JP2003217991A - 電解コンデンサの電解液真空含浸装置 - Google Patents

電解コンデンサの電解液真空含浸装置

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JP2003217991A
JP2003217991A JP2002017680A JP2002017680A JP2003217991A JP 2003217991 A JP2003217991 A JP 2003217991A JP 2002017680 A JP2002017680 A JP 2002017680A JP 2002017680 A JP2002017680 A JP 2002017680A JP 2003217991 A JP2003217991 A JP 2003217991A
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electrolytic solution
liquid level
electrolytic capacitor
electrolytic
vacuum impregnation
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JP2002017680A
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Katsumori Komata
勝森 小俣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電解液容器内の電解液の貯溜量及び浸漬する
電解コンデンサの大きさ、個数等の外部要因に影響され
ることなく、たとえ種類の異なる電解コンデンサが連続
して供給されても該電解コンデンサの本体を完全に電解
液中に浸漬させて真空含浸させ、電気特性の安定した電
解コンデンサを製作する。 【解決手段】 電解液12が貯溜された電解液容器10
を、電解コンデンサ素子11の本体11bよりも上方に
液面検出レベルが設定された上部液面センサ5が電解液
12の液面を検出する含浸位置HIと、該本体11bよ
りも下方に液面検出レベルが設定された下部液面センサ
6が電解液12の液面を検出する待機位置LOとに、電
動モータ駆動式の電解液容器昇降装置7で上昇及び下降
させ、含浸位置HIにおける電解液12の液面を電解コ
ンデンサ素子11の本体11bよりも上方の一定位置に
維持するようにした構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解コンデンサの
電解液真空含浸装置に係り、特に電解液が貯溜された電
解液容器を、電解コンデンサの本体よりも上方に液面検
出レベルが設定された上部液面センサが電解液の液面を
検出する含浸位置と、該本体よりも下方に液面検出レベ
ルが設定された下部液面センサが電解液の液面を検出す
る待機位置とに電動モータ(主としてサーボモータ)駆
動式の電解液容器昇降装置で上昇及び下降させることに
より、停止位置の精度を極めて高くすることを可能と
し、電解液容器内の電解液の貯溜量及び浸漬する電解コ
ンデンサの大きさ、個数等の外部要因に影響されること
なく、たとえ種類の異なる電解コンデンサが連続して供
給されても確実に該電解コンデンサの本体を完全に電解
液中に浸漬させて含浸し、電解コンデンサの電気特性を
向上させ、性能の安定した電解コンデンサを製作するこ
とができるようにした電解コンデンサの電解液真空含浸
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電解コンデンサ素子へ連続して電解液を
含浸させる装置は、真空含浸槽の内部を通過して間欠的
に循環走行する無端チェーンに、電解コンデンサ素子を
把持する複数個の治具を等間隔で固着し、該治具に把持
された複数の電解コンデンサ素子を真空含浸槽内に搬入
して該真空含浸槽内の空気を抜いて真空状態とした後、
電解液が貯溜された電解液容器を電解コンデンサ素子の
下方から上昇させて電解コンデンサ素子を電解液に浸漬
することによって含浸させている。
【0003】 従来の電解液真空含浸装置は、電解液容
器の昇降をエアシリンダを駆動源として上下動させてい
たので、電解液容器の上端及び下端での停止位置は一定
位置であり、従って電解コンデンサ素子に電解液を含浸
させる上端位置では、電解液容器の位置は一定であるも
のの、電解液の液面高さは、貯溜されている電解液の貯
溜量によって変動することになる。
【0004】 一方、電解液容器が上昇して電解液内に
電解コンデンサ素子が浸漬されると、該電解コンデンサ
