JP4028459B2 - 蝶番及び蝶番の製造方法 - Google Patents

蝶番及び蝶番の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、一対の羽根板同士を互いに突き合わせ、その突き合わせ部分を支点にして相対的に回動自在ならしめて連結される蝶番の技術に関する。
蝶番は、蓋やドアの開閉機構として古くから広く利用されている極めてポピュラーな部材であり、図の(a)、(b)に示すように、軸受け8を備えた羽根板1と軸受け8,8を備えた羽根車板同士を1本のシャフト9で連結して組み付けられる構造が採られている。
軸受けは羽根板に溶接されるものもあるが、大型の特殊なものを除けば、プレス加工により羽根板と一体に製造されるものが殆どであり、シャフトには、特許文献1や2に開示されている如く、何等かの抜け止め対策が施されている。
特開2000−310215号公報 特開2003−166373号公報
プレス加工では、打ち抜きや曲げなどが複数の段階に分けて実行されるが、それを連続した一つの工程と捉えると、蝶番を製造するには、少なくとも羽根板を成型するプレス工程とは別に、羽根板同士をシャフトで連結する組み付け工程が必要である。
この組み付け工程は、一連のプレス部門から分離されていて、そのため蝶番を完成させるには、二つの独立した部門を設置しなくてはならない。
又軸受けにシャフトを挿通させた後、シャフトに抜け止め対策を施さなくてはならないので、組み付け作業が煩雑になっていた。
本発明は、組み付け作業の合理化を目的とした蝶番の技術であって、その構成は、一対の羽根板同士を互いに突き合わせ、一方の羽根板に一体形成された軸体に、他方の羽根板に一体形成された舌片を巻き付けることで、軸体を支点にして相対的に回動自在ならしめて連結される蝶番にあって、軸体が、羽根板の縁部分を外側より内側に向けてC状に折り返して成型された第1のカール部と、その第1のカール部の基端側に連続して設けられた切り起こし片を内側より外側に向けてC状に折り返して成型された第2のカール部とを、向かい合わせて筒状に形成したものであることを特徴とする蝶番と、金属製板材から、切り起こし片を備えた羽根板と舌片を備えた羽根板とを打ち抜く板抜き工程と、少なくとも、切り起こし片を備えた羽根板の縁部分を外側より内側に向けてC状に折り返すと共に、切り起こし片を内側から外側へC状に折り返して両折り返し部によって筒状の軸体を加工する軸成型工程と、軸体に舌片を巻き付けて羽根板同士を連結する組み付け工程とを順に実行する蝶番の製造方法とにある。
又前記蝶番の製造方法にあっては、対となる羽根板同士を連結片により連結させたまま各工程を実行することができ、更に、組み付け工程が終えたら連結片を切り落とすトリミング工程を連続して実行するようにもできる。
本発明の蝶番は、軸体に舌片を巻き付けるだけの簡単な作業で完成させることができ、又、シャフトとして機能する軸体が羽根板と一体に形成されているので、軸体の抜け止め対策は不要である。
そして本発明の蝶番の製造方法によれば、羽根板同士を連結する組み付け工程を、プレス工程の一環として組み入れることができ、総ての工程が同一部門で一連に実行できる。
軸体を第1のカール部と第2のカール部とで筒状に形成しているので、プレス(板金)加工技術が効率よく生かされ、軸体の軽量化も図れる。
対となる羽根板同士を連結片により連結させたまま各工程を実行すれば、全工程、完成に至るまで組単位で進められるの、セッティングする際のミスはない。
以下、本発明に係る蝶番及び蝶番の製造方法を図面に基づいて説明する。
図1の(a)は組み付け直前の形態を示したもので、プレス加工によって成型された一対の羽根板1,2には、それぞれ二箇所にねじ挿通孔3,3・・が穿設されており、それら羽根板1,2のうちの一方の羽根板1は、突き合わせ側の縁部分を外側より内側に向けてC状に折り返して成型された第1のカール部4aと、その第1のカール部4の基端側に連続して設けられた切り起こし片を内側より外側に向けてC状に折り返して成型された第2のカール部4b、4bとを、向かい合わせて第2のカール部4bの幅に相当する長さの筒状に形成された二本の軸体4、4を備えている。
他方の羽根板2には、突き合わせ側の縁から前記軸体4、4に対応した幅の舌片5,5が突設されており、その舌片5,5は基端部から直角に立ち上がり、先端が外方へU字状に屈曲形成されている。
羽根板1,2同士は、舌片5,5を軸体4,4に巻き付けることにより連結され、この組み付け工程のみで、図1の(b)に示す蝶番が完成される。
従って羽根板に別部材のシャフトを組み付けたり、シャフトの役割を果たす軸体に、抜け止め対策を施す必要もない。
以上、組み付け工程のみについて説明したが、次に製造工程全体を、一組の蝶番についてその加工手順の一例を図2に示す。
(a)は、金属製プレートから板抜き成型された平板素材を示したものであり、羽根板1、2は連結側の縁を向かい合わせ、互いに一定の距離を保った配置状態にて、両サイド同士が連結片6,6で繋がれている。
一方の羽根板1には、ねじ挿通孔3,3が二カ所に穿設されていると共に、コの字の開放側を連結側に向けたスリット7,7が切り込み形成されており、他方の羽根板2には、連結側に短冊状の舌片5,5が延設されている。
このように成型された平板素材に対し、軸成型工程として例えば、先ず舌片5,5の先端のみをU字状に折り曲げ(b)、続いて一方の羽根板1における連結側の縁部分と、同じく一方の羽根板におけるスリット7,7で囲まれた切り起こし片とを互いに向かい合わせとなるようにカールさせて第1及び第2のカール部4a,4bを形成し(c)、次に舌片5,5を基端から垂直に起立させると共に、前記第1のカール部4aと第2のカール部4bの先端同士を突き合わせて円筒形の軸部4を形成する(d)。
そして、連結片6を一方の羽根板1際にて直角に折り曲げ(e)、続いて連結片6の中央付近を前記とは逆の方向へ直角に折り曲げ(f)、次に、連結片6を他方の羽根板2際にて直角に折り曲げ(g)、更に、直角に折り曲げられている連結片6の中央部分をU字状に屈曲させ(h)ることで、軸部4上に舌片5の折り曲げ部分が重なるように両羽根板1、2の位置関係を調整する。
この段階では、両羽根板1,2相互間には段差があるので、組み付け工程では、軸部4に舌片5を巻き掛け(i)た後、両羽根板1,2の段差を縮めながら軸部4に舌片5を効率よく巻き付けることができ(j)、最後のトリミング工程で、連結片6を切り取り(k)一連の工程を終了する。
このように一切の作業をプレス工程にて賄うことができ、組み付け部門を別途設置する必要はない。
前記の工程は、一対の羽根板を組み付ける例について説明したが、帯状の金属プレートに、複数の組を所定のピッチ間隔にて板取りをすれば、図3に示すように、順送りしながら羽根板1,2を板抜きし、曲げ加工によって軸体4に舌片5を巻き付け、連結片6、6を切り取る連続した一貫作業で、製品を製造することができる。
又、軸体とその軸体に巻き付ける舌片とは二カ所に設けなくとも一カ所に設計変更することは可能であり、その場合も図4に示すように、前記と同様、順送りしながら羽根板1,2を板抜きし、曲げ加工によって軸体4に舌片5を巻き付け、連結片6、6を切り取る連続した一貫作業で生産することができる。
尚、前記図4の実施例にあっては、共通する部材の名称に図3に示す実施例と同一符号を用い、重複説明は省略する。
更に、本発明の蝶番は、羽根板の形態について特に限定はなく、プレス成形可能であれば、サイズ、軸体や舌片の形成箇所、数などは自由に設計可能であり、例えば図5に示すように、軸体4と舌片5とをバックル金具7,7と一体に形成し、ワイヤ類の結束具に利用することもできる。
尚、突き合わせは、縁部同士を突き合わせるばかりでなく、面に対して縁部を突き合わせる形態も含む。
本発明の蝶番を示した説明図である。 組み付け工程の説明図である。 帯状の金属プレートに複数の組を板取りし、各段階を順送りしながら連続して実行する例を示した説明図である。 変更例の説明図である。 結束具に利用した説明図である。 従来例の説明図である。
符号の説明
1,2・・羽根板、3・・ねじ挿通孔、4・・軸体、4a・・第1のカール部、4b・・第2のカール部、5・・舌片、6・・、連結片、7・・バックル金具、8・・軸受け、9・・シャフト。

