JP4027713B2 - 無線通信システム、そのシステムに用いられる通信装置、携帯端末、通信方法、コンピュータにその方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

無線通信システム、そのシステムに用いられる通信装置、携帯端末、通信方法、コンピュータにその方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信局からの接続要求を受けて通信局と携帯電話とを接続する無線通信システムに関し、特に、通信局からの接続要求を受けて携帯電話に接続要求を処理するサーバ装置と、サーバ装置に接続されて携帯電話と通信する通信装置とを含む無線通信システムにおける通信技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線を用いた通信システムにおいては、有線の場合と状況が異なり、無線基地局からの電波の到達範囲に携帯電話が存在するか否か、携帯電話が待受け状態であるか否かなどにより無線基地局との通信が常に可能であるとは限らない。そのため、通信局から接続要求が発信されても、携帯電話がその要求を受信できないで、接続できない場合がある。
【0003】
特開平5−102924号公報は、2種類の通信回路を切換えて、発信局から送信された呼出しに応答できる携帯電話を開示する。この公報に開示された携帯電話は、無線基地局との間に無線チャネル(主回線)を形成する回路と、待受け時であって無線送信局から送信された発信局からの呼出しを受信する呼出し受信回路と、無線チャネルを形成しないときは携帯電話本体の電源をオフにする回路とを含む。
【0004】
この公報に開示された携帯電話によると、携帯電話の待受中は、無線呼出し受信回路の電源のみをオンにして、携帯電話本体の電源をオフにして、無線チャネル(主回線)もオフにする。無線基地局への応答時や通話時のみ、携帯電話本体の電源をオンにする。このようにすると、無線チャネルが形成されていない場合でも呼出し受信回路により発信局から送信された呼出しを検知できるとともに、待受中においては、電源すなわち携帯電話機本体の電池をオフにして、無駄な電力消費を抑制することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この公報に開示された携帯電話の無線呼出し受信回路は、受信のみにしか対応していない。このため、主回線がオフになっていて使用できない場合には、携帯電話の詳細な状態(無線基地局の圏外にいる、電源が入っていない、無線基地局の通信チャネルに空きがない、通話中、故障しているなど)が、発信局に通知されない。そのため、発信者は、どのような理由で接続できなかったのかわからないという問題点がある。
【0006】
さらに、主回線が使用できる状態であっても、無線呼出し受信回路は受信のみにしか対応していない。このため、携帯電話と無線基地局との接続を確立する際に、両方に共通する認証情報および接続情報が必要な場合、即座にその情報を共有できず、事前に登録することなどが必要であるという問題点がある。
【0007】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、着信側の理由により無線通信できない理由を発信者が知ることができる、無線通信システム、そのシステムに用いられる通信装置および携帯端末を提供することである。
【0008】
さらに、本発明は、認証情報を事前に準備することなく、容易にセキュリティの高い認証処理を実行することができる、無線通信システム、そのシステムに用いられる通信装置、携帯端末、通信方法、コンピュータにその方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る無線通信システムは、複数の第1の通信装置と、第2の通信装置と、第1の通信装置のいずれかおよび第2の通信装置と無線通信する携帯端末とを含む。第2の通信装置は、第1の通信装置と通信するための第1の通信手段と、携帯端末と通信するための第2の通信手段と、他の通信装置と通信するための第3の通信手段と、第1の通信手段と第2の通信手段と第3の通信手段とを制御するための制御手段とを含む。第2の通信装置の制御手段は、他の通信装置から携帯端末への接続要求を受信するように第3の通信手段を制御するための手段と、接続要求を携帯端末に送信するように第2の通信手段を制御するための手段とを含む。携帯端末は、第1の通信装置と通信するための第1の通信手段と、第2の通信装置と通信するための第2の通信手段と、第2の通信装置から接続要求を受信したことに応答して、複数の第1の通信装置の中から通信可能な第1の通信装置を検索するための検索手段と、第1の通信手段と第2の通信手段とを制御するための制御手段とを含む。携帯端末の制御手段は、検索手段による検索結果に基づいて、第2の通信装置を経由することにより他の通信装置と通信する第1の通信モード、および通信可能な第1の通信装置と第2の通信装置とを経由することにより他の通信装置と通信する第2の通信モードのいずれかを選択的に実行するように、第1の通信手段および第2の通信手段を制御するための手段を含む。第1の通信装置は、携帯端末と通信するための第1の通信手段と、第2の通信装置と通信するための第2の通信手段と、第1の通信手段と第2の通信手段とを制御するための制御手段とを含む。第1の通信装置の制御手段は、検索手段により検索されたことに応答して、携帯端末に通信可能であることを表わす情報を送信するように第1の通信手段を制御するための手段と、第2の通信モードが選択された場合には携帯端末と第2の通信装置との間で通信するように第1の通信手段と第2の通信手段とを制御するための手段とを含む。携帯端末の制御手段は、第2の通信モードが選択された場合には第1の通信装置と第2の通信装置との間で通信するように、第1の通信手段と第2の通信手段とを制御するための手段をさらに含む。第2の通信装置の制御手段は、第1の通信モードが選択された場合には携帯端末と他の通信装置との間で通信するように、第2の通信手段と第3の通信手段とを制御するための手段と、第2の通信モードが選択された場合には第1の通信装置と他の通信装置との間で通信するように、第1の通信手段と第3の通信手段とを制御するための手段とをさらに含む。
【0010】
第1の発明によると、他の装置から携帯端末への接続要求を受信した第2の通信装置は、携帯端末にその接続要求を送信する。携帯端末は、第2の通信装置から接続要求を受信すると、携帯端末の周囲に存在する第1の通信装置が検索される。このとき、携帯端末と第1の通信装置との間の通信は、たとえばBluetooth通信による近距離無線通信により行なわれる。たとえば、第1の通信装置が検索できないと第1の通信モード、第1の通信装置が検索できると第2の通信モードが設定される。第1の通信モードの場合には、第1の通信装置が検索できなかった理由(たとえば、携帯端末の状態、第1の通信装置の検索結果など)が携帯端末から第2の通信装置を経由して他の通信装置に送信される。これにより、他の通信装置のユーザは、携帯端末が第1の通信装置を経由して接続できない理由を認知できる。また、第2の通信モードの場合には、携帯端末は、第1の通信装置および第2の通信装置を経由して他の通信装置と通信できる。これにより、第1の通信装置の圏外であっても第2の通信装置は、携帯端末の広域無線網により着信を通知するので、携帯端末の着信エリアを広域化できる。携帯端末と第1の通信装置が無線により通信できない場合には、携帯端末は、広域無線網により第2の通信装置にその旨を通知し、他の装置に携帯端末の詳細情報が通知され、通信できない理由が明確になり再度の接続要求を防止できる。その結果、着信側の理由により無線通信できない理由を発信者が知ることができる無線通信システムを提供することができる。
【0011】
第2の発明に係る無線通信システムにおいては、第1の発明の構成に加えて、携帯端末の制御手段は、検索手段により通信可能な第1の通信装置が検索されたことに応答して、第2の通信モードを選択的に実行するように制御するための手段を含む。
【0012】
第2の発明によると、携帯端末が第1の通信装置を検索できなかったときには、第1の通信モードが実行されて、携帯端末から第2の通信装置に必要な情報を送信することができる。
【0013】
第3の発明に係る無線通信システムにおいては、第1の発明の構成に加えて、携帯端末の制御手段は、検索手段により通信可能な第1の通信装置が検索されないことに応答して、第1の通信モードを選択的に実行するように制御するための手段を含む。
【0014】
第3の発明によると、携帯端末が第1の通信装置を検索できたときには、第2の通信モードが実行されて、携帯端末から第1の通信装置および第2の通信装置を経由して他の装置との通信経路を確立できる。
【0015】
第4の発明に係る無線通信システムにおいては、第3の発明の構成に加えて、携帯端末の制御手段は、第1の通信モードを実行して、検索手段により通信可能な第1の通信装置が検索されない理由を表わす情報を第2の通信装置に送信するように第2の通信手段を制御するための手段をさらに含む。第2の通信装置の制御手段は、理由を表わす情報を他の通信装置に送信するように第3の通信手段を制御するための手段をさらに含む。
【0016】
第4の発明によると、携帯端末が第1の通信装置を検索できなかった場合、第1の通信装置が検索されない理由を表わす情報が、第2の通信装置を経由して他の通信装置に送信することができる。
【0017】
第5の発明に係る無線通信システムにおいては、第1の発明の構成に加えて、第2の通信装置は、携帯端末と第1の通信装置との通信履歴を記憶するための記憶手段をさらに含む。第2の通信装置の制御手段は、記憶手段に記憶された通信履歴に基づいて、通信履歴に含まれる第1の通信装置と通信するように第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む。
【0018】
第5の発明によると、第2の通信装置に設けられた記憶手段には、携帯端末と第1の通信装置との通信履歴が記憶される。第2の通信装置は、既に通信回線を確立させた履歴のある第1の通信装置と通信する。これにより、第2の通信装置が携帯端末と第1の通信装置との通信履歴を記憶しているため、他の通信装置からの接続要求を通信履歴と照合することにより、携帯端末への接続要求の通知を携帯端末の広域通信網を用いずに、直接に第1の通信装置から携帯端末に接続することができる。
【0019】
第6の発明に係る無線通信システムにおいては、第1の発明の構成に加えて、第1の通信装置は、キーワードとキーワードに関連付けられた情報とを記憶するための記憶手段をさらに含む。第2の通信装置の制御手段は、キーワードを携帯端末に送信するように第2の通信手段を制御するための手段をさらに含む。携帯電話の制御手段は、第2の通信装置から受信したキーワードを第1の通信装置に送信するように第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む。第1の通信装置は、携帯端末からキーワードを受信したことに応答して、受信したキーワードに対応する情報を記憶手段から読出すための読出手段をさらに含む。第1の通信装置の制御手段は、対応する情報を携帯端末に送信するように第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む。
【0020】
第6の発明によると、第2の通信装置から携帯端末に送信されたキーワードに基づいて、第1の通信装置に記憶されたそのキーワードに対応する情報が、携帯端末に送信される。第1の通信装置に、その装置の設置場所に対応させた地域情報を記憶しておいて、携帯端末が現在存在する地域の詳細情報を取得する必要があると、第2の通信装置からキーワードのみを取得し、携帯端末の周辺の第1の通信装置に送信することで、そのキーワードに基づく携帯端末の周辺の詳細情報を取得することができる。
【0021】
第7の発明に係る無線通信システムにおいては、第1の発明の構成に加えて、携帯端末と第1の通信装置との間は、認証情報を使用して接続が認証される。第2の通信装置は、認証情報を作成するための作成手段をさらに含む。第2の通信装置の制御手段は、認証情報を第1の通信装置に送信するように第1の通信手段を制御するための手段と、認証情報を携帯端末に送信するように第2の通信手段を制御するための手段とをさらに含む。携帯端末の制御手段は、第2の通信装置から受信した認証情報に基づいて、第1の通信装置と通信するように第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む。第1の通信装置の制御手段は、第2の通信装置から受信した認証情報に基づいて、携帯端末と通信するように第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む。
【0022】
第7の発明によると、第2の通信装置の作成手段は、認証情報を作成する。この認証情報は、たとえば携帯端末と第1の通信装置とを接続する際に用いられるPIN(Personal Identification Number)コードである。第2の通信装置は、第1の通信装置と携帯端末とに、作成した認証情報を送信する。携帯端末の制御手段は、第2の通信装置から受信した認証情報に基づいて、第1の通信装置の制御手段は、第2の通信装置から受信した認証情報に基づいて、携帯端末と第1の通信装置との間の接続を認証する。これにより、共通の認証情報は、第2の通信装置で生成されて共有化されるため、携帯端末と第1の通信装置とに予め共通の認証情報を記憶させる必要がなく、様々な状況に応じて認証情報を決定でき、通信の秘匿性を高めることができる。その結果、認証情報を事前に準備することなく、容易にセキュリティの高い認証処理を実行することができる無線通信システムを提供することができる。
【0023】
第8の発明に係る無線通信システムにおいては、第1の発明の構成に加えて、携帯端末と第1の通信装置との間は、認証情報を使用して接続が認証される。携帯端末は、認証情報を作成するための作成手段をさらに含む。携帯端末の制御手段は、認証情報を第2の通信装置に送信するように第2の通信手段を制御するための手段をさらに含む。第2の通信装置の制御手段は、認証情報を第1の通信装置に送信するように第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む。携帯端末の制御手段は、作成手段により作成された認証情報に基づいて、第1の通信装置と通信するように第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む。第1の通信装置の制御手段は、第2の通信装置から受信した認証情報に基づいて、携帯端末と通信するように第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む。
