ROM2には、CPU1が実行する制御プログラムやや後述する用紙と背景を判別するための閾値など各種データが記録されている。また、RAM3は、CPU1のメインメモリとして機能する他、CPU1による各種演算結果やその他のデータを一時記憶する記憶手段である。
CPU1は、ROM2に記録された制御プログラムをメインメモリとしてのRAM3へメモリにロードして実行することにより各部の制御を行う。以下、CPU1、ROM2、RAM3の組を制御ユニット11と称す。また、ここでは、ROM2として、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)のような書き換え可能な不揮発性メモリを用い、ROM2に設定される閾値等を変更可能とする。
LAMP4は、反射鏡と露光ランプからなり、用紙載置台に載置される用紙に向かって光を照射し、その反射光を反射鏡によりさらに反射させCCD5に受光させる。CCD5は、LAMP4が照射した光が原稿やプラテンカバーによって反射された光を受光しこれを光電変換し、電気信号にして出力する。ASIC6は、CCD5の出力信号を所定形式の画像データにするなどの画像処理を行う特定用途向け集積回路である。
また、符号7は、プラテンカバーが閉じられるのを検出するスイッチ(MAT SW;プラテンカバーが用紙載置台であるコンタクトガラスに対し所定の角度以下となったときONとなる)または、コンタクトガラスに対するプラテンカバーの傾きの角度を検出する角度センサー(ANGLE SENSOR)である。STEP MOTOR8は、LAMP4を駆動するステッピングモーターであり、Driver9は、このSTEP MOTOR8の駆動制御をするドライバ・デバイスである。
次に、用紙サイズ検知装置10の機構構成について、図2に示す例を参照し説明する。
用紙サイズ検知装置10本体の上面には、サイズ検知を行う用紙が載置されるコンタクトガラス40が設けられており、さらにその上面を覆うように、プラテンカバー(図2にて図示せず、図3,4符号20参照;以下プラテンカバー20と称す)があり、その一端はヒンジにより本体側に結合され他端が開閉自在に設けられている。また、用紙サイズ検知装置10本体の上面部分には、ユーザーによる操作入力を受け付ける操作表示部(図示せず)が設けられている。また、この本体内には、上記LAMP4、CCD5、ASIC6、STEP MOTOR8、Driver9および制御ユニット11からなる読み取り機構部が設けられている。
この読み取り機構部は、図2に示すように構成される。コンタクトガラス40上に載置された用紙30に向け光を照射する露光ランプ41、用紙30およびプラテンカバー20からの反射光をさらに反射する第1ミラー42を備えた第1光学系走行体43、第1ミラー42によって反射された光を集光レンズ47に導くための第2および第3ミラー44、45を備えた第2光学系走行体46、集光レンズ47によって得られた反射光を電気信号に変換するためのCCD5、CCD5によって得られた画像情報等が入力される制御ユニット11を備えている。
第1光学系走行体43および第2光学系走行体46は、用紙30などの用紙全体をスキャンする際には、図1に示すSTEP MOTOR8によって、同図に向かって左右方向(副走査方向)に往復動される。第2光学系走行体46は、第1光学系走行体43の速度の1/2の速度で、第1光学系走行体43の移動距離の1/2の距離を移動する。第1光学系走行体43は、待機時にはホームポジション50に位置している。そして、用紙30を読み取る場合には、ホームポジション50にて、シェーディング白基準48の画像を読み取りこれを白の基準レベルとして用紙30の画像を読み取る。
また、用紙サイズ検出する際には、プラテンカバー20が半開き状態で、第1光学走行体43をホームポジション50から用紙が載置される所定位置まで移動させ、その位置で用紙と背景を読み取る。読み取られた画像のレベルが設定されている閾値以上の部分を白、閾値未満を黒として、白と判定された部分が用紙であるものとして主走査方向の用紙サイズ(用紙幅)を決定する。