素子の容積分だけ電解液の液面が上昇するが、該電解液
の液面の上昇量は、浸漬された電解コンデンサ素子の大
きさ及び個数に比例したものとなる。
【0005】 種類の異なる電解コンデンサ素子が混在
して供給されたり、異なる個数の電解コンデンサ素子が
供給されると、その都度、電解液の液面高さは異なり、
電解液容器に電解液が補充された直後等、多量の電解液
が貯溜された状態のときに大きな、又は多数の電解コン
デンサ素子が浸漬されると電解液容器から電解液が溢れ
て、周囲を汚染するおそれがあった。
【0006】 また逆に、電解液が消費されて少量の電
解液が貯溜されている状態で小型、又は少数の電解コン
デンサ素子が浸漬された場合には、液面の上昇量が少な
く、電解コンデンサ素子が完全に電解液中に浸漬され
ず、電解液の含浸が不十分となって電解コンデンサの電
気特性を悪化させるおそれがあった。
【0007】 電解液容器からの電解液の溢れは、目視
によって電解液の溢れの有無を検知することができるも
のの、万一溢れが生じると電解液真空含浸装置の清掃に
多大の工数を要する問題があり、また電解液の含浸不足
は、電解コンデンサを完成させた後、電気特性の検査工
程において特性値不良を検出するまで検知することは困
難であり、電解コンデンサは、極めて高速で製作される
ので、それまでに多量の不良電解コンデンサが製作され
てしまうという経済的な問題点があった。
【0008】 上述した電解液の溢れ、又は含浸不十分
となる問題点を回避するためには、電解液容器内の電解
液の貯溜量を頻繁にチェックして常に一定の貯溜量とな
るように注意深く管理しなければならない欠点があっ
た。また、該管理を十分注意して行っても、特別に大き
な、又は小さな電解コンデンサ素子が供給されると上述
した溢れや電解液の含浸不足が発生するおそれがあり、
電解コンデンサ素子の大きさ、数量に関係なく確実に含
浸することができる電解液真空含浸装置が熱望されてい
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、電動モータによりねじ軸を回動さ
せ、該ねじ軸に螺合するナットと共に可動台に積載され
た電解液容器を上昇させ、上部液面センサが電解液の液
面に接触したことを検出したとき、電動モータの回転を
停止させて電解液容器を含浸位置に保持することによっ
て、電解コンデンサ素子の本体を完全に電解液中に浸漬
させて、電解液への電解コンデンサ素子浸漬不良の発生
を皆無とすることであり、またこれによって電気特性の
安定した電解コンデンサを製作できるようにすることで
ある。
【0010】 また他の目的は、治具に把持された電解
コンデンサ素子の本体よも上方に液面検出レベルが設定
された上部液面センサと、下方に液面検出レベルが設定
された下部液面センサとを真空含浸槽内に配設し、電解
液容器に貯溜された電解液の液面が上部液面センサに接
触する含浸位置と、電解液の液面が下部液面センサから
離間する待機位置とに電解液容器を電動モータにより上
昇又は下降させることによって、含浸位置において電解
コンデンサ素子の本体を完全に電解液中に浸漬させて電
解液を確実に含浸させると共に、無端チェーンによる電
解コンデンサ素子の搬送時には、電解液容器を電解コン
デンサ素子の下方の待機位置に退避させて電解液容器と
電解コンデンサ素子、治具等とが干渉することなく、搬
送の障害とならず容易に搬送できるようにすることであ
る。
【0011】 更に他の目的は、ボールねじのねじ軸に
螺合するナットに可動台固定し、該ねじ軸をサーボモー
タで回転させて該可動台を積載された電解液容器と共に
昇降させることにより、任意の位置で高精度に電解液容
器を停止させることができるようにすることであり、ま
たこれによって電解液の貯溜量、含浸する電解コンデン
サ素子の大きさ、数量等の条件が変動しても、電解液の
液面を常に一定高さに維持することができるようにする
ことであり、またこれによって種類の異なる電解コンデ
ンサ素子が混在して供給されたり、異なる個数の電解コ
ンデンサ素子が連続して供給されても、確実に電解コン
デンサ素子を電解液に浸漬させて含浸不足を防止すると
共に、電解液容器からの電解液の溢れを皆無として、周
囲の汚染を防止することができるようにすることであ
り、またこれによって電解液の含浸不足に起因する電気
特性不良の電解コンデンサの発生を防止して電気特性の
安定した電解コンデンサを容易に製作することができる
ようにすることである。
【0012】 また他の目的は、上記構成により、含浸
位置において電解液の液面を常に一定高さに維持するこ
とができるようにして電解液容器内の電解液の貯溜量を