【0024】
第8の発明によると、携帯端末の作成手段は、認証情報を作成する。携帯端末は、第2の通信装置に、作成した認証情報を送信する。第2の通信装置は、第1の通信装置に、受信した認証情報を送信する。携帯端末の制御手段は、作成手段により作成された認証情報に基づいて、第1の通信装置の制御手段は、第2の通信装置から受信した認証情報に基づいて、携帯端末と第1の通信装置との間の接続を認証する。これにより、共通の認証情報は、携帯端末で生成されて共有化されるため、携帯端末と第1の通信装置とに予め共通の認証情報を記憶させる必要がなく、様々な状況に応じて認証情報を決定でき、通信の秘匿性を高めることができる。その結果、認証情報を事前に準備することなく、容易にセキュリティの高い認証処理を実行することができる無線通信システムを提供することができる。
【0025】
第9の発明に係る無線通信システムにおいては、第1の発明の構成に加えて、携帯端末と第1の通信装置との間は、認証情報を使用して接続が認証される。第1の通信装置は、認証情報を作成するための作成手段をさらに含む。第1の通信装置の制御手段は、認証情報を第2の通信装置に送信するように第2の通信手段を制御するための手段をさらに含む。第2の通信装置の制御手段は、認証情報を携帯端末に送信するように第2の通信手段を制御するための手段をさらに含む。携帯端末の制御手段は、第2の通信装置から受信した認証情報に基づいて、第1の通信装置と通信するように第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む。第1の通信装置の制御手段は、作成手段により作成された認証情報に基づいて、携帯端末と通信するように第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む。
【0026】
第9の発明によると、第1の通信装置の作成手段は、認証情報を作成する。第1の通信装置は、第2の通信装置に、作成した認証情報を送信する。第2の通信装置は、携帯端末に、受信した認証情報を送信する。携帯端末の制御手段は、第2の通信装置から受信した認証情報に基づいて、第1の通信装置の制御手段は、作成手段により作成された認証情報に基づいて、携帯端末と第1の通信装置との間の接続を認証する。これにより、共通の認証情報は、第1の通信装置で生成されて共有化されるため、携帯端末と第1の通信装置とに予め共通の認証情報を記憶させる必要がなく、様々な状況に応じて認証情報を決定でき、通信の秘匿性を高めることができる。その結果、認証情報を事前に準備することなく、容易にセキュリティの高い認証処理を実行することができる無線通信システムを提供することができる。
【0027】
第10の発明に係る無線通信システムにおいては、第1の発明の構成に加えて、携帯端末は、第2の通信装置から接続要求を受信したことに応答して、第1の通信手段が非作動状態であると、作動状態に切換えるための切換手段をさらに含む。
【0028】
第10の発明によると、携帯端末における第1の通信装置との通信手段であるたとえばBluetooth通信部が非作動の状態であると、電源をオンにして作動状態にする。これにより、必要な場合にのみ電力を消費するようにできる。
【0029】
第11の発明に係る通信装置は、複数の第1の通信装置と、第2の通信装置と、第1の通信装置のいずれかおよび第2の通信装置と無線通信する携帯端末とを含む無線通信システムに用いられる第1の通信装置である。第2の通信装置は、他の通信装置から携帯端末への接続要求を受信して、携帯端末に送信する。携帯端末は、第2の通信装置から接続要求を受信したことに応答して、複数の第1の通信装置の中から通信可能な第1の通信装置を検索して、その検索結果に基づいて、第2の通信装置を経由することにより他の通信装置と通信する第1の通信モード、および通信可能な第1の通信装置と第2の通信装置とを経由することにより他の通信装置と通信する第2の通信モードのいずれかを選択的に実行する。第1の通信装置は、携帯端末と通信するための第1の通信手段と、第2の通信装置と通信するための第2の通信手段と、第1の通信手段と第2の通信手段とを制御するための制御手段とを含む。制御手段は、携帯端末により検索されたことに応答して、携帯端末に通信可能であることを表わす情報を送信するように第1の通信手段を制御するための手段と、第2の通信モードが選択された場合には携帯端末と第2の通信装置との間で通信するように第1の通信手段と第2の通信手段とを制御するための手段とを含む。
【0030】
第11の発明によると、他の装置から携帯端末への接続要求を受信した第2の通信装置は、携帯端末にその接続要求を送信する。携帯端末は、第2の通信装置から接続要求を受信すると、携帯端末の周囲に存在する第1の通信装置が検索される。このとき、携帯端末と第1の通信装置との間の通信は、たとえばBluetooth通信による近距離無線通信により行なわれる。たとえば、第1の通信装置が検索できないと第1の通信モード、第1の通信装置が検索できると第2の通信モードが設定される。第1の通信モードの場合には、第1の通信装置が検索できなかった理由(たとえば、携帯端末の状態、第1の通信装置の検索結果など)が携帯端末から第2の通信装置を経由して他の通信装置に送信される。これにより、他の通信装置のユーザは、携帯端末が第1の通信装置を経由して接続できない理由を認知できる。また、第2の通信モードの場合には、携帯端末は、第1の通信装置および第2の通信装置を経由して他の通信装置と通信できる。これにより、第1の通信装置の圏外であっても第2の通信装置は、携帯端末の広域無線網により着信を通知するので、携帯端末の着信エリアを広域化できる。携帯端末と第1の通信装置が無線により通信できない場合には、携帯端末は、広域無線網により第2の通信装置にその旨を通知し、他の装置に携帯端末の詳細情報が通知され、通信できない理由が明確になり再度の接続要求を防止できる。その結果、着信側の理由により無線通信できない理由を発信者が知ることができる無線通信システムに用いられる第1の通信装置を提供することができる。
【0031】
第12の発明に係る第1の通信装置は、第11の発明の構成に加えて、キーワードとキーワードに関連付けられた情報とを記憶するための記憶手段をさらに含む。第2の通信装置は、キーワードを携帯端末に送信し、携帯電話は、受信したキーワードを第1の通信装置に送信する。第1の通信装置は、携帯端末からキーワードを受信したことに応答して、受信したキーワードに対応する情報を記憶手段から読出すための読出手段をさらに含む。制御手段は、対応する情報を携帯端末に送信するように第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む。
【0032】
第12の発明によると、第2の通信装置から携帯端末に送信されたキーワードに基づいて、第1の通信装置に記憶されたそのキーワードに対応する情報が、携帯端末に送信される。第1の通信装置に、その装置の設置場所に対応させた地域情報を記憶しておいて、携帯端末が現在存在する地域の詳細情報を取得する必要があると、第2の通信装置からキーワードのみを取得し、携帯端末の周辺の第1の通信装置に送信することで、そのキーワードに基づく携帯端末の周辺の詳細情報を取得することができる。
【0033】
第13の発明に係る第1の通信装置は、第11の発明の構成に加えて、認証情報を作成するための作成手段をさらに含む。制御手段は、認証情報を第2の通信装置に送信するように第2の通信手段を制御するための手段をさらに含む。第2の通信装置は、認証情報を携帯端末に送信する。制御手段は、作成手段により作成された認証情報に基づいて、携帯端末と通信するように第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む。
【0034】
第13の発明によると、作成手段は、認証情報を作成する。第1の通信装置は、第2の通信装置に、作成した認証情報を送信する。第2の通信装置は、携帯端末に、受信した認証情報を送信する。携帯端末は、第2の通信装置から受信した認証情報に基づいて、制御手段は、作成手段により作成された認証情報に基づいて、携帯端末と第1の通信装置との間の接続を認証する。これにより、共通の認証情報は、第1の通信装置で生成されて共有化されるため、携帯端末と第1の通信装置とに予め共通の認証情報を記憶させる必要がなく、様々な状況に応じて認証情報を決定でき、通信の秘匿性を高めることができる。その結果、認証情報を事前に準備することなく、容易にセキュリティの高い認証処理を実行することができる無線通信システムに用いられる第1の通信装置を提供することができる。
【0035】
第14の発明に係る第2の通信装置は、複数の第1の通信装置と、第2の通信装置と、第1の通信装置のいずれかおよび第2の通信装置と無線通信する携帯端末とを含む無線通信システムに用いられる第2の通信装置である。携帯端末は、第2の通信装置から接続要求を受信したことに応答して、複数の第1の通信装置の中から通信可能な第1の通信装置を検索して、検索結果に基づいて、第2の通信装置を経由することにより他の通信装置と通信する第1の通信モード、および通信可能な第1の通信装置と第2の通信装置とを経由することにより他の通信装置と通信する第2の通信モードのいずれかを選択的に実行する。第1の通信装置は、携帯端末により検索されたことに応答して、携帯端末に通信可能であることを表わす情報を送信する。第2の通信装置は、第1の通信装置と通信するための第1の通信手段と、携帯端末と通信するための第2の通信手段と、他の通信装置と通信するための第3の通信手段と、第1の通信手段と第2の通信手段と第3の通信手段とを制御するための制御手段とを含む。制御手段は、他の通信装置から携帯端末への接続要求を受信するように第3の通信手段を制御するための手段と、接続要求を携帯端末に送信するように第2の通信手段を制御するための手段と、第1の通信モードが選択された場合には携帯端末と他の通信装置との間で通信するように、第2の通信手段と第3の通信手段とを制御するための手段と、第2の通信モードが選択された場合には第1の通信装置と他の通信装置との間で通信するように、第1の通信手段と第3の通信手段とを制御するための手段と含む。
【0036】
第14の発明によると、他の装置から携帯端末への接続要求を受信した第2の通信装置は、携帯端末にその接続要求を送信する。携帯端末は、第2の通信装置から接続要求を受信すると、携帯端末の周囲に存在する第1の通信装置が検索される。このとき、携帯端末と第1の通信装置との間の通信は、たとえばBluetooth通信による近距離無線通信により行なわれる。たとえば、第1の通信装置が検索できないと第1の通信モード、第1の通信装置が検索できると第2の通信モードが設定される。第1の通信モードの場合には、第1の通信装置が検索できなかった理由(たとえば、携帯端末の状態、第1の通信装置の検索結果など)が携帯端末から第2の通信装置を経由して他の通信装置に送信される。これにより、他の通信装置のユーザは、携帯端末が第1の通信装置を経由して接続できない理由を認知できる。また、第2の通信モードの場合には、携帯端末は、第1の通信装置および第2の通信装置を経由して他の通信装置と通信できる。これにより、第1の通信装置の圏外であっても第2の通信装置は、携帯端末の広域無線網により着信を通知するので、携帯端末の着信エリアを広域化できる。携帯端末と第1の通信装置が無線により通信できない場合には、携帯端末は、広域無線網により第2の通信装置にその旨を通知し、他の装置に携帯端末の詳細情報が通知され、通信できない理由が明確になり再度の接続要求を防止できる。その結果、着信側の理由により無線通信できない理由を発信者が知ることができる無線通信システムに用いられる第2の通信装置を提供することができる。
【0037】
第15の発明に係る第2の通信装置は、第14の発明の構成に加えて、携帯端末と第1の通信装置との通信履歴を記憶するための記憶手段をさらに含む。制御手段は、記憶手段に記憶された通信履歴に基づいて、通信履歴に含まれる第1の通信装置と通信するように第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む。
【0038】
第15の発明によると、記憶手段には、携帯端末と第1の通信装置との通信履歴が記憶される。第2の通信装置は、既に通信回線を確立させた履歴のある第1の通信装置と通信する。これにより、第2の通信装置が携帯端末と第1の通信装置との通信履歴を記憶しているため、他の通信装置からの接続要求を通信履歴と照合することにより、携帯端末への接続要求の通知を携帯端末の広域通信網を用いずに、直接に第1の通信装置から携帯端末に接続することができる。
【0039】
第16の発明に係る第2の通信装置は、第14の発明の構成に加えて、認証情報を作成するための作成手段をさらに含む。制御手段は、認証情報を第1の通信装置に送信するように第1の通信手段を制御するための手段と、認証情報を携帯端末に送信するように第2の通信手段を制御するための手段とをさらに含む。
【0040】
第16の発明によると、作成手段は、認証情報を作成する。第2の通信装置は、第1の通信装置と携帯端末とに、作成した認証情報を送信する。携帯端末の制御手段は、第2の通信装置から受信した認証情報に基づいて、第1の通信装置の制御手段は、第2の通信装置から受信した認証情報に基づいて、携帯端末と第1の通信装置との間の接続を認証する。これにより、共通の認証情報は、第2の通信装置で生成されて共有化されるため、携帯端末と第1の通信装置とに予め共通の認証情報を記憶させる必要がなく、様々な状況に応じて認証情報を決定でき、通信の秘匿性を高めることができる。その結果、認証情報を事前に準備することなく、容易にセキュリティの高い認証処理を実行することができる無線通信システムに用いられる第2の通信装置を提供することができる。
【0041】
第17の発明に係る携帯端末は、複数の第1の通信装置と、第2の通信装置と、第1の通信装置のいずれかおよび第2の通信装置と無線通信する携帯端末とを含む無線通信システムに用いられる携帯端末である。第2の通信装置は、他の通信装置から携帯端末への接続要求を受信して、受信した接続要求を携帯端末に送信する。携帯端末は、第1の通信装置と通信するための第1の通信手段と、第2の通信装置と通信するための第2の通信手段と、第2の通信装置から接続要求を受信したことに応答して、複数の第1の通信装置の中から通信可能な第1の通信装置を検索するための検索手段と、第1の通信手段と第2の通信手段とを制御するための制御手段とを含む。制御手段は、検索手段による検索結果に基づいて、第2の通信装置を経由することにより他の通信装置と通信する第1の通信モード、および通信可能な第1の通信装置と第2の通信装置とを経由することにより他の通信装置と通信する第2の通信モードのいずれかを選択的に実行するように、第1の通信手段および第2の通信手段を制御するための手段と、第2の通信モードが選択された場合には第1の通信装置と第2の通信装置との間で通信するように、第1の通信手段と第2の通信手段とを制御するための手段とを含む。