また、同図に示す長手サイズ検出センサー49は、例えば、光学的読み取りにより検出された主走査方向のサイズがA4の長手方向のサイズを有する場合に、当該用紙がA3(A4サイズの2倍)であるかA4であるかの判別をするためのものである。この例では、用紙が長手サイズ検出センサー49にて検出される場合は、当該用紙はA3サイズであることが判別される。
制御ユニット11には、CCD5によって得られた画像情報の他、図示しない操作表示部からの信号等が入力される。制御ユニット11は、前述のように用紙サイズ検知装置10の各部の制御を行う他、本用紙サイズ検知装置10が画像形成装置を構成する1ユニットである場合には、この画像形成装置の各部の制御をする。例えば、複写をする場合には、用紙サイズ検知装置10により読み取られた用紙30の画像から得られた画像情報に基づいて画像形成を行うための信号を生成し、画像形成処理を実行する画像形成部(図示せず)に供給する。
次に、このように構成された本実施形態の用紙サイズ検知装置10の動作について説明する。
[実施例1]
この例では、用紙と背景を判別するための閾値が、背景として検出されるべきプラテンカバー20の所定角度に対し、最適な判別が可能となるように検出する位置毎に異なるように設定されているものとする。ここで使用される閾値は可変(位置毎に設定可能)であり、当該用紙サイズ検知装置10の使用環境に応じて最適となるように設定を変えることができる。この例の一連の動作は、例えば、図5のフローチャートに示すようになる。
はじめ、ユーザーによりプラテンカバー20を閉じる操作がなされ、このプラテンカバー20がMAT SW7に接触し、MAT SW7がオンするまで、すなわち、MAT SW7が用紙押さえカバーの閉動作を検出するまで、ステップS01にてMAT SW7がオンしたか否かの判断を繰り返す。
ここで、MAT SW7がオンすると、計時を開始するとともに、LAMP4をホームポジションから用紙サイズを検出する位置まで移動させる(ステップS02)。
次いで、MAT SW7による検出時(オン時)から所定時間が経過するまで、ステップS03にて所定時間が経過したか否かの判断を繰り返す。
ここでの所定時間としては、LAMP4が、ホームポジションから用紙サイズを検出する位置まで移動し、画像読み込み可能な状態となるまでの時間が設定されている。そして、用紙と背景を判別するための閾値として、プラテンカバー20が一般的な速度で閉じられるものとして、この所定時間経過後のプラテンカバー20のコンタクトガラス40に対する角度に対して最適な判別が行えるよう設定される。
ここで、所定時間が経過したとすると、ステップS03でYESと判定され、ステップS04へ移行する。
ステップ04では、画像読み込みを行う。具体的には、サイズ検出位置にあるLAMP4を発光させ、用紙およびプラテンカバー20から反射される反射光を反射鏡を介してCCD5に受光させる。CCD5が受光した反射光は、ASIC6により画像処理され、制御ユニット11が用紙と背景からなる画像情報を読み込む。
次いで、制御ユニット11は、読み込んだ画像情報から、ROM2に設定されている閾値を用いて、閾値以上のレベルをもつ部分を白、他を黒として、白部分を用紙、黒部分を背景とする(ステップS05)。
次いで、ステップS05にて判別された白部分のサイズ(白部分の一端から他端までの主走査方向の長さ)、すなわち用紙のサイズ(用紙幅)を算出する(ステップS06)。
[実施例2]
この例では、用紙と背景を判別するための閾値が、実施例1と同様に、用紙と背景の最適な判別が可能となるように、検出する位置毎に異なるように設定されるが、さらに、背景として検出されるべきプラテンカバー20の角度(この角度は、ANGLE SENSOR7により検出する)に応じて設定されているものとする。この例でも使用される閾値は可変(位置毎に設定可能)であり、当該用紙サイズ検知装置10の使用環境に応じて最適となるように設定を変えることができる。この例の一連の動作は、例えば、図6のフローチャートに示すようになる。
本実施例が前述の実施例と異なる点は、本実施例が、画像読み込み時に、ANGLE SENSOR7が検出するプラテンカバー20のコンタクトガラス40に対する角度を取得して、この角度における最適な閾値を用いて用紙サイズ検知処理(ステップS15〜S17;これは図5のステップS04〜S06に対応)を開始する点である。