頻繁にチェックして注意深く管理する必要をなくし、電
解液真空含浸装置の管理作業を大幅に軽減させることが
できるようにすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】要するに本発明(請求項
1)は、箱状の収納本体及びパッキンを介して前記収納
本体を気密状態に閉鎖する蓋体とから構成され所定の個
数の電解コンデンサを収納して複数の該電解コンデンサ
に同時に電解液を含浸させる真空含浸槽と、該真空含浸
槽内に配設され本体が下方に向けられて治具に把持され
た電解コンデンサの前記本体よりも上方に液面検出レベ
ルが設定された上部液面センサと、電解液容器に貯溜さ
れた前記電解液の液面が前記上部液面センサによって検
出される含浸位置に前記電解液容器を前記真空含浸槽内
で電動モータにより上昇させて前記電解コンデンサの本
体を完全に前記電解液に浸漬させる電動モータ駆動式の
電解液容器昇降装置とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0014】 また本発明(請求項2)は、箱状の収納
本体及びパッキンを介して前記収納本体を気密状態に閉
鎖する蓋体とから構成され所定の個数の電解コンデンサ
を収納して複数の該電解コンデンサに同時に電解液を含
浸させる真空含浸槽と、該真空含浸槽の内部及び外部に
配設された複数の歯付伝動部材に巻き掛けられ前記真空
含浸槽の内部を通過して間欠的に循環走行する無端チェ
ーンと、少なくとも1つの前記電解コンデンサを把持し
前記無端チェーンに等間隔で固着された複数の治具と、
前記真空含浸槽内に配設され本体が下方に向けられて前
記治具に把持された前記電解コンデンサの前記本体より
も上方に液面検出レベルが設定された上部液面センサ
と、前記真空含浸槽内に配設され前記治具に把持された
前記電解コンデンサの前記本体よりも下方に液面検出レ
ベルが設定された下部液面センサと、電解液容器に貯溜
された前記電解液の液面が前記上部液面センサによって
検出される含浸位置と前記電解液の液面が前記下部液面
センサによって検出される待機位置とに前記電解液容器
を前記真空含浸槽内で電動モータにより上昇及び下降さ
せる電動モータ駆動式の電解液容器昇降装置とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0015】 また本発明(請求項3)は、箱状の収納
本体及びパッキンを介して前記収納本体を気密状態に閉
鎖する蓋体とから構成され所定の個数の電解コンデンサ
を収納して複数の該電解コンデンサに同時に電解液を含
浸させる真空含浸槽と、該真空含浸槽の内部及び外部に
配設された複数の歯付伝動部材に巻き掛けられ前記真空
含浸槽の内部を通過して間欠的に循環走行する無端チェ
ーンと、少なくとも1つの前記電解コンデンサを把持し
前記無端チェーンに等間隔で固着された複数の治具と、
前記真空含浸槽内に配設され本体が下方に向けられて前
記治具に把持された前記電解コンデンサの前記本体より
も上方に液面検出レベルが設定された上部液面センサ
と、前記真空含浸槽内に配設され前記治具に把持された
前記電解コンデンサの前記本体よりも下方に液面検出レ
ベルが設定された下部液面センサと、外周にねじ溝が形
成されたねじ軸及び該ねじ軸に螺合するナットとから構
成されたボールねじの前記ねじ軸に連結され該ねじ軸を
回転させるサーボモータ及び前記ねじ軸に螺合する前記
ナットに固定されて該ねじ軸を回転させることにより前
記電解液を貯溜する電解液容器を積載して前記真空含浸
槽内で上昇又は下降する可動台とからなる電解液容器昇
降装置と、前記サーボモータに前記電解液容器を上昇又
は下降させるための駆動信号を指令すると共に前記電解
液容器に貯溜された前記電解液の液面が前記上部液面セ
ンサによって検出される含浸位置と前記電解液の液面が
前記下部液面センサによって検出される待機位置とで停
止させる停止信号を前記サーボモータに指令する制御装
置とを備えたことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に
基いて説明する。図1から図6において、本発明に係る
電解コンデンサの電解液真空含浸装置1は、真空含浸槽
2と、無端チェーン3と、治具4と、上部液面センサ5
と、下部液面センサ6と、電解液容器昇降装置7と、制
御装置(図示せず)とを備えている。
【0017】 真空含浸槽2は、図1から図3におい
て、電解コンデンサ素子11に電解液12を真空含浸さ
せるためのものであって、前面側が開放されて開口部1
3aが形成された、例えば鉄製の箱状の収納本体13と
蓋体14とから構成され、収納本体13は基台17に固