【0042】
第17の発明によると、他の装置から携帯端末への接続要求を受信した第2の通信装置は、携帯端末にその接続要求を送信する。携帯端末は、第2の通信装置から接続要求を受信すると、携帯端末の周囲に存在する第1の通信装置が検索される。このとき、携帯端末と第1の通信装置との間の通信は、たとえばBluetooth通信による近距離無線通信により行なわれる。たとえば、第1の通信装置が検索できないと第1の通信モード、第1の通信装置が検索できると第2の通信モードが設定される。第1の通信モードの場合には、第1の通信装置が検索できなかった理由(たとえば、携帯端末の状態、第1の通信装置の検索結果など)が携帯端末から第2の通信装置を経由して他の通信装置に送信される。これにより、他の通信装置のユーザは、携帯端末が第1の通信装置を経由して接続できない理由を認知できる。また、第2の通信モードの場合には、携帯端末は、第1の通信装置および第2の通信装置を経由して他の通信装置と通信できる。これにより、第1の通信装置の圏外であっても第2の通信装置は、携帯端末の広域無線網により着信を通知するので、携帯端末の着信エリアを広域化できる。携帯端末と第1の通信装置が無線により通信できない場合には、携帯端末は、広域無線網により第2の通信装置にその旨を通知し、他の装置に携帯端末の詳細情報が通知され、通信できない理由が明確になり再度の接続要求を防止できる。その結果、着信側の理由により無線通信できない理由を発信者が知ることができる無線通信システムに用いられる携帯端末を提供することができる。
【0043】
第18の発明に係る携帯端末は、第17の発明の構成に加えて、制御手段は、検索手段により通信可能な第1の通信装置が検索されたことに応答して、第2の通信モードを選択的に実行するように制御するための手段を含む。
【0044】
第18の発明によると、携帯端末が第2の通信装置を検索できなかったときには、第1の通信モードが実行されて、携帯端末から第2の通信装置に必要な情報を送信することができる。
【0045】
第19の発明に係る携帯端末は、第17の発明の構成に加えて、制御手段は、検索手段により通信可能な第1の通信装置が検索されないことに応答して、第1の通信モードを選択的に実行するように制御するための手段を含む。
【0046】
第19の発明によると、携帯端末が第1の通信装置を検索できたときには、第2の通信モードが実行されて、携帯端末から第1の通信装置および第2の通信装置を経由して他の装置との通信経路を確立できる。
【0047】
第20の発明に係る携帯端末は、第19の発明の構成に加えて、制御手段は、第1の通信モードを実行して、検索手段により通信可能な第1の通信装置が検索されない理由を表わす情報を第2の通信装置に送信するように第2の通信手段を制御するための手段をさらに含む。
【0048】
第20の発明によると、携帯端末が第1の通信装置を検索できなかった場合、第1の通信装置が検索されない理由を表わす情報が、第2の通信装置を経由して他の通信装置に送信することができる。
【0049】
第21の発明に係る携帯端末は、第17の発明の構成に加えて、認証情報を作成するための作成手段をさらに含む。制御手段は、認証情報を第2の通信装置に送信するように第2の通信手段を制御するための手段をさらに含む。第2の通信装置は、認証情報を第1の通信装置に送信する。
【0050】
第21の発明によると、作成手段は、認証情報を作成する。携帯端末は、第2の通信装置に、作成した認証情報を送信する。第2の通信装置は、第1の通信装置に、受信した認証情報を送信する。制御手段は、作成手段により作成された認証情報に基づいて、第1の通信装置は、第2の通信装置から受信した認証情報に基づいて、携帯端末と第1の通信装置との間の接続を認証する。これにより、共通の認証情報は、携帯端末で生成されて共有化されるため、携帯端末と第1の通信装置とに予め共通の認証情報を記憶させる必要がなく、様々な状況に応じて認証情報を決定でき、通信の秘匿性を高めることができる。その結果、認証情報を事前に準備することなく、容易にセキュリティの高い認証処理を実行することができる無線通信システムに用いられる携帯端末を提供することができる。
【0051】
第22の発明に係る携帯端末は、第17の発明の構成に加えて、第2の通信装置から接続要求を受信したことに応答して、第1の通信手段が非作動状態であると、作動状態に切換えるための切換手段をさらに含む。
【0052】
第22の発明によると、携帯端末における第1の通信装置との通信手段であるたとえばBluetooth通信部が非作動の状態であると、電源をオンにして作動状態にする。これにより、必要な場合にのみ電力を消費するようにできる。
【0053】
第23の発明に係る通信方法は、複数の第1の通信装置と、第2の通信装置と、第1の通信装置のいずれかおよび第2の通信装置と無線通信する携帯端末とを含む無線通信システムに用いられる第1の通信装置における通信方法である。第2の通信装置は、他の通信装置から携帯端末への接続要求を受信して、携帯端末に送信する。携帯端末は、第2の通信装置から接続要求を受信したことに応答して、複数の第1の通信装置の中から通信可能な第1の通信装置を検索して、その検索結果に基づいて、第2の通信装置を経由することにより他の通信装置と通信する第1の通信モード、および通信可能な第1の通信装置と第2の通信装置とを経由することにより他の通信装置と通信する第2の通信モードのいずれかを選択的に実行する。この通信方法は、携帯端末と通信する第1の通信ステップと、第2の通信装置と通信する第2の通信ステップと、第1の通信ステップと第2の通信ステップとを制御する制御ステップとを含む。制御ステップは、携帯端末により検索されたことに応答して、携帯端末に通信可能であることを表わす情報を送信するように第1の通信ステップを制御するステップと、第2の通信モードが選択された場合には携帯端末と第2の通信装置との間で通信するように第1の通信ステップと第2の通信ステップとを制御するステップとを含む。
【0054】
第23の発明によると、他の装置から携帯端末への接続要求を受信した第2の通信装置は、携帯端末にその接続要求を送信する。携帯端末は、第2の通信装置から接続要求を受信すると、携帯端末の周囲に存在する第1の通信装置が検索される。このとき、携帯端末と第1の通信装置との間の通信は、たとえばBluetooth通信による近距離無線通信により行なわれる。たとえば、第1の通信装置が検索できないと第1の通信モード、第1の通信装置が検索できると第2の通信モードが設定される。第1の通信モードの場合には、第1の通信装置が検索できなかった理由(たとえば、携帯端末の状態、第1の通信装置の検索結果など)が携帯端末から第2の通信装置を経由して他の通信装置に送信される。これにより、他の通信装置のユーザは、携帯端末が第1の通信装置を経由して接続できない理由を認知できる。また、第2の通信モードの場合には、携帯端末は、第1の通信装置および第2の通信装置を経由して他の通信装置と通信できる。これにより、第1の通信装置の圏外であっても第2の通信装置は、携帯端末の広域無線網により着信を通知するので、携帯端末の着信エリアを広域化できる。携帯端末と第1の通信装置が無線により通信できない場合には、携帯端末は、広域無線網により第2の通信装置にその旨を通知し、他の装置に携帯端末の詳細情報が通知され、通信できない理由が明確になり再度の接続要求を防止できる。その結果、着信側の理由により無線通信できない理由を発信者が知ることができる無線通信システムに用いられる第2の通信装置における通信方法提供することができる。
【0055】
第24の発明に係る通信方法は、複数の第1の通信装置と、第2の通信装置と、第1の通信装置のいずれかおよび第2の通信装置と無線通信する携帯端末とを含む無線通信システムに用いられる第2の通信装置における通信方法である。携帯端末は、第2の通信装置から接続要求を受信したことに応答して、複数の第1の通信装置の中から通信可能な第1の通信装置を検索して、検索結果に基づいて、第2の通信装置を経由することにより他の通信装置と通信する第1の通信モード、および通信可能な第1の通信装置と第2の通信装置とを経由することにより他の通信装置と通信する第2の通信モードのいずれかを選択的に実行する。第1の通信装置は、携帯端末により検索されたことに応答して、携帯端末に通信可能であることを表わす情報を送信する。この通信方法は、第1の通信装置と通信するための第1の通信ステップと、携帯端末と通信するための第2の通信ステップと、他の通信装置と通信するための第3の通信ステップと、第1の通信ステップと第2の通信ステップと第3の通信ステップとを制御する制御ステップとを含む。制御ステップは、他の通信装置から携帯端末への接続要求を受信するように第3の通信ステップを制御するステップと、接続要求を携帯端末に送信するように第2の通信ステップを制御するステップと、第1の通信モードが選択された場合には携帯端末と他の通信装置との間で通信するように、第2の通信ステップと第3の通信ステップとを制御するステップと、第2の通信モードが選択された場合には第1の通信装置と他の通信装置との間で通信するように、第1の通信ステップと第3の通信ステップとを制御するステップと含む。
【0056】
第24の発明によると、他の装置から携帯端末への接続要求を受信した第2の通信装置は、携帯端末にその接続要求を送信する。携帯端末は、第2の通信装置から接続要求を受信すると、携帯端末の周囲に存在する第1の通信装置が検索される。このとき、携帯端末と第1の通信装置との間の通信は、たとえばBluetooth通信による近距離無線通信により行なわれる。たとえば、第1の通信装置が検索できないと第1の通信モード、第1の通信装置が検索できると第2の通信モードが設定される。第1の通信モードの場合には、第1の通信装置が検索できなかった理由(たとえば、携帯端末の状態、第1の通信装置の検索結果など)が携帯端末から第2の通信装置を経由して他の通信装置に送信される。これにより、他の通信装置のユーザは、携帯端末が第1の通信装置を経由して接続できない理由を認知できる。また、第2の通信モードの場合には、携帯端末は、第1の通信装置および第2の通信装置を経由して他の通信装置と通信できる。これにより、第1の通信装置の圏外であっても第2の通信装置は、携帯端末の広域無線網により着信を通知するので、携帯端末の着信エリアを広域化できる。携帯端末と第1の通信装置が無線により通信できない場合には、携帯端末は、広域無線網により第2の通信装置にその旨を通知し、他の装置に携帯端末の詳細情報が通知され、通信できない理由が明確になり再度の接続要求を防止できる。その結果、着信側の理由により無線通信できない理由を発信者が知ることができる無線通信システムに用いられる第2の通信装置における通信方法を提供することができる。
【0057】
第25の発明に係る通信方法は、複数の第1の通信装置と、第2の通信装置と、第1の通信装置のいずれかおよび第2の通信装置と無線通信する携帯端末とを含む無線通信システムに用いられる携帯端末における通信方法である。第2の通信装置は、他の通信装置から携帯端末への接続要求を受信して、受信した接続要求を携帯端末に送信する。この通信方法は、第1の通信装置と通信する第1の通信ステップと、第2の通信装置と通信する第2の通信ステップと、第2の通信装置から接続要求を受信したことに応答して、複数の第1の通信装置の中から通信可能な第1の通信装置を検索する検索ステップと、第1の通信ステップと第2の通信ステップとを制御する制御ステップとを含む。制御ステップは、検索ステップによる検索結果に基づいて、第2の通信装置を経由することにより他の通信装置と通信する第1の通信モード、および通信可能な第1の通信装置と第2の通信装置とを経由することにより他の通信装置と通信する第2の通信モードのいずれかを選択的に実行するように、第1の通信ステップおよび第2の通信ステップを制御するステップと、第2の通信モードが選択された場合には第1の通信装置と第2の通信装置との間で通信するように、第1の通信ステップと第2の通信ステップとを制御するステップとを含む。
【0058】
第25の発明によると、他の装置から携帯端末への接続要求を受信した第2の通信装置は、携帯端末にその接続要求を送信する。携帯端末は、第2の通信装置から接続要求を受信すると、携帯端末の周囲に存在する第1の通信装置が検索される。このとき、携帯端末と第1の通信装置との間の通信は、たとえばBluetooth通信による近距離無線通信により行なわれる。たとえば、第1の通信装置が検索できないと第1の通信モード、第1の通信装置が検索できると第2の通信モードが設定される。第1の通信モードの場合には、第1の通信装置が検索できなかった理由(たとえば、携帯端末の状態、第1の通信装置の検索結果など)が携帯端末から第2の通信装置を経由して他の通信装置に送信される。これにより、他の通信装置のユーザは、携帯端末が第1の通信装置を経由して接続できない理由を認知できる。また、第2の通信モードの場合には、携帯端末は、第1の通信装置および第2の通信装置を経由して他の通信装置と通信できる。これにより、第1の通信装置の圏外であっても第2の通信装置は、携帯端末の広域無線網により着信を通知するので、携帯端末の着信エリアを広域化できる。携帯端末と第1の通信装置が無線により通信できない場合には、携帯端末は、広域無線網により第2の通信装置にその旨を通知し、他の装置に携帯端末の詳細情報が通知され、通信できない理由が明確になり再度の接続要求を防止できる。その結果、着信側の理由により無線通信できない理由を発信者が知ることができる無線通信システムに用いられる携帯端末における通信方法を提供することができる。
【0059】
第26の発明に係るプログラムは、コンピュータを用いて、第23〜25の発明のいずれかの通信方法を実現させるものである。
【0060】
第26の発明によると、着信側の理由により無線通信できない理由を発信者が知ることができる無線通信システムに用いられる通信方法をコンピュータに実現させることができる。
【0061】
第27の発明に係る記録媒体は、第26の発明に係るプログラムを記録した記録媒体である。
【0062】