なお、実施例1では、MAT SW7がオン状態となった時点から用紙サイズ検知のための動作を開始するが、本実施例では、ANGLE SENSOR7が所定角度(Angle1)を検出した時点から用紙サイズ検知のための動作を開始する。また、用紙サイズ検知処理については、前述の実施例1と同様であり、その説明は省略する。
前述の実施例1では、ユーザーによるプラテンカバー20を閉じる速度の相違により、プラテンカバー20のコンタクトガラス40に対する実際の角度が所定の角度から大きくずれる場合があり、これにより前述した実施例1の閾値が必ずしも最適ではなくなる場合があるが、本実施例では、用紙サイズ検知のための画像読み込み時に、ANGLE SENSOR7により検出されるプラテンカバー20のコンタクトガラス40に対する角度に対応する閾値を用いて用紙サイズ検知処理を実行するので、実施例1に比べ、ユーザーによるプラテンカバー20を閉じる速度の相違による影響を抑えることができる。
なお、上記実施例1および実施例2で用いる閾値には、プラテンカバー20の写り込みに応じた値(例えば、写り込みに比例した値)が設定される。プラテンカバー20の写り込みは、本体に結合されるヒンジ寄りの方が顕著で、反対側では写り込みが少なくなるので、この閾値は、ヒンジ寄りの方が大きい値となる。
また、上記実施例1および実施例2では、プラテンカバー20を所定の角度まで閉じた状態で用紙サイズ検知処理を行うものであるが、プラテンカバー20をその写り込みがない程度に開いた状態で画像を読み込んだり、プラテンカバー20を所定の角度まで閉じるがLAMP4の発光をオフとした状態で画像読み込みを行う場合、例えば、本出願人による特開2001−147494号公報に記載の技術のように、外部から入射される光(蛍光灯の光等)の影響を補正するため、用紙押さえカバーである原稿押さえが所定角度まで倒される直前付近において、露光ランプ41がオフの状態で画像を読み込んだり、原稿押さえが開いておりかつ露光ランプ41がオフまたはオンの状態で画像を読み込んだりさせる場合には、プラテンカバー20の写り込みの影響がないため、予め設定された一定の閾値(主走査方向のどの位置でも同じ値)を用いる。
また、プラテンカバー20が中折れ式の場合(図4参照)、中折れ位置の前後で異なる閾値を使用する。これは、ユーザーがプラテンカバー20を閉じる際、中折れ位置から本体と結合するヒンジまでの部分の方が、先に所定角度となり、他の部分が遅れて閉じる動きをするので、中折れ位置の前後で背景となるプラテンカバー20の角度が異なり、したがってその反射光の強度も異なるため、上記閾値を中折れ位置の前後で異なる値とする。
また、本実施の形態では、上記閾値は可変であり位置毎に設定可能としているが、用紙幅検出のため読み取る方向に複数の位置が指定され各位置での閾値が定められると、指定された位置間の閾値を補間し設定する。補間の方法としては、例えば線形補間などが挙げられる。
また、読取り機構部が、R,G,B等の色毎に読み取り可能に構成される場合は、読み取った各色毎の検出値を総合して(例えば、3色のレベルの最大値あるいは合計値を判別に利用するなどして)用紙と背景の判別を行う。
以上に説明したように、本実施の形態では、用紙サイズ検知のために、用紙と背景を判別するための閾値を上記のように設定するが、用紙サイズを検知する場合に用紙押さえカバーの角度より、その写り込み量がわかるので、写り込みの影響を受け難い閾値を選択することができ、プラテンカバー20や自動原稿給紙装置等の用紙押さえカバーの、用紙サイズ検知時における写り込みの影響を改善することができる。
また、閾値として、用紙押さえカバーの写り込みに応じた(比例する)値を設定するので、用紙が小サイズの原稿であっても、この原稿が白色に近いものであれば、用紙押さえカバーの閉じる速度が速くても(この場合、用紙押さえカバーの写り込みが顕著となるが)、正しく原稿サイズ検知が可能となり、より精度の高い検知が行える。また、中折れ式の用紙押さえカバーの場合も同様に可能となる。