定されている。収納本体13と蓋体14との接合部に
は、夫々全周にわたってパッキン15が装着され、収納
本体13に蓋体14で蓋をしたとき、該パッキン15を
密着させて真空含浸槽2を気密状態に閉鎖するようにな
っている。
【0018】 図4及び図5において、収納本体13の
天井13bには、4本の軸16が内部に向かって突出し
て配設され、該軸16には夫々歯付伝動部材の一例たる
スプロケット18が回動自在に嵌合し、後述する無端チ
ェーン3が巻き掛けられて走行するようになっている。
また、図3から図5及び図10、図11において、収納
本体13の後壁13cには、4つの穴13d,13eが
設けられ、真空含浸槽2の外部には穴13dに連通する
電磁バルブ38が、また穴13eに連通する真空装置3
9が配設され、真空装置39により穴13eを介して真
空含浸槽2内の空気を矢印F,G方向に排気して真空含
浸槽2内を真空とし、また電磁バルブ38を開放して穴
13dから外部の空気を真空含浸槽2内に矢印H,I方
向に導入して真空状態の真空含浸槽2内を大気圧(常
圧)とするようになっている。
【0019】 蓋体14は、覗き窓14aが設けられ収
納本体13の開口部13aを閉鎖するためのものであっ
て、右上端が支持軸19に固定されて該支持軸19を中
心として回動可能とされ、また左上端に固定されたピン
21が、係合軸20の溝20aに係合するように構成さ
れている。また支持軸19及び係合軸20は、エアシリ
ンダ22のピストンロッドに連結されており、該エアシ
リンダ22を作動させることにより支持軸19及び係合
軸20を軸方向に移動させて蓋体14を収納本体13か
ら離間又は接近させるようになっている。
【0020】 無端チェーン3は、図1、図4及び図5
において、電解コンデンサ素子11を搬送するためのも
のであって、金属製の駒23がピン24によって無端に
連結され、スプロケット18に巻き掛けられて循環走行
するようになっている。
【0021】 治具4は、電解コンデンサ素子11を把
持するためのものであって、所定の間隔で無端チェーン
3に固着され、保持体と弾性部材とから構成されてい
る。保持体と弾性部材との間に電解コンデンサ素子11
のリード線11aを挟持することにより、本体11bを
下方に向けて把持するように構成されている。
【0022】 上部液面センサ5は、含浸位置HIに位
置した電解液容器10に貯溜された電解液12の液面を
検出するためのものであって、図2、図8及び図9にお
いて、真空含浸槽2内に収納本体13の天井13bから
下方に突出して配設された液面センサであり、その液面
検出レベルは、本体11bが下方に向けられた状態で治
具4に把持されている電解コンデンサ素子11の本体1
1bよりも上方に設定されている。そして電解液12を
貯溜する電解液容器10が下方から上昇して来て、電解
液12の液面が上部液面センサ5に接触したことを検出
して検出信号を制御装置に送出するようになっている。
【0023】 下部液面センサ6は、待機位置LOにあ
る電解液容器10に貯溜された電解液12の液面を検出
するためのものであって、図2、図8及び図9におい
て、真空含浸槽2内に収納本体13の天井13bから下
方に突出して配設された液面センサであり、その液面検
出レベルは、本体11bが下方に向けられた状態で治具
4に把持されている電解コンデンサ素子11の本体11
bよりも下方に設定されている。そして電解液12を貯
溜する電解液容器10が含浸位置HIから下降して電解
液12の液面が下部液面センサ6から離間したことを検
出して検出信号を制御装置に送出するようになってい
る。
【0024】 電解液容器昇降装置7は、電解液12を
貯溜する電解液容器10を含浸位置HIと待機位置LO
との間で上昇又は下降させるためのものであって、図2
及び図3において、ボールねじ25と、電動モータの一
例たるサーボモータ8と、可動台9とから構成されてい
る。ボールねじ25は、外周にねじ溝が形成されたねじ
軸26及び該ねじ軸26に螺合するナット28とから構
成され、ねじ軸26は垂直方向に向け支持台29に回動
自在に支持されている。ねじ軸26の上端に固定された
歯付プーリ30とサーボモータ8の回転軸に固定された
歯付プーリ31との間には、タイミングベルト32が巻
き掛けられており、サーボモータ8を回転させることに
よりねじ軸26を回転させるように構成されている。
【0025】 可動台9は、電解液容器10を積載して
昇降させるためのものであって、図2及び図3におい
て、上端が連結ブロック33に固定されて連結された2
本のロッド32が真空含浸槽2の天井13bを気密状態