第27の発明によると、着信側の理由により無線通信できない理由を発信者が知ることができる無線通信システムに用いられる通信方法をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
【0063】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0064】
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本実施の形態に係る無線通信システムの全体構成を説明する。なお、以下の説明では、携帯端末として携帯電話を例に、第1の通信装置として街中のホットスポット(アクセスポイントともいう。)に設置されたホットスポットコンピュータを例に、第2の通信装置として携帯電話と携帯電話網で接続されたサーバ装置を例に説明する。
【0065】
図1に示すように、このシステムは、街中に設置されたホットスポットコンピュータ300と、ホットスポットコンピュータ300と近距離無線通信を行なう携帯電話200と、携帯電話200と携帯電話網400で接続されたサーバ装置100とを含む。サーバ装置100と携帯電話200との間は、携帯電話網400を介してデータ通信が実現される。サーバ装置100とホットスポットコンピュータ300との間は、ネットワーク500を介してデータ通信が実現される。サーバ装置100は、通信局600からの接続要求を受信すると、携帯電話200に接続する。携帯電話200とホットスポットコンピュータ300との間は、Bluetoothと呼ばれる近距離無線通信でデータ通信が実現される。
【0066】
この無線通信システムは、通信局からの接続要求をサーバ装置100が受信すると、携帯電話網400を介して携帯電話200へ接続要求コマンドが送信され、携帯電話200が通信可能状態であると、携帯電話200とホットスポットコンピュータ300との間をBluetoothと呼ばれる近距離無線通信で接続し、ホットスポットコンピュータ300とサーバ装置100との間をネットワーク500を介して接続し、携帯電話200と通信局が接続される。この場合、携帯電話200が通信可能状態でないと、携帯電話網400およびサーバ装置100を介して、通信局に通信可能状態でない理由が送信される。
【0067】
図2に、サーバ装置100の一例であるコンピュータシステムの制御ブロックを示す。図2を参照してこのコンピュータシステムは、FD(Flexible Disk)駆動装置106およびCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)駆動装置108を備えたコンピュータ102と、モニタ104と、キーボード110と、マウス112とを含む。さらに、このコンピュータ102は、上記したFD駆動装置106およびCD−ROM駆動装置108に加えて、相互にバスで接続されたCPU(Central Processing Unit)120と、メモリ122と、固定ディスク124と、携帯電話200と携帯電話網400を介して通信するための携帯電話網通信部126と、ホットスポットコンピュータ300とネットワーク500を介して接続するためのネットワーク通信部128とを含む。FD駆動装置106にはFD116が装着される。CD−ROM駆動装置108にはCD−ROM118が装着される。
【0068】
このサーバ装置100における処理は、コンピュータハードウェアとCPU120により実行されるソフトウェアとにより実現される。一般的にこうしたソフトウェアは、FD116、CD−ROM118などの記録媒体に格納されて流通し、FD駆動装置106またはCD−ROM駆動装置108などにより記録媒体から読取られて固定ディスク124に一旦格納される。さらに固定ディスク124からメモリ122に読出されて、CPU120により実行される。図2に示したコンピュータのハードウェア自体は一般的なものである。したがって、本発明の最も本質的な部分は、FD116、CD−ROM118、固定ディスク124などの記録媒体に記録されたソフトウェアである。
【0069】
なお、図2に示したコンピュータ自体の動作は周知であるので、ここではその詳細な説明は繰返さない。
【0070】
図3に、本実施の形態に係る携帯電話200の制御ブロックを示す。図3を参照してこの携帯電話200は、ユーザとのインターフェイスである入出力部210と、この携帯電話200の全体を制御する制御部220と、電源を制御する電源制御部230と、サーバ装置100と通信するための携帯電話網通信部240と、ホットスポットコンピュータ300と通信するためのBluetooth通信部250と、制御部220において実行されるプログラム、そのプログラムの中間データおよび他の装置から受信したデータを記憶する記憶部260とを含む。入出力部210は、テンキーなどにより、この携帯電話のユーザが他の電話装置の電話番号などを入力する操作部212と、ユーザに情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部214と、音声を入力するマイクからなる音声入力部216と、音声を出力するスピーカからなる音声出力部218とを含む。
【0071】
本実施の形態に係る携帯電話200における処理も、携帯電話200のハードウェアと制御部220により実行されるソフトウェアとにより実現される。図3に示した携帯電話200のハードウェア自体は一般的なものであって、本発明の最も本質的な部分は、記憶部260などに記録されたソフトウェアである。
【0072】
なお、図3に示した携帯電話自体の動作も周知であるので、ここではその詳細な説明は繰返さない。
【0073】
図4に、ホットスポットコンピュータ300の一例であるコンピュータシステムの制御ブロックを示す。図4を参照してこのコンピュータシステムは、図2を用いて説明したサーバ装置100と異なるプログラムを実行するCPU320と、異なる情報を記憶する固定ディスク324と、携帯電話200と近距離無線通信を行なうBluetooth通信部326と、ホットスポットコンピュータ300とネットワーク500を介して接続するためのネットワーク通信部328とを含む。
【0074】
このホットスポットコンピュータ300における処理も、サーバ装置100と同様、コンピュータハードウェアとCPU320により実行されるソフトウェアとにより実現される。図4に示したコンピュータのハードウェア自体は一般的なものであって、本発明の最も本質的な部分は、FD116、CD−ROM118、固定ディスク324などの記録媒体に記録されたソフトウェアである。
【0075】
なお、図4に示したコンピュータ自体の動作も周知であるので、ここではその詳細な説明は繰返さない。
【0076】
図5を参照して、本実施の形態に係る通信局600からサーバ装置100および携帯電話200に送信される接続要求コマンドについて説明する。図5に示すように、接続要求コマンドは、接続要求ヘッダと、携帯電話の接続情報と、通信局の接続情報とを含む。
【0077】
図6を参照して、本実施の形態に係る携帯電話200からサーバ装置100へ送信される接続応答コマンドについて説明する。図6に示すように、接続応答コマンドは、接続応答ヘッダと、携帯電話のアドレスと、携帯電話の状態と、ホットスポットコンピュータの接続情報とを含む。
【0078】
図7を参照して、本実施の形態に係るサーバ装置100から通信局600に送信される状態通知コマンドについて説明する。図7に示すように、状態通知コマンドは、状態通知ヘッダと、携帯電話の接続情報とを含む。
【0079】
図8を参照して、本実施の形態に係る無線通信システムのサーバ装置100で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
【0080】
ステップ(以下、ステップをSと略す)1000にて、サーバ装置100のCPU120は、コマンドを受信したか否かを判断する。この判断は、携帯電話網通信部126およびネットワーク通信部128がコマンドを受信したか否かにより行なわれる。コマンドを受信すると(S1000にてYES)、処理はS1002へ移される。もしそうでないと(S1000にてNO)、処理はS1000に戻され、コマンドを受信するまで待つ。
【0081】
S1002にて、CPU120は、コマンドの種類を判断する。受信したコマンドが、通信局600からの接続要求コマンドである場合には、処理はS1004へ移される。受信したコマンドが携帯電話200からの接続応答コマンドである場合には、処理はS1008へ移される。
【0082】
S1004にて、CPU120は、接続要求コマンド内の情報を記憶する。なお、この接続要求コマンドは、前述の図5に示したコマンドである。S1006にて、CPU120は、携帯電話網通信部126を用いて、携帯電話200に接続要求コマンドを送信する。その後、処理はS1000へ戻される。
【0083】
S1008にて、CPU120は、接続応答コマンド内の情報を記憶する。この接続応答コマンドは、前述の図6に示すコマンドである。S1010にて、CPU120は、ホットスポットコンピュータ300との間の接続に成功したか否かを判断する。接続に成功すると(S1010にてYES)、処理S1012へ移される。もしそうでないと(S1010にてNO)、処理はS1018へ移される。
【0084】
S1012にて、CPU120は、ネットワーク通信部128を用いて、ホットスポットコンピュータ300を経由したBluetooth通信経路を確立する。
【0085】
S1014にて、CPU120は、通信が終了したか否かを判断する。この通信は、ホットスポットコンピュータ300およびサーバ装置100を経由した、携帯電話200と通信局600との間の通信である。通信が終了すると(S1014にてYES)、処理はS1016へ移される。もしそうでないと(S1014にてNO)、処理はS1014へ戻され、通信が終了するまで待つ。
【0086】
S1016にて、CPU120は、通信回線の切断処理を行なう、その後、処理はS1000へ戻される。
【0087】
S1018にて、CPU120は、通信局600に接続不可能理由を通知する。S1020にて、CPU120は、通信局600との回線切断処理を行なう。その後、処理はS1000へ戻される。
【0088】
図9を参照して、本実施の形態に係る無線通信システムの携帯電話200で実行されるプログラム制御構造について説明する。S2000にて、携帯電話200の制御部220は、サーバ装置100から接続要求コマンド(図5)を受信したか否かを判断する。サーバ装置100から接続要求コマンドを受信すると(S2000にてYES)、処理はS2002へ移される。もしそうでないと(S2000にてNO)、処理はS2000へ戻され、サーバ装置100から接続要求コマンドを受信するまで待つ。
【0089】
S2002にて、制御部220は、携帯電話200の周囲のホットスポットコンピュータ300との接続処理を行なう。このとき、制御部220は、ホットスポットコンピュータ300に接続要求コマンドを送信する。
【0090】
S2004にて、制御部220は、携帯電話200とホットスポットコンピュータ300との接続が成功したか否かを判断する。接続が成功すると(S2004にてYES)、処理はS2006へ移される。もしそうでないと(S2004にいてNO)、処理はS2014へ移される。
【0091】
S2006にて、制御部220は、サーバ装置100にホットスポットコンピュータ300の接続情報を含む接続応答コマンド(図6)を送信する。
【0092】
S2008にて、制御部220は、Bluetooth通信部250を用いて、ホットスポットコンピュータ300との回線を接続する。
【0093】
S2010にて、制御部220は、通信が終了したか否かを判断する。通信が終了すると(S2010にてYES)、処理はS2012へ移される。もしそうでないと(S2010にてNO)、処理はS2010へ戻され、通信が終了するまで待つ。
【0094】
S2012にて、制御部220は、通信回線の切断処理を行なう。その後、処理はS2000へ戻される。
【0095】
S2014にて、制御部220は、サーバ装置100に、接続失敗理由を含む接続応答コマンド(図6)を送信する。その後、処理はS2000へ戻される。
【0096】
図10を参照して、本実施の形態に係る無線通信システムのホットスポットコンピュータ300にて実行されるプログラムの制御構造について説明する。S3000にて、ホットスポットコンピュータ300のCPU320は、携帯電話200から接続要求コマンド(図5)を受信したか否かを判断する。携帯電話200から接続要求コマンドを受信する(S3000にてYES)、処理はS3002へ移される。もしそうでないと(S3000にてNO)、処理はS3000へ戻され、携帯電話200から接続要求コマンドを受信するまで待つ。
【0097】
S3002にて、CPU320は、ホットスポットコンピュータ300と携帯電話200との間の接続に成功したか否かを判断する。接続が成功すると(S3002にてYES)、処理はS3004へ移される。もしそうでないと(S3002にてNO)、処理はS3000へ戻される。
【0098】
S3004にて、CPU320は、Bluetooth通信部326を用いて、携帯電話200との回線を接続する。S3006にて、CPU320は、ネットワーク通信部328を用いて、サーバ装置100との回線を接続する。
【0099】
S3008にて、CPU320は、Bluetooth通信部326とネットワーク通信部328とを用いて、携帯電話200とサーバ装置100との間の通信回線を確立する。
【0100】
S3010にて、CPU320は、通信が終了したか否かを判断する。通信が終了すると(S3010にてYES)、処理はS3012へ移される。もしそうでないと(S3010にてNO)、処理はS3010へ戻され、通信が終了するまで待つ。
【0101】
S3012にて、CPU320は、通信回線の切断処理を行なう。その後、処理はS3000へ戻される。
【0102】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る無線通信システムの動作について説明する。
【0103】
サーバ装置100が通信局600から接続要求コマンドを受信すると(S1000にてYES、S1002にて通信局からの接続要求コマンド)、サーバ装置100の固定ディスク124に接続要求コマンド内の情報が記憶される(S1004)。サーバ装置100の携帯電話網通信部126を用いて、携帯電話200に接続要求コマンドが送信される(S1006)。
【0104】
