JP4024944B2 - 計量システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複数台の電子秤を1台の表示器に接続した計量システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ゴム生地は、原料ゴムに添加剤を加えて配合する。この際、各原料ゴムや添加剤は、所定の配合比で配合する必要があるので、電子秤により計量する。ここで、一部の添加剤は、原料ゴムに比べ1重量%程度以下の配合比であるから、計量の精度上、2台の電子秤を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来は、1台の表示器に接続した2台の電子秤を手動で切り替えることで電子秤を選択して用いているので、切替作業が面倒であった。また、誤った電子秤を選択したり、切り替えるのを忘れると計量精度が低下する原因となる。
【0004】
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたもので、複数台の電子秤を1台の表示器に接続した計量システムにおいて、切替作業の手間を省くことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、複数台の電子秤を1台の表示器に接続して、各電子秤による量目を前記表示器に表示できるようにした計量システムにおいて、被計量物である原材料の重量に関する登録重量と所定の閾値とを記憶する記憶部と、前記登録重量と閾値とを比較する手段とを備え、該比較結果に基づいて、各被計量物を計量するのに用いる電子秤を前記複数台の電子秤から選択し、当該選択した電子秤を特定し得る情報が前記表示器に表示されるようにしたことを特徴とする。
【0006】
本発明においては、各電子秤ごとに表示ランプを設け、該表示ランプを点灯させて被計量物を計量するのに用いる電子秤を表示してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の理解に役立つ参考例を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、本計量システムは、第1電子秤1および第2電子秤2と1台の表示筐体3とを備えている。前記表示筐体3には、タッチスクリーン(表示器)30および操作キー31が設けられていると共に、該表示筐体3内には制御用のマイコン(マイクロコンピュータ)32が内蔵されている。前記タッチスクリーン30は、前記マイコン32、インターフェイス(図示せず)および入力切替回路33を介して、前記第1および第2電子秤1,2に接続されている。
【0008】
前記第1電子秤1は比較的重い被計量物を計量するのに適しており、一方、第2電子秤2は比較的軽い被計量物を計量するのに適している。前記第1および第2電子秤1,2は、それぞれ、負荷荷重を電気的に検出するロードセル10,20と、このロードセル10,20から出力されたアナログ信号を増幅する増幅器11,21と、増幅されたアナログ信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ12,22と、出力されたディジタル信号を重量に換算して出力する演算回路13,23とを備えている。なお、演算回路13,23は、一般に、マイクロコンピュータで構成される。
【0009】
前記マイコン32には、CPU34,RAM35およびROM36が内蔵されている。前記CPU34は、ROM36に記憶されたプログラムを読み出して、タッチスクリーン30の表示制御や入力切替回路33の切替制御などを行う。前記RAM35は、配合登録マスタ35aなどの記憶部を構成している。
【0010】
配合登録マスタ35aには、「タイヤ用ゴム」,「防滑用ゴム」,「靴底用ゴム」などの配合物名ごとに、図2に示す複数の原料コードが記憶されている。該配合登録マスタ35aには、各原料コードごとに、原材料名、基準重量、上限値、下限値および秤No. などの情報が互いに関連付けて記憶されている。前記各配合物名のゴムは、該配合登録マスタ35aに記憶された原材料を基準重量に従って配合することにより得られる。該配合登録マスタ35aに記憶された前記上限値および下限値は、基準重量に対する正量の範囲(許容範囲)を示し、一般に、基準重量の値が大きい場合は正重量の範囲も広い。
【0011】
配合登録マスタ35aの秤No. は、当該原材料(被計量物)を計量するのに用いる電子秤のNo. (種類)を示す。すなわち、図1のCPU34は、被計量物の種類(配合物名および原材料名)が特定されると、配合登録マスタ35aから当該被計量物(原材料名)に応じて秤No. を読み出して選択し、選択した1つの電子秤からの計量値のみが入力切替回路33を介してマイコン32に入力されるように入力切替回路33を制御すると共に、該秤No. を図3のタッチスクリーン30の秤No. 表示欄30aに表示する。
なお、該タッチスクリーン30の通常使用画面には、配合物名表示欄30b、原材料名表示欄30cおよび計量値(量目)表示欄30dなどが設けられて、選択された何れか一方の電子秤で計量した計量値等が表示されるようになっている。
【0012】
前記図1の表示筐体3には、多数の入出力ポートが設けられており、スキャナなどの種々の入出力機器をマイコン32に接続できるようになっている。なお、各入出力ポートと各機器との接続状態は、図4のタッチスクリーン30の接続機器一覧表示画面により、確認できるようになっている。
【0013】
つぎに、本計量システムの用い方について説明する。
まず、図1のタッチスクリーン30および操作キー31を操作して、配合登録マスタ35aに図2の配合物名や原料名、秤No. などを互いに関連付けて予め登録しておく。
【0014】
その後、通常使用モードにおいて、所定の配合物および原材料を指定して選択すると、図3の通常使用画面がタッチスクリーン30に表示される。このタッチスクリーン30の秤No. 表示欄30aには秤No. が表示されており、該表示された秤No. の電子秤1もしくは2に、所定の原材料を載せると、当該電子秤1もしくは2によって計量された計量値が計量値表示欄30dに表示される。
【0015】
前記原材料の計量後、所定の操作により、つぎに添加する原材料を配合登録マスタ35aからCPU34に読み出させると、同様にして、CPU34が配合登録マスタ35aから秤No. を読み出して表示すると共に、当該秤No. の電子秤1もしくは2を入力切替回路33を介してマイコン32に接続する。
