JP4026483B2 - 揮発性液体の塗布装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、揮発性液体を被塗布物に塗布する揮発性液体の塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の揮発性液体の塗布装置は、図3に示すように揮発性液体を入れたタンク部A内に布やスポンジ等の吸収体Cが入れられていて、常時は上部カバーBを閉じていて、被塗布物Eに塗布するときに、搬送部Dのチャック機構によって被塗布物Eを把持して搬送し、上部カバーBを開けて被塗布物Eを吸収体Cに押圧又は接触させることにより、被塗布物Eに揮発性液体を塗布していた。
【0003】
しかしながら、この従来の塗布装置では、被塗布物Eの窪んだ凹部E1の底面にのみ揮発性液体を塗布したいような場合においては、窪んだ凹部の底面E1に揮発性液体を確実に塗布するためには、余分な部分にまで揮発性液体を塗布しなければならず、被塗布物に塗布された液体が垂れて落下したり、装置を汚したり、また部品の他の部分に付着する等の問題があった。また、塗布時にタンク部Aを全面的に開放する必要があるため、揮発性液体が揮発しタンク部外に漏れるのを防止できなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、被塗布物の塗布の必要な個所に微少量の液体を塗布することができ、余分な液体の付着、落下、垂れを防止できると共に、揮発性液体の揮発による損失も防止できる揮発性液体の塗布装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載の揮発性液体の塗布装置を提供する。
請求項1に記載の揮発性液体の塗布装置は、揮発性液体を収容したタンク部を覆う上部カバーに略ピン形状の塗布部が通過するシール部を有する穴を設けて、揮発性液体中を通過した塗布部がこの穴から突出し、その先端部が被塗布物の凹部底面に当接することで揮発性液体を塗布するようにしたものであり、これによって、被塗布物の塗布の不必要な部分にまで揮発性液体を塗布することもなく、付着する液体は微量ですみ、余分な液体の付着、落下、垂れを防止できる。また、塗布時にタンク部が開放される部分は、穴のみであるために揮発性液体の揮発を最小限に抑えることができる。また、塗布時に塗布部が降下して揮発性液体中に沈んだときだけ、穴が開放されてタンク部の密閉が解除され、その他の場合は、塗布部は穴を閉じてタンク部を密閉状態にし、シール部は塗布部の周面との間で揮発性液体をシールするので、揮発性液体の揮発による損失を最少限に阻止できる。更に、塗布部を略ピン形状にしているので、塗布部の先端に付着して残った微少量の液体を被塗布物に塗布することができ、余分な液の付着、落下、垂れを防止できる。また、本発明は、被塗布物の被塗布部分が窪んだ凹部の底面に塗布する場合において好適である。
【0006】
請求項の該塗布装置は、塗布部を定位置と揮発性液体中に浸漬する位置との間で昇降する駆動部を更に具備するようにしたものであり、これにより、自動化を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態の揮発性液体の塗布装置について説明する。図1は、本発明の塗布装置の全体構成を示す図である。本発明の塗布装置1は、上部が開口され、内部に揮発性液体を収容するタンク部2と、開口された上部を覆う上部カバー3と、タンク部2内を上下動する塗布部4と、この塗布部4を上下に昇降させる駆動部5等より構成される。
【0009】
タンク部2は、上部が開口され、下部が閉鎖された筒状体であり、その内部には、揮発性液体が充填される。筒状体の断面形状は、円形状でも角形状でもよい。
タンク部2の開口された上部には、上部カバー3が設けられていて、内部に充填されている揮発性液体の揮発を防止している。上部カバー3の略中央部には、塗布部4を挿通するための穴31が穿設されている。穴31の周囲には、シール部32が形成されていて、挿入された塗布部4の周面との間で揮発性液体をシールしている。
【0010】
塗布部4は、略ピン形状をしていて、タンク部2の閉鎖された下部を貫通して延在している。塗布部4と貫通されたタンク部2の下部との間には、当然シール機構21が介在して設けられており、揮発性液体のタンク部2からの漏洩を防止している。塗布部4の下部は、連結部材51によって駆動部5に接続している。この駆動部5は、直線的な往復運動を行える機構であれば、どのような公知の機構でも採用可能である。例えば、ピストン−シリンダ機構、ラックピニオン機構、ボールネジ機構等が採用可能である。