携帯電話200が、サーバ装置100から接続要求コマンドを受信すると(S2000にてYES)、携帯電話200の周囲のホットスポットコンピュータ300との接続処理が実行される(S2002)。このとき携帯電話200からホットスポットコンピュータ300に接続要求コマンドが送信される。
【0105】
ホットスポットコンピュータ300においては、携帯電話200から接続要求コマンドを受信すると(S3000にてYES)、ホットスポットコンピュータ300と携帯電話200との間の接続が成功したか否かが判断される(S3002)。接続が成功すると(S3002にてYES)、ホットスポットコンピュータ300のBluetooth通信部326を用いて、携帯電話200との回線が接続される(S3004)。
【0106】
携帯電話200においては、携帯電話200とホットスポットコンピュータ300との間の接続が成功すると(S2004にてYES)、サーバ装置100にホットスポットコンピュータ300の接続情報を含む接続応答コマンド(図6)が送信される(S2006)。
【0107】
サーバ装置100においては、携帯電話200から接続応答コマンドを受信すると(S1000にてYES、S1002にて携帯電話からの接続応答コマンド)、接続応答コマンド内の情報が記憶される(S1008)。接続が成功すると(S1010にてYES)、サーバ装置100のネットワーク通信部128を用いて、ホットスポットコンピュータ300を経由したBluetooth通信経路が確立される(S1012)。
【0108】
携帯電話200においては、Bluetooth通信部250を用いて、携帯電話200とホットスポットコンピュータ300との回線が接続される(S2008)。
【0109】
ホットスポットコンピュータ300においては、Bluetooth通信部326を用いて、携帯電話200との回線が接続される(S3004)。ホットスポットコンピュータ300においては、ネットワーク通信部328を用いて、携帯電話200とサーバ装置100との間の通信回線が確立される(S3008)。
【0110】
このような状態で通信が実行される。このとき、携帯電話200は、ホットスポットコンピュータ300およびサーバ装置500を介して、通信局600と通信を行なう。このような状態で携帯電話200と通信局600との間の通信が行なわれて、通信が終了すると(S1014にてYES、S2010にてYES、S3010にてYES)、それぞれ通信回線の切断処理が行なわれる(S1016、S2012、S3012)。
【0111】
携帯電話200において、ホットスポットコンピュータ300との間の接続が成功しなかった場合(S2004にてNO)、サーバ装置100に接続失敗理由を含む接続応答コマンド(図6)が送信される(S2014)。サーバ装置100においては、接続失敗理由を含む接続応答コマンドを受信すると(S1000にてYES、S1002にて携帯電話からの接続応答コマンド)接続応答コマンド内の情報が記憶される(S1008)。接続が成功しなかったので(S1010にてNO)、サーバ装置100から通信局600に接続不可能理由が通知される(S1018)。
【0112】
以上のようにして、本実施の形態に係る無線通信システムによると、通信局から携帯電話への接続要求を受信したサーバ装置は、携帯電話通信網を介して携帯電話にその接続要求を送信する。携帯電話は、その接続要求に基づいて、ホットスポットコンピュータの間の近距離無線通信を確立させる。近距離無線通信が確立すると、携帯電話は、ホットスポットコンピュータ、ネットワークおよびサーバ装置を介して通信局通信する。一方、携帯電話とホットスポットコンピュータとの近距離無線通信の通信経路が確立できなかった場合、携帯電話は、その理由を携帯電話通信網およびサーバ装置を介して通信局に送信する。通信局のユーザでは、携帯電話がなぜ近距離無線通信に失敗したのかを知ることができる。その結果、着信側の理由により無線通信できない理由を発信者が知ることができる無線通信システムを提供することができる。
【0113】
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムについて説明する。なお、本実施の形態に係る無線通信システムのサーバ装置、携帯電話およびホットスポットコンピュータは、前述の第1の実施の形態に係る無線通信システムのそれらの装置のハードウェア構成と同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0114】
図11を参照して、本実施の形態に係るサーバ装置100の固定ディスク120に記憶される通信履歴テーブルについて説明する。図11に示すように、この通信履歴テーブルは、携帯電話の接続情報と、ホットスポットコンピュータの接続情報と、携帯電話200とホットスポットコンピュータ300との通信回線が切断された時刻とを記憶する。
【0115】
図12を参照して、本実施の形態におけるサーバ装置100で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図12に示すフローチャートの中で、前述の図8に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらのついての処理も同じである。したがって、それらのついての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0116】
S1200にて、サーバ装置100のCPU120は、固定ディスク124に記憶された通信履歴テーブル(図11)に履歴があるか否かを判断する。この判断は、通信要求コマンド(図5)内の携帯電話の接続情報に基づいて行なわれる。通信履歴テーブルに履歴があると(S1200にてYES)、処理はS1202へ移される。もしそうでないと(S1200にてNO)、処理はS1006へ移される。
【0117】
S1202にて、CPU120は、ネットワーク通信部128を用いて、ホットスポットコンピュータ300を経由して、接続要求コマンドを携帯電話200に送信する。S1204にて、CPU120は、携帯電話200とホットスポットコンピュータ300との間の接続が成功したか否かを判断する。接続が成功すると(S1204にてYES)、処理はS1000へ移される。もしそうでないと(S1204にてNO)、処理はS1006へ移される。
【0118】
図13を参照して、本実施の形態に係る無線通信システムの携帯電話200で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図13で示すフローチャートの中で、前述の図9に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0119】
S2200にて、携帯電話200の制御部220は、コマンドを受信したか否かを判断する。コマンドを受信すると(S2200にてYES)、処理はS2202へ移される。もしそうでないと(S2200にてNO)、処理はS2200へ戻され、コマンドを受信するまで待つ。
【0120】
S2202にて、制御部220は、コマンドの種類を判断する。コマンドの種類がホットスポットコンピュータからの接続要求コマンドである場合には、処理はS2204へ移される。コマンドがサーバ装置100からの接続要求コマンドである場合には処理はS2002へ移される。
【0121】
S2204にて、制御部220は、ホットスポットコンピュータ300に接続応答コマンドを送信する。その後、処理はS2008へ移される。
【0122】
図14を参照して、本実施の形態に係る無線通信システムのホットスポットコンピュータ300において実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図14に示すフローチャートの中で、前述の図10に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0123】
S3200にて、ホットスポットコンピュータ300のCPU320は、コマンドを受信したか否かを判断する。コマンドを受信すると(S3200にてYES)、処理はS3202へ移される。もしそうでないと(S3200にてNO)、処理はS3200へ戻され、コマンドを受信するまで待つ。
【0124】
S3202にて、CPU320は、コマンドの種類を判断する。受信したコマンドがサーバ装置100からの接続要求コマンドである場合には、処理はS3204へ移される。受信したコマンドが携帯電話200からの接続要求コマンドである場合には、処理はS3002へ移される。
【0125】
S3204にて、CPU320は、携帯電話200に接続要求コマンドを送信する。S3206にて、CPU320は、携帯電話200から接続応答コマンドを受信したか否かを判断する。携帯電話200から接続応答コマンドを受信すると(S3206にてYES)、処理はS3200へ移される。もしそうでないと(S3206にてNO)、処理はS3004へ移される。
【0126】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る無線通信システムの動作について説明する。サーバ装置100において、通信局600からの接続要求コマンドを受信すると(S1000にてYES、S1002にてコマンド種類が通信局からの接続要求コマンド)、接続要求コマンド内の情報が記憶される(S1004)。通信履歴テーブル(図11)を参照して、通信履歴がある場合には(S1200にてYES)、サーバ装置100はネットワーク通信部128を用いて、ホットスポットコンピュータ300を経由して接続要求コマンドを携帯電話200に送信する(S1202)。ホットスポットコンピュータ300においては、サーバ装置100からの接続要求コマンドを直接受信し、携帯電話200に接続要求コマンドを送信する(S3204)。
【0127】
以上のようにして、本実施の形態に係る無線通信システムによると、ホットスポットコンピュータと携帯端末との通信実績を記憶しておき、新たな接続要求を受信したサーバ装置は、その履歴を参照して、通信実績のあるホットスポットコンピュータに直接Bluetooth通信による携帯端末との接続を行なう。
【0128】
以上のようにして、本実施の形態に係る無線通信システムによると、サーバ装置が携帯電話とホットスポットコンピュータとの通信履歴を記憶しているため、通信局からの接続要求をその通信履歴と照合することにより、携帯電話への接続要求の通知を携帯電話通信網を用いずに、直接ホットスポットコンピュータから携帯電話に接続することができる。
【0129】
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態に係る無線通信システムについて説明する。なお、本実施の形態に係る無線通信システムのサーバ装置、携帯電話およびホットスポットコンピュータは、前述の第1の実施の形態に係る無線通信システムのそれらの装置のハードウェア構成と同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0130】
図15を参照して、サーバ装置100から携帯電話200に送信される警報メッセージ通知コマンドについて説明する。図15に示すように、警報メッセージ通知コマンドは、警報メッセージ通知ヘッダと、警報情報取得キーワードとを含む。図16を参照して、本実施の形態に係るホットスポットコンピュータ300に記憶される情報テーブルについて説明する。図16に示すように、情報テーブルは、警報情報取得キーワードと、そのキーワードに対応するホットスポットコンピュータ周辺の詳細情報とを含む。
【0131】
図17を参照して、本実施の形態に係る無線通信システムのサーバ装置100で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図17に示すフローチャートの中で、前述の図8に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0132】
S1300にて、サーバ装置100のCPU120は、警報メッセージ通知コマンド送信処理を行なうか否かを判断する。警報メッセージ通知コマンド送信処理を行なう場合には(S1300にてYES)、処理はS1302へ移される。もしそうでないと(S1300にてNO)、処理はS1000へ移される。
【0133】
S1302にて、CPU120は、警報メッセージ通知コマンド内の情報を作成して記憶する。S1304にて、CPU120は、携帯電話網通信部126を用いて、携帯電話200に警報メッセージ通知コマンド(図15)を送信する。その後、処理はS1300へ戻される。
【0134】
図18を参照して、本実施の形態に係る無線通信システムの携帯電話200で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図18に示すフローチャートの中で、前述の図9に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0135】
S2300にて、携帯電話200の制御部220は、コマンドを受信したか否かを判断する。コマンドを受信すると(S2300にてYES)、処理はS2302へ移される。もしそうでないと(S2300にてNO)、処理はS2300へ戻され、コマンドを受信するまで待つ。
【0136】
S2302にて、制御部220は、コマンドの種類を判断する。受信したコマンドが、サーバ装置100からの警報メッセージ通知コマンド(図15)である場合には、処理はS2304へ移される。受信したコマンドが、サーバ装置100からの接続要求コマンドである場合には、処理はS2002へ移される。
【0137】
S2304にて、制御部220は、携帯電話200の周囲のホットスポットコンピュータ300との接続処理を行なう。S2306にて、制御部220は、接続に成功したか否かを判断する。接続に成功すると(S2306にてYES)、処理はS2308へ移される。もしそうでないと(S2306にてNO)、処理はS2014へ移される。
【0138】
S2308にて、制御部220は、Bluetooth通信部250を用いて、ホットスポットコンピュータ300との回線を接続する。S2310にて、制御部220は、携帯電話200と通信局600との通信が終了したか否かを判断する。通信が終了すると(S2310にてYES)、処理はS2312へ移される。もしそうでないと(S2310にてNO)、処理はS2310へ戻され、通信が終了するまで待つ。
【0139】
S2312にて、制御部220は、通信回線の切断処理を行なう。その後、処理はS2300へ戻される。
【0140】