に貫通し、上下方向に移動可能に配設されている。連結
ブロック33は、ナット28に固定されており、ねじ軸
26の回転に伴なってナット28が上昇又は下降する
と、2本のロッド32も真空含浸槽2の天井13bを通
して上下方向に移動するようになっている。2本のロッ
ド32の下端には、該ロッド32から夫々水平方向にア
ーム34が突出して設けられており、該アーム34上に
電解液容器10を積載し、真空含浸槽2内で上昇又は下
降させるようになっている。
【0026】 電解液容器10は、電解液12を貯溜す
るためのものであって、図6において、少なくとも電解
コンデンサ素子11の本体11bの長さよりも深く、上
面が開放された箱型容器であり、底面10aには前後方
向に2本の溝10bが形成され、また、後部に張り出し
たボス部には、2つのU字溝10cが形成されており、
アーム34上に電解液容器10を積載したとき、2本の
溝10bにアーム34を嵌合させ、また2つのU字溝1
0cにロッド32を嵌合させて該電解液容器10を所定
の位置に位置決めすると共に、安定して積載できるよう
になっている。
【0027】 制御装置(図示せず)は、上部液面セン
サ5及び下部液面センサ6からの検出信号を受信してサ
ーボモータ8を制御するための電気制御装置であり、該
サーボモータ8に正回転又は逆回転を行わせる正転指令
信号及び逆転指令信号を発信すると共に、サーボモータ
8が正回転して電解液容器10が待機位置LOから上昇
して含浸位置HIに達し、電解液12の液面が上部液面
センサ5に接触したことを検出すると該サーボモータ8
に停止信号を発信し、またサーボモータ8が逆回転して
電解液容器10が含浸位置HIから下降して待機位置L
Oに達し、電解液12の液面が下部液面センサ6から離
間したことを検出すると、停止信号を発信してサーボモ
ータ8を含浸位置HI又は待機位置LOに停止させるよ
うに構成されている。
【0028】 図1及び図12において、真空含浸槽2
の上部には電解液補給装置50が配設されている。即
ち、真空含浸槽2の上方に電解液タンク40が配設さ
れ、電解液供給源(図示せず)とパイプ41によって連
通している。該電解液タンク40は真空含浸槽2の天井
13bを貫通して設けられたノズル41と電磁バルブ4
2及びパイプ43を介して連通している。電解液タンク
40の外部には、レベルセンサ44が配設されていて電
解液タンク40内の電解液12の量を検出して常に所定
の量を該電解液タンク40内に貯溜するように制御され
ている。そして、電解液容器10内の電解液12の量が
少なくなると、電磁バルブ42を開き、電解液タンク4
0内の電解液12をノズル41から供給するように構成
されている。
【0029】 本発明は、上記のように構成されてお
り、以下その作用について説明する。図7において、エ
アシリンダ22を作動させて支持軸19及び係合軸20
を矢印A方向に移動させることにより、蓋体14を収納
本体13から離間させて収納本体13の開口部13aを
開放する。図4及び図5において、無端チェーン3を1
ブロック分(図示の実施例においては電解コンデンサ素
子11の49個分)だけ間欠的に走行させて治具4に把
持されている電解コンデンサ素子11を収納本体13内
に搬送する。ここで、電解コンデンサ素子11の搬送時
には、真空含浸槽2の直前、直後の外部に配設されてい
る2つのスプロケット18Aを収納本体13から離間す
る方向に移動させるので、無端チェーン3は収納本体1
3から20mm程度離間し(図7において左方向に移
動)電解コンデンサ素子11は、収納本体13に干渉す
ることなく収納本体13内に搬送される。なお、収納本
体13内の清掃や、収納本体13への電解液容器10の
収納又は取出し時には、図7及び図2において、蓋体1
4を収納本体13から矢印A方向に離間させた後、該蓋
体14を支持軸19を中心として矢印B方向に回動させ
ることにより、開口部13aを全面的に開口して行われ
る。
【0030】 次いで、エアシリンダ22を上記とは逆
方向に作動させて蓋体14を収納本体13方向に引き込
み接触させると、蓋体14と収納本体13とは、パッキ
ン15により密着されて真空含浸槽2が気密状態に閉鎖
される。図8及び図10において、真空装置39により
穴13eを介して真空含浸槽2内の空気を矢印F,G方
向に排気して該真空含浸槽2内を真空状態とする。
【0031】 図9において、制御装置からサーボモー
タ8に正転指令信号を発信して該サーボモータ8を矢印
C方向に正転させると、該回転は、歯付プーリ31、タ
イミングベルト32及び歯付プーリ30を介してねじ軸
26に伝達され、該ねじ軸26を回転させる。ねじ軸2
6の回転に伴なって該ねじ軸26に螺合するナット28