【0011】
図2(a)〜(d)は、本発明の塗布装置1における塗布作業の工程を示す図である。この場合、被塗布物6は、搬送部7のチャック機構71により把持されて、搬送され、塗布装置1の塗布部4の上方に搬送位置決めされる。図2(a)は、塗布装置1における塗布部4が定位置にある状態を示している。即ち、塗布部4は上昇位置にあり、その先端部41が上部カバー3の穴31内を挿通して、上部カバー3より上方に突出している状態にある。この状態においては、穴31は塗布部4によって閉鎖され、タンク部2内の揮発性液体の揮発が防止される。
【0012】
図2(b)においては、被塗布物6が搬送部7のチャック機構71により把持・搬送され、塗布装置1の塗布部4の上方に位置決めされる。塗布部4は、駆動部5によって、その先端部41が揮発性液体中に完全に沈むまで下方に降下される。このときだけ、上部カバー3の穴31が開放されて、揮発性液体が揮発して穴31から外部へと洩れる。
【0013】
次に、図2(c)に示すように駆動部5を駆動して塗布部4を、図2(a)と同様の定位置まで上昇させる。同時に被塗布物6を降下させて、被塗布物6の塗布される被塗布部分を塗布部4の先端部41に当接することで、揮発性液体を被塗布部分に塗布する。図2においては、この被塗布部分は、被塗布物6の窪んだ凹部61の底面である。このようにして、先端部41が被塗布物6に当接する部分のみに揮発性液体を塗布することができる。
【0014】
図2(d)は、塗布後の被塗布物6を上昇させて、塗布前の図2(b)の塗布部4の上方の位置に被塗布物を戻した図である。これによって、塗布装置1の一連の塗布作業が終了する。このように、本発明の塗布装置においては、塗布部4の先端部41が被塗布部分に入り込んで当接するような被塗布物6の凹部底面を塗布するような場合において好適である。
【0015】
以上説明したように、本発明においては、上部カバーに塗布部の先端部が通過する穴を設けると共に、塗布部の先端部が穴に挿通されて上記カバー上に突出することでタンク部内部を密閉する状態を定位置とすることにより、微少量の揮発性液体を被塗布物に塗布することができ、余分な液体の付着、落下、垂れを防止することができる共に、揮発性液体が揮発してタンク外に漏れるのを最少限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の揮発性液体の塗布装置の全体構成を示す図である。
【図2】本発明の揮発性液体の塗布装置の塗布作業の工程(a)〜(d)を示す図である。
【図3】従来の揮発性液体の塗布装置を示す図である。
【符号の説明】
1…塗布装置
2…タンク部
21…シール機構
3…上部カバー
31…穴
32…シール部
4…塗布部
41…先端部
5…駆動部
6…被塗布物
61…凹部
7…搬送部
71…チャック機構

Claims (2)

  1. 揮発性液体を収容するタンク部と、
    揮発性液体中を通過して被塗布物に当接して揮発性液体を塗布する塗布部と、
    被塗布物を前記塗布部上方に搬送位置決めする搬送部と、
    からなる揮発性液体の塗布装置において、
    前記タンク部には、その上部を覆う上部カバーが設けられていると共に、前記上部カバーには前記塗布部が通過する穴が設けられていて、前記穴の周囲にシール部が形成されており、また
    前記塗布部が略ピン形状をしていると共に、被塗布物の被塗布部分が、被塗布物の窪んだ凹部の底面であり、
    前記塗布部が前記穴に挿入されて、前記上部カバーより突出することで前記タンク部が密閉される状態を、前記塗布部の定位置とし、このとき、前記シール部により前記タンク部内の揮発性液体がシールされて揮発が防止でき、また
    前記塗布部の先端部が被塗布物の前記凹部の底面にのみ当接することで揮発性液体を塗布することを特徴とする揮発性液体の塗布装置。
  2. 前記塗布部を、前記定位置と前記タンク部の揮発性液体中に浸漬する位置との間で昇降させる駆動部を更に具備していることを特徴とする請求項に記載の揮発性液体の塗布装置。
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