図19を参照して、本実施の形態に係る無線通信システムのホットスポットコンピュータ300で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお図19に示すフローチャートの中で、前述の図10に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0141】
S3300にて、ホットスポットコンピュータ300のCPU320は、コマンドを受信したか否かを判断する。コマンドを受信すると(S3300にてYES)、処理はS3302へ移される。もしそうでないと(S3300にてNO)、処理はS3300へ戻され、コマンドを受信するまで待つ。
【0142】
S3302にて、CPU320は、コマンドの種類を判断する。受信したコマンドの種類が携帯電話200からの警報メッセージ通知コマンドである場合には、処理はS3304へ移される。受信したコマンドが携帯電話からの接続要求コマンドである場合には、処理はS3002へ移される。
【0143】
S3304にて、CPU320は、キーワードに基づいてテーブルを検索する。このとき使用されるキーワードは、図15に示す警報メッセージ通知コマンドに含まれる警報情報取得キーワードと同じである。S3306にて、CPU320は、検索結果を通信データとして設定する。その後、処理はS3004へ移される。
【0144】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る無線通信システムの動作について説明する。サーバ装置100において、警報メッセージ通知コマンドの送信処理を実行すると判断されると(S1300にてYES)、サーバ装置100が警報メッセージ通知コマンド内の情報を作成して(S1302)、携帯電話網通信部126を用いて、携帯電話200に警報メッセージ通知コマンドを送信する(S1304)。
【0145】
携帯電話200においては、サーバ装置100から警報メッセージ通知コマンドを受信すると(S2300にてYES、S2302にてサーバ装置からの警報メッセージ通知コマンド)、携帯電話200の周囲のホットスポットコンピュータとの接続処理が行なわれる(S2304)。このとき、携帯電話200からホットスポットコンピュータ300に警報メッセージ通知コマンドが送信される。
【0146】
ホットスポットコンピュータ300においては、携帯電話200から警報メッセージ通知コマンドを受信すると(S3300にてYES、S3302にて携帯電話からの警報メッセージ通知コマンド)、キーワードに基づいてテーブルが検索される(S3304)。検索結果が通信データとして設定され(S3306)、ホットスポットコンピュータ300のBluetooth通信部326と、携帯電話200のBluetooth通信部250とを用いて、検索結果が携帯電話に送信される。
【0147】
以上のようにして、本実施の形態に係る無線通信システムによると、サーバ装置から携帯電話に送信されたキーワードに基づいて、ホットスポットコンピュータに記憶されたそのキーワードに対応する情報が携帯電話に送信される。ホットスポットコンピュータに、そのホットスポットコンピュータの設置場所に対応された地域情報を記憶しておいて、携帯電話が現在存在する地域の詳細情報を取得する必要があると、サーバ装置からキーワードのみを取得し、携帯電話の周辺のホットスポットコンピュータにそのキーワードを送信することで、キーワードに基づく携帯電話の周辺の詳細情報を取得することができる。
【0148】
<第4の実施の形態>
以下、本発明の第4の実施の形態に係る無線通信システムについて説明する。なお、本実施の形態に係る無線通信システムのサーバ装置、携帯電話およびホットスポットコンピュータは、前述の第1の実施の形態に係る無線通信システムのそれらの装置のハードウェア構成と同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0149】
図20を参照して、認証情報通知コマンドについて説明する。図20に示すように、認証情報通知コマンドは、認証情報通知ヘッダと、認証情報(PINコード)とを含む。PINコードとは、携帯電話200とホットスポットコンピュータ300との間の通信において、個人を特定するためのコードである。
【0150】
図21を参照して、本実施の形態に係る無線通信システムのサーバ装置100で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図21に示すフローチャートの中で、前述の図8のフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0151】
S1400にて、サーバ装置100のCPU120は、認証情報を作成する。S1402にて、CPU120は、接続要求コマンド内の情報および認証情報を記憶する。S1404にて、CPU120は、携帯電話網通信部126を用いて、携帯電話200に接続要求コマンドおよび認証情報通知コマンドを送信する。S1406にて、CPU120は、ネットワーク通信部128を用いて、ホットスポットコンピュータ300に認証情報通知コマンドを送信する。その後、処理S1000へ戻される。
【0152】
図22を参照して、本実施の形態に係る無線通信システムの携帯電話200で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図22に示すフローチャートの中で、前述の図9に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0153】
S2400にて、携帯電話200の制御部220は、サーバ装置100から接続要求コマンドおよび認証情報通知コマンドを受信したか否かを判断する。サーバ装置100から接続要求コマンドおよび認証情報通知コマンドを受信すると(S2400にてYES)、処理はS2402へ移される。もしそうでないと(S2400にてNO)、処理はS2400へ戻され、サーバ装置100から接続要求コマンドおよび認証情報通知コマンドを受信するまで待つ。
【0154】
S2402にて、制御部220は、受信した認証情報を記憶する。
S2404にて、制御部220は、Bluetooth通信部250を用いて、ホットスポットコンピュータ300との回線を認証情報を使用して接続する。
【0155】
図23を参照して、本実施の形態に係る無線通信システムのホットスポットコンピュータ300にて実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図23に示すフローチャートの中で、前述の図10に示したフローチャートの同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0156】
S3400にて、ホットスポットコンピュータ300のCPU320は、コマンドを受信したか否かを判断する。コマンドを受信すると(S3400にてYES)、処理はS3402へ移される。もしそうでないと(S3400にてNO)、処理はS3400へ戻され、コマンドを受信するまで待つ。
【0157】
S3402にて、CPU320は、コマンドの種類を判断する。受信したコマンドが、サーバ装置100からの認証情報通知コマンドである場合には、処理はS3406へ移される。受信したコマンドが携帯電話200からの認証情報を使用した接続要求コマンドである場合には、処理はS3000に移される。
【0158】
S3404にて、CPU320は、Bluetooth通信部326を用いて、携帯電話200との回線を認証情報を使用して接続する。
【0159】
S3406にて、CPU320は、受信した認証情報通知コマンド内の情報を記憶する。
【0160】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る無線通信システムの動作について説明する。サーバ装置100において認証情報が作成され(S1400)、接続要求コマンド内の情報および認証情報が記憶される(S1402)。サーバ装置100は、携帯電話網通信部126を用いて、携帯電話200に接続要求コマンドおよび認証情報通知コマンドを送信し(S1404)、サーバ装置100は、ネットワーク通信部128を用いて、ホットスポットコンピュータ300に認証情報通知コマンドを送信する。このようにして、サーバ100により作成された認証情報が、携帯電話200とホットスポットコンピュータ300とに送信される。
【0161】
携帯電話200においては、サーバ装置から接続要求コマンドおよび認証情報通知コマンドを受信すると(S2400にてYES)、受信した認証情報を使用して、ホットスポットコンピュータ300との回線が接続される(S2404)。
【0162】
ホットスポットコンピュータ300においては、サーバ装置100からの認証情報通知コマンドを受信すると、受信した認証情報通知コマンド内の情報が記憶される。この記憶される情報の1つが認証情報である。ホットスポットコンピュータ300においては、Bluetooth通信部326を用いて、携帯電話200との回線を認証情報を使用して接続される(S3404)。
【0163】
以上のようにして、本実施の形態に係る無線通信システムによると、サーバ装置は認証情報を作成する。サーバ装置は、ホットスポットコンピュータと携帯電話とに、作成した認証情報を送信する。携帯電話は、サーバ装置から受信した認証情報に基づいて、ホットスポットコンピュータは、サーバ装置から受信した認証情報に基づいて、携帯電話とホットスポットコンピュータとの間の通信の接続を認証する。これにより、共通の認証情報はサーバコンピュータで生成されて共有化されるため、携帯電話とホットスポットコンピュータとに予め共通の認証情報を記憶させる必要がなく、さまざまな状況に応じて認証情報を決定でき、通信の秘匿性を高めることができる。
【0164】
<第5の実施の形態>
以下、本発明の第5の実施の形態に係る無線通信システムについて説明する。なお、本実施の形態に係る無線通信システムのサーバ装置、携帯電話およびホットスポットコンピュータは、前述の第1の実施の形態に係る無線通信システムのそれらの装置のハードウェア構成と同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0165】
図24を参照して、本実施の形態に係る無線通信システムのサーバ装置100で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図24に示すフローチャートの中で、前述の図8に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0166】
S1500にて、サーバ装置100のCPU120は、受信したコマンドの種類を判断する。受信したコマンドが、携帯電話からの認証情報通知コマンドであると、処理はS1502に移される。受信したコマンドが通信局から接続要求コマンドであると、処理はS1004へ移される。受信したコマンドが携帯電話からの接続応答コマンドであると、処理はS1008へ移される。
【0167】
S1502にて、CPU120は、認証情報通知コマンド内の情報を記憶する。S1504にて、サーバ装置100は、ネットワーク通信部128を用いて、ホットスポットコンピュータ300に認証情報通知コマンドを送信する。
【0168】
図25を参照して、本実施の形態に係る無線通信システムの携帯電話200で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図25に示すフローチャートの中で、前述の図9に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0169】
S2500にて、携帯電話200の制御部220は、認証情報を作成する。S2502にて、制御部220は、接続要求コマンド内の情報および認証情報を記憶する。
【0170】
S2504にて、制御部220は、サーバ装置100にホットスポットコンピュータ300の接続情報を含む接続応答コマンドおよび認証情報通知コマンドを送信する。S2506にて、制御部220は、Bluetooth通信部250を用いて、ホットスポットコンピュータ300との回線を、認証情報を使用して接続する。
【0171】
なお、本実施の形態に係る無線通信システムのホットスポットコンピュータ300で実行されるフローチャートは、前述の図23におけるフローチャートと同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0172】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る無線通信システムの動作について説明する。携帯電話200が、サーバ装置100から接続要求コマンドを受信すると(S2000にてYES)、認証情報を作成する(S2500)。接続要求コマンド内の情報および認証情報が記憶され(S2502)、携帯電話200からサーバ装置100に、ホットスポットコンピュータの接続情報を含む接続応答コマンドおよび認証情報通知コマンドが送信される。
【0173】
携帯電話200から認証情報通知コマンドを受信したサーバ装置100は、認証情報通知コマンド内の情報を記憶する(S1502)。サーバ装置100は、ネットワーク通信部128を用いて、ホットスポットコンピュータ300に認証情報通知コマンドを送信する(S1504)。
【0174】
以上のようにして、本実施の形態に係る無線通信システムによると、携帯電話は認証情報を作成する。携帯電話は、サーバ装置に作成した認証情報を送信する。サーバ装置は、ホットスポットコンピュータに受信した認証情報を送信する。携帯電話は、携帯電話が作成した認証情報に基づいて、ホットスポットコンピュータはサーバ装置から受信した認証情報に基づいて、携帯電話とホットスポットコンピュータとの間の接続が認証される。これにより、共通の認証情報は、携帯電話で生成されて共有化されるため、携帯電話とホットスポットコンピュータとに予め共通の認証情報を記憶させる必要がなく、さまざまな状況に応じて認証情報を決定でき、通信の秘匿性を高めることができる。
【0175】
<第6の実施の形態>
以下、本発明の第6の実施の形態に係る無線通信システムについて説明する。なお、本実施の形態に係る無線通信システムのサーバ装置、携帯電話およびホットスポットコンピュータは、前述の第1の実施の形態に係る無線通信システムのそれらの装置のハードウェア構成と同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0176】
図26を参照して、認証情報生成要求コマンドについて説明する。図26に示すように、認証情報生成要求コマンドは、サーバ装置100からホットスポットコンピュータ300に送信され、情報の種類を識別するための認証情報生成要求ヘッダを含む。