は、連結ブロック33と共に矢印D方向に上昇し、2本
のロッド32は真空含浸槽2の天井13bを通して引き
上げられる。これによってロッド32の先端に水平方向
に設けられたアーム34上に積載されている電解液容器
10は、待機位置LOから矢印E方向に上昇する。
【0032】 電解液容器10が上昇すると、まず本体
11bを下向きにして治具4に把持されている電解コン
デンサ素子11の本体11bの底面が電解液12に接触
し、次第に該本体11bが電解液12中に浸漬される。
このとき、電解液容器10に対する電解液12の液面高
さは、浸漬された本体11bの容積分だけ上昇する。つ
まり、電解液12の液面高さの上昇量は、本体11bの
大きさ及び個数によってその都度異なる。
【0033】 更に電解液容器10が上昇し、電解液1
2の液面が上部液面センサ5に接触すると、該上部液面
センサ5がこれを検出して検出信号を制御装置に送出
し、制御装置は停止信号をサーボモータ8に発信してサ
ーボモータ8の回転を停止させ、電解液容器10を本体
11bが完全に電解液12中に浸漬した含浸位置HIに
停止させる。
【0034】 上部液面センサ5の液面検出レベルは、
治具4に把持された本体11bの上方に設定されている
ので、上部液面センサ5が電解液12の液面を検出した
ときには、本体11bは確実に電解液12中に浸漬され
ていることが保証される。即ち、電解液容器10中に貯
溜されている電解液12の量が変動しても、また電解液
12中に浸漬される電解コンデンサ素子11の大きさ、
個数が異なることにより、電解液容器10に対する電解
液12の液面高さの上昇量が変化しても、常に電解液1
2の液面が一定の位置となるように電解液容器10の位
置が制御される。
【0035】 これによって電解コンデンサ素子11の
本体11bには、確実に電解液12が真空含浸される。
また、可動台9、即ち、電解液容器10は、サーボモー
タ8によって回転するボールねじ25で位置決めされる
ので、極めて高い位置精度で制御することができ、含浸
位置HIの位置は常に高精度に維持される。
【0036】 本体11bへの電解液12の真空含浸が
終了すると、制御装置からサーボモータ8に逆転指令信
号が発信され、サーボモータ8は矢印C方向と逆方向に
逆転し、該回転は、歯付プーリ31、タイミングベルト
32及び歯付プーリ30を介してねじ軸26に伝達さ
れ、該ねじ軸26を逆回転させ、ねじ軸26に螺合する
ナット28は、連結ブロック33と共に下降するので、
2本のロッド32は真空含浸槽2の天井13bを通して
真空含浸槽2内に押し込まれ、アーム34上に積載され
ている電解液容器10も含浸位置HIから下降する。
【0037】 電解液容器10が下降すると、それまで
電解液12中に差し込まれていた下部液面センサ6は、
次第に電解液12から抜かれ、やがて下部液面センサ6
が電解液12の液面から離間すると、下部液面センサ6
は、これを検出して検出信号を制御装置に送出し、制御
装置は停止信号をサーボモータ8に発信してサーボモー
タ8の回転を停止させ、電解液容器10を待機位置LO
に停止させる。
【0038】 下部液面センサ6の液面検出レベルは、
本体11bが下方に向けられた状態で治具4に把持され
ている電解コンデンサ素子11の本体11bよりも下方
に設定されているので、待機位置LOにおける電解液容
器10の位置は、電解コンデンサ素子11の本体11b
よりも下方まで下降して停止しており、ここで無端チェ
ーン3を走行させて電解コンデンサ素子11を搬送して
も電解液容器10と電解コンデンサ素子11とが干渉す
ることはない。
【0039】 次いで、図11において、電磁バルブ3
8を作動させて穴13dから外部の空気を真空含浸槽2
内に矢印H,I方向に導入して真空状態の真空含浸槽2
内を大気圧に戻した後、再びエアシリンダ22を作動さ
せて支持軸19及び係合軸20を矢印A方向に移動させ
て蓋体14を収納本体13から離間させて収納本体13
の開口部13aを開放する。無端チェーン3を1ブロッ
ク分だけ間欠的に走行させて電解液12が含浸済の電解
コンデンサ素子11を真空含浸槽2から搬出すると共
に、治具4に把持されている未含浸の新しい電解コンデ
ンサ素子11を収納本体13内に搬送する。以後、同様
の操作を繰り返し行って次々と電解コンデンサ素子11
に電解液12を真空含浸させる。
【0040】 電解コンデンサ素子11に電解液12を
真空含浸させることにより、電解液容器10内に貯溜さ
れている電解液12の量は次第に減少するが、上記した
如く、含浸位置HIにおいては、常に電解液12の液面
高さが電解コンデンサ素子11の本体11bの上方であ