また、用紙押さえカバーを本体に結合するヒンジ側とは反対側の閾値を小さい値とすることで、大サイズで比較的濃度の濃い原稿であっても正しく検知することが可能となる。
また、本発明は、実施例1,2にて説明した制御をCPU1に実行させるプログラムとして提供することができる。また、このプログラムは、用紙サイズ検知装置にすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)として提供することができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の構成等も含まれることは言うまでもない。
本発明の一実施の形態である用紙サイズ検知装置の電気的構成を示すブロック図である。 同実施の形態の用紙サイズ検知装置の機構構成(本体側)の一例を示す図(正面図)である。 同実施の形態の用紙サイズ検知装置の外観図(右側面図)である。 同実施の形態の用紙サイズ検知装置(中折れ式プラテンカバーの場合)の外観図(右側面図)である。 同実施の形態の動作例を示すフローチャート(実施例1)である。 同実施の形態の動作例を示すフローチャート(実施例2)である。 主走査方向の写り込みの程度を示すグラフである。
符号の説明
1…CPU
2…ROM
3…RAM
4…LAMP
5…CCD
6…ASIC
7…MAT SW/ANGLE SENSOR
8…STEP MOTOR
9…Driver
10…用紙サイズ検知装置
11…制御ユニット
20…プラテンカバー(用紙押さえカバー)
30…用紙
40…コンタクトガラス(用紙載置台)
41…露光ランプ
42…第1ミラー
43…第1光学系走行体
44…第2ミラー
45…第3ミラー
46…第2光学系走行体
47…集光レンズ
48…シェーディング白基準
49…長手サイズ検出センサー

Claims (5)

  1. 用紙を載置する透明な用紙載置台と、一端がヒンジにより本体に結合され用紙載置台に対し該用紙載置台を開閉自在に覆う用紙押さえカバーと、前記用紙載置台に載置された用紙を光学的に読み取る読取り機構部を備え、前記読取り機構部にて読み取った画像情報を基に用紙と背景を判別することにより用紙サイズを検知する用紙サイズ検知装置において、
    前記用紙押さえカバーの前記用紙載置台に対する角度を検出する検出手段と、
    前記角度毎の前記用紙押さえカバーの写り込みに応じた閾値を、前記用紙載置台上の用紙サイズ検出のため読み取る方向における複数の位置毎に記憶する記憶手段と、
    前記検出手段によって用紙押さえカバーが所定角度以下になったことが検出されてから所定時間経過した時点で検出された前記角度を取得し、前記所定時間経過した時点で読み取った前記画像情報と、前記記憶手段に記憶されている、前記取得した角度に対応する閾値とを比較することにより用紙と背景とを判別して用紙サイズを検知する制御手段と、
    を備えることを特徴とする用紙サイズ検知装置。
  2. 前記写り込みに応じた閾値とは、写り込みに比例した値である
    ことを特徴とする請求項1記載の用紙サイズ検知装置。
  3. 用紙と背景を判別するために、前記用紙押さえカバーが写り込まない程度に開いている
    状態で画像を読み込むか、または前記用紙押さえカバーが前記用紙載置台に対し所定角度付近にある場合に光を照射せずに画像を読み込み場合には、前記閾値として、予め設定された一定の閾値を用いる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の用紙サイズ検知装置。
  4. 前記用紙押さえカバーが中折れ式の場合、前記閾値として、中折れ位置の前後で異なる閾値を使用する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の用紙サイズ検知装置。
  5. 前記読取り機構部は、R,G,B等の色毎に読み取り可能であり、
    前記制御手段は、読み取った各色毎の検出値を総合して用紙と背景の判別を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の用紙サイズ検知装置。
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