【0177】
図27を参照して、本実施の形態に係る無線通信システムのサーバ装置100で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図27に示すフローチャートの中で、前述の図8に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0178】
S1600にて、サーバ装置100のCPU120は、ネットワーク通信部128を用いて、ホットスポットコンピュータ300に認証情報生成要求コマンドを送信する。S1602にて、CPU120は、ホットスポットコンピュータ300から応答があったか否かを判断する。応答があると(S1602にてYES)、処理はS1604へ移される。もしそうでないと(S1602にてNO)、処理はS1020へ移される。
【0179】
S1604にて、CPU120は、認証情報通知コマンド内の情報を記憶する。S1606にて、CPU120は、携帯電話網通信部126を用いて、認証情報通知コマンドを携帯電話200に送信する。
【0180】
図28を参照して、本実施の形態に係る無線通信システムの携帯電話200で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図28に示すフローチャートの中で、前述の図9のフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0181】
S2600にて、携帯電話200の制御部220は、サーバ装置100を経由して、ホットスポットコンピュータ300から認証情報通知コマンドを受信する。S2602にて、制御部220は、認証情報通知コマンド内の情報を記憶する。S2604にて、制御部220は、Bluetooth通信部250を用いて、ホットスポットコンピュータ300との回線を、認証情報を使用して接続する。
【0182】
図29を参照して、本実施の形態に係る無線通信システムのホットスポットコンピュータ300で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図29に示すフローチャートの中で、前述の図10に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0183】
S3600にて、ホットスポットコンピュータ300のCPU320は、コマンドを受信したか否かを判断する。コマンドを受信すると(S3600にてYES)、処理はS3602へ移される。もしそうでないと(S3600にてNO)、処理はS3600へ戻され、コマンドを受信するまで待つ。
【0184】
S3602にて、CPU320は、コマンドの種類を判断する。受信したコマンドが、サーバ装置からの認証情報作成要求コマンドであると、処理はS3606へ移される。受信したコマンドが携帯電話からの認証情報を使用した接続要求コマンドであると、処理はS3002へ移される。
【0185】
S3604にて、CPU320は、Bluetooth通信部326を用いて、携帯電話200との回線を認証情報を使用して接続する。
【0186】
S3606にて、CPU320は、認証情報を作成する。S3608にて、CPU320は認証情報を記憶する。S3610にて、CPU320は、ネットワーク通信部328を用いて、サーバ装置100を経由して、認証情報通知コマンドを携帯電話200に送信する。
【0187】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る無線通信システムの動作について説明する。サーバ装置100は、ネットワーク通信部128を用いて、ホットスポットコンピュータ300に認証情報生成要求コマンドを送信する(S1600)。ホットスポットコンピュータ300においては、サーバ装置100からの認証情報作成要求コマンドを受信すると、認証情報を作成する(S3606)。認証情報が記憶され(S3608)、ホットスポットコンピュータ300からネットワーク通信部328を用いて、サーバ装置100を経由して、認証情報通知コマンドが携帯電話200に送信される(S3610)。
【0188】
携帯電話200においては、サーバ装置100を経由して、ホットスポットコンピュータ300から認証情報通知コマンドを受信する(S2600)。認証情報通知コマンド内の情報が記憶され(S2602)、携帯電話200は、Bluetooth通信部250を用いて、ホットスポットコンピュータ300との回線を認証情報を使用して接続する(S2604)。このとき、ホットスポットコンピュータ300においても、Bluetooth通信部326を用いて、携帯電話200との回線を認証情報を使用して接続される(S3604)。
【0189】
以上のようにして、本実施の形態に係る無線通信システムによると、ホットスポットコンピュータは認証情報を作成する。ホットスポットコンピュータは、サーバ装置に作成した認証情報を送信する。サーバ装置は、携帯電話に受信した認証情報を送信する。携帯電話はサーバ装置から受信した認証情報に基づいて、ホットスポットコンピュータは自己が作成した認証情報に基づいて、携帯電話とホットスポットコンピュータとの間の接続が認証される。これにより、共通の認証情報は、ホットスポットコンピュータで生成されて共有化されるため、携帯電話とホットスポットコンピュータとに予め共通の認証情報を記憶させる必要がなく、さまざまな状況に応じて認証情報を決定でき、通信の秘匿性を高めることができる。
【0190】
<第7の実施の形態>
以下、本発明の第7の実施の形態に係る無線通信システムについて説明する。なお、本実施の形態に係る無線通信システムのサーバ装置、携帯電話およびホットスポットコンピュータは、前述の第1の実施の形態に係る無線通信システムのそれらの装置のハードウェア構成と同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0191】
図30を参照して、本実施の形態に係る無線通信システムの携帯電話200で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図30に示すフローチャートの中で、前述の図9に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0192】
S2700にて、携帯電話200の制御部220は、Bluetooth通信部250の電源がオンしているか否かを判断する。Bluetooth通信部250の電源がオンしていると(S2700にYES)、処理はS2002へ移される。もしそうでないと(S2700にてNO)、処理はS2702に移される。
【0193】
S2702にて、制御部220は、電源制御部230を用いて、Bluetooth通信部250の電源をオンにする。その後、処理はS2002へ移される。
【0194】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る無線通信システムの携帯電話の動作について説明する。携帯電話200がサーバ装置100から接続要求コマンドを受信すると(S2002にてYES)、Bluetooth通信部250の電源がオンしているか否かが判断される(S2700)。Bluetooth通信部250の電源がオンしていない場合には(S2700にてNO)、電源制御部230を用いて、Bluetooth通信部250の電源がオンされる(S2702)。
【0195】
以上のようにして、本実施の形態に係る無線通信システムの携帯電話によると、Bluetooth通信部が非作動の状態であると、電源をオンにして作動状態として、携帯電話の周囲のホットスポットコンピュータとの接続処理を実行することができる。これにより、必要な場合のみBluetooth通信部の電源をオンするため、電力の消費量を低減させることができる。
【0196】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。
【図2】 図1に示す無線通信システムのサーバ装置の制御ブロック図である。
【図3】 図1に示す無線通信システムの携帯電話の制御ブロック図である。
【図4】 図1に示す無線通信システムのホットスポットコンピュータの制御ブロック図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態に係る接続要求コマンドを表わす図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態に係る接続応答コマンドを表わす図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態に係る状態通知コマンドを表わす図である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムのサーバ装置で実行される処理のフローチャートである。
【図9】 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムの携帯電話で実行される処理のフローチャートである。
【図10】 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムのホットスポットコンピュータで実行される処理のフローチャートである。
【図11】 本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムのサーバ装置に記憶される通信履歴テーブルを表わす図である。
【図12】 本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムのサーバ装置で実行される処理のフローチャートである。
【図13】 本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムの携帯電話で実行される処理のフローチャートである。
【図14】 本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムのホットスポットコンピュータで実行される処理のフローチャートである。
【図15】 本発明の第3の実施の形態に係る警報メッセージ通知コマンドを表わす図である。
【図16】 本発明の第3の実施の形態に係る無線通信システムのホットスポットコンピュータに記憶される情報テーブルを表わす図である。
【図17】 本発明の第3の実施の形態に係る無線通信システムのサーバ装置で実行される処理のフローチャートである。
【図18】 本発明の第3の実施の形態に係る無線通信システムの携帯電話で実行される処理のフローチャートである。
【図19】 本発明の第3の実施の形態に係る無線通信システムのホットスポットコンピュータで実行される処理のフローチャートである。
【図20】 本発明の第4の実施の形態に係る認証情報通知コマンドを表わす図である。
【図21】 本発明の第4の実施の形態に係る無線通信システムのサーバ装置で実行される処理のフローチャートである。
【図22】 本発明の第4の実施の形態に係る無線通信システムの携帯電話で実行される処理のフローチャートである。
【図23】 本発明の第4の実施の形態に係る無線通信システムのホットスポットコンピュータで実行される処理のフローチャートである。
【図24】 本発明の第5の実施の形態に係る無線通信システムのサーバ装置で実行される処理のフローチャートである。
【図25】 本発明の第5の実施の形態に係る無線通信システムの携帯電話で実行される処理のフローチャートである。
【図26】 本発明の第6の実施の形態に係る認証情報生成要求コマンドを表わす図である。
【図27】 本発明の第6の実施の形態に係る無線通信システムのサーバ装置で実行される処理のフローチャートである。
【図28】 本発明の第6の実施の形態に係る無線通信システムの携帯電話で実行される処理のフローチャートである。
【図29】 本発明の第6の実施の形態に係る無線通信システムのホットスポットコンピュータで実行される処理のフローチャートである。
【図30】 本発明の第7の実施の形態に係る無線通信システムの携帯電話で実行される処理のフローチャートである。
【符号の説明】
100 サーバ装置、200 携帯電話、300 ホットスポットコンピュータ、400 携帯電話網、500 ネットワーク、600 通信局。

Claims (23)

  1. 複数の第1の通信装置と、第2の通信装置と、前記第1の通信装置のいずれかおよび前記第2の通信装置と無線通信する携帯端末とを含む無線通信システムであって、
    前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置と通信するための第1の通信手段と、
    前記携帯端末と通信するための第2の通信手段と、
    他の通信装置と通信するための第3の通信手段と、
    前記第1の通信手段と前記第2の通信手段と前記第3の通信手段とを制御するための制御手段とを含み、前記制御手段は、
    前記他の通信装置から前記携帯端末への接続要求を受信するように前記第3の通信手段を制御するための手段と、
    前記接続要求を前記携帯端末に送信するように前記第1の通信手段、あるいは前記第2の通信手段を制御するための手段とを含み、
    前記携帯端末は、
    前記第1の通信装置と通信するための第1の通信手段と、
    前記第2の通信装置と通信するための第2の通信手段と、
    前記第2の通信装置から接続要求を受信したことに起因して、前記複数の第1の通信装置の中から通信可能な第1の通信装置の検索を開始する検索手段と、
    前記第1の通信手段と前記第2の通信手段とを制御するための制御手段とを含み、
    前記携帯端末の制御手段は、
    前記検索手段による検索結果に基づいて、前記第1の通信装置を経由せずに前記第2の通信装置を経由することにより前記他の通信装置と通信する第1の通信モード、あるいは前記通信可能な第1の通信装置と前記第2の通信装置とを経由することにより前記他の通信装置と通信する第2の通信モードのいずれかを選択的に実行するように、前記携帯端末の第1の通信手段および前記携帯端末の第2の通信手段を制御するための手段を含み、
    前記第2の通信装置の制御手段は、前記携帯端末で選択された第1の通信モードあるいは第2の通信モードに従った通信経路で前記携帯端末と前記他の通信装置との間の通信を中継するように前記第2の通信装置の第1の通信手段と、前記第2の通信装置の第2の通信手段と、前記第3の通信手段と、を制御するための手段をさらに含む、無線通信システム。