Claims (3)

  1. 一対の羽根板同士を互いに突き合わせ、一方の羽根板に一体形成された軸体に、他方の羽根板に一体形成された舌片を巻き付けることで、前記軸体を支点にして相対的に回動自在ならしめて連結される蝶番にあって、
    前記軸体が、羽根板の縁部分を外側より内側に向けてC状に折り返して成型された第1のカール部と、その第1のカール部の基端側に連続して設けられた切り起こし片を内側より外側に向けてC状に折り返して成型された第2のカール部とを、向かい合わせて筒状に形成したものであることを特徴とする蝶番。
  2. 金属製板材から、切り起こし片を備えた羽根板と舌片を備えた羽根板とを打ち抜く板抜き工程と、少なくとも、切り起こし片を備えた羽根板の縁部分を外側より内側に向けてC状に折り返すと共に、切り起こし片を内側から外側へC状に折り返して両折り返し部によって筒状の軸体を曲げ加工する軸成型工程と、軸体に舌片を巻き付けて羽根板同士を連結する組み付け工程とを順に実行する蝶番の製造方法。
  3. 対となる羽根板同士を連結片により連結させたまま各工程を実行し、組み付け工程が終えたら連結片を切り落とすトリミング加工を実行する請求項に記載した蝶番の製造方法。
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