【0016】
このように、本計量システムでは、被計量物に応じて、配合登録マスタ35aから秤No. を読み出して、入力切替回路33を介して接続する電子秤1,2を選択すると共に、該選択した電子秤1,2をタッチスクリーン30に表示させるので、秤を手動で切り替える手間が省ける。しかも、選択すべき秤を誤ったり、秤を選択するのを忘れたりするおそれがないので、計量精度も向上する。
【0017】
ところで、前記第1実施形態では、配合物名ごとに、かつ、原材料名ごとに秤No. を登録している。したがって、同一の原材料(名)であっても、配合物によって、用いる電子秤を変えることができる。しかし、本発明では、図5に示すように、配合物名とは関係なく、原料コードや原材料名などの被計量物の種類に応じて、用いる秤を一義的に設定してもよい。また、本発明では電子秤により計量する被計量物の種類を限定するものではない。
【0018】
図6および図7は第1実施形態を示す。
本第1実施形態では、RAM35に閾値記憶部35bを設けている。該閾値記憶部35bには、基準重量(登録重量の一例)と比較するための閾値が記憶されている。本実施形態では該閾値として、たとえば「10g」が記憶されている。配合登録マスタ35aには、各配合物名と、各配合物名ごとに図7に示す複数の原料コードが記憶されており、各原料コードごとに、原材料名、基準重量、上限値および下限値などの情報が互いに関連付けて記憶されている。なお、本実施形態では秤No. は記憶されていない。
【0019】
つぎに、本実施形態の計量システムの用い方について簡単に説明する。
通常モードにおいて、所定の配合物および原材料を指定して選択すると、CPU34は当該原料コードの基準重量と図6の閾値記憶部35bに記憶された閾値とを読み出し、両者を比較する。CPU34は、読み出した基準重量が閾値よりも大きい場合は第1電子秤1を選択して、図3に示す通常使用画面を表示させると共に秤No. 表示欄30aに「秤1」(電子秤を特定し得る情報)を表示させる。同時に、CPU34は図6の入力切替回路33を介して第1電子秤1をマイコン32に接続させる。一方、CPU34は読み出した基準重量が閾値以下である場合は、第2電子秤2を選択して、通常使用画面の秤No. 表示欄30aに「秤2」(電子秤を特定し得る情報)を表示させると共に、入力切替回路33を介して第2電子秤2をマイコン32に接続させる。
【0020】
なお、本第1実施形態のその他の構成や運用は参考例と同様であり、同一部分または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
【0021】
ところで、前記第1実施形態では、通常使用モードにおいて、配合登録マスタ35aの基準重量と閾値記憶部35bの閾値とを比較した。
【0022】
また、閾値と比較する重量としては、登録された登録重量であればよく、たとえば、上限値や下限値と閾値とを比較してもよいし、上下限値の偏差と閾値とを比較して秤No. を求めてもよい。さらに、電子秤が計量値(重量)を品物の単体重量で除算して品物の数量を算出する計数秤である場合には、前記単体重量と閾値とを比較してもよい。また、閾値は、RAM35ではなく、プログラムの一部としてROM36に記憶させてもよい。
【0023】
また、前記実施形態では、電子秤を2台としたが、本発明では、3台以上の電子秤をマイコン32を介してタッチスクリーン30に接続してもよい。また、表示器としてはタッチスクリーン30以外の液晶表示器などを用いてもよい。
【0024】
また、前記実施形態では、各電子秤1,2から計量値として重量をマイコン32に入力させた。しかし、本発明では、第1および第2電子秤1,2に演算回路13,23を設けないで、A/Dコンバータ12,22からの計測値(量目に変換する前のデータ)をCPU34で重量に変換して(演算して)もよい。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数台の電子秤を1台の表示器に接続した計量システムにおいて、被計量物の種類が選択されると、該被計量物を計量するのに用いる電子秤が選択されると共に表示されるので、被計量物が変わる度毎に何れの電子秤を用いるべきか考える必要がなく、かつ、切り替える手間も不要になるから、計量作業の効率が向上する。
また、誤った電子秤を選択したり、あるいは、切り替えるのを忘れて計量することもないから、計量精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の理解に役立つ参考例を示す計量システムの概略構成図である。
【図2】 同配合登録マスタの記憶内容を示す図表である。
【図3】 タッチスクリーンの通常使用画面を示す正面図である。
【図4】 タッチスクリーンの他の画面を示す正面図である。
【図5】 他の参考例にかかるRAMの記憶内容を示す図表である。
【図6】 本発明の第1実施形態を示す計量システムの概略構成図である。
【図7】 同配合登録マスタの記憶内容を示す図表である。
【符号の説明】
1:第1電子秤
2:第2電子秤
30:タッチスクリーン(表示器)
35:RAM(記憶部)
35a:配合登録マスタ
35b:閾値記憶部
Claims (3)
- 複数台の電子秤を1台の表示器に接続して、各電子秤による量目を前記表示器に表示できるようにした計量システムにおいて、
被計量物である原材料の重量に関する登録重量と所定の閾値とを記憶する記憶部と、
前記登録重量と閾値とを比較する手段とを備え、
該比較結果に基づいて、各被計量物を計量するのに用いる電子秤を前記複数台の電子秤から選択し、当該選択した電子秤を特定し得る情報が前記表示器に表示されるようにしたことを特徴とする計量システム。 - 請求項1において、
前記選択した電子秤を特定し得る情報が表示器に表示された際には、該選択された電子秤で計量した量目が前記表示器に表示されるようにした計量システム。 - 請求項1もしくは2において、前記記憶部は複数の配合物名を記憶すると共に、各配合物名ごとに複数の原材料名を関連させて記憶し、当該各配合物名の原材料名ごとに前記登録重量を記憶していることを特徴とする計量システム。
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