  2. 前記携帯端末の制御手段は、前記検索手段により通信可能な第1の通信装置が検索されたことに応答して、前記第2の通信モードを選択的に実行するように制御するための手段を含む、請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記携帯端末の制御手段は、前記検索手段により通信可能な第1の通信装置が検索されないことに応答して、前記第1の通信モードを選択的に実行するように制御するための手段を含む、請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記携帯端末の制御手段は、前記第1の通信モードを実行して、前記検索手段により通信可能な第1の通信装置が検索されない理由を表わす情報を前記第2の通信装置に送信するように前記第2の通信手段を制御するための手段をさらに含み、
    前記第2の通信装置の制御手段は、前記理由を表わす情報を前記他の通信装置に送信するように前記第3の通信手段を制御するための手段をさらに含む、請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記第2の通信装置は、前記携帯端末と前記第1の通信装置との通信履歴を記憶するための記憶手段をさらに含み、
    前記第2の通信装置の制御手段は、前記記憶手段に記憶された通信履歴に基づいて、前記通信履歴に含まれる第1の通信装置と通信するように前記第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む、請求項1に記載の無線通信システム。
  6. 前記第1の通信装置は、キーワードと前記キーワードに関連付けられた情報とを記憶するための記憶手段をさらに含み、
    前記第2の通信装置の制御手段は、キーワードを前記携帯端末に送信するように前記第2の通信手段を制御するための手段をさらに含み、
    前記携帯端末の制御手段は、前記第2の通信装置から受信した前記キーワードを前記第1の通信装置に送信するように前記第1の通信手段を制御するための手段をさらに含み、
    前記第1の通信装置は、前記携帯端末から前記キーワードを受信したことに応答して、前記受信したキーワードに対応する情報を前記記憶手段から読出すための読出手段をさらに含み、
    前記第1の通信装置の制御手段は、前記対応する情報を前記携帯端末に送信するように前記第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む、請求項1に記載の無線通信システム。
  7. 前記携帯端末と前記第1の通信装置との間は、認証情報を使用して接続が認証され、
    前記第2の通信装置は、認証情報を作成するための作成手段をさらに含み、
    前記第2の通信装置の制御手段は、
    前記認証情報を前記第1の通信装置に送信するように前記第1の通信手段を制御するための手段と、
    前記認証情報を前記携帯端末に送信するように前記第2の通信手段を制御するための手段とをさらに含み、
    前記携帯端末の制御手段は、前記第2の通信装置から受信した認証情報に基づいて、前記第1の通信装置と通信するように前記第1の通信手段を制御するための手段をさらに含み、
    前記第1の通信装置の制御手段は、前記第2の通信装置から受信した認証情報に基づいて、前記携帯端末と通信するように前記第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む、請求項1に記載の無線通信システム。
  8. 前記携帯端末と前記第1の通信装置との間は、認証情報を使用して接続が認証され、
    前記携帯端末は、認証情報を作成するための作成手段をさらに含み、
    前記携帯端末の制御手段は、前記認証情報を前記第2の通信装置に送信するように前記第2の通信手段を制御するための手段をさらに含み、
    前記第2の通信装置の制御手段は、前記認証情報を前記第1の通信装置に送信するように前記第1の通信手段を制御するための手段をさらに含み、
    前記携帯端末の制御手段は、前記作成手段により作成された認証情報に基づいて、前記第1の通信装置と通信するように前記第1の通信手段を制御するための手段をさらに含み、
    前記第1の通信装置の制御手段は、前記第2の通信装置から受信した認証情報に基づいて、前記携帯端末と通信するように前記第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む、請求項1に記載の無線通信システム。
  9. 前記携帯端末と前記第1の通信装置との間は、認証情報を使用して接続が認証され、
    前記第1の通信装置は、認証情報を作成するための作成手段をさらに含み、
    前記第1の通信装置の制御手段は、前記認証情報を前記第2の通信装置に送信するように前記第2の通信手段を制御するための手段をさらに含み、
    前記第2の通信装置の制御手段は、前記認証情報を前記携帯端末に送信するように前記第2の通信手段を制御するための手段をさらに含み、
    前記携帯端末の制御手段は、前記第2の通信装置から受信した認証情報に基づいて、前記第1の通信装置と通信するように前記第1の通信手段を制御するための手段をさらに含み、
    前記第1の通信装置の制御手段は、前記作成手段により作成された認証情報に基づいて、前記携帯端末と通信するように前記第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む、請求項1に記載の無線通信システム。
  10. 前記携帯端末は、前記第2の通信装置から接続要求を受信したことに応答して、前記第1の通信手段が非作動状態であると、作動状態に切換えるための切換手段をさらに含む、請求項1に記載の無線通信システム。
  11. 数の第1の通信装置と、第2の通信装置と、前記第1の通信装置のいずれかおよび前記第2の通信装置と無線通信する携帯端末とを含む無線通信システムに用いられる第2の通信装置であって、
    前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置と通信するための第1の通信手段と、
    前記携帯端末と通信するための第2の通信手段と、
    他の通信装置と通信するための第3の通信手段と、
    前記第1の通信手段と前記第2の通信手段と前記第3の通信手段とを制御するための制御手段とを含み、前記制御手段は、
    前記他の通信装置から前記携帯端末への接続要求を受信するように前記第3の通信手段を制御するための手段と、
    前記接続要求を前記携帯端末に送信するように前記第1の通信手段、あるいは前記第2の通信手段を制御するための手段と、
    前記携帯端末が、接続要求を受信したことに起因して開始する通信可能な前記第1の通信装置の検索結果に基づいて選択した、前記携帯端末が前記第1の通信装置を経由せずに前記第2の通信装置を経由して前記他の通信装置と通信する第1の通信モード、あるいは前記携帯端末が前記通信可能な第1の通信装置と前記第2の通信装置とを経由して前記他の通信装置と通信する第2の通信モードに応じて、前記第1の通信モードが選択された場合には前記携帯端末と前記他の通信装置との間の通信を直接中継するように、前記第2の通信手段と第3の通信手段とを制御するための手段と、
    前記第2の通信モードが選択された場合には前記携帯端末と前記他の通信装置との間の通信を前記第1の通信装置を経由して中継するように、前記第1の通信手段と前記第3の通信手段とを制御するための手段と含む、通信装置。
  12. 前記第2の通信装置は、前記携帯端末と前記第1の通信装置との通信履歴を記憶するための記憶手段をさらに含み、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された通信履歴に基づいて、前記通信履歴に含まれる第1の通信装置と通信するように前記第1の通信手段を制御するための手段をさらに含む、請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記携帯端末と前記第1の通信装置との間は、認証情報を使用して接続が認証され、
    前記第2の通信装置は、認証情報を作成するための作成手段をさらに含み、
    前記制御手段は、
    前記認証情報を前記第1の通信装置に送信するように前記第1の通信手段を制御するための手段と、
    前記認証情報を前記携帯端末に送信するように前記第2の通信手段を制御するための手段とをさらに含む、請求項11に記載の通信装置。
  14. 複数の第1の通信装置と、第2の通信装置と、前記第1の通信装置のいずれかおよび前記第2の通信装置と無線通信する携帯端末とを含む無線通信システムに用いられる携帯端末であって、
    前記携帯端末は、
    前記第1の通信装置と通信するための第1の通信手段と、
    前記第2の通信装置と通信するための第2の通信手段と、
    前記第2の通信装置から接続要求を受信したことに起因して、前記複数の第1の通信装置の中から通信可能な第1の通信装置の検索を開始する検索手段と、
    前記第1の通信手段と前記第2の通信手段とを制御するための制御手段とを含み、前記制御手段は、
    前記検索手段による検索結果に基づいて、前記第1の通信装置を経由せずに前記第2の通信装置を経由することにより前記他の通信装置と通信する第1の通信モード、あるいは前記通信可能な第1の通信装置と前記第2の通信装置とを経由することにより前記他の通信装置と通信する第2の通信モードのいずれかを選択的に実行するように、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段を制御するための手段と、
    前記第2の通信モードが選択された場合には前記第1の通信装置と前記第2の通信装置とを経由して前記他の通信装置と通信するように、前記第1の通信手段と前記第2の通信手段とを制御するための手段とを含む、携帯端末。
  15. 前記制御手段は、前記検索手段により通信可能な第1の通信装置が検索されたことに応答して、前記第2の通信モードを選択的に実行するように制御するための手段を含む、請求項14に記載の携帯端末。
  16. 前記制御手段は、前記検索手段により通信可能な第1の通信装置が検索されないことに応答して、前記第1の通信モードを選択的に実行するように制御するための手段を含む、請求項14に記載の携帯端末。
  17. 前記制御手段は、前記第1の通信モードを実行して、前記検索手段により通信可能な第1の通信装置が検索されない理由を表わす情報を前記第2の通信装置に送信するように前記第2の通信手段を制御するための手段をさらに含む、請求項16に記載の携帯端末。
  18. 前記携帯端末と前記第1の通信装置との間は、認証情報を使用して接続が認証され、
    前記携帯端末は、認証情報を作成するための作成手段をさらに含み、
    前記制御手段は、前記認証情報を前記第2の通信装置に送信するように前記第2の通信手段を制御するための手段をさらに含み、
    前記第2の通信装置は、前記認証情報を前記第1の通信装置に送信する、請求項14に記載の携帯端末。
  19. 前記携帯端末は、前記第2の通信装置から接続要求を受信したことに応答して、前記第1の通信手段が非作動状態であると、作動状態に切換えるための切換手段をさらに含む、請求項14に記載の携帯端末。
  20. 複数の第1の通信装置と、第2の通信装置と、前記第1の通信装置のいずれかおよび前記第2の通信装置と無線通信する携帯端末とを含む無線通信システムに用いられる第2の通信装置における通信方法であって、
    前記通信方法は、前記第1の通信装置と通信するための第1の通信ステップと、
    前記携帯端末と通信するための第2の通信ステップと、
    他の通信装置と通信するための第3の通信ステップと、
    前記第1の通信ステップと前記第2の通信ステップと前記第3の通信ステップとを制御する制御ステップとを含み、前記制御ステップは、
    前記他の通信装置から前記携帯端末への接続要求を受信するように前記第3の通信ステップを制御するステップと、
    前記接続要求を前記携帯端末に送信するように前記第2の通信ステップを制御するステップと、
    前記携帯端末が、接続要求を受信したことに起因して開始する通信可能な前記第1の通信装置の検索結果に基づいて選択した、前記携帯端末が第1の通信装置を経由せずに前記第2の通信装置を経由して前記他の通信装置と通信する第1の通信モード、あるいは前記携帯端末が前記通信可能な第1の通信装置と前記第2の通信装置とを経由して前記他の通信装置と通信する第2の通信モードに応じて、前記第1の通信モードが選択された場合には前記携帯端末と前記他の通信装置との間で通信するように、前記第2の通信ステップと第3の通信ステップとを制御するステップと、
    前記第2の通信モードが選択された場合には前記第1の通信装置と前記他の通信装置との間で通信するように、前記第1の通信ステップと前記第3の通信ステップとを制御するステップと含む、通信方法。
  21. 複数の第1の通信装置と、第2の通信装置と、前記第1の通信装置のいずれかおよび前記第2の通信装置と無線通信する携帯端末とを含む無線通信システムに用いられる携帯端末における通信方法であって、
    前記通信方法は、前記第1の通信装置と通信する第1の通信ステップと、
    前記第2の通信装置と通信する第2の通信ステップと、
    前記第2の通信装置から接続要求を受信したことに起因して、前記複数の第1の通信装置の中から通信可能な第1の通信装置の検索を開始する検索ステップと、
    前記第1の通信ステップと前記第2の通信ステップとを制御する制御ステップとを含み、前記制御ステップは、
    前記検索ステップによる検索結果に基づいて、前記携帯端末が前記第1の通信装置を経由せずに前記第2の通信装置を経由して前記他の通信装置と通信する第1の通信モード、あるいは前記携帯端末が前記通信可能な第1の通信装置と前記第2の通信装置とを経由して前記他の通信装置と通信する第2の通信モードのいずれかを選択的に実行するように、前記第1の通信ステップおよび前記第2の通信ステップを制御するステップと、
    前記第2の通信モードが選択された場合には前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間で通信するように、前記第1の通信ステップと前記第2の通信ステップとを制御するステップとを含む、通信方法。
  22. コンピュータを用いて、請求項20または21に記載の通信方法を実現させるためのプログラム。
  23. 請求項22に記載のプログラムを記録した記録媒体。
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