る一定高さとなるように制御されているので、含浸不足
が発生することはない。また電解液容器10内の電解液
12の量が所定の量以下になると、図12において、電
磁バルブ42を開き、電解液タンク40内の電解液12
をノズル41から矢印M方向に供給して電解液容器10
に補給する。
【0041】
【発明の効果】本発明は、上記のように電動モータによ
りねじ軸を回動させ、該ねじ軸に螺合するナットと共に
可動台に積載された電解液容器を上昇させ、上部液面セ
ンサが電解液の液面に接触したことを検出したとき、電
動モータの回転を停止させて電解液容器を含浸位置に保
持するようにしたので、電解コンデンサ素子の本体を完
全に電解液中に浸漬させて、電解液への電解コンデンサ
素子浸漬不良の発生を皆無とすることができ、またこの
結果電気特性の安定した電解コンデンサを製作できると
いう効果がある。
【0042】 また治具に把持された電解コンデンサ素
子の本体よも上方に液面検出レベルが設定された上部液
面センサと、下方に液面検出レベルが設定された下部液
面センサとを真空含浸槽内に配設し、電解液容器に貯溜
された電解液の液面が上部液面センサに接触する含浸位
置と、電解液の液面が下部液面センサから離間する待機
位置とに電解液容器を電動モータにより上昇又は下降さ
せることによって、含浸位置において電解コンデンサ素
子の本体を完全に電解液中に浸漬させて電解液を確実に
含浸させると共に、無端チェーンによる電解コンデンサ
素子の搬送時には、電解液容器を電解コンデンサ素子の
下方の待機位置に退避させて電解液容器と電解コンデン
サ素子、治具等とが干渉することなく、搬送の障害とな
らず容易に搬送できるという効果がある。
【0043】 更には、ボールねじのねじ軸に螺合する
ナットに可動台固定し、該ねじ軸をサーボモータで回転
させて該可動台を積載された電解液容器と共に昇降させ
るようにしたので、任意の位置で高精度に電解液容器を
停止させることができる効果があり、またこの結果電解
液の貯溜量、含浸する電解コンデンサ素子の大きさ、数
量等の条件が変動しても、電解液の液面を常に一定高さ
に維持することができるようになり、またこの結果種類
の異なる電解コンデンサ素子が混在して供給されたり、
異なる個数の電解コンデンサ素子が連続して供給されて
も、確実に電解コンデンサ素子を電解液に浸漬させて含
浸不足を防止できると共に、電解液容器からの電解液の
溢れを皆無とし得、周囲の汚染を防止することができる
という効果がある。また電解液の含浸不足に起因する電
気特性不良の電解コンデンサの発生を防止できるため、
電気特性の安定した電解コンデンサを容易に製作するこ
とができるという効果が得られる。
【0044】 また上記構成により、含浸位置において
電解液の液面を常に一定高さに維持することができるた
め、電解液容器内の電解液の貯溜量を頻繁にチェックし
て注意深く管理する必要がなくなり、電解液真空含浸装
置の管理作業を大幅に軽減させることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】電解液真空含浸装置の斜視図である。
【図2】蓋体が開放された状態の電解液真空含浸装置の
正面図である。
【図3】電解液真空含浸装置の使用状態を示す縦断面図
である。
【図4】電解液真空含浸装置の内部及び前後におけるテ
ーピングされた電解コンデンサ素子の走行経路を示す横
断面図である。
【図5】無端チェーンの薄板状の気密部品を介してパッ
キンで気密状態に封止された電解液真空含浸装置の内部
及び前後における無端チェーンの走行経路を示す横断面
図である。
【図6】電解液容器及び可動台の部分斜視図である。
【図7】蓋体が開放された状態の電解液真空含浸装置の
側面図である。
【図8】電解液容器が待機位置にある電解液真空含浸装
置の縦断面図である。
【図9】電解液容器が待機位置から含浸位置まで上昇し
て電解コンデンサ素子が電解液に完全に浸漬された状態
を示す電解液真空含浸装置の縦断面図である。
【図10】電解液真空含浸装置内の空気が排除される状
態を示す要部縦断面図である。
【図11】真空状態の電解液真空含浸装置内に空気が入
り、大気圧に開放される状態を示す要部縦断面図であ
る。
【図12】電解液容器に電解液を補給する状態を示す電
解液補給装置の部分縦断面正面図である。
【符号の説明】
1 電解コンデンサの電解液真空含浸装置 2 真空含浸槽 3 無端チェーン 4 治具 5 上部液面センサ 6 下部液面センサ 7 電解液容器昇降装置 8 電動モータの一例たるサーボモータ 9 可動台 10 電解液容器 11 電解コンデンサ素子 11b 本体 12 電解液 13 収納本体 14 蓋体 15 パッキン 18 歯付伝動部材の一例たるスプロケット 25 ボールねじ 26 ねじ軸 28 ナット HI 含浸位置 LO 待機位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状の収納本体及びパッキンを介して前
    記収納本体を気密状態に閉鎖する蓋体とから構成され所
    定の個数の電解コンデンサ素子を収納して複数の該電解
    コンデンサ素子に同時に電解液を含浸させる真空含浸槽
    と、該真空含浸槽内に配設され本体が下方に向けられて
    治具に把持された電解コンデンサ素子の前記本体よりも
    上方に液面検出レベルが設定された上部液面センサと、
    電解液容器に貯溜された前記電解液の液面が前記上部液
    面センサによって検出される含浸位置に前記電解液容器
    を前記真空含浸槽内で電動モータにより上昇させて前記
    電解コンデンサ素子の本体を完全に前記電解液に浸漬さ
    せる電動モータ駆動式の電解液容器昇降装置とを備えた
    ことを特徴とする電解コンデンサの電解液真空含浸装
    置。
  2. 【請求項2】 箱状の収納本体及びパッキンを介して前
    記収納本体を気密状態に閉鎖する蓋体とから構成され所
    定の個数の電解コンデンサ素子を収納して複数の該電解
    コンデンサ素子に同時に電解液を含浸させる真空含浸槽
    と、該真空含浸槽の内部及び外部に配設された複数の歯
    付伝動部材に巻き掛けられ前記真空含浸槽の内部を通過
    して間欠的に循環走行する無端チェーンと、少なくとも
    1つの前記電解コンデンサ素子を把持し前記無端チェー
    ンに等間隔で固着された複数の治具と、前記真空含浸槽
    内に配設され本体が下方に向けられて前記治具に把持さ
    れた前記電解コンデンサ素子の前記本体よりも上方に液
    面検出レベルが設定された上部液面センサと、前記真空
    含浸槽内に配設され前記治具に把持された前記電解コン
    デンサ素子の前記本体よりも下方に液面検出レベルが設
    定された下部液面センサと、電解液容器に貯溜された前
    記電解液の液面が前記上部液面センサによって検出され
    る含浸位置と前記電解液の液面が前記下部液面センサに
    よって検出される待機位置とに前記電解液容器を前記真
    空含浸槽内で電動モータにより上昇及び下降させる電動
    モータ駆動式の電解液容器昇降装置とを備えたことを特
    徴とする電解コンデンサの電解液真空含浸装置。
  3. 【請求項3】 箱状の収納本体及びパッキンを介して前
    記収納本体を気密状態に閉鎖する蓋体とから構成され所
    定の個数の電解コンデンサ素子を収納して複数の該電解
    コンデンサ素子に同時に電解液を含浸させる真空含浸槽
    と、該真空含浸槽の内部及び外部に配設された複数の歯
    付伝動部材に巻き掛けられ前記真空含浸槽の内部を通過
    して間欠的に循環走行する無端チェーンと、少なくとも
    1つの前記電解コンデンサ素子を把持し前記無端チェー
    ンに等間隔で固着された複数の治具と、前記真空含浸槽
    内に配設され本体が下方に向けられて前記治具に把持さ
    れた前記電解コンデンサ素子の前記本体よりも上方に液
    面検出レベルが設定された上部液面センサと、前記真空
    含浸槽内に配設され前記治具に把持された前記電解コン
    デンサ素子の前記本体よりも下方に液面検出レベルが設
    定された下部液面センサと、外周にねじ溝が形成された
    ねじ軸及び該ねじ軸に螺合するナットとから構成された
    ボールねじの前記ねじ軸に連結され該ねじ軸を回転させ
    るサーボモータ及び前記ねじ軸に螺合する前記ナットに
    固定されて該ねじ軸を回転させることにより前記電解液
    を貯溜する電解液容器を積載して前記真空含浸槽内で上
    昇又は下降する可動台とからなる電解液容器昇降装置
    と、前記サーボモータに前記電解液容器を上昇又は下降
    させるための駆動信号を指令すると共に前記電解液容器
    に貯溜された前記電解液の液面が前記上部液面センサに
    よって検出される含浸位置と前記電解液の液面が前記下
    部液面センサによって検出される待機位置とで停止させ
    る停止信号を前記サーボモータに指令する制御装置とを
    備えたことを特徴とする電解コンデンサの電解液真空含
    浸装置。
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